東京でSEO会社を選ぶ前に|料金体系と契約前に確認すべきこと 2026

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
東京でSEO会社を選ぶ前に|料金体系と契約前に確認すべきこと 2026

この記事のポイント

  • SEO会社 東京で検索している方向けに
  • 料金相場・契約前に確認すべき項目・失敗しない選び方をまとめました
  • 仲介と直接依頼のコスト差にも触れています

「SEO会社 東京」で検索している方の多くは、自社サイトの検索順位が伸び悩み、そろそろ外部の専門家に頼るべきかを検討している段階だと思います。結論から言うと、東京のSEO会社は数百社規模で存在し、料金体系も月額3万円台から100万円以上まで幅が広く、比較軸を持たずに選ぶと高い確率で費用対効果の悪い契約を結んでしまいます。この記事では、料金相場・契約前に確認すべき項目・失敗しない選び方を、発注する側の目線で整理します。

東京のSEO市場の現状

東京はSEO会社の集積地です。上場企業から個人事業主まで、コンサルティング会社・制作会社・広告代理店の一部門など、業態の異なる事業者が「SEO対策」を看板に掲げています。中小企業庁の調査でも、中小企業のデジタルマーケティング投資は年々増加傾向にあり、その中でもSEOは広告費をかけずに集客を続けられる施策として根強い需要があります。

デジタル化の進展により、中小企業においてもITを活用した新たな事業展開や生産性向上の取組が求められている。 出典: 中小企業庁

一方で、SEOは効果が出るまでに時間がかかる施策であるため、「発注してから半年経っても順位が変わらない」「レポートは届くが何をしているか分からない」といった不満が発注者側から絶えません。これは業界特有の構造にも起因します。SEOの成果は検索エンジンのアルゴリズムに依存する部分が大きく、成果を数値で即座に保証できる性質のものではないため、悪質な事業者が「必ず1位表示」といった誇大広告を掲げるケースも過去に問題視されてきました。

公正取引委員会は、優越的地位の濫用や不当な表示に関する監視を継続的に行っており、成果を過度に保証する広告表現には注意が必要です。

事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に誤認される表示をしてはならない。 出典: 公正取引委員会

東京という立地で選ぶメリットは、対面での打ち合わせがしやすいこと、都内企業の業界知識に明るい担当者が多いことです。ただし、オンライン会議が一般化した現在では、地方や海外拠点のSEO専門家に依頼するケースも増えており、「東京にオフィスがあること」自体が選定の決定打にはなりにくくなっています。この点は後述する選び方のところで詳しく触れます。

SEO会社に依頼する際の費用相場

まず気になる費用感から見ていきます。SEO会社の料金体系は大きく分けて4パターンあります。

月額固定のコンサルティング型

最も一般的な契約形態です。月額5万円から50万円程度まで幅があり、担当コンサルタントの稼働時間・分析範囲・レポート頻度によって価格が決まります。中小企業向けの小規模プランは月額5万円から15万円、本格的なコンテンツ制作込みのプランは月額30万円以上になることが多い印象です。

正直なところ、月額数万円のプランで「順位改善を保証する」と謳っている会社は疑ってかかったほうがいいと思います。低価格帯のプランは基本的に「アドバイスのみ」「簡易分析のみ」であり、実際の記事作成やサイト改修は発注者側で行う前提になっていることがほとんどです。

成果報酬型

検索順位が特定の目標圏内(例えば10位以内)に入った場合にのみ費用が発生する契約形態です。初期費用が抑えられる分、成果が出た際の月額単価は3万円から10万円程度になることが多く、キーワードの難易度によっても大きく変動します。

一見リスクが低く見える契約形態ですが、注意点もあります。成果報酬型は「順位が上がりやすい、競合の少ないキーワード」ばかりを狙われる傾向があり、事業のコンバージョンに直結しない検索ワードで順位1位を取っても、売上には全く貢献しないという事態が起こりえます。契約時にどのキーワードを対象にするか、事前にすり合わせておくことが重要です。

施策単発型(記事制作・内部対策など)

コンテンツ記事の制作を単発で依頼する場合、1記事あたり2万円から10万円程度が相場です。内部対策(サイト構造の改善、表示速度の最適化など)は、サイト規模によって10万円から100万円以上とかなり開きがあります。

制作会社に付随するSEO対策

Webサイト制作を依頼した際に、オプションとしてSEO対策がセットになっているケースもあります。この場合、単体で依頼するより割安になることが多いですが、SEOの専門性という観点では玉石混交です。制作会社の本業はサイト構築であり、SEOはあくまで付帯サービスという位置づけであることが多いため、継続的な改善提案の質にばらつきが出やすい点は理解しておくべきです。

費用の内訳を正しく理解する

見積もりを比較する際、単純に「月額いくらか」だけを見るのは危険です。同じ月額20万円でも、次のような内訳の違いがあります。

・コンサルティング(戦略立案・分析)にどれだけの時間を割いているか ・記事執筆やライティングが含まれているか、別料金か ・内部対策(HTML/CSS修正、構造化データ実装など)が含まれているか ・レポート作成・報告会の頻度 ・ツール利用料(検索順位計測ツール、アクセス解析ツールなど)が別途かかるか

複数社から見積もりを取ると分かりますが、「月額」という同じ言葉でも中身が全く違うことがほとんどです。契約前には必ず、月額料金の中に何が含まれ、何が含まれないのか(オプション扱いか)を書面で確認してください。

仲介手数料が上乗せされる構造を理解する

SEO対策会社の多くは、社内に専門コンサルタントを抱える一方で、実際の記事執筆やライティング業務については外部のフリーランスライターに再委託しているケースが少なくありません。つまり発注者が支払う月額料金の中には、実務を行うライター・エンジニアへの報酬に加えて、会社側の管理費・営業利益・仲介マージンが上乗せされています。

一般的に、代理店経由での外注では中間マージンとして20%から50%程度が上乗せされると言われています。同じ品質の記事を発注する場合でも、代理店を経由するか、実務を行うフリーランスへ直接依頼するかで、支払う金額に大きな差が生まれる構造です。

これは悪いことではありません。代理店には進行管理・品質チェック・複数人材の采配といった付加価値があり、それに対する対価として仲介マージンが存在します。ただし、発注者側が「戦略立案は自社で決められる」「実務だけを任せたい」という状況であれば、実務を行う人材へ直接依頼することで、同じ予算でより多くの作業量を確保できる可能性があります。中間マージンがない分、その差額を作業量や専門性の高い人材への依頼に充てられるからです。

私自身、副編集長として複数のメディアの記事制作を統括していた際、当初は制作会社経由でライターを手配していました。しかし見積もりを比較する中で、同じ記事本数でも会社を挟むかどうかで月間予算が3割近く変わることに気づき、以降は継続案件についてはフリーランスへの直接発注に切り替えました。最初のうちは見積もり比較を怠り、相場感を持たないまま契約してしまい、結果的に割高な契約を数ヶ月継続してしまった経験があります。相見積もりを取る手間を惜しまないことの重要性を、身をもって学びました。

失敗しないSEO会社の選び方

実績の中身を確認する

「実績多数」「支援実績500社以上」といった数字だけを見て判断するのは避けるべきです。重要なのは、自社と近い業種・規模での実績があるかどうかです。BtoBの専門性の高い商材と、BtoCの消費財では、有効なSEO施策が全く異なります。可能であれば、担当予定のコンサルタントが過去にどのような業種を担当してきたかまで確認しましょう。

契約前に施策の説明を求める

「何をするか具体的に説明できない会社」は避けるべきです。優良なSEO会社であれば、初回のヒアリング段階で「まず内部対策のここを改善し、その後コンテンツを月何本のペースで追加する」といった具体的なロードマップを提示できるはずです。抽象的な説明に終始する場合、専門性に疑問符がつきます。

契約期間の縛りを確認する

SEO会社の中には、最低契約期間を6ヶ月から1年に設定しているところが多くあります。SEOは効果が出るまでに時間がかかる施策であるため、一定期間の継続が前提になるのは理解できますが、途中解約時の違約金の有無、契約更新の条件については事前に必ず確認してください。

レポートの粒度を確認する

月次レポートがどの程度の粒度で提供されるかも重要な確認ポイントです。順位変動だけを羅列したレポートなのか、流入数・コンバージョン率まで含めた分析レポートなのかで、その後の改善提案の質が変わってきます。

複数社から相見積もりを取る

これは最も基本的でありながら、実行されていないことが多い工程です。SEO会社の料金体系は前述の通り会社ごとにばらつきが大きいため、最低でも3社程度から見積もりを取り、料金だけでなく施策の中身・担当者の説明の分かりやすさを比較することをおすすめします。

契約してはいけないSEO会社の特徴

以下のような特徴を持つ会社は、契約前に慎重に見極める必要があります。

・「絶対に1位表示を保証する」など、検索エンジンのアルゴリズムに左右される成果を断定的に約束する ・被リンクの購入や大量の外部リンク設置を主要施策として提案してくる(検索エンジンのガイドライン違反のリスクがある) ・契約後の担当者との連絡が極端に遅い、または頻繁に担当者が変わる ・見積もりの内訳を尋ねても曖昧な回答しか返ってこない ・自社の成功事例を具体的な数値とともに開示できない

特に被リンクの大量購入は、検索エンジンのガイドラインに違反する行為として、発覚した場合にサイト全体の評価が下落するペナルティのリスクがあります。短期的な順位上昇を謳う施策には、必ずリスクの説明を求めるべきです。

初回相談で確認すべき質問リスト

契約前の初回相談で、以下の質問を投げかけることで、その会社の専門性と誠実さをある程度見極めることができます。

・自社と同業種での支援実績はありますか ・具体的にどのような施策を、どのようなスケジュールで行いますか ・月額料金に含まれる作業内容と、含まれない(オプション)作業内容を教えてください ・成果が出なかった場合、どのような改善提案をしますか ・担当者は固定ですか、それとも案件ごとに変わりますか ・解約時の条件(違約金の有無、通知期限)を教えてください

これらの質問に対して、具体的かつ分かりやすい回答が得られるかどうかが、信頼できるパートナーかどうかの判断材料になります。

SEO対策の内製化という選択肢

外部委託だけでなく、社内でSEOの知識を持つ人材を育成し、内製化を進める企業も増えています。内製化のメリットは、外部委託費用がかからないこと、自社の商材知識を活かした細やかなコンテンツ制作ができることです。一方で、専門知識を持つ人材の採用・育成にはそれ相応の時間とコストがかかり、即効性は期待できません。

現実的な選択肢としては、戦略立案や専門性の高い分析部分は外部のSEO専門家に依頼しつつ、記事執筆などの実務部分は社内リソースまたは個別のフリーランスライターに依頼するというハイブリッド型も有効です。この場合、記事執筆を依頼する人材選びが重要になります。著述家,記者,編集者の年収・単価相場を参考にすると、専門ライターへの適正な報酬水準を把握したうえで見積もりの妥当性を判断できます。

SEO記事の執筆をフリーランスに直接依頼する場合、単なる文章力だけでなく、検索意図を汲み取る構成力や、企業の業界知識を反映させる専門性が求められます。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、SEOやマーケティング分野で活躍する専門人材の業務範囲がまとめられており、依頼する業務の切り出し方を検討する際の参考になります。

内部対策の重要性と実行体制

SEOというとコンテンツ制作(記事の追加)にばかり注目が集まりがちですが、実際にはサイトの表示速度、モバイル対応、構造化データの実装といった内部対策(テクニカルSEO)の影響も無視できません。特に大規模なサイトや、システムが複雑なECサイトでは、内部対策の巧拙が検索順位に大きく影響します。

内部対策は、マークアップ言語(HTML/CSS)やシステム構造への理解が必要な専門領域です。SEOコンサルタントが戦略を立案しても、実際にサイトを改修するエンジニアが別途必要になるケースが多く、この部分の実行体制まで含めて契約内容を確認しておくべきです。アプリケーション開発のお仕事では、Webサイトの改修・開発を担うエンジニアの業務範囲が紹介されており、内部対策の実行を誰に依頼するかを検討する際の材料になります。

独自データからみるSEO会社選びの傾向

在宅ワーク・フリーランスマッチングを長年運営してきた立場から見てきた傾向として、SEO関連の業務委託は「戦略」と「実務」を分けて発注する企業が着実に増えています。以前は制作会社やコンサルティング会社に丸ごと委託するスタイルが主流でしたが、社内にマーケティング担当者を置く企業が増えたことで、戦略立案は自社または専門コンサルタントに、記事執筆やライティングといった実務部分は個別のフリーランスに直接発注する形が広がってきました。

長くフリーランスに実務を依頼し続けている発注者を見ていると、共通する特徴があります。単発の記事1本ごとに新しい書き手を探すのではなく、信頼できる書き手と継続的な関係を築き、業界知識やトンマナを蓄積させていくことに時間を使っています。これは、発注のたびに一から説明する手間を省けるだけでなく、書き手側にとっても継続案件は収入の見通しが立ちやすくなるという利点があります。

中間マージンが発生しない直接取引の構造は、額面上の金額差以上の意味を持ちます。同じ予算でも、代理店を経由しない分、発注者はより多くの作業量やより専門性の高い人材への依頼が可能になり、受注する側も手数料0%の分だけ手取りが厚くなります。これは双方にとって得のある構造であり、単に「安く済ませる」という発想ではなく、浮いた予算を継続的なコンテンツの質向上に再投資できるという意味で、長期的なSEO施策との相性が良いと考えています。

もちろん、直接取引にはデメリットもあります。進行管理や品質チェックを発注者自身が担う必要があり、複数のフリーランスを同時に采配する体制がない企業にとっては負担が増える可能性があります。自社に一定のディレクション体制があるかどうかが、代理店経由か直接依頼かを判断する分かれ目になります。

よくある質問

Q. SEO会社への依頼費用はどれくらいから始められますか?

月額固定型であれば5万円前後から始められるプランもありますが、実際の記事執筆や内部対策まで含めると月額15万円以上が現実的な相場です。まずは複数社から見積もりを取り、内訳を比較することをおすすめします。

Q. 成果報酬型と月額固定型、どちらを選ぶべきですか?

初期費用を抑えたいなら成果報酬型、幅広い施策を継続的に依頼したいなら月額固定型が向いています。ただし成果報酬型は対象キーワードの選定次第で成果の意味合いが変わるため、契約前のすり合わせが重要です。

Q. 東京のSEO会社と地方・オンライン専門の会社、どちらがいいですか?

対面での打ち合わせを重視するなら東京の会社が便利ですが、オンライン会議が一般化した現在は立地よりも施策の専門性や実績の中身を優先して選ぶことをおすすめします。

Q. SEO会社を挟まず、フリーランスに直接依頼することは可能ですか?

可能です。戦略立案を自社で担える場合や、記事執筆などの実務のみを依頼したい場合は、専門性の高いフリーランスへ直接依頼することで中間マージンを抑えられます。進行管理を自社で担う体制があるかが判断の分かれ目です。

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この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年5月15日最終更新:2026年7月31日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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