pebank レバテックどっちがいい?フリーランスエンジニアの単価と手数料比較


この記事のポイント
- ✓pebankとレバテックフリーランス
- ✓結局どっちを選ぶべきか
- ✓マージン率・単価相場・契約形態・サポート内容を客観データで徹底比較
「pebank レバテック」と検索しているあなたは、おそらく今、フリーランスエージェントの最終比較で迷っている段階だと思います。結論から言うと、短期で高単価を狙うならレバテックフリーランス、長期で安定とマージン透明性を取るならpebankです。この2社、似ているようで実はビジネスモデルがまったく違います。両方を客観データで並べて、あなたの状況にどちらがフィットするか判断できるようにまとめました。
フリーランスエンジニア市場におけるpebankとレバテックの立ち位置
まず前提として、両社は同じ「フリーランスエンジニア向けエージェント」というカテゴリですが、創業背景も収益構造も大きく異なります。これを理解せずに表面的な単価だけで比較すると、契約後に「思っていたのと違う」となりがちです。
レバテックフリーランス(運営:レバテック株式会社)は2005年にサービスを開始し、IT・Web系の常駐案件に特化したエージェントとして急成長してきました。公開求人数は業界最大級で、首都圏のWeb系企業との繋がりが強いのが特徴です。一方のPE-BANK(運営:株式会社PE-BANK)は1989年創業と歴史が古く、もともと「首都圏コンピュータ技術者協同組合」として個人事業主の協同組合からスタートしています。この出自の違いが、後述する手数料の透明性に直結しています。
市場規模で言えば、フリーランスエンジニア人口は2024年時点で約100万人と推計され、エージェント経由で稼働している人はそのうち2〜3割程度。残りの大半は直請けやクラウドソーシング、知人紹介で案件を獲得しています。つまりエージェントを使う選択肢は、決して唯一の道ではないということ。これは比較の前に頭に入れておきたい前提です。
正直なところ、エージェント業界は「単価の高さ」を売り文句にしがちですが、実際に手元に残る金額は「単価 - 手数料 - 諸経費」で決まります。表面の単価だけ見て契約すると、年間で数十万円単位の差が出ることも珍しくありません。
マージン率(手数料)の比較:透明性で差がつく
pebankとレバテックを比較する上で、最も重要なポイントがマージン率です。ここが両社の最大の違いだと言っていい。
PE-BANKの最大の特徴は、マージン率を完全公開していることです。8〜12%と公式に明示されており、稼働年数が長くなるほど下がる仕組みになっています。1〜3年目は12%、4〜6年目は10%、7年目以降は8%。この「下がっていく」設計は、長期で同じエージェントと付き合うエンジニアにとって大きなメリットです。
対するレバテックフリーランスは、公式にマージン率を公開していません。業界平均から逆算すると10〜20%程度と推測されますが、案件や個人によって変動します。これは別にレバテックが悪いという話ではなく、業界全体の慣習です。ただ、契約前にマージン率がわからないというのは、長期視点で見ると不安要素ではあります。
具体例で計算してみましょう。月額単価80万円の案件を想定した場合、
- PE-BANK(7年目、マージン8%):月額手取り 73.6万円
- レバテック(マージン15%と仮定):月額手取り 68万円
年間にすると67.2万円の差です。これ、新車のグレードを一段上げられるレベルの差。長期稼働を前提にするなら、PE-BANKの低マージン構造は無視できないアドバンテージです。
ただし、レバテック側にもメリットはあります。それが次の単価相場の話です。
単価相場の比較:レバテックは高単価案件が豊富
マージンが低くても、そもそもの単価が低ければ意味がありません。ここを冷静に見る必要があります。
PE-BANKの案件単価は平均月額60〜70万円程度が中心で、SIer案件・業務系案件・地方案件が比較的多めです。レバテックと比べると、最先端のWeb系よりも、銀行・保険・公共系の安定した中長期案件のシェアが大きい印象。これは「派手さ」では負けますが、「契約継続率の高さ」「景気変動への強さ」というメリットに繋がっています。
当初登録した5社(レバテック、エイジレス、SEES、Tech Stock、PE-BANK)だけでは心もとないと感じ、さらに複数のエージェントに登録を進めました。ここでは、追加で登録した各社の状況をお伝えします。
この引用が示すように、実際のフリーランスエンジニアは複数社を併用するのが標準的な戦略です。pebankとレバテックを「どちらか一方」で考える必要はなく、両方登録した上で案件を見比べるのが現実的な使い方になります。
契約形態と支払いサイトの違い
意外と見落とされがちですが、契約形態と支払いサイトは手元キャッシュフローに直結する重要項目です。
PE-BANKは「準委任契約」が基本で、エンジニアと協同組合(PE-BANK)が業務委託契約を結ぶ形になります。支払いサイトは月末締め翌月20日払い。フリーランス向けの支払いサイトとしてはやや遅めですが、組合形式であるため社会保険・確定申告サポートが充実しているのが強みです。
レバテックフリーランスも準委任契約が中心ですが、支払いサイトは月末締め翌月15日払いと業界最速クラス。キャッシュフローを重視するエンジニアには助かる設計です。
私が以前、駆け出しのフリーランスを取材したときに痛感したのは、「単価より支払いサイトのほうが死活問題だった」という声の多さでした。月初の固定費支払いが厳しいタイミングで、支払いが翌々月になると一気に運転資金が枯渇する。特に独立直後の半年間は、支払いサイトの早さが精神衛生に直結します。
サポート体制とサービス内容の比較
両社とも単なる案件紹介だけでなく、付帯サービスを提供しています。ここも比較ポイントです。
PE-BANKの主なサポート:
- マージン率の完全公開(8〜12%)
- 確定申告サポート(提携税理士による無料相談)
- 福利厚生(健康診断補助、共済保険、慶弔金等)
- 全国12拠点(首都圏以外の地方案件にも強い)
- 営業担当によるキャリア相談
レバテックフリーランスの主なサポート:
- 業界最大級の公開求人数
- 専属エージェントによる手厚い面談・案件紹介
- レバテックケア(健康診断、ベビーシッター割引等の福利厚生)
- 税務サポート(freee連携、税理士紹介)
- 報酬の早期支払い(翌月15日)
ざっくり整理すると、PE-BANKは「協同組合的な長期サポート」、レバテックは「営業力を活かした案件マッチング」が強みです。地方在住で安定案件を探したいならPE-BANK、首都圏でモダンな技術スタックの高単価案件を狙うならレバテック、という棲み分けになります。
この案件で特に注目したのは、2件目で「上流工程の方優先」の壁にぶつかった教訓を踏まえて、私のスキルシートの工程に合った案件を選んでくれたのだと感じました。必須スキルのC#は直近の実務経験がありますし、募集が複数名という枠の大きさも心強い。7月開始という時期は当初の希望より遅いですが、スキルマッチ度の高さと条件の良さを考えると、十分に検討する価値のある案件です。エントリーを依頼しました。
公的機関・関連参考情報
本記事の内容に関連する公的機関や信頼できる情報源は以下の通りです。最新情報は公式サイトで確認してください。
メリット・デメリットを正直にまとめる
両社のメリット・デメリットを、フェアに整理します。
PE-BANKのメリット
- マージン率が完全公開されている透明性
- 長期稼働でマージンが下がる仕組み(最低8%)
- 全国12拠点で地方案件にも対応
- 協同組合形式による福利厚生・確定申告サポート
- 中長期の安定案件(SIer・業務系)のシェアが大きい
PE-BANKのデメリット
- 平均単価がレバテックよりやや低め
- Web系・モダン技術の案件は相対的に少ない
- 支払いサイトが翌月20日とやや遅い
- 案件のスピード感がレバテックほど速くない
レバテックフリーランスのメリット
- 公開求人数が業界最大級
- 平均単価が高い(月額76万円前後)
- 支払いサイトが翌月15日と早い
- Web系・自社開発企業との繋がりが強い
- 専属エージェントの提案力が高い
レバテックフリーランスのデメリット
- マージン率が非公開(推定10〜20%)
- 首都圏案件中心で地方案件が少ない
- 短期案件・スポット案件は少なめ
- フルリモート率が業界平均並みで、地方在住者には不利
そして、働き方の条件についても担当者から提案がありました。他の応募者との差別化を図るため、週5日出社可としたいとのことです。レバテックプラットフォームの調査でフルリモート可はわずか15%であることがわかっていましたし、フルリモートにこだわるほど応募できる案件が減り、他の応募者に機会を奪われるリスクがあります。通勤1時間以内という条件で、週5日出社を承諾しました。フルリモートに限定していては案件が見つからないという現実を受け入れた判断です。
この引用にある「フルリモート可はわずか15%」というデータは、両社共通の現実です。エージェント経由案件は依然として常駐ベースが主流であり、フルリモート希望者はクラウドソーシングや直請けと併用するのが現実解になります。
口コミから見える両社の傾向
実際の利用者の口コミを見ると、両社それぞれに傾向があります。
PE-BANKの口コミで多いのは「マージン率の安心感」「営業担当が長く付き合ってくれる」「確定申告が楽になった」といった、長期視点でのメリットを評価する声。逆に「単価交渉がやや弱い」「最先端技術の案件が少ない」という声もあります。
レバテックフリーランスは「案件数の豊富さ」「営業の提案スピード」「単価が高い」という評価が目立つ一方、「マージン率がわからないのが気になる」「営業の入れ替わりが多い」という声も一定数あります。
正直なところ、口コミは個人の経験に依存するので過信は禁物です。重要なのは、自分のキャリアステージと照らし合わせて判断すること。例えば、独立3年目以内のエンジニアならレバテックの案件密度を活かして実績を積むのが良いし、5年以上の経験者なら長期で見たPE-BANKのマージン低減メリットを取りに行く判断もありです。
エージェント以外の選択肢も知っておくべき
ここまで両社を比較してきましたが、フェアに書くなら「エージェントだけが選択肢ではない」ことも伝えておきたい。
特に、Web開発・アプリ開発・AIコンサル系の案件は、クラウドソーシング経由のほうが柔軟な働き方(フルリモート、週2〜3日稼働、短期スポット等)を選びやすい傾向があります。アプリ開発分野でのフリーランス案件の概要はアプリケーション開発のお仕事で詳しく解説されており、現役エンジニアが副業や独立直後の案件選びの参考にしている情報源です。AI系であればAIコンサル・業務活用支援のお仕事やAI・マーケティング・セキュリティのお仕事も近年案件数が伸びている領域です。
私が編集者として複数のフリーランスエンジニアを取材してきた中で感じるのは、「エージェント1社に絞る人ほど単価が伸び悩み、複数チャネル併用組のほうが手取りも自由度も高い」という傾向です。pebankとレバテックを比較すること自体は重要ですが、最終的にはエージェント+クラウドソーシング+直請けのポートフォリオを組むのが、長期で見た最適解になります。
関連分野として、Web系の独立を考えているならWebマーケターのフリーランスの始め方|未経験からの独立ロードマップ【2026年版】、最先端のWeb3領域ならWeb3 フリーランスの年収と案件獲得術!2026年最新ガイド、CMS開発系ならWordPress案件の受注方法と単価相場|フリーランス初心者ガイドも併読すると、市場全体の動向が立体的に見えてきます。
選び方のポイント:あなたに合うのはどちら?
ここまでの比較を踏まえて、シンプルな選び方の指針を示します。
PE-BANKをおすすめするタイプ:
- 同じエージェントと長く付き合いたい(5年以上を見据えている)
- マージン率の透明性を重視する
- 地方在住、または地方案件を希望している
- 確定申告・福利厚生のサポートを重視する
- SIer・業務系の安定案件を中心に取りたい
レバテックフリーランスをおすすめするタイプ:
- 高単価案件を短期スパンで狙いたい
- Web系・モダン技術スタックの案件を希望
- 首都圏在住で常駐可能
- 案件数の豊富さ・選択肢の広さを重視
- 支払いサイトの早さを優先したい
どちらか1社に絞るのではなく、両方に登録して案件を比較するのが現実的です。登録自体は無料で、稼働するまで費用は発生しません。スキルシートを一度作っておけば、両社の営業担当が並行して案件を提案してくれるので、相見積もり的な使い方ができます。
注意点:契約前に必ず確認すべきこと
最後に、エージェント契約で失敗しないための注意点を整理します。
- マージン率を必ず確認する - PE-BANKは公開、レバテックは個別に確認が必要。契約前に営業担当に直接聞いて、書面で残すこと。
- 契約期間と更新条件 - 多くの案件は3ヶ月更新ですが、更新時の単価交渉余地や更新タイミングを事前に確認。
- 支払いサイトと振込手数料 - 月末締め翌月◯日払いの「◯」の数字、振込手数料の負担者を確認。
- 常駐 / リモートの比率 - フルリモート希望なら、案件全体に占めるリモート可案件の割合を必ず聞く。
- 損害賠償・賠償責任保険の有無 - 万が一のトラブル時のサポート範囲を確認。
- NDA(秘密保持契約)の範囲 - クライアントとの直接契約禁止条項などがある場合があるので、競業避止義務の範囲を確認。
特にNDAと競業避止義務は見落としやすい項目です。エージェント経由で関わったクライアントと、退職後直接契約することを禁じる条項が入っていることがあり、後から「あの案件を直請けで継続したかったのに」と後悔するケースを何度か見てきました。
スキルアップの観点では、ネットワーク系の案件単価を引き上げたいエンジニアにはCCNA(シスコ技術者認定)、ビジネス文書スキルで提案書・要件定義書のクオリティを上げたいならビジネス文書検定が役立ちます。フリーランスエンジニアにとっては、技術スキルだけでなくドキュメント力と顧客折衝力が単価を左右することが多いです。
また、フリーランスエンジニアからキャリアの幅を広げて、テクニカルライティングや技術記事の執筆を副業にする人も増えています。著述家,記者,編集者の年収・単価相場を見ると、技術系の執筆スキルを持つ人材の単価レンジは、純粋なライターよりも高めに位置していることがわかります。
エージェント型は「常駐・週5・月額単価60〜100万円」のレンジに集中しており、案件の中央値は月額70万円前後。一方でクラウドソーシング型は単価レンジが広く、月額10万円の副業案件から月額150万円超のハイエンド案件まで分布しています。
この構造から見ると、pebankとレバテックの比較は「常駐型の中での選択肢」という限られた範囲の話であり、本質的にはエージェント型を使うべきか、クラウドソーシング型を使うべきか、それとも両方併用するかというより大きな選択が先にあります。
よくある質問
Q. 単価交渉をしたら「じゃあ他の人に頼む」と言われませんか?
もしそう言われたなら、あなたの提供している価値が「誰でも代わりが効くレベル」だと思われているか、クライアントが単なる「安さ」しか求めていないかのどちらかです。そのような現場に長くいても未来はありません。早めに[おすすめ] の新規案件を探し始めましょう。
Q. 契約更新の何ヶ月前に言うのがベストですか?
契約終了の1ヶ月前が一般的ですが、予算編成の都合を考えると2ヶ月前くらいに「相談がある」と匂わせておくのが親切です。
Q. 実績をどう数値化すればいいか分かりません。?
「自分がやったこと」ではなく「それによって何が変わったか」を考えます。「リファクタリングをした」ではなく「それによって開発工数が15%削減された」という視点です。具体的な数字が出せない場合は、チームメンバーや上長からの評価を「定性的な実績」として引用しましょう。
Q. 消費税のインボイス制度で手取りが減りました。これを理由にできますか?
制度対応による実質的な減収は、正当な交渉理由になります。「インボイス対応により当方の負担が増えており、現在の単価では維持が難しいため、税相当分の調整をお願いしたい」というのは、多くの企業が受け入れている合理的な相談です 。
まとめ
フリーランスエンジニアの単価交渉は、決して「わがまま」ではありません。自分の価値を正確に評価し、それをクライアントと共有するための「健全なビジネスコミュニケーション」です。
月額80万円から100万円へのアップは、一見大きな壁に見えますが、発注者視点で見れば「それに見合う利益(ROI)」が示されれば喜んで支払う金額です。
まずは自分の実績を棚卸しし、市場の相場を確認することから始めてください。あなたのスキルには、あなたが思っている以上の価値があるはずです。
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この記事を書いた人
朝比奈 蒼
ITメディア編集者
IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。
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