会社員→フリーランスの手続き完全チェックリスト|退職前にやるべきこと

星野 ゆい
星野 ゆい
会社員→フリーランスの手続き完全チェックリスト|退職前にやるべきこと

この記事のポイント

  • 会社員からフリーランスになるときの手続きを完全チェックリスト化
  • 退職前・退職後に必要な届け出
  • 開業届まで時系列で解説します

「フリーランスになりたいけど、手続きが多そうで不安…」

その気持ち、すごくわかります。私も会社を辞めるとき、何をどの順番でやればいいのか全然わからなくて、ネットで調べまくりました。

で、結論から言うと、やることリストさえあれば、手続き自体はそんなに難しくありません。ただ、期限が決まっているものが多いので、知らないと損をすることも。

この記事では、会社員からフリーランスになるときの手続きを、時系列でチェックリスト化しました。これを見ながら進めれば大丈夫です。

【退職3ヶ月前〜】在職中にやるべきこと

退職してからでは遅いことがあります。在職中にやっておくべきことから見ていきましょう。

クレジットカードを作る

フリーランスになると、信用情報が「会社員」から「個人事業主」に変わります。正直に言うと、審査が通りにくくなります

タイミング 審査の通りやすさ
在職中 通りやすい
退職直後 微妙
フリーランス1年目 通りにくい
フリーランス3年目〜 実績次第で改善

事業用のクレジットカードは在職中に作りましょう。 経費管理にも必須です。

ローン・賃貸契約の整理

住宅ローンや賃貸契約も同様です。引っ越し予定がある人は、在職中に契約してしまうのが吉。

退職日の確認

  • 就業規則で「退職の◯ヶ月前に申し出」と定められていることが多い
  • 有給休暇の残日数を確認
  • ボーナスの支給条件を確認(退職日によってはもらえないことも)

生活費の貯蓄

最低でも6ヶ月分の生活費を貯めておくことを強くおすすめします。

月の生活費 最低ライン(6ヶ月) 理想(12ヶ月)
20万円 120万円 240万円
25万円 150万円 300万円
30万円 180万円 360万円

【退職1ヶ月前】退職準備の最終チェック

退職届の提出

上司に退職の意思を伝え、正式な退職届を提出します。

引き継ぎ資料の作成

円満退職は大切です。前職の人脈がフリーランスの仕事につながることは多いですからね。

退職後の営業準備

  • ポートフォリオの作成
  • SNSアカウントの整備
  • 名刺の作成

退職後にゼロから始めるのではなく、在職中に準備できることは進めておきましょう。

【退職日〜14日以内】最優先の手続き

退職後は期限付きの手続きが立て続けに来ます。

健康保険の切り替え(退職後14日以内)

3つの選択肢があります。

選択肢 手続き先 特徴
国民健康保険に加入 市区町村の窓口 前年の所得で保険料が決まる
任意継続(2年間) 前職の健康保険組合 退職前の保険を継続。退職後20日以内に手続き
家族の扶養に入る 家族の勤務先 収入要件あり(年130万円未満)

どれが安いかは人によって異なります。 退職前に市区町村で国保の保険料を試算してもらい、任意継続の金額と比較しましょう。

私の場合、退職直後は任意継続のほうが安かったので2年間継続し、その後国保に切り替えました。

国民年金への切り替え(退職後14日以内)

厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。

  • 手続き先:市区町村の窓口
  • 持ち物:年金手帳、離職票(または退職証明書)、身分証明書
  • 保険料:月額16,980円(2026年度)

付加年金(月400円)の加入も同時に申し込みましょう。 2年でもとが取れる、おトクな制度です。

【退職後1ヶ月以内】事業開始の手続き

開業届の提出

税務署に「個人事業の開業届出書」を提出します。

項目 内容
提出先 自宅住所の管轄税務署
期限 事業開始から1ヶ月以内
届け出方法 窓口・郵送・e-Tax
費用 無料

開業届の出し方を詳しく解説

青色申告承認申請書の提出

開業届と同時に提出するのがベスト。

  • 提出期限:開業日から2ヶ月以内(1月1日〜15日に開業した場合は3月15日まで)
  • メリット最大65万円の青色申告特別控除、赤字の3年間繰越

これを出し忘れると、白色申告になって控除が受けられません。開業届と青色申告承認申請書はセットで出すと覚えてください。

屋号の届け出(任意)

屋号(事業名)は必須ではありませんが、銀行口座を屋号で作れるメリットがあります。

【退職後〜随時】その他の手続き

事業用銀行口座の開設

プライベートと事業の口座は分けましょう。確定申告が楽になります。

会計ソフトの導入

早いうちに導入して、最初から経費を記録しておくのが鉄則。1年分まとめてやるのは地獄です(経験者は語る)。

おすすめの会計ソフト:

  • freee:初心者向け。スマホアプリが使いやすい
  • マネーフォワード クラウド確定申告:銀行連携が充実
  • やよいの青色申告 オンライン:老舗の安心感

小規模企業共済・iDeCoの加入

退職金代わりの積立と節税を同時にできる制度です。余裕ができたら早めに始めましょう。

フリーランスの老後資金計画iDeCoの活用法

退職前→退職後の手続きチェックリスト

一覧でまとめます。プリントして使ってください。

退職前

やること 期限 完了
クレジットカードの作成 退職3ヶ月前〜
生活費6ヶ月分の貯蓄 退職前
ポートフォリオ作成 退職前
退職届の提出 就業規則に従う
有給休暇の消化計画 退職前

退職後14日以内

やること 期限 完了
健康保険の切り替え 14日以内
国民年金の切り替え 14日以内
住民税の支払い方法確認 早めに

退職後1ヶ月以内

やること 期限 完了
開業届の提出 1ヶ月以内
青色申告承認申請書の提出 2ヶ月以内
事業用銀行口座の開設 早めに
会計ソフトの導入 早めに
名刺の作成 早めに

私の失敗:任意継続の手続きを忘れた

退職後、バタバタしていて任意継続の手続き期限(20日以内)を過ぎてしまいました。結果、国保に加入することになったのですが、前年の所得が高かったので保険料が月4万円以上に…。

任意継続なら月2万円台で済んだはず。たった数日の遅れで年間20万円以上の差が出ました。手続きの期限は本当に大事です。

退職後の手続き詳細ガイド

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星野 ゆい

この記事を書いた人

星野 ゆい

元会社員のフリーランスライター

大手メーカーで営業職として5年間勤務した後、フリーランスライターとして独立。クラウドソーシングで人生が変わった経験をもとに、初心者向けの記事を中心に執筆しています。

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