UI/UXデザインのフリーランスになるには?必要スキルと案件相場


この記事のポイント
- ✓UI/UXデザインのフリーランスとして独立するために必要なスキル・ツール・案件相場を徹底解説
- ✓制作会社から独立した筆者が
- ✓ポートフォリオの作り方や営業のコツまで実体験をもとにお伝えします
Web制作会社で4年間UIデザイナーとして働いた後、フリーランスに転身して3年が経った。独立した当初は「フリーランスのUIデザイナーって食べていけるの?」と不安だったけれど、今では会社員時代の1.5倍の年収を得られている。
この記事では、UI/UXデザインのフリーランスとして独立するために必要なことを、私自身の経験をベースにまとめた。これから独立を考えている方の参考になれば嬉しい。
UI/UXデザイナーのフリーランス案件の種類
フリーランスのUI/UXデザイナーが受けられる案件は、大きく分けて以下のパターンがある。
Webサイト・LPのUIデザイン
企業サイトやランディングページのデザインを一から作る仕事。1ページあたり5万〜15万円が相場で、サイト全体だと30万〜100万円になることもある。
アプリのUI/UXデザイン
スマートフォンアプリやSaaSプロダクトのUI設計。ワイヤーフレームからプロトタイプ、ビジュアルデザインまで一貫して担当する案件が多い。月額40万〜80万円の準委任契約が主流だ。
UXリサーチ・改善コンサルティング
既存サービスのユーザビリティ調査や改善提案を行う仕事。ヒューリスティック評価やユーザーテストの設計・実施も含まれる。時給5,000〜1万円と高単価になりやすい。
デザインシステム構築
大規模プロダクトのデザインシステムを設計・構築する案件。FigmaやStorybookを使ったコンポーネントライブラリの整備も含む。月60万〜100万円という高単価案件が多い。
フリーランスに必要なスキル
会社員のデザイナーとフリーランスでは、求められるスキルセットが少し違う。
デザインスキル(必須)
- Figmaの高度な操作(コンポーネント設計、Auto Layout、Variables)
- レスポンシブデザインの設計力
- デザインシステムの理解
- アクセシビリティ(WCAG)の基礎知識
私の感覚では、2026年現在、Figmaが使えないと話にならない。Adobe XDしか使えないという方は、まずFigmaへの移行をおすすめする。
UXスキル(差別化要素)
- ユーザーリサーチの手法(インタビュー、アンケート、ヒートマップ分析)
- ペルソナ・カスタマージャーニーマップの作成
- ワイヤーフレーム・プロトタイピング
- ユーザビリティテストの設計と実施
UIだけでなくUXまで対応できると、案件の単価は1.5〜2倍に跳ね上がる。私自身、UXリサーチのスキルを身につけてから月収が大きく伸びた。
ビジネススキル(フリーランスならでは)
- 見積もり・契約書の作成
- クライアントとのコミュニケーション
- 確定申告の知識
- 自己ブランディング
ポートフォリオの作り方
フリーランスとして案件を獲得するには、ポートフォリオが命だ。私が実践して効果があった方法を紹介する。
成果を数字で語る
「ECサイトのUIをリニューアルしました」ではなく、「ECサイトのUIリニューアルにより、CVRが1.2%→2.8%に改善」と書く。クライアントはデザインの美しさよりもビジネス成果に興味がある。
プロセスを見せる
完成品だけでなく、リサーチ→ワイヤーフレーム→プロトタイプ→最終デザインというプロセスを見せることで、思考力をアピールできる。
実績がない分野は架空プロジェクトで補う
独立したばかりで実績が少ない場合、架空のプロジェクトでケーススタディを作るのも有効だ。ただし、架空であることは明記すること。
案件相場と年収の目安
UI/UXデザイナーのフリーランス案件相場をまとめた。
| 案件タイプ | 単価の目安 | 契約形態 |
|---|---|---|
| LP・Webサイトデザイン | 5〜15万円/ページ | 請負 |
| アプリUIデザイン | 40〜80万円/月 | 準委任 |
| UXリサーチ | 時給5,000〜1万円 | 準委任 |
| デザインシステム構築 | 60〜100万円/月 | 準委任 |
| バナー・LP量産 | 1〜3万円/件 | 請負 |
年収ベースで見ると、フリーランス1年目は400〜500万円、経験を積んで3年目以降は600〜900万円を狙えるラインだと思う。私の周りでは、UXまで対応できるデザイナーで年収1,000万円を超えている人もいる。
独立前にやっておくべき準備
会社を辞める前に、以下の準備をしておくと安心だ。
生活費6ヶ月分の貯金。最初の数ヶ月は収入が不安定になる。私は200万円ほど貯めてから独立した。
副業として小さく始める。いきなり独立するのではなく、まず副業としてクラウドソーシングで案件を受けてみよう。Webデザイナーの副業から始めるのも一つの手だ。クライアントワークの感覚を掴んでからでも遅くない。
人脈を広げる。デザイナーのコミュニティやイベントに参加して、横のつながりを作っておく。実は私の案件の半分は、知人からの紹介で来ている。
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この記事を書いた人
織田 莉子
FP2級・フリーランス経理サポーター
会計事務所で10年間の実務経験を経て独立。フリーランスの確定申告・節税・資金管理を専門に、お金にまつわる記事を執筆しています。















