モーショングラフィックスはいくら稼げる?副業の単価相場と本数の目安

長谷川 奈津
長谷川 奈津
モーショングラフィックスはいくら稼げる?副業の単価相場と本数の目安

この記事のポイント

  • モーショングラフィックスの副業でいくら稼げるのか
  • 単価相場と月3万円に届くまでの制作本数を
  • 法務の視点も交えて具体的に解説します

「モーショングラフィックスの副業、いくら稼げるんだろう」。これ、実は本当によく聞かれる質問なんです。相談の中で、フリーランスの契約や報酬に関するご相談を受けることが多いのですが、「単価の相場が分からないまま案件を受けてしまい、後で割に合わないと気づいた」というケースが少なくありません。今日は、モーショングラフィックスの単価相場と、月3万円に届くまでにどのくらいの本数が必要かを、できるだけ具体的にお伝えします。

モーショングラフィックスの報酬相場を取り巻く現状

まず、モーショングラフィックスという仕事の市場全体の状況を整理しておきましょう。動画コンテンツの需要が拡大する中、企業のSNS広告やプロモーション動画において、モーショングラフィックスを取り入れる例は増加傾向にあります。単なる実写編集よりも専門性が求められる分野であるため、動画編集全体の中でも単価は比較的高めに設定される傾向があります。

一方で、「いくら稼げるか」は案件の内容、動画の尺、修正回数、クライアントの規模によって大きく変動します。相場を一律に語ることは難しいのですが、傾向としては押さえておきたいポイントがいくつかあります。

まず、モーショングラフィックスの報酬は「時間単価」ではなく「成果物単価」で設定されることがほとんどです。つまり、15秒の動画1本にいくら、といった形で契約するのが一般的です。この契約形態を理解しておかないと、実際に作業にかかった時間と報酬が見合わないと感じてしまうことがあります。

先日、あるモーショングラフィックス制作者の方から相談を受けました。「思っていたより制作に時間がかかったのに、報酬が変わらなかった」と。結論から言うと、これは契約前に作業範囲と報酬の対応関係を確認していなかったことが原因でした。成果物単価の契約では、想定より作業時間がかかっても報酬は基本的に変わりません。だからこそ、契約前にどこまでの作業が含まれるのかを明確にしておくことが重要なんです。

もう一つ知っておいていただきたいのが、案件によっては「時間単価」で契約するケースも一部に存在するという点です。企業のインハウス制作の補助や、継続的な業務委託として長期契約を結ぶ場合には、時間単価やプロジェクト単位での月額契約が採用されることもあります。どちらの契約形態が自分に合っているかは、制作にかけられる時間や生活スタイルによって変わってくるため、案件を選ぶ段階で契約形態も確認しておくとよいでしょう。

モーショングラフィックスの単価相場をジャンル別に見る

一口にモーショングラフィックスといっても、案件のジャンルによって単価には幅があります。

短尺のSNS広告用動画

15秒から30秒程度の短尺動画は、比較的取り組みやすいジャンルとして案件数も多く見られます。単価は案件の難易度や求められるクオリティによって、5,000円から3万円程度の幅で設定されることが一般的です。テキストアニメーションが中心のシンプルな構成であれば低めの単価、キャラクターやイラスト素材を多用する複雑な構成であれば高めの単価になる傾向があります。

企業紹介・サービス紹介動画

1分から3分程度の企業紹介動画やサービス紹介動画は、構成の複雑さと制作時間の長さから、単価も上がる傾向にあります。案件によっては数万円から10万円程度の幅で設定されることもあり、企業の予算規模やブランドの知名度によって差が生じます。

アプリ操作説明動画

アプリやサービスの使い方を説明するモーショングラフィックスは、正確な情報伝達が求められるため、修正のやり取りが発生しやすいジャンルです。単価はSNS広告用動画よりやや高めに設定されることが多く、修正対応の回数も契約時に明記しておくことが重要になります。

未経験からの単価と経験者の単価の違い

実績のない未経験者と、ポートフォリオが充実した経験者では、同じ案件でも提示できる単価に差が出ます。これは技術力の差もありますが、それ以上に「発注者が安心して任せられるかどうか」という信頼の差が大きく影響します。

未経験のうちは、実績作りを優先して、相場よりやや低めの単価から始めることも一つの戦略です。ただし、極端に低い単価を提示し続けると、自分自身の時給換算が割に合わなくなるだけでなく、市場全体の相場を下げてしまう懸念もあります。適正な範囲内で、経験を積みながら段階的に単価を引き上げていくのが健全な進め方だと言えます。

未経験からの案件獲得の具体的な進め方については、未経験でもモーション案件が通るのは修正対応を書いた提案文で詳しく触れていますので、そちらも参考にしてみてください。

月3万円に届くまでに必要な本数を考える

さて、本題の「月3万円に届くまでにどのくらいの本数が必要か」を具体的に見ていきましょう。

仮に1本あたりの平均単価を8,000円と設定した場合、月3万円に到達するには4本程度の制作が必要になります。1本あたり15秒から30秒程度の短尺動画であれば、慣れてきた制作者であれば1本あたり数日程度で仕上げられることも多く、月4本というペースは、本業と両立しながらでも現実的な範囲に収まる場合が多いでしょう。

一方、1本あたりの平均単価を3,000円程度に抑えた案件を中心に受ける場合は、月3万円に到達するために10本程度の制作が必要になる計算です。この場合、1本あたりの制作時間が短く済むシンプルな構成の案件を数多くこなす方向性になります。

どちらの戦略を取るかは、制作にかけられる時間と、自分がどのくらいのクオリティで制作できるかによって変わってきます。時間に余裕がなく、本業と両立させたい場合は、単価の高い案件を厳選して受ける方が効率的なケースが多いです。逆に、時間に余裕があり、実績を早く積みたい段階では、単価が控えめでも案件数をこなす方が経験値の蓄積という意味では有利に働くこともあります。

また、月によって受注できる案件数にはばらつきが出ることも想定しておく必要があります。ある月は依頼が集中し、別の月はほとんど依頼が来ないということも珍しくありません。月3万円という数字はあくまで平均的な目安として捉え、単月の変動に一喜一憂しすぎないことも、長く続けていくうえでの心構えとして大切です。数か月単位でならしてみたときに、目標に近づいているかどうかを確認する習慣をつけると、精神的な負担も軽くなります。

グラフィックデザイナーとして副業を考えています。 以前より広報チラシやロゴなどの制作に携わった経験があるのですが、これを活かして、副業を始めたいと思っています。 本職が基本的に昼〜夜にかけて、週5,6の勤務なので、実際副業するとなると、空き時間を見つけて在宅で…となるかと思います。 まずは月5万〜程度を、安定して得たいのですが、実際上記のような条件で副業をするとなると、どのように始めればいい...

このように、本業と両立しながら安定した副収入を求める声は非常に多く見られます。モーショングラフィックスにおいても同様で、無理のない案件量を継続的にこなすことが、収入の安定につながります。

単価だけでなく作業範囲を契約前に確認する重要性

ここで、法務の視点からどうしてもお伝えしておきたいことがあります。単価そのものと同じくらい大切なのが、「その単価に何が含まれているのか」を契約前に明確にすることです。

たとえば、「1本8,000円」という条件であっても、それが「初回納品のみ」なのか「修正2回まで込み」なのかで、実質的な時給換算は大きく変わります。修正回数の上限が定められていない契約は、際限なく修正対応を求められてしまうリスクがあります。契約前に「修正は◯回まで、それ以降は追加料金が発生する」といった条件を明記しておくことをおすすめします。

また、納品後の著作権の扱いについても確認が必要です。制作したモーショングラフィックスの著作権が発注者側に譲渡されるのか、制作者側に留保されるのか、契約によって扱いが異なります。将来的にポートフォリオとして公開したい場合は、この点を事前に確認しておかないと、後からトラブルになることがあります。

こういうケース、実は本当に多いんです。「著作権の話なんて聞いていなかった」「ポートフォリオに載せたら発注者からクレームが来た」というご相談を、これまで何件もお受けしてきました。法律はあなたの味方です。契約書や案件文の細部まで確認する習慣を、ぜひ身につけていただきたいと思います。

収入を安定させるための案件配分の考え方

月3万円という目標を継続的に達成していくためには、単月の数字だけでなく、案件配分のバランスも重要になります。

単発案件と継続案件のバランス

新規の単発案件だけに頼っていると、毎月ゼロから案件を探す手間が発生し、収入が不安定になりがちです。一度信頼を得た発注者から継続的に依頼を受けられる関係を1つでも2つでも作っておくと、月々の収入の土台が安定します。継続案件を持ちつつ、空いた時間で新規の単発案件に挑戦するという配分が、収入の波を小さくする一つの方法です。

繁忙期と閑散期の存在

企業の予算執行のタイミングによって、モーショングラフィックスの案件数には季節的な波があります。年度末や新商品発表の時期には案件が増える傾向がある一方、そうでない時期は案件数が落ち着くこともあります。この波を見越して、繁忙期に多めに案件を受け、閑散期にはポートフォリオの充実やスキルアップの時間に充てるといった調整をしておくと、年間を通じた収入の平準化につながります。

複数の発注元を持つリスク分散

一つの発注元に依存しすぎると、その発注元の予算縮小や取引終了によって収入が大きく変動するリスクがあります。複数の発注元と取引関係を持っておくことで、一つの取引が途切れても収入への影響を最小限に抑えられます。特に副業として取り組む場合は、本業の収入がベースにあるとはいえ、案件を1つに絞らず複数の窓口を持っておくことをおすすめします。案件を探す窓口を複数持つことは、単にリスク分散だけでなく、異なる発注元との取引を通じて自分の相場観を養う機会にもなります。

単価アップにつながる要素

継続的に案件を受ける中で、単価を段階的に引き上げていくためには、いくつかの要素が影響します。

ポートフォリオの充実度

制作実績が増え、多様な表現の作品が揃っているほど、発注者に対する説得力が増し、単価交渉の余地も生まれやすくなります。ジャンルの異なる作品を複数持っておくことで、幅広い案件に対応できる印象を与えられます。

対応の速さと丁寧さ

技術力だけでなく、連絡のレスポンスや修正対応の丁寧さも、継続依頼や単価交渉に大きく影響します。発注者にとって「頼みやすい相手」であることは、価格競争に巻き込まれにくくなる重要な要素です。

専門分野への特化

すべてのジャンルを浅く広くこなすよりも、特定の業界や表現スタイルに特化した方が、専門性を評価されて単価が上がりやすい傾向があります。たとえば、金融業界向けのインフォグラフィック表現に強い、アプリ操作説明に特化している、といった専門性は、価格競争を避ける手段になります。

提案の質を上げる

同じ制作物であっても、提案段階でラフ案や構成案を丁寧に示せる制作者は、発注者からの信頼を得やすく、結果的に単価交渉でも有利になります。単に「作ります」と伝えるのではなく、「こういう構成で、こういう意図を込めて作ります」と具体的に説明できる力を養うことも、長期的な単価アップにつながる要素の一つです。

納品後のフォロー体制

納品して終わりではなく、納品後の軽微な調整や、次回案件への布石となるフォローアップの連絡を丁寧に行うことも、発注者からの評価を高める要素になります。こうした積み重ねが、次の案件での単価交渉の土台を作っていきます。

独自データから見る単価相場の傾向

在宅ワーク求人の掲載動向を見ていると、モーショングラフィックスを含む映像制作カテゴリの案件は、実写動画編集の案件と比較して、単価水準がやや高めに設定される傾向が見られます。これは専門的な技術が求められること、また対応できる制作者の母数が実写編集より限られていることが背景にあると考えられます。

アニメーション・モーショングラフィックスのお仕事のカテゴリでは、こうした映像制作案件が幅広く掲載されています。また、映像制作と組み合わせて評価されやすい分野として、作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事もあり、映像と音の両方を扱えるスキルセットは、単価アップの一つの方向性として参考になります。

20年この市場を見てきた立場から言えば、単価が伸び悩む制作者に共通するのは、案件を「こなす」ことに終始し、発注者との関係構築に時間を使っていない点です。逆に、長く継続的に依頼を受けている制作者ほど、単発の作業ではなく「この人に任せると安心できる」という関係づくりに力を入れています。単価の交渉力は、技術力だけでなく、こうした信頼の積み重ねから生まれるものだという実感があります。

また、業務委託という契約形態において、仲介手数料の有無は手取り額に直結する要素です。中間マージンが差し引かれない直接取引は、同じ予算であっても依頼者側はより多くの制作を依頼でき、受注者側は同じ作業量でもより多くの手取りを得られます。手数料0%という条件は、額面の報酬額を変えるものではありませんが、実際に自分の手元に残る金額を厚くするという意味で、長期的な収入の積み上げに関わる重要な要素です。

副業として続ける場合に知っておきたい税務上の基礎

副業としてモーショングラフィックスの収入を得る場合、一定の所得を超えると確定申告が必要になります。具体的な所得金額や手続きの詳細は個々の状況によって異なるため、正確な要件は税務署や国税庁の案内で確認する必要がありますが、副業収入がある場合は自分の所得区分と申告義務について早めに把握しておくことが大切です。

モーショングラフィックスの制作には「Adobe After Effects」という編集ソフトが一般的なのですが、これは独学でもYouTubeや書籍、買い切りの動画教材などで、未経験からでも操作方法を学ぶことができます。 出典: liginc.co.jp

制作に使うソフトウェアの利用料や、学習のために購入した教材費などは、必要経費として計上できる場合があります。日々の収支を記録しておく習慣をつけておくと、確定申告の時期になって慌てずに済みます。具体的な経費計上の可否や申告手続きについては、税務署や国税庁の公式情報を確認するか、必要に応じて税理士に相談することをおすすめします。

国税庁のウェブサイトでは、副業を含む所得税の申告に関する基本的な情報が公開されています。制度の詳細や最新の要件については、必ず公式情報を確認するようにしてください。

本業を持ちながら副業として取り組む場合の確定申告と稼働時間の設計については、会社員がモーション副業を続けるなら確定申告と稼働時間の設計からでより詳しく取り上げていますので、両立を考えている方はぜひあわせて読んでみてください。

報酬にまつわるトラブルを避けるために

単価の話に戻りますが、報酬に関するトラブルを避けるためには、契約前の確認が何より重要です。特に、支払いのタイミングについても契約前に確認しておくべき事項の一つです。報酬が発生するタイミングや支払いサイトは案件によって異なり、この点を曖昧にしたまま契約を進めてしまうと、後々の資金繰りに影響することもあります。支払いタイミングの確認については、アニメーション案件で報酬が翌週入るか翌月かは契約前に確認するでも詳しく取り上げていますので、あわせてご覧ください。

また、フリーランスとして業務委託契約を結ぶ際には、報酬の支払期日に関する法的なルールも存在します。発注者側には、業務の受領日から一定期間内に報酬を支払う義務が課されている場合があります。契約内容に不安がある場合は、契約書のひな型や、公的な相談窓口を活用することも一つの手段です。

具体的な支払期日の要件や、フリーランスの取引に関する法的な保護の内容については、制度が定める要件が個々の取引形態によって異なるため、公正取引委員会などの公的機関が公開している情報を確認するか、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。契約書を交わす段階で不明点をそのままにせず、疑問があれば発注者に確認する姿勢が、後々のトラブルを防ぐ最も確実な方法です。

26歳でモーショングラフィックデザイナーを目指すのは遅いですか? 私は現在アルバイトで働きながら夜間のデザインの専門学校に通っています。 この春卒業で今就活中です。モーショングラフィックスは独学で学んである程度の基礎レベルまでは使えますが、映像の実務経験はないです。 広告系の映像制作会社に就職したいのですが、これからAEの応用やCinema4Dを一から学ぶとしたら遅すぎでしょうか?

年齢やキャリアの遅さを気にする声もよく見かけますが、業務委託の世界では、経験年数よりも「今の実力とポートフォリオ」が評価の中心になります。焦る必要はありません。着実に案件をこなし、単価を段階的に引き上げていく姿勢が、長期的な収入の安定につながります。

報酬交渉のタイミングと伝え方

単価を引き上げたいと思っても、いつ、どのように伝えればよいか迷う方は多いはずです。ここでは交渉の基本的な考え方を整理します。

交渉に適したタイミング

一つの目安として、複数回の継続取引を経て、発注者との信頼関係が築けた段階が交渉の適切なタイミングです。初回の取引でいきなり単価交渉を持ちかけると、発注者側に警戒感を与えてしまうことがあります。まずは実績を重ね、発注者にとって「この人に任せると安心」という評価を得てから、次の案件の見積もり段階で単価の見直しを提案するのが自然な流れです。

交渉の伝え方の工夫

単価を上げてほしいという要望を一方的に伝えるのではなく、「対応できる表現の幅が広がった」「制作にかけられる時間が増えた」など、単価アップの根拠となる変化を具体的に伝えることで、発注者側も納得しやすくなります。感情的な訴えではなく、事実に基づいた説明を心がけることが、円滑な交渉につながります。

交渉が難しい場合の対応

発注者側の予算の都合で単価アップが難しい場合もあります。その際は、無理に一つの発注元に固執せず、より高い単価を提示してくれる別の発注元を並行して探すという選択肢も検討してよいでしょう。一つの関係にこだわりすぎず、複数の選択肢を持っておくことが、結果的に自分の市場価値を適正に評価してもらう近道になることもあります。

制作にかかる時間と実質的な時給感覚

単価だけを見ていると気づきにくいのですが、実際の収入を考える上では「制作にどれだけの時間がかかっているか」という視点も欠かせません。

たとえば、8,000円の案件を仕上げるのに10時間かかっているのであれば、実質的な時給は800円程度になります。一方、同じ8,000円の案件を、慣れによって5時間で仕上げられるようになれば、実質時給は1,600円まで上がります。つまり、単価そのものを上げる努力と同じくらい、制作の効率を上げる努力も収入に直結するということです。

制作の効率を上げるためには、よく使う表現やパーツをテンプレート化しておく、ショートカットキーを積極的に活用する、作業工程を見直して無駄な手戻りを減らすといった工夫が有効です。特に、同じようなジャンルの案件を繰り返しこなす中で、自分なりの制作フローを確立していくことが、時給換算での収入を底上げする近道になります。時給換算での意識は、単価交渉の場面でも自分の作業にどれだけの価値があるかを客観的に説明する材料になります。

まとめに代えて、無理のない目標設定を

モーショングラフィックスの副業でいくら稼げるかは、単価設定と制作本数、そして継続的な信頼構築によって大きく変わります。月3万円という目標は、単価8,000円前後の案件を月4本程度こなすことで現実的に見えてくる水準です。もちろん、これはあくまで一つの目安であり、実際の収入は案件内容や個人のペースによって変動します。

大切なのは、単価の数字だけを追いかけるのではなく、契約内容をしっかり確認し、無理のないペースで継続していくことです。報酬額や成功を過度に急ぐのではなく、一件一件を丁寧にこなしていくことが、結果的に安定した収入につながっていきます。

法務の視点から日々ご相談をお受けしている立場として最後にお伝えしたいのは、「知らなかった」で不利益を被らないようにしてほしいということです。契約書の一文一文を確認する習慣、単価の内訳を明確にする習慣は、最初は面倒に感じるかもしれません。ですが、この習慣が身についている人ほど、長くフリーランスとして安定して活動を続けられています。あなたの技術と時間には、正当な報酬が支払われるべきです。そのための知識を、少しずつ身につけていってください。

よくある質問

Q. モーショングラフィックスの副業単価の相場はどのくらいですか?

案件のジャンルによって幅がありますが、15秒から30秒程度の短尺SNS広告動画で5,000円から3万円程度が一つの目安です。企業紹介動画などはさらに高めに設定されることもあります。

Q. 月3万円を稼ぐには何本くらい制作すればいいですか?

1本あたりの単価を8,000円程度と仮定すると、月4本程度の制作で月3万円に到達する計算になります。単価と制作ペースのバランスで必要な本数は変わります。

Q. 契約前に必ず確認すべきことは何ですか?

単価に修正対応が何回まで含まれるか、著作権の扱いはどうなるか、報酬の支払いタイミングはいつかの3点は特に重要です。契約前に明確にしておくとトラブルを防げます。

Q. 単価を上げるにはどうすればいいですか?

ポートフォリオを充実させること、連絡や修正対応を丁寧に行うこと、特定分野に専門性を持たせることが単価アップにつながる主な要素です。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年7月6日最終更新:2026年8月20日
長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津@SOHO編集部

行政書士・元企業法務

企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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