オンライン家庭教師が続かない理由は指導力ではなく、授業前の準備時間にある

長谷川 奈津
長谷川 奈津
オンライン家庭教師が続かない理由は指導力ではなく、授業前の準備時間にある

この記事のポイント

  • オンライン家庭教師 続かない理由を
  • 指導力ではなく準備時間の構造から分析しました
  • 準備が膨らむ4つの原因

オンライン家庭教師を始めた人が辞めていく理由を尋ねると、多くの方が「向いていなかった」と答えます。でも、話を詳しく聞いていくと、教えること自体が嫌になった人はほとんどいません。辞める直前に何が起きていたかを聞くと、共通して出てくるのが授業前の準備です。つまり、続かない理由は指導力ではなく、授業の外側にある時間の設計にある。この記事では、その構造を分解して、どこを変えれば続けられるのかを整理します。

辞める人は、教えられなくなって辞めるのではない

先に結論を書きます。オンライン家庭教師を離脱する人の多くは、次の順番をたどります。

準備に思ったより時間がかかる。実質の時給が下がる。負担を減らすために準備を簡略化する。授業の質が落ちる。手応えがなくなる。そして「向いていない」と結論づけて辞める。

この流れの起点は、指導技術ではありません。時間の見積もりです。

こういうご相談、本当に多いんです。「時給2,500円だと思って始めたのに、全然割に合わない」。詳しく伺うと、授業90分に対して準備が60分、報告に20分かかっている。実質の稼働は170分です。この状態が2か月続けば、誰でも疲れます。

問題は、この負担が「自分の能力不足のせい」だと解釈されてしまうことです。準備に時間がかかるのは、慣れていないからだ。もっと上手くなれば減るはずだ。そう考えて、負担を我慢する。実際には、構造的に時間がかかる仕組みになっているだけなので、我慢しても減りません。

離脱が集中するのは、開始2か月目と受験が終わった直後

いつ辞めるかにも、はっきりした傾向があります。

ひとつ目の山が、開始してから2か月目です。最初の1か月は緊張感と新鮮さで乗り切れます。2か月目に入ると、準備の負担が慣れによって減らないことに気づきます。ここで「思っていたのと違う」となる。

ふたつ目の山が、担当していた生徒の受験や学年の区切りが終わった直後です。契約が自然に終了するタイミングなので、続けるか辞めるかを意識的に選び直すことになります。ここで、次の生徒を探す作業を面倒だと感じた人が離脱します。

この2つの時期を知っておくだけで、対策が打てます。2か月目に入る前に、準備の型を作ってしまう。区切りが近づいたら、次の担当を先に決めておく。どちらも、来ることが分かっていれば準備できるものです。

準備時間が膨らむのは、4つの構造的な原因がある

なぜ準備に時間がかかるのか。慣れの問題ではないことを、原因ごとに見ていきます。

原因1、扱う教材が毎回変わる

学習塾の講師と決定的に違うのが、ここです。塾では、その教室が採用している教材が決まっています。同じ教材を何度も使ううちに、どこで生徒がつまずくかが体に入り、準備時間は回を追うごとに短くなります。

家庭教師は、生徒が使っている教材に合わせます。学校のワーク、市販の問題集、塾の宿題、模試の解き直し。生徒ごとに違いますし、同じ生徒でも週によって変わります。

つまり、経験を積んでも「同じ教材を繰り返す」という効率化が働きにくい。これが1つ目の構造です。

原因2、学校の進度に合わせ続ける必要がある

定期テスト対策を含む契約では、生徒の学校の進度に合わせます。学校ごとに順番も速度も違い、しかも予定通りに進みません。

「来週テストなので、この範囲をお願いします」という連絡が数日前に来る。その範囲が自分の想定と違えば、そこから準備をやり直すことになります。

計画を立てても崩れる前提で動く必要がある。これが2つ目です。

原因3、オンラインでは「見せる」準備が余分に必要になる

対面なら、生徒のノートに直接書き込みながら説明できます。手元にある紙とペンが、そのまま教材になります。

オンラインでは、その場で書いて見せるための手段を用意しなければなりません。書き込み用の画面を準備する、図を先に作っておく、共有する資料をあらかじめ開いておく。この一手間が毎回発生します。

家庭側からも、オンライン特有の難しさは認識されています。

本記事では、オンライン家庭教師がやりにくいと感じる理由について解説するとともに、それぞれの解決策やオンライン家庭教師を利用するメリット、サービスを選ぶ際のポイントについてお伝えします。 出典: kobekyo.com

やりにくさは生徒側にもあり、講師側にもある。つまり、双方が慣れるまでの負荷が対面より高い構造になっています。ここを個人の力量の問題として捉えると、行き詰まります。

原因4、報告の相手が生徒ではなく保護者

塾なら、授業が終われば業務が終わります。家庭教師では、指導報告を保護者に届けるところまでが業務です。

この報告が曲者で、書き手が思う以上に読み手の期待が高い。何をやったかだけでなく、どう変化したか、次に何をするかまで書くことが期待されます。真面目な人ほど丁寧に書き、30分かけてしまう。

報告は必要な業務ですが、必要以上に重くする必要はありません。ここは後半で型を示します。

実質時給を計算すると、続けられるかどうかが見える

負担を感覚で語ると対策が立ちません。数字にします。

計算式はシンプルです。1回あたりの報酬を、授業時間と準備時間と報告時間の合計で割る。これだけです。

授業90分で報酬が3,750円だとします。表示上の時給は2,500円です。ここに準備60分と報告20分を加えると、総稼働は170分。実質の時給は1,300円台まで下がります。

準備を20分、報告を10分に短縮できれば、総稼働は120分。実質時給は1,875円になります。同じ報酬で、4割以上の改善です。

続けられるかどうかを決めているのは、報酬額ではなく、この分母のほうです。単価の高い募集を探すより、準備時間を半分にするほうが、実は効果が大きい。

そして、この計算を最初にやっておくと、募集を選ぶ目も変わります。「教材が指定されているか」「報告フォーマットが用意されているか」。この2点は、単価と同じくらい重要な比較項目になります。

準備時間は報酬に含まれているのか、契約の読み方

ここは法務の観点から、少し丁寧に見ておきます。

オンライン家庭教師の募集には、雇用契約の形と業務委託契約の形の両方があります。この違いによって、準備時間の扱いが変わり得ます。

雇用の形であれば、使用者の指揮命令のもとで働いた時間が労働時間として扱われるのが原則です。つまり、準備が業務として指示されているなら、その時間も労働時間に含まれるという考え方になります。ただし、実際にどこまでが指揮命令下の時間と評価されるかは、働き方の実態によって判断が分かれます。

業務委託の形であれば、そもそも時間ではなく成果や役務の提供に対して報酬が定められます。「授業1回につきいくら」という契約であれば、準備時間は原則としてその報酬に織り込まれているという整理になります。

つまり、業務委託で受けている場合、準備が長引いても追加の報酬は出ない。この前提を理解しないまま「準備の分も払ってほしい」と考えると、話がかみ合いません。

だからこそ、契約前に確認しておくべきなのは次の3点です。契約の形が雇用か業務委託か。報酬が1回あたりか時間あたりか。指導報告の作成が業務に含まれているか、含まれるなら報酬に反映されているか。

募集要項に書かれていないことは、応募時に質問して、回答を文面で残してください。労働条件に関する一般的な情報は厚生労働省で確認できますが、自分の契約がどちらに当たるかという個別の判断は、労働基準監督署や社会保険労務士、弁護士といった窓口に相談してください。ここは記事の断定を信じてよい領域ではありません。

契約条件を書面で固めておく重要性についてはフリーランスを守る「下請法(取適法)」の知識|発注書・契約書の必須項目チェックリストに、確認すべき項目が整理されています。指導業に限らず、業務委託で仕事を受けるなら共通して効いてくる内容です。

法律はあなたの味方ですが、味方になってもらうには、条件が文字になっている必要があります。

続けている人がやっている、3つの型化

ここからが対策です。準備時間を減らす方法は、根性ではなく型にあります。

型化1、使う教材を1冊に固定する

最も効果が大きいのがこれです。生徒が持っている教材が複数あるなら、指導で使うものを1冊に決めてしまいます。

「学校のワークは自習で進めてもらい、授業ではこの問題集を使います」。この取り決めを最初にしておくと、準備の対象が固定されます。同じ教材を繰り返すことで、どこで生徒がつまずくかが見えてきて、回を追うごとに準備時間が減っていきます。

保護者から「学校のワークも見てほしい」と言われることはあります。その場合は、質問が出たページだけを扱う形にします。全体を見る前提にすると、また準備が拡散します。

型化2、授業の進め方をテンプレートにする

毎回ゼロから流れを考えていると、それだけで時間が溶けます。90分の枠を、固定の配分で組んでしまうのが有効です。

たとえば、宿題の確認に10分、新しい内容の説明に25分、演習に35分、間違えた問題の確認に15分、次回の宿題の指示に5分。この配分を毎回使えば、準備で考えるのは「新しい内容の説明で何を扱うか」だけになります。

生徒の側にも、流れが決まっていることの利点があります。次に何が来るか分かっていると、心の準備ができる。特に環境の変化に不安を感じやすい生徒には、この安定感が効きます。

オンライン家庭教師のマンツーマン授業では、自宅で家族のそばにいながら授業を受けられるため、環境の変化に対する不安が少ないことが大きなメリットです。特に、人との関わりや環境の変化に不安を感じやすい子どもにとって、安心できる環境で学習できることは重要といえるでしょう。 出典: kobekyo.com

つまり、授業の型を固定することは、講師の準備を減らすと同時に、生徒の安心にもつながる。両方に効く数少ない施策です。

型化3、報告の書式を3行で固定する

指導報告を毎回文章として構成していると、負担が積み上がります。項目を先に決めてしまいます。

1行目に、今日扱った範囲。2行目に、できるようになったことと、まだ時間がかかりそうなこと。3行目に、次回の予定と宿題。

この3行で、保護者が知りたいことは満たせます。長い報告は、実は読まれていません。むしろ短くて要点が明確なほうが、内容が伝わります。

丁寧さを削ることに抵抗があるかもしれませんが、丁寧さは文章の長さではなく、事実の正確さで示すものです。「頑張っています」と書くより、「二次関数の頂点を求める手順は定着しました」と書くほうが、はるかに誠実です。

相性の問題に見えるものが、実は準備の問題であることが多い

続かない理由として「生徒と合わなかった」を挙げる方も多いのですが、これも掘り下げると準備の話に戻ることがあります。

生徒が授業に集中しない。反応が薄い。宿題をやってこない。こうした状態が続くと、講師の側は「相性が悪い」と感じます。

ただ、生徒の集中が切れる原因の多くは、難易度の設定です。難しすぎれば手が止まり、易しすぎれば退屈します。適切な難易度に設定するには、生徒の現在地を正確に把握する必要があり、その把握が準備の中身そのものです。

準備が足りない状態で授業に入ると、その場で難易度を探ることになります。探っている間に生徒の集中が切れる。集中が切れた生徒を見て、相性が悪いと感じる。この連鎖が起きています。

もちろん、本当に相性が合わないケースもあります。ただ、辞める判断をする前に、直近3回の授業でどれだけ準備できていたかを振り返ってみてください。判断が変わることがあります。

体験授業は、自分が続けられるかを測る場として使える

これから始める方に向けて、ひとつ実務的な提案があります。

多くのオンライン家庭教師サービスでは、無料の体験授業を実施しています。この機会を利用して、実際の授業の様子や、オンライン環境での学習が自分に合っているかを確かめてみるのがおすすめです。 出典: kobekyo.com

これは生徒側に向けた案内ですが、講師の側でも同じ発想が使えます。研修や模擬授業の機会があるサービスなら、そこで実際に準備をしてみてください。

測るのは、授業がうまくいったかどうかではありません。準備にどれだけ時間がかかったかです。1回の授業のために90分の準備が必要だったなら、それが継続時の負担になります。この数字を知ってから契約するかどうかを決めれば、開始2か月目の離脱はかなり防げます。

環境の不備が、準備時間を静かに押し上げている

見落とされがちな要因として、作業環境があります。

回線が不安定だと、教材の画像を開くのに時間がかかります。資料の共有に失敗して再送する。授業中に映像が止まって説明をやり直す。ひとつひとつは数分でも、積み重ねると無視できません。

授業そのものが成立しなくなるリスクもあります。回線は、この仕事における業務用の設備だと考えたほうがいい。選び方については在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方に、光回線とホームルーターの特性の違いや、どんな使い方に向くかが整理されています。

机の配置や照明も、意外に効きます。教材を広げるスペースがないと、資料を探す時間が発生します。手元を映す必要がある指導では、照明の位置で見やすさが変わります。こうした小さな摩擦を消しておくと、準備の体感負荷が下がります。

準備以外にもうひとつ、収入の波が気持ちを削る

準備時間が主因だと書きましたが、それを増幅させる要因として、収入の変動があります。

担当している生徒が受験を終えれば、その分の収入は翌月からゼロになります。担当が2人なら、1人抜けただけで収入は半分です。この変動が、準備の負担と同じ時期に重なると、辞める判断に傾きやすくなります。

季節による波もあります。長期休暇の講習期間は依頼が増える一方、年度の変わり目は担当が入れ替わるため、一時的に空白が生まれます。この空白を埋める作業、つまり新しい募集を探してプロフィールを整えて応募する作業が、負担として上乗せされます。

対策としては、担当の入れ替わりを見越して先に動くことです。生徒の受験や卒業が近づいたら、終わる2か月前には次の募集を見始める。終わってから探し始めると、空白期間が長くなり、その間に気持ちが離れます。

もうひとつ、担当を2人以上持つ形にしておくと、変動が緩やかになります。ただし、担当が増えるほど準備の総量も増えるので、型化ができていることが前提です。順番としては、型を作ってから増やす。逆にすると破綻します。

一人で抱え込む構造が、負担を実際より重く見せる

在宅で行う仕事に共通する話ですが、オンライン家庭教師には相談相手がいません。

塾であれば、隣の教室に別の講師がいて、休憩時間に「あの単元の説明どうしてる」と聞けます。うまくいかない日があっても、同じ立場の人と話すだけで気持ちが整理されます。

在宅では、それがありません。授業がうまくいかなかった日、準備に時間がかかりすぎた日、その感覚を誰とも共有しないまま次の週を迎えます。すると、負担が実際の量より重く感じられるようになります。

これは気の持ちようの話ではなく、判断の材料が不足しているという実務的な問題です。準備に60分かかるのが普通なのか、かかりすぎなのか。比較対象がなければ判断できません。判断できないと、「自分が遅いだけかもしれない」という方向に解釈が寄ります。

対策は2つあります。ひとつは、運営に相談窓口があるサービスを選ぶこと。研修担当やコーディネーターがいるサービスなら、指導上の悩みを持ち込めます。もうひとつは、自分の記録を残すこと。準備にかかった時間を毎回1行メモしておけば、増えているのか減っているのかが数字で分かります。感覚ではなく数字で見ると、必要以上に重く感じることが減ります。

最初の3回で、続けるための土台を作ってしまう

これから始める方に向けて、具体的な行動を示します。開始から3回目までにやっておくことです。

1回目の授業では、教える量を欲張らないでください。生徒の現在地の把握に時間を使います。今どの教材を使っているか、学校の進度はどこか、どの単元でつまずいた自覚があるか。この3点を聞き出せれば十分です。ここで得た情報が、以後の準備時間を左右します。

同時に、教材をどれに固定するかを決めて、保護者にも伝えます。「授業ではこの問題集を使い、学校のワークは質問が出たページを扱います」。この合意を最初に取っておくことが、後の準備量を決めます。

2回目には、進行の配分を試します。宿題確認、説明、演習、確認、宿題指示。この流れを実際にやってみて、時間配分を自分の授業に合わせて調整します。

3回目までに、報告の書式を固定します。3行の型で書いてみて、保護者から追加の質問が来るようなら、その項目だけ足します。来なければ、そのままで十分だという証拠です。

そして、3回目が終わった時点で、1回あたりの総稼働時間を測ってください。授業時間、準備時間、報告時間。この3つを足した数字が、あなたにとっての実質の稼働です。

この数字が許容できる範囲なら、続けられます。許容できないなら、型化をもう一段進めるか、条件の違う募集を探すか、判断の材料になります。感覚で「しんどい」と言い続けるより、はるかに前に進みます。

この市場を20年見てきた立場からの観察

運営者として在宅の仕事を長く見てきた限りでは、続く人と続かない人を分けているのは、能力ではなく仕組みを作ったかどうかです。

続かない人は、毎回を一回限りの仕事として処理します。今回の準備、今回の報告、今回の教材。次回また同じ量の作業をやることになります。

続く人は、2回目か3回目の時点で型を作ります。教材を固定し、進行の配分を決め、報告の書式を作る。最初の数回だけ余分に時間を投じて、その後の数十回分を軽くします。この差が、半年後には決定的な違いになります。

もうひとつ、長く続いている人に共通するのが、単発の作業ではなく関係を作っている点です。この講師に任せておけば安心だ、と思われている人は、細かい要求が減ります。要求が減れば準備も軽くなる。逆に、毎回品定めされている関係では、緊張から準備が過剰になります。

手取りの構造についても触れておきます。仲介を挟む形では、成約金額から一定の割合が差し引かれます。中間マージンが乗らない直接取引の形であれば、依頼する側は同じ予算でより多くの回数を頼めますし、受け取る側は同じ稼働で手取りが厚くなる。手数料0%という条件が効いてくるのは、金額そのものより手取りの質の部分です。ただし、先ほど計算した実質時給の分母が変わらなければ、手取りが増えても負担感は残ります。単価と準備時間は、必ずセットで見てください。

指導を続けるか、別の在宅の仕事に広げるか

準備の型化をやってみて、それでも負担が重いと感じるなら、仕事の性質そのものが合っていない可能性はあります。

オンライン家庭教師は、相手の状態を毎回読み込む必要がある仕事です。この読み込みを負担と感じるか、面白いと感じるかで、向き不向きが分かれます。負担と感じるなら、成果物が独立している仕事のほうが楽です。

在宅で選べる仕事の種類は在宅でできる仕事おすすめ【2026年版】|スキル別ランキングにまとまっています。準備の重さと単価の関係を比べる材料になります。社会人が指導業をどう組み込んでいるかはオンライン家庭教師の副業|社会人が教えて月10万円稼ぐ方法が参考になります。

単価の水準を職種で比べたいならソフトウェア作成者の年収・単価相場著述家,記者,編集者の年収・単価相場で、習得の負担と単価の関係が確認できます。スキルの土台を作りたい方にはビジネス文書検定CCNA(シスコ技術者認定)といった資格が入口になりますし、業務の中身を知りたいならAIコンサル・業務活用支援のお仕事AI・マーケティング・セキュリティのお仕事アプリケーション開発のお仕事に具体的な範囲がまとまっています。

続かない理由を「自分の能力」に求めると、対策が打てません。準備時間という測れるものに置き換えれば、減らす方法は必ず見つかります。まず1回分の総稼働時間を測ってみてください。そこから始まります。

よくある質問

Q. オンライン家庭教師の準備には、どれくらい時間がかかりますか?

慣れないうちは授業90分に対して準備60分、報告20分程度かかることが珍しくありません。教材が毎回変わる、学校の進度に合わせる、画面で見せる資料を用意する、保護者向けの報告を書くという4つの要因が重なるためです。教材を1冊に固定し、進行の配分と報告の書式を決めると、準備は20分前後まで短縮できます。

Q. 実質の時給はどう計算すればよいですか?

1回あたりの報酬を、授業時間と準備時間と報告時間の合計で割ります。授業90分で3,750円、準備60分、報告20分なら総稼働170分となり、実質時給は1,300円台です。準備20分、報告10分に短縮できれば1,875円まで上がります。単価の高い募集を探すより、この分母を減らすほうが効果は大きくなります。

Q. 準備の時間分も報酬を請求できますか?

契約の形によります。業務委託で「授業1回につきいくら」と定められている場合、準備時間は原則としてその報酬に織り込まれた整理になります。雇用の形であれば労働時間の扱いが問題になり得ますが、判断は実態によります。応募前に契約形態と報酬の算定方法を確認し、個別の判断は労働基準監督署や社会保険労務士などの窓口に相談してください。

Q. 生徒と合わないと感じたら、辞めるべきですか?

判断の前に、直近3回の準備状況を振り返ってください。生徒の集中が切れる原因は難易度の設定にあることが多く、適切な難易度を設定するには生徒の現在地の把握が必要です。準備が不足すると授業中に難易度を探ることになり、その間に集中が切れます。相性の問題に見えて準備の問題であるケースは少なくありません。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年2月18日最終更新:2026年8月26日
長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津@SOHO編集部

行政書士・元企業法務

企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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