年収1,500万円フリーランスの「役員報酬」最適額シミュレーション


この記事のポイント
- ✓年収1,500万円を超えて法人化したフリーランスが直面する「役員報酬いくらにすべきか」問題
- ✓社会保険料の合計負担を最小化する2026年度版の最適解を
- ✓元銀行員FPがシミュレーションします
銀行員として多くのオーナー経営者の財務改善に携わってきた私が、最も頻繁に受けた相談。それが、「役員報酬はいくらに設定するのが一番おトクですか?」という問いです。
特に年収 1,500万円 前後の利益が出ているマイクロ法人の場合、設定を 10万円 間違えるだけで、法人・個人の合計で年間 数十万円 ものキャッシュが「余計な税金・保険料」として消えてしまいます。
2026年、社会保険料の上限引き上げや所得税の控除見直しが進む中、かつての「定石」は通用しなくなっています。今回は、元銀行員FPの視点から、年収1,500万円の法人がとるべき「役員報酬の最適解」を徹底シミュレーションします。
1. 役員報酬を巡る「3つの綱引き」|法人税 vs 所得税 vs 社会保険
最適額を決めるためには、以下の3つの要素のバランス(綱引き)を理解する必要があります。
① 法人税(利益を法人に残す)
役員報酬を増やせば、法人の利益が減り、法人税は安くなります。しかし、一定以上の所得(年 800万円 超)には高い実効税率(約 34% )がかかるため、そこまでは報酬として出し切るのが基本です。
② 所得税・住民税(個人で受け取る)
役員報酬として個人が受け取ると、所得税の累進課税がかかります。所得が 900万円 を超えると税率は 33% へ跳ね上がるため、出しすぎると法人税よりも個人の税金が高くなってしまいます。
③ 社会保険料(最も重い負担)
社会保険料は、報酬額に比例して上がりますが、一定の額(標準報酬月額の上限)で頭打ちになります。2026年、この上限額が引き上げ傾向にあるため、中途半端な高額報酬は「社会保険料の垂れ流し」になりかねません。
2. 2026年版:年収1,500万法人の最適額シミュレーション
法人の利益(役員報酬差し引き前)が 1,500万円 の場合、3つのパターンで比較しました。
| パターン | 月額報酬 | 法人・個人の合計負担額 | 手元に残るキャッシュの総額 | |

この記事を書いた人
久世 誠一郎
元人材コンサル・中小企業支援歴25年
大手人材会社でコンサルティング部門を率いた後、中小企業の業務改善・外注戦略の支援に転身。発注者目線でのクラウドソーシング活用術を発信しています。
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