小説・シナリオ制作が続かない理由は筆が遅いことではなく締切の置き方


この記事のポイント
- ✓小説・シナリオ制作が続かないのは
- ✓書く速度や意志の弱さのせいではありません
- ✓どう置いているかで続き方は変わります
小説やシナリオを書き始めたのに続かない。このご相談は、本当に多いんです。
書きかけのファイルが増えていく。最初の3日は毎日書けたのに、1週間後には開かなくなっている。そして自分を責めてしまう。「自分は筆が遅いから」「意志が弱いから」と。
大丈夫ですよ。まず、そこは原因ではありません。続かない理由のほとんどは、締切をどこに置いているか、そしてどう置いているかにあります。速度の問題でも、性格の問題でもないんです。
この記事では、続かなくなる仕組みを分解して、締切の置き方をどう変えれば続くのかをお話しします。あわせて、気持ちの側で起きていることと、止まってしまったときの戻り方も扱います。
続かないのは、意志が弱いからではありません
まずここを丁寧に見ていきます。原因の見立てを間違えると、対策も的外れになるからです。
「筆が遅い」は原因ではなく結果です
書くのが遅いから続かない、と考えている方は多いです。でも、順番が逆であることがほとんどなんです。
久しぶりに原稿を開くと、前回どこまで書いたか思い出すところから始まります。登場人物の気持ち、直前の場面の空気、次に起こる出来事。それを頭に載せ直すのに時間がかかる。だから遅く感じる。
つまり、間隔が空いたから遅くなっているのであって、遅いから間隔が空いたのではありません。ここが逆転したまま「速く書けるようにならなければ」と考えると、余計に苦しくなります。
締切が外から来ないと、予定は後ろに倒れます
仕事の原稿には締切があります。だから書く。趣味の原稿には締切がありません。だから、その日の予定の一番後ろに置かれます。
一番後ろに置かれたものは、何かがあれば真っ先に消えます。残業、体調、家族の予定。人間の1日は、そんなふうにできています。これは怠けではなく、優先順位の構造の問題です。
こういうご相談がよくあります。「時間ができたら書こうと思っているのに、その時間が来ない」。そうなんです。時間は「できる」ものではなく、「先に取る」ものだからです。
自分を責めると、対策が見えなくなります
続かない自分を責めているとき、頭の中は自己評価でいっぱいになります。すると、仕組みを直すという発想が出てきません。
心理学では、うまくいかない原因を自分の性格に求めてしまう傾向が知られています。難しい言葉を使わずに言えば、「やり方が悪かった」ではなく「自分がダメだった」と受け取ってしまう癖です。
この癖があると、対策が「もっと頑張る」しかなくなります。頑張りは続きません。直すのは、頑張りの量ではなく、締切の置き方です。
締切の置き方を設計しましょう
ここからが本題です。締切は、あるかないかではなく、どう置くかで効き方が変わります。
締切は「日付」ではなく「予定」として置く
「今月中に1話書く」という締切は、実はほとんど機能しません。今日やらなくても違反にならないからです。月末まで、毎日「まだ大丈夫」が更新されます。
かわりに、カレンダーに作業の予定として書き込んでください。「火曜21時から22時、第3場面」という形です。日付ではなく時刻を持つ予定にすると、その時間が来たときに行動が起動します。
そして、予定は1週間先までしか入れないほうがうまくいきます。先まで埋めると、崩れたときに全部が崩れて、立て直す気力を失います。
大きい締切を、小さい締切に割る
「1本仕上げる」という単位は大きすぎます。大きすぎる目標は、進んでいるかどうかがわからないため、達成感が生まれません。
割り方の目安は、1回の作業で終わる大きさです。1場面、あるいは1つの会話。終わったと言える単位まで小さくします。
小さく割ると、もう1つ効果があります。次に開いたときに、何をやるかが決まっている状態になる。これが再開の速さを大きく変えます。
締切に他人を入れる
自分ひとりで置いた締切は、自分ひとりで動かせます。動かせるものは、動きます。
だから、他人が関わる締切を1つ持つことをおすすめしています。読んでくれる人に「金曜に送ります」と伝える、投稿の予約日を決めておく、同じように書いている人と進捗を報告し合う。方法は何でも構いません。
ここで大事なのは、約束の相手を「がっかりさせたくない人」にしないことです。プレッシャーが強すぎると、書けなかったときに関係ごと避けたくなります。軽く報告できる相手が、ちょうどいいんです。
締切を破ったときの扱いを、先に決めておく
これ、抜けている方がとても多いところです。
締切は破れます。人間ですから。問題は、破ったときに「もう自分はだめだ」と全部を止めてしまうことです。1回の遅れが、1か月の中断になる。この流れが、続かない一番の原因かもしれません。
先に決めておきましょう。破ったら、翌日に同じ枠をもう一度置く。それだけです。反省会は要りません。責める工程を挟むと、原稿に近づくこと自体が苦しくなります。
締切と分量を、同時に決めない
もう1つコツがあります。「金曜までに3,000字」のように、期限と分量を両方縛ると、達成できない日が増えます。
続けることが目的の段階では、期限だけを守り、分量は問わないほうがうまくいきます。30分座って1行しか書けなくても、その日は達成です。座る習慣が戻れば、量は後からついてきます。
「続かない」を、5つのパターンに分けてみましょう
ひとことで「続かない」と言っても、詰まっている場所は人によって違います。まずご自分がどれに当てはまるか、見てみてください。
始められない
書こうと決めているのに、ファイルを開くまでが遠い。開いても他のことをしてしまう。
この場合、必要なのは書く時間ではなく、始める合図です。同じ飲み物を用意する、同じ音楽をかける、机の同じ位置に座る。合図が習慣になると、頭が切り替わります。意志で始めようとするより、合図で始めるほうが軽いんです。
途中で止まる
書き出せるのに、10分ほどで手が止まる。次に何を書けばいいかわからなくなる。
これは、書き始める前に行き先が決まっていないときに起きます。前回終わるときに「次は誰と誰の会話」と1行残しておくと、この止まり方はかなり減ります。
終わらせられない
書き進めているのに完成しない。直し続けてしまう。あるいは、終盤が近づくと別の話を書き始めてしまう。
終わらせるのが怖い、という気持ちが働いていることがあります。完成すれば評価にさらされるからです。この場合は、完成の定義を下げてください。「今回はこの長さで終わり」と先に決めておくと、区切れます。
終わったあと、次に進めない
1本仕上げた達成感のあと、しばらく何も書けなくなる。これはよくあることで、異常ではありません。
対処としては、次の題材を仕上げる前に決めておくこと。完成してから考えると、その空白の期間に習慣が消えます。
波が大きい
書ける週は毎日書けるのに、書けない週はまったく開かない。波そのものは悪くありませんが、落ちたときに戻れないと長い中断になります。
書ける時期に「貯金」をしようとして無理をすると、反動が大きくなります。上限を決めるほうが、結果として長く続きます。
1週間の組み立て方
パターンがわかったら、週の形を作ります。難しくしないのがコツです。
平日と休日で、役割を分ける
平日は短く、休日は長く。この形が一般的ですが、大事なのは長さではなく役割です。
平日は「触れる日」にします。開いて、1行でも足せば達成。休日は「進める日」にします。まとまった時間で場面を1つ仕上げる。役割を分けておくと、平日に進まなかったことを責めずに済みます。
書く時間帯を固定する
毎回違う時間に書こうとすると、そのたびに予定と調整することになります。調整の手間が積み重なると、やめる理由になります。
固定できる時間帯を1つ決めてください。朝でも夜でも構いません。ご自分の生活で、他の予定に侵食されにくい時間を選ぶのがポイントです。
記録は、量ではなく回数でつける
書いた文字数を記録すると、少ない日が失敗に見えます。かわりに、開いた日に印をつけてください。1か月の印の数を見れば、習慣が育っているかどうかがわかります。
量で測ると、疲れている時期に自己評価が落ちます。回数で測ると、細くても続いていることが見えます。続けることが目的の段階では、こちらの指標のほうが向いています。
締切を機能させる小さな工夫
最後に、実際にやってみて効きやすい工夫をいくつか挙げます。
終わりの時刻を決めてから始める
「書けるまで書く」と決めると、始めるのが重くなります。終わりが見えないからです。
かわりに、終わりの時刻を先に決めます。「21時30分になったら閉じる」。終わりが決まっていると、始めるハードルが下がります。そして、時間が来たら書けていても閉じる。これが翌日への意欲を残します。
途中で終わらせる
区切りのいいところまで書いてから閉じたくなりますが、あえて途中で止めるほうが再開しやすくなります。
次に開いたとき、続きが見えている状態から始まるからです。完全に区切ってしまうと、次は真っ白なところから始めることになります。
予定を「量」ではなく「行為」で書く
カレンダーに「3,000字」と書くと、達成できない日が失敗になります。かわりに「原稿を開く」と書いてください。開けば達成です。
行為で書いた予定は、体調が悪い日でも守れます。守れた日が続くと、自分は続けられる人だという感覚が戻ってきます。この感覚が戻ると、量は自然に増えていきます。順番として、感覚のほうが先なんです。
環境を変えてみる
同じ場所で止まっているときは、場所を変えるだけで動くことがあります。図書館、カフェ、別の部屋。頭の状態は、身体の置かれている場所に影響されます。
これは気分転換というより、合図の入れ替えです。新しい場所は、新しい習慣を作りやすい。
気持ちの側で起きていること
締切を整えても止まってしまうときは、別の要因が働いています。
完璧に書こうとして、書き出せない
最初の1文を何度も書き直して、その日が終わる。これは意欲がないのではなく、むしろ意欲が高すぎるときに起きます。
対処は、初稿の位置づけを下げることです。初稿は誰にも見せないもの、後で直すためのもの。そう決めてから書き始めます。人に見せる基準で初稿を書こうとすると、手が止まります。
他の人と比べてしまう
投稿サイトやSNSを開けば、進んでいる人が目に入ります。自分の進みの遅さが際立って見える。
比較そのものを止めるのは難しいので、見る時間を決めるほうが現実的です。書く前には開かない。書き終えてから開く。順番を固定するだけで、書き出しの障害が減ります。
反応が返ってくるまでが長い
書いても誰も読まない。この待ち時間の長さが、意欲を削ります。
対処としては、小さな反応をもらえる場所を1つ持つこと。全文でなくても構いません。1場面だけ読んでもらう、書けた事実だけを共有する。反応の間隔が短くなると、続きやすくなります。
疲れているときは、書けなくて当たり前です
これはお伝えしておきたいところです。睡眠が足りていない日に、集中を要する作業ができないのは、能力の問題ではありません。
書けない日が続いているとき、まず生活のほうを見てください。眠れているか、食べているか。ここが崩れているなら、締切の設計より先に整える必要があります。※気分の落ち込みが続く場合は、無理をせず医療機関や相談窓口にご相談ください。
手が止まるのは、技術の詰まりであることもあります
気持ちの問題ではなく、書き方の問題で止まっていることがあります。この場合、いくら気合いを入れても進みません。
たとえば、場面を書いているのに前に進んでいる感じがしない。会話は続いているのに、読み返すと退屈に感じる。こうしたとき、原因は書き手の集中ではなく、視点の置き方にあることがあります。
でも小説は、一部の完全客観小説(いわゆる「神の視点」。これについては、追々語ることになるでしょう)を別にすれば、読み手は作品内の誰かの目や感覚を借りて、その世界の内部に立ちます。言ってみれば、「誰が何を認識したか/感じ取ったか」だけによって、読み手はドライブされてゆくのです。ですので、登場人物がどれだけ激しく活動しても、あるいは素早いテンポで会話をしても、読み手がドライブされなければ「動きがない」という印象になってしまうのです。 出典: monokaki.ink
自分の原稿を読み返して物足りなさを感じるとき、それは「誰の目で見ているか」が定まっていないサインであることがあります。ここに気づくと、書き直しの方向が見えます。方向が見えると、手が動きます。
止まっている原因が技術なのか、気持ちなのか、締切の置き方なのか。この見分けをつけるだけでも、対処はずいぶん楽になります。3つを混ぜて「自分はだめだ」とまとめてしまうのが、いちばん苦しいやり方です。
ひとりで抱えないほうが続きます
続かないことを、ひとりで解決しようとする方が多いです。でも、続く仕組みには他人が入っていることがほとんどなんです。
理由は単純で、人は誰かに見られている前提があると行動しやすいからです。責任感というより、思い出すきっかけが増えるという意味です。誰かに進捗を伝える予定があると、その日のどこかで原稿のことを考えます。考えれば、開く確率が上がります。
相手は、同じように書いている人がいちばん向いています。書けなかった週があることを、説明しなくてもわかってもらえるからです。家族や職場の人に伝えると、励ましのつもりの言葉が負担になることがあります。「まだ書いてないの」と聞かれるのがつらくて、話題ごと避けるようになる。そういうご相談も少なくありません。
近くにそういう相手がいない場合は、記録を公開する形でも代わりになります。書けた日に短く残すだけで構いません。誰も見ていなくても、残す行為そのものが習慣を支えます。
締切のある仕事と、締切のない創作を両立させる
受託の原稿と、自分の作品。両方を持っている方は、配分で悩みます。締切のある仕事に押されて、自分の作品が後回しになる。これはとても自然なことです。
対処としては、自分の作品にも枠を「先に」取ってください。仕事の予定を入れてから残りを回すと、残りは生まれません。週に1回、1時間でもいいので、動かさない枠を作っておきます。
もう1つ、仕事の原稿で消耗しすぎない工夫も要ります。受託の分量を増やしすぎると、自分の作品に回す気力が残りません。金額だけで判断せず、書いたあとにどれくらい残るかを見て決めてください。ここを見誤ると、書く仕事を始めたことで書けなくなる、という逆転が起きます。
そして、両方が動かない時期があってもいいんです。そういう時期は、読む時間に充ててください。入れたものがないと、出せるものも減ります。
続かない時期にやっておくと、あとで効くこと
書けない時期を、まるごと空白にしないための方法もお伝えしておきます。
まず、思いついたことを1行だけ残す習慣です。場面でも台詞でも設定でも構いません。書けない時期でも、これならできる日があります。再開したときに、この蓄積が助けになります。
次に、他人の作品の構造を見る癖です。読むだけ、観るだけでも構いませんが、「なぜここで気持ちが動いたのか」を1行メモしておくと、後で自分の原稿に使えます。書けない時期の読書は、休みではなく準備になります。
それから、環境と道具を整えること。集中を妨げているものを1つ減らす、原稿の置き場所を1か所にまとめる。手を動かす気力が出ない日でも、これならできます。
書けない時期に「何もしなかった」と感じると、再開がさらに重くなります。小さくても何かを積んでおくと、戻るときの気持ちが違います。
休む設計と、戻ってくる手順
続けるという話をするとき、休むことを設計に入れておかないと長続きしません。
休む日を先に決める
書かない日を、あらかじめカレンダーに入れてください。決めて休むのと、崩れて休むのでは、気持ちがまったく違います。
決めた休みは罪悪感を伴いません。崩れた休みは自己嫌悪を連れてきます。同じ「書かなかった日」でも、次の日への影響が変わるんです。
戻る手順を作っておく
しばらく離れてしまったとき、いきなり書こうとすると重い。戻る手順を先に決めておきます。
たとえば、最初の日は読み返すだけ。2日目は設定メモを整えるだけ。3日目に1行書く。この3段階を用意しておくと、離れていた期間が長くても戻れます。
環境の負荷を減らしておく
集中が続かない原因が、環境側にあることも珍しくありません。作業の中断が多い、通信が不安定でファイルが開かない、机の上が片づいていない。
集中の保ち方については在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックに具体的な方法がまとまっています。通信環境が作業の中断を生んでいる場合は、在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方で選択肢を見比べてみてください。小さな摩擦を減らすことは、意志を強くするより確実です。
仕事として受けると、続き方は変わります
締切が続かない原因なら、締切が外から来る形にするのは有効な選択肢です。
受託の仕事には、納期と仕様があります。自分で決めなくてよいぶん、迷いが減ります。ただし、注意点もあります。趣味で書けなかった人が、いきなり分量の大きい案件を受けると、今度は逃げ場がなくなります。
最初は、1回で完結する小さな依頼から始めるのが安全です。納品して、報酬が発生して、感謝の言葉が返ってくる。この一巡を経験すると、書くことに対する感覚が変わります。反応の待ち時間が短くなるからです。
どんな役割で関われるのかを知りたい方は、書籍・小説・シナリオ制作のお仕事を見てみてください。書き手だけでなく、構成や校正といった関わり方も紹介されています。書くこと自体に詰まっている時期は、他人の原稿を直す側に回ることで、書く力が戻ってくることがあります。
物語の力を別の領域で使う道もあります。商品の世界観づくりや広告のシナリオなど、隣接する仕事の広がりはAI・マーケティング・セキュリティのお仕事にまとまっています。
報酬の水準を知っておきたい方は著述家,記者,編集者の年収・単価相場が参考になります。相場を知ることは、安すぎる条件を受けて疲弊するのを避けることにつながります。文章の基本を体系的に固めたい場合はビジネス文書検定の出題範囲が学習の地図になりますし、在宅の仕事に効く資格を横並びで見たい方は在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるも役立ちます。
在宅ワーク市場を20年見てきた立場からの観察
運営者としてこの市場を20年見てきた立場から言えば、長く続いている書き手は、たくさん書ける人ではありませんでした。止まったあとに戻ってこられる人でした。
誰でも止まります。体調も、家庭の事情も、仕事の繁忙もある。差がつくのは、止まっている期間の長さです。戻る手順を持っている人は、数日で戻ります。持っていない人は、そのまま何年も開かなくなる。
もう1つ、受け取り方の話をしておきます。仲介が入る取引では手数料が差し引かれるため、同じ働きでも手元に残る額が薄くなります。中間マージンが乗らない直接の取引であれば、依頼側は同じ予算でより多く頼めますし、受け手の手取りは厚くなる。手数料0%の環境で続けている方を見ていると、金額そのものより「同じ作業で残る額が違う」という手応えが、続ける力になっているように見えます。書いた分がきちんと返ってくる感覚は、意欲に直結します。
そして、続いている方に共通しているのは、自分を追い込んでいないことです。書けない日があることを前提に予定を組み、崩れたら翌日に置き直す。淡々としています。
続かないことで自分を責めてきた方へ。責める工程を外すところから始めてください。それだけで、原稿に近づくのがずいぶん楽になります。あなたは一人ではありませんし、続け方は設計できます。
よくある質問
Q. 書くのが遅いことが原因で続かないのですが、速く書く練習をすべきですか?
速度は原因ではなく結果であることがほとんどです。間隔が空くほど前回の内容を思い出す時間が増え、遅く感じます。まずは1回の作業で終わる大きさに割り、カレンダーへ時刻付きの予定として置いてください。間隔が詰まると立ち上がりが速くなり、速度の問題は自然に軽くなります。
Q. 自分で決めた締切をいつも守れません。どうすればいいですか?
自分ひとりで置いた締切は自分ひとりで動かせるため、他人が関わる締切を1つ持つと効果があります。読んでくれる人に日付を伝える、進捗を報告し合うなどで構いません。ただし相手はプレッシャーの強い人ではなく、軽く報告できる相手を選んでください。
Q. 一度止まると、そのまま何か月も開かなくなります?
戻る手順をあらかじめ決めておくと復帰しやすくなります。初日は読み返すだけ、2日目は設定メモを整えるだけ、3日目に1行書く、という3段階を用意しておく方法があります。締切を破った日は反省せず、翌日に同じ枠を置き直すと決めておくことも有効です。
Q. 気持ちの問題なのか、書き方の問題なのか、見分けがつきません?
止まる原因は、締切の置き方、気持ちの状態、技術の詰まりの3つに分けられます。読み返して物足りなさを感じるなら視点の置き方など技術の問題、開くこと自体が重いなら気持ちや疲労の問題です。3つを混ぜて自分の資質の問題とまとめないことが、対処の第一歩になります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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