無料でブログを始める手順と、収益化を考えるならサービス選びで見る点


この記事のポイント
- ✓無料でブログを始める手順を
- ✓登録から最初の記事の公開までの流れで説明します
- ✓収益化を考えるなら確かめたいAdSenseの申し込みの条件
ブログは、無料のサービスに登録すれば、その日のうちに始められます。費用をかけずに文章を書く練習をしたい、子育てや仕事の経験を記録して誰かの役に立てたい、いずれは副業の収入につなげたい。無料のブログの始め方を調べる人の目的はさまざまですが、どのサービスを選ぶかで、あとからできることが大きく変わる点は共通しています。特に収益化を考えている人は、最初のサービス選びで、広告を貼れるかどうか、有料の記事を売れるかどうかを確かめておく必要があります。
この記事では、無料でブログを始める手順を、始める前に決めること、サービスの選び方、登録から最初の記事の公開までの流れに分けて説明します。後半では、収益化の方法ごとの条件、広告の表示の決まり、副業の収入が出たときの申告まで、公式の案内で確かめた内容を整理します。
無料でブログを始める前に決めておく3つのこと
サービスに登録する前に、次の3つを決めておくと、サービス選びで迷わず、始めてからも続けやすくなります。
1つ目は、ブログを書く目的です。日記や記録として続けたいのか、特定の分野の情報を発信したいのか、収益化を目指したいのか、文章の仕事の実績として見せたいのか。目的によって、向いているサービスが変わります。日記が目的なら、使い勝手のよい無料のサービスで十分です。収益化が目的なら、広告の扱いや有料の記事の販売に対応しているかを先に確かめます。
2つ目は、何について書くかです。テーマが決まっていないと、数本書いたところで何を書けばよいか分からなくなり、手が止まります。最初は、自分が長く関わってきたこと、人からよく聞かれることの中から1つ選ぶのが続けやすい方法です。仕事の経験、資格の勉強の記録、子育てや介護の工夫、趣味の道具の使い方など、自分にとって当たり前のことが、初めて調べる人にとっては役に立つ情報になります。
3つ目は、どのくらいの頻度で書くかです。毎日書こうとすると、多くの場合は続きません。週に1本、2週間に1本など、生活の中で無理なく続けられる頻度を先に決めておきます。家事や本業の合間に書くなら、1本を書き上げるのに必要な時間を見積もり、その時間を週のどこで確保するかまで決めておくと、始めたあとの失速を防げます。
この3つは、紙に一行ずつ書き出しておくだけでも効果があります。数か月たって迷ったときに、最初に決めた目的に立ち返れるからです。
テーマの決め方を、具体的な例で考える
始める前に決める3つのことのうち、いちばん迷いやすいのがテーマです。テーマを決めるときは、次の3つの問いに順に答えてみると、候補を絞り込めます。
- そのテーマで、記事の題材を10個書き出せるか
- そのテーマについて、検索して調べる人がいそうか
- 収益化を考えるなら、そのテーマに合う収入の手段があるか
1つ目の問いは、続けられるかどうかの確認です。題材が10個出てこないテーマは、数本書いたところで手が止まります。2つ目は、読者がいるかどうかの確認です。自分の日常の記録でも、同じことで悩む人が検索しそうなら、読者がいます。3つ目は、目的との相性の確認です。
具体的な例で考えてみます。
- 医療事務の資格の勉強の記録 … 勉強の計画、使った教材、試験当日の流れ、仕事を始めてから役立ったことなど、題材が出やすい。同じ資格を目指す人が検索する。教材の紹介でアフィリエイトとの相性もある
- 介護の仕事で工夫していること … 現場の工夫、道具の選び方、家族の介護との両立などが題材になる。家族の介護に悩む人が検索する。利用者の個人情報には触れないよう、特に注意が必要
- 在宅ワークの作業環境 … 机や椅子、照明、回線、時間の使い方などが題材になる。在宅で働き始めた人が検索する。道具の紹介でアフィリエイトとの相性がある
- 住んでいる地域の子育ての情報 … 公園、病院の探し方、行政の手続きなどが題材になる。同じ地域の人が検索する。地域の情報は、施設の名前や場所の書き方に配慮する
テーマを1つに絞り切れないときは、2つまでなら同じブログで書いてもかまいません。ただし、まったく関係のないテーマが混ざると、読者がどんなブログか分からなくなります。テーマが3つ以上に広がりそうなら、ブログを分けることを考えます。はてなブログの無料版なら、ブログを3個まで作れます。
無料で始められる主なブログサービスと、それぞれの向き不向き
無料で始められるブログのサービスには、大きく分けて3つの種類があります。
| 種類 | 例 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ブログ専用のサービス | はてなブログ、アメーバブログ、Blogger | 登録してすぐに書き始めたい人 |
| 文章や作品の発信のサービス | note | 有料の記事や定期購読で読者から直接収入を得たい人 |
| 自分でサイトを作る方法 | WordPress(サーバーとドメインを契約する) | 広告や見た目を自由に決めたい人。無料ではなく費用がかかる |
ブログ専用のサービスは、アカウントを作ればすぐに書き始められ、サーバーの管理やソフトの更新を自分でする必要がありません。そのかわり、デザインや広告の扱いはサービスの決まりの範囲に限られます。
たとえば、はてなブログは無料で始められ、有料の「はてなブログPro」に切り替えると、広告の非表示や独自ドメイン(自分で取得したブログの住所)の設定ができるようになります。公式の案内では、はてなブログProの料金は1ヶ月コースが1,008円、1年コースが8,434円、2年コースが14,400円(いずれも税込)です。無料版では、写真のアップロードは1か月あたり300MBまで、ブログは3個まで作れます。
Bloggerは、Googleが提供している無料のブログのサービスです。GoogleのAdSenseのヘルプでは、Bloggerは「ホストパートナー」として扱われていて、Bloggerのアカウントから広告の申し込みができると案内されています。
noteは、ブログ専用のサービスというより、文章や作品を発信して読者から直接対価を受け取れる場です。記事を有料で販売したり、定期購読のマガジンを作ったりできます。有料の記事の売上からは、決済の方法ごとの事務手数料と、プラットフォームの利用料が差し引かれます。料金や手数料の率は改定されることがあるので、始める前にnoteの公式の案内で今日時点の記載を確かめてください。
アメーバブログなど、ほかのサービスでも、商用の利用や外部の広告の扱いはサービスごとに決まりがあります。収益化を考えるなら、登録の前に利用規約とヘルプで、広告やアフィリエイト(商品を紹介して、売れたときに報酬を受け取る仕組み)が認められているかを確かめておきます。
収益化を考えるなら、サービス選びで必ず見る点
収益化を考えて無料のブログを選ぶときに、見落とされやすいのが、GoogleのAdSenseの申し込みの条件です。AdSenseは、ブログやサイトに広告を表示して、表示やクリックに応じて収入を得る仕組みで、個人のブログの収益化の手段として広く使われています。
AdSenseのヘルプ「AdSenseの資格要件」には、申し込みの条件が次のように書かれています。
ご自身のコンテンツ(Google のポリシーに準拠している)をお持ちで、18 歳以上であれば、AdSense にお申し込みいただけます。 出典: support.google.com
同じページには、注意として「お客様自身がAdSenseに申し込むサイトのHTMLソースコードにアクセスできる必要があります」と書かれています。HTMLソースコードとは、ページの見た目や中身を決めている元の記述のことです。つまり、自分でページの記述を編集できないサービスでは、自分の広告を表示するためのAdSenseの申し込みができません。BloggerのようにGoogleのホストパートナーになっているサービスは、別の申し込みの経路が用意されています。
このほかにも、サービス選びで確かめたい点を整理すると次のようになります。
- 自分の広告を表示できるか。サービスの側の広告が表示される無料のプランでは、自分の広告を表示できない、または目立ちにくいことがある
- アフィリエイトのリンクを貼れるか。サービスによっては、特定の広告の仕組みだけを認めている場合がある
- 独自ドメインを設定できるか。設定できると、あとで別のサービスに移るときも、読者や検索からの評価を引き継ぎやすくなる
- 記事を書き出せるか。サービスが終了したり、規約が変わったりしたときに、記事をほかへ移せるかどうか
- 有料の記事や定期購読に対応しているか
収益化を最初から本格的に考えている人の中には、無料のサービスではなく、サーバーとドメインを契約してWordPressでブログを作る人もいます。この場合は、毎月の費用がかかるかわりに、広告やデザインを自由に決められます。費用はサーバーやドメインの会社ごとに違うので、各社の料金のページで確かめます。まず無料のサービスで書く習慣を付け、続けられると分かってから移る、という順番でも遅くはありません。
スマートフォンだけで始めるか、パソコンも使うか
無料のブログの多くは、スマートフォンのアプリやブラウザからも書けます。家事や育児の合間に少しずつ書きたい人にとって、スマートフォンだけで始められるのは大きな利点です。一方で、長い記事を書く、見出しや表を整える、写真をまとめて加工する、といった作業は、パソコンのほうが速く進みます。
それぞれの向き不向きを整理すると次のようになります。
| 作業 | スマートフォン | パソコン |
|---|---|---|
| 題材のメモ、短い下書き | 向いている。思いついたその場で書ける | 机に向かう必要がある |
| 長い記事の執筆 | 画面が小さく、全体の流れを見にくい | 向いている。見出しの構成を見ながら書ける |
| 写真の撮影と投稿 | 向いている。撮ってそのまま載せられる | 写真を取り込む手間がかかる |
| 表や見出しの整理、デザインの調整 | 操作できる範囲が限られることがある | 向いている |
おすすめの分け方は、題材のメモと下書きはスマートフォン、仕上げと公開はパソコン、という使い分けです。通勤や待ち時間にスマートフォンで書いた下書きを、夜にパソコンで整えて公開する形にすると、まとまった時間が取りにくい人でも続けやすくなります。
パソコンを持っていない場合でも、まずはスマートフォンだけで始めてかまいません。記事の数が増えて、手直しや整理に時間がかかるようになってから、パソコンの用意を考えれば十分です。どちらで書く場合も、公開する前にスマートフォンの画面で一度読んでおくと、読者の多くが見ている画面でどう表示されるかを確かめられます。
登録から最初の記事の公開までの流れ
ここでは、多くの無料のブログのサービスに共通する流れを説明します。画面の名前やボタンの位置はサービスごとに違うので、各サービスのヘルプを見ながら進めてください。
- アカウントを作る。メールアドレスか、GoogleやAppleなどのアカウントで登録する。ブログ用のメールアドレスを別に用意しておくと、通知が普段のメールに埋もれない
- ブログの住所(URL)を決める。サービスの住所の一部に、自分で決めた文字列が入る形が多い。あとから変えられないサービスもあるので、短く、テーマと関係のある英数字にする
- ブログのタイトルを決める。何について書くブログかが一目で分かる名前にする。あとから変えられることが多い
- デザインを選ぶ。最初は、読みやすさを優先して、文字が大きく、色数の少ないデザインを選ぶ
- プロフィールを書く。どんな立場の人が、何について書いているブログかを、数行で書く
- 最初の記事を書いて公開する
プロフィールを書くときは、住所や勤務先、子どもの学校など、個人が特定される情報を書かないように気をつけます。写真を載せるときも、窓の外の景色や、郵便物の宛名、制服などから、住んでいる場所が分かってしまうことがあります。スマートフォンで撮った写真には、撮影した場所の情報が記録されていることがあるので、アップロードする前に、端末の設定で位置情報を外しておくと安心です。
公開の範囲を選べるサービスでは、最初の数本は限定公開や下書きで書いてみて、慣れてから公開するのも1つの方法です。
写真や他の人の文章を使うときの決まり
ブログを書いていると、ほかのサイトの文章や、インターネットで見つけた画像を使いたくなる場面があります。ここで気をつけたいのが、著作権です。著作権とは、文章や写真、イラストなどを作った人が持つ権利のことで、作った人の許可なく使うことは原則としてできません。
例外として認められているのが「引用」です。著作権法の第32条は、引用について次のように定めています。
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。 出典: laws.e-gov.go.jp
一般に、ブログで引用するときは、次の点を守るのが基本とされています。
- 自分の文章が中心で、引用は説明の材料として必要な範囲にとどめる
- 引用した部分を、引用の記号や枠で自分の文章と区別する
- どこから引用したのか、出典を明記する
- 引用した文章を書き換えない
画像は、文章よりも引用として扱える場面が限られます。写真やイラストを使いたいときは、自分で撮影したものを使うか、商用の利用も認めている素材のサイトで、利用の条件を確かめてから使うのが安全です。素材のサイトによっては、出典の表記を条件にしているもの、加工を禁じているものがあります。
自分で撮った写真でも、人の顔がはっきり写っている場合は、その人の許可を取ってから載せます。子どもの写真や、友人の家の中の写真なども同じです。どこまで載せてよいか迷うときは、載せないほうを選ぶと、あとから困ることがありません。
最初の10本を書くときに意識したいこと
ブログを始めた直後は、どんな記事を書けばよいか迷いやすい時期です。最初の10本は、次の点を意識して書くと、あとから読者が増えたときにも役に立つ記事になります。
まず、1本の記事で答える疑問を1つに絞ります。「資格の勉強のこと」ではなく、「通信講座と独学のどちらで始めるか」のように、読者が検索しそうな具体的な疑問を1つ選び、その答えを記事の前半で書きます。
次に、自分の経験から書けることを中心にします。どこにでも書かれている一般的な説明だけでは、ほかの記事との違いが出ません。実際に試した手順、つまずいた点、使ってみて分かったことは、書いた人にしか書けない情報です。
見出しを付けて、段落を短く区切ることも大切です。スマートフォンで読む人が多いため、長い段落が続くと読みにくくなります。1つの段落は3文から4文くらいを目安にし、手順は番号付きの一覧にします。
医療、お金、法律のように、読み手の判断を左右するテーマを書くときは、公的な機関の案内を確かめ、出典を示します。自分の経験を書くときも、「この方法が正しい」と言い切るのではなく、「この場合はこうだった」と、条件を添えて書くようにします。
記事の組み立てに迷うときは、次の型に当てはめると書きやすくなります。
- 冒頭で、この記事が答える疑問と、その答えを短く書く
- なぜその答えになるのか、理由や背景を書く
- 具体的な手順や、実際に試した例を書く
- 気をつける点や、うまくいかなかったときの対処を書く
- 次に何をすればよいかを書いて締める
たとえば「医療事務の資格の勉強を、子育て中に始めるときの1日の時間の使い方」という記事なら、冒頭で「朝の30分と、子どもが寝たあとの1時間に分けた」という答えを示し、次にその分け方にした理由、実際の1日の流れ、続かなかった時期の立て直し方、これから始める人がまず決めることの順で書きます。答えを最後まで引っ張らず、冒頭で示すのがポイントです。検索から来た読者は、自分の疑問の答えがこの記事にあるかを、最初の数行で判断するからです。
書き上げたら、公開する前に一度声に出して読み返すと、言葉の重なりや、分かりにくい言い回しに気づけます。ビジネスの文章の書き方を体系的に学びたい人には、ビジネス文書検定のような検定で、文章の基本を確かめる方法もあります。
公開したあとに読まれる記事にしていく工夫
記事を公開しても、すぐに読まれるとは限りません。検索で見つけてもらえるまでには時間がかかるのが一般的です。公開したあとに次のような手入れをしていくと、少しずつ読まれる記事に育っていきます。
まず、記事のタイトルを見直します。タイトルは、検索した人が記事を開くかどうかを決める部分です。読者が検索に使いそうな言葉が入っているか、記事を読むと何が分かるのかが伝わるかを確かめます。「今日の出来事」のようなタイトルより、「介護福祉士の実技試験の前日に準備したもの」のように中身が分かるタイトルのほうが、検索で見つけてもらいやすくなります。
次に、関係のある記事どうしをリンクでつなぎます。同じテーマの記事が増えてきたら、記事の終わりに「あわせて読みたい記事」として関連する記事を紹介すると、読者が続けて読んでくれるようになります。
情報が古くなった記事は、内容を更新します。制度や料金、手続きの方法が変わったときは、古い情報のまま残しておくと、読者に誤った判断をさせてしまうことがあります。更新したときは、記事の冒頭に更新した日付を書いておくと、読者が情報の新しさを判断できます。
SNSで記事を紹介するのも1つの方法ですが、SNSの反応だけを見て一喜一憂しないことが大切です。検索から読まれる記事は、公開から数か月たって読まれ始めることも珍しくありません。読者の疑問に丁寧に答えた記事は、時間がたってからも読まれ続けます。
収益化の方法ごとの違いと、始める時期
ブログの収益化の方法は、主に次の4つです。
| 方法 | 収入の仕組み | 始める前に確かめること |
|---|---|---|
| 広告(AdSenseなど) | 広告の表示やクリックに応じて収入が入る | 申し込みの条件、サービスで自分の広告を表示できるか |
| アフィリエイト | 紹介した商品やサービスが売れたときに報酬が入る | サービスでリンクを貼れるか、広告であることの表示 |
| 有料の記事、定期購読 | 読者が記事を購入する | 対応しているサービスか、手数料 |
| 仕事の実績として使う | ブログを見た人から仕事の依頼が来る | プロフィールと問い合わせの方法 |
広告やアフィリエイトは、読者が増えるまで収入がほとんど出ないのが一般的です。始めてすぐに収入を期待すると、思うように伸びない時期に続ける気持ちが切れてしまいます。最初の数か月は、記事の数を増やすことと、書く習慣を付けることに集中し、収益化の準備はそのあとに進めるくらいの気持ちで十分です。
4つ目の「仕事の実績として使う」は、見落とされがちですが、在宅で文章の仕事を探している人にとっては大きな意味があります。ライターの募集に応募するとき、自分の書いた文章を見せられるかどうかで、選ばれやすさが変わることがあるからです。自分のテーマで書き続けたブログは、それ自体が「この分野について、この文体で書ける」という見本になります。
広告を表示するときの決まりと、副業の収入の申告
ブログで広告やアフィリエイトを始めたら、守るべき決まりが2つあります。
1つは、広告であることを読者に分かるようにすることです。消費者庁は、令和5年10月1日から、いわゆるステルスマーケティングが景品表示法の違反になると案内しています。ステルスマーケティングとは、広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すことです。消費者庁の案内では、規制されるのは事業者が出す広告で、一般消費者が広告であると分からないものとされています。詳しくは消費者庁の「ステルスマーケティングに関する案内」で確かめられます。企業から依頼を受けて商品を紹介する記事や、アフィリエイトのリンクを含む記事では、記事の冒頭などに「広告」「PR」と表示しておくのが一般的です。どこまでが規制の対象になるかは、依頼の内容によって変わるので、依頼主の案内と消費者庁の資料を確かめてください。
もう1つは、収入が出たときの申告です。会社員がブログの収入を得た場合、国税庁のタックスアンサー「給与所得者で確定申告が必要な人」では、給与所得と退職所得以外の所得の合計が20万円を超える人は、所得税の確定申告が必要とされています。ここでいう所得とは、収入から必要な経費を差し引いた金額のことです。
ただし、20万円以下で所得税の確定申告が要らない場合でも、住民税の申告は別に必要になります。住民税の申告は、1月1日に住んでいる市区町村に、3月15日までに行うのが原則です。手続きの細かい扱いは、住んでいる市区町村や個々の事情で変わることがあるので、市区町村の窓口や税務署で確かめてください。また、会社員の場合は、勤め先の就業規則で副業がどう扱われているかも、始める前に確かめておきます。
無料のサービスから、ほかの方法へ移るときの考え方
ブログを続けていると、デザインを自由に変えたい、広告の表示を自分で決めたい、と感じる時期が来ることがあります。そのときに考えるのが、有料のプランへの切り替えや、自分でサイトを作る方法への移行です。
移る前に確かめたいのは次の点です。
- 記事を書き出せるか。多くのサービスには、記事をまとめてファイルに書き出す機能があるが、画像は別に保存し直す必要がある場合もある
- 独自ドメインを使っているか。サービスの住所のままで書いてきた場合、移ると住所が変わり、検索からの評価を引き継ぎにくい
- 移ったあとの費用を払い続けられるか。サーバーやドメインの費用は、毎月または毎年かかる
- 移る作業の時間を取れるか。記事の数が多いほど、リンクの直しや画像の確認に時間がかかる
最初から移ることを考えているなら、独自ドメインを設定できるサービスやプランを選んでおくと、あとで住所を変えずに済みます。はてなブログの場合は、有料のはてなブログProで独自ドメインを設定できます。
移るかどうかは、収入の見込みと、かかる費用と手間を比べて決めます。読者がまだ少ない段階で移ると、移る作業に時間を取られて、記事を書く時間が減ってしまいます。記事の数が増え、読者の傾向が見えてきてから判断しても遅くはありません。無料のサービスのまま、書くことに集中し続けるのも、十分に意味のある選択です。
無料のブログを続けるための工夫
ブログを始めた人のうち、長く続けられる人はそれほど多くありません。続けるための工夫として、次のような方法があります。
- 書くための時間を予定表に入れておく。空いた時間に書こうとすると、後回しになりやすい
- 記事の題材を思いついたときに、スマートフォンのメモに1行で書き留めておく。書く時間になって題材を考えずに済む
- 下書きを2本から3本、常に用意しておく。忙しい週でも、手直しだけで公開できる
- 数字を毎日見ない。読まれた数は日によって大きく変わるので、月に一度くらい振り返る程度にする
- 書き上げる時間を短くしようとしない。1本に時間がかかっても、内容が充実していれば読者の役に立つ
- 書けない時期があっても、やめたことにしない。体調や家族の事情で数週間あいても、再開した記事から読者は戻ってくる
- 読者からのコメントや問い合わせを、次の記事の題材にする。読者が実際に困っていることは、同じ悩みを持つほかの読者の役にも立つ
- 過去の記事を読み返して、書き足せることがないかを月に一度確かめる。新しい記事を書くより短い時間で、記事の質を上げられる
集中して書く時間を作るのが難しいと感じる人は、在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックで、短い時間で作業に入るための工夫を紹介しています。
ブログを書くための回線や機器も、続けやすさに関わります。写真を多く載せるブログでは、アップロードに時間がかかると書く気持ちがそがれます。在宅で作業するときの通信環境の整え方は、在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方で比べています。
ブログを書く力は、在宅の仕事にどうつながるか
フリーランスと在宅ワークの仲介を20年以上続けてきた運営者として見てきた限りでは、ブログを長く続けている人ほど、文章の仕事に応募したときに話が早く進む傾向があります。決まった頻度で書き続けられること、読者の疑問に合わせて構成を考えられること、締め切りを自分で守れること。ブログで身に付いたこうした力は、依頼する側から見ると「安心して任せられる」という評価につながります。
文章の仕事は、医療や介護、子育て、資格の勉強など、自分が経験してきた分野で強みが出ます。その分野で書き続けてきたブログは、応募のときに見せられる実績になります。依頼する側と受ける側が直接やり取りできる形なら、自分のブログを見てもらいながら、得意な分野や書き方の希望を伝えることもできます。仲介の手数料が間に入らない直接の取引は、同じ予算でも受ける側の手取りが厚くなり、依頼する側はその分だけ多くの記事を頼めるという、双方にとって得な形です。手数料0%で直接やり取りできる場では、こうした関係を作りやすくなります。
在宅で働くための資格や学び方については、在宅ワークに強い資格10選|自宅で稼げるスキルを身につけるで、自宅で活かしやすい資格を紹介しています。文章の発信をマーケティングの仕事に広げたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、どんな仕事が募集されているかを確かめられます。
よくある質問
Q. 無料のブログでもAdSenseで収益化できますか?
サービスによって変わります。AdSenseのヘルプでは、申し込むサイトのHTMLソースコードに自分でアクセスできることが条件とされています。記述を編集できないサービスでは申し込めません。BloggerのようにGoogleのホストパートナーになっているサービスでは、そのアカウントから申し込めます。
Q. はてなブログの無料版と有料版は何が違いますか?
有料のはてなブログProでは、広告の非表示や独自ドメインの設定ができ、写真のアップロードの上限や作れるブログの数も増えます。公式の案内では、1ヶ月コースが1,008円、1年コースが8,434円、2年コースが14,400円(税込)です。まず無料で始め、必要になってから切り替えられます。
Q. ブログの収入が少しでも出たら確定申告が必要ですか?
会社員の場合、給与以外の所得の合計が20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は別に必要になります。所得は収入から経費を差し引いた金額です。扱いは事情で変わるので、税務署や市区町村の窓口で確かめてください。
Q. ブログで商品を紹介するときに気をつけることはありますか?
企業から依頼を受けた紹介や、アフィリエイトのリンクを含む記事では、広告であることが読者に分かるように表示します。消費者庁は、令和5年10月1日から、広告であることを隠すステルスマーケティングが景品表示法の違反になると案内しています。記事の冒頭に「広告」「PR」と書くのが一般的です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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