【重要】PHPの重大な脆弱性について

Node.jsの副業|案件の種類と受けるための準備

@SOHO編集部
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Node.jsの副業|案件の種類と受けるための準備

この記事のポイント

  • ✓Node.jsの副業で受けられる案件の種類を
  • ✓Webアプリのサーバー側
  • ✓保守と改修に分けて整理します

Node.jsの副業は、JavaScriptでサーバー側の処理を書けるエンジニアが、本業の外でWebアプリやAPIの開発、業務の自動化、既存のシステムの保守を受ける働き方です。フロントエンドとサーバー側を同じ言語で書けるため、小さな会社や個人の事業者から、画面と裏側の処理をまとめて頼まれることが多い分野です。一方で、副業では使える時間が限られるため、受ける案件の種類と範囲を絞らないと、本業との両立が難しくなります。この記事では、Node.jsの副業で受けられる案件の種類、単価の目安、求められるスキル、案件の探し方と選び方、契約と税金の注意までを、仕事を受ける側の準備として順番に説明します。

Node.jsとは何か、副業で求められる理由

Node.js(ノード・ジェイエス)とは、本来はWebブラウザの中で動くプログラミング言語であるJavaScriptを、サーバーやパソコンの上で動かすための実行環境のことです。Webサイトの画面の動きを作るのに使われてきたJavaScriptで、データベースとのやり取りや、ほかのサービスとの連携といったサーバー側の処理も書けるようになります。

Node.jsが副業の分野で求められている理由は、主に3つあります。

1つ目は、画面とサーバー側を同じ言語で書けることです。小さなWebサービスを作る場合、画面はReactやVue.jsといったJavaScriptの道具で、サーバー側はNode.jsで作れば、1人のエンジニアが全体を担当できます。少ない予算で開発を頼みたい会社にとって、1人に任せられることは大きな利点です。

2つ目は、多くの人が同時にアクセスする処理に向いていることです。Node.jsは、ある処理の完了を待っている間にほかの処理を進める仕組み(非同期処理)を得意としており、チャットや通知のように、たくさんの接続を同時にさばくサービスでよく使われています。

3つ目は、周辺の道具が豊富なことです。npm(エヌピーエム)と呼ばれる仕組みを通じて、ほかの開発者が作った部品(パッケージ)を簡単に取り込めます。決済、メール送信、画像の加工など、よく使う機能を一から作らずに組み合わせられるため、短い期間で形にしやすくなります。

こうした特徴から、Node.jsの案件は、新しいサービスの立ち上げ、既存のシステムへの機能の追加、業務の自動化など、幅広い場面で募集されています。副業で受けやすい案件があるかについて、フリーランスのエンジニア向けの情報サイトは、次のように紹介しています。

フリーランスHubの情報によると、Node.jsを用いる募集中の案件数は1,131件ありました(2025年6月時点)。 また、副業としても取り組みやすいリモートワークが可能な案件も数多く公開されています。公開されているNode.jsの全案件のうち、67.3%がリモートワークを可能としている案件です。 出典: freelance-hub.jp

この数字は、ある時点の1つのサイトの集計で、時期や集計の方法によって変わります。それでも、在宅で受けられる案件が一定の割合を占めていることは、副業を考える人にとって判断の材料になります。

Node.jsの副業で受けられる案件の種類

Node.jsの副業の案件は、作るものと関わり方で、次のように分けられます。

  • APIの開発。スマホのアプリやWebの画面から呼び出される、データの登録や取得を受け持つ仕組み(API)を作る。APIとは、プログラム同士がデータをやり取りするための窓口のこと
  • Webアプリのサーバー側の開発。会員登録、ログイン、予約、決済など、サービスの裏側の処理を作る
  • フロントエンドとサーバー側の一括開発。Next.jsなどの道具を使い、画面と裏側をまとめて作る
  • 業務の自動化。表計算のデータの集計、定期的なメールの送信、ほかのサービスからのデータの取り込みなどを、プログラムで自動にする
  • 外部サービスとの連携。決済、チャット、顧客管理、AIのサービスなどのAPIとつなぎ、データを受け渡す仕組みを作る
  • 保守と改修。すでに動いているシステムの不具合を直し、古くなった部品を新しくし、小さな機能を追加する
  • 技術の相談とレビュー。ほかの開発者が書いたプログラムを読み、問題点や改善点を伝える

この中で、副業と相性が良いのは、範囲がはっきりしていて、締め切りに余裕がある仕事です。業務の自動化や外部サービスとの連携は、作るものが小さく、1件が数日から数週間で終わることが多いため、平日の夜と週末で進めやすい案件です。保守と改修も、月に決まった時間だけ対応する形の契約が多く、本業の予定に合わせやすい働き方です。

一方で、新しいサービスを一から作る案件は、規模が大きく、仕様の変更も起きやすいため、副業で受けるには注意が必要です。担当する範囲を「サーバー側のAPIだけ」「管理画面だけ」のように切り分けてもらえるかを、応募の段階で確かめます。

最近は、AIのサービスと組み合わせた案件も増えています。生成AIのAPIを呼び出して文章を作る、問い合わせに自動で答える、社内の資料を検索できるようにするといった仕組みは、Node.jsで作られることが多い分野です。生成AIを会社の業務に取り入れる仕事の広がりは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。

単価の目安と報酬の形

Node.jsの副業の報酬は、時間で決まる形と、作るものの範囲で決まる形の2つに大きく分かれます。

時間で決まる形は、1時間あたりの単価に作業した時間をかけて報酬を決める契約です。保守や改修、開発のチームに加わって作業する案件に多く見られます。単価は、経験の年数や担当する範囲で大きく変わり、実務の経験が豊富なエンジニアについては、次のような目安を示す情報もあります。

Node.jsを使った副業の単価は、スキルレベルや業務内容によって幅があります。実務経験が豊富なエンジニアであれば時給4,000〜6,000円、月額報酬にすると40〜80万円が相場です。 出典: bigdata-navi.com

ここで示されている月額の報酬は、本業として週の大半を使って稼働する場合の目安と考えられます。副業で週に10時間ほど稼働する場合は、同じ時給でも月の報酬はその数分の1になります。また、実務の経験が浅いうちは、時給が2,000円から3,000円ほどの案件から始まることも少なくありません。

作るものの範囲で決まる形は、完成させる機能や成果物に対して報酬を決める契約です。業務の自動化の仕組みを1本作る、決済の機能を追加する、といった案件に多く見られます。この形では、見積もりが甘いと、作業時間が膨らんでも報酬は変わらないため、実質の時給が大きく下がります。

単価を決める要素は、主に次のとおりです。

  • 担当する範囲。サーバー側だけか、画面やサーバーの設定まで含むか
  • 使う技術の幅。データベース、クラウドのサービス、認証の仕組みなど、扱う技術が多いほど単価は上がる
  • 責任の重さ。決済や個人情報を扱う機能は、不具合が起きたときの影響が大きく、単価も高くなる
  • 稼働の条件。平日の日中に打ち合わせに出られるか、急ぎの対応ができるか
  • 継続性。単発の仕事か、毎月決まった時間の契約か

副業では、平日の日中の打ち合わせに出られないことが、単価を下げる要因になることがあります。逆に、決まった時間の打ち合わせに必ず出られる、返信が早いといった点は、副業であっても評価されます。

副業で受けるために必要なスキル

Node.jsの副業で仕事を受けるには、Node.jsの書き方を知っているだけでは足りません。実際の案件で求められることが多いのは、次のようなスキルです。

1つ目は、JavaScriptとTypeScriptの基本です。TypeScriptとは、JavaScriptにデータの型(数値か文字か、といった種類)を書けるようにした言語のことで、多くの現場で使われています。型を書くことで、プログラムの間違いを早い段階で見つけやすくなります。

2つ目は、Webの仕組みの理解です。HTTPのやり取り、APIの設計の考え方、ログインの状態を保つ仕組み、外部からの攻撃への備えなど、サーバー側の処理を書くための前提の知識が求められます。

3つ目は、データベースの扱いです。PostgreSQLやMySQLといったデータベースに、SQL(データベースを操作する言語)でデータを登録し、取り出し、更新する力が必要です。データの持ち方を設計する力があると、担当できる範囲が広がります。

4つ目は、よく使われる道具の経験です。サーバー側の処理を作るための道具(ExpressやNestJS、Fastifyなど)、画面とサーバーを一緒に作る道具(Next.jsなど)、データベースを扱う道具(Prismaなど)のうち、少なくとも1つか2つを実務で使える状態にしておきます。

5つ目は、サーバーの公開と運用の基本です。作ったプログラムを、クラウドのサービスで動かし、更新し、ログを確かめる流れを一通りできることが求められます。依頼主が小さな会社の場合、こうした作業まで含めて任されることが多くあります。

6つ目は、テストの習慣です。プログラムが期待どおりに動くかを確かめるテストを書いておくと、後から修正するときに不具合を防げます。副業では作業が細切れになりやすいため、テストがあることで、前回の続きから安心して作業を再開できます。

これらのスキルは、すべてを最初から完璧にそろえる必要はありません。まずは、APIを作ってデータベースとつなぎ、クラウドで公開する、という一連の流れを、自分の作品で一度通しておくことが大切です。

副業を始める前の学び方

本業でNode.jsを使っていない人が副業を目指す場合は、学ぶ順番を決めておくと遠回りを避けられます。

最初に、JavaScriptの基本の文法と、非同期処理の書き方を身につけます。Node.jsでは、ファイルの読み書きやデータベースへの問い合わせの多くが非同期で動くため、async と await を使った書き方に慣れておくことが欠かせません。

次に、Node.jsの公式の資料で、モジュールの読み込み方、ファイルの扱い、HTTPのサーバーの立て方といった基本を一通り確かめます。そのうえで、ExpressやFastifyなどの道具を使って、データを登録し、一覧で返し、更新し、削除するAPIを作ります。

そこまでできたら、データベースとつなぎ、ログインの仕組みを加え、テストを書き、クラウドで公開します。この一連の流れを1つの作品で通すと、実際の案件で求められる作業のほとんどを経験できます。最後にTypeScriptに書き換えてみると、型を使った開発の利点が実感でき、現場の書き方にも近づきます。

学ぶ期間の目安は、プログラミングの経験の有無で大きく変わります。ほかの言語でサーバー側の開発をした経験があれば、数週間で基本の流れをつかめることもありますが、プログラミングが初めての場合は、半年から1年ほどかけて作品を作りながら学ぶつもりで計画を立てます。

バージョンの更新と保守の仕事の考え方

Node.jsの案件で見落とされがちなのが、Node.js自体のバージョンの扱いです。Node.jsは定期的に新しいバージョンが出され、古いバージョンはサポート(不具合や安全上の問題の修正)が終わります。サポートが終わったバージョンを使い続けると、安全上の問題が見つかっても直されないため、システムが攻撃を受ける危険が高まります。

Node.jsの公式サイトでは、本番で動かすシステムには、長期のサポートが付いたバージョン(LTS)を使うよう案内しています。2026年10月中旬の時点で、公式サイトの一覧では、v24とv22がLTS、v26がCurrent(最新の開発版にあたる段階)と表示され、v20はサポートの終わった状態(EOL)になっています。公式サイトによると、v27からはリリースの周期が年1回に変わり、すべてのメジャーバージョンがLTSに移る予定とされています。バージョンの状況は時期によって変わるため、案件に入る前にはNode.jsの公式サイトのリリースの一覧で確かめます。

この仕組みは、副業の仕事の種類にも関わります。数年前に作られたシステムの中には、サポートの終わったバージョンのまま動いているものが少なくありません。こうしたシステムを新しいバージョンに移す仕事や、使っている部品を新しくする仕事は、保守と改修の案件として定期的に募集されています。新しい機能を作る仕事に比べて地味に見えますが、依頼主にとっては欠かせない仕事で、継続の契約につながりやすい分野です。

バージョンを移す仕事では、移す前に、どの部品が新しいバージョンで動かなくなるのかを調べ、テストで動作を確かめながら少しずつ進めます。作業の手順と確認の結果を記録して依頼主に渡しておくと、次回の更新のときにも頼まれやすくなります。

案件を見つける方法

Node.jsの副業の案件を見つける方法は、主に次の4つです。

1つ目は、エンジニア向けの副業やフリーランスの案件のサービスです。稼働の時間や在宅の可否で絞り込めるサービスが多く、週に10時間から20時間ほどの副業向けの案件も見つけられます。登録の際に、使える技術と稼働できる時間を具体的に書いておくと、条件の合う案件を紹介されやすくなります。

2つ目は、クラウドソーシングや業務委託のマッチングサービスです。業務の自動化や小さな機能の追加など、1件ごとに区切られた仕事が多く、実績を作り始める段階で受けやすい案件があります。

3つ目は、知人や元の同僚からの紹介です。小さな会社や個人の事業者は、知り合いのエンジニアに頼みたいと考えていることが多く、紹介から始まった仕事は継続しやすい傾向があります。

4つ目は、自分の発信です。技術の記事を書く、作ったものを公開する、勉強会で話すといった活動を続けていると、そこから声がかかることがあります。

副業の進め方そのものに迷っている人は、キャリアや副業の相談に乗る仕事の内容をまとめたキャリア・副業・人生相談のお仕事も参考になります。本業と副業の時間の配分や、将来の独立をどう考えるかといった悩みに向き合う視点が得られます。

応募のときに見せる作品と経歴書

副業の案件に応募するときは、何を作れるのかを、作品と経歴書で具体的に示します。

作品は、実際に動くものを用意します。たとえば、次のようなものです。

  • 会員登録とログインがあり、データを登録して一覧で表示できる小さなWebアプリ
  • 外部のサービスのAPIとつなぎ、データを取り込んで集計する仕組み
  • 毎日決まった時刻にデータを集めて、メールやチャットに通知する仕組み

作品には、何を作ったのか、なぜその技術を選んだのか、どこに工夫したのかを短い説明で添えます。ソースコードを公開する場合は、読みやすく整え、使い方の説明を付けておきます。依頼主はプログラムの中身を細かく読まないこともあるため、画面の写真や、動いている様子の説明があると伝わりやすくなります。

経歴書には、本業でNode.jsを使った経験がある場合は、担当した範囲、使った技術、チームの規模、期間を書きます。本業で守秘義務がある場合は、会社名や具体的な内容を伏せ、「会員向けサービスのAPIの開発、利用者数は数万人規模」のように、守秘義務に触れない範囲で書きます。

応募の文面では、募集の内容に合わせて、関係する経験を最初に書きます。稼働できる曜日と時間、打ち合わせに出られる時間帯、連絡への返信の目安も、はっきり書いておくと、依頼主は判断しやすくなります。

副業として選ぶべき案件、避けたい案件

副業で長く続けるには、受ける案件を選ぶことが欠かせません。副業に向いているのは、次のような案件です。

  • 作業の範囲と成果物がはっきりしている
  • 稼働の時間を自分で決められる、または週の稼働の時間が決まっている
  • 打ち合わせが少ない、または夜や週末に設定できる
  • 連絡がチャットで完結する
  • テストの環境が用意されていて、本番のシステムに直接触れなくてよい

一方で、次のような案件は、副業では負担が大きくなりやすいため、慎重に判断します。

  • 仕様が決まっていないまま、作りながら決めていく形の案件
  • 平日の日中に毎日の打ち合わせへの参加を求められる案件
  • 障害が起きたときに、昼夜を問わずすぐに対応することを求められる案件
  • 報酬が完成した時点の一括払いで、途中の作業に支払いがない大きな案件

特に、障害への即時の対応を求められる案件は、本業の勤務時間中に呼び出されることがあり、本業にも影響が出ます。保守の案件を受ける場合は、対応できる時間帯と、急ぎの対応が必要なときの連絡の手順を、契約の段階で決めておきます。

見積もりの出し方と、範囲の決め方

成果物で報酬が決まる案件では、見積もりの出し方が実質の時給を左右します。見積もりは、作るものを細かい作業に分け、それぞれにかかる時間を積み上げて出すのが基本です。

たとえば、「問い合わせのフォームから届いた内容を、社内のチャットに通知する仕組み」を頼まれた場合は、次のように分けます。

  • 要件の確認と設計。どの項目を通知するか、通知の形式、エラーのときの扱いを決める
  • フォームのデータを受け取る処理の作成
  • チャットのサービスのAPIとつなぐ処理の作成
  • エラーが起きたときの記録と、再送の仕組みの作成
  • テストの作成と動作の確認
  • クラウドへの公開と、設定の手順書の作成
  • 依頼主との打ち合わせと、修正への対応

それぞれの時間を見積もったら、合計に2割から3割ほどの予備の時間を加えます。副業では作業が細切れになり、前回の続きを思い出す時間もかかるため、本業での感覚より多めに見積もるのが安全です。

見積もりには、含めないものも書いておきます。「チャットのサービスの利用料は依頼主の負担」「フォームの画面の変更は含まない」「公開から1か月を過ぎた後の修正は別の見積もり」のように書いておくと、後から作業の範囲が広がり続けることを防げます。依頼主が予算に合わないと言う場合は、エラーの再送の仕組みを省く、手順書を簡単にするなど、範囲を削る形で調整すると、自分の時給を守りながら合意しやすくなります。

初めての案件で起きやすい失敗

副業で初めてNode.jsの案件を受けるときに、起きやすい失敗とその防ぎ方を整理します。

1つ目は、依頼主の環境を確かめずに作り始めることです。自分のパソコンでは動いたのに、依頼主のサーバーではNode.jsのバージョンが違って動かない、ということがあります。作業に入る前に、本番で使うNode.jsのバージョン、データベースの種類、使っているクラウドのサービスを確かめ、同じ条件で開発します。

2つ目は、秘密の情報をプログラムの中に書いてしまうことです。データベースのパスワードや外部のサービスの鍵を、プログラムのファイルに直接書いて共有の場所に保存すると、情報が漏れる原因になります。こうした情報は、環境変数(プログラムの外で設定する値)として扱い、共有の場所に保存しないようにします。

3つ目は、本番のデータを直接書き換えることです。テストのつもりで本番のデータベースに接続し、データを消してしまう事故は、経験のあるエンジニアでも起こします。テストの環境を用意してもらい、本番に触れる作業は、手順を依頼主と確かめてから行います。

4つ目は、進み具合を伝えないことです。作業が順調でも、連絡がないと依頼主は不安になります。週に1回は、終わったこと、次にやること、困っていることを短く報告すると、信頼関係を保ちやすくなります。

契約と法律で確かめること

副業でNode.jsの案件を受ける場合、まず勤め先の就業規則で副業が認められているかを確かめます。本業と同じ分野の開発を、本業の取引先や競合の会社から受けると、競業にあたるとされることがあるため注意が必要です。本業で使っている社内の資料やプログラムを、副業の仕事に使うことは避けます。

業務委託で受ける場合は、契約書で次の点を確認します。

  • 作業の範囲と成果物。何をどこまで作るのか
  • 報酬と支払いの時期。時間で決まるのか、成果物で決まるのか、毎月いつ支払われるのか
  • 著作権の扱い。作ったプログラムの権利を依頼主に渡すのか、自分の作った部品を別の仕事でも使えるのか
  • 秘密の保持。依頼主のプログラムやデータを外に出さないための決まり
  • 不具合の扱い。納品のあとに見つかった不具合を、いつまで無償で直すのか

業務委託で仕事を受ける個人は、フリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス法)の対象になる場合があります。この法律では、仕事を頼む会社に、取引の条件を示すことや、成果物を受け取った日から原則60日以内に報酬を支払うことなどが義務付けられています。会社員が副業で受ける仕事も、この法律の対象に含まれます。

税金の申告の基本

Node.jsの副業で得た報酬は、事業所得か雑所得として扱われることが一般的です。会社員が副業で受ける場合、国税庁の案内では、給与を1か所から受けていて全部が源泉徴収の対象となる人は、給与以外の所得の合計が20万円を超えると確定申告が必要とされています(国税庁 No.1900)。所得は、報酬から、パソコンの購入費、クラウドのサービスの利用料、技術書の購入費などの経費を差し引いた額です。どの所得に区分されるかは、仕事の規模や継続性で変わるため、判断に迷う場合は税務署に相談します。

20万円以下でも、住民税の申告は別に必要になることがあるため、住んでいる市区町村の窓口で確かめます。副業の分の住民税を、勤め先の給与から差し引かれる形ではなく、自分で納める形にしたい場合は、確定申告書の住民税の欄で選ぶ方法があります。ただし、この方法を選べるのは給与以外の所得に限られ、扱いは自治体によって違うことがあるため、事前に確かめておきます。

経費として扱えるものの記録は、日ごろから残しておきます。クラウドのサービスの請求書、ソフトの購入の記録、仕事で使った通信費の明細などを、月ごとに整理しておくと、申告の時期に慌てずに済みます。

本業と両立するための進め方

Node.jsの副業を本業と両立させるには、作業の進め方を工夫します。

1つ目は、作業を小さく区切ることです。副業では、1回の作業時間が1時間から2時間ほどになることが多いため、1回で終わる大きさに作業を分けておきます。「ログインのAPIを作る」ではなく、「ログインの入力を確かめる処理を作る」「ログインの結果を返す処理を作る」のように細かく分けると、短い時間でも進んだ実感が得られます。

2つ目は、作業の記録を残すことです。前回どこまで進んだのか、次に何をするのかを、作業の終わりに数行で書いておくと、次の作業をすぐに再開できます。依頼主への進み具合の報告にもそのまま使えます。

3つ目は、稼働の時間の上限を決めることです。副業の時間が増えすぎると、睡眠時間を削ることになり、本業の仕事の質も下がります。週に何時間までと決め、それを超える依頼は断るか、納期を延ばしてもらいます。

4つ目は、本業の繁忙期を先に伝えることです。決算の時期や大きなリリースの前など、本業が忙しくなる時期が分かっている場合は、依頼主に事前に伝えておくと、無理な予定を組まれずに済みます。

副業の経験を次のキャリアにつなげる

Node.jsの副業は、収入を得るだけでなく、本業では経験できない技術や仕事の進め方を学ぶ機会にもなります。小さな会社の案件では、要件の聞き取りから設計、開発、公開、運用までを1人で担当することが多く、システム全体を見渡す力が身につきます。

副業で経験を積んだ分野は、本業での担当の幅を広げることにもつながります。たとえば、副業でスマホのアプリのサーバー側を作った経験は、アプリ開発の案件を受けるときの強みになります。個人でアプリを作って収益にする方法は、スマホアプリ開発の副業ガイド|個人で稼ぐ方法と案件相場で紹介しています。また、Webサイトの集客の仕組みを作る仕事では、サーバー側の知識が検索の対策にも役立ちます。検索の対策の副業の始め方は、SEO対策・MEO対策の副業で稼ぐ方法|必要なスキルと案件相場が参考になります。

運営の現場から見える、技術の副業を長く続ける人の特徴

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、エンジニアの副業を長く続ける人には、技術の腕前以外にもはっきりした共通点があります。それは、依頼主が技術に詳しくない場合でも、何をしているのか、次に何が起きるのかを、分かる言葉で伝えていることです。小さな会社や個人の事業者は、システムの中身を判断できないことが多く、説明が丁寧なエンジニアに続けて頼む傾向があります。反対に、腕前があっても、進み具合が見えない、相談しにくいといったエンジニアは、1回の取引で終わることが少なくありません。

もう1つ見えてきたのは、中間の手数料が差し引かれない直接の取引の効き方です。依頼主は同じ予算でより長い時間や広い範囲を頼め、受け手は受け取る金額が厚くなります。手数料0%で直接取引できる仕組みは、金額の大小よりも、保守や改修のような継続の仕事を無理のない条件で続けやすいという点で効いてきます。

Node.jsの仕事では、画面のデザインを担当する人と組んで開発を進めることも多くあります。組む相手の仕事の相場を知っておくと、まとめて受ける仕事の見積もりの参考になり、デザイナーの年収・単価相場で確かめられます。Node.jsの副業を始めるなら、まずはAPIを作ってデータベースとつなぎ、クラウドで公開するところまでを1つの作品で通してください。

よくある質問

Q. Node.jsの副業は実務経験がなくても受けられますか?

実務の経験がなくても、業務の自動化や小さな機能の追加など、範囲の小さい案件から受けられることがあります。その場合は、APIを作ってデータベースとつなぎ、クラウドで公開するところまでを自分の作品で示すことが大切です。経験が浅いうちは単価が低めになりやすいため、実績を積みながら条件を見直していきます。

Q. Node.jsの副業ではどのくらいの時間が必要ですか?

副業向けの案件は、週に10時間から20時間ほどの稼働を条件にするものが多く見られます。業務の自動化のような単発の仕事であれば、平日の夜と週末で数週間かけて仕上げる形も可能です。応募の前に、自分が週に何時間使えるかを決め、それを超える条件の案件は避けると両立しやすくなります。

Q. Node.jsのバージョンは何を使えばよいですか?

Node.jsの公式サイトは、本番で動かすシステムには長期のサポートが付いたLTSのバージョンを使うよう案内しています。2026年10月中旬の時点では、v24とv22がLTSと表示されています。バージョンの状況は時期によって変わるため、案件に入る前に公式サイトのリリースの一覧で確かめてください。

Q. 会社員がNode.jsの副業で得た報酬は確定申告が必要ですか?

国税庁によると、給与を1か所から受けていて全部が源泉徴収の対象となる人は、給与以外の所得の合計が20万円を超えると確定申告が必要です。所得は報酬からパソコンやクラウドの利用料などの経費を差し引いた額です。20万円以下でも住民税の申告が必要な場合があるため、市区町村の窓口で確かめてください。

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月2日最終更新:2026年10月22日
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