WordPressエンジニアのフリーランス案件ガイド|需要・単価・始め方【2026年版】

榊原 隼人
榊原 隼人
WordPressエンジニアのフリーランス案件ガイド|需要・単価・始め方【2026年版】

この記事のポイント

  • WordPressエンジニアのフリーランス案件を徹底解説
  • テーマ・プラグイン開発
  • Gutenbergブロック対応

WordPressは2026年現在もCMSシェア世界No.1を維持しており、日本国内のWebサイトの約半数がWordPressで構築されています。「WordPressはオワコン」という声を耳にすることもありますが、実態としてはまだまだ膨大な案件が存在し、フリーランスエンジニアにとって安定した収入源になりえます。

私自身、フルスタックエンジニアとしてReactやNext.jsの開発を手がけつつも、WordPress案件を並行して受注しています。特に中小企業や個人事業主からの需要は根強く、月10〜30万円の保守契約を複数持つだけで安定収入の土台が作れるのがWordPressの強みです。

この記事では、WordPressエンジニアとしてフリーランスで活躍するための案件種別・単価相場・スキルマップ・案件獲得の方法を詳しく解説します。

WordPress案件の市場動向と需要

2026年のWordPress市場データ

指標 数値
世界のCMSシェア(WordPress) 約62%
日本国内のWordPressサイト推定数 約500万サイト
WordPress案件の平均月単価 40〜80万円
保守運用案件の月額相場 3〜10万円/サイト
リモート対応可能な割合 約90%

なぜWordPress案件はなくならないのか

WordPressの需要が根強い理由は主に3つあります。

  1. 既存サイトの保守・リニューアル需要

500万を超える国内WordPressサイトの多くが、定期的なアップデート、セキュリティ対応、デザインリニューアルを必要としています。新規構築だけでなく、既存サイトのメンテナンス需要が安定した案件数を支えています。

  1. 中小企業・個人事業主のコスト感覚

フルスクラッチやヘッドレスCMSで構築すれば高性能なサイトが作れますが、中小企業にとってはWordPressで十分なケースが大半です。初期費用30〜50万円で高品質なサイトが構築でき、管理画面から自分で更新できる手軽さは、他のCMSでは代替しにくいメリットです。

  1. Gutenberg/ブロックエディタの進化

WordPress 6.x系で進化し続けるGutenbergブロックエディタにより、カスタムブロック開発という新たな案件領域が生まれています。React(JSX)を使ったブロック開発ができるエンジニアは、従来のPHPだけのWordPressエンジニアと差別化できます。

WordPress案件の種類と単価相場

案件種別一覧

案件種別 単価相場(一式) 工期目安 難易度
コーポレートサイト新規構築 30〜80万円 1〜2ヶ月
ECサイト構築(WooCommerce) 50〜150万円 2〜3ヶ月 中〜高
オリジナルテーマ開発 20〜60万円 2〜4週間
カスタムプラグイン開発 10〜50万円 1〜4週間 中〜高
Gutenbergカスタムブロック開発 15〜40万円 1〜3週間
既存サイトリニューアル 20〜60万円 2〜6週間
保守・運用代行 3〜10万円/月 継続 低〜中
セキュリティ対応・復旧 5〜30万円/件 即日〜1週間

高単価を狙える案件の特徴

単価を上げたいなら、以下のような案件を狙うのが効果的です。

WooCommerceを使ったECサイト構築は、決済連携やカスタム配送ロジックなど技術的な難易度が高い分、単価も高くなります。Shopifyの台頭はありますが、カスタマイズ性ではまだWordPress + WooCommerceに分があります。

ヘッドレスWordPress構築は、WordPressをバックエンドCMSとして使い、フロントエンドはNext.jsやNuxt.jsで構築するアーキテクチャです。REST APIやGraphQL(WPGraphQL)の知識が必要で、月単価70〜120万円の案件もあります。

WordPressエンジニアに必要なスキル

スキルマップ

必須スキル(すべての案件で求められる)

  • PHP(WordPress内部構造の理解)
  • HTML / CSS / JavaScript
  • WordPress テーマ開発(テンプレート階層、フック機構)
  • WordPress プラグインの選定・設定
  • レスポンシブデザイン
  • セキュリティ基礎(SSL、権限管理、アップデート)

中級スキル(単価を上げるために必要)

  • カスタムプラグイン開発(WordPress Plugin API)
  • Advanced Custom Fields(ACF)を活用した柔軟なコンテンツ設計
  • WooCommerce のカスタマイズ
  • REST API / WPGraphQL
  • Git によるバージョン管理
  • Local / Docker によるローカル環境構築

上級スキル(高単価案件を獲得するために必要)

  • Gutenberg カスタムブロック開発(React + @wordpress/scripts)
  • ヘッドレスWordPress(Next.js / Nuxt.js連携)
  • パフォーマンス最適化(Core Web Vitals対策)
  • マルチサイト構築・運用
  • サーバー構築・移行(AWS / さくら / Xserver)

Gutenberg対応の重要性

2026年現在、GutenbergブロックエディタはWordPressのコア機能として成熟期に入っています。クライアントから「ブロックエディタで自由にページを組みたい」という要望が増えており、Gutenbergカスタムブロックを開発できないエンジニアは徐々に案件が減っていく可能性があります。

カスタムブロック開発にはReact(JSX)の知識が必要です。WordPress一筋でPHPしか書けないエンジニアは、Reactの基礎を学んでおくことを強くお勧めします。

案件獲得の具体的な方法

チャネル別の特徴

チャネル 特徴 おすすめ度
クラウドソーシング(@SOHOなど) 初心者でも始めやすい、実績が積める ★★★★★
制作会社からの外注 継続案件になりやすい、安定収入 ★★★★☆
直営業(中小企業) 単価が高い、信頼関係で継続 ★★★★☆
SNS・ブログ経由 時間はかかるが良質なリード ★★★☆☆
エージェント 常駐案件が多い、安定収入 ★★★☆☆

私のおすすめ戦略

WordPress案件で独立を目指すなら、以下のステップが現実的です。

Step 1: クラウドソーシングで実績を積む

@SOHOのようなクラウドソーシングサイトで、まずは小規模なWordPressサイト構築案件を3〜5件こなしましょう。実績とレビューが蓄積されれば、自然と声がかかるようになります。

Step 2: 保守契約を提案する

サイトを納品したら、必ず月額保守契約を提案してください。WordPress本体やプラグインのアップデート、バックアップ、セキュリティ監視を月3〜5万円で提供すれば、5件で月15〜25万円のストック収入になります。

Step 3: 制作会社への営業

Web制作会社は常にWordPressのコーディングを外注するパートナーを探しています。制作会社への営業は、直接メールを送るか、知人の紹介が効果的です。

フリーランスWordPressエンジニアの年収

経験年数別の年収レンジ

経験年数 年収レンジ 主な案件
1〜2年 300〜450万円 テーマカスタマイズ、小規模サイト構築
3〜5年 450〜700万円 オリジナルテーマ、プラグイン開発
5〜10年 700〜1000万円 EC構築、ヘッドレスWordPress
10年以上 800〜1200万円 技術顧問、大規模サイト設計

年収を上げるポイントは、単価の低い案件を数でこなすのではなく、専門性を高めて高単価案件にシフトすることです。WooCommerce、ヘッドレスWordPress、Gutenbergカスタムブロックなど、ニッチな専門分野を持つことで単価は大きく変わります。

WordPress以外のスキルとの掛け合わせ

WordPressだけでは将来的に不安という方は、以下のスキルとの掛け合わせを検討してください。

掛け合わせスキル 効果 案件例
Next.js / React ヘッドレスWordPress案件を獲得 コーポレートサイトの高速化リニューアル
Shopify EC領域のカバー範囲を拡大 WooCommerce→Shopify移行支援
SEO サイト構築+SEOのセット提案 コンテンツマーケティング支援
UI/UXデザイン デザイン込みで受注可能 ワンストップのサイト制作
サーバー/インフラ 高負荷サイト対応 メディアサイトの最適化

Web制作全般のフリーランスの始め方も参考にしてみてください。

よくある質問

Q1. WordPressエンジニアは将来性がありますか?

短期的(3〜5年)には十分な需要があります。ただし、長期的にはヘッドレスCMSやノーコードツールの普及により、単純なWordPressサイト構築の需要は減少する可能性があります。Gutenbergブロック開発やヘッドレスWordPressなど、モダンな技術を身につけておくことが重要です。

Q2. PHP以外の言語を学ぶべきですか?

はい。Gutenbergブロック開発にはReact(JavaScript/TypeScript)が必要です。また、ヘッドレスWordPressではNext.jsやNuxt.jsの知識があると案件の幅が大きく広がります。

Q3. 未経験からWordPressエンジニアになれますか?

可能です。HTML/CSSの基礎を学んだ後、WordPressのテーマ開発を学べば、3〜6ヶ月で最初の案件を受注できるレベルになります。まずはクラウドソーシングで小さな案件から始めるのがおすすめです。

Q4. WordPressの保守契約はどうやって獲得しますか?

サイト構築を納品する際に「月額保守プラン」を必ず提案しましょう。「WordPress本体のアップデート」「プラグインの更新」「月次バックアップ」「セキュリティ監視」をパッケージにして月3〜5万円で提案するのが一般的です。

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榊原 隼人

この記事を書いた人

榊原 隼人

フルスタックエンジニア・テックライター

SIerで8年間システム開発に携わった後、フリーランスエンジニアに転身。React/Next.js/Pythonを中心に開発案件をこなしながら、技術系の記事を執筆しています。

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