RESERVAの料金|無料でどこまで使えるか


この記事のポイント
- ✓レゼルバ 料金の全体像を公式の料金ページの記載だけで整理しました
- ✓無料のフリープランで使える範囲
- ✓月額以外にかかるオプションと決済手数料まで
「レゼルバ 料金」で検索してこのページにたどり着いた方の多くは、すでに公式サイトの料金表を一度は見ているはずです。それでも検索し直すのは、表を見ただけでは「自分の店なら結局いくらになるのか」が分からないからです。無料で始められると書いてあるけれど、どこまで無料なのか。有料に上げる必要が出るのは何がきっかけなのか。月額のほかに何が乗るのか。この3つがはっきりしないまま申し込むのは不安だと思います。
先に結論をお伝えします。RESERVA(レゼルバ)には月額0円のフリープランがあり、月間予約50件・登録顧客250件・43機能という上限の中であればずっと無料で使えます。有料プランは5段階で、年払いなら月あたり3,850円から46,200円まで(いずれも税込)。そして料金表の金額とは別に、LINE連携やクーポン発行といったオプション料金と、オンライン決済を使う場合の決済手数料が乗ります。この記事では、公式の料金ページとヘルプセンターに実際に書かれている内容だけを使って、その内訳を順に見ていきます。
金額の出どころをはっきりさせておきます。以下の数字は、いずれも2026年9月2日時点でRESERVA公式の料金ページとサポートページに掲載されていた記載です。公式サイトに書かれていない項目については、推測で埋めずに「公開資料では確認できませんでした」と書いています。予約システムの記事では、他社メディアの数年前の数字がそのまま引き写されて残っていることが珍しくないので、必ず日付とページの出どころを添えて読んでください。
料金表を開く前に確認しておきたい4つのこと
料金を比べる前に、そのサービスが今も普通に契約できる状態かどうかを確認しておくと、あとの手戻りが減ります。見るのは次の4点です。サービス自体の提供終了、新規申し込みの受付停止、提携先や関連サービスの終了、そして先の日付が決まっているプラン改定や値上げ。この4つは料金表の数字が同じでも前提を壊してしまうもので、決まった瞬間に「安いから選ぶ」という判断が成り立たなくなります。
RESERVAについて公式サイトを確認した範囲では、この4点はいずれも記載が見当たりませんでした。公式のお知らせ欄は全11件がすべて機能追加の告知で、終了に関する記述はありません。トップページと料金ページの両方に「無料で予約サイトを開設」「新規登録」の導線が現在も設置されています。LINE連携、Zoom連携、Akerun連携、RemoteLOCK連携、Googleカレンダー連携も現行のオプションとして料金ページに掲載されています。
ただし、料金ページの末尾には次の但し書きがあります。「※掲載されている料金・機能・仕様・サービス等は掲載時点のものです。これらは今後変更される場合があります。」つまり改定の予告は出ていないけれど、変更しないという約束もされていません。年単位で使う前提なら、契約前にもう一度公式ページを開いて金額を突き合わせてください。
もうひとつ、URLについての注意があります。トップページのナビゲーションにある「料金」のリンク先は biz サブドメイン側の料金ページで、reserva.be 直下の /price は404を返します。料金の一次情報を確認するときは biz 側を見てください。他社メディアの記事から料金ページに飛ぼうとして404に当たり、「サービスが終わってしまったのか」と誤解する方がいますが、そうではありません。ページの置き場所が変わっただけです。
料金の全体像は6段階
RESERVAの料金プランは無料のフリーを含めて6段階です。税表記については料金ページに「※掲載されている料金はすべて税込価格です。」と明記があります。初期費用については「初期費用・サポート費用はどのプランでも0円」と書かれています。
| プラン | 年払(円/月・税込) | 月払(円/月・税込) | 公式の説明文 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0 | 0 | はじめてでも安心。ずっと無料で使える |
| ブルー | 3,850 | 5,500 | 予約枠の拡張をお手軽に。チーム運用も可能 |
| シルバー | 6,600 | 8,800 | 広告非表示。基本的な機能でシンプル運用 |
| ゴールド | 13,200 | 17,600 | 業務拡大に対応できる柔軟な機能を提供 |
| エンタープライズ | 23,100 | 30,800 | 高度な機能で本格的かつ自由度の高い運用を実現 |
| スイート | 46,200 | 61,600 | 大規模運用を実現する包括的な機能を提供。大企業・官公庁向け |
年払いと月払いの差は小さくありません。ブルーで見ると月払い5,500円に対して年払いは3,850円で、差は1,650円。1年間なら19,800円の違いになります。金額の比率で言えば年払いは月払いのおよそ70%で、この比率は上位プランでもおおむね共通しています。ただし年払いは前払いなので、途中で他社に移る可能性が残っている段階では月払いで様子を見るという判断もあります。
支払い方法にも条件があります。公式の記載では「ご利用料金をクレジットカードでお支払いいただく場合、プランアップグレードのお手続きが完了後、即時ご利用を開始いただけます。」「ご利用料金を銀行振込(請求書)でお支払いいただく場合、12ヶ月分の一括払いとなります。入金確認後、3営業日以内にご利用を開始いただけます。」とあります。請求書払いを選ぶと12ヶ月一括になる点は、経理の都合で振込を選びたい事業者にとって見落としやすいところです。
申し込みの順序も決まっています。「RESERVA予約のすべての有料プランは、フリープランでのご登録後、続けてプランアップグレードのお手続きをいただくことでご利用いただけます。」つまり最初からゴールドを申し込むことはできず、いったん無料で登録してから上げる形になります。なお料金表に載っている6段階の上にもプランがあり、「上記以外にも、上位プランをご用意しておりますので、お問い合わせください。」と記載されています。こちらの金額は公開されていません。
無料のフリープランでどこまで使えるか
ここが「レゼルバ 料金」で検索する方が一番知りたいところだと思います。フリープランは月額0円で、公式の説明文は「ずっと無料で使える」です。期間限定の無料ではありません。使える範囲は次のとおりです。
・月間予約件数:50件 ・登録顧客件数:250件 ・利用できる機能数:43 ・サポート:メール ・オンラインカード決済:利用可(手数料4.9%) ・メルマガ・DM配信:別料金
月50件という上限は、営業日を25日として計算すると1日あたり2件です。個人でやっているカウンセリングルーム、週末だけ開けている教室、月に数回のワークショップ、開業したばかりのサロンであれば、この枠の中に収まることは十分あります。逆に、1日に5件も6件も予約が入る美容室や整体院だと、開業初月から超えます。自分の店の1ヶ月の予約数を数えてみて、50件との距離を見るのが最初の判断になります。
登録顧客件数の250件という上限も、意外と早く効いてきます。予約件数は毎月リセットされますが、顧客の登録は積み上がっていくためです。月に20人の新規が来る店なら、1年ちょっとで250件に届きます。予約件数にはまだ余裕があるのに顧客件数のほうが先に埋まる、という順番になる店は珍しくありません。
見落としやすいのが広告表示です。料金表で「広告非表示」はシルバープラン以上の機能として掲載されているため、フリーとブルーでは予約サイトに広告が表示される扱いになります。無料で使うこと自体は問題ないとしても、お客様が最初に触れる予約画面に他社の広告が出ることをどう考えるかは、業種によって答えが変わります。医療や士業のように第一印象が信頼に直結する分野では、広告を消すためだけにシルバーへ上げる判断は理屈が通ります。
もうひとつ、メルマガとDMの配信はフリーとブルーでは「別料金」と記載されており、無料の通数枠は書かれていません。プラン詳細表を見ると、シルバー以降は2,000通、4,000通、8,000通、16,000通という通数が割り当てられています。再来店の案内をメールで送る運用を予定しているなら、この行は必ず確認してください。
有料プランで何が増えるのか
各プランの上限を並べると、どこで料金が上がるのかが見えてきます。すべて公式表記のままです。
| プラン | 月間予約件数 | 登録顧客件数 | 利用できる機能数 | サポート |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 50件 | 250件 | 43 | メール |
| ブルー | 200件 | 1,000件 | 44 | メール |
| シルバー | 500件 | 2,500件 | 54 | メール |
| ゴールド | 1,000件 | 5,000件 | 82 | メール |
| エンタープライズ | 2,000件 | 10,000件 | 110 | 電話、メール |
| スイート | 4,000件 | 20,000件 | 116 | 電話、メール |
フリーからブルーへの一段目は、予約件数が4倍、顧客件数も4倍になる一方で、機能数は43から44へ1つ増えるだけです。つまりブルーは「機能を買う」プランではなく「枠を買う」プランだと読めます。機能が大きく増えるのはシルバーの54、そしてゴールドの82で、ここが性格の変わり目です。ゴールドとエンタープライズの間でも110へ増えており、上位ほど1段の中身が濃くなっています。
料金ページで課金の軸として明示されているのは、月間予約件数、登録顧客件数、利用できる機能数の3つです。スタッフ数の上限列は料金表にありません。「担当者登録」「スタッフ指名」は機能として掲載されているので、スタッフを増やしても本体プランの金額が自動的に上がる設計にはなっていない、と読めます。これは人数課金のサービスと比べたときに効いてくる違いです。スタッフの入れ替わりが多い店ほど、この差は運用のしやすさとして表れます。
店舗数についても本体プランは店舗数課金ではありません。複数店舗をまとめて見たい場合は「多店舗管理」というオプションが別建てで用意されており、月額22,000円から(税込・シルバープラン以上)と掲載されています。2店舗目を出すタイミングでこの金額が乗ることは、あらかじめ頭に入れておいたほうがいい部分です。
なお、サブ管理者の登録上限としては5件、50件、100件、200件、600件という区分が掲載されています。店長に管理画面を触らせたい、スタッフごとに権限を分けたいという運用をするなら、この行も一緒に見てください。予約の登録だけできる人と、売上まで見られる人を分けたい場面は必ず出てきます。
7日間のトライアルには別の上限がある
無料で試す方法として、フリープランとは別にトライアルの仕組みがあります。公式ヘルプの記載は次のとおりです。
予約サイトの初期設定完了後は、自動的にトライアルプランが適用されます。トライアルプランでは、エンタープライズプラン相当の機能を1週間無料でお試しいただけます。 出典: support.reserva.be
期間は「予約サイトの初期設定完了日から7日間です。(完了日当日〜6日後の23:59まで)」で、終了後は自動的にフリープランへ移行します。有料プランへ自動で切り替わるわけではないので、放置しても課金が始まる作りにはなっていません。ここは安心してよい部分です。
ただしトライアル中には、エンタープライズ相当と言いながら別の上限がかかります。予約件数は10件まで、顧客件数は20件まで、メール配信件数は5件までです。さらに、トライアル中は使えない機能として、サブ管理者追加、RESERVAペイメント、LINE連携、クーポン、スマートロック連携(Akerun、RemoteLOCK)、多店舗管理、アフィリエイト連携が挙げられています。
ここは誤解しやすいところです。LINEから予約を受けたいという目的で導入を検討している場合、その肝心のLINE連携がトライアル中には試せません。7日間という短さもあわせて、トライアルは「操作感を確かめる期間」であって「本番運用を再現する期間」ではないと考えたほうが実態に合います。本番に近い形で確かめたいなら、フリープランで登録したうえで必要なオプションだけ有料で足して、1ヶ月動かしてみるほうが確実です。
月額のほかにかかるお金
「レゼルバ 料金」を月額だけで見積もると、あとで数字が合わなくなります。料金ページの「機能追加オプション」に掲載されている内容を、公式表記のまま並べます(すべて税込)。
| 連携・オプション | 月額料金 | 利用可能プラン |
|---|---|---|
| LINE連携 | 3,300円 | フリープラン〜 |
| Googleカレンダー連携 | 0円 | フリープラン〜 |
| Zoom連携 | 0円 | ゴールドプラン〜 |
| Akerun連携 | 1,100円/台〜 | エンタープライズプラン〜 |
| RemoteLOCK連携 | 1,100円/台〜 | エンタープライズプラン〜 |
| 多店舗管理 | 22,000円〜 | シルバープラン〜 |
| メルマガ・DM配信 | 0円〜 | フリープラン〜 |
| クーポン発行 | 330円/1クーポン | フリープラン〜 |
| QRコード受付アプリ | 要問合せ | スイートプラン〜 |
| タグの追加埋め込み | 0円 | エンタープライズプラン〜 |
| API連携 | 要問合せ | スイートプラン〜 |
この表の読み方でいちばん大事なのは「利用可能プラン」の列です。LINE連携はフリープランからでも足せます。つまり月額0円のフリープランにLINE連携だけを乗せれば、月3,300円でLINE予約を受けられる計算になります。一方でZoom連携は無料ですが、そもそもゴールドプラン以上でないと使えません。オンラインレッスンをZoomで自動連携したいなら、連携料金が0円でも本体は年払いで月13,200円のゴールドが必要という構造です。連携が無料かどうかより、どのプランから使えるかを先に見てください。
スマートロック連携も同じ読み方をします。Akerun連携とRemoteLOCK連携はエンタープライズプラン以上で、しかも「別途初期費用(機器購入費+取付工事費)+月額利用料が発生します。」と明記されています。無人のレンタルスペースを回したい方にとっては、予約システムの月額よりも機器側の費用のほうが大きくなる可能性があります。
クーポン発行が1クーポンあたり330円という課金なのも特徴です。年に何本のキャンペーンを打つかで金額が変わるので、月額として固定で見積もらず、施策の本数から逆算してください。年12本なら3,960円で、月あたりに直せば330円です。
決済手数料4.9%をどう見るか
オンラインでのカード決済は全プランで使えて、手数料は4.9%と掲載されています。フリープランでも同じ料率です。対象は「予約や月額プラン、回数券、入会費・会費などをクレジットカードで決済できます。」とされています。
料率の税表記についてひとつ補足します。料金ページ全体には「※掲載されている料金はすべて税込価格です。」という但し書きがありますが、4.9%という料率自体に税抜と税込の別記はありません。手数料に消費税がどうかかるかは事業者側の会計処理に影響するので、金額が大きくなる見込みなら申し込み前に問い合わせて確認しておくのが安全です。
金額の感覚をつかむために計算しておきます。事前決済で月30万円を受け取る店なら、手数料は14,700円です。これは年払いのエンタープライズプランの月額23,100円に近い水準で、月額よりも決済手数料のほうが先に効いてくる規模があるということです。事前決済を積極的に使う予定なら、月額の比較だけでサービスを選ぶと判断を誤ります。
無断キャンセルを減らす目的で事前決済を入れるなら、この4.9%は「キャンセル対策の費用」として見るほうが実態に近いはずです。1件のキャンセルで失う売上と、決済手数料の合計を並べてみると、導入するかどうかの線が引きやすくなります。施術時間が長く単価の高い業種ほど、この計算は事前決済に有利に出ます。
対応業種の広さは料金の理由でもある
RESERVAはトップページで「350以上の業種に対応」「累計導入社数350,000社以上」と掲載しています。列挙されている業種カテゴリは、施設・会場、サロン、宿泊施設、イベント、スクール・教室、マッサージ・治療院、健康診断・検診、窓口・来店接客、自治体・官公庁と幅があります。料金ページ下部の「対応業界」には、官公庁、大学・専門学校、施設運営、医療機関、保険・代理店、総合案内が挙げられています。
予約タイプも、サービス提供タイプ、スタッフ指名タイプ、スクールタイプ、イベントタイプ、施設タイプ、宿泊タイプの6種類が用意されています。この幅の広さが機能数116という数字につながっていて、上位プランの金額の理由にもなっています。
裏を返すと、特定の業種に特化したサービスと比べたときに「自分の業種で必要な機能だけを安く使う」という形にはなりにくい面があります。汎用のシステムは、使わない機能の分もプランの段階に含まれているためです。業種特化型のサービスと比べる場合は、機能数ではなく「自分が毎日触る画面で何ステップ減るか」で見比べてください。
導入検討の場面でのこの位置づけを整理した記述として、次のような指摘があります。
予約システムの導入を検討すると、必ずと言ってよいほど候補に挙がるのが「RESERVA(レゼルバ)」です。無料から使えて業種も幅広く対応しているため、店舗オーナーや個人事業主から高い知名度を得ています。一方で、実際に導入する前には「RESERVA 評判は本当に良いのか」「料金や機能は自店舗に合うのか」を客観的に確認しておきたいところです。 出典: gyms.jp
無料から使えることと、自分の店に合うことは別の話だという整理は、この記事の立場とも一致します。知名度で選ぶのではなく、上限と手数料が自分の運用に合っているかで選んでください。
サポートは料金で分かれる
サポート費用そのものは「初期費用・サポート費用はどのプランでも0円」と明記されています。ただし窓口の種類はプランで分かれます。フリー、ブルー、シルバー、ゴールドはメールのみ。電話が使えるのはエンタープライズとスイートです。
操作に不安がある方にとって、この線引きは金額以上に重い意味を持つことがあります。予約サイトの設定でつまずいたとき、メールで往復して2日かかるのか、電話で15分で終わるのかは、開業直前の1週間では大きな差になります。有償オプションとして「予約サイトの初期設定代行」も用意されており、「有償オプションをご利用の場合、内容に応じて別途費用が発生いたします。詳しくはお問い合わせください。」と案内されています。金額は公開されていないため、必要そうなら見積もりを取ってください。
そのほかの窓口としては、問い合わせフォーム、専任コンサルタントへの相談会予約、資料ダウンロード、操作マニュアル・ヘルプが案内されています。運営会社の詳細については、フッターに運営会社ページへのリンクがありますが、今回確認した範囲には含めていないため、会社情報は公開資料では確認できませんでした。
他の予約システムと並べたときの位置
同じ土俵で比べるときは、税の基準がそろっているかを最初に見てください。ここを揃えずに並べると、数字が近く見えて実際は1割違うという事故が起きます。
STORES 予約は料金ページの各プランに「税込」と明記があり、フリープランが0円、有料は年契約・一括払いでスモール9,790円、チーム19,690円、ビジネス28,600円、エンタープライズ66,000円という段階です。課金の軸は月間予約件数、予約ページ公開数、登録スタッフ数の3つで、スタッフ数が軸に入っている点がRESERVAと違います。事前クレジットカード決済の手数料は、パッケージプランの加入状況によって5.5%または3.6%(中小特別料率の適用時は5.2%または3.3%)と案内されています。
美容室向けのリザービアは、公式サイトが金額を掲載しているのが追加オプションだけで、基本プランの料金は公開されていません。しかもオプションの表示は「※表示価格はすべて税抜表記です。」と明記されており、税込表記のRESERVAやSTORES 予約とそのままでは比べられません。基本料金を知るには資料請求か問い合わせが必要です。
医療機関向けのドクターキューブは、料金ページの本文が「ドクターキューブは、運用によって構成内容や価格条件が異なります。お打ち合わせのうえ、お見積を提示させていただきます。」の一文だけで、金額は一切公開されていません。ハードウェアを含む個別構成が前提のため、そもそも月額いくらという形では比べられない設計です。
つまり、料金表を並べて比較できるのはRESERVAとSTORES 予約の2つで、残りは問い合わせが前提になります。無料で始めて自分で立ち上げたいならRESERVA、決済まで含めて店舗運営をひとつにまとめたいならSTORES 予約、というのが料金の公開のされ方から読み取れる住み分けです。
契約前に確認しておきたい項目
金額の見落としは、だいたい同じところで起きます。順番に確認してください。
・自店の1ヶ月の予約件数は50件を超えるか。超えるなら年払いでどのプランか ・顧客名簿は何件になるか。250件を超えるのはいつごろか ・予約画面に広告が出て困る業種か。困るならシルバー以上が必要 ・LINEから予約を受けるか。受けるなら月3,300円が乗る ・2店舗目の予定があるか。あるなら多店舗管理の22,000円からを見込む ・事前決済を使うか。使うなら想定売上の4.9%を月額に足して比べる ・電話サポートが必要か。必要ならエンタープライズ以上 ・支払いは請求書か。請求書なら12ヶ月一括になる
この8項目を埋めれば、料金表のどの行が自分に該当するかはほぼ決まります。埋められない項目が残るなら、それは料金の問題ではなく運用がまだ決まっていないということなので、先に運用のほうを決めてください。
システム選びと設定の手間を誰が引き受けるか
ここまで公式の記載を追ってきて分かるとおり、予約システムの料金は「月額いくら」の一行では決まりません。予約件数、顧客件数、広告の有無、連携オプション、決済手数料、サポートの窓口という6種類の変数が絡みます。しかも変数の名前も単位もサービスごとに違うので、比較表を自分で作ろうとすると半日は溶けます。
この作業は、業務システムの選定支援として外部に頼める領域です。要件を洗い出して候補を絞り、見積もりを取って条件をそろえるところまでを任せる形なら、店主が本業の時間を削らずに済みます。どんな仕事として発注されているかは、AIコンサル・業務活用支援のお仕事にまとまっています。業務の棚卸しからツール選定、導入後の定着支援までを含む依頼が多い分野です。
予約サイトを自社サイトに埋め込みたい、既存のホームページとデザインを揃えたいという段階になると、実装側の手が必要になります。埋め込みやタグの設置、既存サイトとの繋ぎ込みはアプリケーション開発のお仕事の範囲に入る作業で、単発で頼めることも多い部分です。発注する側として費用感を掴んでおきたいなら、ソフトウェア作成者の年収・単価相場で職種としての相場を確認しておくと、届いた見積もりが高いのか妥当なのかを判断しやすくなります。
予約が入ったあとの問い合わせ対応や、リマインドメールの文面づくりを外に出す選択肢もあります。どこまで任せられるかはオンライン秘書サービス比較|料金・対応業務で選ぶ【2026年版】に整理してあります。案内メールの質は予約のキャンセル率に直結するので、文章を書ける人に任せる価値がある部分です。人材を見分けるときの目安としてはビジネス文書検定のような資格が参考になります。
運営者として見てきた限りでの補足
在宅ワークと業務委託の市場を20年見てきた立場から言うと、予約システムの入れ替えでつまずく店には共通点があります。金額の比較には時間をかけるのに、「毎日誰がこの画面を触るのか」を決めないまま導入してしまうことです。機能数116のプランを契約しても、実際に触るのは予約一覧と当日の確認画面だけ、ということは珍しくありません。逆に、月額0円のフリープランでも、運用する人が決まっていて手順が固まっていれば、予約の取りこぼしはきちんと減ります。
もうひとつ、外に頼むときの費用の見え方についてお伝えしておきます。仲介の手数料が乗る経路で発注すると、依頼者が払った金額と受け手に届く金額の間に差が生まれます。手数料0%の直接取引であれば、同じ予算でも依頼できる量が増え、受け手の手取りは厚くなります。長く続いている組み合わせを見ていると、単発の作業を安く買い叩くのではなく、「この人に任せると自分が考えなくて済む」という状態を作りにいっている依頼者が多い。予約システムの選定と設定も、まさにそのタイプの仕事です。
料金表の数字は公式サイトで確認できます。確認できないのは、自分の店が来月何件の予約を受けるかという見込みだけです。そこさえ決めれば、この記事で並べた表のどの行が自分の行なのかは、もう分かるはずです。
よくある質問
Q. RESERVAは本当にずっと無料で使えますか?
フリープランは月額0円で、公式の説明文も「ずっと無料で使える」と記載されています。期間限定の無料ではありません。ただし月間予約50件、登録顧客250件、利用できる機能数43という上限があり、サポートはメールのみです。予約サイトに広告が表示される点も無料プランの条件に含まれます。この範囲で収まる規模なら、費用をかけずに運用を続けられます。
Q. 無料プランから有料プランに上げるのはどんなときですか?
月の予約が50件を超えるとき、顧客名簿が250件を超えるとき、予約画面の広告を消したいときの3つが主なきっかけです。広告を消せるのはシルバープラン以上なので、無料からいきなりシルバーへ上げる判断もあります。有料プランはフリープランで登録したあとにアップグレードする手順になっており、最初から直接申し込むことはできません。
Q. 月額のほかにどんな費用がかかりますか?
オンラインカード決済を使う場合の手数料4.9%と、機能追加オプションの月額です。LINE連携は月3,300円(税込)、多店舗管理は月22,000円から、クーポン発行は1クーポンあたり330円と掲載されています。GoogleカレンダーとZoomの連携料金は0円ですが、Zoomはゴールドプラン以上でないと使えません。初期費用とサポート費用はどのプランでも0円です。
Q. 7日間のトライアルで本番と同じ使い方を試せますか?
試せません。トライアルはエンタープライズ相当の機能を7日間使える仕組みですが、予約10件、顧客20件、メール配信5件という別の上限がかかります。さらにLINE連携、クーポン、スマートロック連携、多店舗管理、サブ管理者追加はトライアル中に使えないと公式に明記されています。本番に近い形で確かめたいなら、フリープランで登録して必要なオプションだけ足す方法が確実です。
Q. 他社の予約システムと料金を比べるときの注意点はありますか?
税の基準をそろえることです。RESERVAとSTORES 予約はいずれも税込表記ですが、美容室向けのリザービアは公開されているオプション料金が税抜表記で、基本料金自体が公開されていません。医療機関向けのドクターキューブは料金が全面的に個別見積もりです。表に並べて比較できるのは料金を公開している2つだけで、残りは問い合わせが前提になります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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