Outlookの予定表を共有する手順と、相手に見せる範囲の決め方


この記事のポイント
- ✓Outlookの予定表を共有する手順を
- ✓クラシックOutlook
- ✓Outlook on the web
Outlookの予定表を共有する手順は、予定表の画面で「予定表の共有」を選び、相手のメールアドレスを入れて、見せる範囲を選んで「共有」を押す、という流れです。操作は数分で終わりますが、迷いやすいのは操作よりも「どこまで見せるか」の判断です。空き時間だけを見せるのか、予定のタイトルと場所まで見せるのか、すべての詳細を見せるのか。ここを決めずに共有すると、見せるつもりのなかった予定まで相手に見えてしまいます。
この記事では、Microsoftの公式サポートに書かれている手順をもとに、Outlookの種類ごとの共有のしかた、見せる範囲の選び方、編集や代理人の権限、リンクで予定表を公開する方法、共有をやめる方法までを順に解説します。読み終えたときに、誰に、どの範囲で、どの方法で予定表を見せればよいかを決められる状態を目指します。
予定表を共有する場面が増えている理由
在宅勤務やオンラインの打ち合わせが当たり前になり、同じ職場にいなくても相手の空き時間を確かめて会議を入れる場面が増えました。「来週どこか30分空いていますか」とメールで何往復もやり取りするより、相手の予定表を見て空いている時間に会議の招待を送るほうがずっと早く決まります。
社外の人と仕事をする場面でも、予定表の共有は役に立ちます。業務委託で関わっている取引先に、自分の対応できる時間を見えるようにしておけば、打ち合わせの調整にかかる手間が減ります。オンラインで授業や相談を受けている人なら、生徒や相談者の保護者との面談の日程を決めるときにも、空いている時間が分かるだけで話が早く進みます。
一方で、予定表には、仕事の予定だけでなく、通院や子どもの行事のような個人的な予定が入っていることも少なくありません。共有の範囲を誤ると、取引先に通院の予定が見えてしまうといったことが起こります。予定表の共有は便利な分、「誰に、何を見せるか」を先に決めておく必要があるのです。
まず、自分が使っているOutlookの種類を確かめる
Outlookの予定表の共有は、使っているOutlookの種類によって手順が少し違います。Microsoftの公式サポートでは、次の4つの種類ごとに手順が分けて説明されています。
| 種類 | どんなものか |
|---|---|
| 新しいOutlook | Windows用の新しい版のOutlook |
| クラシックOutlook | 従来からあるWindows用のOutlook |
| Outlook on the web | 職場や学校のアカウントで、ブラウザで使うOutlook |
| Outlook.com | 個人のMicrosoftアカウントで、ブラウザで使うOutlook |
新しいOutlook、Outlook on the web、Outlook.comの3つは、共有の手順がほぼ同じです。クラシックOutlookだけ、画面の名前と手順が違います。公式サポートには、新しいOutlookの手順がうまくいかない場合は、まだ新しいOutlookを使っていない可能性があるので、クラシックOutlookの手順を試すよう書かれています。
もう1つ確かめておきたいのが、アカウントの種類です。会社や学校から配られたアカウント(職場または学校のアカウント)と、自分で作った個人のMicrosoftアカウントでは、できることが違います。たとえば公式サポートによると、他の人の予定表を自分の予定表に直接追加できるのは、職場または学校のアカウントだけです。
新しいOutlook、Web版、Outlook.comで予定表を共有する手順
Microsoftの公式サポートに書かれている、新しいOutlookでの共有の手順は次のとおりです。Outlook on the webとOutlook.comでも、同じ流れで共有できます。
- ナビゲーションウィンドウで「予定表」を選ぶ
- 「ホーム」タブで「予定表の共有」を選ぶ。予定表が複数ある場合は、共有する予定表を選ぶ
- 「メールアドレスまたは連絡先名を入力してください」の欄に、共有する相手を入力する。一覧に相手の名前が出ればそれを選び、出なければEnterキーを押す
- 相手の名前の横にあるドロップダウンから、見せる範囲を選ぶ
- 「共有」を選ぶ
共有を受けた相手には、予定表を共有するためのメールの招待が届きます。相手がそれを承諾すると、相手の画面に自分の予定表が加わります。
見せる範囲は3段階から選ぶ
手順の4つ目で選ぶ見せる範囲は、公式サポートでは次の3つが挙げられています。
| 選ぶ項目 | 相手に見えるもの |
|---|---|
| 取り込み中の時間を表示可能 | 予定が入っている時間帯だけ。予定の中身は見えない |
| タイトルと場所を表示可能 | 予定が入っている時間帯に加えて、予定のタイトルと場所 |
| すべての詳細を表示 | 予定のすべての詳細。ただし変更はできない |
「取り込み中」とは、予定が入っていて手が空いていない状態のことです。いちばん狭い範囲の「取り込み中の時間を表示可能」なら、相手には「この時間は埋まっている」ことしか伝わりません。
相手が承諾したら確かめておくこと
共有した後は、相手が招待を承諾したかを確かめておきます。公式サポートによると、新しいOutlookでは、共有された予定表や代理の予定表は既定では表示されず、予定表の一覧で「すべて表示」を選ぶと表示されます。相手から「共有されたはずの予定表が見当たらない」と言われたときは、この表示の設定を確かめてもらうとよいでしょう。複数の予定表を並べて見たい場合は、リボンの「分割ビュー」を選ぶと横に並べて表示できます。
クラシックOutlookで予定表を共有する手順
クラシックOutlookでは、公式サポートに次の手順が書かれています。
- 予定表のフォルダーの「ホーム」タブで「予定表の共有」を選ぶ
- ドロップダウンメニューから、共有する予定表を選ぶ
- 「予定表のプロパティ」の画面で「追加」を選ぶ
- アドレス帳から相手を探すか、「追加」の欄にメールアドレスを入力し、「OK」を選ぶ
- 「予定表のプロパティ」の画面に戻り、相手の名前かメールアドレスを選んで、見せる範囲を選び、「OK」を選ぶ
共有の相手には、共有への招待がメールで届き、相手が「承諾」を選ぶと、相手の予定表の一覧に共有された予定表が表示されます。
「この予定表は共有できません」と表示されたとき
クラシックOutlookで共有しようとして、「この予定表は共有できません」というメッセージが出ることがあります。公式サポートでは、考えられる理由として次の3つが挙げられています。
・メールアドレスが無効である
・メールアドレスがMicrosoft 365のグループのアドレスである
・メールアドレスが、組織に属していない外部の人のものである
まずは入力したアドレスに誤りがないかを確かめます。社外の人と共有したい場合に出るときは、この後で説明するリンクで公開する方法を検討します。
見せる範囲を相手ごとに決める考え方
予定表の共有で一番大切なのは、相手ごとに見せる範囲を決めることです。目安を表にまとめます。
| 共有する相手 | おすすめの範囲 | 理由 |
|---|---|---|
| 社外の取引先、業務委託の相手 | 取り込み中の時間を表示可能 | 空き時間が分かれば会議は入れられる。予定の中身は見せる必要がない |
| 社内の同じ部署の同僚 | タイトルと場所を表示可能 | 誰とどこで会っているかが分かると、会議の調整や不在時の対応がしやすい |
| 秘書やアシスタント、家族 | すべての詳細を表示、または編集の権限 | 予定の中身まで把握して動いてもらう必要がある |
迷ったときは、狭い範囲から始めるのが原則です。後から範囲を広げるのは簡単ですが、一度見せてしまった予定は取り消せません。
個人的な予定は別の予定表に分ける
もう1つ効果的なのが、予定表そのものを分けることです。Outlookでは、複数の予定表を持つことができ、共有するときにどの予定表を共有するかを選べます。仕事の予定と個人的な予定を同じ予定表に入れていると、共有の範囲を「タイトルと場所」にしただけで、通院の予定のタイトルまで相手に見えてしまいます。
仕事用の予定表と個人用の予定表を分けておき、仕事用だけを共有する。こうしておけば、共有の範囲を広めにしても、個人的な予定が見えることはありません。オンラインで授業や相談を受けている人なら、「授業・面談用」の予定表を1つ作り、生徒や保護者との予定だけをそこに入れて共有する、という分け方もできます。
予定のタイトルの付け方でも、見える情報を調整できる
同僚に「タイトルと場所を表示可能」で共有する場合、予定のタイトルの付け方も大切です。「A社 見積もりの相談(価格の引き下げの件)」のように中身まで書いたタイトルは、共有の相手にそのまま見えます。社内でも知られたくない交渉や人事の話は、「打ち合わせ(A社)」のように中身が分からないタイトルにしておくと、範囲の設定を変えずに済みます。
逆に、同僚に見せたい情報は、タイトルと場所に入れておくと役に立ちます。「オンライン(Teams)」「本社3階会議室」のように場所を書いておけば、同僚はあなたがどこにいるのかを予定表から判断でき、急ぎの連絡をどう取ればよいかが分かります。
場面別の共有の設定例
ここまでの内容を踏まえて、よくある場面ごとに、どの予定表を、誰に、どの範囲で共有するかの例を挙げます。
オンラインで授業や相談を受けている人
生徒や相談者、その保護者とは、取引先と同じく社外の関係です。予定表には「授業・面談用」の予定表を1つ作り、授業や面談の予定だけをそこに入れます。保護者に空き枠を伝えたいときは、その予定表だけを、空き時間が分かる範囲で公開し、リンクを渡します。授業の時期が終わったら発行を取り消します。個人的な予定や他の生徒の予定は、別の予定表に入れておくので、相手に見えることはありません。
業務委託で複数の会社の仕事を受けている人
取引先が複数ある場合、ある取引先に他の取引先の名前が見えるのは避けたいところです。各取引先とは「取り込み中の時間を表示可能」の範囲で共有し、予定のタイトルが見えないようにしておきます。取引先の社内の人として組織のアカウントを発行されている場合は、その組織の予定表の中で、相手の求める範囲に合わせて共有します。
社内の同じ部署で予定を見せ合う場合
部署の中では「タイトルと場所を表示可能」にしておくと、会議の調整や、不在の間の問い合わせへの対応がしやすくなります。多くの組織では、同じ組織の人には空き時間の情報が既定で見えるようになっていると公式サポートで説明されているので、それ以上を見せたい相手にだけ、個別に範囲を広げます。
アシスタントや秘書に予定の管理を任せる場合
予定の入力や会議の招待への返事まで任せるなら、代理人の権限を与えます。非公開の予定を見せるかどうか、会議の招待を自分と代理人のどちらに届けるかを、任せる範囲に合わせて設定します。代理人の権限は、職場または学校のアカウントで、同じ組織の中の人にだけ与えられる点に注意してください。
編集を任せたいときの「編集」と「代理人」の権限
ここまでの3段階は、どれも相手が予定表を「見る」だけの共有でした。相手に予定の追加や変更まで任せたい場合は、別の権限を使います。
Microsoftの公式サポートによると、組織の中の人には、編集の権限か代理人の権限を与えて、予定表の管理を任せることができます。
| 権限 | できること |
|---|---|
| 編集可能 | 予定表を見て、予定を変更できる |
| 代理人 | 予定を編集できるのに加えて、本人に代わって会議の予定を入れたり、会議の招待に返事をしたりできる |
秘書やアシスタントに予定の管理を任せる場合は、代理人の権限が合っています。公式サポートには、代理人に非公開の予定を見せるかどうか、会議の招待と返事を誰に届けるか(代理人だけ、代理人と自分、両方)といった細かな設定ができると書かれています。
編集や代理人の権限には条件がある
この2つの権限には、いくつか条件があります。公式サポートによると、組織の外の人に編集や代理人の権限を与えることはできません。代理人の権限は、Microsoft 365またはExchange Onlineで職場または学校のアカウントを使っている場合にだけ使えます。また、編集の権限は自分で作った予定表にも与えられますが、代理人は標準の予定表にしか割り当てられません。
社外の業務委託の相手に予定の入力を任せたい場合は、この権限は使えないので、別の方法を考える必要があります。
社外の人や大勢の人に見せたいときは「公開」を使う
特定の相手を1人ずつ招待するのではなく、リンクを渡して見てもらいたい場合は、予定表の「公開」(画面によっては「発行」と表示されます)を使います。公式サポートでは、次のように説明されています。
予定表を公開し、リンクを他のユーザーと共有して、他のユーザーにオンラインで予定表を表示させることができます。 受信者にブラウザーで予定表を表示させる場合は HTML リンクを、予定表に登録できるようにする場合は ICS リンクを使います。 出典: support.microsoft.com
HTMLのリンクは、受け取った人がブラウザで開いて予定表を見るためのものです。ICSのリンクは、受け取った人が自分のカレンダーアプリに予定表として取り込み、継続して表示するためのものです。
公開の手順
新しいOutlook、Outlook on the web、Outlook.comでの公開の手順は、公式サポートによると次のとおりです。
- ナビゲーションウィンドウで「予定表」を選ぶ
- 「表示」タブから設定を開き、「予定表」の「共有予定表」を選ぶ
- 「予定表を公開する」の欄で、公開する予定表と、見せる範囲を選ぶ
- 「発行」を選ぶと、HTMLのリンクとICSのリンクが表示される
- 目的に合ったリンクをコピーして、相手に送る
公開をやめるときは、同じ画面で「発行取り消し」を選びます。
公開のリンクは扱いに注意する
公開のリンクは、リンクを知っている人なら誰でも予定表を見られる形になります。1人ずつ招待する共有と違い、リンクが転送されれば、転送先の人にも見えてしまいます。公開するときは、見せる範囲を狭くし、公開用の予定表を分けておくと安心です。
たとえば、オンラインの授業を受け付けている人が「授業の空き枠」だけを生徒の保護者に見せたい場合、授業用の予定表を1つ作り、空き時間だけが分かる範囲で公開すれば、個人的な予定を見せずに済みます。不要になったら、すぐに発行を取り消します。
他のカレンダーの予定をOutlookに取り込む
反対に、Googleカレンダーなど他のサービスの予定をOutlookに取り込みたい場合もあります。公式サポートによると、新しいOutlookでは、他のサービスから書き出した予定のファイル(.ics形式)を、「予定表の追加」から「ファイルからアップロード」を選び、取り込む先の予定表を選んで「インポート」することで取り込めます。ただし、この取り込みはMicrosoft 365のExchangeのアカウントでのみ対応していると書かれています。
ファイルの取り込みは、その時点の予定を写すだけで、元のカレンダーで予定が変わっても自動では反映されません。継続して予定を見たい場合は、元のサービスでICSのリンクを発行してもらい、購読する形のほうが向いています。
公開した予定表がどう見えるかを自分で確かめる
公開のリンクを相手に送る前に、自分でHTMLのリンクをブラウザの別の画面(ログインしていない状態のプライベートウィンドウなど)で開き、相手に何が見えるかを確かめておくと安心です。見せるつもりのなかった予定のタイトルが表示されていないか、空き時間の表示が意図どおりかを、相手の立場で一度見ておくだけで、送ってから慌てることがなくなります。
他の人の予定表を自分の画面に加えるとき
共有を受ける側の操作も押さえておきましょう。
共有の招待メールが届いたら、承諾すると自分の予定表の一覧に相手の予定表が加わります。公式サポートによると、新しいOutlookやOutlook on the webでは、職場または学校のアカウントなら、「予定表の追加」から「ディレクトリから追加」を選び、同じ組織の人の予定表を直接加えることもできます。この場合に見える範囲は、組織の既定の設定によって決まり、多くの組織では空き時間の情報だけだと説明されています。
個人のアカウントでは、他の人の予定表を直接加えることはできません。公式サポートでは、相手に予定表を共有してもらうよう頼む方法が案内されています。
共有をやめるとき、範囲を変えるとき
共有はいつでもやめられます。プロジェクトが終わった、担当が代わった、業務委託の契約が終わった、というときは、忘れずに共有を解除しておきましょう。
クラシックOutlookでは、公式サポートによると、「予定表」を選び、リボンの「フォルダー」タブから「予定表のプロパティ」を選んで、「アクセス許可」タブの「現在共有している」から相手の名前を選び、「削除」を選びます。新しいOutlookやWeb版でも共有はやめられますが、画面の名前や場所は版によって異なるため、操作の前に公式サポートのその版の手順を開いて確かめてください。
公式サポートには、Microsoft 365と相手のOutlookが同期して、相手の画面から予定表が消えるまでに時間がかかる場合があるとも書かれています。共有を解除した直後に相手の画面にまだ表示されていても、少し時間をおいて確かめてください。
定期的に共有の相手を見直す
予定表の共有は、一度設定すると見直す機会がほとんどありません。半年に一度ほど、共有している相手の一覧を開いて、今も共有が必要な相手かどうかを確かめる習慣をつけておくと、契約が終わった相手に予定が見え続けるといった事態を防げます。
共有する前に確かめたいチェックリスト
予定表を共有する前に、次の項目を確かめておくと、後から慌てることがありません。
| 確かめること | 見るポイント |
|---|---|
| 共有する予定表 | 仕事用と個人用が分かれているか。共有するのは仕事用だけか |
| 見せる範囲 | 相手が本当に必要としているのは空き時間だけではないか |
| 予定のタイトル | 相手に見えて困るタイトルの予定が入っていないか |
| 相手のアドレス | 個人のアドレスと会社のアドレスを取り違えていないか |
| 共有の期間 | いつまで共有が必要か。終わったら解除する予定を立てたか |
| 公開のリンク | 不特定の人に見えても困らない内容か。発行を取り消す時期を決めたか |
特に見落としやすいのが、共有の期間です。共有を始めるときに、予定表の中に「〇〇社との予定表の共有を見直す」という予定を3か月後に入れておくと、解除を忘れずに済みます。
共有の招待を受け取ったときの注意
予定表の共有の招待は、メールで届きます。心当たりのある相手からの招待なら承諾して問題ありませんが、見覚えのない相手からの招待や、本文にログインを求めるリンクが含まれているメールには注意が必要です。予定表の共有の通知を装って、パスワードを入力させようとする偽のメールが送られてくることもあります。
心当たりのない招待は開かずに、送り主とされる人に、メール以外の方法(電話や社内のチャットなど)で本当に送ったかを確かめましょう。会社のアカウントで不審なメールを受け取った場合は、社内の情報システムの担当者に知らせるのが確実です。
共有がうまくいかないときの確かめ方
予定表の共有でつまずきやすい場面と、確かめる順番をまとめます。
| 困っていること | 確かめること |
|---|---|
| 新しいOutlookの手順どおりにメニューが出てこない | クラシックOutlookを使っていないか。クラシックの手順を試す |
| 「この予定表は共有できません」と出る | アドレスの誤り、グループのアドレス、組織の外の人でないか |
| 共有したのに相手に見えない | 相手が招待を承諾したか。新しいOutlookでは予定表の一覧の「すべて表示」 |
| 社外の人に編集を任せたい | 編集と代理人は組織の中の人だけ。公開やファイルの共有など別の方法を検討する |
| 解除したのに相手にまだ見える | 同期に時間がかかることがある。時間をおいて確かめる |
予定表を見せずに、空き時間だけを渡す方法もある
ここまで見てきたとおり、予定表の共有は、相手に予定表の一部または全部を見せる仕組みです。社外の取引先や、生徒の保護者、相談者のように、毎回違う相手と日程を決める場面では、予定表を見せるより、空いている時間だけを選んでもらう形のほうが合っていることもあります。
予定表を共有すると、相手は空き時間を見て、そこに会議の招待を送ってくれます。ただ、相手が会議の招待を送れるOutlookやカレンダーを使っているとは限りません。相手によっては、空き時間を見た後に「では、この日でお願いします」とメールで返事をくれて、結局こちらで予定を入れ直すことになります。
こうした場面では、空き時間を予約のページで示し、相手に1つ選んでもらう形が向いています。予定表の中身は一切見せず、選ばれた時間は自動で予定表に入ります。
オンラインで授業をしている人を例にすると、この違いがよく分かります。授業の空き枠を保護者に伝えるのに予定表を公開すると、保護者は空いている時間を見て、メールやメッセージで「この日でお願いします」と連絡してきます。複数の保護者から同じ時間の希望が届くこともあり、そのたびに先着の順を確かめて返事をすることになります。予約のページで空き枠を示しておけば、先に選んだ人の枠は自動で埋まり、後から開いた人には残りの枠だけが見えます。予定表を見せる共有と、空き時間を選んでもらう予約は、目的に応じて使い分けるのが無理のない形です。
Macで予定と空き時間をまとめて扱うときの候補
Macで予定を管理していて、Googleカレンダーも使っている人なら、候補の1つに、Mac用のカレンダーアプリのCaltimateがあります。公式サイトによると、Googleカレンダーと同期して、複数のアカウントの予定をまとめて表示・編集できます。空き時間を自動で算出して予約のページを作り、相手に都合のよい時間を選んでもらう日程調整の機能があり、予定表そのものを見せずに日程を決められます。祝日やスポーツの日程などのカレンダーを、ICSのURLで購読して重ねて表示する機能もあります。話し言葉や音声で予定を入れたり、Zoom、Google Meet、Teams、Webexの会議のリンクを見分けて参加のボタンを出したりする機能も紹介されています。
料金は、14日間はすべての機能を無料で試せ、続けて使う場合は月額600円、年額4,400円、または買い切り7,400円(いずれも税込)から選べます。1つのライセンスでMac 3台まで使えます。macOS 14以降に対応しています。予定はGoogle側に保存され、設定や認証情報は使っているMacの中だけに保存されると案内されています。
職場の予定はOutlookで同僚と共有し、社外の人との日程調整は予約のページで空き時間だけを渡す。こう使い分けると、見せる範囲に悩む場面が減ります。
Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
予定表の共有は、在宅で働くチームの基本の作法
予定表の共有は小さな機能ですが、在宅や業務委託で働く人にとっては、仕事の進み方を左右する基本の作法です。空き時間が分かるだけで、会議の調整にかかるメールの往復が減り、その分を本来の仕事に回せます。
テレワークの導入を考えている会社にとっても、予定表の共有のルールづくりは避けて通れません。テレワーク 助成金 2026の記事では、テレワークの導入にかかる費用を支える国の助成金が整理されています。道具を入れるのと同時に、誰に何を見せるかのルールを決めておくと、導入後の混乱を防げます。
予定表や連絡の道具の整え方を企業に助言する仕事もあります。AIコンサル・業務活用支援のお仕事のページでは、企業の業務にAIや道具を取り入れる支援の仕事が紹介されています。予定の共有や日程調整のような日々の手間を減らす提案は、業務改善の入口として求められることの多いテーマです。
情報をどこまで見せるかの判断は、情報の安全の考え方とも重なります。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のページでは、情報の安全を扱う仕事を含めた分野の仕事がまとめられています。予定表のように身近な情報でも、見せる範囲を意識できる人は、取引先からの信頼を得やすくなります。
中小企業では、こうした道具の設定やルールづくりを、経営者自身が片手間で行っていることも少なくありません。中小企業診断士のページでは、中小企業の経営課題を診断し助言する国家資格の内容がまとめられています。予定の共有のような小さな仕組みを整えるだけで、社長や現場の責任者が日程の調整に使っていた時間を取り戻せることもあります。
在宅ワークの市場を20年にわたって運営してきた立場から見ると、長く仕事が続く人ほど、自分の空き時間を相手に分かりやすく示しています。打ち合わせの候補を相手に考えさせず、こちらから示す。この小さな配慮が「この人とは仕事がしやすい」という評価につながっていきます。
仲介の手数料が乗らない直接の取引では、その評価がそのまま次の依頼につながります。発注する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手数料0%で受け取れる分だけ手取りが厚くなります。日程の調整にかかる手間を減らして浮いた時間を、仕事の質に回せる人ほど、この関係を長く続けられます。
よくある質問
Q. Outlookの予定表を、社外の人と共有できますか?
見るだけの共有なら、社外の人とも共有できる場合があります。ただし、クラシックOutlookでは、組織に属していない外部の人のアドレスで「この予定表は共有できません」と表示されることがあると公式サポートに書かれています。編集や代理人の権限は、組織の外の人には与えられません。社外の人に見せたい場合は、予定表を公開してHTMLやICSのリンクを渡す方法も検討します。
Q. 相手に予定の中身を見せず、空いている時間だけを伝えられますか?
できます。共有するときに見せる範囲で「取り込み中の時間を表示可能」を選ぶと、相手には予定が入っている時間帯だけが表示され、予定のタイトルや場所は見えません。社外の取引先や業務委託の相手には、この範囲から始めるのが無難です。個人的な予定は別の予定表に分けておくと、さらに安心です。
Q. 共有した予定表が、相手の画面に表示されないと言われました?
まず、相手が共有の招待メールを承諾したかを確かめてもらいます。承諾した後も見えない場合、新しいOutlookでは、共有された予定表は既定では表示されないため、予定表の一覧で「すべて表示」を選んでもらうと表示されます。新しいOutlookの手順が合わない場合は、クラシックOutlookを使っている可能性もあります。
Q. 予定表の共有をやめたいときは、どうすればよいですか?
クラシックOutlookでは、予定表の「フォルダー」タブから「予定表のプロパティ」を開き、「アクセス許可」タブで相手を選んで「削除」を選びます。新しいOutlookやWeb版では、版ごとの公式サポートの手順に沿って相手を外します。リンクで公開している場合は「発行取り消し」を選びます。相手の画面から消えるまでに時間がかかる場合があります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
関連記事
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク
副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

AI活用
職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人
看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人
薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人
介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人
保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人
医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ
サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却
会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方







