MOSの専門ライターの仕事

長谷川 奈津
長谷川 奈津
MOSの専門ライターの仕事

この記事のポイント

  • MOS ライター 副業として
  • Officeの知識を持つ人が書く専門記事の仕事を整理しました
  • 単価が上がる根拠の示し方

Officeの操作は分かる。文章を書くのは嫌いではない。この二つが揃っている人にとって、専門ライターという関わり方は、事務代行より条件のよい選択肢になります。作業を代行する仕事は納品物の量で値段が決まりますが、書く仕事は知識の希少さで値段が決まるからです。

ただ、Officeの解説記事を書く人はすでに大勢います。同じ内容を同じように書いても、単価は上がりません。結論から書くと、単価を決めているのは文章のうまさではなく、根拠をどう示しているかです。この記事では、MOSを持っている人が受けやすい記事の種類と相場を整理したうえで、単価が上がる書き方と、契約で決めておくべき条件をまとめます。これ、知らない人が本当に多いんです。

Officeの解説記事に値段が付くようになった背景

Web上のOffice解説は無数にあります。にもかかわらず外注の需要が減らないのは、記事の要求水準が上がったからです。

以前は「関数の使い方を並べた記事」で成立していました。いまは、その関数がどのバージョンで使えるのか、実際の業務のどんな場面で必要になるのか、代替の方法と比べて何が違うのかまで書かれていないと読まれません。検索の評価も、内容の正確さと書き手の経験を見る方向に動いています。この水準を満たすには、書ける人がOfficeを実務で使っていることが前提になります。

もうひとつの要因が、生成AIです。文章の下書きは機械が数分で作るようになりました。ただ、AIが書いたOfficeの解説は、もっともらしく間違っていることが多い。存在しない関数を出す、古いバージョンの画面名で説明する、手順の途中を飛ばす。この誤りを見抜いて直せる人の価値が、相対的に上がりました。書く速度で勝負する時代が終わり、正しさで勝負する時代になったということです。

実際の募集条件を見ると、求められている水準が読み取れます。

経験者歓迎のWEBライターを募集します。自社オウンドメディアのコンテンツ作成に携わっていただき、記事構成の立案、ライティング、ワードプレスへの入稿までを担当いただきます。SEO集客をメインとしているため、SEOライティングの実績が3年以上ある方、ワードプレス経験が1年以上ある方を歓迎いたします。学歴不問で、副業・Wワークも可能です。テレワーク・在宅勤務も可能で、服装も自由です。週20時間程度職務に従事できる方を求めております。 出典: 求人ボックス

つまり、書くだけでなく構成を立て、入稿まで担当する形が標準になりつつあります。工程を多く引き受けるほど単価は上がりますが、そのぶん時間も取られます。副業として組み込むなら、どこまでを引き受けるかを最初に決めておく必要があります。

MOSを持つ人が受けやすい記事の種類

依頼として実際に多いものを、性質ごとに整理します。

手順を解説する記事

特定の操作をどうやるかを、順を追って説明する記事です。この分野は競合が多い代わりに、依頼の本数も最も多い。単価は文字単価1円から3円の帯が中心で、画像の作成を含むと1本あたりで5,000円から2万円になります。

この種類で差が付くのは、画像です。文章だけの手順記事は読まれません。操作画面のどこをクリックするかを示した画像が必要で、その作成まで含めて引き受けられるかが単価に直結します。画像作成を別料金にできる場合は、必ず分けて見積もってください。

業務の課題から入る記事

「毎月の集計に時間がかかる」「複数のファイルを手作業で突き合わせている」といった業務上の困りごとを起点に、解決方法を示す記事です。手順記事より単価が高く、文字単価2円から5円の帯に入ります。

この形が高く評価されるのは、書ける人が限られるからです。業務でOfficeを使った経験がないと、そもそも課題が思いつきません。実務経験がそのまま参入障壁になる領域です。

テンプレートを配る記事

記事の中で、実際に使えるExcelやWordのファイルを配布する形です。記事とファイルの両方を作るので、報酬は1万5,000円から5万円と高くなります。作るファイルの完成度が問われるため、MOSのエキスパートレベルで扱う範囲が実務としてそのまま必要になります。試験範囲と実務の対応はMOS Excel(Microsoft Office Specialist)の資格ガイドに整理されており、依頼内容が自分の範囲に収まるかを判断する材料になります。

資格そのものを扱う記事

MOSの勉強法、難易度、他の資格との比較といった記事です。取得者としての立場で書けるので、経験の裏付けが示しやすい。ただし報酬は手順記事と同程度で、飛び抜けて高くはなりません。実績を作る段階での入り口としては有効です。

比較や選び方の記事

Officeと他のツールの比較、有料版と無料版の違い、業務ソフトの選定基準といった記事です。単価は高い部類ですが、書く側に中立性が求められます。広告として書く場合は、広告であることが読者に分かる表示が必要になります。この表示が不十分だと景品表示法上の問題になり得るため、依頼を受ける時点で記事の位置づけを確認しておいてください。

単価の実際と、上げるための条件

副業としてのWebライティングは、始めやすい代わりに単価の下限が低い領域です。文字単価0.5円の募集も普通に存在します。

副業Webライターを始めて10か月目が経過しました。おかげさまで比較的順調に進んでいるんじゃないかと総括しています。Webライター副業を始めるにあたって、私が最初に掲げた目標は4つありました。 出典: note.com

続けている人の記録を見ると、最初の数か月は条件が良くない案件から入り、実績を積んでから条件を上げていく流れが一般的です。専門性のある分野を持っている人は、この最初の期間を短くできます。Officeの知識はその材料になります。

単価を上げる条件は、はっきりしています。

ひとつめが、検証環境を明示することです。「Microsoft 365の最新版で確認」「Excel 2021では動作しない」といった記述があるだけで、記事の信頼度が変わります。編集側から見ると、この一文を書ける人は実際に手を動かしている人だと分かる。書けない人との差がここに出ます。

ふたつめが、条件を書き分けることです。「この方法が使えるのはこういう場合」「データが1万行を超えると重くなる」といった限定を添える。断定だけの記事は読者が実行して失敗します。限定を書けるのは、失敗したことがある人だけです。

みっつめが、公式の情報を根拠として引くことです。ソフトの仕様は、開発元の公開情報が一次資料になります。これを参照せず、他のブログを孫引きして書いた記事は、誤りが連鎖します。

よっつめが、工程を広く引き受けることです。構成の立案、画像の作成、入稿までを担当すると、記事1本あたりの単価は1.5倍から2倍になります。ただし時間も比例して増えるので、時間あたりで得になっているかは計算してください。

書く仕事全体の単価帯を把握しておきたいなら、著述家,記者,編集者の年収・単価相場のデータが参考になります。文字単価の話に閉じていると気づきにくいのですが、専門分野を持つ書き手の相場は、汎用のライティングとは別の水準で動いています。

単価を上げる具体的な書き方

抽象論だけでは動けないので、実際に評価が変わる書き方を挙げます。

まず、手順の記述で「クリックします」を並べないことです。読者が知りたいのは、なぜその操作をするかです。「並べ替えの前に範囲を選択します。選択せずに実行すると、隣の列が取り残されてデータの対応がずれます」と書く。理由が書いてあると、応用が効きます。

次に、失敗の分岐を書くことです。手順通りにやっても、環境によっては違う結果になります。「ここでエラーが出た場合は、参照先のシート名にスペースが含まれている可能性があります」といった記述は、読者の課題を実際に解決します。これを書ける人は多くありません。

三つめに、代替手段を並べることです。同じことをする方法が複数あるとき、どれを選ぶべきかを判断基準とともに書く。「一度きりの作業なら手作業、毎月繰り返すなら関数、他のファイルと連携するならマクロ」といった整理です。読者が自分の状況に当てはめられます。

四つめに、数字を具体的に書くことです。「かなり速くなる」ではなく「1万行のデータで、手作業なら2時間かかる処理が5分で終わる」と書く。検証した数字を持っている書き手は、それだけで代えが利かなくなります。

構成案の段階で差が付く

継続して依頼が来る書き手と、単発で終わる書き手の差は、実は本文よりも構成案に出ます。構成案とは、記事の見出しを並べた設計図のことです。

多くの書き手は、検索結果の上位記事の見出しを寄せ集めて構成案を作ります。これをやると、出来上がるのはどこかで読んだ記事になります。編集側は、他の記事と同じものを作りたくて外注しているわけではありません。

差が出るのは、読者がその情報を必要とする場面を具体的に想定できているかどうかです。同じ「ピボットテーブルの使い方」でも、毎月の売上集計を任された人が読むのか、初めてExcelを触る人が読むのかで、必要な順序が変わります。前者なら元データの持ち方から書くべきで、後者なら画面のどこにボタンがあるかから始める必要があります。

構成案を出すときは、なぜその順序にしたかを一言添えてください。「この見出しを先に置いたのは、ここを飛ばすと後半の手順が失敗するためです」と書く。編集側は、判断できる書き手を探しています。この一文があるかないかで、次の依頼の有無が変わります。

画像の作成まで引き受けるかどうか

Officeの解説記事では、画像が本文と同じくらい重要です。画像作成を引き受けるかどうかは、単価と作業時間の両方に大きく効きます。

作業量としては、記事1本に10枚から20枚の画像が必要になることが多く、撮影と加工で1時間から3時間かかります。報酬に上乗せされる金額は1枚200円から500円程度が相場で、時間あたりで見ると本文の執筆より低くなることがあります。単価表を作るときは、必ず別項目として提示してください。

実務上の注意点も挙げておきます。まず、画面を撮るときに映り込む情報です。ファイル名、シート名、実在するデータ、通知の内容。自分の業務ファイルをそのまま撮ると、勤務先の情報が公開されることになります。記事用のサンプルデータを別に用意しておくのが基本です。

次に、ソフトの画面には開発元の著作物が含まれます。解説の目的で操作画面を掲載すること自体は一般的に行われていますが、掲載のルールは提供元が定めている場合があります。加工して別の意味に見せる、商標を改変する、といった扱いは避けるべきです。編集側が独自のルールを持っていることもあるので、着手前に確認してください。

三つめが、画面の版を揃えることです。1本の記事の中で、古い版と新しい版の画面が混ざっていると読者が混乱します。撮り直しが発生すると時間を大きく取られるので、撮り始める前にどの環境で撮るかを決めておいてください。

企画を持ち込む形にすると条件が変わる

指定されたテーマを書く形は、案件が途切れると収入も止まります。これを避ける方法が、企画を自分から持ち込むことです。

編集側は、常にテーマを探しています。実務でOfficeを使っている人は、記事になる困りごとを自然に持っています。「複数の担当者が同じファイルを編集して壊れる問題」「毎月の報告書を作るのに時間がかかる原因」といったテーマは、検索する人が実在するのに、書ける人が少ない。こうした企画を数本まとめて提案すると、単発の執筆者から、企画を出せる相手に位置づけが変わります。

提案するときは、想定読者と、その人が検索しそうな言葉と、記事を読んだあとにどうなるかまで書きます。ここまで揃っていると、編集側は社内の企画会議にそのまま出せます。手間はかかりますが、通れば継続的な取引につながります。

契約と権利で先に決めておくこと

ライティングの案件で揉めやすい点を、法的な観点から整理します。

最初が著作権の扱いです。記事の著作権は、原則として書いた人に発生します。ただし多くの案件では、納品と同時に著作権を発注者に譲渡する契約になっています。譲渡自体は珍しくありませんが、契約書に「著作者人格権を行使しない」という条項が入っていることが多い点は知っておいてください。つまり、記事が後から改変されても、名前を消されても、異議を述べないという合意です。書いた内容が別の形に書き換えられて公開される可能性があるということになります。

次が記名の扱いです。記名記事は実績として提示できますが、非記名の案件も多い。実績を作る段階では、単価が同じなら記名を選ぶ価値があります。ただし、記名にすると内容に対する責任も伴います。あとから内容が書き換えられても名前が残る形になっていないか、確認してください。※権利関係で不安がある契約書は、署名前に弁護士に相談してください。

三つめが修正の回数です。上限を決めていない契約は、際限なく直しが続く可能性があります。「修正は2回まで、それ以降は別途見積もり」と明記しておくのが実務的です。相手にとっても予算が読めるので、拒まれることは少ない。

四つめが報酬の支払いです。2024年に施行されたフリーランス保護の枠組みでは、発注する事業者に対して業務内容や報酬額を書面や電子メール等で明示する義務が課され、報酬は受領日から起算して60日以内のできる限り短い期間内に支払期日を定めることとされています。つまり、「掲載されたら払う」といった曖昧な条件は、そのままでは通りません。制度の内容は公正取引委員会厚生労働省の案内で確認できます。法律は、条件を曖昧にされたときのあなたの味方です。

五つめが、生成AIの使用に関する取り決めです。AIで下書きを作ってよいか、作った場合に申告が必要かを定める発注者が増えています。無断で使って発覚すると契約違反になります。逆に、AIの使用を前提に単価を下げてくる案件もあるので、条件として確認しておくべきです。

時間の使い方をどう組むか

副業として書く場合、1本にかける時間が読めないと予定が崩れます。工程ごとの目安を置いておきます。

5,000字の手順記事なら、構成案に1時間、検証と操作の確認に1時間、執筆に3時間、画像作成に2時間、見直しと入稿に1時間。合計で8時間前後になります。報酬が1万5,000円なら時間あたり1,875円という計算です。

この内訳で削れるのは執筆の時間ではなく、検証と画像の時間です。よく使う操作のサンプルファイルを手元に揃えておく、画像の加工手順を固定する。この二つを整えるだけで、2本目以降の所要時間が2時間ほど短くなります。慣れで速くなる部分を先に作っておくということです。

逆に、検証を省くと単価が下がります。確認せずに書いた記事は誤りが混ざり、修正のやり取りが増え、結果として時間を取られます。目に見える工程を削っても、見えない工程が膨らむだけです。

実績がない段階でどう入るか

最初の案件を取る方法を、現実的な順に挙げます。

自分の記事を公開しておくのが、いちばん効きます。狭くて深い内容を1本用意する。「Excelの使い方」ではなく「複数ファイルの集計を毎月やっている人向けの手順」といった粒度です。編集担当は書ける人を検索で探すので、そこに引っかかる状態を作っておくことが営業になります。

クラウドソーシングから入る方法もあります。単価は低いものの、案件数が多く、実績の件数を早く積めます。文字単価で選ぶより、継続の可能性がある発注者を選ぶほうが結果的に得になります。単価を上げる交渉の具体的な手順はWebライターが文字単価を上げる方法【2026年版】|1円→5円のステップに整理してあり、いつ、どう切り出すかの判断材料になります。

案件の探し方そのものを体系的に押さえたいなら、フリーランス 案件紹介 ライター 案件獲得の全技術!2026年最新ガイドに、営業の経路と提案文の作り方がまとまっています。書く力があっても、案件が取れなければ収入になりません。この工程を軽く見て消耗する人が多い領域です。

もうひとつ、検索の仕組みを理解しておくと、記事の設計が変わります。読者が何を検索して、どの順で情報を求めているかを踏まえて構成を組めるようになると、編集側の手直しが減ります。この視点はSEO対策・MEO対策の副業で稼ぐ方法|必要なスキルと案件相場に整理されており、ライティングの単価を上げる方向とも直結します。

名乗り方と、資格の書き方

プロフィールに資格を書くとき、表記の正確さは思っている以上に見られています。

MOSはマイクロソフトの認定資格で、これがなければできない業務は存在しません。したがって「MOS保持者だから公的に認められた専門家」という書き方は実態と合いません。書くべきは、認定を受けている科目とレベル、そして実務でどれだけ使ってきたかです。編集側が知りたいのは、その人が書いた内容を信じてよいかどうかであって、資格の格ではありません。

資格の名称は、認定機関が定めた表記があります。勝手に略したり、日本語に置き換えたりしないほうがよい。商標の扱いに関わるためです。同じ理由で、ソフトの製品名も正式な表記を使ってください。細かい点ですが、こういう部分の精度が、専門分野を扱う書き手としての印象を決めます。

肩書きを自称する場合も、範囲を限定するほうが強く働きます。「Officeの専門家」より「業務の集計表を作ってきた立場からExcelの解説を書く人」のほうが、依頼する側は使いどころを判断できます。広い名乗りは、誰にも刺さりません。

会社員が副業で書く場合の確認事項

勤務先がある人が書く場合、確認しておく点が三つあります。

就業規則で副業が許可制になっていないか。許可制であれば申請します。競業に当たる内容、つまり勤務先と同じ市場に向けた記事は避けるべきです。

業務で知った情報を書かないこと。勤務先の業務フローや取引先の事情は、たとえ社名を伏せても書けません。秘密保持の違反になり得ます。書けるのは、一般に公開されている情報と、自分の技能から出るものだけです。

確定申告の要件も同じです。給与所得者で、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。ライティングは源泉徴収されている場合があり、その扱いも含めて国税庁の案内で確認してください。

運営者として見てきた、書く仕事で残る人の共通点

この市場を20年見てきた立場から言うと、書く仕事で長く残る人は、案件を取る力より、同じ相手から次を頼まれる力で残っています。

具体的には、納品のときに「読者はここで迷うと思うので、この見出しを足しました」といった判断の理由を添える。編集側からすると、指示していない部分まで考えている書き手は貴重です。逆に、指示通りに書いて出すだけの人は、価格の安い書き手といつでも交換されます。専門知識があっても、この差で結果が変わります。

もうひとつ、手取りの構造について。ライティングは1本あたりの単価が中程度で、本数を重ねる仕事です。仲介の手数料が20%引かれる場合、月10本1万円で書いていれば年間24万円が差し引かれます。中間に何も挟まらない直接の取引なら、発注する側は同じ予算でもう1本頼め、書く側は手取りが厚くなる。手数料0%の形が書く仕事と相性がよいのは、継続で本数が積み上がるほど差が広がるからです。運営者として見てきた限りでは、実績を作る段階はどこで積んでもよく、関係ができた相手とは直接の契約に移す人が、無理なく単価を保っています。

書く仕事から広がる方向

Officeの解説を書けるようになると、隣の領域に移りやすくなります。

ひとつが、業務そのものを設計する側です。記事で解決策を書いているうちに、その解決策を実際に作る依頼が来る。マクロや自動化ツールの制作まで受けると、値付けは開発の相場に近づきます。ソフトウェア作成者の年収・単価相場のデータを見ると、同じ知識でも書いて売るか作って売るかで単価の水準が変わることが分かります。

もうひとつが、AIを前提にした制作工程への関与です。下書きをAIが作り、人が正確さと構成を担保する分業が定着しつつあります。この工程で価値を出せるのは、内容の誤りを見抜ける人です。この方向の仕事の輪郭はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事のガイドで確認できます。

三つめが、教える側や助言する側です。書いた内容を材料に、相談や研修を引き受ける形。この領域の受け方はキャリア・副業・人生相談のお仕事のガイドに整理されています。資料の作り方まで扱うならMOS PowerPoint(Microsoft Office Specialist)の範囲も併せて確認しておくと、対応できる範囲を正確に説明できます。

専門ライターという働き方は、書く技術と、実務で使った経験の掛け算で成り立っています。文章の練習より先に、自分が実務で解決した問題を一つ思い出して、それを記事の形にしてみてください。そこが最も競合の少ない出発点です。

よくある質問

Q. MOSを持っているとライティングの単価は上がりますか?

資格そのものが単価を決めるわけではありません。上がるのは、検証した環境やバージョンを明示できる、条件を書き分けられる、失敗の分岐まで書けるといった、実務経験の裏付けがある記事を出せる場合です。資格は編集側が書き手を説明する材料にはなりますが、それだけで文字単価は動きません。

Q. Officeの解説記事はどのくらいの相場ですか?

手順を解説する記事で文字単価1円から3円、業務の課題から入る記事で2円から5円の帯が中心です。テンプレートのファイルを作って配布する形の記事は1本1万5,000円から5万円になることもあります。画像の作成を含むかどうかで金額が大きく変わるため、見積もりでは分けて示してください。

Q. 著作権はどう扱われますか?

記事の著作権は原則として書いた人に発生しますが、多くの案件では納品と同時に発注者へ譲渡する契約になっています。あわせて著作者人格権を行使しない条項が入っていることが多く、その場合は後から内容を改変されても異議を述べられません。署名前に条項を確認し、不安があれば弁護士に相談してください。

Q. 報酬の支払いが遅い場合はどうすればいいですか?

2024年に施行されたフリーランス保護の枠組みでは、発注する事業者は業務内容や報酬額を書面や電子メール等で明示する義務を負い、報酬は受領日から60日以内のできる限り短い期間内に支払期日を定めることとされています。「掲載されたら支払う」といった曖昧な条件は認められないため、まず契約時の明示内容を確認してください。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年8月5日最終更新:2026年9月1日
長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津@SOHO編集部

行政書士・元企業法務

企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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