インスタライブの収益|バッジとギフト


この記事のポイント
- ✓インスタライブの収益の仕組みを
- ✓Instagram公式の案内で確かめて説明します
- ✓ブランドとのタイアップの条件と違い
インスタライブで収益を得られると聞いて調べ始めたものの、バッジ、ギフト、サブスクリプションと似た言葉が並び、どれが自分に使えるのか分からずに迷っていませんか。しかも、海外の情報と日本の状況が混ざって紹介されていることが多く、条件を読み違えやすい分野です。
この記事では、インスタライブの収益の仕組みを、Instagramのクリエイター向け公式サイトに書かれている内容で確かめながら説明します。ライブ配信で使えるバッジ、リール動画に贈られるギフト、月額制のサブスクリプション、企業と組むタイアップの違いを整理し、日本で利用するときの条件、収益を受け取るまでの手順、税金の考え方まで順に見ていきます。条件と金額は、2026年10月25日時点で公式サイトに書かれている内容です。収益化の条件は頻繁に変わるので、始める前に必ず公式の最新の記載を確かめてください。
インスタライブで収益が生まれる仕組み
最初に、Instagramで収益を得る方法の全体像を整理します。インスタライブ(Instagramのライブ配信機能のこと)は、配信そのものに広告が付いて収入になる仕組みではありません。視聴者がお金を払って応援する機能や、企業から依頼を受けて配信する形など、いくつかの経路を組み合わせて収益が生まれます。
| 方法 | 収益が生まれる場面 | お金を払う人 |
|---|---|---|
| バッジ | ライブ配信中 | 視聴者 |
| ギフト | リール動画 | 視聴者 |
| サブスクリプション | 登録者限定のライブや投稿 | 月額で登録した人 |
| ブランドコンテンツ(タイアップ) | 企業と組んだ投稿や配信 | 企業 |
このうち、ライブ配信の最中に視聴者から直接お金を受け取れるのはバッジです。ギフトはリール動画(短い縦長の動画のこと)向けの機能で、ライブ配信の機能ではありません。似た名前でも、使う場面がはっきり分かれている点を押さえておくと、情報を読むときに迷いにくくなります。
収益の金額は「いくら」と言い切れない
インスタライブの収益は、視聴者の数、配信の頻度、視聴者との関係の深さによって大きく変わります。再生1回でいくら、配信1時間でいくら、という決まった単価があるわけではありません。インターネット上には大きな金額を示す情報もありますが、配信する人によって条件がまったく違うので、他人の金額を自分の目安にすることはできません。
この記事では、金額の予想ではなく、仕組みと条件、手順を中心に説明します。自分がどの機能を使える段階にいるのかを知ることが、収益化を考えるうえでの出発点になります。
ライブ配信のバッジ
インスタライブの収益として、まず名前が挙がるのがバッジです。Instagramのクリエイター向けサイトは、バッジを次のように説明しています。
Instagramでライブ配信を開始すると、視聴者はバッジを購入して、特別な存在として認めてもらったり、金銭的なサポートを提供したりできます。 出典: creators.instagram.com
バッジの仕組み
視聴者がライブ配信中にバッジを購入すると、その人のユーザーネームの横にハートが表示されます。配信する側は、購入されたバッジの合計数や合計収益を、配信中や配信の終了後にプロフェッショナルダッシュボード(プロアカウントで使える管理画面のこと)で確かめられます。
公式サイトでは、視聴者はライブ配信中に0.99ドル、1.99ドル、4.99ドルのバッジを複数購入できると説明されています。この金額は米国向けの表記で、日本で表示される金額や、配信する側の手元に入る額は、公式の案内とアプリの画面で確かめる必要があります。
利用できる条件
公式サイトに書かれている利用開始の条件は、次のとおりです。
- Instagramのパートナー収益化ポリシーとコミュニティ規定に準拠していること
- 18歳以上であること
- フォロワーが1万人以上いること
ここで大切なのは、国によって扱いが違う点です。公式サイトでは、米国に住んでいて条件を満たすクリエイターはバッジを利用できる一方、日本を含む一部の国では、現在は招待を受けた場合のみバッジを利用できると書かれています。
英国、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、日本、オーストラリア、トルコ、ブラジル、またはメキシコに在住で要件を満たしているクリエイターは、現在、招待を受けた場合のみバッジを利用できます。 出典: creators.instagram.com
つまり、日本でフォロワーが1万人を超えたからといって、自動的にバッジが使えるようになるわけではありません。招待が届いているかどうかは、アプリの設定から確かめられると案内されています。
バッジを有効にする手順
公式サイトでは、バッジを始める手順を次のように案内しています。
- プロフィールを開き、プロフェッショナルダッシュボードをタップする
- 収益化の利用資格を満たしている場合は、バッジを設定するボタンが表示される
- 支払いの情報を入力し、振込先を設定する
- バッジを利用できるようになったら、ライブ配信でバッジが自動的に有効になる
ボタンが表示されない場合は、条件を満たしていないか、自分の国でまだ利用できない状態だと考えられます。その場合は、無理にバッジを前提にせず、次に説明するほかの方法から始めるのが現実的です。
リール動画のギフト
ギフトは、リール動画に対して視聴者が感謝の気持ちを伝える機能です。名前が似ているため、インスタライブの投げ銭と混同されやすいのですが、公式サイトでは、リール動画へのギフトは、ライブ動画で収益を得られるバッジとは異なると明記されています。
ギフトの仕組み
視聴者は、スターと呼ばれるアプリ内の通貨を購入し、気に入ったリール動画にバーチャルギフトとして贈ります。公式サイトでは、クリエイターは受け取ったスター1個につき0.01ドルを獲得すると説明されています(例えば、スター100個で1ドル)。
受け取ったギフトはギフトフィードで確かめられ、合計や月間の推定収益はプロフェッショナルダッシュボードで確認できます。
利用できる条件
公式サイトに書かれているギフトの条件は、次のとおりです。
- プロアカウントを持っていること
- 18歳以上であること
- 利用できる国に住んでいること
- パートナー収益化ポリシーを守っていること
- フォロワーが500人以上いること
利用できる国の一覧には日本が含まれています。バッジと比べると、フォロワーの条件が低く、招待制とも書かれていないため、日本で収益化を始める入り口としては、ギフトのほうが手の届きやすい機能です。
支払いの設定に注意する
ギフトの支払いを受け取るには、支払いアカウントを設定する必要があります。公式サイトでは、収益化のツールに登録していないクリエイターにファンがギフトを贈った場合、贈った人を確かめることはできても、そのギフトからの収益は受け取れないと案内されています。条件を満たしたら、早めに支払いアカウントを設定しておくことが大切です。支払いは、残高の総額が25ドルに達すると行われると説明されています。
ライブ配信とリール動画を組み合わせる
インスタライブで収益を考えている人にとって、ギフトは別の機能に見えるかもしれません。ただ、ライブ配信の内容を短く切り出してリール動画として投稿すれば、ライブを見逃した人にも届き、ギフトを受け取る機会にもなります。ライブ配信で視聴者と関係を作り、リール動画で新しい人に見つけてもらう、という使い分けができます。
サブスクリプション
サブスクリプションは、熱心なフォロワーが月額料金を払って、限定のコンテンツを見られる仕組みです。登録した人は、紫色のリングで示される限定のストーリーズやライブ、投稿やリール動画を見られます。
限定ライブとして使える
サブスクリプションの登録者だけが見られる限定ライブを配信できるため、インスタライブを継続的な収益につなげる方法の1つになります。公式サイトでは、最大30人の登録者と話せる限定のチャットも紹介されています。料金はクリエイターが設定します。
利用できる条件
公式サイトに書かれている条件は次のとおりです。
- 18歳以上であること
- 利用できる国に住んでいること
- フォロワーが1万人以上いること
- Metaのパートナー収益化ポリシーとコンテンツ収益化ポリシーに準拠していること
利用できる国の一覧には日本も含まれています。ただし、公式サイトでは、サブスクリプション利用の招待状が届くとプロフェッショナルダッシュボードから設定できるようになると説明されています。条件を満たしていても、すぐに使えるとは限らない点はバッジと同じです。
限定の内容を決めておく
サブスクリプションは、毎月お金を払ってもらう仕組みなので、登録した人が「続けて払う価値がある」と感じる内容を、決まった間隔で届け続ける必要があります。週に1回の限定ライブ、月に数回の限定投稿のように、提供する内容と頻度を先に決めておくと、登録した人が見通しを持てます。
ブランドとのタイアップ
視聴者からの支払いとは別に、企業と組んで収益を得る方法もあります。企業の商品やサービスを紹介する投稿やライブ配信を行い、その対価を企業から受け取る形です。Instagramでは、こうした企業との提携をブランドコンテンツと呼んでいます。
フォロワーの数より、誰に届くか
企業がタイアップを依頼するときは、フォロワーの数だけでなく、どんな人がフォローしているか、投稿やライブにどれだけ反応があるかを見ています。料理、子育て、学び直し、美容など、特定の分野で同じ関心を持つ人が集まっているアカウントは、フォロワーが多くなくても依頼を受けることがあります。
広告であることを示す
企業から対価を受け取って紹介する場合は、広告であることが分かるように示す必要があります。消費者庁は、広告であるにもかかわらず広告であることを隠す、いわゆるステルスマーケティングが、令和5年10月1日から景品表示法違反になると案内しています(消費者庁 ステルスマーケティング)。
この規制の対象は広告を依頼した事業者ですが、依頼を受けた側も、投稿に「PR」と書く、Instagramのブランドコンテンツの機能を使うなど、広告であることを示すよう求められるのが一般的です。依頼を受けたときは、表示の方法を企業と事前に確認しておきます。
インスタライブで収益化を目指す手順
ここまでの機能を踏まえて、インスタライブで収益化を目指すときの進め方を、段階ごとに整理します。
段階1:プロアカウントに切り替える
収益化の機能は、プロアカウント(クリエイターやビジネス向けのアカウントのこと)で使えるものが中心です。まずはアカウントの設定からプロアカウントに切り替え、プロフェッショナルダッシュボードを開けるようにします。切り替えたあとは、プロフィールからプロフェッショナルダッシュボードを開き、使える機能を確かめられるようになります。
段階2:配信の型を決める
収益化の条件を満たす前に、配信の型を決めておくことが大切です。何曜日の何時に、どんな内容を、どのくらいの長さで配信するのかを決め、続けられる形を探します。決まった時間に配信すると、視聴者が予定を合わせやすくなり、配信のたびに集まる人が増えていきます。
配信の内容は、自分が続けられる分野から選びます。料理を作りながら話す、勉強の進め方を相談に乗る、作品を作る様子を見せる、といった形です。教える内容を持っている人は、講座の形にまとめて別の場所で販売する道もあります。知識を講座にして販売する方法は、Udemy講座作成で副業|知識を収益化する始め方と稼ぐコツ【2026年版】で紹介しています。
段階3:リール動画で見つけてもらう
ライブ配信は、すでにフォローしている人に届きやすい一方で、新しい人に見つけてもらう力は強くありません。ライブ配信の見どころを短く切り出してリール動画にすると、フォローしていない人の目にも触れやすくなります。フォロワーが500人を超えれば、前の節で説明したギフトの条件の1つを満たせます。
段階4:条件を満たしたら設定する
フォロワーの数が条件に届いたら、プロフェッショナルダッシュボードで、使える収益化の機能を確かめます。表示されているものから設定し、支払いアカウントを登録します。招待制の機能は、条件を満たしていても表示されないことがあるので、表示されない場合はほかの機能を先に使います。
段階5:視聴者に感謝を伝える
公式サイトのアドバイスでも、サポートしてくれた人への感謝を伝えることがくり返し勧められています。バッジやギフトを贈ってくれた人の名前を呼んでお礼を言う、配信の終了後にストーリーズでお礼を伝える、といった小さな積み重ねが、次の配信に来てもらう理由になります。
配信の内容を決めるための考え方
収益化の条件を満たすまでには、配信を続けて視聴者を集める期間が必要です。その期間を乗り切れるかどうかは、配信の内容をどう決めるかで大きく変わります。
自分が話し続けられる分野を選ぶ
ライブ配信は、編集ができない分、話す内容を自分の中に持っていることが求められます。流行している分野でも、自分が詳しくない内容だと、数回で話すことがなくなってしまいます。仕事で身につけた知識、長く続けている趣味、毎日の家事や育児の工夫など、質問されても答えられる分野を選ぶと、配信を重ねても内容が尽きにくくなります。
視聴者が得られるものを1つ決める
視聴者は、配信を見て何かを得られると感じたときに、また見に来てくれます。得られるものは、知識、楽しさ、安心感、一緒に作業する感覚など、配信によって違います。たとえば、資格の勉強を一緒に進める配信なら、視聴者は「1人では続かない勉強を続けられる」という価値を得られます。料理の配信なら、作り方だけでなく、冷蔵庫にあるもので献立を考えるコツが得られるかもしれません。自分の配信で視聴者が得られるものを1つ言葉にしておくと、毎回の内容がぶれにくくなります。
配信の長さと時間帯を決める
配信の長さは、最初は30分程度から始めると、話す内容を準備しやすく、視聴者も最後まで見やすくなります。時間帯は、自分の視聴者が見られる時間を考えて選びます。会社員向けの内容なら平日の夜、子育て中の人向けの内容なら子どもが寝たあとの時間、といった具合です。プロフェッショナルダッシュボードでは、フォロワーがよく使っている時間帯を確かめられるので、配信を続けながら時間帯を調整していきます。
配信の型の例
| 型 | 内容の例 | 視聴者が得られるもの |
|---|---|---|
| 相談型 | 視聴者の質問にその場で答える | 自分の悩みへの答え |
| 作業型 | 勉強や作品づくりを一緒に進める | 続けるきっかけ |
| 解説型 | 1回1つのテーマを説明する | まとまった知識 |
| 対談型 | ゲストを招いて話を聞く | 新しい視点 |
最初から1つの型に決めず、数回ずつ試してみて、視聴者の反応がよい型を続けるのも1つの方法です。
配信の前と最中と後にやること
ライブ配信は、配信している時間だけが仕事ではありません。配信の前の準備と、配信の後の振り返りが、次の配信の視聴者を増やします。
配信の前
配信の数日前から、ストーリーズで配信の日時と内容を告知します。告知では、何について話すのか、視聴者が何を得られるのかを短く伝えます。公式サイトのアドバイスでも、ライブ配信を始める前に、ストーリーズで何を見たいかをサポーターに聞いてみることが勧められています。視聴者の声を聞いてから内容を決めると、配信に来てもらえる理由が生まれます。
配信の直前には、話す内容の要点を紙やメモに書き出しておきます。台本をすべて書く必要はありませんが、最初の挨拶、今日のテーマ、話す順番、最後の締めの言葉だけでも決めておくと、話が途中で止まることが少なくなります。
配信の最中
配信の始まりは、視聴者が少しずつ集まってくる時間です。最初の数分は、あいさつや今日のテーマの紹介に使い、本題は人が集まってから始めると、途中から来た人も話についていけます。コメントには、できるだけ名前を呼んで返事をします。視聴者は、自分のコメントが読まれると、配信に参加している実感を持てます。
途中から来た人のために、配信の途中でも今日のテーマを何度か伝え直します。バッジが使える場合は、公式サイトのアドバイスにあるとおり、配信の初め、途中、終わりに、バッジが有効になっていることを伝えます。
配信の後
配信が終わったら、視聴者の数、コメントの数、反応がよかった場面を記録します。反応がよかった場面は、リール動画として切り出す候補になります。配信の終了後にストーリーズでお礼を伝えると、見に来てくれた人に感謝が届き、見逃した人には次回の配信を知ってもらうきっかけになります。
記録を数回分ためると、どの内容、どの時間帯で人が集まりやすいかが見えてきます。収益化の条件を満たす前のこの記録が、条件を満たしたあとに収益を伸ばすための土台になります。
会社員が始める前に確かめること
会社員が副業としてインスタライブを始める場合は、配信の内容とは別に、確かめておきたいことがあります。
勤め先の就業規則
副業を認めるかどうか、認める場合にどんな手続きが必要かは、勤め先の就業規則で決められています。届け出が必要な会社もあれば、競合する仕事や会社の信用を傷つける仕事を禁止している会社もあります。配信で収益を得る前に、就業規則を読み、必要なら会社に確かめておきます。
勤め先の情報を配信で話さない
配信の中で、勤め先の名前や仕事の内容、社内の出来事を話すと、思わぬところで問題になることがあります。仕事で身につけた知識を配信で生かすときも、勤め先が特定される話や、業務で知った秘密に当たる話はしないよう注意します。
時間の使い方
ライブ配信は、決まった時間に配信するほど視聴者が集まりやすい一方で、本業の残業や家族の予定と重なることもあります。無理な頻度で配信を続けると、本業にも配信にも影響が出ます。最初は週に1回など、無理なく続けられる頻度から始め、慣れてきたら回数を調整します。
配信の環境を整える
インスタライブは、スマートフォン1台で始められます。ただ、収益化を目指して続けるなら、配信の環境を少し整えておくと、視聴者が見やすく、配信する側も疲れにくくなります。
通信の安定
ライブ配信で一番困るのは、映像が止まったり、途中で切れたりすることです。視聴者は、映像が止まると別の配信に移ってしまいます。自宅で配信する場合は、通信の速さと安定性を見直しておきます。在宅の仕事にも使える回線の選び方は、在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方で整理しています。
音と明かり
視聴者は、映像が多少粗くても見続けてくれますが、声が聞き取りにくいと離れていきます。スマートフォンに付けられる小型のマイクを使うと、声がはっきり届きます。明かりは、顔の正面から当たるようにすると、表情が明るく見えます。窓の光を正面から受ける位置に座るだけでも、見え方はずいぶん変わります。
声や音で届ける配信
顔を出さずに、手元や声だけで配信する人もいます。声や音そのものを作品にする副業として、ASMR副業で稼ぐ方法|機材選びから収益化まで完全ガイドでは、音を届ける配信の機材の選び方を紹介しています。顔を出すことに抵抗がある場合も、配信の形を工夫すれば続けられます。
収益化で気をつけること
インスタライブで収益を得るときに、気をつけておきたい点をまとめます。
収益化のポリシーを守る
バッジ、ギフト、サブスクリプションのどれも、パートナー収益化ポリシーを守ることが条件になっています。ポリシーに反する内容を配信すると、収益化の機能が使えなくなることがあります。始める前に、公式の規定に目を通しておきます。
視聴者に支払いを強く求めない
収益を意識するあまり、視聴者にバッジやギフトを強く求めると、配信の雰囲気が悪くなり、かえって人が離れてしまいます。公式サイトのアドバイスでも、目標を伝える、感謝を伝える、といった視聴者と一緒に配信を作る姿勢が勧められています。
「すぐに収益化できる」という勧誘に注意する
インスタライブの収益化を調べていると、「すぐに収益化できる」「フォロワーを増やせる」とうたう勧誘を目にすることがあります。先にお金を払わせる講座やサービスの中には、内容に見合わないものもあります。契約の前に、料金、解約の条件、提供される内容を書面で確かめ、迷ったときは消費生活センターに相談します。
個人情報と安全を守る
ライブ配信では、背景に映る物や会話から、住んでいる場所や生活の様子が伝わってしまうことがあります。窓の外の景色、郵便物、制服などが映らないよう、配信の前に画面を確かめます。コメントで個人情報を聞かれても答えず、嫌がらせのコメントは非表示やブロックの機能で対処します。
配信の前に、コメントで使ってほしくない言葉を設定しておく、信頼できる知人にモデレーター(コメントを見守り、問題のある書き込みに対処する役のこと)を頼む、といった準備をしておくと、配信中に1人で対応する負担が軽くなります。家族が映り込む可能性がある場合は、事前に配信することを伝え、映ってよい範囲を話し合っておきます。収益化を目指して長く続けるほど、こうした安全の備えが配信を続けられるかどうかを左右します。
収益化までの期間をどう考えるか
インスタライブの収益化には、フォロワーの数という条件があるため、始めてすぐに収益が生まれることはほとんどありません。フォロワーが500人、1万人と増えていくまでの期間をどう過ごすかを、最初に考えておくことが大切です。
目標を収益ではなく行動に置く
最初の数か月は、収益の金額を目標にすると、思うように伸びない時期に気持ちが続きません。代わりに、週に1回配信する、配信ごとにリール動画を1本作る、といった自分で決められる行動を目標にします。行動の目標なら、フォロワーの増え方に左右されずに達成でき、続けた分だけ配信の腕も上がります。
小さな変化を記録する
フォロワーの数は、すぐには大きく変わりません。それでも、配信に来てくれる人の数、コメントをくれる人の顔ぶれ、リール動画の再生の伸び方など、小さな変化は少しずつ表れます。これらを記録しておくと、続けてきた効果が目に見え、内容を見直すときの手がかりにもなります。
続けるか見直すかを決める時期を決めておく
いつまでも同じやり方を続けるのではなく、3か月、半年といった区切りで、内容や時間帯、配信の型を見直す時期を決めておきます。区切りの時点で、記録をもとに伸びている部分と伸びていない部分を確かめ、次の期間のやり方を決めます。見直しの時期を決めておくと、伸び悩んだときに迷い続けることが少なくなります。
収益が出たときの税金の考え方
インスタライブで収益が出た場合、税金の申告が必要になることがあります。
会社員など給与を1か所から受けている人は、国税庁の案内によると、給与以外の所得の合計が20万円を超える場合に確定申告が必要とされています(国税庁 No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人)。所得は、受け取った収益から、配信に使った機材や通信費などの経費を差し引いた額です。
20万円という線は所得税の話で、住民税にはこの線がありません。所得税の確定申告をしない場合でも、住民税は市区町村へ申告が必要です。
インスタライブの収益は、海外の会社から支払われ、ドルで計算されることがあります。円に換算するときの考え方や、所得の種類をどう扱うかは、金額や続け方によって変わります。この記事で一律に決めることはできないので、迷ったときは税務署の窓口で確かめてください。支払いの明細と、経費の領収書は、受け取りを始めた日から残しておきます。
インスタライブの収益を考えるための考察
ここまで、インスタライブの収益の仕組みと条件を見てきました。最後に、在宅でできる仕事の市場を長く見てきた運営者の立場から、ライブ配信を副業として続けるという視点で考えたことを整理します。
視聴者からの収益だけに頼らない
バッジもサブスクリプションも、日本では招待制の扱いになっている部分があり、条件を満たしてもすぐに使えるとは限りません。視聴者からの収益だけを目標にすると、自分では動かせない条件に左右されます。運営者として在宅の仕事を見てきた限りでは、配信を長く続けている人ほど、配信で身につけた話す力や企画する力を、講座の販売や企業からの依頼など、別の収入にもつなげています。
配信で身につく力は仕事になる
ライブ配信を続けると、企画を立てる、視聴者の反応を見て内容を変える、SNSで告知する、といった力が身につきます。これは、企業のSNSの運用やマーケティングの仕事に直結する力です。SNSやマーケティングの仕事の内容は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。
直接の依頼は手取りを厚くする
プラットフォームを通じた収益には、手数料や為替の影響があります。一方で、配信を見た企業や個人から直接仕事を依頼される関係ができると、間に入る手数料がない分、同じ金額でも手元に残る額が厚くなります。20年この市場を見てきた立場から言えば、長く続く人ほど、一度依頼してくれた相手との関係を大切にし、「この人に頼むと安心」と思ってもらうことに時間を使っています。
配信の告知画像やサムネイルを自分で作るうちに、デザインに関心が向く人もいます。デザインの仕事の単価や年収の相場は、デザイナーの年収・単価相場で確かめられます。まずはプロアカウントに切り替え、プロフェッショナルダッシュボードで、いまの自分に表示されている収益化の機能を確かめるところから始めてみてください。
よくある質問
Q. インスタライブのバッジは日本でも使えますか?
Instagramのクリエイター向け公式サイトでは、日本に住んでいて条件を満たすクリエイターは、現在は招待を受けた場合のみバッジを利用できると案内されています。条件は18歳以上、フォロワー1万人以上、パートナー収益化ポリシーの順守などです。招待が届いているかはアプリの設定から確かめられます。
Q. インスタのギフトとバッジは何が違いますか?
バッジはライブ配信中に視聴者が購入して応援する機能で、ギフトはリール動画に対して視聴者が贈る機能です。公式サイトでも両者は異なる機能と明記されています。ギフトの条件はフォロワー500人以上、18歳以上、プロアカウントなどで、利用できる国に日本が含まれています。
Q. フォロワーが少なくてもインスタライブで収益は得られますか?
バッジとサブスクリプションはフォロワー1万人以上が条件で、日本では招待制の扱いがあります。フォロワーが少ないうちは、ライブ配信の見どころをリール動画にして新しい人に見つけてもらい、フォロワー500人以上が条件のギフトから始めるのが現実的です。企業とのタイアップは、特定の分野で反応の多いアカウントに依頼が来ることがあります。
Q. インスタライブの収益に税金はかかりますか?
収益から経費を引いた所得に税金がかかります。会社員など給与を1か所から受けている人は、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要になります。海外の会社からドルで支払われることもあるので、扱いに迷ったら税務署で確かめてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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