TickTickをWindowsで使う方法|パソコンとスマホでタスクを同期する


この記事のポイント
- ✓TickTickをWindowsで使う方法を
- ✓スマートフォンとの同期のしかた
- ✓Windows版ならではのショートカットと付箋とウィジェット
スマートフォンでTickTickを使っていて、仕事中はパソコンの大きな画面でもタスクを見たい。あるいは、会社のWindowsのパソコンで登録したタスクを、帰りの電車でスマートフォンから確かめたい。TickTickをWindowsで使いたいと考える人の多くは、こうした「パソコンとスマートフォンで同じタスクを見る」使い方を求めています。
結論から書くと、TickTickは公式サイトからWindows版のアプリを無料で入れられ、スマートフォンと同じアカウントでサインインすれば、タスクは自動で同期されます。Windows版には、ほかのアプリを使いながらタスクを書き留めるショートカットや、大事なタスクを画面に固定する付箋の機能もあります。この記事では、アプリの入れ方、同期のしかた、Windows版で便利な機能、無料版とPremiumの違い、うまく同期できないときの確かめ方までを順に説明します。複数人で作業の担当と期限を共有したい場合の選択肢として、ボードでタスクを管理するPinatecaにも後半で触れます。
TickTickとは
TickTickは、タスク(やること)の管理と、予定の管理、習慣の記録、集中のためのタイマーを1つにまとめたアプリです。やることを書き留め、期限と通知を設定し、終わったらチェックを入れる、というタスク管理の基本の機能に加えて、カレンダーの表示、重要度と緊急度でタスクを4つに分けて見る表示、ポモドーロのタイマー、習慣の記録、記念日までの日数を数える機能などがあります。
ポモドーロとは、25分の作業と5分の休憩を繰り返して集中を保つ時間の使い方のことです。TickTickでは、タスクを選んでそのままタイマーを始められます。
TickTickの公式のヘルプでは、スマートフォン、パソコン、スマートウォッチなど、ほぼすべての機器と基本ソフトで使えると説明されています。公式サイトのダウンロードのページには、iPhoneとiPad、Android、Windows、Mac、Linux、ブラウザの拡張機能の入れ口が並び、アプリを入れられない環境ではWebブラウザから使うこともできます。
こんな感じで、隙間の空いている時間にタスクや予定を後からどんどん埋めていく。上に今日あたりでやりたいタスクの一覧があるから、そこから重要度や期日が近いものから順に入れていく。 出典: note.com
この使い方のように、タスクの一覧とカレンダーを行き来しながら1日の予定を組むには、画面の大きいパソコンが向いています。外出先ではスマートフォンで確かめ、机に向かうときはパソコンで計画を立てる、という分担ができるのが、パソコン版を入れる大きな利点です。
Windows版のアプリを入れる手順
Windows版のアプリは、TickTickの公式サイトのダウンロードのページから入れます。手順は次のとおりです。
- Webブラウザで、TickTickの公式サイトのダウンロードのページを開く
- 「Windows」の欄にあるダウンロードのボタンを押す。詳しい説明を見たい場合は「詳細を知る」を押すと、TickTick for Windowsの紹介ページが開く
- 紹介ページでは、64ビット、ARM64、32ビットの3種類から、自分のパソコンに合うものを選べる
- ダウンロードしたファイルを開き、画面の案内に沿ってインストールする
- アプリを起動し、スマートフォンで使っているのと同じアカウントでサインインする
64ビット、ARM64、32ビットの選び方
3種類のどれを選べばよいかは、パソコンの中の部品(CPU)と、Windowsの種類によって決まります。Windowsの「設定」から「システム」、「バージョン情報」と進むと、「システムの種類」の欄に、64ビットか32ビットか、x64ベースかARMベースかが表示されます。
- 「64ビット オペレーティング システム、x64ベース プロセッサ」と表示されたら、64ビット版
- 「ARMベース プロセッサ」と表示されたら、ARM64版
- 「32ビット オペレーティング システム」と表示されたら、32ビット版
今売られている多くのWindowsのパソコンは、64ビット版が合います。薄型のノートパソコンの一部には、ARMの部品を使ったものがあり、その場合はARM64版を選びます。
合わない版を選んでしまった場合は、インストールの途中で止まったり、起動しなかったりすることがあります。その場合は、いったんアンインストールしてから、「システムの種類」をもう一度確かめて、合う版を入れ直します。タスクはアカウントに保存されているので、アプリを入れ直してもタスクが失われることはありません。
会社のパソコンに入れるときの注意
会社から貸与されたパソコンでは、決められたアプリ以外を入れることが禁止されている場合があります。勝手にアプリを入れると、会社の情報の管理の決まりに反することもあるので、入れる前に情報システムの担当者に確かめます。アプリを入れられない場合でも、Webブラウザから使えることがあるので、その使い方も含めて相談するとよいでしょう。
仕事のタスクを個人のアカウントで管理してよいかも、会社によって決まりが違います。取引先の名前や案件の内容を、会社が認めていないサービスに登録することは避けます。
スマートフォンとタスクを同期する
TickTickの同期は、同じアカウントでサインインするだけで自動で行われます。特別な設定は必要ありません。料金のページでも、複数の機器の間の同期は無料版の機能として挙げられています。
同期を始めるまでの流れ
- スマートフォンのTickTickで使っているアカウントを確かめる。アプリの設定の画面で、サインインしているアカウントが表示される
- Windows版のアプリで、同じアカウントでサインインする
- スマートフォンで登録したタスクが、パソコンの画面にも表示されることを確かめる
- 試しにパソコンでタスクを1つ登録し、スマートフォンにも表示されるかを確かめる
スマートフォンでサインインした方法と、パソコンでサインインした方法が違うと、別のアカウントとして扱われ、タスクが同期されないことがあります。スマートフォンで外部のアカウントを使ってサインインしていた場合は、パソコンでも同じ方法を選びます。
同期のタイミング
タスクは、インターネットにつながっていれば、登録や変更のたびに同期されます。電車の中などで通信が途切れている間に登録したタスクは、通信が戻ったときに同期されます。パソコンとスマートフォンで同時に同じタスクを書き換えると、どちらかの変更が残らないことがあるので、同じタスクを2つの機器で同時に編集するのは避けます。
タスクを登録するときの基本
Windows版でもスマートフォン版でも、タスクの登録のしかたは同じです。基本の操作を知っておくと、どちらの機器でも迷わずに使えます。
タスクの名前と期限を入れる
タスクは、一覧の上にある入力欄に名前を書いて登録します。料金のページでは、自然な言葉で日時を読み取る機能(NLP)が無料版の機能として挙げられています。たとえば、タスクの名前と一緒に日付や時刻の言葉を書くと、それが期限として読み取られます。読み取られた日時は、登録する前に入力欄の表示で確かめられるので、意図と違えばその場で直します。
リストとタグで分ける
タスクは、リストに分けて管理します。「仕事」「家のこと」「買い物」のように大きく分けるのが基本です。無料版ではリストは9個までなので、細かく分けすぎず、案件ごとの区別はタグで付ける、という使い方をすると上限に余裕が残ります。
優先度とサブタスク
タスクには優先度を付けられ、一覧で色分けされて表示されます。大きなタスクは、サブタスクやチェックリストに分けると、何から手を付ければよいかが見えやすくなります。無料版では、1つのタスクのチェックリストの項目は19件までです。
繰り返しとリマインダー
毎週の報告や毎月の請求のように、決まった周期で発生するタスクは、繰り返しの設定をしておくと、終わらせるたびに次の回のタスクが自動で作られます。期限の前に通知がほしいタスクには、リマインダーを設定します。無料版では1つのタスクにリマインダーを2個まで設定できるので、たとえば前日と当日の朝の2回にしておくと、忘れにくくなります。
Windows版で便利な機能
Windows版のアプリには、パソコンで作業する人に向けた機能がいくつかあります。公式の紹介ページに挙げられている主な機能を紹介します。
ほかのアプリを使いながらタスクを書き留める
公式の紹介ページによると、Alt+Shift+A のショートカットで、今使っているアプリを離れずにタスクやアイデアを記録できます。メールを読んでいる途中に「明日までに返信する」と思いついたとき、ブラウザで調べ物をしているときに「あとで読む」と思ったときに、TickTickの画面を開かなくても書き留められます。この機能は、パソコンでタスク管理をする利点が最も分かりやすく出る機能です。
大事なタスクを画面に固定する付箋
デスクトップの付箋の機能を使うと、重要なタスクを画面の上に付箋のように固定しておけます。公式のヘルプによると、タスクを右クリックして付箋として開く方法と、設定でショートカットを決めて新しい付箋を開く方法の2つがあります。付箋の色や文字の大きさも設定で変えられます。今日中に終わらせたいタスクを1つか2つだけ付箋にしておくと、ほかの作業に夢中になっていても忘れにくくなります。
タスクの一覧とカレンダーを並べて見る
Windows版では、タスクの一覧とカレンダーを並べて開き、予定を組みながら進み具合を確かめられます。画面の広いパソコンならではの使い方です。
ミニウィンドウとウィジェット
ミニウィンドウから集中のためのポモドーロのタイマーを直接始められ、デスクトップのウィジェットからは、タスクの確認と完了のチェックができます。TickTickの画面を大きく開かなくても、今やるべきことを確かめられます。
コマンドメニューとショートカットの一覧
公式のヘルプによると、Ctrl+K でコマンドメニューを開くと、名前を入力して機能の画面へ移動できます。キーボードで「?」を入力すると、ショートカットの一覧を確かめられ、ショートカットの多くは設定の画面から変更できます。マウスを使わずにタスクを登録したり、表示を切り替えたりできるので、キーボードでの作業が多い人には時間の節約になります。
1日の振り返り
完了した作業を見直し、要約を作って振り返る機能もあります。1日の終わりに、何を終えたかを確かめる習慣づくりに使えます。
GoogleカレンダーやOutlookの予定を一緒に表示する
仕事の予定はGoogleカレンダーやOutlookで管理し、タスクはTickTickで管理している、という人も多いでしょう。公式のヘルプによると、TickTickでは外部のカレンダーを購読して、その予定をTickTickのカレンダーに表示できます。ヘルプには、パソコンの中のカレンダー、Googleカレンダー、iCloudのカレンダー、Outlookのカレンダー、Exchangeのカレンダー、CalDAVのカレンダー、URLで公開されたカレンダーが挙げられています。反対に、TickTickのタスクをほかのカレンダーのアプリで購読して表示する方法も案内されています。
予定とタスクを同じ画面で見られると、会議の合間のどの時間に作業を入れられるかが一目で分かります。Windows版でタスクの一覧とカレンダーを並べて開いておけば、予定の空いている時間にタスクをそのまま入れていけます。
会社のOutlookやExchangeの予定を個人のアプリに表示してよいかは、会社の情報の管理の決まりによります。社外のサービスに会社の予定を連携させる前に、情報システムの担当者に確かめておきます。
Webブラウザ版との使い分け
TickTickは、アプリを入れずにWebブラウザから使うこともできます。公式サイトのダウンロードのページにも、Webアプリの入り口が用意されています。
Webブラウザ版が役に立つのは、次のような場面です。
- 会社のパソコンにアプリを入れられないが、ブラウザでの利用は認められている
- 出張先や共用のパソコンなど、自分のパソコン以外で一時的に確かめたい
- アプリを入れる前に、パソコンの画面での使い心地を試したい
一方で、ほかのアプリを使いながらショートカットでタスクを書き留める機能や、デスクトップの付箋、ウィジェットは、パソコンにアプリを入れて使う機能です。毎日パソコンで仕事をする人は、アプリを入れた方が便利に使えます。
共用のパソコンでWebブラウザ版を使った場合は、使い終わったら必ずサインアウトします。サインインしたままにすると、次にそのパソコンを使う人に、自分のタスクを見られてしまうことがあります。
ほかのアプリから乗り換えるとき
ほかのタスク管理のアプリからTickTickに乗り換える場合は、公式のヘルプの「Import and Integration」の項目に、ほかのアプリからタスクを取り込む方法がまとめられています。取り込める形式や手順はアプリによって違うので、乗り換え元のアプリの名前で、ヘルプの該当の記事を確かめてください。
乗り換えのときは、いきなり全部のタスクを移さず、まず進行中のタスクだけを移して、しばらく両方のアプリを並行して使う方法もあります。新しいアプリの使い方に慣れてから、古いアプリの使用をやめると、途中でタスクを見失う心配が減ります。完了したタスクの記録を残したい場合は、乗り換え元のアプリで書き出しておきます。
集中のタイマーと習慣の記録をパソコンで使う
TickTickには、タスクの管理のほかに、集中のためのタイマーと、習慣の記録の機能があります。パソコンで長い時間作業をする人ほど、この2つの機能が役に立ちます。
ポモドーロのタイマーで作業を区切る
パソコンの前で作業していると、気づけば何時間も休まずに画面を見続けていることがあります。タスクを選んでポモドーロのタイマーを始めると、決めた時間で作業を区切り、休憩を挟めます。Windows版では、ミニウィンドウからタイマーを始められるので、作業中の画面を大きく隠さずに済みます。タイマーで集中した時間は記録として残り、どのタスクにどのくらいの時間を使ったかを後から振り返れます。1日の終わりに集中した時間の合計を確かめると、予定どおりに作業の時間を確保できたかが分かり、翌日の計画の立て方を見直す材料になります。
作業の時間の記録は、仕事の見積もりにも役立ちます。たとえば、資料の作成に毎回どのくらいの時間がかかっているかが分かれば、次に同じような仕事を頼まれたときに、納期を現実的に伝えられます。
習慣の記録で、毎日の小さな作業を続ける
習慣の記録の機能では、「毎朝メールを確かめる」「毎日30分勉強する」のような、毎日続けたいことを登録し、できた日にチェックを入れていきます。タスクとは別の画面で管理されるので、1回きりのタスクと、毎日続ける習慣が混ざらずに済みます。無料版では習慣は5個まで登録できます。
資格の勉強や、副業の作業時間の確保のように、少しずつ積み重ねる取り組みには、習慣の記録が向いています。続けた日数が目に見えると、途切れさせたくないという気持ちが続ける力になります。
無料版とPremiumの違い
TickTickには、無料で使える版と、有料のPremiumがあります。公式の料金のページの記載をもとに、主な違いを整理します。
| 項目 | 無料版 | Premium |
|---|---|---|
| 料金 | US$0 | 年額US$49.99 |
| リストの数 | 9個 | 299個 |
| 1つのリストのタスクの数 | 99件 | 999件 |
| 添付ファイル | 1日1件 | 1日199件 |
| 1つのタスクのリマインダー | 2個 | 5個 |
| 共有できるメンバー | 2人 | 29人 |
| 習慣の数 | 5個 | 299個 |
| カレンダーの表示 | 基本 | 無制限 |
| 機器の間の同期 | あり | あり |
料金はドル建てで表示されていて、支払いの方法によって請求の通貨や金額が変わることがあります。申し込む前に、公式の料金のページで、その時点の金額を確かめてください。
無料版で足りる人
タスクを数十件程度で管理し、リストを仕事、家のこと、買い物のように少数に分けて使う人なら、無料版で十分に足ります。Windowsとスマートフォンの同期も無料版で使えるので、この記事の主な目的である「パソコンとスマートフォンで同じタスクを見る」ことは、無料版でできます。
Premiumを検討する人
リストを案件ごとに細かく分けたい人、カレンダーの表示を週や月で使い分けたい人、タスクに所要時間を設定して1日の予定を組みたい人、メールでのリマインダーを使いたい人は、Premiumの機能が役に立ちます。料金のページのよくある質問には、Premiumの期限が切れてもデータは保持され、無料版として使い続けられるという説明があります。まず無料版で使い方を固め、足りない機能がはっきりしてから検討するのが無難です。
同期がうまくいかないときの確かめ方
パソコンとスマートフォンでタスクが食い違うときは、次の順に確かめます。
- 両方の機器で、同じアカウントでサインインしているかを確かめる。サインインの方法が違うと、別のアカウントになっていることがある
- 両方の機器がインターネットにつながっているかを確かめる。会社のネットワークで、外部のサービスへの通信が制限されていることもある
- アプリを最新の版に更新する。古い版のままだと、同期がうまく働かないことがある
- アプリを一度終了して、起動し直す
- それでも直らない場合は、公式のヘルプセンターで同じ症状を調べるか、問い合わせの窓口に連絡する
会社のパソコンで同期できない場合は、会社のネットワークの設定が原因のことがあります。その場合は、自分で設定を変えようとせず、情報システムの担当者に相談します。
通知が届かないとき
パソコンでタスクの通知が届かない場合は、Windowsの通知の設定で、TickTickの通知が許可されているかを確かめます。Windowsの「設定」の「システム」にある「通知」の画面で、アプリごとに通知の許可を切り替えられます。集中のための設定がオンになっていると、通知が表示されないこともあります。
パソコンを買い替えたときや、複数のパソコンで使うとき
TickTickのタスクはアカウントにひもづいて保存されているので、パソコンを買い替えても、新しいパソコンにアプリを入れて同じアカウントでサインインすれば、これまでのタスクがそのまま表示されます。古いパソコンのデータを移す作業は必要ありません。
会社のパソコンと自宅のパソコンの両方で使う場合も、同じアカウントでサインインすれば、どちらでも同じタスクを見られます。ただし、会社のパソコンを返却するときや、異動や退職でパソコンを手放すときは、TickTickのアプリからサインアウトしてから返却します。サインインしたまま手放すと、次にそのパソコンを使う人に、自分のタスクが見えてしまうことがあります。
家族と共用しているパソコンで使う場合も、同じ注意が必要です。共用のパソコンでは、Windowsのユーザーのアカウントを家族ごとに分けておくと、ほかの人にタスクを見られる心配が減ります。
TickTickを仕事で使うときの工夫
TickTickをWindowsとスマートフォンで使い分けると、タスク管理の流れを作りやすくなります。仕事で使う場合の工夫をいくつか紹介します。
朝はパソコンで、1日の計画を立てる
仕事を始めるときに、パソコンの大きな画面でタスクの一覧とカレンダーを並べ、その日にやることを決めます。期限が近いもの、重要なものから順に、カレンダーの空いている時間に入れていきます。
移動中はスマートフォンで、思いついたことを書き留める
外出中や移動中に思いついたことは、スマートフォンですぐに登録します。細かい設定は後回しにして、タスクの名前だけを書いておけば、パソコンに戻ったときに期限やリストを整えられます。
1日の終わりに、残ったタスクを見直す
仕事の終わりに、終わらなかったタスクの期限を見直します。明日に回すもの、来週に回すもの、やめるものを分けておくと、翌朝の計画が早く立てられます。
重要度と緊急度で分けて見る
TickTickには、タスクを「重要で緊急」「重要だが緊急ではない」「緊急だが重要ではない」「どちらでもない」の4つに分けて見る表示があります。毎日の仕事に追われて、大事だが急ぎではない仕事が後回しになっていないかを、週に一度この表示で確かめると、計画の偏りに気づけます。
TickTickが向いている人、ほかの方法が合う人
TickTickは多くの機能を持つアプリですが、すべての人に合うわけではありません。向いている人と、ほかの方法が合う人を整理しておきます。
TickTickが向いているのは、次のような人です。
- 個人のタスクと予定を、1つのアプリでまとめて管理したい
- パソコンとスマートフォンの両方で、同じタスクを見たい
- タスク管理に加えて、習慣の記録やポモドーロのタイマーも使いたい
- キーボードのショートカットで、素早く操作したい
一方で、次のような場合は、ほかの方法が合うこともあります。
- 管理するタスクが数件だけで、紙のメモやスマートフォンに最初から入っているアプリで足りる
- チームで作業を割り振り、全員の進み具合を1つの画面で見たい
- 会社の決まりで、指定された道具以外のサービスを使えない
タスク管理の道具は、使い続けられるかどうかが最も大切です。機能が多いことよりも、毎日開く習慣がつくかどうかで選ぶとよいでしょう。
週に一度、リスト全体を見直す
毎日の見直しとは別に、週に一度、すべてのリストを開いて全体を見直す時間を取ります。期限が過ぎたまま放置されているタスク、もう必要のなくなったタスク、期限を決めずに登録したままのタスクを整理します。タスクの一覧が古いタスクで埋まっていると、本当にやるべきことが見えにくくなり、アプリを開くこと自体がおっくうになります。週末や週の初めのように、見直す曜日を決めておくと習慣になりやすくなります。
見直しのときは、完了したタスクの一覧も眺めておくと、1週間でどれだけの仕事を終えたかが分かります。忙しかった週ほど、終えたことを確かめると、次の週への見通しも立てやすくなります。
複数人で作業を共有したいとき
TickTickでもリストを共有できますが、無料版で共有できるメンバーは2人までで、Premiumでも29人までです。TickTickは、もともと個人のタスクと予定を管理する使い方を中心に作られたアプリなので、チームで作業の担当と期限を割り振り、進み具合を全員で見るような使い方をしたい場合は、チーム向けの道具を検討する方が合っていることもあります。
個人のタスクはTickTickで管理し、チームで共有する作業は別の道具で管理する、という使い分けも1つの方法です。チームの作業を共有する道具の選択肢の1つが、Pinatecaです。公式サイトによると、Pinatecaにはカンバン、ガントチャート、カレンダー、リストなど8種類のボードがあり、作業をカードにして担当と期限を付ければ、進み具合をカンバンで、期限の重なりをガントチャートで、メンバーごとの負荷の偏りをリソースボードで確かめられます。ワークスペースごとのチャットとカードごとのコメントがあり、自分宛てのメンションや担当の割り当て、締め切りは受信箱に集まります。料金は、5人までのチームならボード10個まで無料で、6人目、または11個目のボードからはスタンダードプラン(1人あたり月額500円・税抜)になります。
Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
個人のタスク管理のアプリとチームの道具を併用するときは、同じ作業を両方に登録して二重に管理しないように、「チームの作業はチームの道具だけで管理する」と決めておくと、どちらが正しいかで迷わずに済みます。
在宅ワークの現場で見てきたタスク管理
2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、複数の取引先から仕事を受けている人ほど、タスク管理の道具を自分の働き方に合わせて使い分けています。パソコンの前にいる時間が長い人は、パソコンで計画を立て、スマートフォンは確認と書き留めに使う、という分担をしていることが多いようです。
締め切りを守り続ける人に共通するのは、道具の種類よりも、毎日決まった時間に予定を見直す習慣を持っていることです。仲介の手数料が乗らない直接の取引では、納期の相談も依頼主と直接できるので、タスクの一覧をもとに「この日までなら確実に納められます」と根拠を持って伝えられる人ほど、依頼主との信頼が深まり、無理のない受け方ができていると感じています。
在宅で受けられるアプリやシステムの開発の仕事では、複数の作業を並行して進めることが多く、タスク管理の技能がそのまま仕事の質につながります。仕事の種類はアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。業務の進め方や道具の選び方を企業に助言する仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で整理しています。デザインの仕事のように、複数の取引先の締め切りが重なりやすい職種でも、タスク管理の習慣は欠かせません。職種ごとの収入の目安は、デザイナーの年収・単価相場で公的な統計をもとに確かめられます。
よくある質問
Q. TickTickのWindows版は無料で使えますか?
Windows版のアプリは、公式サイトのダウンロードのページから無料で入れられます。無料版でも、パソコンとスマートフォンの間の同期が使えるので、同じタスクを両方で見る使い方ができます。リストの数やタスクの数に上限があり、リストは9個、1つのリストのタスクは99件までです。足りなくなった場合に、年額制のPremiumを検討するとよいでしょう。
Q. 64ビット、ARM64、32ビットのどれを選べばよいですか?
Windowsの「設定」から「システム」、「バージョン情報」と進み、「システムの種類」の欄を確かめます。x64ベースの64ビットと表示されれば64ビット版、ARMベースと表示されればARM64版、32ビットと表示されれば32ビット版を選びます。今売られている多くのパソコンは64ビット版が合いますが、薄型のノートパソコンの一部はARM64版です。
Q. パソコンとスマートフォンでタスクが同期されないのはなぜですか?
多いのは、2つの機器で別のアカウントにサインインしている場合です。サインインの方法が違うと、別のアカウントとして扱われることがあります。両方で同じアカウントか、インターネットにつながっているか、アプリが最新の版かを順に確かめてください。会社のパソコンでは、ネットワークの設定で通信が制限されていることもあります。
Q. 会社のパソコンにTickTickを入れてもよいですか?
会社から貸与されたパソコンでは、決められたアプリ以外を入れることが禁止されている場合があります。入れる前に、情報システムの担当者に確かめてください。仕事のタスクや取引先の情報を、個人のアカウントで管理してよいかも、会社の決まりによって違います。アプリを入れられない場合でも、Webブラウザから使える場合があります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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