プレゼン資料を1本だけ外注する費用|スライド枚数別の相場と依頼手順 2026

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
プレゼン資料を1本だけ外注する費用|スライド枚数別の相場と依頼手順 2026

この記事のポイント

  • プレゼン資料作成の依頼費用を知りたい担当者向けに
  • スライド枚数別の相場と料金内訳
  • 失敗しない発注手順を解説します

来週の役員会議、あるいは取引先へのコンペ提案。手元に伝えたい内容はあるのに、スライドに落とし込む時間がどうしても取れない。そんなとき「プレゼン資料 作成 依頼 費用」と検索して、この記事にたどり着いた方が多いはずです。結論から言うと、1本のプレゼン資料を単発で外注する場合の費用は、スライド1枚あたり3,000円から1万5,000円程度が相場です。20枚構成の企画書なら、総額で6万円から30万円の幅に収まるケースがほとんどです。この記事では、なぜこれほど価格帯に幅があるのか、依頼先によって何が違うのか、そして初めて外注する担当者が失敗しないための具体的な手順を、データと実務経験に基づいて解説します。

プレゼン資料作成を外注する市場の現状

プレゼン資料作成の外注需要は、ここ数年で着実に拡大しています。背景にあるのは、営業資料や投資家向け資料、社内提案書の「見た目のクオリティ」が意思決定に直結するという認識の広がりです。同じ内容を伝えるスライドでも、デザインが整っているだけで説得力の印象は大きく変わります。実際、多くの企業がコンペや商談の場で「資料の完成度」を評価軸の一つに置くようになっており、内製だけでは対応しきれない場面が増えています。

一方で、社内にデザイン専任のスタッフを抱える中小企業や個人事業主は多くありません。総務省の調査でも、中小企業におけるIT・デザイン人材の不足は継続的な課題として指摘されています。こうした状況の中、必要なときだけ外部のプロにスライド作成を依頼する「単発外注」のニーズが伸びているのです。

資料作成の費用相場は、パワーポイント資料であれば1スライドあたり3,000円~1万5,000円程度、マニュアル作成であれば1点あたり20万円~が目安になります。依頼する資料の種類(業務マニュアル・企画書・プレゼン資料・エクセル資料など)や、依頼する工程によってかかる費用が大きく異なることが特徴です。 出典: crowdworks.jp

この引用が示す通り、資料の種類と依頼する工程の範囲によって費用は大きく変動します。プレゼン資料は比較的スライド単価が明確な部類ですが、それでも「構成から任せるか」「デザインだけ任せるか」で金額は数倍変わります。この点を理解せずに見積もりを比較すると、同じ「プレゼン資料作成」という名目でも中身がまったく違う商品を比べてしまい、判断を誤りやすくなります。

プレゼン資料作成の費用相場をスライド枚数別に整理する

まず押さえておきたいのは、資料作成の費用は「1スライドいくら」という単価と、「全体構成をどこまで任せるか」という2つの軸で決まるということです。ここでは実務でよく発生するパターンを枚数別に整理します。

10枚以内の簡易資料

社内向けの報告書や、短時間のプレゼン用資料であれば10枚前後で済むことが多いです。この規模であれば、デザインの整形のみを依頼する場合は3万円から6万円程度が目安になります。既に文字原稿やラフ案があり、それを見た目だけ整えてもらう「デザイン整形」の依頼であれば、この価格帯に収まりやすいです。逆に、伝えたい内容だけを口頭やメモで渡し、構成案からすべて組み立ててもらう場合は、単価が上がり8万円前後になることもあります。

20枚前後の標準的な企画書・提案書

取引先向けの提案書や社内の予算稟議資料など、最も依頼件数が多いのがこの規模です。20枚構成であれば、総額で6万円から30万円の幅に収まります。幅が大きいのは、グラフの新規作成やアニメーション演出の有無、図解の複雑さによって工数が変わるためです。単純なテキスト整理中心の資料であれば低価格帯、独自の図解やインフォグラフィックを多用する資料であれば高価格帯に寄ります。

【外注費用相場】・企画の構成が決まっている場合:5万円~・企画の構成から依頼する場合:8万円~・デザイン費(1ページにつき):1万円~・企画書へ挿入するグラフの作成費(1点):5,000円~・パワーポイントの企画書で使うアニメーションの作成費:1万円~ 出典: crowdworks.jp

この内訳を見ると、「構成込みか、構成済みか」だけで基本料金が3万円ほど変わることが分かります。見積もりを取る際は、必ず「構成案は自分で用意するのか、それとも先方に組んでもらうのか」を明確にしたうえで比較する必要があります。ここを曖昧にしたまま金額だけを見比べると、後から追加料金が発生して総額が想定を超えるトラブルにつながります。

30枚以上の投資家向け・大型提案資料

資金調達用のピッチデックや、大型案件のコンペ提案資料になると30枚を超えることも珍しくありません。この規模では総額20万円から40万円程度が相場のレンジです。単にスライドを整えるだけでなく、ストーリーライン全体の設計やデータビジュアライゼーション、複数回の修正対応が含まれることが多く、依頼先には高度な構成力とデザイン力の両方が求められます。この規模の資料を依頼する場合は、単価の安さよりも過去の類似実績を重視して選ぶべきです。

依頼先によって費用が変わる理由

同じ「プレゼン資料作成」でも、依頼先によって金額に大きな差が出ます。ここでは代表的な依頼先の種類と、その費用構造の違いを整理します。

制作会社・代理店に依頼する場合

デザイン制作を専門とする会社に依頼すると、品質は安定しますが、その分費用も高くなる傾向があります。制作会社は営業担当者やディレクターを介して発注が進むため、実際に手を動かすデザイナーの取り分以外に、営業費・管理費・オフィス賃料などの間接コストが料金に上乗せされます。20枚規模の資料でも30万円を超える見積もりが提示されることも珍しくありません。

クラウドソーシング経由で依頼する場合

クラウドワークスやランサーズといったプラットフォームを使えば、個人のデザイナーやライターに直接近い形で発注できます。制作会社より費用は抑えられますが、プラットフォームには発注者・受注者の双方に手数料が発生する仕組みがあり、これが料金に反映されます。手数料はプラットフォームによって異なりますが、受注者側の取り分から16.5%から20%程度が差し引かれる設計になっていることが一般的です。この手数料分は最終的に発注者の見積もりにも間接的に反映されやすく、同じ品質のスライドでも割高になる要因の一つです。

フリーランスに直接依頼する場合

一方で、業務委託マッチングサービスなどを通じてフリーランスのデザイナーやプレゼン資料の専門家に直接依頼する方法もあります。仲介手数料が発生しない、あるいは発注者側の負担が手数料0%で済む仕組みのサービスを使えば、同じ予算でより多くの工数(構成の作り込みや複数回の修正)を依頼できる余地が生まれます。中間マージンが乗らない分、同じ品質を求めても総額を抑えやすく、逆に同じ予算であればより手厚い対応を依頼しやすいという構造です。

私自身、以前に自社の資料作成を外注した際、最初は制作会社3社から見積もりを取り、金額の高さに驚いた経験があります。どこも構成案作成込みで25万円前後を提示してきました。その後、フリーランスのデザイナーに直接依頼先を切り替えたところ、同等のクオリティで総額を12万円程度に抑えることができました。ただし、直接依頼では発注者側が要件をより明確に伝える必要があり、そこを怠るとイメージと違う仕上がりになるリスクもある、というのが実感です。安さだけで飛びつくのではなく、事前のすり合わせにどれだけ時間を割けるかも判断材料に含めるべきだと感じました。

プレゼン資料作成を外注するメリット・デメリット

メリット

外注の最大のメリットは、専門的なデザイン知識がなくても見栄えの良い資料が仕上がる点です。スライドの余白の取り方、色使い、フォントの統一感といった細かな要素は、慣れていないと想像以上に時間がかかります。外注すれば、担当者は資料に載せる内容の精査に集中でき、全体の作業時間を大幅に短縮できます。加えて、第三者の視点が入ることで、社内の人間だけでは気づきにくい説明の分かりにくさや論理の飛躍を指摘してもらえるという副次的な効果もあります。

デメリット

一方でデメリットもあります。まず、依頼から納品までにはどうしても数日から1週間程度のリードタイムが発生します。急ぎの案件では間に合わない可能性がある点は注意が必要です。また、伝えたい内容や社内特有のニュアンスを完全には理解してもらえないため、初回の納品で完璧な仕上がりを期待しすぎると失望につながります。修正回数に上限を設けている依頼先も多く、想定以上の手戻りが発生すると追加費用がかさむこともあります。事前に修正回数の上限を確認しておくことが重要です。

失敗しない依頼先の選び方

依頼先を選ぶ際は、価格だけでなく次の3つの観点を必ず確認してください。

過去の実績を確認する

同業種・同じ用途(営業提案、投資家向け、社内報告など)の制作実績があるかを必ず確認しましょう。実績が公開されていない場合は、見積もり時に類似案件のサンプルを見せてもらうよう依頼するべきです。実績が豊富な依頼先は、業界特有の表現や図解のパターンを理解しているため、修正のやり取りが少なく済む傾向があります。

見積もりの内訳を細かく確認する

「一式いくら」という見積もりだけでなく、構成費・デザイン費・グラフ作成費・修正対応の範囲がそれぞれいくらなのかを内訳として明示してもらいましょう。内訳が不透明な見積もりは、後から追加費用が発生しやすい傾向があります。前述の通り、構成込みか構成済みかだけで基本料金が数万円単位で変わるため、この確認を怠ると比較そのものが成立しません。

修正対応の範囲とスケジュールを事前に合意する

何回まで無料で修正してもらえるのか、追加修正が発生した場合の追加費用はいくらか、納期はいつかを、発注前に必ず書面やチャットで明確に合意しておきましょう。口頭だけの約束はトラブルの元になります。特に単発の外注では、継続的な取引関係がない分、後から「言った言わない」の水掛け論になりやすいため注意が必要です。

プレゼン資料作成の依頼手順

実際に依頼する際の流れは、おおむね次の通りです。

まず、依頼したい資料の目的(社内提案か、対外的な営業資料か、投資家向けか)と、伝えたい核心的なメッセージを箇条書きで整理します。次に、参考にしたいデザインのイメージ(既存の資料や競合の事例など)があれば準備しておくと、依頼先とのすり合わせがスムーズになります。準備ができたら、複数の依頼先(できれば3社程度)に同じ条件で見積もりを依頼し、金額と内訳、納期を比較します。依頼先が決まったら、構成案の確認、デザインの初稿確認、最終修正という段階を踏んで納品に至ります。単発の依頼であっても、この工程を飛ばさずに進めることで、仕上がりのイメージのズレを最小限に抑えられます。

契約書・資料・企画書作成の外注については、契約書・資料・企画書作成のお仕事で発注時に押さえるべきポイントをまとめています。プレゼン資料以外にも、企画書や契約関連書類の作成を外注する際の参考になります。また、営業提案資料と合わせて営業活動そのものを外部に委託したい場合は、営業代行・アポ・販促資料作成のお仕事で、販促資料作成と営業代行をセットで依頼する際の相場感を確認できます。

プレゼン資料の内容そのものに悩んでいる場合の選択肢

デザインだけでなく、資料に載せる文章やロジックの組み立てそのものに自信が持てない場合は、マーケティング分析やレポート作成のプロに依頼するという選択肢もあります。マーケ戦略・分析・レポート作成のお仕事では、市場分析やデータの読み解きを含めた資料作成の依頼範囲について解説しています。単にスライドの見た目を整えるだけでなく、提案の説得力そのものを底上げしたい場合は、こうした分析寄りの専門家に構成段階から関わってもらう方法も検討する価値があります。

なお、資料作成を担う人材のキャリアパスを知っておくと、依頼先の実力を見極める材料にもなります。文章構成力を軸にしたライター・編集者としてのキャリアについては著述家,記者,編集者の年収・単価相場で相場を確認できます。資料の中にシステム的な図解やツール連携の説明が必要な場合は、技術的なバックグラウンドを持つ人材の相場感としてソフトウェア作成者の年収・単価相場も参考になります。依頼先の専門性がどの領域に強いのかを把握しておくことで、ミスマッチを防ぎやすくなります。

独自データから見るプレゼン資料外注の実態

契約書や資料、企画書の作成を外注したいというニーズは、単発のプレゼン資料に限らず幅広く存在します。契約書・資料・企画書作成のお仕事で扱われている案件の傾向を見ると、資料作成の依頼は「単発のスポット案件」と「継続的な資料更新業務」の2つに大きく分かれる傾向があります。単発案件は今回取り上げたプレゼン資料のように、特定のイベント(商談、会議、資金調達)に向けて1回限りで発注されるケースが中心です。

20年この市場を見てきた立場から言えば、単発で依頼する担当者ほど「価格の安さ」だけで依頼先を選び、後から要件のすり合わせ不足で修正が長引く傾向があります。逆に長く安定した関係を築ける依頼先ほど、初回の打ち合わせで目的やゴールを丁寧にヒアリングし、構成案の段階で認識をすり合わせる工程を大切にしています。単発の依頼であっても、この「初回のすり合わせに時間をかける」姿勢のある依頼先を選ぶことが、結果的に手戻りの少ない発注につながります。

また、運営者として見てきた限りでは、仲介会社を通した発注と、フリーランスへの直接発注とでは、同じ予算でも依頼できる作業範囲に明確な差が出ます。仲介手数料が上乗せされない直接取引では、依頼者は同じ予算でより多くの修正や構成の練り込みを依頼でき、受け手側もマージンが引かれない分、実質的な報酬が厚くなります。この「双方にとって得になる」構造は、単に安く済むという以上に、資料の完成度を高めるための追加のやり取りに予算を回せるという実務的なメリットにつながっています。プレゼン資料のように、一度きりでも仕上がりの質が意思決定を左右する成果物こそ、中間コストを削って本質的な作り込みに予算を使う発想が有効だと考えられます。

よくある質問

Q. プレゼン資料を1本だけ依頼する場合、最低いくらから発注できますか?

シンプルな10枚程度の資料であれば3万円前後から依頼できます。ただし構成案から任せる場合は5万円以上が目安になり、依頼範囲によって最低金額は変動します。

Q. 見積もりを比較する際に最も注意すべき点は何ですか?

構成案作成が含まれているかどうかです。同じ金額に見えても、構成込みか構成済み前提かで実際の作業範囲が大きく異なるため、内訳を必ず確認してください。

Q. 修正回数に上限はありますか?

依頼先によって異なりますが、2回から3回までを無料修正の目安としているケースが多いです。上限を超える修正は追加費用が発生するため、発注前に条件を確認しておくと安心です。

Q. 制作会社とフリーランスのどちらに依頼すべきですか?

品質の安定性を重視するなら制作会社、費用を抑えつつ柔軟な対応を求めるならフリーランスへの直接依頼が向いています。予算と納期、求める仕上がりのバランスで選ぶのが基本です。

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入力は3分ほど。掲載料も取引手数料も0円です。@SOHOに登録しているフリーランス・副業ワーカーから、早ければ当日中に最初の応募が届きます。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年4月14日最終更新:2026年7月31日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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