EC運用代行の案件の取り方は、扱えるモールを具体的に挙げられるかで決まる

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
EC運用代行の案件の取り方は、扱えるモールを具体的に挙げられるかで決まる

この記事のポイント

  • EC運用代行の案件の取り方を
  • 扱えるモールの棚卸しから探し先の比較
  • 単価の決め方まで整理しました

EC運用代行の案件の取り方を調べている人の多くは、「応募しても返信が来ない」という壁にぶつかっています。結論から言うと、通る応募と通らない応募を分けているのは経験年数ではありません。自分が触れるモールと管理画面の名前を、固有名詞でいくつ挙げられるか。ここに尽きます。この記事では、扱えるモールの棚卸しから、案件の探し先の比較、提案文に入れるべき5要素、単価の決め方までを順番に整理します。

案件の取り方は「扱えるモールの固有名詞」で決まる

EC運用代行の募集文を並べて読むと、ある傾向が見えてきます。発注側は「EC運営の経験がある方」という抽象的な条件を書きながら、実際の選考で見ているのは「うちの店の管理画面をそのまま触れるか」という一点だということです。

理由は単純で、EC運用代行の業務は管理画面ごとに操作がまったく違うからです。楽天市場の商品ページを更新する作業と、Amazonの出品情報を直す作業は、頭の使い方こそ似ていても、画面の構造も用語も別物です。楽天市場では「RMS」と呼ばれる店舗運営システムにログインし、CSVで一括登録するか、商品個別編集画面で直します。Amazonは「セラーセントラル」で、出品ファイルのテンプレートや商品コードの考え方が独特です。Yahoo!ショッピングは「ストアクリエイターPro」で、こちらもまた別の作法があります。

つまり、「ECサイトの運営経験があります」という一文は、発注側にとって何の情報にもなっていません。読み手が知りたいのは、自分の店の画面を開いたときに、この人が迷わず作業を始められるかどうかだけです。ここを具体的に書けているかで、返信率は目に見えて変わります。

もう一つ押さえておきたいのは、EC運用代行という言葉が指す範囲が非常に広いことです。商品登録、受注処理、問い合わせ対応、在庫更新、ページ制作、広告運用、レビュー対応、メールマガジン配信、売上データの集計。これらはすべて「EC運用代行」と呼ばれますが、必要なスキルも単価もまったく違います。案件を取りにいくときは、この広い範囲のどこを自分が担当できるのかを先に決めておく必要があります。「全部できます」と書くと、かえって何もできない人に見えるという逆説がここにあります。

正直なところ、この点を曖昧にしたまま数だけ打っている応募が多すぎます。テンプレートの応募文を50件送るより、扱えるモールを1つに絞って、その画面で何ができるかを具体的に書いた応募を5件送るほうが、返信は返ってきます。応募数を増やす前に、書く中身を変えるほうが先です。

発注側がEC運用代行を探すときに見ている数字

案件の取り方を考えるうえで、発注側の懐事情を知っておくと提案の精度が上がります。企業がEC運用代行を外部に頼むとき、どのくらいの予算感で動いているのかを押さえておきましょう。

支援会社が公開している費用相場の解説を見ると、EC運用代行の費用は月30万円から50万円が中心帯として紹介されています。月額固定型のプランでは月額数万円から30万円という幅で提示されることが多く、初期費用として10万円から30万円程度が別途発生するケースも紹介されています。これは代行会社に丸ごと委託する場合の金額です。

一方で、個人が業務委託で入る場合の時給相場としては、アシスタント業務で1,200円から1,300円、ディレクター業務で2,000円から2,500円程度という数字が紹介されています。この二つの数字を並べると、発注側の判断基準が見えてきます。代行会社に月30万円払うか、個人に時給1,500円で月40時間頼むか。後者なら月6万円です。予算が限られている店舗ほど、個人に頼む選択肢を真剣に検討することになります。

ここが個人にとっての入口になります。代行会社が受けるには小さすぎる仕事、たとえば商品登録だけ、受注処理だけ、といった切り出された業務が、個人向けの案件として市場に流れてくる構造です。この流れを理解しておくと、募集文の裏側にある事情が読めるようになります。「商品登録100件をお願いしたい」という募集は、その店が代行会社に頼むほどの予算はないが、社内で回すには手が足りない、という状態を表しています。

案件がどこに集まっているかについては、クラウドソーシング側もこの領域を独立したカテゴリとして扱っています。

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専用カテゴリが立っているということは、それだけ継続的に募集が出ている領域だということです。ただし、募集が多いことと取りやすいことは同じではありません。同じ案件に何十人も応募が集まる状況では、他の応募と何が違うのかを一目で伝えられる人だけが残ります。

扱えるモールを書けるようにするための棚卸し

「扱えるモールを具体的に挙げる」とは、単にサービス名を並べることではありません。どの管理画面で、どの作業を、どのくらいの単位でこなせるかまで書けて初めて意味を持ちます。ここでは主要な区分ごとに、書き出しておくべき項目を整理します。

モール型(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング)

モール型は出店ルールが厳格で、画面の癖が強い分、経験が資産になりやすい領域です。棚卸しの観点は次のとおりです。

楽天市場ならRMSにログインした経験があるか、商品ページの編集をCSV一括で行ったことがあるか、それとも個別編集画面だけか。イベントやセール時のクーポン設定、ポイント変倍の設定に触れたことがあるか。楽天は年に何度も大きなセールがあり、その前後で作業が集中します。この繁忙の波を知っているだけでも、発注側からすると話が早い相手になります。

Amazonならセラーセントラルでの出品作業の経験を書きます。商品を新規に出すのか、既存カタログに相乗りするのかで作業がまったく違うので、そこまで書けると精度が上がります。在庫数の更新、価格改定、FBA納品プランの作成なども、触れたことがあるなら項目として立てておきます。

Yahoo!ショッピングはストアクリエイターProでの商品登録や、カテゴリ設定の経験を書きます。モール型は3つとも押さえる必要はなく、1つを深く書けるほうが選考では有利に働きます。

自社EC型(Shopify、BASE、STORES、makeshop、カラーミーショップ)

自社EC型はモールに比べて画面が素直で、未経験から入りやすい領域です。Shopifyは管理画面が分かりやすく、商品登録の操作を覚えるまでの時間が短い傾向があります。BASEやSTORESは個人事業主や小規模店舗が使っていることが多く、案件の規模は小さいものの、はじめの1件としては現実的な選択肢です。makeshopやカラーミーショップは中規模の店舗で使われており、モールと併売しているケースがよく見られます。

自社EC型で棚卸しすべきなのは、商品登録だけでなく、テーマの簡単な編集、バナーの差し替え、ブログ機能を使った更新、クーポンの発行あたりです。「HTMLとCSSを少し読める」と書けるなら、それも書いておきます。デザインを1から作れる必要はなく、既存のテンプレートの中で文字や画像を差し替えられるだけで、頼める仕事の幅は確実に広がります。

受注管理や在庫連携の周辺システム

複数のモールに同時出店している店舗は、受注管理システムで注文を一元化しています。一元管理ツールを触ったことがあるなら、それは強い差別化材料になります。複数モールを運営している店舗にとって、この手のツールを新しく覚えてもらう手間がかからない相手は貴重だからです。

触ったことがない場合でも、「複数モールの受注を一元管理するツールがあることは理解しており、指示があれば操作を覚えます」と書けるかどうかで印象が変わります。用語を知らない人と、用語は知っていて操作だけ未経験の人とでは、教育コストの見積もりがまったく違うのです。

案件の探し先は大きく4つに分かれる

EC運用代行の案件は、どこで探すかによって単価も継続性も変わります。それぞれの特徴を比較しておきましょう。おすすめの探し先は人によって違い、実績の有無と使える時間で最適解が変わります。

クラウドソーシングサイト

案件数は最も多く、実績がゼロの状態でも応募できる点が最大のメリットです。商品登録の単発案件や、期間限定の受注処理サポートなど、切り出された業務が定期的に出てきます。

デメリットは競争率と手数料です。人気案件には数十件の応募が集まり、価格競争も起きやすい。加えて、報酬から一定割合のシステム手数料が引かれます。年間で見ると、この差は無視できない金額になります。ここは割り切って、最初の実績づくりの場と位置づけるのが現実的な考え方です。

在宅ワーク求人サイトや業務委託マッチング

クラウドソーシングとは別に、在宅ワークの仕事を掲載しているサイトがあります。この種のサイトの中には、仲介手数料を取らず、発注側と受注側が直接やり取りする仕組みのものもあります。手数料0%のサービスでは、提示された金額がそのまま手取りになります。同じ月5万円の案件でも、手数料が20%引かれるかどうかで、年間の差は12万円になります。長く続けるつもりなら、この構造の違いは早い段階で意識しておいて損はありません。

EC運用代行という職種そのものの仕事内容や必要スキルについては、EC運用代行・商品登録のお仕事にまとめられています。どの業務が案件として切り出されやすいのかを把握してから応募先を選ぶと、無駄打ちが減ります。

制作会社や支援会社の下請け

EC支援を手掛ける制作会社やコンサル会社は、案件が重なると手が足りなくなり、外部の個人に作業を回します。単価は直請けより下がる場合がありますが、案件が途切れにくく、仕事の進め方を体系的に学べるという利点があります。

この経路に入るには、制作会社の採用ページや業務委託パートナー募集のページを探して、直接応募するのが早道です。応募時には、対応できるモールと、1日あたり何時間動けるかを明記します。制作会社が知りたいのは、繁忙期に確実に手を貸してくれる人かどうかという一点です。

直接の営業

店舗の問い合わせフォームやSNSから直接声をかける方法です。返信率は決して高くありませんが、競合がいない状態で話ができるため、条件面で無理をしなくて済みます。

ただし、闇雲に送っても迷惑になるだけです。送る前に、その店の商品ページを実際に見て、改善できそうな点を具体的に1つか2つ挙げられる状態にしておきます。「商品説明文にサイズ表記がないものが何点か見受けられました。そのあたりの整備からお手伝いできます」といった具体性があると、営業ではなく相談として受け取ってもらえます。

提案文に必ず入れる5つの要素

応募文や提案文には、書くべき要素の型があります。長く書く必要はなく、この5つが入っていれば十分です。

1つ目は、対応できるモールと管理画面の固有名詞です。冒頭で述べたとおり、ここが最も重要なポイントです。「楽天RMSでの商品登録とCSV一括更新、Shopifyでの商品登録とページ更新に対応できます」といった書き方をします。

2つ目は、作業できる量と速さです。商品登録なら1時間あたり何件、受注処理なら1日何件までといった目安を書きます。数字がない提案文は、発注側が稼働計画を立てられません。ここを書ける人は驚くほど少ないので、それだけで差がつきます。

3つ目は、稼働できる時間帯と曜日です。EC運用代行の業務には、受注処理のように時間が固定される作業があります。「平日は9時から11時、17時以降に対応可能。土日は午前中のみ」といった形で正確に書きます。ここで見栄を張ると、後で必ず苦しくなります。

4つ目は、連絡手段と反応速度です。チャットツールを使うのか、メールか。何時間以内に返信できるのか。EC運用は判断待ちで作業が止まる場面が多いため、反応の速さは単価以上に評価されることがあります。

5つ目は、対応できない範囲の明示です。「広告運用と撮影は対応外です」とはっきり書きます。できないことを先に言う人は、できると言ったことは確実にやる人だと受け取られます。逆に、何でもできますと書いた人は、後で必ず期待とのずれが表面化します。

この5要素を400字から600字程度にまとめ、発注側が数十秒で読み切れる分量に収めるのが選び方の基本です。長い自己紹介や志望動機は、この仕事では評価されません。

単価の決め方と見積もりの出し方

案件を取るうえで避けて通れないのが金額の提示です。EC運用代行の報酬形態は、大きく3つに分かれます。

件数単価は、商品登録1件につきいくら、という決め方です。作業内容が明確な場合に使われます。この形式で受けるときは、1件の定義を先に決めておくことが重要です。商品名と価格だけ入れるのが1件なのか、画像の配置と説明文の作成まで含めて1件なのかで、かかる時間は数倍違います。定義を曖昧にしたまま単価だけ決めると、後で必ず揉めます。

時給制は、稼働時間に対して支払われる形式です。作業内容が固定しにくい案件に向いています。前述のとおり、アシスタント業務の時給相場は1,200円から1,300円、ディレクター業務で2,000円から2,500円程度が紹介されています。この幅のどこに自分を置くかは、判断を伴う業務をどれだけ引き受けるかで決まります。指示どおりに手を動かす作業だけならアシスタント帯、施策の提案や数値の分析まで踏み込むならディレクター帯です。

月額固定は、月ごとに決まった金額で決まった範囲の業務を担当する形式です。収入が読めるという利点がある反面、作業量が増えても報酬が変わらないため、範囲の定義がすべてになります。月額で受けるなら、契約時に「この範囲を超えた場合は別途見積もり」という一文を必ず入れておきます。

見積もりを出すときのコツは、金額だけを提示しないことです。「商品登録100件で3万円」ではなく、「商品登録100件、1件あたり商品名・価格・画像3点・説明文の設定を含む。想定作業時間20時間。合計3万円」と書きます。何にいくらかかっているかが見えると、発注側は値切りにくくなりますし、後から範囲を広げられることも減ります。

最初の1件を継続案件に変える段取り

案件の取り方を突き詰めると、最終的には「1件目をどう2件目につなげるか」の話になります。EC運用代行は継続で受けたほうが効率がよく、毎回ゼロから店舗の商品を覚え直す手間がなくなるからです。ここが副業として長く続けられるかどうかの分岐点になります。

継続につながる人には共通した動きがあります。まず、初回の納品時に作業ログを添えることです。何件処理して、どこで迷い、どういう判断で処理したかを箇条書きで残します。発注側にとって、この記録は次の指示を出すときの土台になります。

次に、作業中に気づいた改善点を1つだけ添えることです。「商品コードの付け方に法則がないため、次回以降このルールで統一すると管理が楽になります」といった提案です。10個並べる必要はなく、1つで十分です。多いと押し付けがましくなり、かえって距離が生まれます。

そして、次の稼働可能時期を自分から伝えます。「来週以降であれば週15時間ほど確保できます」と書いておくと、発注側は次の依頼を組みやすくなります。依頼する側は、声をかけて断られるのを避けたいと考えています。空いている時間を先に開示しておくのは、相手の心理的な負担を下げる働きかけです。

長く続く関係を作るという観点は、EC運用代行に限った話ではありません。在宅で受けられる仕事の全体像を知っておくと、案件の幅を広げる判断がしやすくなります。在宅でできる仕事おすすめ【2026年版】|スキル別ランキングでは、スキル別にどんな在宅ワークがあるかが整理されています。また、EC運用代行という仕事の基本的な位置づけについては、EC運用代行・商品登録の副業|ネットショップ運営を手伝う仕事が入口として分かりやすいでしょう。

応募しないほうがいい案件の見分け方

案件の取り方を語るとき、取りにいく方法だけでなく、避けるべき案件の見分け方も同じくらい重要です。時間を消耗する案件を1件引き受けると、良い案件を探す余力そのものが失われます。

作業範囲が書かれていない募集は要注意です。「EC運営全般をお任せします」という一文しかない募集は、後から作業がいくらでも増える可能性があります。応募段階で「具体的にどの業務を、月にどのくらいの量で想定されていますか」と確認して、答えられない相手とは組まないほうが安全です。

報酬が業務量に対して明らかに低い募集も避けます。相場観として、商品登録の作業を丸ごと任せて月1万円という条件は、時間単価に直すと最低賃金を下回る可能性が高い。金額だけでなく、想定される作業時間で割り算する癖をつけてください。

連絡手段が特定のアプリのみに限定され、契約書のやり取りを嫌がる相手も避けたほうがよいでしょう。EC運用代行は店舗の管理画面という重要なシステムに触れる仕事です。権限を渡す側にも受ける側にも責任が生じるため、記録の残る形でやり取りできない相手とは組むべきではありません。

在宅で仕事を受けるうえでは、通信環境の安定も見落とせない要素です。受注処理の途中で回線が切れると、二重登録などの事故につながります。在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方では、在宅作業に向いた回線の選び方が整理されています。

市場を長く見てきた立場からの考察

フリーランスと在宅ワークの市場を20年にわたって運営してきた立場から見ると、EC運用代行で案件が途切れない人には、はっきりした共通点があります。それは、作業が速い人ではなく、「この人に任せると自分の判断回数が減る」と発注側に思わせている人だということです。

EC運用の現場では、発注側の店長も本業を抱えています。商品登録を頼んだのに、都度「この項目はどうしますか」と聞かれると、依頼した意味が薄れてしまいます。逆に、判断が必要な点をまとめて一度に聞き、以降は同じ基準で処理してくれる人は、店長の時間そのものを増やしてくれます。この差が、単価よりも継続率に効いてきます。案件の取り方のメリットを最大化するのは、実は営業の技術ではなく、この設計の部分です。

もう一つ、額面と手取りの関係も長く見てきた実感として書いておきたいところです。仲介の手数料が乗る取引では、発注側が支払った金額と受注側が受け取る金額の間に差が生まれます。その差は、どちらの得にもなりません。中間のマージンが乗らない直接取引の仕組みでは、同じ予算で発注側はより多くを頼むことができ、受け手の手取りは厚くなります。金額の大小ではなく、手元に残る比率が変わるという質の違いです。長く続ける前提で職種を選ぶなら、どこで働くかと同じくらい、どういう取引構造の場で働くかを考える価値があります。

案件の取り方を職種横断で考えるなら、EC運用代行に隣接する領域も知っておくと選択肢が広がります。EC運用は広告やデータ分析と地続きの仕事で、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事にある職種と重なる部分があります。商品説明文の作成を多く担当するなら、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で文章系職種の単価水準を確認しておくと、値付けの基準が作れます。技術寄りに広げたい場合はソフトウェア作成者の年収・単価相場も参考になります。

スキルの裏付けを資格で示したい人もいるでしょう。EC運用代行では発注側との文書のやり取りが頻繁に発生するため、ビジネス文書検定のような文書作成の基礎を証明する資格は、提案文の説得力を補強します。在宅で扱うシステムのネットワーク周りを理解したい場合はCCNA(シスコ技術者認定)のような技術系資格も選択肢になりますが、EC運用代行の案件獲得に直結するかというと、優先度は高くありません。資格を1つ取るより先に、扱えるモールを1つ増やすほうが効果は出ます。

在宅の仕事は職種によって求められるものが大きく異なります。EC運用代行のように定型作業の正確さが問われる仕事もあれば、作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事のように作品性が評価軸になる仕事もあります。自分がどちらの評価軸で戦うのかを決めておくと、応募先の選び方も提案文の書き方も自然に定まってきます。EC運用代行を選ぶのであれば、評価されるのは独創性ではなく再現性です。同じ品質を毎回出せることを、どう相手に伝えるか。案件の取り方は、結局そこに帰着します。

よくある質問

Q. EC運用代行の案件は未経験でも応募できますか?

商品登録や受注処理といった定型作業に絞れば、未経験からの応募が可能な案件は継続的に出ています。ただし応募時には、無料プランで自分のテストショップを作るなどして、どの管理画面を触った経験があるかを具体的に書けるようにしておく必要があります。経験年数より、扱える画面の固有名詞が判断材料になります。

Q. 提案文にはどのくらいの分量を書けばよいですか?

長文は不要です。対応できるモール名、作業量と速さの目安、稼働できる時間帯、連絡手段と返信速度、対応できない範囲の5点が入っていれば十分です。全体で400字から600字程度に収め、発注側が数十秒で読み切れる形にしたほうが返信率は上がる傾向があります。

Q. 単価はどのくらいで提示すればよいですか?

業務委託の時給相場としては、アシスタント業務で1,200円から1,300円、ディレクター業務で2,000円から2,500円程度が紹介されています。指示どおりに手を動かす作業ならアシスタント帯、施策提案や数値分析まで担当するならディレクター帯を基準に、想定作業時間を掛け算して提示するのが分かりやすい方法です。

Q. 複数のモールを扱えないと案件は取れませんか?

1つでも構いません。むしろ「全部できます」と書くより、扱えるモールを1つに絞ってその画面での作業内容を詳しく書いたほうが通りやすい傾向があります。まず1つの管理画面で確実に作業できる状態を作り、案件をこなしながら扱える範囲を広げていくのが現実的な順番です。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年6月6日最終更新:2026年8月24日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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