在宅ワーク×ペット飼育|動物と暮らしながら働くメリットとルール


この記事のポイント
- ✓在宅ワークとペット飼育の両立方法を解説
- ✓犬・猫と暮らしながら仕事をするメリット
- ✓オンライン会議での注意点
在宅ワークを始めて1年目に、念願だった猫を飼い始めた。名前はきなこ。保護猫カフェで出会った茶トラの女の子。
「在宅だからペットの面倒も見られる!」と意気込んだものの、現実はそう甘くなかった。キーボードの上に寝そべるきなこ、Zoom会議中にカメラの前を横切るきなこ、集中しているときに限って鳴き始めるきなこ…。
でも2年経った今、きなこと一緒に仕事をする生活は最高に幸せだと断言できる。
この記事では、在宅ワークとペット飼育を両立するためのリアルな工夫と、動物と暮らしながら働くメリットを紹介するよ。
在宅ワーク×ペットのメリット
1. ストレスが確実に減る
これは感覚だけじゃなくて、科学的にも証明されている。動物と触れ合うと「オキシトシン」というストレスを軽減するホルモンが分泌される。
私の場合、締め切りに追われてピリピリしているとき、きなこが膝に乗ってきてゴロゴロ言うだけで気持ちがふわっと和らぐ。これはオフィスワーカーには味わえない特権。
2. 自然な休憩リズムが生まれる
犬なら散歩、猫ならトイレ掃除やご飯の時間。ペットの世話が自然な休憩タイムになる。
在宅ワーカーは休憩を取り忘れがちだけど、ペットがいると「あ、ご飯の時間だ」と強制的にデスクから離れるきっかけになる。
3. 規則正しい生活リズムが維持できる
特に犬を飼っている場合、朝の散歩が「出勤の代わり」になる。在宅ワーカーが陥りがちな不規則な生活を、ペットが正してくれる。
| メリット | 犬 | 猫 |
|---|---|---|
| ストレス軽減 | ◎ | ◎ |
| 休憩リズム | ◎(散歩) | ○ |
| 運動不足解消 | ◎ | △ |
| 生活リズム維持 | ◎ | ○ |
| 手がかからない | △ | ○ |
4. 孤独感の解消
在宅ワーカーの悩みで意外と多いのが「孤独感」。一人暮らしで在宅ワークだと、丸一日誰とも話さない日もある。ペットがいるだけで、部屋の空気がまったく変わる。
在宅ワーカーのメンタルヘルスについてはこちらの記事も参考にしてね。
在宅ワーク中のペット対策
仕事部屋を分ける(できれば)
理想は仕事部屋とペットのエリアを分けること。ドアを閉めて集中する時間と、一緒に過ごす時間のメリハリをつける。
ただし、猫はドアを閉めると「開けろ」と鳴くことが多い。我が家のきなこも最初は30分おきにドアの前で鳴いていた。慣れるまで1ヶ月くらいかかったよ。
オンライン会議のペット対策
事前準備:
- 会議30分前にペットにご飯をあげる(満腹で大人しくなる)
- 新しいおもちゃを渡す(夢中になっている間に会議を終わらせる)
- 別の部屋に移動させる
会議中の対策:
- バーチャル背景を使う(ペットが映り込むのを防ぐ)
- ミュートの習慣を徹底する
- AIノイズキャンセル(Krisp等)を使う
ペットが乱入した場合: 正直に「すみません、猫が…」と言えばOK。ペットの乱入はオンライン会議の「あるある」として認知されているから、神経質になりすぎなくていい。むしろアイスブレイクになることも多い。
犬と暮らしながら働くコツ
犬は猫よりも「構ってほしい」欲求が強い。
1日のスケジュール例:
- 7:00 朝の散歩(30分〜1時間)
- 8:00 ご飯
- 9:00〜12:00 仕事(犬は昼寝タイム)
- 12:00 軽い散歩(15分)+ 昼食
- 13:00〜17:00 仕事
- 17:00 夕方の散歩(30分〜1時間)
ポイントは、朝の散歩でしっかり運動させること。疲れた犬は午前中おとなしく寝てくれるから、集中できる時間が確保しやすい。
猫と暮らしながら働くコツ
猫はマイペースだからある意味ラクだけど、独自の問題がある。
猫あるある:
- キーボードの上に乗る → キーボードカバーを使うか、猫用の温かいベッドをデスクの横に置く
- モニターの前に座る → デュアルモニターにして1つを猫に譲る(冗談じゃなくて本気)
- 作業中に鳴く → 遊んでほしいサインなので、5分だけ相手をする
ペット飼育の費用を考える
在宅ワークでペットを飼う場合の月間コスト目安:
| 項目 | 犬(中型) | 猫 |
|---|---|---|
| フード | 5,000〜8,000円 | 3,000〜5,000円 |
| トイレ用品 | 1,500円 | 1,500〜2,500円 |
| 医療費(月割り) | 3,000〜5,000円 | 2,000〜3,000円 |
| トリミング | 3,000〜8,000円 | 0円 |
| おもちゃ・雑費 | 1,000〜2,000円 | 1,000〜2,000円 |
| 月間合計 | 13,500〜23,000円 | 7,500〜12,500円 |
突発的な医療費がかかることもあるから、ペット保険への加入も検討しよう。きなこが膀胱炎になったとき、治療費が3万円かかった経験がある。
在宅ワーク×ペットの注意点
仕事中の「構ってアピール」への対応
ペットが仕事中に「遊んで」とアピールしてきたとき、毎回応じていると仕事にならない。
ルールを決めよう:
- 仕事中の「構ってタイム」は1回5分まで
- 1〜2時間おきに短い休憩を入れてペットと遊ぶ
- 集中したいときは別の部屋にいてもらう
在宅だからこそ飼える動物
在宅ワーカーだからこそ飼える動物もいる。犬は特に、長時間の留守番が苦手だから、在宅ワーカーとの相性は抜群。
賃貸の場合のペット可物件
賃貸でペットを飼う場合は、必ずペット可物件を選ぶこと。無断で飼うとトラブルの原因になるよ。
ペットを飼う前に確認すべき在宅ワークの条件
在宅ワークを始めたばかりの人が「これで念願のペットが飼える!」と勢いで飼ってしまうケースが多いんだけど、ちょっと待って。在宅ワーカーだからこそ事前に確認しておくべきポイントがある。きなこを迎える前、私は1ヶ月かけて以下のチェックリストを埋めていったよ。
収入の安定性を冷静に見極める
フリーランスや個人事業主の場合、収入が月によって大きく変動する。ペットの寿命は犬で12〜15年、猫で15〜20年。その間ずっと飼育費用と医療費を支払い続ける必要がある。
最低でも直近6ヶ月の平均月収を計算して、そこから毎月のペット関連支出を引いても生活が成り立つかシミュレーションしよう。私の場合、月の手取りから3万円を「きなこ専用口座」に自動振替する仕組みを作ってから飼い始めた。
仕事スタイルとの相性
「在宅=ずっと家にいる」とは限らない。打ち合わせや取材で外出する日もあるし、地方出張が入ることもある。
事前に確認すべき項目:
- 月にどれくらい外出する日があるか
- 連泊出張の頻度
- ペットホテルやペットシッターのコスト把握
- 信頼できる預け先の確保
私は出張が月に2〜3回あるから、徒歩圏内のキャットシッターさんと事前契約しておいた。1回の見守りで3,000円、これも月の固定費として計算しておく必要がある。
住環境の見直し
在宅ワークスペースとペットスペースが共存できる広さがあるか確認しよう。1Kや1DKでも飼えないことはないけど、デスク周りにペットが入り込む頻度が圧倒的に増える。
総務省統計局のデータによると、東京都の単身世帯の平均住居面積は約30㎡。この広さで犬を飼うなら小型犬一択、猫なら上下運動できるキャットタワーを設置できるかが鍵になる。
ペットの飼養に当たっては、その動物の生態、習性及び生理を理解し、愛情をもって取り扱うとともに、その種類、生育状況等に応じて適正に飼養することにより、人と動物が共生する社会の実現を図るよう努めること。 出典: env.go.jp
環境省も「適正飼養」を求めている通り、衝動買いならぬ衝動飼いは絶対にやめよう。
ペットに優しい在宅ワーク環境の作り方
きなこを迎えてから、デスク周りを何度も改造した。失敗も成功もあったから、リアルな経験談として共有するよ。
デスク周りのレイアウト最適化
最初の失敗は、デスクのすぐ横に窓辺のキャットタワーを置いたこと。窓の外の鳥に反応してきなこが暴れ、その振動でモニターが揺れた。今はデスクから1.5m離した壁際に設置している。
在宅ワーク×ペット環境の鉄則:
- ペットスペースとワークスペースは最低1m以上離す
- ペットの導線上にケーブルを這わせない
- ペットが視界に入る位置に「お気に入りスポット」を作る
- 観葉植物はペットに有毒なものを避ける(ユリ、ポトス、サトイモ科は危険)
配線とデバイスの保護
ペットによるケーブル噛みは想像以上に頻繁に起きる。私はThunderbolt 4ケーブル(1万円)を一晩で破壊された経験がある。それ以来、すべてのケーブルにスパイラルチューブを巻いている。
| 対策アイテム | 価格目安 | 効果 |
|---|---|---|
| スパイラルチューブ | 500〜1,500円 | 噛み防止・保護 |
| コードカバー | 1,000〜3,000円 | 床配線の隠蔽 |
| キーボードカバー | 500〜2,000円 | 毛・抜け毛対策 |
| 空気清浄機(ペット対応) | 15,000〜40,000円 | 抜け毛・臭い対策 |
特に空気清浄機は必須投資。猫の毛は乾燥した部屋で空中を漂い続け、ノートPCの冷却ファンに吸い込まれて故障の原因になる。きなこを飼って半年で、私のMacBookの内部清掃に8,000円かかった。
騒音対策と防音
オンライン会議中に犬が吠える、猫が「ニャー!」と鳴き続ける。これは在宅ワーカーの永遠の悩み。
ヘッドセットは指向性マイク付きの中級モデル(1万〜2万円台)を選ぼう。SHURE MV7やJabra Evolve2など、口元の音だけを拾うタイプならペットの鳴き声をかなりカットできる。さらにKrispのようなAIノイズキャンセルアプリを併用すれば、リフォーム不要で防音効果が出る。
ペット関連費用の経費計上と税務のリアル
これは在宅フリーランスにとって超重要な話。残念ながら、ペットの飼育費は原則として経費にならない。
経費にできない理由
国税庁の見解では、事業との直接的な関連性が証明できない支出は経費として認められない。ペットを「事務所の癒し」として飼っていても、それは私生活の延長と判断される。
業務の遂行上必要な費用であり、かつ、その必要である部分を明らかに区分することができる場合に限り、その区分された金額を必要経費に算入することができます。 出典: nta.go.jp
例外的に経費計上できるケース
ただし、以下のような特殊なケースでは経費計上が認められることもある。
経費化の可能性があるケース:
- ペット関連ブログや動画チャンネルで収益を得ている(取材費・撮影費として)
- ペットショップやペット用品のレビュー業務(業務委託契約書あり)
- 番犬として事業所を警備している(明確な業務記録が必要)
- セラピードッグとして登録・活用している場合
私の友人にペット系YouTuberとして法人化した人がいるけど、彼女は飼育費の一部を「コンテンツ制作費」として計上している。ただし税理士曰く「収益との対応関係が明確でないと否認リスクが高い」とのこと。
確定申告での注意点
ペット関連の支出は私的支出として処理し、事業の経費と明確に分けよう。家族カードや個人用クレジットカードで支払い、事業用口座とは完全に分離するのが鉄則。
freee や マネーフォワード のような会計ソフトを使っている人は、ペット関連の引き落としに「プライベート」タグをつける運用がおすすめ。後で見返したときに迷わない。
なお、ペット保険料も原則として生命保険料控除の対象外。あくまで「動物」への支出は税制上優遇されないと理解しておこう。確定申告については フリーランス向け確定申告ガイド も参考にしてね。
よくある質問
Q. オンライン会議中に犬が吠えたり、猫が画面に入り込んできたりしないか心配です。対策はありますか?
会議前におもちゃや長持ちするおやつを与えて気を逸らすのが効果的です。また、ZoomなどのWeb会議ツールに備わっている「ノイズキャンセリング機能」や「背景ぼかし・バーチャル背景」を活用すれば、多少の鳴き声や映り込みはカバーできます。どうしても静かにしてほしい重要な会議の時は、一時的に別室で過ごしてもらうなどのルールを決めましょう。
Q. 仕事に集中したい時にペットの「かまってアピール」が激しい場合、どう対応すればいいですか?
ペットは飼い主が家にいると遊んでくれると期待しがちです。対策として、仕事の前にしっかり散歩や遊びの時間をとり、満足させてから仕事を始めるのがおすすめです。また、「この部屋にいる時は仕事中」というように、仕事場とペットの生活スペースを分けるメリハリをつけることも重要です。自動給餌器や知育玩具を活用して一人遊びの時間を設けるのも効果的です。
Q. 在宅ワークの収入だけでペットの飼育費用をまかなうことは現実的ですか?
ペットの種類や健康状態によりますが、初期費用だけでなく、毎月の食費、消耗品、定期的なワクチン代、万が一の医療費など想定以上にお金がかかります。在宅ワークの収入が不安定な初期段階では、本業の収入や貯蓄で基本的な生活費をまかなえるかどうかのシミュレーションが必須です。副業や在宅ワークの収入はあくまで「ペットのための貯金や予備費」として考えるのが安心です。
Q. 賃貸マンションで在宅ワークとペット飼育を両立する場合の注意点を教えてください。?
まず大前提として「ペット可(相談可)」の物件であることが必須です。内緒で飼育するのはトラブルや強制退去の元になるため絶対に避けましょう。また、在宅ワーク中は家で過ごす時間が長くなるため、床の防音対策(ジョイントマットの敷設)や、爪とぎによる壁・床の傷防止シートの活用など、周囲への配慮と退去時の原状回復費用を抑えるための工夫をしておくことが重要です。
@SOHOでキャリアを加速させよう
@SOHOなら、あなたのスキルを求めているクライアントと手数料無料で直接つながれます。
@SOHOで関連情報をチェック
お仕事ガイド
年収データベース
資格ガイド

この記事を書いた人
星野 ゆい
元会社員のフリーランスライター
大手メーカーで営業職として5年間勤務した後、フリーランスライターとして独立。クラウドソーシングで人生が変わった経験をもとに、初心者向けの記事を中心に執筆しています。
関連記事
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師
看護師の転職・副業・フリーランス・キャリアガイド

薬剤師
薬剤師の転職・副業・キャリアパスガイド

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ
サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス
経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド







