WhatsAppをMacで使う始め方と、スマホとつなぐときに気をつける点

@SOHO編集部
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WhatsAppをMacで使う始め方と、スマホとつなぐときに気をつける点

この記事のポイント

  • ✓WhatsAppをMacで使う方法を
  • ✓公式アプリの入手からスマホとのリンク
  • ✓ブラウザ版との違いまで順に解説します

WhatsAppをMacで使いたいと考える人の多くは、海外の取引先や家族とのやりとりがWhatsAppで届き、スマホの小さな画面で長い文章や資料を扱うことに限界を感じています。結論から言うと、MacでWhatsAppを使う方法は、公式のMac用アプリを入れる方法と、ブラウザでWhatsApp Webを開く方法の2つです。どちらも、最初にスマホのWhatsAppと「リンク」する必要があり、リンクとは、スマホのアカウントをMacでも使えるように結びつける手続きのことです。

この記事では、2026年10月7日時点でWhatsAppの公式ダウンロードページとヘルプセンターを確かめた内容をもとに、始め方の手順、アプリとブラウザ版の違い、スマホとつなぐときに気をつける点、つながらないときの確かめ方を順に説明します。

結論:公式のMacアプリかWhatsApp Webのどちらかで使う

先に全体像を示します。

方法 向いている人 主な条件
公式のMac用アプリ 毎日使う人、通話もMacでしたい人 macOS 11以降
WhatsApp Web(ブラウザ) アプリを入れたくない人、古いMacを使っている人 対応ブラウザの新しい版
非公式のアプリやサイト 使わない アカウントが停止される危険がある

どちらの方法でも、WhatsAppのアカウントそのものはスマホで作ります。Macだけで新しくアカウントを登録することはできません。公式ヘルプには、アカウントの登録と新しい機器のリンクには、引き続きメインのスマホが必要だと書かれています。

まず手元のMacのmacOSのバージョンを確かめ、11以降ならアプリ、それより古ければWhatsApp Web、と決めるのが手早い進め方です。macOSのバージョンは、画面左上のアップルメニューから「このMacについて」を開くと表示されます。

MacでWhatsAppを使うと何が便利になるか

スマホだけで足りているのに、なぜMacでも使うのか。理由は主に3つあります。

1つ目は、長い文章を打ちやすいことです。見積もりの条件や作業の手順のように、何行にもわたる説明をスマホの画面で打つのは時間がかかります。Macのキーボードなら、ほかの資料を見ながら落ち着いて文章を組み立てられます。

2つ目は、ファイルの受け渡しが楽になることです。公式ヘルプによると、デスクトップ版ではファイルや写真をチャットの画面に引きずって入れるだけで送れます。Macで作った見積書や図面のPDFを、スマホに移さずにそのまま送れるのは大きな違いです。

3つ目は、通話の使い勝手です。公式ヘルプでは、MacやWindowsのアプリから最大32人までの音声通話やビデオ通話ができると案内されています。画面共有にも対応しているので、資料を見せながら打ち合わせをする使い方もできます。

建築や設計の仕事をしている人なら、現場の写真をスマホで撮り、事務所のMacでそれを見ながら図面の修正点を海外の協力会社に伝える、といった流れがイメージしやすいはずです。つまり、撮るのはスマホ、伝えるのはMac、という役割分担です。

公式のMac用アプリを入れる手順

ここからは、公式アプリを使う場合の手順です。

手順1:macOSのバージョンを確かめる

WhatsAppの公式ダウンロードページには、次のように書かれています。

WhatsAppデスクトップは、macOS 11以降で利用できます。 現在お使いのバージョンがこれより古い場合は、オペレーティングシステムをアップデートした後、WhatsApp for Macをダウンロードしてください。または、ブラウザーでWhatsApp Webを利用できます。 出典: whatsapp.com

macOS 11より古いMacでは、アプリは使えません。その場合は、後で説明するWhatsApp Webを使います。

手順2:公式の入手先からダウンロードする

入手先は、WhatsAppの公式サイトのダウンロードページか、MacのApp Storeの2つです。公式サイトから入れる場合は、ダウンロードしたファイルを開き、画面の指示に従ってインストールします。App Storeから入れる場合は、提供元がWhatsAppであることを確かめてから入手します。

検索サイトで「WhatsApp Mac」と調べると、ダウンロードを代行するサイトや、似た名前のアプリが並ぶことがあります。入手先は、公式サイトとApp Storeの2つに限ると決めておくと安全です。

手順3:アプリを開き、QRコードを表示する

アプリを起動すると、画面にQRコードが表示されます。QRコードとは、スマホのカメラで読み取ると情報を受け渡せる四角い模様のことです。このあとスマホで読み取るので、画面はそのままにしておきます。

手順4:スマホでQRコードを読み取る

スマホのWhatsAppを開き、設定の中にある「リンク済みデバイス」から「デバイスをリンク」を選びます。iPhoneでは画面下の「設定」タブから、Androidでは画面右上のメニューからたどれます。

公式ヘルプによると、このとき本人確認を求められることがあります。顔や指紋での認証を設定しているスマホでは画面の指示に従い、設定していない場合は、スマホのロックを解除するときの暗証番号を入力します。確認が済んだら、スマホのカメラをMacの画面に向け、QRコードを読み取ります。

手順5:履歴が表示されるまで待つ

リンクが済むと、Macのアプリにチャットの一覧が表示されます。公式ヘルプによると、リンクの直後にスマホから最近のメッセージ履歴が暗号化されたまま送られ、チャットの量によっては表示までに数分かかります。すぐに全部が出なくても、しばらく待ってから確かめます。

WhatsApp Webをブラウザで使う手順

アプリを入れたくない場合や、macOSが古い場合は、ブラウザでWhatsApp Webを使います。

手順は、ブラウザでweb.whatsapp.comを開き、表示されたQRコードをスマホで読み取るだけです。スマホ側の操作は、アプリの場合と同じ「リンク済みデバイス」からの読み取りです。

公式ヘルプによると、WhatsApp WebはMacでも使え、対応するブラウザの版は次のとおりです。

ブラウザ 対応する版
Chrome 100以降
Edge 100以降
Firefox 115以降
Safari 15以降
Opera 86以降

ブラウザが古いと、画面が正しく表示されなかったり、通話がうまくつながらなかったりします。表示がおかしいと感じたら、まずブラウザを最新の版に更新します。

なお、WhatsApp WebとWindows版のアプリでは、QRコードの代わりに電話番号と8文字のコードでリンクする方法も選べます。公式ヘルプでは、この方法は現在WindowsのアプリとWhatsApp Webで使えると書かれており、Mac用アプリは対象に入っていません。スマホのカメラがうまく使えないときは、MacのブラウザでWhatsApp Webを開き、電話番号でリンクする方法を試せます。

アプリとWhatsApp Webの違い

どちらも同じアカウントを使いますが、細かいところで違いがあります。

項目 Mac用アプリ WhatsApp Web
インストール 必要 不要
対応する環境 macOS 11以降 対応ブラウザの新しい版
同期される履歴の量 Webより多い アプリより少ない
通知 アプリの通知として届く ブラウザの通知の設定に左右される
ほかの作業との切り分け 独立したウィンドウで使える ブラウザのタブの1つになる

履歴の量の違いは、公式ヘルプに「WhatsAppデスクトップはWhatsApp Webより多くのメッセージ履歴を同期する」とはっきり書かれています。どちらの場合も、すべてのメッセージが同期されるわけではないため、古いやりとりを探すときはスマホで確かめる必要があります。

どちらを選んでも、リンクできる機器の数には同じように数えられます。アプリとWhatsApp Webを同じMacで両方つないでいると、それだけで2台分を使います。片方しか使っていないなら、使っていないほうのリンクは外しておくと、ほかの機器をつなぐ余裕が残ります。

毎日使うならアプリ、たまに使うだけならWeb、と考えておけば大きく外れません。ブラウザのタブで使っていると、ほかのタブを閉じるついでにWhatsAppも閉じてしまい、通知に気づかないことがあるので、仕事の連絡に使う場合は独立したウィンドウで開ける方法を選ぶのがおすすめです。

スマホとつなぐときに気をつける5つの点

MacでWhatsAppを使い始めてから、「急に使えなくなった」「知らない機器がつながっている」と慌てないために、次の5点を押さえておきます。

1. リンクできる機器は4台まで

公式ヘルプによると、1つのメインのスマホにリンクできる機器は、同時に4台までです。Mac、会社のWindows、iPad、ブラウザのように使う場所が増えると、すぐに上限に近づきます。使わなくなった機器は、そのつどリンクを外しておきます。

2. 14日ごとにスマホでWhatsAppを開く

リンクした機器は、スマホの電源が切れていても使えます。ただし公式ヘルプには、リンクした機器をつないだままにするには、14日ごとにメインのスマホでWhatsAppにログインする必要があると書かれています。スマホを長く使わないと、Mac側のリンクも外れてしまいます。出張や長期の休みの前は、スマホのWhatsAppも一度開いておきます。

3. 使わない機器は30日で自動的に外れる

公式ヘルプによると、30日間使われていないリンク済みの機器は、自動的に接続が外れます。めったに使わないMacで久しぶりに開いたらQRコードの画面に戻っていた、というのはこのためです。もう一度スマホで読み取れば使えるようになります。

4. 非公式のアプリやサイトでリンクしない

公式ヘルプには、非公式のアプリやサイトでリンクすると、アカウントが一時的に、または永久に停止される可能性があると明記されています。非公式のアプリとは、WhatsApp以外の第三者が作った偽物のアプリやサイトのことで、アカウントが乗っ取られ、ほかの人への迷惑メッセージや詐欺に使われるおそれがあります。リンクするのは、公式のアプリと、web.whatsapp.comを開いたブラウザだけにします。

5. 1台のMacで複数のアカウントは切り替えられない

WhatsAppには、1台のスマホで2つのアカウントを切り替えて使う機能があります。ただし公式ヘルプによると、この機能はスマホでのみ使え、リンクした機器では使えません。個人用と仕事用で2つの番号を持っている場合でも、Macのアプリで両方を切り替えることはできない、と知っておく必要があります。

知らない機器がつながっていないか確かめる

仕事の連絡にWhatsAppを使うなら、ときどきリンク済みの機器を見直す習慣をつけておきます。

スマホのWhatsAppで「リンク済みデバイス」を開くと、今つながっている機器の一覧が表示されます。覚えのない機器があれば、その機器を選んで「ログアウト」を押すと、すぐに接続を外せます。公式ヘルプでは、スマホのプッシュ通知をオンにしておくと、知らない機器がリンクされたときに通知から確かめて外せると案内されています。

Mac側からリンクを外したいときは、Macのアプリの設定から「ログアウト」を選びます。共用のMacや、人に譲る予定のMacでは、使い終わったら必ずログアウトしておきます。

現場の仕事でも、鍵の管理は「誰がどの鍵を持っているか」を一覧にしておくのが基本です。つまり、使っていない鍵が出回っていないかを定期的に確かめることが、事故を防ぐ一番の近道です。WhatsAppのリンク済みデバイスも、これと同じ考え方で月に1回ほど見直しておくと安心です。

2段階認証でアカウントを守る

Macで使い始めるのを機に、アカウントの守りも固めておきます。WhatsAppには2段階認証という設定があります。2段階認証とは、電話番号での確認に加えて、自分で決めた合言葉を求めることで、他人がアカウントを登録し直すのを防ぐ仕組みのことです。

公式ヘルプによると、2段階認証では、オンとオフの切り替え、合言葉の変更、メールアドレスの更新、信頼できる機器の確認ができ、この設定画面はMacのアプリからも開けます。また、これまで6桁の暗証番号だった2段階認証の合言葉を、パスワードの形に切り替えている途中だと告知されています。すでに6桁の暗証番号を設定している人は、案内に従ってパスワードに更新できます。

メールアドレスを登録しておくと、合言葉を忘れたときに再設定の手続きができます。仕事の連絡に使うアカウントほど、乗っ取られたときの影響が大きくなります。取引先になりすました迷惑メッセージが自分の名前で送られると、信用を取り戻すのに長い時間がかかるからです。リンクする機器が増えるほど入口も増えるので、Macをつないだ日に2段階認証の設定も確かめておくと安心です。

Macで通話する前の準備

MacのアプリでWhatsAppの音声通話やビデオ通話を使うには、Macのマイクとカメラを使う許可が必要です。初めて通話をするときに許可を求める画面が出たら、許可を選びます。

うっかり許可しなかった場合は、Macの「システム設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開き、「マイク」と「カメラ」の項目でWhatsAppをオンにします。通話中に相手から「声が聞こえない」と言われたときも、まずここを確かめます。

ほかにも、通話の前に次の点を確かめておくと、打ち合わせが途中で止まりません。

  1. イヤホンやヘッドセットがMacにつながっているか、音の出力先が正しいか
  2. Wi-Fiが安定しているか(大きなファイルのダウンロードと同時に通話しない)
  3. 画面共有をする場合、見せたくない資料や通知が画面に出ていないか

とくに3つ目は見落としやすい点です。画面共有の最中に、別の取引先からの通知が画面の端に表示されると、相手に社名や内容が見えてしまいます。共有の前に通知を一時的に止めておくのが安全です。

通知を見逃さない設定

MacでWhatsAppを使い始めると、スマホとMacの両方に通知が届くようになります。どちらで受けるかを決めておかないと、通知が多すぎて大事な連絡を見落とすことがあります。

Mac側の通知は、Macの「システム設定」の「通知」でアプリごとに切り替えられます。作業に集中したい時間帯は、Macの集中モードを使ってWhatsAppの通知を止め、決まった時刻にまとめて確認する、という使い方もできます。

おすすめは、仕事の時間はMacで受け、それ以外の時間はスマホで受けると決めることです。Macの前にいるときにスマホも鳴ると、同じ通知に2回気を取られます。逆に、Macを閉じたあとに届いた連絡はスマホで受けられるので、どちらか一方を完全に止める必要はありません。

スマホを機種変更するとき、番号を変えるときの注意

Macでつないで使っていても、アカウントの本体はスマホにあります。スマホの機種変更や電話番号の変更をするときは、Mac側よりもスマホ側の手順に気をつけます。

公式ヘルプによると、電話番号を変えてチャットの履歴を残したい場合は、まず古いスマホで番号を変更する手続きをしなければなりません。この手順を踏まずに新しいスマホで新しい番号を登録すると、チャットの履歴は失われると書かれています。また、古いスマホを人に譲ったり返却したりする場合は、事前にデータを消しておくよう案内されています。

機種変更をすると、Macのリンクも新しいスマホからつなぎ直す必要が出てきます。手順としては、新しいスマホでWhatsAppが使えるようになったことを確かめてから、Macでもう一度QRコードを読み取ります。古いスマホでリンクしていた機器が残っていないかも、新しいスマホのリンク済みデバイスの一覧で確かめておきます。

会社のMacや共用のMacで使う前に

会社から貸与されたMacで個人のWhatsAppを使う場合は、先に勤め先の決まりを確かめます。業務用の端末に私的なアプリを入れることを禁じている会社や、業務の連絡に使ってよいアプリを決めている会社は少なくありません。

共用のMacで使う場合は、次の2点を守ります。

  1. 使い終わったら必ずMacのアプリでログアウトする
  2. ダウンロードしたファイルを共用のフォルダに残さない

チャットの内容は暗号化されていても、ログインしたままのMacを他人が開けば、画面に表示された内容はそのまま読めます。暗号化は通信の途中を守る仕組みであって、目の前の画面までは守ってくれません。

つながらないときに確かめる順番

MacのWhatsAppが同期されない、起動してもすぐに閉じる、といったときは、次の順番で確かめます。

順番 確かめること 主な対処
1 Macとスマホのインターネット接続 Wi-Fiを入れ直す、別の回線で試す
2 スマホのWhatsAppを最近開いたか スマホでWhatsAppを開く
3 アプリやブラウザが最新か WhatsAppとブラウザを更新する
4 macOSが対応する版か macOS 11以降に更新する、無理ならWebを使う
5 リンクが外れていないか スマホでQRコードを読み取り直す

公式ヘルプには、一部のリンク済み機器で最大1年分のチャット履歴が表示されない不具合を把握しており、修正に取り組んでいる、という告知も出ています(2026年10月7日時点)。過去のやりとりがMacに出てこない場合でも、スマホでは見られます。アプリは不具合の修正を含む更新が定期的に出るので、更新を止めずに使います。

それでも直らないときは、一度Macでログアウトし、スマホからリンクし直します。ログアウトしても、スマホのチャットの履歴は残ります。

使い始める前の確認表

ここまでの内容を、Macで使い始める日に上から順に確かめられる形に整理します。

確認すること 見る場所 済んだら
macOSが11以降か アップルメニューの「このMacについて」 アプリを入れる。古ければWhatsApp Webにする
入手先が公式か 公式サイトのダウンロードページかApp Store ほかのサイトからは入れない
スマホのWhatsAppが最新か スマホのアプリストア 更新してからリンクする
リンク済みの機器が4台未満か スマホの「リンク済みデバイス」 使っていない機器を外す
2段階認証がオンか WhatsAppの設定 メールアドレスも登録する
マイクとカメラの許可 Macの「プライバシーとセキュリティ」 通話の前に試しておく
通知の受け方 Macの「通知」と集中モード 仕事の時間はMacで受けると決める

最初にこの表をひととおり済ませておけば、使い始めてから「通話で声が届かない」「リンクの上限で新しい機器がつながらない」と慌てることはほとんどなくなります。現場の仕事で始業前に安全確認をするのと同じで、最初の数分の確認が、あとの手戻りを防ぎます。

仕事でWhatsAppを使うときの心構え

海外の取引先とのやりとりでは、メールよりWhatsAppのほうが返事が早い、という場面が少なくありません。その一方で、チャットは記録が流れやすく、あとから「どこで決めたか」を探すのに苦労します。

仕事の連絡に使うなら、次の3点を決めておくと後で困りません。

  1. 金額、納期、仕様の変更のように、あとで確かめる必要がある内容は、チャットで合意したあとにメールや書面でも残す
  2. 図面や見積書のファイルは、チャットに送るだけでなく、自分のMacの決まったフォルダにも保存する
  3. 仕事用と私用の連絡が混ざらないよう、通知の設定やチャットのアーカイブで整理する

とくに1つ目は大切です。チャットの一言で決めた変更が、あとで「言った、言わない」の問題になるのは、建築の現場でも在宅の仕事でもよくある話です。チャットは速さ、書面は記録、と役割を分けておくと、どちらの良さも生かせます。Macで使うようになると、チャットの内容をそのままメールの下書きに写せるので、記録を残す手間も小さくなります。スマホだけで使っていたころより、この「書面にも残す」習慣を続けやすくなるのも、Macで使う利点の1つです。

受け取ったファイルを整理する決まりを作る

Macで使い始めると、図面、写真、見積書、契約書の下書きなど、さまざまなファイルがWhatsApp経由で届くようになります。受け取ったまま放っておくと、Macのダウンロードのフォルダが散らかり、どれが最新の版か分からなくなります。

次のような決まりを作っておくと、あとから探す時間が大きく減ります。

決まり 具体例
保存先を案件ごとに分ける 「取引先名_案件名」のフォルダを作り、受け取ったらすぐに移す
ファイル名に日付を入れる 「20261007_平面図_修正2.pdf」のように受け取った日を先頭に付ける
最新版の印を決める 古い版は「old」のフォルダに移し、最新版だけを案件のフォルダに残す
チャットとの対応を残す どのチャットで受け取ったかを案件のメモに一行書いておく

図面の世界では、版の取り違えは手戻りの大きな原因になります。古い図面で作業を進めてしまい、半日分の作業がやり直しになる、というのは現場でもよく聞く失敗です。チャットで届いたファイルほど版の管理が甘くなりがちなので、受け取った時点で名前を付け直す習慣をつけておきます。

海外の相手とやりとりするときの気配り

WhatsAppは世界中で使われているため、Macで使う人の中には、海外の相手との連絡が中心という人も多いはずです。国をまたいだやりとりでは、次の点に気を配ると、相手との行き違いが減ります。

1つ目は時差です。日本の夕方は、ヨーロッパでは朝、アメリカでは前日の夜中です。急ぎでない連絡を相手の深夜に送ると、通知で起こしてしまうこともあります。WhatsAppの公式サイトでは、通話は無料で時間の制限がないと案内されていますが、相手の時間帯への配慮までは代わりにしてくれません。

2つ目は通信の費用です。公式ページには、通話は無料としつつ、データ通信の料金がかかる場合があると注記されています。Macで自宅のWi-Fiにつないで通話する分には大きな問題になりにくいものの、出先でスマホの回線を使って長時間のビデオ通話をすると、データの使用量がかさみます。

3つ目は言葉の選び方です。英語でやりとりする場合、チャットの短い文は、意図より強い調子で伝わることがあります。依頼や断りの連絡は、Macのキーボードで落ち着いて文を整えてから送ると、誤解を防げます。

ブラウザで使う方法を、独立したアプリのように扱う選択肢

WhatsApp Webをブラウザのタブで使っていると、ほかのタブに埋もれたり、うっかり閉じたりしがちです。ブラウザで開くWhatsApp Webを、独立したMacのアプリのように扱いたい場合の候補の1つが、Webサイトを独立したmacOSアプリに変えるKagemushaです。

公式サイトの記載によると、Kagemushaは300以上のサービスが登録済みで、WhatsAppもその1つに含まれています。選ぶだけでURLとアイコンとアプリ名が設定され、Chrome、Microsoft Edge、Brave、Vivaldi、Operaなど7つのブラウザの仕組みから選んでアプリを作れます。各アプリには独立したブラウザのプロファイルが割り当てられ、ログインの状態や履歴がアプリごとに分かれます。動作の条件はmacOS 12以降で、3つまでアプリを作れる無料版と、作れる数に制限のないPro版(3,980円・税込の買い切り)があります。

Kagemushaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

この方法でも、中で開いているのは公式のweb.whatsapp.comです。リンクの手順や、14日ごとにスマホを開く必要があることは、ブラウザで使う場合と変わりません。macOS 11以降で公式アプリが動くMacなら、まずは公式アプリを試し、ブラウザで使いたい事情があるときにこうした方法を検討する、という順番で考えるとよいでしょう。

在宅で海外と仕事をする人が増えている

在宅ワークの市場を長く見てきた立場から言えば、ここ数年で、海外の依頼主や協力会社とチャットでやりとりしながら仕事を進める人がはっきり増えています。翻訳や設計図の作成、Webサイトの制作のように、成果物をデータで納められる仕事は、国境をまたいでも進めやすいからです。そうした仕事では、ツールの使いこなしと同じくらい、決まったことを確実に記録に残す段取りが信頼につながります。

もう1つ感じるのは、間に入る仲介の手数料がない直接のやりとりほど、関係が長く続きやすいということです。依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手元に残る金額が厚くなります。手数料0%で直接取引できる環境では、そうしたお互いに得をする関係を築きやすくなります。

チャットやWeb会議を使いこなせると、在宅で受けられる仕事の幅が広がります。企業の業務にITツールや生成AIを取り入れる手伝いをする仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で内容や求められるスキルを紹介しています。アプリやWebサービスを作る側の仕事は、アプリケーション開発のお仕事で確かめられます。

収入の相場を知りたい人は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で開発職の相場を、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で翻訳や文章の仕事に近い職種の相場を見られます。在宅で働く環境を整える費用を考えている事業者の方は、国の助成金の仕組みを整理したテレワーク 助成金 2026も参考になります。

よくある質問

Q. WhatsAppはMacだけで使い始められますか?

いいえ。WhatsAppのアカウントはスマホで登録する必要があり、Macで使うにはスマホのWhatsAppとリンクする手続きが要ります。公式ヘルプでも、アカウントの登録と新しい機器のリンクにはメインのスマホが必要だと案内されています。先にスマホでアカウントを作ってから、MacのアプリかWhatsApp Webでリンクします。

Q. 古いMacでもWhatsAppを使えますか?

公式のMac用アプリはmacOS 11以降に対応しています。それより古いmacOSの場合は、ブラウザでWhatsApp Webを開けば使えます。ただしブラウザにも対応する版があり、Safariなら15以降、Chromeなら100以降が目安です。ブラウザが古いと表示や通話がうまくいかないことがあります。

Q. Macのリンクが勝手に外れてしまうのはなぜですか?

公式ヘルプによると、リンクした機器をつないだままにするには、14日ごとにメインのスマホでWhatsAppを開く必要があります。また、30日間使われていないリンク済みの機器は自動的に外れます。どちらの場合も、スマホでQRコードを読み取り直せば、もう一度使えるようになります。

Q. Macで古いメッセージが表示されないのはなぜですか?

リンクの直後にスマホから最近の履歴が送られますが、すべてのメッセージが同期されるわけではありません。公式ヘルプでは、Mac用アプリはWhatsApp Webより多くの履歴を同期すると説明されています。全部の履歴を見たり検索したりしたいときは、スマホで確かめます。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月27日最終更新:2026年10月12日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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