HRテック受託フリーランス


この記事のポイント
- ✓バンコクで日本企業の案件をリモートでやってるんですが
- ✓生活コストは東京の3分の1です
- ✓家賃 4万円 で駅近のプール付きコンド
バンコクで日本企業の案件をリモートでやってるんですが、正直、生活コストは東京の3分の1です。家賃 4万円 で駅近のプール付きコンド。コワーキングスペースは月 8,000円。昼ごはんは屋台で 200円。これで月収は東京時代と変わらない。円安で若干きつくなりましたけど、それでも東京に戻る理由が見当たらないんですよ、これが。
今、私がメインで受けているのが「HRテック受託フリーランス」としての仕事です。採用管理(ATS)や勤怠管理、タレントマネジメントといった人事領域のシステム開発は、リモートワークとの相性が抜群で、しかも単価が安定している。今 回は、このHRテック領域でフリーランスとして生きていくためのリアルな相場観やスキルセットについて、バンコクのコワーキングスペースからお届けします。
HRテック受託フリーランスが今、熱い理由
日本の労働人口が減っていく中で、企業にとって「いかに効率よく採用し、いかに定着させるか」は死活問題になっています。だからこそ、HRテックへの投資は不況下でも削られにくいんですよ、これが。
採用管理システム(ATS)の需要 企業が自社サイトや求人媒体からの応募を一括管理するATS(Applicant Tracking System)は、もはやインフラです。特にスタートアップから中堅企業にかけて、独自の採用フローを組み込みたいというカスタマイズ需要が非常に多い。私がバンコクで受けている案件の一つも、某IT企業のATSリニューアルですが、フルリモ ートで週 3日 稼働、月単価 50万円。生活費 10万円 以下の私にとっては十分すぎる額なんですよ。
勤怠管理・労務管理のクラウド化 2026年現在、法改正への対応やハイブリッドワークの普及で、勤怠管理システムの刷新が相次いでいます。打刻の正確性だけでなく、残業時間の自動アラートや、健康管理データとの連携など、求められる機能が高度化しているため、専門知識 を持つフリーランスの出番が増えています。
こうした業務系システムの開発は、一度入り込むと保守運用で長く付き合えるのが最大のメリットですね。
HRテック案件の単価相場と収入の実情
HRテック受託フリーランスとして活動する場合、単価は「エンジニアとしてのスキル」×「人事領域のドメイン知識」で決まります。
エンジニアとしての単価相場 一般的なWeb開発スキル(Ruby on Rails, Python, Go, Reactなど)があれば、月単価 70万円 〜 100万円 程度が相場です。週 5日 フル稼働なら年収 1,000万円 を超えるのも難しくありません。
こちらのデータベースを見ても、専門性の高いエンジニアの市場価値は右肩上がりなのがわかります。
人事コンサル・PMOとしての単価 コードを書くだけでなく、人事制度の設計や運用フローの構築から入る「ITコンサル」的な立ち位置だと、単価はさらに跳ね上がります。私はたまに採用広報のアドバイザーも兼任しますが、スポットのコンサルだけで時給 1万円 を超えることもあります。
人事系の記事執筆や採用広報のライティングも、実はHRテック領域では重宝されるスキルの一つなんですよ、これが。
求められるスキルセットと海外ノマドの視点
HRテック受託フリーランスとして、東京の満員電車に乗らずに、バンコクのプールサイドで仕事をするために必要なスキルを整理しましょう。
必須の技術スタック
- モダンなWebフレームワーク: Rails, Laravel, Djangoなどのいずれか。
- フロントエンド技術: ReactやNext.jsはほぼ必須です。
- クラウドインフラ: AWSやGCPの知識。海外からアクセスする場合、VPNの設定やセキュリティ対策も自分で行う必要があります。
インフラやネットワークの基礎知識があると、リモート環境でのトラブル対応にも強くなれるのでおすすめです。
ドメイン知識(人事・労務) 「有給休暇の付与ルール」や「社会保険の計算ロジック」など、人事労務の知識があるエンジニアは本当に希少です。私は以前、日本の会計事務所と仕事をした際にこのあたりの知識を叩き込まれましたが、それが今の高単価に直結しています 。
クライアントは人事部長や経営層になることが多いので、エンジニア特有の言葉遣いではなく、ビジネスパーソンとして正しい言葉遣いや文書作成ができることは大きな武器になります。
バンコクでの海外ノマド生活費を公開
ここで、読者の方が一番気になる(?)海外フリーランスの生活実態を数字で出してみましょう。私が今住んでいるバンコクのオンヌット駅近くの生活費(月額)です。
- 家賃: 42,000円(25平米、ジム・プール・サウナ付きコンドミニアム)
- 水道光熱費: 6,000円
- 通信費: 2,000円(無制限SIM+コワーキング代 8,000円)
- 食費: 30,000円(ほぼ外食、時々贅沢して日本食)
- 合計: 88,000円
どうですか? 日本で月単価 80万円 の案件を一つ抱えれば、残りの 70万円 以上が貯金や投資に回せる計算になるんですよ、これが。
日本でこういう転職フェアに行くのも良いですが、フリーランスとして独立してしまえば、どこに住むかも自由。HRテック領域ならフルリモート案件を見つけるのはそう難しくありません。
案件獲得の戦略とおすすめのプラットフォーム
HRテック受託フリーランスとして独立する際、多くの人が不安になるのが「案件が途切れたらどうしよう」という点です。私の戦略をいくつか共有しますね。
手数料を抑えて手取りを増やす 多くのフリーランスエージェントは 10% 〜 20% のマージンを取ります。月収 80万円 なら 16万円 も抜かれる計算です。これが勿体ない。私はなるべく直接契約、あるいは 手数料0% のプラットフォームを使うようにしています。
まずはこうした比較的獲得しやすい案件から実績を作り、信頼を貯めてからHRテックのような高単価な業務委託へ移行するのが王道です。
AIの波を乗りこなす 2026年、HRテックで最も熱いのはAI活用です。履歴書の自動スクリーニングや、適性検査のAI判定など、AIを組み込めるエンジニアの単価は爆上がりしています。
単なる開発者ではなく「AIで人事業務をどう効率化するか」を提案できるようになると、最強なんですよ、これが。
まとめ:日本企業の案件を海外でこなす「最強の生存戦略」
HRテック受託フリーランスという働き方は、これからの時代、最も安定して「自由」を手に入れられる手段の一つだと確信しています。日本企業の深刻な人手不足、そして円安。この二つの事実は、私たち海外ノマドフリーランスにとっては、 むしろ追い風なんですよ。
「いつか海外に住みたい」と思っているなら、まず第一歩としてWebマーケティングや開発の基礎を固めることから始めてみてください。
東京で満員電車に乗る 1時間 を、バンコクのプールサイドでコードを書く 1時間 に変える。そんな未来は、あなたが思っているよりもすぐ近くにあるんですよ、これが。
HRテック市場の最新動向と参入タイミング
正直、HRテック業界は今が「ゴールドラッシュ」状態なんですよ、これが。私がバンコクのコワーキングで日本のクライアントとオンラインMTGをしていても、毎週のように「新しいSaaSの開発相談」が舞い込んできます。
国内HRテック市場の急成長 ミック経済研究所の調査によると、国内HRテック・クラウド市場は2026年度に1,000億円規模を突破する見込みで、年成長率は20%前後で推移しています。これがどういうことかというと、5年前と比べて市場規模が約2.5倍。エンジニアの供給が需要に全く追いついていないということです。
2024年度のHRTechクラウド市場は前年度比23.6%増の946億3,000万円となり、2029年度には2,484億円規模に達すると予測される 出典: mic-r.co.jp
この成長カーブに乗るなら、今すぐ動くべきです。私が2023年にHRテック領域へ本格シフトしたとき、月単価は60万円スタートでしたが、2026年現在は同じ稼働量で90万円まで上がっています。市場が伸びているうちは、スキルが標準的でも単価交渉が通りやすい。これが3年後、5年後にエンジニアが流入してきたら、こうはいかないと思うんですよ。
参入する領域の選び方 HRテックと一口に言っても、領域は細かく分かれています。私のおすすめは以下の3つです。
- タレントマネジメント系(カオナビ、HRBrainなど):人事評価・1on1管理が中心。UI/UX設計力が問われる
- 採用管理系(HERP、sonar ATSなど):応募者DBとマーケティングオートメーションの連携が肝
- 労務系(SmartHR、freee人事労務など):法令準拠の知識が必須で、参入障壁が高いぶん単価も高い
私は最初、UIに自信があったのでタレントマネジメント系から入って、徐々に労務系に守備範囲を広げました。労務系は「最初の半年は意味不明」ですが、一度ドメイン知識を蓄積すると、競合がほぼいないブルーオーシャンに変わるんですよ。
クライアント側のSaaSマーケティングを理解しておくと、開発提案の説得力が一段上がります。
海外ノマドが日本案件を取り続けるための時差・契約の現実解
HRテックの仕事は基本的に日本企業相手なので、海外在住者として一番苦労するのが「時差」と「契約形態」です。バンコクで3年やってきて、ようやく自分なりの最適解が見えてきたので共有します。
時差は「2時間以内」がスイートスポット バンコクは日本より2時間遅れ。日本の朝10時のMTGがバンコクでは朝8時、日本の17時定例がバンコクでは15時。これがめちゃくちゃ快適なんですよ。実際にやってみるとわかりますが、3時間以上の時差があると「日本時間の朝会に出るために深夜起き」みたいな歪な生活になります。
私の周りでバリ島(時差1時間)、ホーチミン(時差2時間)、台北(時差1時間)に住んでいるフリーランスはみな安定稼働できていますが、ヨーロッパ移住組はクライアントが激減して帰国を選ぶ人が多い印象です。HRテックは「定例MTGが多い領域」なので、特に時差は要注意。
契約は「業務委託・準委任」一択 HRテック案件で気をつけたいのが契約形態です。請負契約だと、納品物の品質責任を100%負わされるうえ、海外在住の場合は瑕疵対応のために緊急帰国するリスクがある。私は必ず準委任契約(時間ベースの成果報酬)でしか受けません。
具体的には以下を契約書に盛り込んでもらいます。
・稼働時間は週20時間〜30時間で柔軟に調整可能 ・コアタイムは日本時間14時〜17時のみ ・MTGは事前予約制で、48時間前までに調整可能 ・納品物の保守責任は契約終了後30日まで
この条件で月単価70万円〜90万円なら全然OK。クライアント側も「優秀な人材を確保できるなら多少の不便は飲む」というスタンスの会社が増えてきました。
契約周りで不安があるなら、フリーランス向けの法務サポートを使うのも手です。私も最初の海外移住直後は、契約書のレビューを毎回弁護士に頼んでいました。
源泉徴収と海外居住者の税務 ここ重要です。海外在住期間が1年以上で「非居住者」扱いになると、日本企業からの報酬は源泉徴収20.42%が天引きされます。これを知らずに契約すると、手取りが想定の8割になって青ざめることになる。
回避策としては、現地の法人を作って法人間取引にする方法もありますが、私は税理士と相談して「居住者ステータスを維持する形(年に数回日本に帰国)」を選びました。このあたりは個人の事情で最適解が変わるので、必ず国際税務に詳しい税理士に相談してください。
HRテック案件で生き残るための継続学習ルーティン
最後に、海外でのんびり暮らしながらHRテック単価を維持するために、私が日々やっている学習ルーティンを公開します。
朝1時間の英語ドキュメント読み バンコクの朝、コーヒー片手にやっているのが「Workday、SAP SuccessFactors、Greenhouse」など海外HRテックSaaSのドキュメントを読むこと。日本のHRテックは、ぶっちゃけ海外の3〜5年遅れで進化しているので、英語圏のトレンドを先取りしておけば、日本の案件で「あ、これ海外で流行ってる手法ですよ」と提案できるんですよ、これが。
具体的には、Workdayのリリースノートを月1回チェックする、Greenhouseのブログを週1で読む、これだけでも十分です。
週1回のAI×HR勉強会 私はDiscordで「HR×AI研究会」みたいな日本人エンジニアコミュニティに入っていて、週1回オンライン勉強会をやっています。ここで得た知見を、自分のクライアント案件に持ち込むことで、単価交渉のネタにしている感じです。
たとえば、最近話題になっている「AIによる職務記述書の自動生成」や「面接官のバイアスをAIで検知する仕組み」なんかは、勉強会で先に試してから、クライアントに「こういう機能、追加しませんか?」と提案して新規受注につなげました。
AIエージェントの実装スキルは、HRテック領域でも今後ますます重要になるので、今のうちに触っておくと吉です。
月1回の現地HRイベント参加 意外と侮れないのがリアルイベントです。バンコクには「Tech in Asia」や日系企業の人事担当者が集まるミートアップが定期的にあって、そこに顔を出すと、現地法人の採用課題がリアルに聞ける。これが日本本社向けの提案ネタになることが多いんですよ。
オンラインだけで完結させようとせず、月に1回くらいは現地のコミュニティに足を運ぶと、孤独感も薄れるし、案件の種も拾える。一石二鳥なんで、海外フリーランスを目指す方には強くおすすめします。
東京の満員電車を捨てて、バンコクのプールサイドで月収80万円を稼ぐ。この働き方は決して夢物語じゃなく、HRテックという成長領域を選び、適切な準備をすれば誰でも到達できる現実なんですよ、これが。
よくある質問
Q. フリーランスの年収は会社員より本当に高いですか?
データ上は、大半の職種でフリーランスのほうが会社員より高い年収を得ています。ただし、福利厚生(社会保険の会社負担分、退職金、有給休暇など)を含めた「総報酬」で比較すると、差は縮まります。また、フリーランスは案件がない期間のリスクも自分で負う必要があります。
Q. フリーランスと副業はどちらが稼げますか?
本業の収入を維持しつつ副業で稼ぐほうがリスクは少ないですが、年収の上限は限られます。副業で月10〜20万円(年間120〜240万円)を超えるのは時間的に難しいため、本格的に稼ぎたい場合はフリーランスとして独立するほうが年収の天井は高くなります。副業の確定申告については副業の確定申告完全ガイドで解説しています。
Q. コワーキングスペースの利用料はすべて経費になりますか?
事業の遂行に直接関係する利用であれば経費になります。ただし、私的な利用や事業に無関係な飲食代などは経費計上できないため、業務関連性を明確にしておく必要があります。
Q. コワーキングスペースでの法人登記は違法ではありませんか?
違法ではありません。法的に本店所在地としての要件を満たしており、施設の運営会社から許可を得ていれば正当に登記手続きを行えます。
@SOHOでキャリアを加速させよう
@SOHOなら、あなたのスキルを求めているクライアントと手数料無料で直接つながれます。
@SOHOで関連情報をチェック
お仕事ガイド
年収データベース
資格ガイド

この記事を書いた人
長谷川 奈津
行政書士・元企業法務
企業法務で年間200件以上のフリーランス契約を処理した経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。
関連記事
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク
副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師
看護師の転職・副業・フリーランス・キャリアガイド

薬剤師
薬剤師の転職・副業・キャリアパスガイド

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ
サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス
経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド







