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動画投稿で収益を得る方法|YouTubeやニコニコ動画など投稿先ごとの仕組み

@SOHO編集部
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動画投稿で収益を得る方法|YouTubeやニコニコ動画など投稿先ごとの仕組み

この記事のポイント

  • ✓動画投稿で収益を得る方法を
  • ✓YouTubeの広告収益と視聴者からの支援
  • ✓ニコニコのクリエイター奨励プログラム

動画投稿で収益を得たいと思っても、YouTubeの収益化の条件、ショート動画、ニコニコの奨励金、企業案件と、調べるほど仕組みが入り組んで見えてきます。しかも、ネットに出回っている条件の数字は、古いままのものも少なくありません。

この記事では、動画投稿で収益が生まれる仕組みを整理したうえで、YouTubeとニコニコ動画を中心に、投稿先ごとに「何をすれば、どんな形でお金が入るのか」を解説します。YouTubeの条件は公式ヘルプを開いて今日時点の記載を確かめ、2027年2月に予定されている変更にも触れています。スマートフォン1台から始めたい人も、撮影や編集の技術を活かしたい人も、自分に合う収益の入り口が見つかるはずです。

動画投稿で収益が生まれる5つの仕組み

動画で収益を得る方法は、広告だけではありません。大きく分けると5つの仕組みがあります。

仕組み お金の出どころ 始められる時期
広告収益 動画に表示される広告の収益の分配 投稿先の条件を満たしてから
視聴者からの支援 投げ銭、月額の支援、メンバーシップ 投稿先の条件を満たしてから
企業からの依頼 商品やサービスを紹介する動画の報酬 視聴者が集まってから
自分の商品の販売 講座、作品、グッズなどの売上 いつでも
動画制作の仕事 企業や個人から動画の撮影や編集を受ける報酬 技術が身についた時点から

多くの人が真っ先に思い浮かべるのは1つ目の広告収益ですが、この収益を受け取るには、投稿先が決めた条件を満たす必要があります。条件に届くまでは、どれだけ動画を投稿しても、広告の収益は入りません。

2つ目の視聴者からの支援は、ライブ配信の投げ銭や、月額でチャンネルを応援する仕組みです。これも、多くの投稿先で一定の条件が決まっています。

3つ目の企業からの依頼は、視聴者が集まってから声がかかる仕組みで、視聴者の数より「どんな人が見ているか」が重視されます。

4つ目と5つ目は、投稿先の条件に関係なく始められる仕組みです。特に5つ目は見落とされがちですが、動画を作る技術そのものを仕事にする道で、自分のチャンネルが育つ前から収入につながります。この点は記事の後半で詳しく触れます。

YouTubeで収益を得る仕組みと条件

日本でいちばん多くの人が動画を投稿しているのはYouTubeです。YouTubeで広告の収益を受け取るには、YouTube パートナー プログラム(YPP)に参加する必要があります。参加の基準は、公式ヘルプにこう書かれています。

  1. チャンネル登録者数が 1,000 人以上で、直近 12 か月間の対象となる動画の総再生時間が 4,000 時間以上である。または 2. チャンネル登録者数が 1,000 人以上で、直近 90 日間の対象となるショート動画の視聴回数が 1,000 万回以上である。 出典: support.google.com(YouTube ヘルプ)

この基準のほかに、前提として次の条件も挙げられています。

・チャンネルの収益化ポリシーに沿っていること
・YouTube パートナー プログラムが提供されている国や地域に住んでいること(日本は対象)
・チャンネルに有効なコミュニティ ガイドラインの違反警告がないこと
・Google アカウントで2段階認証プロセスがオンになっていること
・YouTube の上級者向け機能の利用資格があること
・有効な YouTube 向け AdSense アカウントがチャンネルに1つリンクされていること

条件を満たしたら、YouTube Studio の[収益化]から申し込みます。申し込んだ後は、チャンネル全体が審査され、ポリシーやガイドラインに沿っているかが確かめられます。公式ヘルプでは、結果が出るまでは「通常は 1 か月程度」とされています。

早い段階で使える収益化の機能

登録者数が1,000人に届く前でも、使える収益化の機能があります。公式ヘルプの変更点のページには、チャンネル登録者数が500人以上に達し、過去1年間の有効な総再生時間が3,000時間以上、または過去90日間の有効なショート動画の視聴回数が300万回以上になった時点で、ショッピングなどの一部の機能を使えると書かれています。広告の収益はまだ入りませんが、視聴者が集まり始めた段階で収益の入り口が開くということです。

2027年2月1日からの変更

YouTube パートナー プログラムは、2027年2月1日から内容が更新される予定です。公式ヘルプでは、引き続き収益化を続けるには、2027年1月31日までに YouTube Studio で更新された利用規約を確認して同意するよう案内しています。

あわせて、プログラムに参加したチャンネルが「活動している」と判定される基準も更新されます。過去365日間の有効な総再生時間が1,000時間以上、直近90日間の有効なショート動画の視聴回数が100万回以上、または90日ごとに長尺動画2本かショート動画5本を投稿する、のいずれかを満たす必要があります。基準を下回った場合には、90日間の猶予期間が設けられるとされています。

条件の数字は変わることがあるので、申し込みの前に公式ヘルプを開いて確かめてください。

4,000時間という条件を身近な数字に直す

「総再生時間4,000時間」と言われても、どのくらいの規模なのかがつかみにくいものです。身近な数字に直してみます。

動画の長さ 最後まで見られた場合に必要な再生回数
5分 48,000回
10分 24,000回
20分 12,000回

4,000時間は24万分なので、10分の動画が最後まで見られたとすると、24,000回の再生で届く計算です。実際には、多くの視聴者は途中で離れるので、必要な再生回数はもっと多くなります。

ここから分かるのは、同じ再生回数でも、長く見てもらえる動画のほうが条件に早く近づくということです。動画を長くすればよいという意味ではなく、最後まで見たくなる構成にすることが、結果として条件への近道になります。

一方、ショート動画の条件は「90日間で1,000万回」です。ショート動画は1本あたりの再生回数が伸びやすい反面、公式ヘルプには、ショート フィードで視聴されたショート動画の再生時間は、4,000時間の条件には数えられないと書かれています。長尺動画とショート動画のどちらで条件を目指すかは、最初に決めておくほうが迷いません。

収益化の審査で見られること

条件の数字を満たしても、審査に通らなければ収益化は始まりません。審査では、チャンネル全体が YouTube のチャンネル収益化ポリシーに沿っているかが確かめられます。初心者がつまずきやすいのは、次の2つのポリシーです。

量産型のコンテンツ

同じ形の動画を、少しずつ変えただけで大量に投稿しているチャンネルは、収益化の対象外になります。YouTube は2025年7月15日に、このポリシーの名称を「繰り返しの多いコンテンツ」から「量産型のコンテンツ」に変え、大量生産されたコンテンツも該当することをはっきりさせました。公式ヘルプでは、以前からオリジナルかつ本物のコンテンツを提供しているクリエイターが収益を得られる仕組みであると説明しています。

たとえば、同じ画像に読み上げの音声を付けただけの動画を、文章だけ替えて何百本も投稿するような作り方は、このポリシーに引っかかりやすくなります。生成AIで台本や音声を作る場合も、自分の視点や工夫が入っていない動画を量産すると、同じ扱いを受けるおそれがあります。

再利用されたコンテンツ

他人の動画や、テレビ番組、映画などを組み合わせただけで、自分の解説や編集の工夫がほとんどない動画も、収益化の対象外になります。解説やリアクションの動画を作るなら、元の素材より、自分が加えた解説や意見のほうが中心になるように構成することが大切です。

審査に落ちた場合でも、一定の期間をおいて再び申し込める仕組みになっています。落ちた理由を公式ヘルプの説明と照らし合わせ、該当しそうな動画を見直してから申し込み直してください。

チャンネルのテーマの決め方

収益化の条件に早く近づけるかどうかは、どんなテーマのチャンネルにするかで大きく変わります。テーマを決めるときは、次の3つを考えます。

・自分が続けて作れること
・そのテーマを探して見に来る人がいること
・ほかのチャンネルとどこが違うかを一言で言えること

1つ目が欠けると、動画を作るたびに一から調べたり準備したりすることになり、投稿が続きません。2つ目が欠けると、どれだけ良い動画を作っても見つけてもらえません。3つ目が欠けると、同じテーマの人気チャンネルに埋もれてしまいます。

たとえば「料理」というテーマは見に来る人が多い反面、チャンネルの数も膨大です。「一人暮らしの平日10分の夕食」「子どもの弁当を前の晩に5分で仕込む」のように、誰のどんな場面に向けた動画かを絞ると、ほかとの違いがはっきりし、見る人も自分ごととして見てくれます。

撮影や編集の技術がある人は、その技術そのものをテーマにする方法もあります。「スマートフォンで商品をきれいに撮る方法」「無料のアプリで字幕を入れる手順」のような動画は、同じ技術を身につけたい人に繰り返し見られ、後に紹介する動画制作の仕事にもつながります。

サムネイルとタイトルの作り方

動画が見られるかどうかは、中身の前に、サムネイル(動画の一覧に表示される画像)とタイトルで決まります。どれだけ良い動画でも、一覧の中で目に留まらなければ再生されません。

サムネイルで大事なのは、スマートフォンの小さな画面で見ても、何の動画かが一瞬で分かることです。文字を入れるなら、短い言葉を大きく、背景と色の差がはっきりした色で入れます。人物を入れる場合は、表情が分かる大きさで。写真の明るさと色をそろえるだけでも、チャンネル全体の印象がまとまります。

商品を撮る仕事をしていて感じるのは、サムネイルも商品写真と同じで、「何を見せたいか」を1つに絞るほど伝わるということです。あれもこれも入れたくなりますが、要素を減らすほど目に留まりやすくなります。

タイトルは、動画を探している人が検索しそうな言葉を前のほうに入れ、何が分かる動画かを具体的に書きます。サムネイルの文字とタイトルで同じことを繰り返すより、サムネイルで興味を引き、タイトルで中身を説明する、と役割を分けると効果的です。

広告収益の額は何で決まるか

「1再生あたり何円」という話をよく見かけますが、広告収益の額は一律ではありません。広告の単価は、動画のジャンル、視聴者の住む地域、広告主の予算が多い時期かどうか、動画のどの位置に広告が入るか、といった要素で大きく変わります。

たとえば、お金や仕事、商品の比較など、広告主が出したがるジャンルの動画は単価が高くなりやすく、子ども向けの動画や娯楽の動画は低くなりやすい傾向があります。年末のように広告主の予算が増える時期は単価が上がり、年明けは下がる、という季節の波もあります。

もう1つ知っておきたいのは、広告の収益はすべてクリエイターに入るわけではなく、YouTubeとの分配になる点です。分配の割合や計算の方法は、収益化の利用規約に沿って決まります。

そのため、「何回再生されたらいくら」と最初から計算するより、まずは条件を満たすことを目標にし、収益化が始まってから YouTube アナリティクスの収益の画面で、自分のチャンネルの実際の数字を見ていくほうが確かです。

YouTubeで視聴者から支援を受ける仕組み

広告のほかに、視聴者から直接お金を受け取る仕組みもあります。YouTubeでは、これらをまとめて「視聴者ファンディング」と呼んでいます。

・Super Chat と Super Stickers:ライブ配信やプレミア公開の最中に、視聴者がお金を払ってメッセージやスタンプを目立たせる仕組み
・Super Thanks:投稿した動画に対して、視聴者が感謝のしるしとしてお金を払い、目立つコメントを残せる仕組み
・チャンネル メンバーシップ:視聴者が月額の料金を払ってメンバーになり、限定の特典を受け取る仕組み

公式ヘルプでは、視聴者ファンディングの機能を使うための最低条件として、チャンネルが YouTube パートナー プログラムに参加していること、18歳以上であること、機能を使える国や地域に住んでいることを挙げています。

Super Chat と Super Stickers については、Google が確認した収益の70%がクリエイターに支払われると書かれています。この70%は、収益の総額から地方消費税や App Store の手数料(iOS の場合)を差し引いた額から計算されます。

視聴者からの支援は、視聴者の数が少なくても、熱心に応援してくれる人がいれば成り立つのが特徴です。広告の収益より早く、安定した収入の柱になることもあります。

ニコニコ動画で収益を得る仕組み

ニコニコ動画やニコニコ生放送には、クリエイター奨励プログラムという仕組みがあります。公式ヘルプはこう説明しています。

クリエイター奨励プログラムとは、ニコニコ上で活動する個人クリエイターが収入を得ることができる制度です。 出典: qa.nicovideo.jp(ニコニコヘルプ)

同じページによれば、収入の入り方は主に2つです。

・作品収入:動画や生放送などの作品の盛り上がり(閲覧数やコメント数などから算出)や、贈られたギフトに応じて奨励金が支払われる
・クリエイターサポート:サポーターからの月額の支援に応じて収入を得る(ユーザーレベル18以上から利用できる)

YouTubeのような登録者数の条件はなく、参加するには、ニコニコプレミアムに登録するか、本人確認書類を出して本人確認の手続きを済ませる必要があります。作品ごとに「収入を得る」から申請する形で、ニコニコ生放送の場合は放送終了後24時間以内の番組だけが申請の対象です。

奨励金を現金で受け取る場合は、1,000円分から申請でき、1回の申請ごとに198円の手数料がかかると案内されています。個人だけが対象で、日本国内の銀行の口座が必要です。

ニコニコは、コメントが画面に流れる文化があり、視聴者と一緒に作品を楽しむ場として根強い人気があります。歌、演奏、ゲームの実況、解説の動画など、視聴者の反応を受けながら作る動画と相性がよい投稿先です。

SNSの短い動画で収益を得る場合

TikTokやInstagramのような短い動画が中心のSNSにも、投稿者に報酬を分配する仕組みや、視聴者からの投げ銭の仕組みがあります。ただし、対象の国や地域、年齢、フォロワー数などの条件はサービスごとに違い、変更も頻繁です。使う前に、それぞれの公式のヘルプで今日時点の条件を確かめてください。

短い動画のSNSは、収益の分配そのものより、視聴者を集める入り口として使う人が多い印象があります。短い動画で興味を持った人を、YouTubeの長い動画や、自分の商品の販売ページに案内する流れです。

どの投稿先を選ぶかは、作りたい動画の形で決めるのがおすすめです。じっくり説明する動画ならYouTube、視聴者と一緒に盛り上がる動画ならニコニコ、短い映像で目を引く動画なら短い動画のSNS、というように、動画の形と投稿先の文化を合わせると、視聴者が集まりやすくなります。

投稿を続けるための計画の立て方

動画投稿で収益を得ている人に共通しているのは、投稿を止めずに続けていることです。条件に届くまでには、多くの場合、数か月から1年以上かかります。その間に投稿が途切れると、視聴者もおすすめの表示も離れていきます。

続けるためには、最初に無理のない投稿のペースを決めておきます。1本の動画を作るのにかかる時間は、撮影、編集、サムネイル作り、説明文の作成を合わせると、慣れないうちは数時間から丸1日かかります。本業や家事の合間に作るなら、週1本でも十分なペースです。

時間を作るコツは、作業をまとめることです。撮影の日は2〜3本分をまとめて撮り、編集の日は編集だけに集中する。こうすると、機材の準備や片付けの回数が減り、1本あたりの時間が短くなります。

もう1つ大切なのが、作る動画の型を決めることです。冒頭で何を伝え、真ん中で何を見せ、最後にどう締めるか。この流れを毎回同じにしておくと、構成を考える時間が減るうえ、視聴者にとっても見やすいチャンネルになります。

数字の見方

投稿を続けたら、数字を見て動画を改善していきます。YouTube Studio のアナリティクスでは、動画ごとの視聴回数、総再生時間、視聴者がどこで離れたか、どこから動画にたどり着いたかなどが分かります。

最初に見ておきたいのは、次の2つです。

・インプレッションのクリック率:サムネイルが表示された回数のうち、クリックされた割合。低ければサムネイルとタイトルを見直す
・視聴者維持率:動画のどの時点で視聴者が離れたか。冒頭で大きく離れていれば、最初の数十秒の構成を見直す

数字は、1本ごとに一喜一憂するより、10本、20本とたまってから傾向を見るほうが役に立ちます。よく見られた動画とそうでない動画を並べて、テーマ、長さ、サムネイル、冒頭の作り方の何が違ったかを比べると、次の動画に活かせるヒントが見つかります。

スマートフォンから始める機材の考え方

動画投稿を始めるのに、高価な機材は要りません。いまのスマートフォンのカメラは十分に高画質で、最初の1年はスマートフォン1台で始める人も多くいます。

撮影の仕事をしていると「どのカメラを買えばいいですか」とよく聞かれるのですが、最初に買い足すべきなのはカメラではなく、音と光です。視聴者は、多少画質が粗くても見てくれますが、音が聞き取りにくい動画はすぐに閉じてしまいます。

予算別に、買い足す順番の目安を挙げます。

予算の目安 買い足すもの 変わること
数千円 スマートフォン用の三脚、ピンマイク 手ぶれと声のこもりがなくなる
1万円前後 小型のLEDライト 顔や商品が明るく、色がきれいに映る
数万円 外付けのマイク、編集用のアプリやソフト 声がはっきりし、編集の幅が広がる

光は、窓からの自然光でも十分です。窓に向かって座り、横から光が入る位置で撮るだけで、顔の影が和らぎます。夜に撮るときや、商品を撮るときは、小さなライトが1つあるだけで見違えます。背景は、物を減らして壁を背にするだけで、すっきりした画面になります。

編集は、スマートフォンのアプリでも、カット、字幕、音楽の挿入まで一通りできます。パソコンの編集ソフトは、長い動画を作るようになってから考えれば十分です。動画のファイルは容量が大きいので、撮影と編集を続けるなら、データの保存先と自宅の回線も見直しておくと作業が止まりません。回線の選び方は、在宅ワークに最適なネット回線|光回線vsホームルーターの選び方で比べています。

顔を出さずに動画を作る方法

動画投稿に興味はあっても、顔を出すことに抵抗がある人は少なくありません。顔を出さなくても、収益化を目指せる動画は作れます。

よくある形は次のようなものです。

・手元だけを映す動画:料理、手芸、文房具、メイクの手順、楽器の演奏など
・画面を録画する動画:パソコンやスマートフォンの操作の解説、ゲームの実況
・物や風景を映す動画:商品の紹介、散歩や旅の風景、作業の様子
・声だけで話す動画:静止画や図に声で解説を加える形

手元を映す動画は、手の動きと音がはっきりしていれば、顔がなくても十分に伝わります。真上から撮るための三脚やスマートフォンのホルダーがあると、作業の様子を見やすく映せます。

声だけで話す動画の場合は、先に触れた「量産型のコンテンツ」に当たらないよう、自分の声と言葉で、自分の視点を入れて解説することが大切です。

顔を出さない場合でも、部屋の中を映すときは、窓の外の景色や郵便物、家族の写真など、住んでいる場所や個人が分かる物が写り込んでいないかを、公開の前に確かめてください。

収益化の前に知っておきたい著作権の決まり

動画で収益を得るなら、著作権の決まりは避けて通れません。収益化の審査に通らない、通った後に収益化が止まる、といったつまずきの多くは、他人の作品の使い方が原因です。

他人の音楽や映像を使わない

市販の音楽、テレビ番組、映画、他人の動画を、許可なく自分の動画に使うことはできません。YouTubeには、権利者が登録した音楽や映像と一致する部分を自動で見つける Content ID という仕組みがあり、一致が見つかると、その動画の収益が権利者に回ったり、動画が見られなくなったりします。

BGMを使うなら、YouTube が無料で提供している音源や、商用利用が認められた音源を使います。音源ごとに使える範囲が決まっているので、利用の条件を必ず確かめてください。

写り込んだ人や物に気を配る

街中で撮った動画に、通りがかりの人の顔がはっきり写っている場合や、他人の家や車のナンバーが分かる場合は、ぼかしを入れるなどの配慮が必要です。子どもが写る動画は、特に慎重に扱ってください。

他人の動画を切り抜く場合

人気の配信者の動画を切り抜いて投稿する「切り抜き動画」は、元の配信者が許可や条件を公開している場合に限って作れます。条件を確かめずに投稿すると、権利の侵害になるうえ、収益化の審査でも問題になります。

企業からの依頼を受けるときの決まり

視聴者が集まってくると、企業から「商品を紹介してほしい」という依頼が届くことがあります。このときに気をつけたいのが、広告であることを隠さないことです。

2023年10月1日から、広告であることを隠した宣伝、いわゆるステルスマーケティングは、景品表示法の違反になりました。企業から報酬や商品を受け取って紹介する動画では、動画の中や説明欄で、広告であることを視聴者に分かるように示す必要があります。YouTubeにも、有料のプロモーションを含む動画であることを示す設定があります。詳しくは消費者庁のステルスマーケティングの案内で確かめてください。

企業からの依頼を受けるときは、報酬の額、動画の公開の時期、企業が確認する範囲、修正の回数、動画を企業が別の場所で使う場合の扱いを、書面で確かめておきます。口約束のまま進めると、公開の直前に大幅な修正を求められるなど、行き違いの原因になります。

動画の収益と税金

動画の収益が出たら、税金の手続きも考えておく必要があります。会社員の場合、給与を1か所から受けていて、動画の収益など給与以外の所得が年20万円を超えると、所得税の確定申告が必要になります。所得とは、収入から経費を引いた額です。機材や編集ソフト、撮影の小物など、動画のために使った費用は、経費として扱える場合があります。

20万円以下でも、住民税の申告は別に必要とされています。どの所得の区分になるか、何を経費に入れられるかは、金額や事情によって変わるので、初めての年は税務署や市区町村の窓口で確かめておくと安心です。勤務先の就業規則で副業が認められているかも、始める前に確かめてください。

YouTubeの収益は、海外の会社から支払われる形になります。支払いを受けるには、YouTube 向け AdSense アカウントで、支払いの方法や税務の情報を登録しておく必要があります。

動画を作る技術を仕事にするという道

ここまで見てきたように、自分のチャンネルで広告の収益を得るには、条件を満たすまでに時間がかかります。一方で、動画を撮る、編集する、字幕を入れる、サムネイルを作る、といった技術は、自分のチャンネルが育つ前から仕事にできます。

企業の商品紹介の動画、店舗の案内の動画、セミナーの記録と編集、YouTubeチャンネルの運営の代行など、動画の制作を外に頼みたい企業や個人は増えています。自分のチャンネルを作品集として見せれば、未経験からでも仕事を受けるきっかけになります。

在宅の仕事を長く仲介してきた立場から見ていると、動画の仕事で長く続く人は、技術そのものより「依頼主が何に使う動画なのか」を先に聞く人です。同じ商品紹介でも、店頭で流すのか、SNSに載せるのか、営業の資料に使うのかで、最適な長さも構成も変わります。そこを聞き取ってから作る人は、修正が少なく、同じ依頼主から繰り返し声がかかります。

仕事を受けるときは、依頼主と直接契約する形もあります。仲介の会社を通さない取引では、依頼主が払う金額から手数料が引かれないので、受け手の手取りが厚くなり、依頼主も同じ予算でより多くの動画を頼めます。双方にとって得になる形です。その代わり、契約や請求の手続きは自分で確かめる責任が増えます。

サムネイルや画面の文字の作り方は、デザインの仕事と重なる部分が大きい分野です。相場観をつかむには、デザイナーの年収・単価相場が参考になります。動画を使った集客や広告の運用まで手を広げたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で仕事の全体像を確かめてみてください。字幕の作成や台本の下書き、動画の要約などに生成AIを取り入れる企業も増えており、動画の制作と業務の効率化の両方が分かる人には、導入を手伝う仕事の声がかかることもあります。その仕事の中身は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。動画の投稿で収益を得る道と、動画を作る技術で稼ぐ道。この2つを行き来しながら、自分に合う形を見つけていってください。

よくある質問

Q. YouTubeで広告の収益を得るには、どんな条件がありますか?

YouTube パートナー プログラムに参加する必要があり、チャンネル登録者数1,000人以上で、直近12か月間の総再生時間4,000時間以上、または直近90日間のショート動画の視聴回数1,000万回以上が基準です。2段階認証や YouTube 向け AdSense アカウントのリンクなども前提として求められます。

Q. 登録者が1,000人に届く前に、収益を得る方法はありますか?

YouTubeでは、登録者数500人以上などの基準を満たすと、一部の収益化の機能を早い段階で使えます。また、ニコニコのクリエイター奨励プログラムは登録者数の条件がなく、本人確認などの手続きで参加できます。動画制作の仕事を受ける道もあります。

Q. 動画のBGMに好きな曲を使ってもよいですか?

市販の音楽を許可なく使うことはできません。YouTubeでは権利者が登録した音楽を自動で見つける仕組みがあり、一致すると収益が権利者に回ったり、動画が見られなくなったりします。無料で提供されている音源や、商用利用が認められた音源を、利用の条件を確かめて使ってください。

Q. 動画の収益が出たら確定申告は必要ですか?

給与を1か所から受けている会社員の場合、動画の収益など給与以外の所得が年20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。所得は収入から経費を引いた額です。20万円以下でも住民税の申告は別に必要とされているので、市区町村の窓口で確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月6日最終更新:2026年10月20日
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