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ネイルの資格の費用|検定ごとの受験料と取り方

@SOHO編集部
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ネイルの資格の費用|検定ごとの受験料と取り方

この記事のポイント

  • ✓JNECネイリスト技能検定
  • ✓JNAジェルネイル技能検定
  • ✓ネイルサロン衛生管理士

ネイルの資格を取りたいと考えたとき、最初に気になるのが費用です。ネイルの資格には、技術の段階を示す検定や、サロンの衛生の知識を示す資格があり、それぞれ受験料が違います。さらに、受験料のほかに、道具や材料、練習の費用、スクールに通うならその学費もかかります。この記事では、代表的なネイルの資格の受験料を、主催する団体の公式の案内をもとに一覧にし、受験料以外にかかる費用、スクールと独学の違い、費用を抑えて取る方法までを順番に説明します。

ネイルの資格の全体像

ネイルの資格は、どれも民間の団体が実施している検定や認定です。代表的なのは、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが実施するネイリスト技能検定試験と、NPO法人日本ネイリスト協会が実施するジェルネイル技能検定試験の2つです。サロンの求人では、これらの級が技術の目安として使われることがあります。

技術を示す検定

技術を示す検定は、筆記試験と、実際に施術をする実技試験で、知識と技術の段階を確かめるものです。ネイリスト技能検定試験は3級から1級までの3段階、ジェルネイル技能検定試験は初級、中級、上級の3段階に分かれています。どちらも下の級から順に取る仕組みです。

衛生や専門の知識を示す資格

技術の検定とは別に、サロンの衛生管理の知識を示すネイルサロン衛生管理士や、足のケアの理論を問うフットケア理論検定試験もあります。どちらも日本ネイリスト協会が実施しています。お客様の爪や皮膚に触れる仕事なので、衛生の知識はサロンで働くうえでも、自宅で施術をするうえでも欠かせません。

目的で取る資格が変わる

どの資格を取るかは、目的によって変わります。サロンで働きたいなら技術の検定の級が、自分でサロンを開きたいなら衛生の知識も、ジェルネイルを中心に仕事をしたいならジェルネイルの検定が、それぞれ役に立ちます。まずは目的を決めてから、取る資格と順番を選ぶと、余計な費用をかけずに済みます。

費用は3つに分けて考える

ネイルの資格にかかる費用は、受験料や受講料、道具や練習の費用、スクールの学費の3つに分けて考えると整理しやすくなります。受験料は1回あたり数千円から1万円台ですが、道具や練習の費用は練習の回数で、学費は通う期間で大きく変わります。この記事では、まず公式の案内で確かめられる受験料を示し、その後で受験料以外の費用の考え方を説明します。

資格ごとの受験料の一覧

代表的なネイルの資格の受験料や受講料を、公式の案内をもとに一覧にすると、次のとおりです。金額はすべて消費税10%を含みます。

資格 段階 受験料・受講料
ネイリスト技能検定試験 3級 6,820円
ネイリスト技能検定試験 2級 9,900円
ネイリスト技能検定試験 1級 12,650円
ジェルネイル技能検定試験 初級 9,900円
ジェルネイル技能検定試験 中級 13,200円
ジェルネイル技能検定試験 上級 16,500円
ネイルサロン衛生管理士 講習 一般11,000円、会員6,600円
フットケア理論検定試験 筆記 一般8,800円、会員6,600円

ネイリスト技能検定試験の3級から1級までを順に1回ずつで合格した場合、受験料の合計は29,370円になります。ジェルネイル技能検定試験の初級から上級までなら、合計39,600円です。実際には、不合格になって受け直すこともあるので、受け直す分の受験料も見込んでおきます。

ネイリスト技能検定試験の費用と取り方

ネイリスト技能検定試験は、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が実施する検定です。ネイルの検定の中でも広く知られており、技術の段階を示す目安として使われています。

級ごとの内容

試験の要項では、各級が次のように説明されています。

1級はトップレベルの総合プロネイリスト。イクステンション、リペア、ネイルアートの総合的な技能及び知識を習得している証です。2級はネイルケアのプロフェッショナル。サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、ネイルアートに関する技能及び知識を習得している証です。3級はネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技能及び知識を習得している証です。 出典: 日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 2026年秋期 試験要項」

3級は基本のケアとアート、2級はサロンで通用する技術、1級は人工の爪を作る技術まで含めた総合的な技術を問う、という段階になっています。

受験料と受験資格

受験料は、2026年夏期の試験から改定され、3級が6,820円、2級が9,900円、1級が12,650円になりました。申込みのときには、別にシステムの手数料がかかります。受験資格は、3級が受験のときに義務教育を修了している人、2級が3級の取得者、1級が2級の取得者です。2つ以上の級を同時に受けることはできないので、3級から順に取っていくことになります。

日程と申込み

試験は級ごとに決まった時期に行われます。2026年秋期の試験では、1級が10月17日、2級が10月18日、3級が10月25日に実施され、申込みは8月1日から8月28日までインターネットだけで受け付けられました。会場の定員を超えた場合は抽選になると案内されています。次の回の日程は、試験センターのホームページで確かめます。

筆記試験の免除

筆記試験だけ合格して実技試験が不合格だった人は、決められた次の試験で筆記試験の免除を受けられます。ただし、申込みのときに前の試験の受験番号を入力しないと免除は適用されません。免除を使えば、苦手な実技の練習に集中できます。

モデルの用意

実技試験では、施術をする相手としてモデルを連れていく必要があります。2026年秋期の要項では、従来どおりモデルを連れていく方法に加え、試験センターが認定した練習用の手の模型を持参して受ける方法も選べると案内されています。モデルを頼む場合はお礼や交通費、手の模型を使う場合はその購入の費用がかかるので、どちらにするかを早めに決めておきます。

ジェルネイル技能検定試験の費用と取り方

ジェルネイル技能検定試験は、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が実施する、ジェルネイルの知識と技術を問う検定です。ジェルネイルとは、ジェル状の材料を爪に塗り、専用の照明で固めて仕上げるネイルのことです。今のサロンではジェルネイルの施術が多く、この検定を取る人も増えています。

級ごとの内容と受験料

協会の案内では、各級の内容と受験料が次のように示されています。

  • 初級:ネイルケアの基礎と、ジェルネイルの基本的な知識と技術を問う。筆記と実技。受験料9,900円
  • 中級:サロンで通用する専門的な知識と技術を問う。初級の合格者のみ。筆記と実技。受験料13,200円
  • 上級:ジェルネイルの総合的な知識と高い技術を問う。中級の合格者のみ。実技のみ。受験料16,500円

初級の受験資格は、義務教育を修了している人です。初級の合格の基準は、筆記と実技のどちらも100点満点中80点以上とされています。

日程と会場

協会の案内では、ジェルネイル技能検定試験は毎年6月と12月の年2回行われ、2026年は初級が12月5日、中級と上級が12月6日に予定されています(日本ネイリスト協会「JNAジェルネイル技能検定試験」)。会場は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡です。このほか、協会が認定したネイルスクールでは、在校生と卒業生が自分の学校で随時受けられる制度があります。

実技の一部の免除

ジェルネイル技能検定試験には、ほかの検定の級を持っている人が実技の一部を免除される制度があります。例えば、ネイリスト技能検定試験の3級以上を持っている人は、初級の実技試験のうち、ネイルケアの課題が免除されます。2級以上を持っていれば、中級の同じ課題が免除されます。先にネイリスト技能検定試験を取っておくと、ジェルネイルの検定の負担を軽くできます。

ネイルサロン衛生管理士の費用と取り方

ネイルサロン衛生管理士は、日本ネイリスト協会が定めたネイルサロンの衛生管理の基準を、現場で正しく生かすための資格です。協会が認定した学校などで開かれる講習を受け、確認のための筆記のテストに合格すると、資格が与えられます。

受講料と受講資格

受講料は、一般が11,000円、協会の会員などが6,600円で、テキスト代と認定証の交付の手数料が含まれています。受講資格は18歳以上で、サロンでの実務の経験は問われません。18歳未満でも、専門学校やネイルスクールでネイルを学んでいる人は対象になります。講習はオンラインでも受けられると案内されています。

資格の有効期限

資格の有効期限は、取った年を含めて3年目の12月末日までです。一度、資格を続ける手続きを済ませると、期限のない永続の認定になります。続けるための手続きにかかる費用も、あらかじめ確かめておきます。

衛生の知識が必要な理由

ネイルの施術では、爪を削る道具や皮膚に触れる道具を、多くのお客様に繰り返し使います。道具の消毒や手洗いが不十分だと、感染の原因になりかねません。厚生労働省も、ネイルサロンの衛生管理に関する指針を示しています。自宅で施術をする人ほど、衛生の基準を学んでおくことが、お客様の安心につながります。

フットケア理論検定試験の費用

フットケア理論検定試験は、ネイルサロンで足のケアの施術を正しく行うための理論を問う、日本ネイリスト協会の検定です。

受験料と受験資格

受験料は、一般が8,800円、会員が6,600円です。このほかに、テキスト代として3,300円がかかります。受験資格は、ネイリスト技能検定試験の3級以上、ジェルネイル技能検定試験の初級以上などを持っていることです。

試験の形

試験の会場で、フットケアの理論について120分のセミナーを受けた後、30分の筆記試験を受ける形です。実技試験はありません。足のケアをメニューに加えたいサロンや、施術の幅を広げたい人に向いています。

受験料以外にかかる費用

ネイルの資格の費用は、受験料だけではありません。実技試験がある検定では、受験料より道具や練習の費用のほうが大きくなることもあります。

道具と材料

実技試験では、決められた道具と材料を自分で用意して持っていきます。爪を整えるやすりや、甘皮を処理する道具、消毒の用品、ポリッシュやジェル、ジェルを固める照明などです。級が上がるほど、必要な道具と材料が増えます。どの道具が必要かは、各検定の要項や規定の資料に示されているので、買う前に確かめます。

練習の費用

技術を身につけるには、何度も練習を重ねる必要があります。練習のたびに材料を使うので、材料費が続けてかかります。練習用の手の模型や、人工の爪のチップを使う方法もあります。家族や友人に練習の相手を頼めれば、本番のモデルに近い形で練習できます。

モデルへのお礼

ネイリスト技能検定試験の実技試験でモデルを頼む場合は、試験の当日に長い時間付き合ってもらうことになります。モデルの交通費や食事代、お礼の品の費用を見込んでおきます。モデルの爪の状態が試験の条件に合っている必要もあるので、早めに頼み、練習の段階から協力してもらえると、本番の仕上がりも安定します。頼める人がいない場合に、試験センターが認定した手の模型を使う方法を選べるのは、費用と手間の両面で助けになります。

交通費と教材

試験の会場は、主に大きな都市に限られます。近くに会場がない場合は、交通費や、場合によっては宿泊費もかかります。協会が出しているテキストや、技術の解説の教材を使う場合は、その費用も見込んでおきます。

申込みの手順と注意

受験料を無駄にしないためには、申込みの手順と決まりを前もって確かめておくことも大切です。検定ごとに申込みの方法が違うので、要項を読んでから手続きをします。

インターネットで申し込む

ネイリスト技能検定試験は、インターネットだけで申込みを受け付けています。試験センターのホームページから、決められた申込みの期間の中で、申込みと支払いの両方を済ませる必要があります。期間を過ぎると次の回まで受けられないので、申込みの期間は手帳やカレンダーに書いておきます。

合格認定番号を手元に用意する

2級や1級を受けるときは、申込みのときに、下の級の合格認定番号を入力する必要があります。合格認定番号は合格証書に書かれているので、合格証書は大切に保管しておきます。ジェルネイル技能検定試験で免除を受けたいときも、申込みのときに合格認定番号の入力が必要です。

申込みの後の取り消し

申込みの後に予定が合わなくなっても、受験料が返ってこないことがあります。フットケア理論検定試験の案内では、申込みの後の取り消しには応じず、試験の中止の場合を除いて受験料は返金しないと明記されています。仕事や家庭の予定を確かめてから申し込みます。

団体で申し込む

ネイリスト技能検定試験では、1つの法人から10名以上が受ける場合に団体の申込みができると案内されています。サロンやスクールで働く人は、勤め先がまとめて申し込む場合があるので、個人で申し込む前に確かめておきます。

不合格だったときの費用と立て直し

検定は、1回で合格できるとは限りません。不合格だったときにどれくらいの費用がかかるかを知っておくと、計画を立て直しやすくなります。

受け直しの費用

不合格になると、次の回にもう一度受験料を払って受け直します。ネイリスト技能検定試験の1級なら、受け直すたびに12,650円がかかります。さらに、材料の用意やモデルへのお礼、会場までの交通費も、もう一度かかります。受け直しの回数が増えるほど費用はふくらむので、1回で合格できるように準備を整えてから受けることが、最も費用を抑える方法です。

どこで点を落としたかを確かめる

不合格になったら、筆記と実技のどちらで点が足りなかったのかを確かめます。筆記だけ合格して実技が不合格だった場合は、次の試験で筆記試験の免除を受けられることがあるので、実技の練習に集中できます。実技のどの課題で時間が足りなかったか、仕上がりのどこが甘かったかを振り返り、練習の内容を見直します。

苦手な技術だけを習う

独学で何度か不合格が続いたら、苦手な技術だけを教わる単発の講習を受けるのも1つの方法です。全部の課程を受け直すより費用を抑えながら、自分では気づけなかった癖を直してもらえます。

資格を取った後にかかる費用

資格は、取った後にも費用がかかる場合があります。

資格を続けるための手続き

ネイルサロン衛生管理士は、有効期限の前に資格を続ける手続きをする必要があります。一度続ける手続きを済ませると永続の認定になりますが、その手続きの費用は協会の案内で確かめます。

上の段階へ進む費用

検定の上の級や、講師として教える立場を目指す資格に進むと、そのたびに受験料や講習の費用がかかります。例えば、日本ネイリスト協会の認定講師の資格試験を受けるときは、フットケア理論検定試験の合格証書の写しを出す必要があると案内されています。上の段階を目指す場合は、必要な資格と費用の流れを先に確かめておきます。

道具の買い替え

仕事で施術を続けると、やすりや筆などの消耗品は定期的に買い替える必要があります。照明などの機器も、長く使えば交換が必要になります。資格を生かして仕事をするなら、道具の費用も毎月の経費として見込んでおきます。

スクールと独学の費用の違い

ネイルの資格は、スクールに通って取る人と、独学で取る人がいます。費用は大きく違うので、自分に合う方法を選びます。

スクールに通う場合

スクールに通うと、講師から直接技術を教わり、作品を見てもらいながら練習できます。ネイルスクールの費用を紹介する記事では、次のように説明されています。

費用相場は年間100万円前後で、「JNECネイリスト技能検定試験 1級(ネイリスト検定1級)」や「JNAジェルネイル技能検定試験 上級(ジェルネイル検定上級)」の取得に向けたコースが用意されています。 出典: cin-cia.com

上級の資格まで目指すコースでは、学費が大きくなります。一方で、3級や初級だけを目指す短いコースもあり、費用は通う期間と目指す級で大きく変わります。複数のスクールで、学費に何が含まれるのか、道具代や受験料は別か、を比べてから決めます。

独学の場合

独学なら、費用は受験料と道具、材料、教材にとどまり、スクールに比べて大きく抑えられます。3級や初級は、基本の技術を問う検定なので、教材と動画で練習して合格を目指す人もいます。ただし、独学では自分の技術の癖や間違いに気づきにくく、上の級になるほど合格が難しくなります。

組み合わせる方法

最初は独学で3級や初級を取り、上の級を目指す段階で、短い講座や単発の講習を受ける方法もあります。苦手な技術だけを教わる形にすると、費用を抑えながら技術を伸ばせます。

スクールを選ぶときに比べる点

スクールに通うと決めたら、学費の総額だけでなく、中身を比べて選びます。同じような学費に見えても、含まれているものが違うことがよくあります。

学費に含まれるもの

学費に、道具や材料、教材、検定の受験料が含まれているかを確かめます。道具の一式が学費に含まれているスクールもあれば、入学の後に別に買うスクールもあります。受験料が含まれていない場合は、目指す級までの受験料を足して比べると、本当の費用の差が分かります。

目指す級と通う期間

どの級までを目指すコースなのか、通う期間はどれくらいかを確かめます。上の級を目指すコースほど期間が長く、学費も大きくなります。働きながら通うなら、夜や週末の授業があるか、休んだときの振り替えができるかも大切な点です。

練習の機会

授業の時間のほかに、自由に練習できる時間や場所があるかも比べます。ネイルの技術は練習の量で伸びるので、授業以外に練習できる環境があると、上達が早くなります。協会が認定したスクールなら、在校生がジェルネイル技能検定試験を自分の学校で受けられる制度があることも、比べるときの材料になります。

体験の授業を受ける

多くのスクールは、入学の前に説明会や体験の授業を行っています。講師の教え方や、教室の雰囲気、通う人の様子を自分の目で確かめてから決めると、入学の後に合わなかったという失敗を防げます。

自宅で施術を始めるときの準備

資格を取った後、自宅で施術を始める人もいます。資格の費用とは別に、始めるための準備にも費用と手間がかかります。

施術の場所と設備

自宅で施術をするなら、お客様が座る椅子と机、手元を明るく照らす照明、換気のできる環境が必要です。ネイルの材料にはにおいの強いものもあるため、換気には特に気を配ります。道具を消毒する用品や、使い捨ての用品の費用も続けてかかります。

保健所への確認

自宅での施術に何の手続きが必要かは、施術の内容や地域で変わることがあります。始める前に、住んでいる地域の保健所に、どんな施術をどこで行うかを伝えて確かめます。厚生労働省のネイルサロンの衛生管理に関する指針も、あわせて目を通しておくと安心です。

お金の管理と申告

自宅での施術で利益が出たら、確定申告が必要になる場合があります。道具や材料、消耗品の費用は、施術のための費用として記録し、領収書を保管しておきます。会社に勤めながら副業として施術をする場合は、勤め先の副業の決まりも確かめておきます。

費用を抑えて取る方法

ネイルの資格の費用を抑えるには、取る順番や制度を上手に使うことが大切です。

下の級から確実に取る

ネイルの検定は、下の級から順に取る仕組みです。焦って練習が足りないまま受けると、不合格になって受験料が無駄になります。1回で合格できるよう、練習を重ねてから受けるほうが、結果として費用を抑えられます。

免除の制度を使う

ネイリスト技能検定試験の筆記試験の免除や、ジェルネイル技能検定試験の実技の一部の免除を使えば、受け直すときの負担を軽くできます。免除は申込みのときに申請しないと適用されないので、申込みの画面で必ず確かめます。

会員の価格を確かめる

ネイルサロン衛生管理士やフットケア理論検定試験は、協会の会員や、認定校の在校生と卒業生などに会員の価格が用意されています。対象になるかどうかを確かめると、費用を抑えられることがあります。

教育訓練給付金の対象か確かめる

スクールに通う場合は、その講座が教育訓練給付金の対象かを確かめます。教育訓練給付金とは、雇用保険に入っている人などが、国が指定した講座を受けて修了したときに、受講の費用の一部が支給される制度のことです。厚生労働省の案内では、一般教育訓練の講座なら、費用の20%(上限10万円)が修了後に支給されるとされています(厚生労働省「教育訓練給付制度」)。対象の講座は、厚生労働省の教育訓練講座検索システムで調べられます。受けられるかどうかは雇用保険の加入の期間などで決まるので、ハローワークで確かめます。

費用の計画の立て方

ネイルの資格の費用は、一度にまとめてかかるのではなく、級を上げるたびに少しずつかかります。全体の費用を見通して計画を立てておくと、途中で予算が足りなくなる心配が減ります。

目指す級までの費用を書き出す

まず、目指す級までに必要な受験料を、下の級から順に書き出します。そこに、道具や材料、教材、モデルの用意、交通費を加えます。スクールに通うなら学費を、独学なら単発の講習の費用を見込みます。最後に、不合格になって1回受け直す場合の費用も加えておくと、余裕のある計画になります。

受ける時期を決める

ネイリスト技能検定試験は級ごとに実施の時期が決まっており、ジェルネイル技能検定試験は年2回です。受けたい級がいつ実施されるかを確かめ、合格してから次の級を受けるまでの間隔を考えて、時期を決めます。間隔が短すぎると練習が足りなくなり、長すぎると技術を忘れてしまいます。

道具は必要なものから買う

道具や材料は、最初から全部をそろえる必要はありません。3級や初級に必要な道具から買い、級が上がるごとに必要な道具を加えていくと、一度にかかる費用を抑えられます。上の級でも使う道具は、最初から長く使える品質のものを選ぶと、買い替えの費用を減らせます。

目的別の取る順番

最後に、目的ごとに、どの資格をどの順番で取るとよいかの例を整理します。

サロンで働きたい人

サロンで働きたい人は、まずネイリスト技能検定試験の3級を取り、2級を目指すのが一般的です。2級はサロンで通用する技術を示す級とされているため、サロンの求人の目安になりやすいからです。ジェルネイルの施術が多いサロンを目指すなら、ジェルネイル技能検定試験の初級と中級もあわせて取ると、技術の幅を示せます。

自宅で施術をしたい人

自宅で施術をしたい人は、技術の検定に加えて、ネイルサロン衛生管理士の取得をおすすめします。衛生の知識を学んだことを示せると、初めてのお客様にも安心してもらいやすくなります。自宅で施術を始める場合は、地域によって必要な手続きが違うことがあるので、住んでいる地域の保健所に、施術の内容を伝えて確かめておきます。

副業として始めたい人

本業を続けながら副業としてネイルの仕事を始めたい人は、練習に使える時間が限られます。まずネイリスト技能検定試験の3級かジェルネイル技能検定試験の初級を目標にし、家族や友人を相手に施術の経験を積みながら、次の級に進むか、衛生の資格を取るかを決めると、無理のない計画になります。最初から上の級まで一気に目指すと、費用も時間も大きくなり、途中で続かなくなるおそれがあります。合格した級と、施術した作品の数を記録しておくと、次に何を学べばよいかが見えてきます。

ジェルネイルを中心にしたい人

ジェルネイルを中心に仕事をしたい人は、ジェルネイル技能検定試験の初級から始め、中級、上級へと進みます。先にネイリスト技能検定試験の3級を取っておくと、初級の実技の一部が免除されるので、ネイルケアの基本を固めてから進むのも1つの方法です。

資格を仕事につなげるために

在宅ワークと副業の仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、技術の資格を仕事につなげている人には、作品を記録して見せる工夫を続けているという共通点があります。ネイルも同じで、検定の級に加えて、これまでに仕上げたデザインの写真がそろっていると、お客様やサロンに技術を伝えやすくなります。

作品の見せ方

作品の写真は、明るさや角度をそろえて撮り、デザインの種類ごとに整理しておくと、見る人が選びやすくなります。作品を並べて見せる考え方は、ほかの仕事でも同じです。実績の並べ方の基本は、Webライターのポートフォリオの作り方|案件獲得率が上がるテンプレート付き【2026年版】で、テンプレートとあわせて紹介しています。

デザインの力を別の仕事に生かす

ネイルのデザインで身につけた色の組み合わせや細かい作業の力は、イラストや小物のデザインなど、別の仕事にも生かせます。デザインの仕事の報酬の水準は、デザイナーの年収・単価相場で職種ごとに確かめられます。お店の集客のために、SNSでの発信や広告の運用を学ぶ人もいます。どんな仕事があるかは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。

中間の手数料が乗らない直接の取引では、同じ予算でも依頼する側はより多くを頼め、受ける側は手元に残る報酬が厚くなります。デザインや発信の仕事を在宅で受けるときは、手数料0%で直接取引できる在宅ワークの仲介サイトを選ぶと、資格の取得にかけた費用を回収しやすくなります。受験料と練習の費用を見通して計画を立て、取った資格を作品とあわせて見せていけば、ネイルの資格はきちんと仕事につながっていきます。

よくある質問

Q. ネイルの資格を取るのに全部でいくらかかりますか?

受験料だけなら、ネイリスト技能検定試験の3級から1級まで順に1回ずつで合格した場合で合計29,370円、ジェルネイル技能検定試験の初級から上級までなら合計39,600円です。実際には、道具や材料、練習の費用、モデルの用意、会場までの交通費もかかります。スクールに通う場合は、通う期間と目指す級で学費が大きく変わります。

Q. ネイルの資格は独学で取れますか?

3級や初級は基本の技術を問う検定なので、教材と動画で練習して独学で合格を目指す人もいます。独学なら費用は受験料と道具、材料、教材にとどまります。ただし、自分の技術の癖に気づきにくく、上の級になるほど合格が難しくなります。最初は独学で取り、上の級で短い講座を受ける組み合わせ方もあります。

Q. ネイリスト技能検定とジェルネイル技能検定はどちらを先に取ればよいですか?

目的によりますが、ネイリスト技能検定試験の3級を先に取ると、ジェルネイル技能検定試験の初級で実技のうちネイルケアの課題が免除されます。2級以上を持っていれば中級の同じ課題が免除されます。ネイルケアの基本を固めてからジェルネイルに進むと、負担を軽くしながら両方の技術を示せます。

Q. ネイルサロン衛生管理士はどんな人が取るべきですか?

サロンで働く人に加えて、自宅で施術をしたい人に向いています。協会が定めたサロンの衛生管理の基準を学ぶ資格で、受講料は一般11,000円、会員などは6,600円です。受講資格は18歳以上で、実務の経験は問われません。衛生の知識を学んだことを示せると、初めてのお客様にも安心してもらいやすくなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月3日最終更新:2026年10月23日
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