50代60代から小説・シナリオ制作に入るとき、年齢より効くのは読んできた量


この記事のポイント
- ✓50代60代から小説・シナリオ制作を始めるとき
- ✓年齢そのものより読んできた量が効きます
- ✓年齢が問われる場面とそうでない場面
「この年齢から始めても、間に合うでしょうか」。50代、60代の方から、こうしたご相談をいただくことがあります。定年が見えてきた方、子育てが一段落した方、早期退職を選んだ方。背景はさまざまです。
先に結論をお伝えします。小説・シナリオ制作の分野で、年齢そのものが決定的な不利になる場面は、思っているより限られています。そして、この年代の方が持っている「読んできた量」は、そのまま仕事の材料になります。
ただし、楽観だけをお伝えするつもりはありません。年齢が問われる場面は確かにあります。この記事では、どこで問われてどこで問われないのかを分けたうえで、読んできたものを仕事につなげる具体的な手順をお話しします。
年齢が問われる場面と、問われない場面があります
まず、線を引いておきましょう。ここが曖昧なままだと、必要のない場所で不安になります。
発注者が年齢を気にするのは、能力の話ではありません
制作の現場で年齢が話題になるとき、その中身はたいてい2つに分かれます。
ひとつは、稼働の継続性です。長期のシリーズを任せる場合、途中で体調を崩さないか、数年単位で走れるか。これは年齢そのものというより、健康と生活の安定に関する不安です。
もうひとつは、連絡と作業の道具に慣れているかです。チャットツール、共有ドキュメント、オンライン会議。この操作でつまずくと、進行の手間が増えます。
つまり、文章力を疑われているわけではありません。この2つに対する答えを先に用意しておけば、年齢の話はほとんど出なくなります。
「50代でリタイア」という暗黙のルールはありません
脚本の分野で長く活動している方が、年齢についての質問にこう答えています。
「五十代になったらリタイア」といった暗黙ルールがないのと同時に、二十代であれ三十代であれ、仕事が途切れるリスクは、いつでも、いくらでもあるというのが現実だからです。「勉強を始めたところ」とお書きになっているので、あまり脅かすようなことを言うのは本意ではないんですが、これから先も書き続けて行けば、おそらく、脚本家になることの難しさを感じる場面が多々あると思います。そして「脚本家になること」と同様に、「脚本家であり続けること」も決して簡単なことではありません。 出典: note.com
大事な点が2つ書かれています。年齢による引退のルールは存在しないこと。そして、若くても仕事が途切れるリスクは同じようにあること。
これは、年齢を理由にあきらめる必要はないという話であると同時に、年齢を理由に特別扱いされることもないという話でもあります。若い書き手と同じ土俵に立ちます。
会社員の採用とは、判断の軸が違います
ここが、多くの方が誤解している点です。
会社員の採用では、年齢が条件として機能する場面があります。長期の育成を前提にする採用ほど、その傾向が出ます。
一方で、業務委託の制作案件は「この原稿を書けるか」で判断されます。育成を前提にしていないため、年齢を条件にする理由が薄い。むしろ、発注者側から見れば、経験のある社会人であることは安心材料になります。
だから、正社員の求人ばかりを見て「年齢制限が厳しい」と感じている方は、探す場所を変えてみてください。小説・シナリオ制作という職種にどんな仕事が含まれているかは書籍・小説・シナリオ制作のお仕事で確認できます。書く仕事のほかに、企画や構成、編集に近い業務も含まれています。
読んできた量が、そのまま構成の引き出しになります
さて、ここからが本題です。この年代の方が持っている最大の資産についてお話しします。
なぜ読書量が効くのか
物語を作るとき、必要になるのは発想そのものより、構造の引き出しです。
この場面で人物をどう動かすか。読者の興味をどこで引き直すか。話をどこで折り返すか。これらは、才能ではなく蓄積で決まる部分が大きい。30年、40年と本を読み、映画やドラマを見てきた方は、その蓄積を持っています。
若い書き手が数年かけて身につけようとしているものを、すでに持っている。これは、はっきりとした優位です。
ただし、多くの方はそれを言語化していません。「面白かった」で終わっているので、仕事の材料として取り出せない状態になっています。取り出せる形にする作業が必要です。
読んできたものを、棚卸しする方法
難しい作業ではありません。次の手順で進めます。
まず、これまで読んだ中で印象に残っている作品を10本書き出します。小説でも映画でもドラマでも構いません。
次に、それぞれについて3行ずつ書きます。どんな話か。どこで気持ちが動いたか。その仕掛けは何だったか。
3行目が一番大事です。「主人公が味方だと思っていた人物に裏切られる場面で緊張が上がった」といった書き方をします。ここまで書けると、それは技術の記述になります。
10本分やると、自分が繰り返し反応してきた仕掛けが見えてきます。それが、自分の得意な型です。書くときの土台になります。
「読んだ」だけでは足りない部分もあります
正直にお伝えしておきます。読書量は大きな資産ですが、それだけで仕事になるわけではありません。
足りないのは、形式の知識です。脚本には脚本の書き方があり、ゲームシナリオにはゲームシナリオの記法があります。小説を大量に読んできた方でも、脚本形式は書いたことがないという場合が多い。
ここは学べば埋まります。数週間から数か月の学習で、形式そのものは身につきます。読んできた量という土台がある分、若い方より習得は速い傾向があります。
もうひとつ、締切内に完結させる練習も必要です。読むことと書き切ることは別の能力です。ここは実際に書いて慣れるしかありません。
50代60代から入るときの、現実的な入口
どこから入るかで、続けやすさが変わります。
世代の経験が、そのまま強みになる案件があります
これは意外と知られていません。年齢を重ねていることが有利に働く題材が存在します。
・中高年が主人公の作品 ・介護や家族関係を扱う作品 ・昭和や平成の時代を舞台にした作品 ・企業や職場を描く作品 ・シニア向けの媒体に載る読み物
こうした題材では、実際にその時代を生きた方の描写に説得力が出ます。若い書き手が資料で調べて書くものとは、細部の質が違います。
自分の職業経験も同じです。長く働いてきた分野があるなら、その業界を舞台にした作品は書けます。専門性は、この年代の強みです。
分量の小さい案件から始める
始め方としては、最初から長編を狙わないことをおすすめします。
短編、企画書、既存シリーズの1話分。分量が小さい案件は、確実に終わらせやすく、実績にもなります。そして何より、自分のペースをつかむために必要です。
3,000字の原稿を書くのに自分は何日かかるのか。これを知らないまま大きな案件を受けると、締切が苦しくなります。最初の数件は、自分の速度を測る期間だと考えてください。
求人の年齢表記を、どう読むか
募集を見ていると、年齢に関する記載が気になると思います。
ここは冷静に読んでください。業務委託の案件では、年齢が条件として書かれていることはほとんどありません。書かれているのは経験や実績です。
一方で、雇用契約の求人では、長期勤務を前提とした記載が置かれていることがあります。応募して構いませんが、通らなかったとしても能力の評価ではありません。制度上の事情である場合が多い。
応募先を業務委託中心に切り替えると、この壁はかなり消えます。
家族に、どう説明するか
これは技術の話ではありませんが、続けられるかどうかに直結します。
50代60代で新しいことを始めるとき、家族の理解があるかどうかで負担が変わります。「趣味に時間を使っている」と受け取られると、作業時間の確保が毎回の交渉になります。
説明のときにおすすめしているのは、収入の見通しを語らないことです。「これで稼ぐ」と言ってしまうと、成果が出るまでの期間が全部プレッシャーになります。
代わりに、時間の使い方だけを共有してください。「平日の午前中と、土曜の午後を書く時間にします」。この形なら、生活の予定として共有できます。成果が出たときに報告すればよく、出ていない時期に責められることもありません。
これは、ご自身の気持ちを守るためでもあります。始めたばかりの時期に周囲の期待を背負うと、書く行為そのものが苦しくなってしまいます。
学び直しは、順番を決めると迷いません
読んできた量という土台があっても、形式の学習は必要になります。ここをどう進めるかをお話しします。
学ぶ順番は、形式、構成、企画の3段階
いちどに全部学ぼうとすると、量に圧倒されます。順番を決めてください。
最初は形式です。脚本の書式、ト書きとセリフの書き分け、ゲームシナリオの分岐の書き方。これは知識なので、覚えれば済みます。手を動かして数本書けば身につきます。
次が構成です。話の折り返しをどこに置くか、複数話にまたがる伏線をどう管理するか。ここは読んできた作品の分析が直接効いてきます。棚卸しでまとめた10本が、そのまま教材になります。
最後が企画です。何を、誰に向けて、なぜ作るのか。この段階まで来ると、書き手ではなく作り手の仕事に近づきます。制作会社が人手を欲しがるのもこの領域です。
この順番で進めると、各段階で身についたことが次の段階の土台になります。逆に、企画から入ろうとすると、形式が書けないまま話だけが大きくなります。
講座に通うべきかどうか
よく聞かれます。答えは、必須ではありません。
ただ、独学だと自分の原稿を評価してもらう機会がありません。ここが独学の弱点です。書いたものに他人の目が入らないと、直すべき場所が分からないまま同じ癖を繰り返します。
講座に通わない場合は、その代わりになる仕組みを作ってください。書いたものを読んでくれる相手を持つ、公募に出して選評をもらう、案件に応募して修正指示を受ける。どれでも構いません。他人の目が入ることが重要です。
オンラインで完結する講座も増えているので、通学の負担が気になる方はそちらも選択肢になります。
公募や賞は、目的を決めてから出す
シナリオの公募に出すかどうかも、よくご相談を受けます。
出すこと自体は良いのですが、目的をはっきりさせてください。受賞して業界に入る道を狙うのか、選評をもらって自分の弱点を知りたいのか。この2つは、選ぶ賞も、書く作品も変わります。
50代60代から始める方の場合、受賞だけを目標に据えると、結果が出るまでの期間が長くなりがちです。並行して、小さな案件を受けて実績を作るほうが現実的です。公募は、そこに乗せる形で続けてください。
一日をどう組み立てるか
続けられるかどうかは、才能ではなく生活の設計で決まります。
並行して書くという方法
長く書き続けている方の一日の組み立て方が、参考になります。
いまは、子供向けの戯曲・ネットの小説・短編小説の3つを並行して書いています。例えばお昼まで、3本のうちの1本を規定枚数に行きつくまでとにかく書いて、その加筆・直しの作業。それから15〜18時ごろまで、残りの2本を書いて、加筆・直しの作業をします。 出典: scenario.co.jp
ここで参考にしたいのは、複数の作品を時間帯で切り替えている点です。
同じ原稿を一日中書き続けると、途中で判断が鈍ります。書けなくなった時点で、別の作品の直しに移る。この切り替えが、一日の生産量を保つ工夫になっています。
もうひとつ、午前中に「とにかく書く」作業を置き、午後に直しを置いている点も参考になります。頭が疲れていない時間帯に、負荷の高い作業を置く。この配置は、年齢に関係なく効きます。
体力の配分を、書く前に決めておく
50代60代から始める方にお伝えしたいのは、無理をしない設計にしてくださいということです。
若い頃と同じように徹夜で仕上げる、という進め方は避けてください。一度は乗り切れても、続きません。それに、疲れた状態で書いた原稿は直しが増えるので、結局は時間を損します。
2時間書いたら15分休む。夜は早めに切り上げる。この程度の区切りで十分です。集中の作り方については在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックに、中断からの戻り方も含めて整理されています。
書けない日を、あらかじめ計算に入れておく
どんな方にも、書けない日は来ます。体調、家族の用事、気持ちが乗らない日。
ここで多くの方がつまずくのは、書けなかったこと自体ではなく、書けなかった自分を責めてしまうことです。一度落ち込むと、翌日も机に向かいにくくなる。この連鎖のほうが、実際の損失としては大きい。
対策はひとつです。最初から、書けない日がある前提で計画を立ててください。1週間に5日書くつもりなら、予定は4日分で組む。余った1日が予備になります。
そして、書けない日には別のことをします。資料を読む、構成を眺める、次の場面のメモを書く。原稿が進まなくても、作業には触れている状態を保つ。これだけで、翌日の再開がかなり楽になります。
大丈夫です。毎日書けている人のほうが少数です。続いている方は、書けない日からの戻り方がうまいだけです。
戻り方のこつは、次に何をするかを前日のうちに決めておくことです。机に向かってから「今日はどこを書こうか」と考え始めると、その時点で気持ちが重くなります。「明日は第3場の後半を書く」とだけメモしておけば、翌日は迷わずに手が動きます。書けない日が続いたあとほど、この一行のメモが効いてきます。
目と姿勢は、先に手を打ってください
これは実務的な話です。長時間の執筆で最初に来るのは、目の疲れと肩や腰の負担です。
画面の文字を大きくする、明るさを下げる、椅子と机の高さを合わせる。始める前に整えておくと、後から不調に悩まされずに済みます。
体の不調を抱えたまま続けると、仕事そのものが嫌になります。気持ちの問題ではなく、環境の問題として扱ってください。環境は変えられます。
デジタル面のつまずきを、先に潰しておく
年齢について不安を持つ方の多くが、実は文章ではなくこちらを心配しています。
使う道具は、案件が始まる前に触っておく
制作の現場で使われる道具は、そう多くありません。文書作成ソフト、共有フォルダ、チャットツール、オンライン会議。この4つに慣れておけば、大半の案件は回ります。
大事なのは、案件が始まってから覚えようとしないことです。締切と操作の習得が重なると、負担が大きくなります。
無料で使えるものが多いので、始める前に自分で触っておいてください。ファイルを共有する、コメントを返す、画面を共有する。この3つができれば十分です。
通信環境は、会議の安定で判断する
原稿を送るだけなら、通信速度はほとんど問題になりません。困るのはオンライン会議です。
映像が固まる、声が途切れる。これが続くと、相手は打ち合わせを避けるようになります。年齢とは関係のない部分で「やりとりしにくい人」になってしまうのは、もったいない。
回線の選び方は在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方で、光回線とホームルーターの違いから確認できます。住まいの条件によって適した選択が変わるので、一度見ておくと安心です。
契約書と請求書のやりとりに慣れておく
会社員として長く働いてきた方でも、自分で契約書を確認したり請求書を出したりする経験は少ないかもしれません。
この部分は、慣れれば難しくありません。ただ、最初は戸惑います。ビジネス文書検定の学習範囲には、依頼文や確認書の基本が含まれているので、体系的に押さえたい方には向いています。
なお、業務委託の取引条件については、2024年11月に施行されたいわゆるフリーランス保護新法により、発注者が報酬額や業務内容を書面や電子データで明示することが義務づけられています。制度の内容は公正取引委員会の情報で確認してください。年金や税の扱いなど、収入が増えたときの手続きについては、個別の事情で判断が変わります。日本年金機構や税務署などの公的な窓口、または専門家に確認するのが確実です。
年齢より、続け方のほうが結果を分けます
ここからは、在宅と副業の市場を長く見てきた立場からの観察です。
続いている方は、量ではなく間隔を守っています
20年この市場を見てきて感じるのは、年齢に関係なく、続いている方には共通の型があるということです。
一度に長時間書くのではなく、短くても間隔を空けずに書いている。週に1回8時間より、週に4回2時間のほうが、原稿は進みます。間隔が空くと、前回の思考を取り戻す時間が毎回発生するからです。
50代60代から始める方は、時間の自由度が高い場合が多い。だからこそ、まとめて書こうとしがちです。しかし、実際に成果が出ているのは、短く頻繁に書いている方のほうです。
年齢を書くか、書かないか
応募のときに年齢を明かすべきかどうか。これもよくいただく質問です。
業務委託の案件では、年齢を書く欄がないことがほとんどです。書かなくてよい場合は、無理に書く必要はありません。判断材料にならない情報だからです。
一方で、経歴を書く欄はあります。そこには、勤めていた業界や担当していた業務を書いてください。30年近く同じ業界にいたのであれば、それは専門性として読まれます。年齢は結果的に推測されますが、その推測は不利には働きません。
隠す必要も、強調する必要もない。ここは自然体で構いません。運営者として見ていても、年齢を理由に断られたという話より、条件のすり合わせが合わずに流れたという話のほうが圧倒的に多い。
相場を知っておくと、判断が早くなります
受ける案件を選ぶときに、相場を知っているかどうかで迷う時間が変わります。
文章を扱う仕事の水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で職種としての幅を確認できます。統計にもとづく数字を見ておくと、提示された条件が妥当かどうかを自分で判断できます。周辺の職種と比べたい場合はソフトウェア作成者の年収・単価相場も参考になります。
直接取引だと、同じ予算でも取り分が変わります
運営者として見てきた実感をひとつ書いておきます。
仲介手数料が乗る取引と、乗らない直接取引では、同じ発注予算でも受け手に届く金額が違います。手数料0%の分だけ手取りが厚くなり、発注側は同じ予算でより多く依頼できる。金額の大小の話というより、同じ仕事に対する取り分の質の話です。
そしてこれは、この年代の方にとって特に意味があります。手取りが厚ければ、本数を抑えられる。本数を抑えられれば、体に無理をさせずに続けられる。無理をせずに続けられれば、結果として長く仕事ができます。若い方が本数で稼ぐ働き方をしているとき、同じ土俵で競う必要はありません。
長く続いている方に共通しているのは、単発の作業をこなすのではなく「この人に任せると楽だ」と思われる関係を積み上げている点です。締切より少し早く出す、修正指示をまず受け止める、聞かれる前に進捗を伝える。社会人として長く働いてきた方には、すでに身についている作法です。ここは、若い書き手より強い部分です。
焦って本数を増やした方から、先に離脱しています
もうひとつ、観察としてお伝えしておきたいことがあります。
始めて数か月で「早く形にしたい」と考え、受注量を一気に増やす方がいます。気持ちは分かります。始めるのが遅かったという意識があるほど、取り返そうとしてしまう。
しかし、実際に離脱していくのはこの層です。締切が重なって睡眠が削られ、原稿の質が落ち、修正が増え、さらに時間がなくなる。この流れに入ると、体を壊すか、嫌になるかのどちらかになります。
反対に、月に1本や2本を確実に納めることから始めた方は、数年後も続いています。そして、続いている方のほうが、結果的に受け取っている金額も多い。
急がなくて大丈夫です。この分野に定年はありません。走り出しの速さより、止まらないことのほうが効きます。
隣の分野にも、文章の仕事はあります
小説やシナリオの案件だけにこだわらないほうが、続けやすくなります。文章を扱う仕事は広く、そこで得た実績は物語の仕事にもつながります。
関連する領域はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事やアプリケーション開発のお仕事で扱われている業務を眺めると、思わぬ接点が見つかります。在宅で通用する土台を広げたい方は在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるで候補を確認できますし、技術寄りに進みたい場合はCCNA(シスコ技術者認定)のような選択肢もあります。
年齢を理由に始めないでいると、その分だけ書かない時間が増えます。読んできた量は、すでにあなたの中にあります。それを取り出して形にする作業は、今日からでも始められます。
よくある質問
Q. 50代60代から小説・シナリオ制作を始めても、仕事になりますか?
なります。業務委託の制作案件は「この原稿を書けるか」で判断されるため、年齢そのものが条件になることはほとんどありません。脚本の分野でも、年齢による引退の暗黙ルールは存在しないと語られています。ただし、正社員の求人は長期勤務を前提とした事情があるため、業務委託中心に探すほうが現実的です。
Q. 長く読んできた経験は、どう仕事につながりますか?
物語の構成は、才能より蓄積で決まる部分が大きいためです。ただし「面白かった」で終わっていると取り出せません。印象に残る作品を10本書き出し、それぞれ「どんな話か」「どこで気持ちが動いたか」「その仕掛けは何か」を3行でまとめてください。自分が繰り返し反応してきた型が見え、書くときの土台になります。
Q. 年齢を重ねていることが有利になる案件はありますか?
あります。中高年が主人公の作品、介護や家族関係を扱う作品、昭和や平成を舞台にした作品、企業や職場を描く作品などです。実際にその時代を生きた描写は、資料だけで書いたものとは細部の質が違います。長く働いてきた業界があるなら、その分野を舞台にした作品も強みになります。
Q. パソコンの操作に不安がありますが、どこまで必要ですか?
文書作成ソフト、共有フォルダ、チャットツール、オンライン会議の4つに慣れていれば大半の案件は回ります。ファイルを共有する、コメントを返す、画面を共有する。この3つができれば十分です。案件が始まってから覚えようとすると締切と重なって負担が増えるため、始める前に触っておいてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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