履歴書の理学療法士免許の書き方|正式名称


この記事のポイント
- ✓理学療法士免許の履歴書での書き方を
- ✓取得年月に入れる日付(免許の登録日)
- ✓免許証が届く前の書き方まで整理しました
理学療法士免許を履歴書に書くとき、多くの人が迷うのは「正式名称はこれでよいのか」「取得年月は国家試験に受かった月か、免許証の日付か」「まだ免許証が届いていないときはどう書くか」の3つです。先に結論を書くと、資格欄には「理学療法士免許 取得」と書き、年月は免許証に書かれた登録年月日に合わせます。卒業前なら「取得見込み」、合格したが登録がまだなら、その状態をそのまま書きます。
この記事では、理学療法士免許の正式名称の根拠、取得年月に入れる日付の決め方、場面ごとの記入例、他の資格との並べ方、職歴欄と志望動機の書き方までを順に整理します。免許の仕組みは理学療法士及び作業療法士法の条文、登録と免許証の流れは厚生労働省の免許申請の案内で確かめた内容だけを使っています。
理学療法士免許は「国家試験の合格」と「免許」が別物
履歴書の書き方に入る前に、理学療法士の免許がどのように与えられるかを押さえておきます。ここを知っておくと、取得年月の迷いがなくなります。
理学療法士及び作業療法士法の第3条には、理学療法士になろうとする人は国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならないと書かれています。さらに第6条では、免許は国家試験に合格した人の申請によって、厚生労働省にある理学療法士名簿に登録することで行い、免許を与えたときは理学療法士免許証を交付すると定められています。
つまり、理学療法士になるまでには次の3つの段階があります。
- 国家試験に合格する
- 免許を申請し、理学療法士名簿に登録される(この時点で免許を受けたことになる)
- 理学療法士免許証が届く
厚生労働省の免許申請の案内では、有資格者として仕事をするには、免許を申請して名簿に登録されることが必要で、登録される前に仕事をすると行政処分の対象になると注意しています。国家試験に合格しただけでは、まだ理学療法士として働けないということです。
履歴書の資格欄に書く「取得」は、この2つ目の登録の時点を指します。国家試験の合格の月と登録の月は違うことが多いので、どちらを書くかで年月がずれます。
正式名称は「理学療法士免許」
履歴書の資格欄には、資格を正式な名前で書くのが基本です。理学療法士の場合、法律で「厚生労働大臣の免許」とされ、交付される書類の名前が「理学療法士免許証」なので、資格欄には「理学療法士免許」と書くのが正式です。
| 書き方 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 理学療法士免許 取得 | よい | 法律と免許証の名前に合っている |
| 理学療法士 取得 | 避けたい | 職業の名前で、何を取得したかがあいまい |
| PT免許 取得 | 避ける | 略語は正式な名前ではない |
| 理学療法士国家試験 合格 | 場面による | 登録前の状態を書くときに使う |
| 理学療法士国家資格 取得 | 避けたい | 「国家資格」は区分の名前で、資格の名前ではない |
「理学療法士」とだけ書いても意味は通じますが、運転免許と同じく「免許」まで書くと、正式な名前を知っている人だと受け取ってもらえます。応募先の採用担当者は同じ医療職であることが多く、細かいところまで見ています。資格欄の1行で丁寧さが伝わると考えて、正式な名前で書いておきます。
なお、作業療法士の場合も同じ法律で決まっていて、書き方は「作業療法士免許 取得」になります。作業療法士も同じ法律の第3条と第6条で、国家試験の合格と名簿への登録によって免許を受ける仕組みになっているので、取得年月の考え方も理学療法士と同じです。両方を持っている人は、取得した順に1行ずつ書きます。
取得年月は免許証の登録年月日に合わせる
資格欄の年月には、理学療法士名簿に登録された年月を書きます。この日付は、免許証に「登録年月日」として書かれています。手元の免許証を見て、その年と月を写すのが最も確実です。
国家試験の合格発表の日付を書いてしまう人がいますが、合格と登録は別の日です。たとえば、第61回の理学療法士国家試験は令和8年2月23日に行われ、合格発表はその後の3月でした。合格した人が免許を申請して登録されるのは、申請の時期によってそれより後になります。合格発表の月を書くと、免許証の日付と合わず、採用の手続きで免許証の写しを出したときに違いを指摘されることがあります。
西暦と和暦はどちらでもよいが統一する
年の書き方は、西暦でも和暦でもかまいません。大切なのは、履歴書の中で統一することです。学歴欄と職歴欄を和暦で書いたなら、資格欄も和暦にします。免許証は和暦で書かれているので、西暦で書く場合は換算を間違えないように注意します。
| 書き方 | 例 |
|---|---|
| 和暦 | 令和8年5月 理学療法士免許 取得 |
| 西暦 | 2026年5月 理学療法士免許 取得 |
上の表の年月は書き方の例です。実際には自分の免許証の登録年月日を写してください。
登録番号は資格欄には書かない
免許証には登録番号も書かれていますが、履歴書の資格欄に書く必要はありません。採用が決まったあとに、事業所が免許証の原本や写しで確かめます。応募先から登録番号の記入を求められたときだけ、指示された場所に書きます。
場面別の記入例
理学療法士の履歴書は、新卒、既卒で登録前、すでに免許を持っている人で書き方が変わります。場面ごとの記入例を並べます。
新卒で国家試験の前に応募する場合
養成校の在学中に応募する場合、まだ国家試験を受けていないので、見込みとして書きます。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 令和9年 | 3月 | 理学療法士免許 取得見込み |
国家試験は年に1回です。厚生労働省が公告した第62回の理学療法士国家試験は、筆記試験が令和9年2月21日、合格発表が令和9年3月23日の予定です。合格発表より前の応募では、見込みの年月をいつにするか迷いますが、養成校の就職の担当者の指示に合わせるのが確実です。学校で書き方の指定がない場合は、「理学療法士国家試験 受験予定」と書き、取得の見込みは面接で説明する方法もあります。
国家試験に合格し、登録がまだの場合
合格はしたが、まだ名簿に登録されていない場合は、その状態をそのまま書きます。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 令和9年 | 3月 | 第62回理学療法士国家試験 合格 |
| (理学療法士免許 申請中) |
ここで「理学療法士免許 取得」と書くのは誤りです。まだ免許を受けていないからです。登録が済んだら、事業所に登録済証明書や免許証の写しを出して知らせます。
登録は済んだが免許証が届いていない場合
厚生労働省の案内では、登録されてから免許証が届くまで2か月から3か月程度かかるとされています。この間は、登録の年月を書いて「取得」としてかまいません。登録されたことを示す書類として、希望すれば登録済証明書を発行してもらえます。登録済証明書とは、免許証が届くまでの間に、名簿に登録されたことを証明する書類のことで、就職先から求められることがあります。
登録済証明書は、免許を申請するときに専用のはがきを添えて申し込むか、オンラインで発行を申し込みます。申請したあとから希望しても対応できないことがあると案内されているので、就職先が決まっている人は、申請のときに一緒に申し込んでおくと安心です。
すでに免許を持っている人が転職する場合
転職の場合は、免許証の登録年月日をそのまま書きます。何年も前の登録でも、日付は変わりません。
| 年 | 月 | 免許・資格 |
|---|---|---|
| 平成30年 | 5月 | 理学療法士免許 取得 |
| 令和3年 | 2月 | 認定理学療法士(〇〇領域)取得 |
上の表の年月と領域は書き方の例です。結婚などで氏名が変わった人は、免許証の書き換えの手続きが必要です。厚生労働省の医療関係の資格の申請のページに、訂正と書き換えの申請の案内があります。応募の前に、免許証の氏名と履歴書の氏名がそろっているかを確かめておきます。
資格欄の並べ方と、書いてよい他の資格
資格欄には、取得した順に古いものから書くのが基本です。理学療法士免許より前に取った運転免許があれば、その次に理学療法士免許を書きます。
理学療法士の仕事に関係する資格として、次のようなものを書く人がいます。
- 普通自動車第一種運転免許。訪問リハビリテーションの仕事では、運転できることが求められることが多い
- 日本理学療法士協会の生涯学習制度の資格。協会の案内では、登録理学療法士、認定理学療法士、専門理学療法士の名前が使われている
- 介護支援専門員、福祉住環境コーディネーターなど、介護や住まいの支援に関わる資格
- 英語の検定など、仕事の幅を示せる資格
協会の資格は、協会の公式の表記で書きます。認定理学療法士や専門理学療法士は領域ごとに分かれているので、どの領域かを丸カッコで添えると、採用担当者に専門が伝わります。正式な名前は、日本理学療法士協会の生涯学習のページで確かめられます。
資格欄に書ききれないときは、仕事に関係する資格を優先し、関係の薄いものは省きます。受けている途中の資格や勉強中のものは、「○○取得に向けて勉強中」と書くと、学ぶ姿勢を伝えられます。
よくある書き間違い
理学療法士の履歴書で、採用担当者がよく目にする書き間違いをまとめます。自分の履歴書に当てはまるものがないか確かめてください。
合格の月を取得の月にしている
前の節で見たとおり、取得の年月は名簿に登録された月です。国家試験の合格発表の月を書くと、免許証の写しを出したときに日付が合いません。登録の月を覚えていない人は、免許証の登録年月日を見て直します。
「取得」と「合格」を混ぜている
「理学療法士免許 合格」は、免許を取るものなのに試験の言葉を使っている書き方です。免許なら「取得」、試験なら「合格」と、言葉の組み合わせをそろえます。「理学療法士国家試験 合格」と「理学療法士免許 取得」を両方書く必要はなく、免許を受けているなら免許の1行で足ります。
見込みのまま提出し続けている
在学中に作った履歴書を、合格したあとも直さずに使い回す人がいます。合格したら「合格」に、登録されたら「取得」に書き直します。複数の応募先に同時に出している時期は、状態が変わるたびに直す必要があるので、元の原稿を手元に保存しておくと書き直しが楽になります。
資格の名前が免許証と違う
旧姓で免許を受け、そのあと氏名が変わったのに書き換えの手続きをしていない場合、履歴書の氏名と免許証の氏名が違ってしまいます。採用の手続きで確認に時間がかかるので、応募の前に書き換えの申請を済ませておくと安心です。
和暦と西暦が混ざっている
学歴欄は西暦、資格欄は和暦のように、欄ごとに年の書き方が違う履歴書は意外に多く見られます。どちらかに統一し、換算を間違えていないかを最後に確かめます。
ブランクがある人の書き方
結婚や子育て、介護などで、理学療法士として働いていない期間がある人もいます。免許は登録されていれば失われないので、資格欄には登録年月日のまま「理学療法士免許 取得」と書きます。
ブランクの期間は、職歴欄に正直に書きます。退職の理由は「一身上の都合により退職」で足りますが、その後の期間に何をしていたかを、本人希望欄や職務経歴書で短く添えると、採用担当者が安心します。たとえば、子育てをしながら研修会に参加していた、福祉や介護の別の仕事をしていた、といった内容です。
復職を考えている人は、日本理学療法士協会や都道府県の理学療法士会が行っている研修に参加しておくと、面接で今の知識を伝えやすくなります。ブランクがあることそのものより、戻るための準備をしているかどうかが見られています。ブランクの間に取った資格や受けた研修があれば、資格欄や職務経歴書に書いておくと、その準備が書類から伝わります。
応募先の分野で資格欄の見せ方を変える
同じ資格欄でも、応募先の分野によって、採用担当者が注目する行は変わります。書く内容は事実のままで、並べ方や添える言葉で伝わり方を工夫します。
病院の急性期や回復期の病棟に応募する場合は、理学療法士免許に加え、担当してきた疾患の領域に関わる協会の資格が注目されます。認定理学療法士の領域を丸カッコで書き、職務経歴書でその領域の担当の経験を具体的に書くと、資格と経験がつながって見えます。
訪問リハビリテーションに応募する場合は、運転免許の行がとても大切です。利用者の家を車で回る事業所が多く、運転免許を持っているか、普段から運転しているかは採用の判断に直結します。オートマチック車に限る免許の場合は、その限定も正確に書きます。
介護老人保健施設やデイケアなど介護の分野に応募する場合は、介護支援専門員や福祉住環境コーディネーターなど、介護や住まいの支援に関わる資格があれば書いておきます。理学療法士として利用者の生活の場を見る視点を持っていることが伝わります。
どの分野でも、資格欄に書いた資格について、志望動機や自己PRで1度は触れておくと、資格がただ並んでいるだけの印象を避けられます。
学歴欄と職歴欄で気をつけること
理学療法士の履歴書では、資格欄だけでなく、学歴欄と職歴欄にも医療職ならではの書き方があります。
学歴欄は養成校の正式な名前で書く
養成校は、大学、短期大学、専門学校のどれかです。学校の名前は略さず、学部や学科、専攻まで正式な名前で書きます。専門学校の場合は「専門学校」まで含めた名前を書きます。夜間の課程で学んだ人は、その課程の名前も書いておくと、働きながら学んだことが伝わります。
職歴欄は法人名と施設名を両方書く
病院や施設は、運営している法人の名前と施設の名前が違うことが多くあります。職歴欄には法人の名前から書き、施設の名前、配属された部署を続けます。
| 年 | 月 | 職歴 |
|---|---|---|
| 平成30年 | 4月 | 医療法人社団〇〇会 〇〇病院 入職 |
| リハビリテーション科に配属(回復期病棟を担当) | ||
| 令和5年 | 3月 | 一身上の都合により退職 |
A.法人内異動や、昇進により部署異動等があった場合は、新しい異動部署名・異動年月を記入下さい。 具体的には「医療法人社団○○ ○○病院へ異動」等、法人名・会社名から書き出し、最後に異動と記載します。 出典: ptotst-worker.com
同じ法人の中で、病院から老人保健施設へ移った場合のように、働く場所が変わったときは異動として書きます。経験した分野(急性期、回復期、生活期、訪問など)が分かるように書くと、採用担当者があなたの経験の幅をつかみやすくなります。書ききれない詳しい経験は、職務経歴書にまとめます。
志望動機と自己PRの書き方
資格欄と職歴欄が事実を書く場所だとすると、志望動機と自己PRは、なぜその職場で働きたいかを伝える場所です。
志望動機は、「なぜ、応募先で働きたいのか?」を軸に記入するのが基本です。施設に転職したい場合は、「施設で働きたいから」ではなく「介護予防分野に力を入れたい」など、具体的な志望理由を書くようにしてください。 出典: co-medical.mynavi.jp
理学療法士の志望動機では、次の3つをつなげて書くと伝わりやすくなります。
- 応募先の特徴。急性期の病院か、回復期か、訪問か、どんな利用者が多いか
- 自分の経験や学んだこと。実習で担当した分野、取り組んだ研究、得意な評価や手技
- 入職したらどう生かすか。応募先の特徴と自分の経験が重なるところ
新卒の場合は、臨床実習で印象に残った場面を1つ選び、そこで何を学んだかを書くと、自分の言葉で書いた志望動機になります。転職の場合は、これまでの分野と次の分野のつながりを書きます。急性期から回復期へ移るなら、早い時期の治療を見てきた経験を、生活に戻る支援にどう生かしたいかを書く、といった形です。
自己PRでは、患者や利用者との関わり方、チームでの連携、記録の正確さなど、仕事の中で実際に行ってきたことを具体的に書きます。医療職の採用では、技術と同じくらい、他の職種と協力できるかが見られています。
職務経歴書との書き分け
転職の場合、多くの病院や施設は履歴書と一緒に職務経歴書の提出を求めます。2つの書類の役割を分けて書くと、どちらも読みやすくなります。
| 書類 | 役割 | 理学療法士の場合に書くこと |
|---|---|---|
| 履歴書 | 経歴の事実を決まった形で示す | 学歴、職歴、免許と資格、志望動機 |
| 職務経歴書 | 経験と実績を具体的に示す | 担当した分野と疾患、担当件数の目安、使ってきた評価や手技、委員会や教育の役割 |
履歴書の職歴欄には、勤めた法人と施設、配属された部署までを書き、細かい仕事の中身は職務経歴書に回します。職務経歴書では、急性期、回復期、生活期、訪問などの分野ごとに、どんな患者や利用者を担当し、どんな役割を担ったかを書きます。新人の指導や、学生の臨床実習の指導を担当した経験も、職場での信頼を示す材料になります。
患者の情報は、個人が特定されない書き方にします。病院の名前は書いても、患者の名前や細かな経過は書きません。守秘の意識が書類からも伝わるようにします。
面接で免許や資格について聞かれること
書類が通ると面接です。理学療法士の面接では、資格欄に書いた内容から、次のような質問をされることがあります。
- 免許の登録はいつ済んだか。免許証は手元にあるか
- 認定理学療法士などの資格を取ったきっかけと、仕事でどう生かしているか
- 運転免許を持っているか。訪問の仕事で運転できるか
- これから取りたい資格はあるか
資格欄に書いたことは、すべて質問される前提で準備しておきます。特に、生涯学習制度の資格や関連する資格を書いた人は、取った理由と、それを生かして担当した患者や利用者の例を1つ話せるようにしておくと、資格が単なる飾りでないことが伝わります。
新卒の場合は、国家試験の勉強の進み具合を聞かれることもあります。どの科目に力を入れているか、模擬試験の結果をどう受け止めているかを、落ち着いて話せるようにしておきます。
履歴書の用紙と本人希望欄
用紙は手書きでもパソコンでもよい
医療職の履歴書は手書きでなければならない、という決まりはありません。応募先から指定がなければ、パソコンで作ってもかまいません。パソコンで作ると、状態が変わったときの書き直しが楽で、複数の応募先に合わせて志望動機だけを書き換えることもできます。一方で、病院や施設の中には手書きを好むところもあるので、求人の案内や養成校の就職の担当者の話を確かめてから決めます。
用紙は、資格欄の行数が足りるものを選びます。理学療法士免許のほか、運転免許や協会の資格を書く人は、資格欄が5行以上ある様式のほうが書きやすくなります。行が余ったときは最後に「以上」と書きます。
本人希望欄は条件を絞って書く
本人希望欄には、勤務の条件で譲れないことがあれば書きます。特にない場合は「貴院の規定に従います」と書くのが一般的です。子育てや介護で勤務時間に制約がある人、訪問の仕事で運転できる範囲に限りがある人は、その条件を短く書いておくと、面接で行き違いが起きにくくなります。
希望を並べすぎると、条件の厳しい人だと受け取られます。どうしても必要なことだけを1つか2つに絞り、細かい相談は面接の場で行います。給与の希望額は、求人に書かれている条件を確かめたうえで、面接で聞かれたときに答えるのが無難です。
提出前の見直しチェック表
履歴書を書き終えたら、出す前に次の点を見直します。1つずつ確かめると、うっかりの誤りを防げます。
| 確かめる点 | できているか |
|---|---|
| 資格欄に「理学療法士免許 取得」と正式な名前で書いた | |
| 取得年月が免許証の登録年月日と合っている | |
| 西暦と和暦が履歴書の中でそろっている | |
| 見込みや申請中の場合、その状態をそのまま書いた | |
| 養成校の名前を学部、学科、専攻まで正式に書いた | |
| 職歴欄に法人名と施設名を両方書いた | |
| 免許証の氏名と履歴書の氏名が同じ | |
| 志望動機に応募先の特徴と自分の経験のつながりを書いた | |
| 写真は最近撮ったもので、裏に名前を書いた | |
| 日付は提出する日(郵送なら投函する日)にした |
手書きの場合は、間違えたら修正液を使わずに書き直すのが一般的です。書き損じに備えて用紙は多めに用意し、下書きを鉛筆で薄く書いてからペンで清書すると、行がずれたり文字の大きさがばらついたりするのを防げます。資格欄は1行に1つの資格を書き、年と月の欄の数字の位置をそろえると、表として読みやすくなります。パソコンで作る場合も、印刷したものを一度声に出して読むと、誤字や言い回しのおかしさに気づけます。
新卒が合格から勤め始めるまでの流れ
新卒の人は、合格発表から勤め始めるまでの間に、免許の申請と履歴書の書き直しが重なります。順番を整理しておくと慌てずに済みます。
- 合格発表で自分の受験番号を確かめ、合格証書を受け取る
- 免許申請書、診断書、住民票の写しなどをそろえる。診断書は発行から1か月以内、住民票の写しは発行から6か月以内のものに限られる
- 就職先が登録済証明書を求めるかを確かめ、必要なら申請のときに一緒に申し込む
- 住所地を管轄する保健所に申請書を出す。受け付けていない保健所もあるので、都道府県のページで提出先を確かめる
- 登録が済んだら、登録済証明書を就職先に出す
- 免許証が届いたら、登録年月日を確かめ、履歴書の控えの資格欄を「取得」に直しておく
申請書に書く受験地と受験番号を間違えると、登録ができないと案内されています。合格証書を見ながら正確に書き写します。登録までの期間は申請の時期によって変わるので、勤め始める日に間に合うよう、合格発表のあとはできるだけ早く申請します。
6つ目の履歴書の書き直しは、すぐに使う予定がなくても済ませておくと、数年後に転職するときに登録年月日を探す手間が省けます。
応募書類の送り方
書類ができたら、応募先の指定に合わせて送ります。郵送とWebでの応募では、気をつける点が違います。
郵送の場合は、書類を折らずに入る大きさの封筒を使い、表に「応募書類在中」と書きます。履歴書と職務経歴書のほか、送付状を1枚添えると丁寧です。日付は、投函する日に合わせます。
Webで応募する場合は、ファイルの形式と名前に気をつけます。PDFに変換し、ファイル名に「履歴書」と自分の名前を入れておくと、採用担当者が管理しやすくなります。免許証の写しの提出を求められたときは、登録番号や本籍の扱いについて応募先の指示に従い、指示がなければ内定の後に出すのが一般的です。
どちらの方法でも、提出した書類の控えを手元に残しておきます。面接では、提出した書類に沿って質問されるので、何を書いたかを見直してから面接に臨みます。
免許にまつわる手続きも一緒に確かめておく
履歴書を書く時期は、免許の手続きを見直すよい機会でもあります。応募の前に、次の点を確かめておきます。
- 免許証が手元にあるか。なくした場合は再交付の申請が必要
- 氏名や本籍が変わっていないか。変わっていれば訂正や書き換えの申請が必要
- 新卒の場合、免許の申請先と申請の時期。申請書は住所地を管轄する保健所に出す
- 登録済証明書が必要かどうか。就職先に確かめておく
厚生労働省の案内では、免許の申請書は住所地を管轄する保健所に出すとされています。ただし、一部の保健所では受付をしていない場合があるので、住んでいる都道府県のページで提出先を確かめるよう求めています。申請書には、発行から1か月以内の診断書と、発行から6か月以内の住民票の写し(本籍が書かれ、マイナンバーが書かれていないもの)などを添えます。
国家試験の合格から1年以上たってから申請する場合は、それまで理学療法士の仕事をしていなかったことを述べる書類も必要です。合格したまま申請を忘れていた人は、早めに手続きを済ませます。手続きの書類は、厚生労働省の医療関係資格の免許申請のページからそろえられます。
国家試験の数字から見る、新卒の応募の時期
新卒の人にとって、応募の時期と国家試験の日程の関係は大切です。厚生労働省の発表では、令和8年2月に行われた第61回の理学療法士国家試験は、受験者12,436人のうち合格者が11,156人で、合格率は89.7%でした。新卒者に限ると合格率は94.9%です。
合格率が高いため、多くの病院や施設は、合格を前提に在学中から採用を進めます。新卒の応募は国家試験の前に行われることが多く、資格欄には「取得見込み」と書くことになります。合格発表のあとは、内定先に合格を知らせ、免許の申請と登録済証明書の手配を進めます。
万が一合格できなかった場合に備え、内定の条件に「国家試験の合格」が含まれているかを確かめておくことも大切です。不合格のときの扱いは病院や施設によって違うので、内定の書類で条件を読み、分からない点は早めに人事の担当者に聞いておきます。
書類を整える力は仕事の外でも生きる
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、医療や福祉の専門職の経験は、現場の外でも求められています。リハビリテーションや介護予防の解説記事、病院や施設の案内文、研修資料の作成などは、現場を知る人が書くと説得力が違います。
履歴書や職務経歴書を正確に書く力は、そのまま仕事の文章を書く力につながります。免許の正式な名前を確かめ、日付をそろえ、相手が知りたいことを順に書くという作業は、リハビリテーションの記録やサマリーを書くときと同じ考え方です。仕事の文章の基本を体系的に確かめたい人は、ビジネス文書検定の出題範囲を見ておくと、報告や連絡の文書の書き方を整理できます。
専門の知識を文章の仕事に生かすときは、何を書いてきたかを見せる実績が欠かせません。Webライターのポートフォリオの作り方|案件獲得率が上がるテンプレート付き【2026年版】では、書いた記事の見せ方を整理しています。手数料のかからない直接取引なら、依頼する側は同じ予算でより多くを頼めて、書く側の手取りも厚くなります。
履歴書の資格欄は、たった1行でも、正式な名前と正しい日付で書くことで信頼を得られる場所です。免許証を手元に置いて登録年月日を確かめ、書類全体の書き方をそろえたら、仕上げにビジネス文書検定で問われる文書の基本と照らし合わせてみてください。
よくある質問
Q. 履歴書に書く理学療法士免許の取得年月はいつですか?
免許証に書かれている登録年月日の年と月を書きます。理学療法士及び作業療法士法では、免許は国家試験に合格した人の申請によって理学療法士名簿に登録することで与えられるので、国家試験の合格発表の月ではなく、登録の月が取得の年月になります。手元の免許証を見て写すのが確実です。
Q. 理学療法士の正式名称は何と書けばよいですか?
資格欄には「理学療法士免許 取得」と書くのが正式です。法律で厚生労働大臣の免許とされ、交付される書類の名前が理学療法士免許証だからです。「PT免許」のような略語や、「理学療法士国家資格」のような書き方は避けます。作業療法士も同じで、「作業療法士免許 取得」と書きます。
Q. 免許証がまだ届いていないときはどう書きますか?
名簿への登録が済んでいれば、登録の年月で「理学療法士免許 取得」と書いてかまいません。厚生労働省の案内では、登録から免許証が届くまで2か月から3か月程度かかり、その間は希望すれば登録済証明書が発行されます。まだ登録されていない場合は「理学療法士国家試験 合格」と書き、免許は申請中であることを添えます。
Q. 新卒で国家試験の前に応募するときはどう書きますか?
資格欄に「理学療法士免許 取得見込み」と書きます。見込みの年月は、養成校の就職の担当者の指示に合わせるのが確実です。第62回の理学療法士国家試験は筆記試験が令和9年2月21日、合格発表が3月23日の予定と厚生労働省が公告しています。合格したら内定先に知らせ、免許の申請を進めます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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