情報処理安全確保支援士の副業案件の実態!脆弱性診断・CSIRT代行で月20万稼ぐルート

前田 壮一
前田 壮一
情報処理安全確保支援士の副業案件の実態!脆弱性診断・CSIRT代行で月20万稼ぐルート

この記事のポイント

  • 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の資格を活かして副業を始める方法を解説
  • 脆弱性診断やCSIRT代行の単価相場
  • 在宅フリーランス案件の獲得手順まで

情報処理安全確保支援士の資格を取ったけれど、いまの会社では手当がつく程度で、宝の持ち腐れになっていませんか。昨今のサイバー攻撃の急増により、外部の専門家にセキュリティ対策を依頼したい中小企業が増加しており、副業としての需要が急速に高まっています。この記事では、国家資格を活かして在宅でできる脆弱性診断やCSIRT代行といった案件の獲得方法から、具体的な単価相場までをわかりやすく解説します。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の市場価値と副業需要

IT業界においてセキュリティの専門家は慢性的に不足しており、企業は正社員での採用だけでなく、業務委託やフリーランスを活用したスポット人材の確保に動いています。

なぜ今セキュリティの副業なのか

動画編集って最初は覚えることが多くて挫折しがちなんですけど、ぶっちゃけ最初に覚えることは3つだけです。カット編集、テロップ入れ、BGM挿入。この3つができれば、YouTube動画の編集案件は受注できます。

実は、情報処理安全確保支援士の副業もこれと全く同じ構造です。「脆弱性診断ツールの実行」「結果のレポート作成」「最低限の改善提案」。とりあえずこの3ステップをレシピ通りにこなせるようになれば、簡単なWebアプリケーション診断の案件からスタートできます。高度なペネトレーションテスト(侵入テスト)などのスキルは、仕事をこなしながら後から身につければ大丈夫です。私も動画編集の最初の半年はカットとテロップしかできませんでしたが、仕事は途切れませんでした。

資格取得と維持にかかるコストを回収する

情報処理安全確保支援士は難関資格である一方、維持費がかかるというネックがあります。

高度情報処理技術者試験のうちのひとつである「情報処理安全確保支援士」は、情報セキュリティに関する知識を問う資格試験です。例年、大体18%前後の合格率で推移しており、難易度の高い資格として知られています。 参考:令和3年度秋期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)及び情報処理安全確保支援士試験の合格者数|IPA 出典: axc.ne.jp

情報処理技術者試験の中では初の登録制となった情報処理安全確保支援士。合格の難易度が高く、登録費や維持費に10万円以上かかるなど、時間とコストが必要な資格です。「情報処理安全確保支援士は労力とお金に見合わず、取得しても意味ないのでは……」と考えてしまうのも無理はありません。 出典: axc.ne.jp

登録更新にはオンライン講習や集合講習の受講が必要で、3年間で約14万円の費用がかかります。この維持費を会社の補助なしで自腹で払うのは痛手ですが、逆に言えば、副業で月に5万円でも稼げるようになれば、維持費は簡単にペイできます。資格という「看板」を眠らせておくのは非常にもったいない状況です。本資格の詳しい市場価値については、以下の記事でも解説しています。

脆弱性診断・ペネトレーションテストの案件実態

副業として最も王道となるのが、Webサイトやシステムの脆弱性診断案件です。開発会社が自社で開発したシステムのリリース前に、第三者視点でのチェックを依頼するケースが大半です。

ツール診断と手動診断の単価相場

脆弱性診断には大きく分けて2つのレベルがあります。

  1. ツール診断:OWASP ZAPやBurp Suiteなどの専用ツールを使って自動スキャンを行い、検出された結果をレポートにまとめる業務。単価相場は1サイトあたり5万円〜10万円。
  2. 手動診断(ペネトレーションテスト):ツールでは検出できないロジックの欠陥や、権限昇格などの脆弱性を手動で検証する業務。単価相場は20万円〜50万円以上。

初心者はまずツール診断の案件から受注し、「レポートの書き方」や「クライアントへの報告の仕方」に慣れるのが鉄則です。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開している「安全なウェブサイトの作り方」などのガイドラインをベースにレポートを作成すると、説得力が増します。

セキュリティ関連の実際の募集案件は、専用のカテゴリから探すことができます。

その他のIT職種との相場比較

セキュリティ分野は専門性が高いため、一般的なWeb制作や開発よりも単価が高めに設定される傾向があります。他のIT職種の単価と比較すると、その優位性がわかります。

CSIRT代行・セキュリティ顧問という新しい働き方

脆弱性診断のようなスポット(単発)案件だけでなく、継続的な収入を得やすいのが「セキュリティ顧問」や「CSIRT(インシデント対応チーム)代行」の仕事です。

中小企業の「ひとり情シス」を支援する

世の中の大半の中小企業には、専任のセキュリティ担当者がいません。経済産業省のサイバーセキュリティ政策でも中小企業の対策遅れが指摘されています。ランサムウェア被害などのニュースを見て不安になった経営者や、実務に追われている「ひとり情シス」に対して、月に数回のオンラインミーティングで助言を行うのが主な業務です。

具体的なタスクとしては、従業員向けのセキュリティ教育用資料の作成、不審なメールが届いた際の初動対応のアドバイス、クラウドサービスの権限設定のレビューなどです。これらはすべて在宅・フルリモートで完結します。

顧問契約による継続収入のメリット

顧問契約の相場は、月に5万円〜15万円程度(稼働時間によります)。スポット案件のように毎回営業をかける必要がなく、精神的にも安定します。将来的にフリーランスとして独立・転職を考えている場合、複数の企業と顧問契約を結んでおくことで、リスクヘッジにもなります。

また、企業顧問の形をとる場合、契約書のリーガルチェックなどを専門家に相談しておくと安心です。

セキュリティ副業の始め方と注意点

スキルと資格があっても、案件を獲得できなければ収入にはつながりません。ここでは具体的なアクションプランと、セキュリティ業務ならではの注意点を解説します。

実務経験ゼロから案件を獲得する方法

本業でセキュリティ部門に所属していなくても、情報処理安全確保支援士の資格は「基礎知識が担保されている証明」として非常に強力に機能します。

他には、情報処理安全確保支援士のロゴマークの使用が認められていることでしょうか。名刺などにロゴを印刷することが許可されますが、こちらは特にメリットと感じるエンジニアはあまり多くはない印象です。 出典: axc.ne.jp

ロゴマーク自体に絶大な効果はありませんが、プロフィールに「国家資格保有」と明記することで、発注者側の安心感は劇的に上がります。最初は単価が安くても実績作りのために案件をこなし、クライアントからの評価を蓄積していくことが重要です。見栄えの良い提案資料を作成するために、デザイン系のスキルを少しかじっておくのも効果的です。

秘密保持契約(NDA)と損害賠償リスク

セキュリティ診断という業務の性質上、クライアントのシステム内部や機密情報に触れることになります。そのため、契約時の秘密保持契約(NDA)の締結は必須です。

また、「本番環境のサーバーに過度な負荷をかけてダウンさせてしまった」「脆弱性を見落として後にインシデントが発生した」といった場合の責任範囲を、契約書で明確に定めておく必要があります。フリーランス向けの損害賠償保険(フリーランス協会などが提供)への加入も必ず検討してください。

もし働き方やキャリアパスそのものに迷いが生じた場合は、プロのコンサルタントに相談して方向性を整理するのもおすすめです。

多様な副業・フリーランスの選択肢

情報処理安全確保支援士の資格はIT分野の最高峰ですが、世の中には様々なスキルを掛け合わせた副業のスタイルが存在します。例えば、労務の知識と助成金支援を組み合わせた働き方や、全く異なるクリエイティブな分野での活動など、選択肢は多岐にわたります。

クラウドソーシングを活用すれば、自分の得意分野をピンポイントで切り売りすることが可能です。最初は小さな案件からでも、確実に市場の需要を捉えることができます。

まとめ

  • 情報処理安全確保支援士の「看板」を収益化する: セキュリティ人材の不足により、国家資格保有者への需要は非常に高まっています 。副業で月に数万円を稼ぐだけで、資格の維持費(3年で約14万円)を容易にペイす ることが可能です。
  • 脆弱性診断からステップアップを目指す: 最初は専用ツールを使った自動スキャンの案件(相場5〜10万円)から実績を積み、 徐々に手動診断や改善提案などの高単価領域へと業務の幅を広げましょう。
  • 「セキュリティ顧問」で安定した継続収入を築く: 中小企業のCSIRT代行や情報セキュリティポリシーの策定支援など、月額固定(5〜1 5万円程度)の契約を結ぶことで、スポット案件に頼らない安定した収益基盤を作れ ます。
  • 法的リスクと情報管理の徹底が必須条件: あなたの持つ高度な専門知識は、サイバー脅威に怯える中小企業にとって最強の守りと なります。まずは当サイトで、あなたのスキルを今すぐ活かせるセキュリティ案件をチ ェックし、社会貢献と収益化を両立する一歩を踏み出してみませんか?

よくある質問

Q. 情報処理安全確保支援士の資格がなくても案件は取れますか?

取れますが、競争力は落ちます。セキュリティ領域はクライアントの信頼が最も重要なため、国家資格というわかりやすい証明がある方が、案件獲得の難易度は圧倒的に下がります。

Q. 実務未経験でもセキュリティの副業は可能ですか?

可能です。まずは自動ツールを用いたWebアプリケーション診断や、中小企業向けのセキュリティポリシー策定支援など、マニュアル化しやすい業務から始めるのがおすすめです。

Q. 副業が会社にバレないようにするには?

確定申告の際、住民税の徴収方法を「普通徴収(自分で納付)」に選択することで、給与からの天引き額の変動による発覚を防ぐことができます。ただし、本業の就業規則で副業が禁止されていないか、事前に確認することが大前提です。

Q. フリーランス向けのセキュリティ対策として最低限必要なツールは何ですか?

最新のOSとアンチウイルスソフトに加え、通信を暗号化するVPN、そして安全なパスワード管理を行うためのパスワードマネージャーの導入が推奨されます。これらはリモートワークにおける必須のインフラと言えます。

Q. フリーランスがセキュリティ対策にかける費用の目安はいくらですか?

ウイルス対策ソフトやVPN、パスワードマネージャーなどを合わせて月額1,000〜3,000円程度が相場です。ビジネスを守るための必要経費として、信頼性の高い有料ツールを導入することをおすすめします。

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前田 壮一

この記事を書いた人

前田 壮一

元メーカー管理職・43歳でフリーランス転身

大手電機メーカーで品質管理を20年間担当した後、42歳でフリーランスに転身。中高年のキャリアチェンジや副業の始め方を、自身の経験をもとに発信しています。

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