簿記2級の最初の1件の取り方


この記事のポイント
- ✓簿記2級 副業 案件 取り方を
- ✓最初の1件に絞って整理しました
- ✓実績ゼロでも通る提案文の型
結論から書きます。簿記2級を持っていて最初の1件が取れない原因は、資格でも経験でもなく、提案文の中身です。簿記2級 副業 案件 取り方という検索でたどり着く人の多くは、すでに合格していて、応募もしています。それでも通らない。理由は、応募先が知りたいことと、書いている内容がずれているからです。
依頼側が知りたいのは「この人は何級を持っているか」ではありません。「この作業を任せて、いつ、どういう形で戻ってくるか」です。この1点に答えられれば、実績がゼロでも1件目は取れます。以下では、応募前に用意するもの、提案文に書く項目、案件を探す場所、初回の進め方を順に整理します。
最初の1件が取れない3つの理由
まず原因を切り分けます。応募して通らないとき、原因はほぼ次の3つのどれかです。
1つ目は、実績欄が空のまま応募していることです。依頼側は応募者のプロフィールを最初に見ます。何も書かれていないと、判断材料がないので後回しになります。ここで重要なのは、実績とは「他社から報酬をもらった仕事」だけを指すのではないという点です。自分で作ったサンプルでも、判断材料としては機能します。
2つ目は、提案文が自己紹介になっていることです。「簿記2級を取得しました」「経理の経験はありませんが真面目に取り組みます」という文章は、応募者の情報ではあっても、依頼側の判断材料にはなりません。依頼側は、自分の案件がどう処理されるかを知りたい。応募文の主語を自分から案件に変えるだけで、通過率は変わります。
3つ目は、応募先の選び方です。実績のある応募者が20人集まる案件に、実績ゼロで応募しても勝てません。倍率の低い案件、条件が細かい案件、募集開始から時間が経っていない案件を選ぶだけで、同じ提案文でも結果が変わります。正直なところ、ここを考えずに数を打っている人がかなり多い。
応募する前に用意する3点セット
応募ボタンを押す前に、次の3つを作ってください。作るのに合計で6時間ほどかかりますが、この6時間が最初の1件までの期間を大きく縮めます。
作業手順書を1枚作る
最も効くのがこれです。記帳代行を受ける前提で、自分がどういう手順で作業するかをA4で1枚にまとめます。
構成はこうです。受領する資料の形式(レシート画像、通帳データ、請求書PDF)、入力の手順(会計ソフト名、勘定科目の判断基準、不明点の扱い)、確認の手順(試算表での残高照合、前月比の異常値チェック)、報告の形式(月次の報告書に何を書くか)、納期の設定(受領から何営業日で戻すか)。
この1枚があると、依頼側は「任せたあとに何が起きるか」を具体的に想像できます。実績の代わりになるのは、この想像可能性です。経歴を並べるより効きます。
自主制作のサンプルを作る
架空の小規模事業者を想定して、1か月分の帳簿を作ります。取引は30件程度で十分です。仕訳帳、総勘定元帳、試算表、そして月次報告書の4点を出力します。
ポイントは月次報告書です。数字を並べるだけでなく、前月との差が大きい項目を2つか3つ挙げ、その理由を一文ずつ書く。これができると「入力する人」から「見る人」に位置づけが変わります。依頼側が本当に欲しいのは後者です。作成したファイルはPDFにして、応募時に添付できる状態にしておいてください。
使えるツールを書き出す
会計ソフト、表計算、チャットツール、ファイル共有、この4カテゴリで使えるものを列挙します。クラウド会計ソフトは無料の試用期間があるので、実際に触って画面の操作を覚えておいてください。
依頼側の募集文には、使用ソフトが書かれていることが多い。そのソフトを触ったことがあると書けるかどうかで、選考の速度が変わります。触ったことがないなら、応募前に試用版で1時間触ってから応募する。この差は小さく見えて、実際には大きい。
プロフィール欄の書き方
提案文の前に読まれるのがプロフィールです。ここが空白だと、提案文まで読まれません。書く内容は4つに絞ります。
冒頭の1行は、受けられる業務を名詞で書きます。「小規模事業者向けの月次記帳、試算表作成、経費精算チェック」のように、依頼側が検索する言葉で並べるのが有効です。「経理のお仕事をお手伝いします」のような柔らかい表現は、検索にも判断にも引っかかりません。
2つ目に、対応できるソフトを書きます。クラウド会計ソフト、表計算、チャットツール。それぞれ具体的な名称を書いてください。
3つ目に、稼働できる時間帯と週あたりの時間を書きます。会社員として副業で受けるなら、この情報が最初にあるほうが親切です。条件が合わない依頼側に時間を使わせずに済みます。
4つ目に、資格を事実として1行で書きます。「日商簿記検定2級合格」と書けば足ります。取得年月を添えると具体性が上がります。ここに勉強中の資格や意気込みを書き足す必要はありません。プロフィールは決意表明の場ではなく、照合のための情報欄です。
提案文に書く5項目
提案文の型を示します。順番に意味があるので、この順で書いてください。
1つ目は、冒頭の1行です。ここに「何ができるか」を書きます。「小規模事業者の月次記帳を、資料受領から3営業日で試算表まで仕上げます」のような一文です。挨拶や自己紹介から入ると、この1行が下に埋もれます。
2つ目は、募集要件への1対1の回答です。募集文に書かれている条件を箇条書きで並べ、それぞれに自分の状況を書きます。使用ソフト、稼働可能時間、対応できる業務範囲、開始可能日。この形式にすると、依頼側は照合するだけで済みます。読みやすい提案文が選ばれるのは、単純に判断が速いからです。
3つ目は、作業手順です。用意した手順書の要約を4行程度で書きます。全文を貼る必要はありません。「受領、入力、照合、報告の4工程で進めます」という骨格が伝わればよい。
4つ目は、連絡と稼働の条件です。会社員が副業として受ける場合、ここを曖昧にすると後で揉めます。「平日は21時以降と土日に対応、チャットは当日中に返信、電話は事前予約制」といった形で先に書いてください。条件が合わない依頼側は最初から避けてくれるので、無駄な往復が減ります。
5つ目は、金額と初回の提案です。相場から外れた低単価を提示する必要はありません。代わりに、初回だけ範囲を区切ったトライアルを提案します。「まず1か月分、取引50件までを固定額で。内容を確認いただいてから継続をご判断ください」という形です。依頼側のリスクが下がるので、実績がなくても採用されやすくなります。
提案文の悪い例と良い例
悪い例はこうです。「はじめまして。〇〇と申します。簿記2級を取得し、経理の仕事に興味があります。未経験ですが一生懸命がんばりますので、ぜひよろしくお願いいたします」
この文章には、依頼側が判断に使える情報が1つもありません。資格の名前しか書いていないうえ、未経験という言葉で自分から不安材料を出しています。
良い例はこうです。「小規模事業者の月次記帳を、資料受領から3営業日で試算表までお戻しします。使用ソフトはクラウド型に対応、勘定科目の判断で迷った場合は一覧にして確認をお送りします。稼働は平日夜と土日、チャットは当日中に返信します。初回は1か月分、取引50件までを固定額でお受けし、内容をご確認のうえ継続をご判断ください」
長さはほぼ同じです。違うのは、書かれている内容が全部、依頼側の判断材料になっている点だけです。
案件を探す4つの場所
探す場所によって、応募の難易度も単価も変わります。それぞれの特徴を押さえてください。
1つ目はクラウドソーシングです。案件数が多く、初心者向けの募集も出ています。ただし応募が集中しやすく、仲介手数料が引かれます。実績を作る場所として割り切るなら有効です。
2つ目は在宅ワークの求人サイトです。業務委託の募集が中心で、条件が具体的に書かれていることが多い。手数料が引かれない場を選べば、同じ報酬でも受け取る額が変わります。
3つ目は会計事務所や税理士事務所の外注です。繁忙期に入力作業を外に出す事務所があります。募集の露出が少ないぶん競合が少なく、実務の学びも大きい。継続につながりやすいのも特徴です。
4つ目は知人経由です。小規模事業者は経理の担い手が不足していることが多く、身近な事業者に声をかけると仕事が出てくることがあります。ただし知人からの依頼は条件を曖昧にしがちなので、必ず書面で範囲と金額を決めてください。
案件の存在そのものは、複数の媒体で確認できます。
実際に、求人サイトやクラウドソーシングサイトなどでは簿記のスキルを活かせる案件が数多く掲載されていますので、興味のある方はいろいろなサイトで副業を探してみると良いでしょう。 出典: studying.jp
つまり、探す場所がないわけではありません。問題は、どこに応募するかの選び方です。
応募する案件の選び方
同じ数だけ応募するなら、選び方で結果が変わります。見るべき点は4つです。
募集開始からの経過時間を見ます。掲載直後の案件は応募が少なく、目に留まりやすい。日付が古い案件は、すでに候補者が絞られていることがあります。
応募者数が表示されている場合は、それを見ます。20人を超えている案件に実績ゼロで応募しても、読まれない可能性が高い。5人以下の案件を優先してください。
募集文の具体性を見ます。業務内容が細かく書かれている案件は、依頼側が自分の要件を理解している証拠です。こうした案件は要件への回答を書きやすく、かみ合えば決まりやすい。逆に「経理全般」とだけ書かれた案件は、話を進める中で範囲が膨らみます。
依頼の継続性を見ます。単発より月次の継続案件のほうが、1件目としての価値が高い。同じ労力で実績が積み上がるからです。
応募から受注までにかかる期間の目安
準備を始めてから1件目を受注するまでの期間は、人によって差がありますが、動き方で説明がつきます。
準備に週末を2回使い、応募を週に3件から5件のペースで出すと、1か月から2か月で最初の受注に至る例が多く見られます。これは応募数の問題というより、募集の出方の問題です。会計の在宅案件は決算期と月初に増える傾向があるため、募集が少ない時期に集中して応募しても数が確保できません。
期間を短くしたいなら、応募先の種類を分散させてください。クラウドソーシングだけを見ていると、募集が途切れた週に打ち手がなくなります。在宅ワークの求人サイト、会計事務所の外注募集、知人経由の3つを並行して見ておくと、どこかに募集が出ています。
もう1つ効くのが、応募のたびに提案文を作り直さない仕組みです。共通部分をあらかじめ用意し、案件ごとに要件への回答だけを差し替える。1件あたりの応募作業が10分で済むようになれば、募集を見つけた日にすぐ出せます。掲載直後に応募できるかどうかは、通過率に直接効きます。
受注率の現実を知っておく
実績ゼロの状態では、応募が全部通ることはありません。この点は率直に押さえておいたほうがよい。
私の場合、「簿記2級取得、実務経験なし」という状態で応募したので、最初は10件応募して1件しか受注できませんでした。ただ、最初の1件で実績を作れば、次からは受注率が上がります。 出典: note.com
10件で1件という数字は、多くの人が体感する水準に近い。ここで重要なのは、通らなかった9件を失敗として数えないことです。1件目を取るのに必要な作業量が10件分の応募だった、というだけの話です。
ただし、闇雲に10件出すのと、選んで10件出すのは違います。前述の選び方を使って絞り込めば、必要な応募数は減ります。逆に、提案文が自己紹介のままなら、30件出しても結果は変わりません。数の前に中身を直してください。
落ちた案件から情報を取る
不採用の通知が来たら、そこで終わりにしないでください。募集がその後どう埋まったかを見ると、採用された人の条件が分かることがあります。稼働時間なのか、使用ソフトなのか、金額なのか。3件ほど観察すると、自分に足りない条件が見えてきます。
足りないのが実績なら、サンプルを増やす。足りないのがソフトの経験なら、試用版で触る。足りないのが稼働時間なら、応募する案件の種類を変える。原因ごとに打ち手が違うので、まず原因を特定するのが先です。
初回の案件で外してはいけないこと
1件目を取ったあとが本番です。ここで外すと2件目につながりません。
納期は必ず守ります。守れないと思ったら、期限が来る前に連絡します。会計の仕事は依頼側の締め日に連動していることが多く、遅れは相手の業務を止めます。1日の遅れが信用を大きく削る領域です。
質問は溜めてから一度に送ります。不明な仕訳が出るたびに個別に聞くと、依頼側の手が止まります。一覧にして「この5件について確認をお願いします」と送るほうが、相手の負担は小さい。判断がつく分は自分で仮の処理をして、その旨を添えると親切です。
報告の粒度を決めます。作業が終わったら、何を、いくつ、どう処理したかを短く書いて返します。前月比で大きく動いた科目があれば一文添える。この一文があるかないかで、次の依頼が来るかどうかが変わります。
守秘義務は最初から意識してください。依頼側の会計データは他人の財務情報です。作業用の端末とアカウントを分ける、資料を外部サービスに無断でアップロードしない、案件の内容を特定できる形で発信しない。この3点は最低限です。
初回の契約で決めておく6項目
1件目は条件を詰めずに始めてしまいがちです。後で揉めるのはたいていこの6項目のどれかなので、受注時にやり取りの中で確認してください。書面でなくても、チャットの文面として残っていれば機能します。
1つ目は業務の範囲です。何をどこまでやるか。記帳だけなのか、請求書の発行まで含むのか、資料の回収も担当するのか。「経理全般」という言葉を使わず、作業名で列挙します。
2つ目は資料の受け渡し方法と期限です。依頼側からいつまでに資料が届くか。ここが決まっていないと、こちらの納期が守れません。「毎月5日までに資料を共有フォルダへ」という形で、相手側の期限も一緒に決めるのが要点です。
3つ目は納期です。資料受領から何営業日で戻すか。暦日ではなく営業日で書いてください。会社員が副業で受ける場合、連休の扱いで差が出ます。
4つ目は報酬と支払日です。金額、締め日、支払日、振込手数料の負担。この4点をセットで決めます。支払いが遅れる案件は最初の1回で見分けがつくので、初回の支払いが約束どおりだったかは記録しておいてください。
5つ目は修正の扱いです。こちらの入力ミスによる修正は無償で対応するのが当然ですが、依頼側の資料の誤りや、後から出てきた追加取引の処理は別の作業です。「追加取引の入力は件数に応じて別途」と決めておけば、無限に作業が増えることを防げます。
6つ目は秘密保持です。相手から書式が提示されることもありますし、こちらから一文を提案してもよい。会計データを扱う以上、この項目があること自体が信用につながります。
トライアルを提案するときの注意
初回に範囲を区切ったトライアルを提案するのは有効ですが、条件を曖昧にすると損をします。
必ず有償にしてください。無償のトライアルは、作業として最も雑に扱われます。金額は通常より抑えてもよいものの、ゼロにはしない。
範囲は件数で切ります。「1か月分」だけだと取引が300件ある可能性があります。「1か月分、取引50件まで」と書けば、想定を超えたときに追加の相談ができます。
評価の基準を先に共有します。「試算表の残高が合っていること、報告書に前月比の異常値が挙がっていること」といった形で、何をもって合格とするかを合意しておく。基準がないと、依頼側の感覚で判断され、こちらは何を直せばよいか分かりません。
継続する場合の条件も先に示します。「継続の場合は通常の月額に戻ります」と書いておけば、トライアル価格がそのまま基準になる事態を避けられます。
単価をどう決めるか
初回の単価は悩みどころです。安く受けすぎると2件目以降の基準になり、高すぎると通らない。
現実的なのは、時間で計算することです。自分が1か月分の記帳にかかる時間を実測し、そこに希望する時間単価を掛けます。実測前は、取引50件で3時間から5時間を目安に見積もっておくと大きく外れません。慣れれば時間は短くなるので、同じ金額でも実質の単価は上がります。
無償で受けるのは避けてください。無償の仕事は、依頼側にとっても優先度が下がります。金額が発生していないと、資料の提出が遅れたり、確認の返信が来なかったりする。作業の質を保つためにも、少額でも有償で受けるほうがよい結果になります。
単価の相場感をつかむには、隣接する職種のデータが参考になります。著述家,記者,編集者の年収・単価相場やソフトウェア作成者の年収・単価相場には職種ごとの分布が整理されています。会計の在宅案件はこの2つの中間あたりの帯で提示されることが多く、時間あたりの見積もりを立てる基準になります。
手数料が単価に与える影響
見落とされがちなのが仲介手数料です。クラウドソーシングでは報酬から一定割合が引かれます。同じ3万円の案件でも、手数料が引かれる場と引かれない場では手取りが変わります。
手数料0%で直接取引ができる場では、依頼側は同じ予算でより多くを頼めますし、受ける側の手取りは厚くなります。実績づくりは仲介の場、継続案件は直接取引、という使い分けをしている人が多いのは、この構造があるからです。1件目の段階では選択肢が限られますが、2件目以降は意識してよい。
2件目以降につなげる
1件目が終わったら、次の3つをやってください。
実績として書ける形に整理します。守秘義務があるので社名は書けませんが、「小売業(年商規模)の月次記帳を6か月継続」のように、業種と規模と期間で書けば十分に伝わります。数字が入ると具体性が上がります。
依頼側に継続の意思を確認します。「来月以降も同じ形でお受けできますが、いかがしますか」と自分から聞く。聞かないまま終わる案件が実はかなり多い。依頼側は継続を前提にしていても、言い出すきっかけがないだけということがあります。
作業手順書を更新します。実案件で分かったこと、つまずいた点、依頼側から指摘された点を反映させます。この手順書は次の応募でそのまま使えますし、更新を重ねるほど提案の説得力が上がります。
未経験から案件を取るまでの動き方は、他の職種でも共通する部分があります。フリーランス 英語 案件 未経験 始め方!2026年最新の海外副業術や副業 始め方ガイド!星野ゆいが教える失敗しない4ステップとおすすめには、最初の1件までの手順が整理されています。作業系の在宅案件の相場感を知りたい場合はデータ入力・文字起こしの副業は稼げる?在宅ワークの始め方と相場が参考になります。会計の案件と比べると、単価と求められる判断の量が違うことが分かります。
運営者として見てきた、1件目を取る人の共通点
在宅ワークと業務委託の市場を20年見てきた立場から言えば、1件目を早く取る人には共通点があります。応募の数が多い人ではありません。応募の前に手を動かしている人です。
サンプルを作った人、使用ソフトを触った人、手順書を書いた人。この3つをやってから応募した人は、実績がなくても提案の中身が具体的になります。逆に、資格を取った直後に何も準備せず応募を始めた人は、同じ文面を送り続けて時間だけが過ぎていきます。
もう1つ観察されるのは、依頼側の手間を減らす動きをする人が継続に入るという点です。確認事項を一覧にする、次月のスケジュールを先に出す、資料の提出方法をこちらから提案する。作業の巧拙とは別の部分で、任せやすさが評価されています。会計の仕事は毎月同じ相手と続く形が多いので、この評価がそのまま年間の収入になります。
資格そのものの位置づけを確認したい人は日商簿記2級の資格ガイドを見てください。実務でどう評価されるかが整理されています。周辺の業務範囲まで含めて考えるなら、行政書士のガイドで、どの手続きがどの資格の業務とされているかを見比べておくと、受けてよい仕事の輪郭がはっきりします。
会計の副業を在宅の仕事全体の中で見る
最後に位置づけを整理します。会計の在宅案件は、継続性が高く、単価が中位で、参入の障壁が中程度という位置にあります。データ入力より単価が高く、専門的なコンサルティングより参入しやすい。この中間の位置が、資格を持っている人にとって現実的な入口になります。
他の領域と比べると特徴が見えます。マーケティングや広報の仕事は成果が数字で出るぶん評価が振れやすく、案件の性質はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事のガイドで確認できます。制作系の仕事は納品物の質で評価されるため、ポートフォリオの比重が大きくなります。案件の形は作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事のガイドを見ると分かります。相談型の仕事に広げたい場合はキャリア・副業・人生相談のお仕事のカテゴリが参考になります。
会計の仕事はこのどれとも違い、正確さと継続性が評価軸です。派手さはありませんが、一度任されると長く続きます。1件目を取るまでが最も重いという構造も、そこから来ています。逆に言えば、最初の1件を取ってしまえば、その後の伸び方は他の職種より安定します。準備に6時間、応募に10件。この2つを済ませることが、最短の道です。
よくある質問
Q. 実務経験がなくても簿記2級だけで案件は取れますか?
取れます。ただし資格の記載だけでは通りません。作業手順書と自主制作のサンプルを用意し、提案文に受領から報告までの流れを書いてください。依頼側が知りたいのは資格の級ではなく、任せたあとに何がいつ戻ってくるかです。この2点が示せれば、実績ゼロでも判断材料が揃います。
Q. 何件くらい応募すれば最初の1件が取れますか?
実務経験なしの状態では、10件応募して1件という水準が目安になります。ただし応募数より選び方と提案文の中身のほうが効きます。掲載直後で応募者が5人以下、業務内容が具体的に書かれた継続案件を優先すると、必要な応募数は減ります。
Q. 初回の単価はどのくらいに設定すればよいですか?
時間から逆算してください。取引50件の月次記帳で3時間から5時間を目安に見積もり、希望する時間単価を掛けます。無償で受けるのは避けたほうがよく、金額が発生していない仕事は依頼側の優先度も下がります。初回は範囲を区切ったトライアルとして提示すると通りやすくなります。
Q. 実績として何を書けばよいですか?取引先名は出せません?
業種と規模と期間で書けば十分です。「小売業の月次記帳を6か月継続」「サービス業の経費精算チェックを月40件」といった書き方であれば守秘義務に触れません。数字が入ると具体性が上がり、次の応募での判断材料になります。案件が終わるたびに書き足していってください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
朝比奈 蒼@SOHO編集部
ITメディア編集者
IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。
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