LINEスタンプの販売を副業にする|審査に通る作り方と売り方


この記事のポイント
- ✓LINEスタンプ副業の始め方を
- ✓公式ガイドラインの画像サイズや個数の条件
- ✓著作権と肖像権の注意点
先日、イラストを描くのが好きだという方から相談を受けました。「LINEスタンプ副業を始めたいけれど、他人のキャラクターに似ていたら訴えられるのか」「会社にバレるのか」「そもそも売れるのか」。この3つが一度に不安になって、手が止まっているとのことでした。
結論から言うと、3つとも答えがあります。しかも、答えを知れば怖くありません。著作権の線引きには考え方があり、会社に知られる経路は限られていて、売れるかどうかは作り方でかなり変わります。
この記事では、公式のガイドラインに書かれている数字をまず全部並べます。次に、審査で落ちる理由、収入の仕組み、そして権利と税金の注意点を扱います。これ、知らないまま始めて後から困る人が本当に多いところなんです。ひとつずつ整理します。
LINEスタンプ副業の収入は、どういう仕組みで入るのか
最初に、お金の流れを整理します。ここを誤解したまま始めると、期待と現実がずれます。
スタンプを作ってLINEのクリエイター向けの仕組みに登録し、審査を通して販売を開始すると、購入されるたびに売上が立ちます。ただし、販売価格がそのまま手元に入るわけではありません。アプリ内の購入にはAppleやGoogleの決済の仕組みが関わりますし、運営側の取り分もあります。売上からそれらを差し引いた残りを運営とクリエイターで分ける形です。
具体的な感覚をお伝えします。スタンプの最低価格は120円で、クリエイターが価格帯を選べます。120円のスタンプが1個売れたときに手元に残るのは、数十円の単位です。正確な料率と計算式はクリエイター向けのマイページと規約に書かれているので、登録したら必ず自分の目で確かめてください。
つまり、120円のスタンプで月に1万円の分配を得るには、月200〜300個程度の販売が必要になります。この数字を最初に見ておくことが大事です。「1個作れば毎月入ってくる」という話ではありません。
一方で、この仕組みには独特の良さもあります。一度審査を通したスタンプは、取り下げない限り売り場に並び続けます。作業が終わったあとも売れる可能性が残るという意味では、時間を売る仕事とは性質が違います。積み上げ型の収入源と呼ばれるのは、この性質のためです。
分配金は、一定額に達してから送金を申請する形です。少額の間は口座に振り込まれないので、「売れているのに入金がない」と慌てる方がいます。マイページで累計の分配額を確認できるので、そこを見てください。
実際のところ、どれくらい売れるのか
ここは正直に書きます。期待値を間違えると、続きません。
長く続けているクリエイターの方が、こう書いています。
まず前提として、私はLINEスタンプクリエイター歴9年の副業クリエイターです。多分LINEスタンプ界隈でいうと、"中堅"という立ち位置じゃないかと思います。当然そんな私個人の経験からしか語れないので、間違いや偏りはお許しくださいね。 出典: note.com
9年続けて中堅という自己評価です。この感覚は、実態に近いと思います。
現実的な分布を言うと、1作目だけを出して放置した場合、月の分配額が数百円に届かないことは珍しくありません。販売数がゼロの月があるのも普通です。逆に、作品数を10〜30作に積み上げ、売れる型が見えてきた方は、月に数千円から数万円の範囲に入ってきます。
この分布から読み取れることは2つあります。
1つは、点数が効くということです。1作の当たり外れは予測できませんが、作品数を増やすと平均に近づきます。月に1作ずつ出して1年で12作、という進め方が現実的です。
もう1つは、時間単価で見ると高くないということです。1作に10〜30時間かけて、分配が月数百円なら、時間単価は計算する意味がありません。ですから、LINEスタンプ副業は「収入の柱」ではなく「作ることが楽しく、かつ積み上がるもの」として位置づけるのが正確です。これを最初に受け入れられる方だけが続きます。
公式ガイドラインの数字を、全部おさえる
ここは覚える必要はありませんが、作る前に一度確認してください。仕様を外すと審査に出せません。
必要な画像は3種類です。
メイン画像は1個、横240ピクセル×縦240ピクセル、容量は1MB以下。
スタンプ画像は8個、16個、24個、32個、40個から選択します。サイズは最大で横370ピクセル×縦320ピクセル、1個あたり1MB以下。
トークルームタブ画像は1個、横96ピクセル×縦74ピクセル、容量は1MB以下。
技術的な条件は次のとおりです。
フォーマットはすべてPNG形式。解像度は72dpi以上、カラーモードはRGB。画像は自動的に縮小されるため、サイズは偶数にします。イラストの背景は透過にします。すべての画像をZIPにまとめてアップロードする場合、ZIPファイルは60MB以下。
余白も指定があります。トリミングされた画像の外枠とコンテンツの間に、10ピクセル程度の余白が必要です。ここを詰めすぎると、表示されたときに端が切れて見えます。
テキストの文字数制限もあります。
スタンプタイトルは40文字以内、クリエイター名は50文字以内、スタンプ説明文は160文字以内、コピーライトは50文字以内で英数字のみ。全角文字は2文字としてカウントされ、絵文字は使えません。
そして、見落としやすい注意点。
審査をリクエストしたあとは、スタンプの個数を変更できません。つまり、8個で出すか40個で出すかは、審査に出す前に決め切る必要があります。「足りなかったら追加しよう」ができません。
最初の1作は8個で出すことをおすすめします。数を増やすほど制作時間が伸びますし、審査で1個でも引っかかれば差し替えの手間がかかります。まず8個で全工程を通してみて、流れを掴んでから点数を増やすのが安全です。
審査に落ちる理由を、あらかじめ潰しておく
審査は仕様の確認だけではありません。内容も見られます。公式に示されている推奨と禁止の中身を、実務の言葉に置き換えて整理します。
推奨されているのは、日常会話で使いやすいものです。表情、メッセージ、イラストが分かりやすくシンプルなもの。ここは重要で、売れるかどうかにも直結します。
避けるべきとされているものは、次のような性質です。
日常会話で使いにくいもの。具体例として、物体や景色が挙げられています。つまり、風景写真を並べただけのスタンプは、審査でも売上でも苦しいということです。
視認性が悪いもの。横長な画像、8頭身キャラクターの全身などが例示されています。スタンプは小さく表示されます。トーク画面で見たときに何が描かれているか分からないものは通りません。
スタンプ全体のバランスを著しく欠いているもの。淡い色ばかりのもの、単なる数字の羅列などです。
公序良俗に反するもの、未成年者の飲酒喫煙を想起させるもの、性的表現、暴力的表現、ナショナリズムを煽るもの。
加えて、見落とされやすい禁止事項が3つあります。
1つめ。有料で提供されるスタンプは、宣伝を目的として販売できません。画像やタイトル、テキストでの告知、たとえば発売日の案内や、企業ロゴだけを載せるものは認められません。つまり、自分の店やサービスの宣伝用スタンプを有料で売る、という発想は通らないということです。
2つめ。スタンプの購入者に、個人情報やIDの提供を求めることは禁止されています。
3つめ。LINE以外のインターネットサービスやメッセンジャーアプリの名前、またそれらに似たサービス名やキャラクター名を、スタンプに含めることはできません。
この3つは、ガイドラインを読まずに作ると普通に踏みます。特に1つめは、副業として「自分の活動の告知に使おう」と考える方が引っかかりやすいところです。
売れるスタンプの考え方
売上を決めているのは、絵の巧拙だけではありません。むしろ設計です。
第一に、使う場面を先に決めることです。 「かわいいキャラクターを8個描く」ではなく、「毎日使う返事を8種類そろえる」と考えてください。おはよう、了解、ありがとう、ごめん、今から行く、遅れる、了解しました、おつかれさま。この8つがあれば、1日に何度も使われます。使われるスタンプは、周りの人に見られます。見られたスタンプは買われます。
第二に、小さく表示したときに分かることです。 作ったあとに縮小して確認してください。線が細い、色が淡い、文字が小さい。この3つはどれも致命的です。輪郭をはっきりさせ、文字は思っているより大きく入れるのが正解です。
第三に、検索される言葉をタイトルと説明文に入れることです。 LINEのスタンプショップには検索があります。「名前スタンプ」「敬語」「関西弁」「猫」「あいさつ」といった語で探されます。タイトルは40文字、説明文は160文字使えるので、詰め込みすぎない範囲で、使う場面を表す言葉を入れてください。
第四に、需要が固定されている層を狙うことです。 敬語だけのスタンプ、仕事の連絡だけのスタンプ、介護や看護の現場で使う言葉、部活の連絡。こういう用途が明確なものは、点数が伸びにくい代わりに長く売れます。逆に、流行り言葉に寄せたものは短命です。
第五に、続きを作ることです。 1作目が少しでも売れたら、同じキャラクターで敬語版、季節版、方言版を出します。既存の購入者が次を買ってくれるので、1作目より効率が良くなります。ここが点数を積む意味です。
イラストが描けない人の選択肢
描けないと始められないと思っている方が多いのですが、道は3つあります。
1つめ、文字だけのスタンプ。 手書き文字やタイポグラフィで構成します。ただし、審査で「単なる数字の羅列」などバランスを欠くと判断される可能性があるので、文字の形や配置に工夫が必要です。デザインの力が問われる分野です。
2つめ、写真を使う。 自分で撮った写真を加工して使えます。ただし前述のとおり、風景や物体は日常会話で使いにくいとされるので、表情や動作が読み取れる被写体が向きます。そして権利の問題が出ます。これは次の節で扱います。
3つめ、描ける人に依頼する。 イラストの制作を外注して、自分は企画と販売を担う形です。この場合、著作権の扱いを契約で明確にしてください。「描いてもらったから自分のもの」にはなりません。著作権は原則として描いた人に生じます。譲渡を受けるのか、利用の許諾を受けるのか、二次利用の範囲はどこまでか。ここを書面にしないと、後で必ず揉めます。
逆に、絵が描ける方には、作る側に回る選択肢もあります。キャラクター制作の依頼は業務委託の市場に一定量あります。どんな仕事があるのかはキャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事に整理されているので、自分の絵で受注できるのかを確かめる材料になります。作ったキャラクターに音をつける依頼もあり、そちらは作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事に業務の中身が書かれています。
差別化しやすい題材と、避けたほうがいい題材
需要の話をもう少し具体的にします。スタンプショップに並んでいるものを見ると、供給が過剰な領域と、薄い領域がはっきり分かれています。
供給が過剰なのは、汎用的な「かわいい動物」と「顔だけのキャラクター」です。 数が膨大なので、後から入って見つけてもらうのが難しい。絵の質で勝とうとすると、専業のクリエイターと競うことになります。
逆に供給が薄いのは、用途が狭く言葉が具体的な領域です。 例を挙げます。
看護や介護の現場で使う連絡。「夜勤入ります」「申し送りお願いします」「休憩に入ります」。職場のグループで毎日使われる言葉です。
工事や配送の現場。「出発しました」「到着しました」「積み込み完了」「本日中に伺います」。
学校や部活の連絡。「本日の練習は中止です」「体育館に集合」「保護者会の件です」。
飲食店のシフト連絡。「本日出勤できます」「代わりに入れます」。
こうした業種や場面に特化したスタンプは、絵の巧拙よりも「その言葉が入っているか」で選ばれます。専業のクリエイターは、こういう狭い用途を知らないので作れません。自分の仕事や生活の中にある言葉は、それ自体が資産です。
方言も供給が薄い領域です。 主要な方言はすでに数がありますが、市町村レベルの言い回しや、世代特有の表現はまだ空いています。地元で使われる言葉を8個選ぶだけで、その地域の人には刺さります。
避けたほうがいいのは、流行り言葉に寄せたものです。 作って審査を通すまでに時間がかかり、公開されたころには言葉が古くなっています。審査の期間は数日から数週間と幅があるので、鮮度が命の題材は構造的に不利です。
もう1つ避けたいのが、名前入りスタンプの安易な量産です。 需要はありますが、同じ発想の作品が大量にあり、しかも名前ごとに作ると点数管理が破綻します。狙うなら、名前ではなく苗字や役職、あるいは「部長」「先輩」「ママ」といった呼びかけに振るほうが1作でカバーできる範囲が広くなります。
題材を決めるときの実務的な手順は単純です。自分が過去1か月に送ったメッセージを見返して、繰り返し打っている言葉を20個書き出す。そこから8個選ぶ。自分が毎日打っている言葉は、同じ立場の人も毎日打っています。市場調査という言葉を使わなくても、これで需要の当たりはかなり付きます。
著作権、肖像権、商標の3つの落とし穴
ここが私の本業に近い話です。トラブルの実例で説明します。
落とし穴1:他人のキャラクターに似せてしまう
既存のアニメやゲームのキャラクターを描くのは著作権侵害です。これは分かりやすい。問題は「似ている」の判断です。作風を参考にすることと、特徴的な要素をそのまま持ってくることは違います。髪型、目の形、配色、決めゼリフ。これらが組み合わさって特定のキャラクターを想起させるなら、危険です。
実例として多いのは、「オリジナルだと思って描いたら、投稿後に指摘された」というケースです。審査を通ったことは、権利上問題がないことの保証にはなりません。つまり、審査通過と権利侵害は別の問題です。ここを勘違いしている方が本当に多いんです。
落とし穴2:実在の人物や建物を使ってしまう
人物の写真を使うには、本人の承諾が必要です。肖像権の問題です。家族や友人であっても、口約束ではなく「スタンプとして販売してよい」という承諾を文字で残してください。未成年なら保護者の承諾も要ります。
有名人の場合は、肖像権に加えてパブリシティ権の問題が出ます。似顔絵であっても、その人物と分かる形で商品化すれば問題になります。
建物については、著作物である建築物を撮影して販売するケースで論点が生じます。街の風景として写り込む程度なら問題になりにくいのですが、特定の建物を主題にするなら管理者に確認するのが安全です。
落とし穴3:商標登録された言葉をタイトルに入れてしまう
これは見落とされます。タイトルや説明文に商標登録された語句を入れると、商標権の問題が生じる可能性があります。特に、一般名詞に見えるが登録されている言葉があります。売れ始めてから通知が来るのが典型的な流れです。
不安なら、特許情報の検索で登録の有無を確認できます。制度の窓口を探すときはe-Govから関連する所管を辿れます。
権利の話は怖く聞こえるかもしれませんが、避け方は単純です。自分で描いたものだけを使う。人物を使うなら文字で承諾を取る。タイトルに固有名詞を入れない。この3つを守るだけで、大半のリスクは消えます。法律は、あなたの作ったものを守る側にもあるのです。
税金と、会社に知られる経路
事務の話に移ります。ここも相談が集中します。
こういう質問が実際に出ています。
副業でLINEスタンプを作成してます。 収入が20万円以下なので会社には報告していません。確定申告は20万円以下であれば問題ないとネットで調べましたが、副業で得た収入は住民税に影響ありますか?会社に報告は必要でしょか?(住民税の支払いはしています) 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
この質問は、多くの方が持つ疑問をそのまま表しています。答えを整理します。
給与のほかに所得がある方は、その所得が年20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。ここまではよく知られています。つまり、20万円以下なら所得税の申告は不要です。
見落とされるのはここから先です。20万円以下でも、住民税の申告は別に必要です。所得税と住民税は別の制度なので、所得税の申告が不要でも住民税の申告義務は残ります。正確な扱いは国税庁の案内で確認してください。
そして、会社に知られる経路は主にこの住民税です。住民税の額が給与だけでは説明できない金額になると、経理担当が気づく可能性があります。隠すための工夫を考えるより、就業規則の副業規定を確認して、必要なら届け出るほうがずっと楽です。スタンプの販売は競業にあたりにくいので、通りやすい副業の部類です。
もう1つ。所得は売上ではなく、売上から経費を引いた額です。ペンタブレット、ソフトウェアの利用料、参考書籍、作業用の机。これらは経費になり得ます。記録を残していないと経費として扱えないので、最初の年からレシートを取っておいてください。
受託の仕事と組み合わせて、収入の土台を作る
ここまで読んでいただければ分かると思いますが、LINEスタンプ副業は単独で家計を支える設計にしにくいのです。積み上がる性質は魅力ですが、立ち上がりが遅い。
だから、組み合わせが効きます。受託の仕事を収入の土台にして、スタンプは積み上げの側に置く。この配置がいちばん無理がありません。
土台を作るなら、自分の技能が市場でどう値付けされているかを先に知ってください。ソフトウェア作成者の年収・単価相場や著述家,記者,編集者の年収・単価相場には職種別の水準が整理されています。絵とは別の軸で稼ぐ道を持っておくと、スタンプの売れない月に焦らなくなります。
LINEという場そのものを仕事にする道もあります。企業の公式アカウントを設計して運用する仕事は需要が安定しており、始め方と単価はLINE公式アカウント構築フリーランスの始め方|案件単価と必要スキルに整理されています。スタンプ制作で身についた「LINEの画面でどう見えるか」の感覚は、この領域でそのまま役に立ちます。
デザイン寄りの収入の実際を知りたい方はWebデザイナー 年収のリアル:30代フリーランスが語る稼ぎ方とキャリアパスが具体的です。販促や集客の側から入るならAI・マーケティング・セキュリティのお仕事に、どんな依頼が動いているのかが書かれています。
書類作成の基礎を整えておくと、受託の場面で信頼を得やすくなります。見積書や請求書の型を知っておきたい方にはビジネス文書検定が何を問うのか確かめる手がかりになります。
市場を長く見てきた立場からの観察
在宅ワークと業務委託の市場を20年以上運営してきた立場から、作ったものを売る副業について気づいていることを書きます。
まず、続いている方は「1作で当てよう」としていません。淡々と点数を積んでいます。そして、積んだ点数のうち売れているものは、たいてい本人の予想とは違う作品です。当たりを予測する能力より、外れても続ける仕組みを持っているかどうかが結果を分けています。
もう1つ。運営者として見てきた限りでは、作る技能を持っている方が受託の側にも回ると、収入の形が安定します。自分の作品を売る活動と、人の依頼で作る活動は、別のものではありません。依頼で作った経験が自分の作品の設計を良くしますし、自分の作品が依頼を呼びます。片方だけに絞る必要はないのです。
手取りの話もしておきます。受託の仕事を仲介手数料15%〜20%の仕組みで受けると、年100万円の売上で15万円〜20万円が中間に消えます。スタンプの分配が月に数千円という話をした直後にこの数字を置くと、重さが伝わると思います。手数料0%で直接やり取りできる形なら、依頼する側は同じ予算でより多く頼めて、受ける側は手取りが厚くなります。どちらかが損をする構造ではありません。
データから見える、始める順番
内部の記事の読まれ方を見ると、スタンプや作品の販売を調べている方は、同時に「受託の単価」と「権利の扱い」を調べている傾向が出ています。
これは健全な調べ方です。つまり、多くの方が「作って売るだけでは足りない」ことを感覚として分かっているということです。
この視点で、始める順番を整理します。
第一に、8個のスタンプで、登録から審査、販売開始までを一度通す。この工程を体験することが目的で、売上は考えません。
第二に、権利の3点を固める。自分で描いたものだけを使う。人物を使うなら文字で承諾を取る。タイトルに固有名詞を入れない。
第三に、経費の記録と、住民税の申告の準備を最初の年から始める。
第四に、月に1作のペースを半年続けて、どの作品が売れるかを観察する。売れた作品の続編を作る。
第五に、並行して受託の仕事で土台を作る。スタンプの分配額が生活に影響しない状態を保つ。
この5つを踏むと、1年後に手元に残るのは、数作のスタンプと、審査や権利の扱いに慣れた自分と、記録のついた帳簿です。分配額はまだ小さいかもしれません。でも、この3つが揃った状態は、次の年に効いてきます。積み上げ型のものは、積み上げた分しか返ってきません。逆に言えば、積み上げた分は確かに返ってきます。
よくある質問
Q. LINEスタンプは何個から出せますか?
スタンプ画像は8個、16個、24個、32個、40個から選べます。あわせてメイン画像1個(240×240ピクセル)とトークルームタブ画像1個(96×74ピクセル)が必要です。審査をリクエストしたあとは個数を変更できないため、最初の1作は8個で全工程を通し、流れを掴んでから点数を増やすのが安全です。
Q. LINEスタンプ副業は、どれくらいの収入になりますか?
販売価格の全額が入るわけではなく、決済手数料と運営の取り分を差し引いた残りが分配されます。最低価格120円のスタンプ1個で手元に残るのは数十円の単位です。1作だけ出して放置した場合は月数百円に届かないことも珍しくありません。10作から30作に積み上げた段階で月数千円から数万円の範囲に入ってきます。
Q. 写真や、人の顔を使ったスタンプは販売できますか?
自分で撮影した写真は使えますが、人物が写っている場合は本人の承諾が必要です。肖像権の問題があるため、家族や友人でも「スタンプとして販売してよい」という承諾を文字で残してください。未成年なら保護者の承諾も要ります。有名人はパブリシティ権の問題も生じるため避けてください。
Q. 会社に副業だと知られますか?
知られる経路として最も多いのは住民税です。住民税の額が給与だけでは説明できない金額になると気づかれる可能性があります。所得が年20万円を超えると所得税の確定申告が必要で、20万円以下でも住民税の申告は別に必要です。就業規則の副業規定を確認し、必要なら先に届け出るほうが結果的に楽です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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