MV制作・BGM付き映像のフリーランス案件と相場

宮田 陸
宮田 陸
MV制作・BGM付き映像のフリーランス案件と相場

この記事のポイント

  • MV制作・BGM付き映像のフリーランス案件と相場を徹底解説
  • ミュージックビデオやリリックビデオの受注方法
  • 単価交渉術を映像クリエイター歴7年の筆者が紹介します

大学時代、バンド仲間に頼まれてMVを撮ったのが映像制作との出会いだった。iPhoneとiMovieだけで作った拙い映像だったが、YouTubeにアップしたら1万回再生を超えた。「映像の力ってすごい」と感動して、そこから独学で映像制作を学び始めた。

今ではフリーランスの映像クリエイターとして、インディーズアーティストから企業のプロモーションまで、幅広いMV・映像制作の案件を手がけている。年間で20〜30本のMVを制作し、年収は600万円ほどだ。

MV制作・BGM付き映像の案件タイプ

フリーランスとして受注できるMV・映像案件には以下の種類がある。

  • ミュージックビデオ(MV): アーティストの楽曲に合わせた映像制作
  • リリックビデオ: 歌詞をアニメーション・モーショングラフィックスで表現
  • ビジュアライザー: Spotify等で再生される楽曲のビジュアル映像
  • ライブ映像: ライブパフォーマンスの撮影・編集
  • BGM付きプロモーション映像: 企業や店舗のイメージ映像
  • ストーリー仕立てのショートフィルム: MVの延長としてのドラマ仕立て映像

特に近年はリリックビデオとビジュアライザーの需要が急増している。撮影が不要でAfter Effectsだけで完結するため、在宅で受注しやすい。

報酬相場

案件タイプ 報酬目安 制作期間
リリックビデオ 3〜10万円 1〜2週間
ビジュアライザー 2〜8万円 3〜7日
インディーズMV(撮影なし) 5〜15万円 2〜3週間
インディーズMV(撮影込み) 10〜30万円 3〜6週間
メジャーアーティストMV 30〜200万円 1〜3ヶ月
ライブ映像(撮影+編集) 10〜40万円 2〜4週間
BGM付き企業映像 10〜50万円 2〜4週間

正直なところ、インディーズMVだけでは生活は厳しい。僕の場合、MV制作とBGM付き企業映像を組み合わせて収入を安定させている。MVは自分のクリエイティブを発揮できる場、企業映像は安定した収入源という位置づけだ。

必要なスキルと機材

映像制作スキル

撮影スキル: カメラワーク、ライティング、構図の基本。MVは特に「絵作り」が重要で、1カットの美しさが作品の質を左右する。

編集スキル: Premiere ProとAfter Effectsは必須。カラーグレーディング(DaVinci Resolve)ができると映像の雰囲気が格段に変わる。動画編集の基礎が固まっていれば移行しやすい。

音楽の理解: BPM(テンポ)に合わせたカット割り、音のアクセントに合わせたエフェクトなど、音楽と映像のシンクロが求められる。

必要な機材

最低限必要な機材と予算の目安を紹介する。

機材 目安予算 おすすめ
カメラ 15〜40万円 Sony α7IV、Lumix S5II
レンズ 5〜20万円 24-70mm F2.8 が万能
ジンバル 3〜8万円 DJI RS3
照明 2〜10万円 Aputure、Nanlite等
編集用PC 15〜30万円 M2 Pro MacBook Pro以上

リリックビデオやビジュアライザーなら、撮影機材は不要。編集用PCとAfter Effectsがあれば始められる。

案件を獲得する方法

SNSでの作品発信

MVクリエイターにとって、SNSは最大の営業ツールだ。制作した作品をInstagram、X、YouTubeに投稿し続けることが案件獲得に直結する。

僕の場合、Instagramに30秒のMVダイジェストを投稿したところ、それを見たアーティストから直接DMが来たのが最初の大きな案件だった。

音楽コミュニティへの参加

ライブハウスに通ったり、音楽系のイベントに顔を出すことで、アーティストとの接点が生まれる。「映像を撮っている」と自己紹介するだけで、「うちのMVを作ってほしい」という話になることは少なくない。

クラウドソーシングの活用

@SOHOのようなクラウドソーシングサイトでも、MV制作やリリックビデオの案件は見つかる。SNS運用代行のクライアントから映像制作を追加受注するケースも多い。特にリリックビデオは在宅で完結するため、クラウドソーシングとの相性がいい。

制作実績サイトの構築

Vimeoにポートフォリオを整理し、自分のWebサイトに埋め込む。アーティストやレーベルの担当者は、必ず過去の作品を確認してから依頼してくる。

MV制作で気をつけるポイント

著作権の確認: アーティストの楽曲を使用する権利が正式に許諾されているか確認する。レーベル所属のアーティストの場合、楽曲使用の許諾がレーベルから出ているか事前に確認が必要だ。

ロケーション許可: 屋外撮影の場合、撮影許可が必要な場所がある。特に商業施設や公共施設では事前申請が必要。許可なしで撮影してトラブルになった同業者を何人か知っている。

天候リスク: 屋外撮影は天候に左右される。予備日を必ず設定しておくこと。

納品フォーマット: YouTube用(1080p/4K)、SNS用(縦型9:16)、配信サービス用など、複数フォーマットでの納品を求められることがある。見積もり時に確認しておこう。

単価を上げるための戦略

MV制作で単価を上げるには、「編集者」から「映像監督」へのステップアップが鍵だ。

  • 企画・コンセプト段階から参加する: 楽曲のイメージをヒアリングし、映像コンセプトを提案する
  • 撮影+編集のパッケージで受注する: 編集だけより単価が2〜3倍になる
  • 独自のスタイルを確立する: 「この人に頼めばこういう映像が撮れる」という期待値を作る

MV制作は、クリエイティブな表現と収入を両立できる数少ない仕事だ。音楽が好きで映像制作に興味があるなら、ぜひ挑戦してみてほしい。

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MV制作・BGM付き映像の仕事内容・始め方・案件相場をさらに詳しく知りたい方は、お仕事ガイドをご覧ください。

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宮田 陸

この記事を書いた人

宮田 陸

現役大学生フリーランサー

法政大学3年生。高校時代にYouTube切り抜き動画でクラウドソーシングを始め、大学2年でバイトを完全にやめる。月収15万円を達成し、大学生×フリーランスのリアルを発信中。

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