動画のテロップ入れだけ1本外注したい|文字起こしからの依頼相場 2026


この記事のポイント
- ✓テロップ入れだけを外注したい発注者向けに
- ✓文字起こしからの依頼相場や依頼の流れ
- ✓失敗しない外注先の選び方を解説します
先日、あるYouTube運営者さんから相談を受けました。「動画編集は自分でできるけれど、テロップ入れだけがどうしても時間を食う。これだけ誰かに外注できないか」という内容です。結論から言うと、テロップ入れだけの単発外注は十分に可能です。テロップ 動画 外注という検索キーワードの背景には、編集全体を丸投げしたいわけではなく、文字起こしと字幕作成だけをピンポイントで依頼したいというニーズがあります。この記事では、その依頼相場と失敗しない発注方法を具体的に解説していきます。
テロップ外注をめぐる市場の現状
動画コンテンツの制作需要は年々拡大しています。YouTube、TikTok、Instagramリールといったショート動画プラットフォームの普及に伴い、個人事業主から中小企業まで、動画を使った情報発信が当たり前になりました。ただし、動画1本を完成させるまでの工程は多岐にわたります。企画、撮影、カット編集、テロップ入れ、BGM挿入、サムネイル作成。この中でもテロップ入れは特に手間がかかる工程として知られています。
なぜテロップだけを切り出して外注したいという相談が増えているのでしょうか。理由は明確です。カット編集は自分の感覚でやりたいけれど、文字起こしとテロップの位置調整は単純作業でありながら時間がかかるため、そこだけ他人に任せたいという合理的な判断が働いているからです。実際、動画1本(10分程度)のテロップ入れには、慣れている人でも2〜3時間ほどかかると言われています。慣れていない人であれば、その倍近くかかることも珍しくありません。
つまり、時間単価で考えたときに、自分でやるよりも外注したほうがコストパフォーマンスが良いケースが多いということです。実際にクラウドソーシングサイトを見ても、テロップ入れ単体の募集案件は年々増加傾向にあります。動画制作全体を外注するのではなく、工程ごとに分業する「部分発注」のニーズが広がっているのが2026年現在の実情です。
テロップ外注の依頼相場
テロップ入れの依頼相場は、動画の長さ、テロップの種類(ワンポイントか、フルテロップか)、納期の急ぎ度合いによって大きく変わります。ここでは目安となる相場感を整理します。
動画の尺別の相場目安
10分程度の動画であれば、シンプルなテロップ入れ(話している内容の要約を画面下に表示する程度)で3,000円から8,000円程度が相場です。一方、話している内容をすべて文字に起こして画面に表示する「フルテロップ」の場合は、同じ10分の動画でも1万円から3万円程度まで幅が広がります。
30分を超える動画になると、単価は一気に跳ね上がります。フルテロップで3万円から8万円という価格帯が一般的です。これは単純に文字起こしの作業量が増えるだけでなく、テロップの位置調整、話者ごとの色分け、テンポ良く画面に表示するタイミング調整など、細かい編集作業が積み重なるためです。
依頼形態による価格差
依頼先が代理店や仲介会社経由の場合、その相場はさらに高くなります。代理店を通すと、実際の作業者に支払われる報酬に加えて、仲介手数料や管理コストが上乗せされるためです。仲介会社経由では中間マージンが乗る分、同じ品質の作業でも報酬総額が2割から4割ほど高くなる傾向があります。フリーランスへ直接依頼すれば、この中間マージンが発生しない分、同じ予算でより多くの作業量を依頼できたり、逆に予算を抑えたりすることが可能です。
動画制作累計1,000本以上、登録者4万人規模のYouTubeチャンネル運営で培ったノウハウと、独自開発した超高速オフライン制作システムを活用し、圧倒的なスピードと高品質を両立した文字起こし・テロップ生成サービスをご提供いたします。 出典: lancers.jp
このように、実績のある個人が独自のノウハウと制作環境を活かして高品質な作業を提供しているケースは少なくありません。発注者としては、こうした実績を持つ個人に直接アクセスできるかどうかが、コストと品質を両立させる鍵になります。
テロップだけを単発で依頼する方法
ここからは、実際にテロップ入れだけを外注する際の具体的な手順を解説します。
ステップ1:素材動画と文字起こしの有無を整理する
まず、依頼する前に自分の手元にある素材を整理しましょう。カット編集済みの動画があるのか、それとも撮って出しの生素材なのか。文字起こしのテキストを自分で用意できるのか、それとも音声から文字起こしまで含めて依頼したいのか。この段階を明確にしておくと、見積もりの精度が大きく変わります。
文字起こし済みのテキストがあれば、テロップ配置だけを依頼する分、単価は下がります。逆に、音声だけの状態から文字起こし、誤字脱字のチェック、テロップの位置調整まで一括で依頼する場合は、その分の作業量が加算されます。どこまでを外注先に任せるかを最初に決めておくことが、後々のトラブルを防ぐ第一歩です。
ステップ2:業務範囲を明文化する
外注先とのやり取りで最もトラブルになりやすいのが、業務範囲の認識違いです。「テロップを入れてほしい」という依頼だけでは、フォントの種類、色使い、アニメーション効果の有無、修正回数の上限などが曖昧なままになりがちです。
依頼時には、以下の項目を具体的に伝えることをおすすめします。テロップのフォントと色の指定(ブランドカラーがあれば共有)、話者が複数いる場合の色分けルール、修正対応の回数(無制限か、1〜2回までか)、納品ファイル形式(動画に焼き込み済みか、字幕ファイル単体か)。これらを事前に文書化して共有しておくと、認識のズレによる手戻りを防げます。
ステップ3:見積もりを複数社(複数人)から取る
初めて外注する場合は、必ず複数の候補から見積もりを取ることをおすすめします。同じ「10分動画のフルテロップ」という依頼内容でも、見積もり額は依頼先によって2倍近く差が出ることがあります。
私自身も初めてテロップ入れを外注したときに、最初に提示された見積もりだけで発注しそうになった経験があります。後から他の候補にも見積もりを依頼してみたところ、同じクオリティを提示できる依頼先が半額近くで対応可能だと分かり、比較の重要性を痛感しました。安さだけで飛びつくのも危険ですが、1社だけの見積もりで即決するのもリスクがあります。最低でも2〜3件は比較検討する時間を確保しましょう。
ステップ4:納期と修正回数を契約前に確認する
テロップ入れの単発発注では、納期のすり合わせが特に重要です。急ぎの案件は割増料金が発生することが一般的で、通常納期(5〜7営業日程度)に比べて、当日〜翌日納品の「特急対応」では料金が50%から100%上乗せされるケースもあります。
修正回数についても、契約前に明確にしておくべきポイントです。「修正無制限」を謳う依頼先もあれば、「2回まで無料、それ以降は追加料金」という依頼先もあります。修正の範囲(誤字脱字の訂正なのか、テロップのデザイン変更まで含むのか)も含めて、事前にすり合わせておくと安心です。
失敗しない外注先の選び方
テロップ外注で失敗しないためには、いくつかのチェックポイントがあります。
過去の実績を確認する
依頼先候補のポートフォリオや過去の制作実績を必ず確認しましょう。テロップのデザインセンスや、話しているテンポに合わせた表示タイミングの調整力は、実際のサンプルを見ないと判断がつきません。特にYouTuber向けのテンポの良いテロップと、企業のセミナー動画向けの落ち着いたテロップでは、求められるスキルセットが異なります。自分の動画のジャンルに近い実績があるかどうかを確認することが大切です。
● YouTuber向けの動画編集が得意 ● プレミア5年以上使用で経験豊富な編集者が担当 ● どんなジャンルでも編集可能 ● 過去に100本以上外注で依頼しております
このように、実績の年数や本数を明示している依頼先は、発注者側としても判断材料が得られやすく安心材料になります。
コミュニケーションのスムーズさを見る
見積もり依頼の段階でのレスポンスの速さや、質問への回答の丁寧さも重要な判断材料です。テロップ入れは細かい修正ややり直しが発生しやすい作業のため、レスポンスが遅い相手だと納期が延びるリスクが高まります。初回のやり取りで違和感を覚えた場合は、たとえ単価が安くても慎重に検討することをおすすめします。
極端に安い価格には理由がある
1本1,000円台といった極端に安い価格を提示する依頼先も存在します。もちろん、駆け出しの個人が実績作りのために低価格で受けているケースもあり、一概に悪いわけではありません。ただし、極端な低価格の背景には、修正対応が限定的、納期が読めない、コミュニケーションが取りづらいといったリスクが潜んでいることもあります。
【当サービスについて】 ▶編集者について 公立小学校教員や大手人材会社にて営業職を経験してきました。 丁寧なコミュニケーションや、相手の意図を汲み取る能力に定評アリ◎ ▶当サービスのメリット <低価格>駆け出し動画編集者のため、1本5,000円で動画編集を承ります。 <修正無制限>動画の修正は何度でも無料!編集中・完成後に関わらず承ります。
このように、低価格であっても修正無制限を明示している依頼先であれば、安さの理由が明確です。価格だけでなく、その価格の根拠となるサービス内容までしっかり確認する姿勢が、失敗を防ぐポイントになります。
動画編集の外注全体像も押さえておく
テロップだけの単発発注に慣れてきたら、動画編集全体を外注する選択肢も視野に入ると良いでしょう。編集作業全体を任せる場合の費用相場や依頼手順については動画編集の外注先の探し方|依頼の手順と費用相場【2026年版】で詳しく解説しています。企画から納品までの一連の流れを外注したい場合は動画制作を外注する方法|企画から納品までの流れ【2026年版】も参考になります。
また、近年はAIを活用した字幕自動生成ツールも進化しており、テロップ入れの時間を大幅に短縮する方法もあります。人力での外注と併用する形でAIツールを取り入れるケースも増えているため、AIで動画の字幕・テロップを自動生成|編集時間を半分にする方法も参考にしてみてください。
テロップ外注で失敗しやすいポイント
ここまで基本的な流れを解説してきましたが、実際に多くの発注者がつまずくポイントをいくつか挙げておきます。
失敗1:口頭やチャットの一言だけで発注してしまう
「いい感じにテロップ入れてください」といった曖昧な依頼だけで発注してしまうと、仕上がりのイメージがずれて修正のやり取りに時間がかかります。フォント、色、表示タイミング、話者の色分けルールなど、可能な限り具体的な指示を文書として残しておくことが、後々のトラブル回避につながります。
失敗2:著作権や利用範囲の確認を怠る
テロップ作成に使用するフォントの中には、商用利用に制限があるものも存在します。特に企業のプロモーション動画で使う場合は、依頼先が使用するフォントのライセンスが商用利用に対応しているかを確認しておくべきです。この点は法律相談でも意外と見落とされがちなポイントで、フォントメーカーの利用規約を確認せずに納品を受け取ってしまい、後からライセンス違反を指摘されるトラブルも報告されています。※このケースでは、契約前にフォントの利用許諾範囲を書面で確認しておくことをおすすめします。
失敗3:修正依頼のタイミングを逃す
納品されたテロップ動画をすぐに確認せず、公開直前になって誤字や表記ミスに気づくケースも少なくありません。納品後は速やかに全編を確認し、修正が必要な箇所は納期に余裕を持って伝えることが重要です。多くの依頼先は無料修正の期限を設けているため、期限を過ぎると追加料金が発生する可能性があります。
業務委託契約と支払いに関する注意点
テロップ入れの単発発注であっても、業務委託契約に該当します。つまり、フリーランス保護新法の対象になるケースがあるということです。発注者は、成果物の受領日から起算して60日以内に報酬を支払う義務があります。「イメージと違う」という理由だけで支払いを拒否することは認められていません。
フリーランス・事業者間取引適正化等法は、フリーランスに業務委託を行う事業者に対し、給付内容の明示、報酬の支払期日の設定及び期日内の支払等を義務付けています。 出典: jftc.go.jp
これ、知らない人が本当に多いんです。単発の小さな依頼だからといって口約束で済ませてしまう発注者もいますが、金額の大小にかかわらず、業務委託である以上は契約内容を明確にしておくことがトラブル防止の基本です。特に修正回数や納期、報酬額については、簡単なものでも良いのでチャットやメールの文面として残しておくことを強くおすすめします。
業務委託マッチングサービスの一次観察
20年この市場を見てきた立場から言えば、テロップ入れのような部分発注は、動画制作全体を外注するよりもハードルが低く、初めて外注を経験する発注者の入り口として適しています。作業範囲が明確で、成果物の良し悪しも比較的判断しやすいためです。長く付き合える外注先を見つける人ほど、単発の作業だけで終わらせず、「この人に任せると楽」という信頼関係を積み重ねる傾向があります。
運営者として見てきた限りでは、仲介会社を通した依頼と、フリーランスへの直接依頼とでは、発注者と受注者の双方が得をする構造に違いがあります。仲介手数料が発生しない直接取引では、発注者は同じ予算でより多くの作業量を依頼でき、受注者側は手取りが厚くなります。手数料0%という条件は、単に金額が安く見えるという話ではなく、発注者と受注者の双方にとって公平な取引構造を作るという質的な意味を持っています。額面上の金額だけでなく、双方の手取りがどう変わるかという視点で外注先を選ぶことが、長期的に良い関係を築くコツだと感じています。
在宅ワーク・業務委託マッチングサービスの中には、こうした部分発注に対応した人材データベースを整備しているところもあります。動画編集に特化した人材を探す際は、動画分野の実績を持つ人材が集まる動画編集(YouTube/TikTokなど)のお仕事のような専門ガイドを参照すると、ジャンルに合った依頼先を絞り込みやすくなります。企業のプロモーション動画やSNS広告向けのテロップ入れを検討している場合は、PR・CM・SNS広告動画のお仕事も参考になるでしょう。デザインや動画編集のスキルを体系的に学びたい依頼先の候補を探す視点であれば、デザイン・動画・音楽レッスンのお仕事のような情報も外注先選びの判断材料になります。
テロップ外注時に確認しておきたい周辺知識
最後に、テロップ外注に関連して知っておくと役立つ周辺知識を紹介します。
動画編集者としての単価相場を把握しておくと、依頼価格の妥当性を判断しやすくなります。動画編集を含むクリエイティブ職の年収・単価データはソフトウェア作成者の年収・単価相場や著述家,記者,編集者の年収・単価相場といった関連職種のデータと合わせて確認すると、業界全体の相場感がつかみやすくなります。
また、テロップ入れに付随してビジネス文書の作成スキルを持つ人材を探したい場合はビジネス文書検定の資格保有者を目安にすると、正確な文字起こしやテロップ文言の校正力を判断する一つの基準になります。動画配信環境の構築やシステム面の相談まで含めて依頼したい場合はCCNA(シスコ技術者認定)のような技術資格を持つ人材にも目を向けると、動画配信インフラも含めたトータルな相談ができる可能性があります。
テロップ入れだけの単発発注は、動画制作の外注における最初の一歩として非常に取り組みやすい選択肢です。業務範囲を明確にし、複数の候補から見積もりを比較し、契約内容を文書で残す。この基本を押さえておけば、初めての外注でも大きなトラブルなく、満足のいく成果物を受け取ることができるはずです。法律はあなたの味方です。契約の基本を知っておくことが、外注を成功させる最大の武器になります。
よくある質問
Q. テロップ入れだけを単発で外注することは可能ですか?
可能です。文字起こしからテロップ配置まで一括で依頼することも、文字起こし済みのテキストがある状態でテロップ配置のみを依頼することもできます。業務範囲を明確に伝えることが重要です。
Q. 10分程度の動画のテロップ入れの相場はいくらですか?
シンプルなテロップであれば3,000円から8,000円程度、フルテロップの場合は1万円から3万円程度が目安です。動画の内容や納期によって変動します。
Q. テロップ外注で失敗しないためのコツはありますか?
複数の候補から見積もりを取り、過去の実績を確認し、フォントや色、修正回数などの業務範囲を文書で明確にしておくことが大切です。極端に安い価格には理由がある場合もあるため注意しましょう。
Q. テロップ入れの報酬支払いで注意すべき点はありますか?
業務委託契約に該当するため、成果物の受領日から60日以内に報酬を支払う義務があります。「イメージと違う」という理由だけでの支払い拒否は認められていません。
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この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
長谷川 奈津@SOHO編集部
行政書士・元企業法務
企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。
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