FP3級の副業の始め方

長谷川 奈津
長谷川 奈津
FP3級の副業の始め方

この記事のポイント

  • FP3級 副業 始め方を
  • 名乗り方の確認から初回受注までの順番で整理しました
  • お金の管理までを手順にしています

FP3級に合格したあと、副業として動き出すまでに何をどの順番でやればいいのか。ここでつまずく人がとても多いところです。案件を探すことから始めてしまい、応募しても返信が来ず、そのまま止まってしまう。順番が違うだけで、資格が足りないわけではありません。

この記事は、FP3級を持っている人が副業を始めるまでの手順を、実際に動く順番どおりに並べたものです。試験対策や資格の取り方には触れません。すでに合格している人が、次の1件を受けるまでに何を決め、何を用意し、どこに登録し、どう提案するか。それだけを書きます。

先に全体像を示しておきます。手順は8つです。会社の規程を確認する、名乗り方を決める、やらない仕事を決める、プロフィールを作る、サンプルを1本作る、登録して案件を探す、提案文を送る、初回の条件を詰める。この順番を守ると、無駄な回り道が減ります。

動き出す前に確認する3つのこと

案件を探すより先に、確認しておかないと後で戻れなくなる項目があります。

1つ目は、勤務先の副業に関する規程です。就業規則の副業条項、届出の要否、競業避止の範囲を確認します。金融機関や保険会社に勤めている場合、業務内容が重なる副業には特に制限がかかることがあります。届出制であれば、案件を受ける前に手続きを済ませておくほうが安全です。この確認を後回しにすると、受注してから断ることになりかねません。

2つ目は、使える時間です。平日の夜と休日のどこに、どれだけ充てられるか。週5時間なのか週15時間なのかで、受けられる案件の種類が変わります。この数字を先に決めておかないと、報酬額だけを見て採算の合わない仕事を引き受けます。

3つ目は、扱いたい分野です。FP3級で学ぶ6分野のうち、自分が説明できる自信のある領域はどこか。ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続と事業承継。この中で、実生活で触れたことがある分野は説明の解像度が違います。全部やろうとせず、2つか3つに絞るところから始めます。

ステップ1 名乗り方を正確に決める

副業として仕事を受けるとき、自分をどう名乗るかは思っている以上に重要です。ここを曖昧にすると、あとで訂正が必要になります。

ファイナンシャル・プランニング技能士は、職業能力開発促進法にもとづく国家検定の合格者に与えられる称号です。この称号は名称独占にあたり、合格していない人が名乗ることはできません。3級に合格した人は「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗れます。級を書かずに「ファイナンシャル・プランニング技能士」とだけ表記するのは、上位級と誤認されるおそれがあるため避けるのが通例です。

一方で、この称号は業務独占ではありません。つまり、この資格を持っている人だけができる業務が法律で定められているわけではない。逆に言えば、資格を持っていない人でも家計の記事を書くことはできます。この構造を理解しておくと、資格を「応募の資格」ではなく「信用の材料」として使う発想に切り替わります。

民間資格であるAFPやCFPは、技能士とは別の体系です。認定研修の受講や会員登録、継続教育が必要になるもので、こちらを名乗るには所定の認定を受けている必要があります。持っていない資格名をプロフィールに書くことは、どんな事情があっても避けてください。

ステップ2 やらない仕事を先に決める

始め方の説明では「何ができるか」ばかりが語られますが、実際には「何をやらないか」を先に決めたほうが動きやすくなります。線が引けていれば、迷わず引き受けられるからです。

税に関する個別の相談は、税理士法が定める税理士業務に該当する可能性があります。同法は税務代理、税務書類の作成、税務相談を税理士でない者が業として行うことを制限しています(税理士法第2条、第52条)。制度の一般的な説明と、目の前の相談者の具体的な税額や申告方針についての助言は、別のものとして扱う必要があります。判断に迷う場面では、税務署または税理士への確認を勧める形にとどめるのが安全です。

個別の金融商品についての助言を業として行う場合、金融商品取引法上の投資助言・代理業にあたることがあり、登録が求められます(金融商品取引法第29条)。保険商品の募集行為についても、保険業法が登録や届出を定めています(保険業法第275条)。法律事務については弁護士法第72条があります。いずれも資格の級で判断が変わるものではありません。条文はe-Gov法令検索で読めます。自分がやろうとしている行為が該当するかどうかは、必ず条文と監督官庁の案内で確認してください。

実務では、この線引きを「一般的な情報提供にとどめる」「個別の商品名を出して勧めない」「必要があれば有資格者につなぐ」という3つの運用で守ります。この3つを提案文にも書いておくと、発注側からの信頼につながります。

ステップ3 プロフィールを作る

登録先のサービスでプロフィールを書くとき、資格名を並べるだけで終わらせないでください。発注側が知りたいのは、資格名ではなく「この人に頼むと何が楽になるか」です。

書く順番は、扱えるテーマ、確認できること、やらないこと、稼働時間、連絡が取れる時間帯の5つです。

扱えるテーマは、具体的に3つから5つ挙げます。家計管理、生命保険の基礎、公的年金、教育資金、住宅ローンの返済計画。この程度の具体度で書くと、発注側は自分の案件に合うかどうかを判断できます。

確認できることは、資格がどう効くかを言い換えた部分です。「制度の年度と数字の整合を確認したうえで納品します」「出典を明記します」といった書き方をすると、発注側は自分の確認作業がどれだけ減るかを想像できます。

やらないことは、前のステップで決めた線引きをそのまま書きます。範囲を狭く見せることを恐れる必要はありません。境界がはっきりしている相手のほうが、発注側は安心して任せられます。

稼働時間と連絡が取れる時間帯は、副業だからこそ書いておきます。平日の返信が夜になることを最初に伝えておけば、期待のずれが起きません。

ステップ4 サンプルを1本作る

実案件の実績がない段階で、書ける証明をする手段はサンプルしかありません。ここを飛ばして応募だけを続ける人が多く、返信が来ない原因のかなりの部分がこれです。

テーマは自分で決めてかまいません。3,000字程度の解説記事を1本、出典を明記した形で書きます。制度の説明を含み、数字には年度を添える。この形で1本あれば、提案時に添付できます。

サンプルを作る過程には副次的な効果もあります。自分が説明できると思っていた分野が、書いてみると曖昧だったと分かる。その気づきは、受注後に発覚するより前に起きたほうがはるかに良い。

書いたものは、自分のブログやnoteのような場所に公開しておくと、リンクを渡すだけで済みます。情報発信そのものが副業の入り口になることもあります。

未経験でも始めやすく、スキマ時間を活用して取り組めることから、YouTube・SNS・ブログなどでの情報発信は副業に向いています。 出典: studying.jp

ステップ5 登録して案件を探す

準備ができたら、案件のある場所に登録します。登録先は1つに絞らず、性質の違う場所を複数持つのが基本です。

在宅ワークの求人サイトは、業務委託の募集が職種ごとに整理されており、継続前提の案件が見つけやすい場所です。クラウドソーシングは案件数が多く、単発の仕事から始められます。スキルマーケット型のサービスは、自分の側からメニューを出して待つ形になります。この3つは動き方が違うので、並行して使うと機会が増えます。

検索するキーワードは、資格名だけにしないことです。「FP」で検索すると求人数が限られますが、「金融」「保険」「家計」「税制」「ライフプラン」「マネー」といった語で探すと、資格の記載がない案件が多数出てきます。この、資格の記載がない案件こそが実際の主戦場になります。

相談系の仕事を視野に入れる場合は、業務区分ごとにどんな依頼があるかを見ておくと方向が定まります。キャリア・副業・人生相談のお仕事では、相談を受ける形の業務がどう発注されているかが整理されています。技術やマーケティング寄りの領域まで広げたい場合は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のような分野も、金融テーマと組み合わせられます。

最初に選ぶ副業の形は3つに分かれる

登録した先で何を受けるかを決めるとき、副業の形は大きく3つに分かれます。どれを最初の入口にするかで、必要な準備と立ち上がりの速さが変わります。

受注型は、発注者から依頼を受けて成果物を納める形です。記事執筆、記事監修、資料作成、事務代行などが該当します。単価と納期が最初に決まるため見通しが立ちやすく、副業の入口としてはもっとも扱いやすい形です。実績が積み上がると、そのまま単価交渉の材料になります。

相談型は、相談者に直接向き合う形です。オンラインでの家計相談、ライフプランの整理、講座の質問対応などが該当します。単価は受注型より高くなりやすい一方で、答えてよい範囲の線引きが厳密に求められます。記録の残し方、範囲外の依頼の断り方を先に整えてから始める形です。

発信型は、自分で情報を出して仕事につなげる形です。ブログや動画やSNSで発信し、そこから執筆依頼や相談依頼を受けます。立ち上がりに時間がかかる代わりに、続けると営業をしなくても依頼が来る状態を作れます。受注型と並行して進めるのが現実的です。

最初の1件を早く取りたいなら受注型から始めます。時間単価を上げたいなら相談型を後から足します。長期的に安定させたいなら発信型を細く続けます。この3つは排他ではなく、順番に足していくものだと考えてください。

案件を探すときの具体的な検索の仕方

登録しただけで案件が来ることはありません。探し方には手順があります。

まず、検索条件を「資格名」ではなくテーマで組み立てます。金融、保険、家計、税制、年金、ライフプラン、マネー、資産形成といった語で検索すると、資格の記載がない案件が大量に出てきます。この層に対して、資格を持っていることを提案文で伝えるのが基本の動き方です。

次に、条件で絞り込みすぎないことです。報酬の下限を高く設定して検索すると、継続前提の良い案件が除外されることがあります。単価は交渉の余地がある項目なので、最初は幅を広く見ておきます。

そして、募集の掲載日を見ます。掲載から時間が経った募集は、すでに決まっている可能性があります。新しい募集に優先して提案するほうが、返信率は高くなります。

案件を見つけたら、応募する前に発注者の過去の募集を確認します。継続的に募集を出している相手は、一度入れば次の依頼につながる可能性が高い。逆に、単発の募集だけを出している相手は、実績づくりと割り切って受けるかどうかを判断します。

探す作業は、まとめて時間を取るより毎日15分ずつ見るほうが機会を逃しません。良い案件は早く埋まります。

ステップ6 提案文の書き方

提案文は定型文を使い回さないでください。返信率がもっとも大きく変わるのがここです。

冒頭の3行で、その募集固有の内容に触れます。媒体名、扱うテーマ、読者層のいずれかに言及するだけで、読まれ方が変わります。定型文をそのまま送っている応募は、最初の数行で判別されます。

次に、自分がその案件で何をできるかを書きます。抽象的な意欲ではなく、具体的な作業です。「構成案の段階から提出できます」「出典の一次情報を確認したうえで納品します」といった形です。

そのうえで、サンプルのリンクを添えます。文字数、テーマ、書いた時期を一言添えると親切です。

最後に、稼働可能な時間と、初稿を出せる目安の日数を書きます。副業であることは隠す必要がありません。むしろ、いつ動けるかを先に示す応募者のほうが扱いやすいと判断されます。

提案は1件で決まりません。10件送って反応がなければ、案件選びか提案文のどちらかを変えます。この調整を繰り返すのが、始め方の実質的な中身です。

ステップ7 初回の受注で必ず決めておく条件

最初の案件で条件を曖昧にすると、その条件がその後も続きます。契約の段階で決めておくべき項目は5つです。

報酬の金額と計算の単位を確認します。文字単価なのか、1本あたりの固定額なのか、時間単価なのか。文字単価の場合、構成案や図表の作成が含まれるかどうかで実質の単価が変わります。

修正の回数を確認します。修正無制限という条件は、実質的な時給を大きく下げます。2回までといった上限、あるいは追加修正の扱いを最初に合意しておきます。

納期と検収の期間を確認します。納品してから報酬が確定するまでの期間、支払いのサイクルを把握しておくと、資金繰りの見通しが立ちます。

著作権の扱いを確認します。譲渡なのか利用許諾なのか、実績として公開してよいかどうか。実績を公開できるかどうかは、次の案件を取るときに効いてきます。

そして、業務範囲の外側を確認します。前のステップで決めた「やらない仕事」に該当する依頼が含まれていないか。含まれている場合は、着手前に相談します。

契約書や発注書の形式は案件によりますが、条件をメールなど記録の残る形でやり取りしておくことが最低限の自衛になります。

受注してから納品するまでの進め方

条件が決まったら、実際の作業に入ります。初めての案件で慌てないよう、工程を先に決めておきます。

着手した日に、自分から初稿の提出日を伝えます。締切より前に自分で期日を切る応募者は、それだけで扱いやすいと判断されます。発注側がもっとも避けたいのは、締切の前日に間に合わないと連絡が来ることです。

書き始める前に、構成案を出して確認を取ります。見出しの並びと各項目で扱う内容を箇条書きで送るだけで、方向のずれを早い段階で潰せます。この一手間があると、書き上げてから全面的に直すという最悪の展開を避けられます。

本文を書くときは、数字と制度に年度を添えます。金額や割合を書く場合は、いつ時点の情報かを明記する。この癖がついている書き手は、監修者の確認が入る媒体でも重宝されます。

納品時には、確認してほしい点を短く添えます。判断に迷った箇所、あえて書かなかった範囲、出典の選び方。この一文があると、発注側は確認の焦点が絞れます。

修正依頼が来たら、意図を確認してから直します。指摘の背景が分からないまま表面だけ直すと、同じ指摘が繰り返されます。1回のやり取りで意図を掴めるかどうかが、次の依頼につながるかどうかを分けます。

ステップ8 お金の管理を最初から始める

初回の入金があった時点で、記録を始めます。後から遡るのは手間が増えるだけです。

給与所得者が副業をしている場合、副業の所得が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要になるとされています。所得は収入から必要経費を引いた金額です。所得税の申告が不要な場合でも、住民税の申告が別に必要になることがあるため、自治体の案内を確認してください。

私は『会社員』をしつつ『副業』をしているのですがありがたいことに確定申告をしないといけないくらい利益が出始めてきました🙌 出典: note.com

経費になりうるものは、通信費、参考書籍、業務に使う機器の按分などです。案件ごとの報酬額と作業時間も記録しておくと、時間あたりの手取りが見えるようになります。この数字が見えていないと、単価交渉の材料が持てません。

開業届を出すかどうかは、継続する意思があるか、経費や控除の扱いをどうするかで判断が分かれます。副業の規模や本業との関係で考え方が変わる部分なので、税務署や税理士に確認したうえで決めるのが確実です。

FP3級で学んだ税や社会保険の知識は、まさにこの場面で自分自身に効きます。学んだことを自分の副業の管理に使えるのは、この資格を持っている人の実務的な利点です。

副業を続けられる時間の設計

始めることより、続けることのほうが難しい。ここは時間の設計で決まります。

本業がある人の副業は、平日の夜と休日に分散します。この配分を最初に決めておかないと、締切前だけ集中して消耗する形になります。平日の夜に2時間、休日に4時間を確保すれば、週14時間になります。この時間で何本納品できるかを、実際の作業時間から逆算します。

作業時間の目安を持っておくことも重要です。3,000字の解説記事なら、調べる時間を含めて5時間から8時間が一つの目安になります。監修やチェックの仕事なら1時間から2時間で終わることもあります。この目安があると、報酬額を時間で割った実質の単価が計算できます。

そして、調べ物の時間を軽く見積もらないことです。金融のテーマは、制度の年度と数字の確認が必ず発生します。ここを省くと誤りが混ざり、修正の往復で結局時間を失います。最初から工程に含めておくほうが早く終わります。

副業を始めた人が止まるのは、案件が取れないからではなく、疲れて続かなくなるからです。無理のない量から始めて、余裕が出てから増やす。この順番が守れているかどうかを、月に一度は確認してください。

始め方でつまずく典型的な場所

順番どおりに進めても、止まりやすい場所があります。あらかじめ知っておくと、そこで諦めずに済みます。

実務経験がないことを理由に応募をためらう人がいます。募集要項の「実務経験」が、勤務経験を指すのか制作実績を指すのかは、募集文の書き方から判断できます。「執筆実績」「制作実績」という語が併記されていれば、サンプルで代替できる可能性があります。

単価が上がらないまま作業量が増える状態も、よく起きます。これは初回の条件を引きずるために起きるものです。継続案件では、一定の本数を納めた時点で単価の見直しを相談する余地があります。相談の材料は、納品の速さ、修正の少なさ、企画の提案といった実績です。

扱えるテーマが広がらない状態も、単価の天井を作ります。学んだ6分野のうち、まだ書いていない領域を1つずつ増やしていくと、対応できる媒体が増えます。相続や不動産のように生活実感を持ちにくい分野ほど書き手が少なく、単価が高くなる傾向があります。

働き方そのものを整理したい段階なら、副業 始め方ガイド!星野ゆいが教える失敗しない4ステップとおすすめのような一般的な副業の進め方も、順番の確認に使えます。分野をまたいで案件を取る発想は、フリーランス 英語 案件 未経験 始め方!2026年最新の海外副業術のように、別の資格や語学を仕事に換える形の記事からも掴めます。

運営者として見てきた、始め方の分岐点

フリーランスと在宅ワークの市場を長く運営してきた立場から見ると、始め方でうまくいく人といかない人の差は、能力ではなく順番の差であることがほとんどです。

うまくいく人は、案件を探す前に「自分がやらないこと」を決めています。線が引けているから、迷わず提案でき、受けたあとも揉めない。逆に、何でも受けますという姿勢で始めた人は、範囲外の依頼に振り回されて疲れていきます。

もう1つの分岐点は、単発と継続のどちらを狙うかです。運営者として見てきた限りでは、長く続いている人ほど「この人に任せると楽」という関係を意図的に作っています。単発の高単価を追いかけ続けるより、確認の手間が少ない相手として覚えてもらうほうが、結果として安定します。発注側にとって、確認作業が減ることは金額以上の価値があるからです。

手取りの構造を理解しているかどうかも差になります。同じ報酬額でも、仲介手数料が引かれるかどうかで手元に残る金額は変わります。手数料0%で直接取引ができる場では、発注側は同じ予算でより多くを依頼でき、受け手は手取りが厚くなる。額面ではなく、実際に残る額と作業時間の合計で案件を比べる習慣がつくと、選び方が変わります。

自分の時間単価が市場のどのあたりにあるかを知っておくことも役に立ちます。著述家,記者,編集者の年収・単価相場のような職種別の相場データや、まったく別の職種であるソフトウェア作成者の年収・単価相場と比べてみると、自分が交渉している金額の位置づけが見えます。将来的に業務独占の資格まで視野に入れるなら、行政書士の資格ガイドで、資格でなければできない業務の範囲を確認しておくと、自分の線引きがより明確になります。制作寄りの案件に手を広げたい場合は、Adobe認定プロフェッショナル Adobe Expressのような資料作成に効く資格の組み合わせも選択肢になります。

技術の使い方を学んで作業を効率化する方向もあります。AI 始め方ガイド!初心者が仕事や副業でAIを使いこなす5ステップのような形で道具を増やすと、調べ物や下書きの時間を短縮できます。ただし、金融テーマでは出力された内容の裏取りが必須です。ここを省くと、資格を持っている意味がなくなります。

始め方の全体を通して大事なのは、資格を入口として使わず、信用の材料として使うことです。FP3級は応募の門を開く鍵にはなりにくい。けれども、選ばれる理由には十分になります。

よくある質問

Q. FP3級の副業は何から始めればいいですか?

案件探しより先に、勤務先の副業規程の確認、使える時間の把握、扱う分野の絞り込みの3つを済ませてください。そのうえで名乗り方を確認し、やらない仕事の線を引き、プロフィールとサンプル記事を用意してから登録します。この順番で進めると、応募しても返信が来ない状態を避けやすくなります。

Q. FP3級はどう名乗れば正しいですか?

3級に合格した人は「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗れます。級を省いて表記すると上位級と誤認されるおそれがあるため避けてください。AFPやCFPは別体系の民間資格で、所定の認定を受けていなければ名乗れません。持っていない資格名をプロフィールに書くことは避けます。

Q. 実務経験がなくても案件は受けられますか?

受けられる案件があります。募集要項の「実務経験」が勤務経験を指すのか制作実績を指すのかは、募集文の書き方から判断できます。制作実績を求めている案件なら、自分でテーマを決めて書いた3,000字程度のサンプル記事で代替できることがあります。まず1本、出典を明記した形で用意してください。

Q. 副業を始めたら確定申告は必要になりますか?

給与所得者の場合、副業の所得が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要とされています。所得は収入から必要経費を引いた金額です。所得税の申告が不要な場合でも住民税の申告が別に必要になることがあるため、自治体の案内を確認してください。初回入金の時点から記録を始めておくと手間が減ります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年3月10日最終更新:2026年8月31日
長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津@SOHO編集部

行政書士・元企業法務

企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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