趣味・教養レッスンの案件の取り方は、何を教えるかより誰に向くかを書く

中西 直美
中西 直美
趣味・教養レッスンの案件の取り方は、何を教えるかより誰に向くかを書く

この記事のポイント

  • ✓趣味・教養レッスンの案件の取り方で行き詰まる人の多くは
  • ✓告知文に「何を教えるか」しか書いていません
  • ✓誰に向く講座なのかを言葉にすると

「講座を出したのに、申込がまったく入りません」

趣味・教養レッスンを始めた方から、こういう相談がよくあります。内容には自信がある。準備もきちんとしている。それでも誰も来ない。がんばっているのに反応がないと、自分の腕を疑ってしまいますよね。

大丈夫ですよ。多くの場合、問題は腕ではありません。告知文に「何を教えるか」しか書いていないだけです。

案件の取り方でいちばん効くのは、誰に向く講座なのかを言葉にすることです。この記事では、なぜそれが効くのかと、具体的にどう書き直すのかを順番にお話しします。

「何を教えるか」だけの告知文が届かない理由

まず、届かない理由を整理しましょう。

告知文にはたいてい、こういうことが書かれています。水彩画の基礎を教えます。発声の仕組みから丁寧に指導します。書道の楷書を学べます。どれも正確で、嘘はありません。

でも、読む側の頭の中を想像してみてください。趣味を探している人は、「水彩画を習いたい」と思って検索しているわけではないことが多いんです。

「最近、何にも夢中になれていない」 「子どもが手を離れて、時間ができた」 「仕事以外の世界がほしい」

こういう気持ちのほうが先にあります。そのあとで、何をやろうかと探し始める。つまり、講座名を見た瞬間に読者が確かめているのは、内容の正確さではなく「これは自分に向いているだろうか」という一点です。

ここに答えていない告知文は、正しくても素通りされます。読み手が自分を重ねられないからです。

もうひとつ、素通りされる理由があります。同じ分野の講座がたくさん並んでいるとき、内容の説明だけでは区別がつかないのです。水彩画の基礎を教える講座は何十とあります。その中から選ぶ理由が、内容の説明の中にはありません。

これは技術の問題ではなく、書き方の問題です。だから直せます。

誰に向くかを書くと、案件の形が変わる

答えはシンプルで、「この講座は、こういう状況の人に向いています」と書くことです。

対象は属性ではなく状況で書く

よくあるのが、「初心者の方向け」「女性向け」「シニアの方歓迎」という書き方です。これは属性です。属性だけだと、読者は自分に重ねられません。初心者という言葉に当てはまる人は多すぎて、自分のことだと感じないからです。

かわりに、状況を書きます。

「絵を描きたいけれど、上手く描けなかったらどうしようと不安で、何年も始められずにいる方へ」 「定年後の時間の使い方を探していて、家の中でできることを試したい方へ」 「人前で話す機会が増えたのに、自分の声が聞き取りにくいと言われて困っている方へ」

どうでしょうか。属性で書いたときより、ずっと具体的に感じられませんか。状況で書くと、当てはまる人は「これは私のことだ」と気づきます。

ここでのポイントは、対象を狭めることを怖がらないことです。狭めると来る人が減ると感じますが、実際には逆です。広く書いた告知文は誰の心にも引っかからず、結果として0件の申込に終わります。

向かない人も書いておく

これは勇気が要るのですが、効果が大きい方法です。

「短期間で上達したい方には向きません。ゆっくり進める講座です」 「本格的な技法を学びたい方には物足りないかもしれません」

こう書くと、読者は安心します。都合のいいことしか書いていない告知文は、どこか信用しづらいものです。向かない人を明示している講師は、内容を正直に伝えてくれるだろうと受け取られます。

そして実務的な効用もあります。合わない人が申し込まなくなるので、当日の空気が良くなり、受講後の評価も安定します。合わない人が来てしまうことは、講師にとっても受講者にとっても不幸です。

誰に向くかが決まると、案件の探し方も決まる

対象が決まると、どこに告知を置くかが自動的に決まります。定年後の方に向けた講座なら、地域の施設や公民館の掲示、シニア層が見るメディア。働きながら趣味を探している方に向けた講座なら、オンラインの講座プラットフォームや通勤時間帯のSNS。

「誰に向くか」は、告知文の一行であると同時に、営業先を決める地図でもあります。

趣味・教養レッスンの案件は、大きく4つの型がある

案件の取り方を考えるとき、案件そのものの種類を知っておくと迷いません。

個人向けの単発講座

最も入りやすい型です。講座プラットフォームに掲載して、興味を持った個人が申し込む形です。1回で完結するため受講者の判断が軽く、実績がない状態でも申込が入ります。

メリットは、始めるまでの手間が少ないこと。デメリットは、毎回新しい人を集め続ける必要があることです。掲載サービスを使う場合は手数料が引かれるため、手取りは受講料そのままにはなりません。

個人向けの継続レッスン

同じ受講者に続けて受けてもらう形です。集客の負担が下がり、収入も読めるようになります。

ただし、いきなり継続から始めるのは難しいです。受講者からすると、まだ知らない講師に数か月分の予定と費用を預けることになります。単発で会ってから継続へ移る流れが自然です。

企業や団体からの依頼

社内研修、福利厚生のイベント、社員向けのワークショップ。趣味や教養の講座が、企業の依頼として発注されることがあります。

この型の特徴は、日程が先に決まっていること、人数がまとまっていること、担当者とのやり取りが文書ベースになることです。個人向けとは進め方がかなり違います。請求書の発行や、事前の企画書提出を求められることもあります。

自治体や施設のイベント

公民館、図書館、商業施設、学童保育、高齢者施設。地域の施設が講座やワークショップを企画する際、外部の講師に依頼するケースがあります。

こちらは募集の形が独特で、公募になっていることもあれば、担当者が探して声をかけることもあります。地域の広報誌や施設のサイトを定期的に見ておくと、募集の告知に出会えます。

この4つは、必要になる書類も、単価の考え方も、集客の主体も違います。自分がどの型を狙うのかを決めてから動くと、準備が無駄になりません。

趣味に関わる仕事がどんな形で発注されているかは、ペット・趣味・人生相談のお仕事に整理されています。レッスン以外の受け皿も含めて眺めておくと、案件の幅が見えてきます。

講師を探している側とつながる仕組みを使う

自分で探しに行くだけでなく、探されている側に回る方法もあります。

講師と企業や自治体をつなぐマッチング型のサービスが存在します。登録しておくと、条件に合う依頼への応募や、担当者からの声かけを受けられる仕組みです。

趣味なびキャスティングは、GMO趣味なび株式会社が運営する、講師と様々な企業・自治体をつなぐオンライン型マッチングサービスです。GMO趣味なび株式会社は「趣味とまなびの体験&教室さがしサイト・趣味なび」を2007年から運営開始。現在、全国12,000人を超える習い事の先生が登録しています。『夢中であふれる世界を創る』を理念に掲げる私たちは、趣味なびキャスティングを通じて、ひとりでも多くの先生・講師の活躍の場を創出することで、心豊かな社会の創造に寄与していきます。 出典: waccas.com

こうしたサービスに登録する際、決め手になるのがプロフィールです。担当者は登録者の一覧を見て、条件に合う講師を絞り込みます。そのとき読まれるのは、経歴の長さではなく「どんな相手に向く講師か」という部分です。

依頼する側の立場に立ってみましょう。たとえば子ども向けのイベントを企画している担当者は、「子どもの集中が続く進め方ができるか」を知りたいと思っています。技術の高さではありません。高齢者施設の担当者なら、「座ったままできるか」「手の力が弱い方でも参加できるか」を確かめたいはずです。

つまり、ここでも「誰に向くか」が決め手になります。教える内容の説明を並べるより、対象と進め方を書いたプロフィールのほうが選ばれます。

講座プラットフォームと直接の依頼を比べてみる

どこから案件を取るかを決めるとき、掲載型のプラットフォームと、直接の依頼を比べておくと迷いが減ります。

掲載型のプラットフォームは、すでに習い事を探している人が集まっている場所です。知名度がなくても、告知文が整っていれば申込が入ります。決済も予約管理も用意されているので、始めるまでの準備が軽い。ここが最大のメリットです。

一方で、手数料が差し引かれるため、受講料がそのまま手取りになりません。それから、同じ分野の講座が横に並ぶので、価格の比較が起きやすい構造でもあります。掲載順位はサービス側の仕組みで決まるため、こちらから完全に制御できません。

直接の依頼は、企業や自治体、施設、あるいは受講者からの紹介で発生します。手数料が発生しない分、手取りは厚くなります。日程も内容も相談して決められるため、自分の設計を通しやすい。

ただし、こちらは最初の1件が出るまでに時間がかかります。誰かがあなたを知っている必要があるからです。連絡手段、料金の提示、請求書の発行、条件の取り決めも自分でやることになります。

比べたうえでのおすすめは、両方を同時に持つことです。掲載型で最初の受講者に会い、そこで生まれた関係から直接の依頼へつなげる。片方だけに寄せてしまうと、掲載順位が下がったときや、紹介が途切れたときに、案件がゼロになります。入口は2つ以上持っておくと安心です。

最初の30日で何をするか

「誰に向くかを書く」と言われても、何から手をつければいいか分からないという方のために、順番をお伝えします。30日あれば、ここまで進みます。

最初の7日は、読むことに使ってください。同じ分野の講座を30件ほど読んで、講座名、対象の書き方、価格、所要時間を書き出します。自分で書き始める前に、いま何が並んでいるのかを知る。この作業を飛ばして書くと、周りと同じ告知文になります。

次の7日で、対象を決めます。誰に向く講座なのかを、状況の言葉で書き出します。ここは一発では決まりません。5つほど候補を書いて、いちばん具体的なものを選んでください。抽象的な候補は、たいてい自分がまだ相手を想像できていないサインです。

続く7日で、講座を1つだけ組み立てます。所要時間、当日の流れ、持ち物、持ち帰れるもの。ここで大事なのは、盛り込みすぎないことです。伝えたいことが多いのは分かりますが、1回に入る量には限りがあります。

最後の9日で、告知文とプロフィールを書いて掲載します。書き上がったら、その分野を知らない人に読んでもらってください。専門用語が残っていないか、対象が伝わるかを見てもらう。身近な方で構いません。読んだ人が「これは誰向けの講座?」と聞き返してきたら、書き直しが必要という合図です。

この30日で完璧なものはできません。それでいいんです。掲載してから直すほうが、机の上で考え続けるより早く進みます。

プロフィールを書き直す5つのステップ

具体的な書き直し方をお伝えします。順番どおりに進めてください。

ステップ1 誰に向く講師かを冒頭の1行で書く

いちばん上に、対象を書きます。「はじめまして」から始める必要はありません。

「絵を描いたことがない大人の方に、1枚を最後まで仕上げる体験を届けています」

この1行があるだけで、読み手は自分が当てはまるかどうかを判断できます。判断できると、その先を読んでもらえます。

ステップ2 その人が今抱えている困りごとを書く

対象の状況を、その人の言葉で書きます。

「うまく描けないのが怖くて、道具を買ったまま何年も使えていない」

自分の気持ちを言い当てられた読者は、その先を信じてくれます。ここは講師の言葉ではなく、受講者から実際に聞いた言葉を使うのがいちばんです。まだ受講者がいない段階なら、自分が始めたころの気持ちを思い出して書いてください。

ステップ3 受けたあとにどうなるかを書く

技術がどう身につくかではなく、その人の状態がどう変わるかを書きます。

「90分で1枚を仕上げて、飾れる状態で持ち帰れます」

具体的な形にすると、想像しやすくなります。「上達します」「楽しめます」のような抽象的な言葉は、伝わりません。

ステップ4 進め方を書く

どんな雰囲気で、どんなペースで進むのか。ここは特に、不安を抱えている読者に効きます。

「途中で分からなくなったら、その場で何度でも聞ける進め方です」 「作業の時間が中心で、話す場面は多くありません」

人前で話すのが苦手な方、質問しづらい方は、この情報を探しています。

ステップ5 根拠として経歴と資格を最後に添える

経歴と資格は、書かないほうがいいのではありません。置く位置の問題です。最後に置きます。

上の4つで「この人に習いたい」と思ってもらったあと、その判断を裏づけるものとして経歴を読んでもらう。この順番だと、経歴が根拠として機能します。冒頭に経歴を並べると、読み手は判断材料を持たないまま数字を読むことになり、印象に残りません。

講座名の付け方も、対象から決める

講座名は、告知文の中で最も多く読まれる部分です。一覧に並んだとき、名前だけで開くかどうかが決まります。

避けたいのは、内容の説明だけの名前です。「水彩画基礎講座」「発声トレーニング入門」。正確ですが、選ぶ理由になりません。

効く名前には、対象か、状況か、成果のどれかが入っています。

「道具を買ったまま使えていない方へ 水彩で1枚仕上げる90分」 「声が通らないと言われる方の 息と姿勢の整え方」

長くなっても構いません。一覧で全部表示されない場合を考えて、前半に対象を置くのがおすすめです。後半は切れても意味が通るように組み立ててください。

もうひとつ、名前に数字を入れると具体性が上がります。時間、枚数、回数。1枚、90分、2時間といった数字は、読み手が予定を立てる材料になります。

依頼への提案文をどう書くか

企業や自治体の依頼に応募するとき、提案文を求められることがあります。ここでも考え方は同じです。

担当者が知りたいのは、講師の実力ではなく、自分の企画がうまくいくかどうかです。だから提案文は、相手の企画の目的から書き始めます。

「今回のイベントは、参加された方に達成感を持ち帰っていただくことが目的だと理解しました」

このように、まず相手の目的を自分の言葉で言い直します。ここができている提案文は、それだけで少数派になります。

そのうえで、目的に対して自分の講座がどう働くかを書きます。当日の流れを時間配分つきで示すと、担当者は運営を想像できます。準備物、必要な広さ、電源やインターネット環境の要否も、聞かれる前に書いておくと親切です。

料金は、含まれるものと含まれないものを分けて書きます。講師料、材料費、交通費、事前打ち合わせの回数。ここを曖昧にしたまま進めると、あとで気まずくなります。

提案書や請求書といった事務書類の型に不安がある場合は、ビジネス文書検定が扱う範囲が実務に直結します。企業とやり取りする際の文書の作法は、教える技術とは別のスキルとして必要になります。

よくある失敗と、注意しておきたいこと

案件の取り方で、繰り返し見かける失敗があります。

ひとつ目は、告知を出して待つだけになってしまうことです。掲載したあと反応がないと、内容が悪いと考えて作り直す方が多いのですが、その前に見直すのは告知文の対象部分です。作り直す前に、書き方を変えてみてください。

ふたつ目は、価格を下げて解決しようとすることです。申込がないのは高いからだと考えて値下げすると、来る人の期待も変わります。安さで選んだ方は、内容ではなく価格を基準に判断するため、次につながりにくいのです。値下げは最後の手段にしてください。

みっつ目は、複数の講座を同時に出すことです。反応を見たい気持ちは分かるのですが、告知文を練る時間が分散して、どれも中途半端になります。まず1つを磨いてください。

注意しておきたい点もお伝えします。企業や自治体の依頼では、参加者の写真や作品の扱い、個人情報の管理について取り決めが必要になる場合があります。撮影した写真を自分の告知に使いたい場合は、必ず事前に許可を取ってください。※契約書を交わす形の依頼では、内容に不明な点があれば専門家に確認することをおすすめします。

資格は、案件獲得にどう効くのか

資格については、心配されている方がとても多いです。

まず、法律で資格が必要とされている領域を除けば、趣味・教養の講座に資格は必須ではありません。資格がないから教えてはいけない、ということはありません。

そのうえで、資格が効く場面を整理します。

企業や自治体からの依頼では、資格が判断材料になることがあります。担当者は内部で稟議を通す必要があり、その際に「この講師を選んだ理由」を説明できる材料が要るからです。資格は、その説明を助けます。

個人向けの講座では、資格の重みは分野によって違います。段位や免状の文化がある分野では、資格が信頼に直結します。一方、絵や手芸や語学のように、作品や実演で判断できる分野では、資格より見本のほうが効きます。

自分の分野がどちらかは、同じ分野の講師のプロフィールを20人ほど読み比べれば分かります。全員が資格を書いているなら、その分野は資格の文化が強いということです。

大事なのは、資格を取るまで動かないという状態を作らないことです。資格の勉強は数か月から1年かかります。その間、教える経験は増えません。教える技術は教えることでしか伸びないので、小さく始めて、必要を感じた資格を後から取る順番のほうが無理がありません。

断ることも、案件の取り方のうちです

最後に、少しだけ違う角度の話をさせてください。

案件が来るようになると、今度は断れなくなる方が出てきます。日程が厳しい依頼、内容が自分の範囲を超えている依頼、条件が合わない依頼。せっかくの機会だからと引き受けて、当日に苦しくなる。

こういう相談も、実はよくあります。

断ることは、案件を失うことではありません。合わない依頼を引き受けると、内容の質が落ち、次の依頼につながらなくなります。断った相手が、条件の合う別の企画で改めて声をかけてくれることもあります。

断るときは、理由を簡潔に伝えて、可能なら代わりの案を添えてください。「その日程は難しいのですが、翌週であればお受けできます」「その内容は専門外ですが、近い形であればこういう講座ができます」。この一言があるだけで、関係は続きます。

市場の広がりと、運営の現場から見えること

趣味や教養を教える仕事は、個人向けの講座だけに閉じていません。企業の福利厚生、自治体の生涯学習、施設のレクリエーション、オンラインの単発ワークショップ。受け皿は複数あります。自己啓発や教養の領域でどんな依頼が発生しているかは、自己啓発・教養・趣味レッスンのお仕事にまとまっています。個人向けだけを見ていた方は、依頼の幅に驚くかもしれません。

好きなことを教える副業の全体像を確認したい場合は、自己啓発・趣味レッスンの副業|好きなことを教えて稼ぐ方法も合わせて読んでみてください。講座づくりの前提と、対象の決め方が整理されています。

20年この市場を見てきた運営者の立場から言えば、案件が途切れない人には共通点があります。新しい人を集めることより、一度会った人との関係を続けることに時間を使っている点です。単発の講座を受けた方が、翌年の企画で担当者として声をかけてくれる。受講者が職場のイベントを企画する立場になって、講師として呼んでくれる。こういう流れが実際に起きています。

もうひとつ、運営者として見てきた限りでは、手取りの厚さが継続を左右しています。仲介の手数料が二桁で乗る形だと、同じ受講料でも講師に残る額が薄くなり、準備の時間が報われにくくなります。手数料0%の直接取引が効くのは、金額の大小そのものではなく、依頼する側が同じ予算でより多く頼め、受ける側の手取りが厚くなるという構造です。双方が得をする形でないと、関係は長く続きません。

案件獲得の周辺では、告知や集客の知識も必要になります。この領域の仕事の形はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で扱われています。自分で学ぶか、誰かに頼むかを判断する材料になります。また、告知文や提案文を書き続けることになるため、文章を扱う職種の相場を示した著述家,記者,編集者の年収・単価相場も、時間の使い方を考えるうえで参考になります。オンラインでの開催環境を整える段階では、在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方が実務的な判断を助けてくれます。

案件の取り方を一言でまとめると、こうなります。何を教えられるかを説明するのをやめて、誰に向く講座なのかを書く。それだけで、届く相手が変わります。あなたの技術はもう十分にあります。あとは、それを必要としている人に見つけてもらえる言葉に置き換えるだけです。

よくある質問

Q. 告知文には具体的に何から書けばよいですか?

冒頭に「誰に向く講座か」を1行で書いてください。属性ではなく状況で書くのがコツです。「初心者向け」ではなく「道具を買ったまま何年も使えずにいる方へ」のように書くと、当てはまる人が自分のことだと気づきます。経歴や資格は最後に、判断を裏づける根拠として添えてください。

Q. 趣味・教養レッスンの案件にはどんな種類がありますか?

大きく4つです。個人向けの単発講座、個人向けの継続レッスン、企業や団体からの依頼、自治体や施設のイベントです。それぞれ必要な書類も単価の考え方も集客の主体も違います。最も入りやすいのは個人向けの単発講座で、企業や自治体の依頼は日程と人数が先に決まっている点が特徴です。

Q. 申込が入らないとき、値下げして様子を見るべきですか?

値下げは最後の手段にしてください。安さで選んだ受講者は価格を基準に判断するため、次につながりにくくなります。反応がないときにまず見直すのは、告知文の対象部分です。誰に向く講座なのかを状況の言葉で書き直し、講座名の前半に対象を置く。ここを変えるだけで反応が変わることは珍しくありません。

Q. 資格がないと企業や自治体の依頼は受けられませんか?

法律で資格が必要な領域を除けば、資格は必須ではありません。ただし企業や自治体の依頼では、担当者が内部で選定理由を説明する必要があるため、資格が判断材料になることはあります。資格を取るまで動かないと決めてしまうと教える経験が増えないので、小さく始めて必要を感じた資格を後から取る順番をおすすめします。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年4月30日最終更新:2026年9月20日
中西 直美

この記事を書いた人

中西 直美@SOHO編集部

産業カウンセラー・キャリアコンサルタント

大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。

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