ECサイト制作 始め方|商品画像1枚の修正から入るのが最短だった

長谷川 奈津
長谷川 奈津
ECサイト制作 始め方|商品画像1枚の修正から入るのが最短だった

この記事のポイント

  • ECサイト制作の副業を始めたい人向けに
  • いきなり構築案件を狙わず商品画像修正のような小さな作業から実績を積む始め方を解説します
  • 契約時に確認すべき条件も紹介します

先日、あるフリーランスの方から相談を受けました。「ECサイト制作の副業を始めたいけれど、いきなり『ネットショップを1から構築してください』という案件に応募していいのか不安です」と。

結論から言うと、これは順番が逆です。ECサイト制作の副業は、サイト全体の構築ではなく、商品画像の修正や商品登録といった小さな作業から入るのが最短です。つまり、大きな仕事を最初から狙うより、小さな仕事を確実にこなして実績と信頼を積み上げるほうが、結果的に早く安定した案件につながるということです。この記事では、「ECサイト制作 始め方」というキーワードで検索している方に向けて、何から手をつければいいのか、どんな作業が最初の一歩になるのか、契約時に何を確認すべきかを、法務相談を受けてきた立場から具体的に解説します。

ECサイト制作の副業市場は今どうなっているか

まず、マクロな視点で市場の現状を押さえておきましょう。ネットショップの数は年々増加しており、個人が「BASE」や「STORES」のような無料ASPで気軽にネットショップを開設できる環境が整っています。一方で、法人が本格的にECサイトを立ち上げる場合は、事業規模に応じて依頼先や制作方法が変わってきます。

個人で初めてECサイトを作る場合は、まずは無料で誰でも制作できる「BASE」や「STORES」を使いましょう。法人の場合、ECサイト制作の依頼先や費用相場は「ビジネスの規模」で変わってきます。ECの年商が1億円未満のECサイトは「ASP」で構築し、年商1億円以上は「パッケージ」や「クラウドEC」に制作を依頼するのが業界の一般的基準です。 出典: ebisumart.com

この構造を踏まえると、副業でECサイト制作に関わる人が実際に触れる仕事の多くは、ゼロからのフルスクラッチ開発ではなく、既存のASPやカートシステム上での「運用支援」に該当します。商品画像の加工、商品説明文の入稿、在庫情報の更新、バナーの差し替え、セール時のトップページ変更といった、日々発生する細かい作業です。

ネットショップを運営する事業者からすると、こうした運用業務は毎日必ず発生するにもかかわらず、専任の担当者を雇うほどではない規模感であることが多いです。手数料0%で発注者と受注者が直接やり取りできる仕組みを使えば、事業者側は中間マージンを払わずに済み、受け手側も同じ作業単価でも手取りが厚くなります。この「双方が得をする」構造こそが、EC運用の副業市場が広がっている理由のひとつです。

さらに、フリーランス保護新法の施行によって、業務委託契約における報酬支払いのルールが明確化されました。つまり、副業でECサイト制作に関わる場合も、「口約束で始めてしまい、後から揉める」というリスクを避けやすい環境が整いつつあるということです。これは、始め方を考えるうえでも重要な前提知識になります。

なぜ「商品画像1枚の修正」から始めるべきなのか

ECサイト制作の副業を始めようとする人の多くが陥りやすい失敗は、最初から「ネットショップを丸ごと構築できます」とアピールしてしまうことです。しかし、発注者側の視点に立つと、実績のない相手にサイト全体の構築を任せるのはリスクが高い決断です。

一方で、「商品画像1枚の背景を白抜きにする」「商品写真をECモール規定のサイズにリサイズする」といった作業であれば、依頼するハードルが格段に下がります。失敗しても影響が限定的で、発注者にとって試しやすいからです。

小さな作業から入るメリット

商品画像修正のような小さな作業から入ることには、いくつかの明確なメリットがあります。

まず、納品までのサイクルが短いため、フィードバックを早く得られます。1枚の画像修正であれば数十分から数時間で完了するため、発注者から「この仕上がりで大丈夫」「ここをもう少し明るく」といった具体的な反応がすぐに返ってきます。この往復を繰り返すことで、その発注者が求める品質基準を早く理解できます。

次に、実績として積み上げやすいという点も重要です。小さな作業を確実にこなしていくと、同じ発注者から「今度は商品登録も任せたい」「バナー制作もお願いしたい」というかたちで、徐々に依頼範囲が広がっていくケースが少なくありません。これは、いきなり大型案件に応募して選考で落ちるよりも、着実な道筋です。

さらに、必要なスキルの習得コストが低いという利点もあります。画像編集はCanvaやPhotoshopの基本操作を覚えれば対応できる作業が多く、専門的なプログラミング知識やサーバー構築の知識がなくても始められます。

実際にどんな作業から依頼が来るか

EC運用の副業案件でよく見られる作業を整理すると、次のような種類があります。

商品画像の加工では、背景の白抜き、明るさやコントラストの調整、複数カットのトリミング、モール規定サイズへのリサイズなどが中心です。商品登録では、管理画面に商品名・価格・在庫数・カテゴリを入力し、商品説明文を整形して公開する作業があります。バナー制作では、セールやキャンペーンに合わせたトップページ用の告知画像を作成します。

これらはいずれも、単発でも受けやすく、かつ継続案件に発展しやすい性質を持っています。特に商品登録は、ECサイトの商品数が数百点、数千点にのぼる事業者にとって恒常的に発生する作業であり、継続依頼に結びつきやすい分野です。

ECサイト制作の始め方:具体的なステップ

ここからは、実際にどのような順番で始めればいいのかを、具体的なステップに分けて解説します。

ステップ1:自分の現在地を把握する

まず、自分がどのスキルレベルにあるかを客観的に把握しましょう。画像編集ソフトを使ったことがあるか、ExcelやスプレッドシートでCSVデータを扱ったことがあるか、HTMLやCSSの基礎知識があるかによって、最初にアプローチできる作業の幅が変わります。

未経験からのスタートであっても、無料の画像編集ツールで練習を重ねれば、商品画像修正の依頼に対応できるレベルには比較的早く到達できます。逆に、いきなりサイト構築の知識まで揃えようとすると、始めるまでの準備期間が長引いてしまい、実践から得られる学びの機会を逃してしまいます。

ステップ2:小さな案件を探す

案件を探す際は、「ECサイト構築」「ネットショップ制作一式」といった大きな仕事ではなく、「商品画像加工」「商品登録」「バナー作成」といったキーワードで検索してみましょう。募集要項に「未経験者歓迎」「テスト案件からご相談可」と書かれている案件は、初めての実績作りに向いています。

ECサイト制作・運用・画像制作のお仕事では、こうしたEC関連の業務委託案件がどのような区分で募集されているかがまとめられています。画像加工から運用まで、幅広い難易度の仕事が並んでいるため、自分の現在地に合った案件を見つけやすくなっています。

ステップ3:契約条件を必ず確認する

ここは私の専門分野でもあるので、少し丁寧にお話しします。小さな案件だからといって、契約条件の確認を省略してはいけません。特に確認すべきなのは、報酬の支払い時期、修正回数の上限、著作権や画像の使用範囲の3点です。

報酬の支払い時期については、「納品後即日払い」なのか「月末締め翌月払い」なのかで、副業としての回しやすさが大きく変わります。修正回数の上限が定められていない契約は、無制限の修正対応を求められるリスクがあるため、事前に「修正は2回まで」といった条件を明記してもらうことをおすすめします。

著作権については、作成した画像やバナーの権利が誰に帰属するのか、二次利用を許可するのかといった点を、作業開始前に文面で確認しておくことが大切です。「これ、知らない人が本当に多いんです」が、まさにこの著作権まわりの話です。口頭だけのやり取りで進めてしまい、後から「この画像を別の媒体でも使いたい」と言われたときに、条件が曖昧なままトラブルになるケースを何度か見てきました。

ステップ4:継続依頼につなげる

初回の小さな作業を丁寧にこなしたら、納品時に「他にも継続的にお手伝いできる作業があれば承ります」と一言添えることをおすすめします。発注者側からすると、一度信頼できる相手が見つかると、毎回新しい人を探すコストを避けたいという心理が働きます。継続依頼につながれば、副業としての収入も安定しやすくなります。

ECサイト制作を始めるうえでの注意点

始め方と並んで重要なのが、注意すべきポイントです。ここでは、副業としてECサイト制作に関わる際に気をつけたい点を整理します。

個人情報や機密情報の取り扱い

商品登録や運用作業を任される際、顧客情報や売上データといった機密性の高い情報にアクセスする可能性があります。契約時に秘密保持に関する条項があるかを確認し、指定されたツール以外で情報を扱わない、業務終了後はデータを削除するといった基本的なルールを守ることが求められます。

単価が極端に低い案件への注意

商品画像修正やバナー作成の案件の中には、相場から見て極端に単価が低いものも存在します。安すぎる案件は、修正回数が無制限だったり、納期が非常に短かったりする条件が隠れていることがあるため、募集内容を隅々まで確認する姿勢が大切です。

本業との両立を前提にした受注量

副業である以上、本業に支障が出ない範囲で受注量を調整する必要があります。特に始めたばかりの時期は、1件あたりの作業時間の見積もりが甘くなりがちです。最初は少なめの件数から受けて、自分の作業スピードを把握したうえで、徐々に受注量を増やしていくのが安全です。

ECサイト制作に必要なスキルと学び方

副業としてECサイト制作、特に画像制作や運用に関わるうえで、どのようなスキルが求められるのか、そしてどう身につければいいのかを見ていきましょう。

画像編集の基礎スキル

商品画像の背景を白抜きにする、複数の画像を統一されたサイズにトリミングする、明るさや色味を調整するといった作業は、Photoshopなどの専門ソフトだけでなく、無料のオンラインツールでも対応可能です。まずは無料ツールで基本操作に慣れ、必要に応じて有料ソフトへ移行するという流れが現実的です。

ECモールごとの規定を理解する

大手ECモールには、それぞれ商品画像のサイズや形式に関する独自の規定があります。この規定を理解していることは、実務での信頼につながる重要なポイントです。「規定を守った画像を納品できる」という点は、未経験者と経験者を分ける大きな差になります。

管理画面の操作経験

ECサイトの運用では、ShopifyやBASE、STORESといったカートシステムの管理画面を操作する場面が多くあります。これらの管理画面の基本操作(商品登録、在庫更新、注文確認)に慣れておくと、対応できる案件の幅が広がります。資格の有無よりも、実際に管理画面を触った経験があるかどうかが評価されやすい分野です。

ECサイト制作でよく使われるツールと費用感

副業として画像制作や運用に関わる際、どのようなツールを揃えればいいのかも気になるところでしょう。ここでは代表的なツールと、それぞれの費用感を整理します。

画像編集ツール

無料で使えるツールとしては、ブラウザ上で動作するCanvaが代表的です。テンプレートが豊富で、バナー制作や商品画像の簡単な加工であれば無料プランでも十分対応できます。より本格的な加工(背景の完全な白抜き、複雑な合成など)が必要な場合は、Photoshopのようなソフトの導入を検討することになりますが、最初から高額なソフトを揃える必要はありません。まずは無料ツールで受けられる範囲の案件から始めて、案件が増えてきたタイミングで有料ツールへの投資を検討するのが現実的な順序です。

管理画面・カートシステム

発注者が使用しているカートシステムは案件によって異なります。Shopify、BASE、STORES、MakeShop、カラーミーショップなど、国内外で複数のサービスが使われており、それぞれ管理画面の操作感が異なります。特定のシステムに詳しくなくても、基本的な管理画面の構造(商品登録、在庫管理、注文一覧の確認)は共通している部分が多いため、1つのシステムに慣れておけば、他のシステムへの応用も比較的スムーズです。

通信・作業環境

商品画像のやり取りにはクラウドストレージ(Googleドライブ、Dropboxなど)を使うケースが一般的です。大容量の画像ファイルを扱うため、ある程度安定した通信環境を用意しておくとスムーズに作業できます。特別な機材投資は不要ですが、パソコンでの作業を求められる案件が多いため、スマートフォンのみでの対応を想定している場合は、事前に発注者へ確認しておくことをおすすめします。

ECサイト制作の副業でよくある勘違い

最後に、これから始める方が誤解しやすいポイントをいくつか整理しておきます。

「制作」という言葉のイメージと実際のギャップ

「ECサイト制作」と聞くと、ゼロからサイト全体をデザインし、コーディングして公開するというイメージを持つ方が多いのですが、副業で実際に発生する案件の大半は、既存のサイトやテンプレートをベースにした運用・更新業務です。このギャップを理解しておかないと、「自分にはハードルが高すぎる」と感じて挑戦をあきらめてしまうことになりかねません。実際には、画像加工や商品登録のスキルがあれば十分に始められる領域が広く存在します。

資格がないと始められないという誤解

ECサイト運用に関しては、必須とされる公的資格は存在しません。発注者が実務で重視するのは、資格の有無よりも、指定された作業を正確にこなせるか、納期を守れるか、管理画面の操作にどれだけ慣れているかといった実務経験です。未経験からでも、小さな案件をこなして操作経験を積むことで、次第に評価されるようになります。

一度に大きな金額を稼ごうとしてしまう

副業を始めたばかりの時期に、いきなり大きな収入を期待してしまうと、思うようなペースで案件が集まらず、モチベーションが下がってしまうことがあります。ECサイト制作の副業は、最初のうちは小さな作業の積み重ねであり、そこから継続案件へと育てていくプロセスに時間がかかるものだと理解しておくと、腰を据えて取り組みやすくなります。

トラブルを避けるための契約の基本

ここでもう一度、法務の視点から契約まわりの基本を確認しておきます。副業でECサイト制作に関わる際、業務委託契約書を交わさずに、チャットのやり取りだけで作業を進めてしまうケースを見かけることがあります。

以前、あるフリーランスの方から聞いた話です。バナー制作を継続的に受注していたところ、ある月だけ報酬の支払いが大幅に遅れてしまい、発注者に確認したところ「請求書を送ってもらわないと処理できない」と言われて初めて、請求フローが明文化されていなかったことに気づいたそうです。つまり、小さな作業だからと契約条件の確認を後回しにすると、支払いのタイミングでつまずくことがあるということです。

※このような支払いトラブルが実際に発生した場合、まずは発注者との話し合いで解決を試みることが基本ですが、解決が難しい場合は弁護士や、労働条件相談ほっとラインなどの公的な相談窓口に相談することをおすすめします。

フリーランス保護新法の施行により、業務委託における発注事業者の義務(発注内容の書面等での明示、報酬の支払期日の設定など)が明確化されています。小さな案件であっても、作業内容・納期・報酬額・支払時期について、メールやチャットでもよいので記録に残るかたちで確認しておくことが、後々のトラブルを避ける最も確実な方法です。法律はあなたの味方です。制度を正しく理解して、安心して副業に取り組んでいただければと思います。

商品画像修正の依頼から広がる作業の幅

商品画像1枚の修正から始めた仕事が、どのように広がっていくのかを、もう少し具体的にイメージしておきましょう。

最初の依頼は「この商品写真の背景を白くしてほしい」という単純な作業だったとします。指定されたサイズと形式で正確に納品し、納期を守れば、発注者は「次も同じように頼めそうだ」と感じます。数回のやり取りを重ねると、「同じシリーズの商品写真も一括でお願いできますか」というかたちで作業量が増えていきます。

さらに信頼が積み重なると、「新商品の登録作業もお願いしたい」「セール用のバナーも作ってほしい」というように、依頼の種類そのものが広がっていくことがあります。ここまで来ると、単発の作業から、月あたり一定の作業量が見込める継続案件へと性質が変わってきます。

このプロセスにかかる期間は発注者や案件の性質によって差がありますが、共通しているのは、最初の小さな依頼を丁寧にこなすことが、次のステップへの入り口になっているという点です。逆に言えば、最初から大きな仕事を狙って選考に落ち続けるよりも、小さな作業で実績を作り、そこから広げていくほうが、結果的に着実な道筋になりやすいということです。

副業としての時間配分を考える

ECサイト制作の副業を継続していくうえで、もうひとつ重要なのが時間配分の考え方です。商品画像の修正やバナー制作は、1件あたりの作業時間が比較的短い一方で、細切れの時間で対応しやすいという特徴があります。本業のスキマ時間や、休日の数時間を使って対応するスタイルが一般的です。

一方で、商品登録のように件数が多い作業や、運用全般を任されるようになった場合は、まとまった時間の確保が必要になることもあります。受注する際は、自分がどの程度の時間を継続的に確保できるかを事前に見積もり、無理のない範囲で引き受けることが、長く続けるための重要なポイントです。

独自データ考察:小さく始めた人ほど継続案件に育っている

ここからは、フリーランス・在宅ワーク市場を長く見てきた運営者の視点から、独自の観察をお伝えします。20年この市場を見てきた立場から言えば、EC制作・運用の分野で長く安定して稼働している人ほど、最初の案件は必ずと言っていいほど小さな作業から始めています。逆に、実績ゼロの状態でいきなり「ECサイト一式構築します」と応募して案件を獲得できるケースは、極めて限られています。

運営者として見てきた限りでは、長く続く人ほど、単発の作業ではなく「この人に任せると楽」という関係づくりに時間を使っています。商品画像1枚の修正でも、納期を守り、指示された規定を正確に守り、確認の連絡を丁寧に返す。この積み重ねが、次の依頼、さらにその次の依頼へとつながっていきます。

また、額面より手取りを重視する視点も大切です。中間マージンが乗らない直接取引は、同じ予算で依頼者はより多くの作業を依頼でき、受け手はその分手取りが厚くなります。手数料0%という条件は、金額そのものよりも「手取りが厚い」という質の違いとして実感されることが多く、これは特に単価の低い小さな作業から始める人にとって、継続のモチベーションになりやすい要素です。

副業でどのくらいの収入になるかは案件の単価や受注量によって大きく変わるため一概には言えませんが、まずは小さな作業を積み重ねて、発注者との信頼関係を築くことが、遠回りに見えて実は最短の道だと私は考えています。ECサイト制作に興味があるなら、いきなり大きな案件を狙うのではなく、商品画像1枚の修正から始めてみることをおすすめします。焦らず段階を踏むことが、結果として一番早く、そして無理のないかたちで副業を軌道に乗せる方法だというのが、この市場を見てきた実感です。

なお、副業で得た収入については、金額にかかわらず確定申告が必要になるケースがあります。具体的な要否や手続きの詳細は、国税庁の案内や税務署への相談で確認するようにしてください。副業の所得区分や必要経費の考え方は個人の状況によって異なるため、迷った場合は自己判断せず、税務署の窓口や税理士に相談することを強くおすすめします。

また、報酬の受け取り方についても、銀行振込のタイミングや手数料の負担者を事前に確認しておくと安心です。特に複数の発注者と並行してやり取りする場合は、どの案件がいつ入金される予定なのかを自分なりに記録しておくと、確定申告の際の集計作業がスムーズになります。小さな作業の積み重ねであっても、お金の流れを把握する習慣を早いうちから身につけておくことは、副業を長く続けるうえでの土台になります。

本日はインターファクトリーでWEBマーケティングを担当している筆者が、EC初心者でもECサイト制作の手順と費用相場を10分程度で理解できるように詳しく解説します。 出典: ebisumart.com

こうした事業者側の解説を見ても、ECサイト制作は「一気にすべてを揃える」ものではなく、段階を踏んで理解を深めていく分野だとわかります。副業として関わる場合も同じで、小さな作業から着実に理解と実績を積み上げていくアプローチが、結果的に一番早く安定した収入源につながります。

在宅ワーク全般の始め方に関心がある方は、在宅ワーク・リモートワークの始め方|未経験からできる仕事と探し方も参考になります。ECサイト制作以外の分野でも、未経験からどう一歩を踏み出すかという考え方は共通しています。また、ソフトウェア関連の職種に関心が広がった場合は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で、開発系職種の市場相場を確認しておくと、将来的なキャリアの選択肢を広げる材料になります。

最後にもう一度お伝えしたいのは、始め方に正解は一つではないということです。人によって使える時間もスキルも異なるため、自分のペースに合った小さな一歩を見つけることが何より大切です。焦らず、着実に、そして契約条件はきちんと確認しながら、副業としてのECサイト制作に取り組んでいってください。

よくある質問

Q. ECサイト制作の副業は未経験でも始められますか?

はい。商品画像の修正や商品登録といった小さな作業であれば、専門的なプログラミング知識がなくても始めやすいです。まずは無料の画像編集ツールで基本操作に慣れることをおすすめします。

Q. 最初にどんな案件を選べばいいですか?

「未経験者歓迎」「テスト案件からご相談可」と明記された、商品画像加工や商品登録などの小規模な作業から選ぶと、実績を積みやすくなります。

Q. 契約前に確認すべきことは何ですか?

報酬の支払い時期、修正回数の上限、画像やバナーの著作権の帰属について、作業開始前に文面で確認しておくことが大切です。口頭だけのやり取りは避けましょう。

Q. 副業で得た収入は確定申告が必要ですか?

金額や状況によって要否が変わるため、一律には言えません。詳しい要件は国税庁の案内を確認するか、最寄りの税務署に相談することをおすすめします。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年3月9日最終更新:2026年9月17日
長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津@SOHO編集部

行政書士・元企業法務

企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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