未経験のアプリ開発で受注できるのは、動く成果物を1本出せた人


この記事のポイント
- ✓アプリ開発を未経験から始めて仕事につなげたい方へ
- ✓ポートフォリオの作り方
- ✓受注までの現実的なステップを
「アプリ開発、未経験からでも本当にできるんでしょうか」。
こういうご相談、実はとても多いんです。会社員として別の仕事をしてきた方が、ふと「アプリを作れたら」と思い立つ。でも、周りにエンジニアの知り合いがいなくて、何から手をつけていいのか分からない。検索しても専門用語だらけで、余計に不安になる。
大丈夫です。未経験からアプリ開発の仕事につながった人は、確かに存在します。ただし、そこにはひとつだけ共通点があります。動く成果物を1本出せたかどうか、これだけです。今日は、そこにたどり着くまでの現実的な道筋を、一緒に整理していきましょう。
アプリ開発 未経験を取り巻く今の状況
まず、マクロな視点から現状を見てみます。IT人材の不足は長年言われ続けていて、未経験者向けの求人自体は減っていません。求人サイトを見ると「未経験歓迎」「研修あり」を掲げるエンジニア求人が数多く並んでいます。
アプリ開発未経験からアプリケーションエンジニアになるには、どのようにしたら良いのでしょうか。近年では、未経験者を積極採用している企業も増えていますので、未経験者でも十分アプリケーションエンジニアを目指せます。そのためには、アプリケーション開発に関するスキルの習得が前提です。 出典: career.levtech.jp
ここで大事なのは、「未経験歓迎」の求人の多くが正社員のエンジニア職を指しているという点です。フリーランスや副業として案件を受注する場合は、話が少し変わってきます。発注者は研修を用意してくれません。最初から「ある程度動くものを作れる人」を探しています。
つまり、未経験から仕事を得るには、企業に雇われて育ててもらうルートと、自分で学んでから案件を取りに行くルートの、大きく2つがあるということです。この記事では、後者、つまり在宅・フリーランスとして未経験から案件獲得を目指す方向けに、具体的な進め方をお伝えします。
私自身、心理学を学んだ立場から見ていて感じるのは、この「2つのルートがある」という前提を知らないまま検索を続けると、情報が混ざって余計に不安になりやすいということです。まずはこの整理だけでも、気持ちが少し軽くなるのではないでしょうか。
未経験からアプリ開発を学ぶ現実的な順番
何から手をつけるか、迷わない決め方
学習を始める前に、多くの方がつまずくのが「どの言語を選ぶか」です。SwiftかKotlinか、それともFlutterのようなクロスプラットフォームか。ここで数週間悩んでしまう相談を、私は何度も受けてきました。
結論から言うと、最初の1本を作る段階では、言語選びよりも「完成させること」を優先してください。iPhoneアプリを作りたいならSwift、Androidアプリを作りたいならKotlin、両方に対応したいならFlutterやReact Nativeといったクロスプラットプラットフォームのフレームワークを選ぶのが基本です。ただし、この選択で迷い続けるより、どれか1つを決めて手を動かし始める方が、結果的に早く前に進めます。
心理学的に言うと、これは「決定疲れ」という現象に近いものです。選択肢が多すぎると、人は選ぶこと自体にエネルギーを使い果たしてしまい、行動に移せなくなります。だからこそ、最初の言語選びは「えいやで決める」くらいでちょうどいいのです。
学習期間の目安と現実
未経験からアプリ開発を学び、簡単なアプリを1本完成させるまでには、学習に充てられる時間にもよりますが、3か月から半年程度を見ておくと現実的です。毎日1〜2時間の学習時間が確保できる場合の目安になります。
この期間、最初の1か月は基礎文法や開発環境の構築で、思うように進まないことが多いです。「エラーが出て動かない」「チュートリアル通りにやったのに違う結果になる」。こうした壁にぶつかったとき、心が折れそうになる方をたくさん見てきました。
ここで私がお伝えしたいのは、エラーで詰まる時間そのものが学習の一部だということです。エラーメッセージを読んで、検索して、原因を突き止める。この繰り返しが、実は現場のエンジニアが毎日やっていることと同じなんです。つまずいている今の自分を責める必要はありません。
独学と学習サービスの使い分け
独学で進めるか、有料のオンライン学習サービスを使うか。これも迷いやすいポイントです。独学の場合は費用を抑えられますが、疑問点を自力で解決する必要があり、挫折しやすい傾向があります。学習サービスを使う場合は費用がかかりますが、体系的なカリキュラムと質問できる環境が用意されています。
個人的な見立てとしては、プログラミング自体が全くの初めてという方は、最初の基礎部分だけでも学習サービスや書籍で体系的に学び、ある程度文法が分かってきた段階で独学に切り替えるのが挫折しにくい進め方だと感じています。
動く成果物を1本出すことの意味
なぜポートフォリオが評価を左右するのか
未経験から案件を受注する際、発注者が最も見るのはポートフォリオです。学習歴や資格の有無以上に、「この人は実際に何を作れるのか」が判断材料になります。
【経験・資格】<必須(MUST)>・モバイルアプリ開発経験・要件定義から実装、運用保守までの一貫した開発経験...(特徴)・7割以上が金融未経験・20代中盤〜40代前半までバランスよく在籍している 出典: 求人ボックス
正社員採用の求人でも実務経験や一貫した開発経験が重視される傾向がある以上、フリーランスの受注ではなおさら「作ったものそのもの」が評価対象になります。学習だけを続けて、何も完成させないまま数か月が過ぎてしまうケースは、決して珍しくありません。学ぶことと作ることは、意識して両方やる必要があります。
最初の1本は何を作ればいいか
初めてのアプリは、機能を欲張らないことが重要です。TODOリストアプリ、簡単な家計簿アプリ、天気情報を表示するアプリなど、機能がシンプルで完成させやすいテーマを選びましょう。
大切なのは、次の3点を満たすことです。1つ目は、実際にスマートフォンやパソコンで動くこと。2つ目は、ユーザーが操作できる最低限の機能があること。3つ目は、コードを他人が見られる状態にしておくこと。この3つがそろえば、「未経験だけど、これだけは作れます」という説得力のある材料になります。
ポートフォリオの見せ方
作ったアプリは、単に公開するだけでなく、「なぜこの機能を作ったのか」「どこでつまずいて、どう解決したか」を言葉で説明できるようにしておきましょう。発注者は完成度だけでなく、問題解決の過程にも興味を持っています。
私が相談を受けた方の中に、最初は自信がなくて「こんな簡単なアプリで見せていいのか」と悩んでいた方がいました。実際にお話を伺うと、機能はシンプルでも、エラー対応の記録がしっかり残っていて、むしろその過程こそが評価される部分だと分かりました。完璧なアプリより、誠実に作られた過程が見える1本の方が、未経験者にとっては強い武器になります。
未経験からの案件獲得ステップ
ステップ1: 学習と並行して小さく発信する
学習を進めながら、SNSやブログで進捗を発信しておくことをおすすめします。「今日はこのエラーで詰まった」「このアプリを完成させた」といった投稿の積み重ねが、後々ポートフォリオ以上の信頼材料になることがあります。
ステップ2: 小規模な案件から実績を作る
いきなり大きな案件を狙うのではなく、簡単な機能追加や既存アプリの修正など、規模の小さい案件から実績を積むのが現実的です。小規模案件でも「納期を守れた」「コミュニケーションが丁寧だった」という実績は、次の案件獲得につながります。
ステップ3: スキルの幅を少しずつ広げる
1つの言語やフレームワークに慣れてきたら、周辺知識にも手を広げていきましょう。データベースの基礎、APIの扱い方、UIやUXの基本的な考え方など、アプリ開発に隣接する分野を学ぶことで、対応できる案件の幅が広がります。
未経験者が気をつけたいこと
契約や報酬に関する取り決めは、未経験のうちほど曖昧にしがちです。着手前に業務範囲や納期、報酬の支払い時期を書面やメッセージで明確にしておくことは、未経験・経験者を問わず基本のルールです。制度や税務に関わる部分、たとえば確定申告や社会保険の扱いについて不明な点がある場合は、税務署や年金事務所など公的な窓口に直接確認することをおすすめします。
個人でも事業を始めたら、確定申告が必要になる場合があります。所得の種類や金額によって手続きが異なるため、不明な点は最寄りの税務署へご相談ください。 出典: 国税庁
また、「未経験でも高単価」「すぐに稼げる」といった甘い言葉を強調する募集には注意が必要です。実際の相場感を知らないまま契約してしまうと、後から不利な条件に気づくことがあります。焦らず、複数の情報源を比較しながら判断する姿勢が、自分を守ることにつながります。
未経験者が資格をどう考えるべきか
アプリ開発の仕事に、法律で定められた必須資格はありません。医療や建築の分野とは違い、資格がなければ仕事ができないという制約がないのが、この分野の特徴です。とはいえ、資格が全く無意味というわけではありません。
未経験者が資格を取得する意味は、主に2つあります。1つ目は、体系的に学ぶきっかけになること。資格試験の範囲は基礎から実務に近い内容まで幅広くカバーされていることが多く、独学だと抜け落ちがちな知識を網羅的に押さえる助けになります。2つ目は、発注者に対して「一定水準の学習を継続してきた」ことを示す材料になることです。
ただし、資格取得だけに時間をかけすぎるのは避けたいところです。資格の勉強に半年かけて、実際に手を動かして作ったアプリが1本もない、という状態になってしまうと、案件獲得の観点では本末転倒です。資格の学習と並行して、小さくてもいいので実際に動くアプリを作る時間を必ず確保してください。
ビジネス系の資格に興味がある場合は、ビジネス文書検定のように、クライアントとのやり取りを円滑にするための知識を補う選択肢もあります。技術系の周辺知識として、CCNA(シスコ技術者認定)のようなネットワークの基礎資格が、アプリのバックエンドやAPI連携の理解を助けることもあります。必須ではありませんが、興味に応じて選択肢として知っておくとよいでしょう。
未経験者が副業として始める場合の現実的な収支
副業としてアプリ開発を始める場合、最初のうちは収入よりも実績づくりを優先する期間が発生することを、あらかじめ理解しておく必要があります。学習期間中は当然収入は発生しませんし、最初の数件の案件も、実績作りを目的とした低単価の依頼になりやすいのが実情です。
案件の単価は、依頼内容の難易度や納期、必要なスキルの専門性によって大きく変わります。簡単な機能追加やバグ修正のような小規模な作業であれば数千円から数万円程度、アプリ全体の設計から実装までを任される案件になると、数十万円規模になることもあります。ただし、これはあくまで一般的な相場の幅であり、未経験者がいきなり高単価帯の案件を受注できるわけではありません。
本業と並行して副業として取り組む場合は、就業規則で副業が認められているかどうかを事前に確認しておくことも欠かせません。会社によっては副業に関する届出や許可申請が必要な場合があります。この点を確認せずに案件を受けてしまうと、後々のトラブルにつながる可能性があるため、着手前に必ず確認しておきましょう。
未経験者が陥りやすい3つの失敗パターン
失敗1: 学習だけで完結してしまう
もっとも多いパターンが、学習コンテンツを消化することに満足してしまい、実際にアプリを完成させないまま時間が過ぎていくケースです。オンライン講座を1つ終えたら、次の講座、また次の講座と進んでしまい、いつまでも「作る」段階に進めない。これは学習それ自体が目的化してしまっている状態です。
対策としては、学習の早い段階から「小さくてもいいので完成させる」ことを目標に組み込むことです。完璧なアプリを目指すのではなく、まず動くものを1つ仕上げる経験を優先しましょう。
失敗2: 案件の規模を見誤る
未経験の段階で、いきなり大規模な開発案件に応募してしまい、途中で対応しきれなくなるケースもあります。発注者との認識のズレが大きいまま契約してしまうと、納期に間に合わない、機能を実装しきれないといった事態につながりかねません。
自分のスキルレベルに見合った規模の案件から着実に実績を積み、少しずつ対応できる範囲を広げていくのが、結果的に信頼を得やすい進め方です。
失敗3: コミュニケーションを軽視する
技術力があっても、発注者とのやり取りが不十分だと、案件が継続しないことがあります。進捗の報告が遅い、不明点をそのままにして作業を進めてしまう、といった対応は、技術力以前の問題として評価に影響します。
未経験者ほど、技術面での不安から「聞いたら迷惑かもしれない」と質問を控えてしまう傾向がありますが、実際には早い段階で確認を取る姿勢の方が、発注者から信頼されやすいものです。分からないことは正直に伝え、進捗はこまめに共有する。この基本を守るだけでも、印象は大きく変わります。
学び続ける人が最終的に強い理由
アプリ開発の技術は、数年単位で移り変わっていきます。未経験からスタートした人も、経験を積んだ人も、常に新しい技術を学び続ける必要がある点では同じ立場です。この事実は、未経験であることを過度に引け目に感じる必要がないことを意味しています。
心理学の視点から言うと、人は「今の自分の実力」と「理想の自分」を比較して落ち込みやすい傾向があります。ですが、アプリ開発の世界では、経験者であっても常に新しい技術についていくための学習を続けています。つまり、誰もがずっと学び続けている業界なのです。未経験というスタート地点は、決して特別に不利な条件ではありません。
案件を探す際には、AIチャットボット・アプリ開発のお仕事のように、アプリ開発分野の仕事内容や求められるスキルをまとめたガイドを参考にすると、実際にどんな業務が発注されているのかイメージがつきやすくなります。あわせて、ソフトウェア作成者の年収・単価相場を確認しておくと、自分が今後目指す働き方の目安を客観的につかむことができます。
開発環境をどう整えるか
学習を始める段階で、多くの方が悩むのが開発環境の構築です。パソコンのスペック、開発に使うソフトウェア、必要な初期費用など、事前に知っておきたいポイントを整理しておきます。
iPhoneアプリの開発を目指す場合、基本的にMacが必要になります。Windowsパソコンしか持っていない方は、この時点で選択肢が絞られることになります。Androidアプリであれば、Windows・Macどちらでも開発環境を構築できます。両方に対応したい場合は、FlutterやReact Nativeのようなクロスプラットフォームのフレームワークを使うことで、1つのコードから両方のOS向けにアプリを作ることが可能です。
開発に使うソフトウェア自体は、多くが無料で提供されています。iPhoneアプリ開発で使うXcode、Androidアプリ開発で使うAndroid Studioは、どちらも無料でダウンロードできます。学習コンテンツについても、無料の教材から始めて、必要に応じて有料の講座やサービスを追加していく進め方が、初期費用を抑えたい方には向いています。
パソコンのスペックについては、極端に古い機種でなければ、学習の初期段階では大きな問題になりにくいというのが実感です。ただし、アプリの規模が大きくなるにつれてビルドやシミュレーターの動作が重くなることがあるため、本格的に開発を続けていく段階では、メモリやストレージに余裕のある機種への買い替えを検討する方もいます。最初から高額な機材をそろえる必要はなく、まずは手持ちの環境で始めてみることをおすすめします。
未経験から在宅ワークとして続けていくために
アプリ開発を在宅の仕事として続けていくには、技術力だけでなく、生活リズムや作業環境の整え方も重要な要素になります。会社員として働いていた頃と違い、在宅で1人で作業する時間が長くなると、孤独感を覚えたり、集中力が続かなかったりすることがあります。
これは特別なことではなく、在宅で働く人の多くが経験することです。決まった時間に作業を始める、適度に休憩を挟む、誰かと進捗を共有する機会を作るといった工夫が、長く続けていくための支えになります。技術面の学習と同じくらい、こうした働き方の土台を整えることも、未経験からのスタートを成功させる要素の1つだと感じています。
関連する働き方として、文字起こし副業の始め方|未経験から月5万円稼ぐ方法【2026年版】や主婦からWebライターを始める方法|未経験でも月5万円稼ぐまでの手順のように、未経験から在宅ワークを始める他分野の記事も参考になります。アプリ開発とは異なる職種でも、未経験からのスタートに共通する考え方が多くあります。また、YouTube動画編集の副業の始め方|未経験から案件を取るまでの手順のように、ポートフォリオを軸に案件を獲得していく流れは、アプリ開発と似た構造を持っています。
独自データから見える未経験者の傾向
在宅ワーク・フリーランスの求人を長く見てきた立場から言えば、未経験からの案件獲得で成功しやすい人には、ある共通点があります。それは、最初から高単価の案件を狙わず、小さな実績を積み重ねることを厭わない姿勢です。
長く続く人ほど、単発の作業をこなすだけでなく、発注者との継続的な関係づくりに時間を使っています。1つの案件を丁寧にやり切ることで、次の案件の紹介や継続依頼につながるケースは少なくありません。これは未経験・経験者を問わず共通する傾向ですが、特に未経験の段階では、この積み重ねが実績そのものになります。
在宅ワーク・フリーランス市場を長く見てきた立場から、未経験からの挑戦において、私が特に印象に残っているのは、ある方が「最初の1本を作り終えたときに、初めて自分がエンジニアと呼べる存在に近づいた気がした」と話してくれたことです。学習中は不安ばかりだったけれど、実際に手を動かして完成させた瞬間、それまでの不安が少しずつ自信に変わっていったといいます。この変化は、学習量だけでは得られない、実際に「作り切る」経験からしか生まれないものだと感じています。
また、報酬の受け取り方にも触れておきたいと思います。仲介業者を通す働き方では、案件の紹介料や手数料が発生することが一般的です。一方で、発注者と直接やり取りする形の業務委託マッチングでは、中間マージンが発生しにくく、同じ予算であっても受け手の手取りが厚くなりやすいという構造があります。これは金額の大小の話というより、「働いた分がそのまま自分の手元に近い形で届く」という質の違いです。未経験からのスタートであっても、こうした働き方の選択肢を早い段階で知っておくことは、その後のキャリア設計に影響します。
体調やメンタル面についても、一言添えておきます。未経験からの学習期間は、成果が目に見えにくい時期が長く続くため、精神的な負担が積み重なりやすい時期でもあります。未経験からの学習と案件探しは、想像以上に孤独な作業になりがちです。誰にも進捗を共有できず、一人で不安を抱え込んでしまう方を、私はカウンセリングの現場で数多く見てきました。学習の進捗を誰かに話す、同じように学んでいる人とつながる。そうした小さな工夫が、挫折を防ぐ支えになります。オンライン上の学習コミュニティやSNSで同じ目標を持つ人とつながっておくだけでも、孤独感はずいぶん和らぎます。
自分のペースを大切にしながら、まずは動く成果物を1本仕上げること。それが、未経験からアプリ開発の仕事につながる、最も確実な一歩です。
最後に、心理カウンセラーとしての視点から、もう1つだけお伝えしたいことがあります。未経験からの挑戦は、成果が出るまでに時間がかかる分、途中で「自分には向いていないのではないか」と感じる瞬間が必ず訪れます。これは、学習が順調に進んでいない証拠ではなく、新しいことに挑戦している人なら誰もが通る、ごく自然な過程です。
こうした不安を感じたときは、一度立ち止まって、これまでに学んだこと、作ったものを振り返ってみてください。最初の1行のコードも書けなかった頃と比べれば、確実に前に進んでいるはずです。焦らず、比べる相手を他人ではなく、少し前の自分に置き換えてみる。これだけで、学習を続けるための気持ちが、ずいぶん楽になります。
動く成果物を1本出すという目標は、決して遠い場所にあるものではありません。今日、少しだけコードを書いてみる。その積み重ねの先に、未経験からの受注という結果がついてきます。あなたのペースで、着実に進んでいきましょう。
よくある質問
Q. アプリ開発は未経験からどれくらいの期間で仕事が取れるようになりますか?
学習ペースにもよりますが、最初の成果物を完成させるまでに3か月から半年、そこから小規模案件を受注できるようになるまでさらに数か月かかるのが一般的な目安です。焦らず段階を踏むことが大切です。
Q. プログラミング未経験でもポートフォリオは作れますか?
作れます。最初はTODOリストや簡単な家計簿アプリのようなシンプルな機能で構いません。完成度よりも、実際に動くものを1本仕上げた経験そのものが評価材料になります。
Q. 独学と学習サービス、どちらを選ぶべきですか?
全くの初心者は基礎部分だけでも体系的な学習サービスや書籍を使い、文法が分かってきた段階で独学に切り替えると挫折しにくい傾向があります。費用と学習効率のバランスで判断してください。
Q. 未経験からの案件で報酬トラブルを避けるにはどうすればいいですか?
着手前に業務範囲・納期・報酬の支払い時期を書面やメッセージで明確にしておくことが基本です。確定申告や社会保険など制度面で不明な点があれば、税務署や年金事務所など公的な窓口に確認しましょう。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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