ペット用品のオーダー制作は1点いくらから受けると赤字にならないか

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
ペット用品のオーダー制作は1点いくらから受けると赤字にならないか

この記事のポイント

  • キッズ・ペット用品制作の単価相場を分解し
  • 1点いくらから受注すれば赤字を避けられるかを
  • 材料費・作業時間・手数料の3要素から具体的に整理します

結論から言います。キッズ用品やペット用品のオーダー制作で赤字を避けるには、材料費と作業時間を分解したうえで、時給換算で最低いくら確保できるかを先に決めておく必要があります。「相場がわからないまま感覚で値付けしてしまい、後から採算が合っていないことに気づく」というのは、この分野の副業でよくある失敗パターンです。この記事では、単価をどう組み立てれば赤字を避けられるかを、具体的な計算方法とあわせて整理します。

キッズ・ペット用品制作市場の単価相場の現状

まず市場全体の水準を押さえておきましょう。ハンドメイド系のプラットフォームでは、ペット用品・キッズ用品のオーダー制作は幅広い価格帯で流通しています。既製品に近いシンプルなデザインであれば1点あたり2,000円前後から、オリジナルデザインでサイズ調整や特殊素材を使う場合は1万円を超える案件も見られます。

一方、ECサイトを構築して継続的に販売する事業モデルでは、初期投資の規模も大きく異なります。

ECサイト制作の費用相場としては、50万円〜300万円程となっていますが、上記の要素によって変動します。 出典: shopi-lab.com

この数字は事業として本格的にECサイトを立ち上げる場合の投資規模であり、個人が副業としてオーダーメイド制作を1点単位で受注する場合とは前提が異なります。副業として始める段階では、こうした大規模な初期投資は不要です。重要なのは、1点あたりの制作にかかる実費と時間を正確に把握し、そこに適正な利益を乗せる考え方を持つことです。

赤字を避けるための3要素分解

単価を決める際は、次の3要素に分解して考えると迷いがなくなります。

第一に材料費です。生地代、パーツ代(ボタン、ファスナー、留め具など)、糸代、パッケージ代までを含めて計算します。第二に作業時間です。型紙起こし、裁断、縫製、仕上げ、梱包までにかかる時間を実測します。第三に、目標とする時給換算額です。副業として続ける以上、最低でも時給換算で一定額を確保できる価格設定にしなければ、続けるほど疲弊してしまいます。

計算式はシンプルです。

「材料費 + (作業時間 × 目標時給) = 最低受注単価」

例えば、材料費が800円、作業時間が2時間、目標時給を1,500円に設定した場合、最低受注単価は800円 + (2時間 × 1,500円) = 3,800円という計算になります。この金額を下回って受注してしまうと、時給換算で目標を割り込む、つまり実質的な赤字状態で作業していることになります。この計算式を毎回律儀に使う必要はありませんが、少なくとも新しいデザインや素材を扱う最初の1回だけは必ず計算しておく癖をつけると、その後の値付けの精度が大きく変わります。

デザイン難易度別の単価目安

単価相場をより具体的にイメージできるよう、デザインの難易度別に目安を整理します。あくまで一般的な傾向であり、素材や地域、発注者との関係性によって前後しますが、値付けの出発点として活用してください。

難易度 内容の例 単価目安 想定作業時間
既製品の丈直し、名前タグの縫い付け 2,000円〜3,500円 30分〜1時間
型紙ありのシンプルな服・カバー類の新規制作 3,500円〜6,000円 1〜2時間
オーダーメイドで型紙から起こす、複数パーツを組み合わせる 6,000円〜15,000円 3時間以上

この表からもわかる通り、単価は作業時間とほぼ比例する形で上がっていきます。逆に言えば、難易度が高い案件を安請け合いしてしまうと、時給換算での崩れ方も大きくなるということです。特に「高」の区分に該当する案件は、型紙起こしの試行錯誤に想定以上の時間がかかることが多いため、余裕を持った単価設定が欠かせません。

初心者のうちは「低」の区分から実績を積み、徐々に「中」「高」へとステップアップしていくのが無理のない進め方です。いきなり難易度の高いオーダーメイドを安価で受けてしまうと、時間だけが取られて利益が残らず、副業として続ける意欲そのものが削がれてしまいます。段階を踏んで単価と難易度のバランス感覚を養うことが、長期的に見て最も確実な成長の道筋です。

材料費を正確に見積もる方法

材料費の見積もりでつまずきやすいのは、端材や失敗分を計算に入れ忘れることです。生地は必要な分だけぴったり使えるわけではなく、裁断の際にどうしても余りや失敗が発生します。目安として、必要量に対して1〜2割程度の余裕を持たせた分量で材料費を計算しておくと、実際の原価とのズレが少なくなります。

また、パッケージング資材(ラッピング袋、タグ、送付用の箱など)も忘れずに含めてください。これらは1点あたりの金額としては小さく見えますが、積み重なると無視できないコストになります。ペット用品のOEM(相手先ブランドによる生産)を手がける業者の事例を見ても、原材料以外のコストがブランド全体の運営に影響していることがわかります。

ブランデックス株式会社(Brandex Inc.)は、ECサイトの設計から運用支援まで、質の高いECソリューションを提供する企業です。「Brandex」は「Brand Excel & Extended」の略称で、優れたブランドを拡充することを目指しています。クライアント様の大切なブランドの価値を高めるため、豊富な制作経験を活かし、ECサイトの制作や運用代行、コンサルティングを行っています。 出典: shopi-lab.com

事業規模は違えど、「材料以外のコストも含めてブランド全体の採算を考える」という発想は、個人のオーダーメイド制作にも応用できます。1点1点の値付けだけでなく、梱包・発送・やり取りにかかる手間まで含めて採算ラインを設定することが重要です。

さらに見落とされがちなのが、道具のメンテナンス費用や消耗品費です。ミシンの針や糸は使用頻度に応じて交換が必要になりますし、ミシン本体のメンテナンスにも定期的な費用がかかります。こうした固定費に近いコストは、1点あたりの単価に直接乗せるのは難しいものの、月間の受注件数で割った金額を頭に入れておくと、年間を通じた採算感覚が身につきます。目安として、月の受注が10点程度であれば、消耗品費として1点あたり100円から200円程度を上乗せしておくと、年間を通じた道具のメンテナンス費用をカバーしやすくなります。

作業時間の測り方と工程の分解

作業時間を正確に把握するには、最初の数件は実際にストップウォッチで工程ごとの時間を計測することをおすすめします。感覚で「だいたい2時間くらい」と見積もると、実際には3時間かかっていた、というズレが起きやすいためです。

工程は大きく分けて、デザイン確認・型紙起こし、裁断、縫製、仕上げ(アイロンがけ、タグ付けなど)、梱包・発送準備の5つに分解できます。特に見落とされがちなのが、発注者とのコミュニケーションにかかる時間です。サイズの確認、デザインの相談、進捗報告などのやり取りも実質的な作業時間の一部であり、これを単価に含めずに値付けすると、結果的に時給換算が低くなってしまいます。

初めて受ける案件では、通常より作業時間がかかることも珍しくありません。型紙を新規で起こす場合や、初めて扱う素材を使う場合は、慣れた案件よりも30%から50%程度多めに時間を見積もっておくと、実態とのズレが少なくなります。

一度計測した工程ごとの時間は、記録として残しておくことをおすすめします。案件が増えるにつれて、自分がどの工程に時間を取られやすいのか、傾向が見えてきます。例えば裁断に時間がかかりやすい人であれば、型紙のテンプレート化を進めることで効率化できますし、仕上げの丁寧さにこだわりたい人であれば、そこにかかる時間をあらかじめ単価に織り込んでおくべきです。自分の作業特性を把握することが、精度の高い単価設定につながります。

季節変動と繁忙期の単価調整

キッズ用品・ペット用品の制作は、季節によって需要が大きく変動する分野です。入園・入学シーズンの前後や、年末年始のギフト需要が高まる時期には注文が集中しやすく、逆に閑散期には受注が落ち込みます。この波を踏まえて単価戦略を考えることも、赤字を避けるうえで重要です。

繁忙期には、通常より短い納期を求められることが増えます。短納期の依頼に対しては、通常単価に急ぎ料金を上乗せするのが一般的な考え方です。目安として、通常納期より半分以下の期間で仕上げる場合、20%から30%程度の割増料金を設定しておくと、無理な作業ペースによる疲弊を金銭的に補うことができます。

逆に閑散期は、受注件数を確保するために多少の値引きキャンペーンを検討する余地もありますが、この場合も先述の「値引きの上限をあらかじめ決めておく」という原則は変わりません。閑散期だからといって赤字ラインを割り込む値付けをしてしまうと、繁忙期に稼いだ分を食いつぶすことにもなりかねません。

他分野の単価相場と比較して見える特徴

制作系の副業の単価感覚をつかむために、他分野の単価相場と比較してみるのも一つの方法です。例えば、IT系のフリーランス案件では、専門性の高さに応じて単価が大きく跳ね上がる傾向があります。SaaS開発 案件の単価相場と成功の秘訣!2026年最新ガイドPM 副業ガイド!単価相場と未経験からの始め方・案件獲得のコツUI/UX 案件の獲得術!単価相場と高収入デザイナーになる全ステップといった分野では、専門知識そのものが単価の源泉になっており、制作系の手仕事とは値付けの構造が異なります。

一方で、制作系の副業には「実物の質」がそのまま単価に直結するという特徴があります。IT系の案件が知識やスキルの希少性で単価を決める傾向が強いのに対し、手作り系の制作は、素材の質、縫製の丁寧さ、デザインの独自性といった、目に見える成果物の完成度が単価の説得力を左右します。この違いを理解しておくと、自分の単価をどう根拠づけるべきかが見えやすくなります。手作業の分野では、実物のクオリティを高めることが、そのまま値上げ交渉の材料になるということです。

よくある単価設定の失敗パターン

単価設定で失敗しやすいパターンを2つ紹介します。

1つ目は、「相場より安くすれば受注が増える」という考え方で、最初から材料費ギリギリの価格設定をしてしまうケースです。この場合、受注件数が増えるほど作業量も増え、時給換算での収入は横ばいか、むしろ疲労の蓄積で悪化することもあります。安売りは短期的には受注につながっても、長期的には自分の首を絞める結果になりやすいというのが実感です。

2つ目は、リピーターへの値引きを積み重ねすぎて、当初の採算ラインを割り込んでしまうケースです。継続して依頼してくれる相手には多少のサービスをしたくなる気持ちは理解できますが、値引きの上限をあらかじめ決めておかないと、気づかないうちに赤字ラインを下回ってしまうことがあります。

正直なところ、こうした失敗は「値付けの根拠を数字で持っていないこと」が原因である場合がほとんどです。感覚ではなく、材料費と作業時間を毎回書き出す習慣を持つことが、最も確実な予防策です。私自身、編集の仕事で原稿料の交渉に関わった際、根拠を数字で示せる相手ほど値下げ交渉に巻き込まれにくいという場面を何度も見てきました。この構図は分野を問わず共通していると感じています。

年収ベースで単価戦略を逆算する

単価を決める際、1点あたりの金額だけでなく、月収や年収の目標から逆算する視点も持っておくと、価格設定に一貫性が生まれます。他の専門職の年収相場を参考にすると、時給換算の感覚をつかみやすくなります。例えばソフトウェア作成者の年収・単価相場著述家,記者,編集者の年収・単価相場のようなデータベースでは、専門性に応じた単価の分布が示されています。制作系の副業がこれらと同じ水準を目指す必要はありませんが、「自分がどのくらいの時給水準を目指すのか」を数字で意識するきっかけとして活用できます。

年収から逆算する場合、まず年間の目標収入を決め、それを月あたり、さらに1日あたりの作業可能時間で割っていきます。例えば年間目標を60万円とした場合、月あたりでは5万円、1日2時間の作業を月20日行うとすると、月間作業時間は40時間になります。5万円を40時間で割ると、時給換算で1,250円という水準が見えてきます。この数字が、材料費を差し引いた後に確保すべき最低ラインの目安になります。

逆算した時給水準が、実際の受注単価から材料費と作業時間を引いた金額を下回るようであれば、単価そのものを見直すか、作業効率を改善する必要があるというサインです。感覚的に「これくらいでいいだろう」と決めるのではなく、目標から逆算した数字と実際の単価を照らし合わせる習慣が、赤字を未然に防ぎます。

確定申告を見据えた単価設定の考え方

副業として継続的に収入を得るようになると、確定申告の手続きが必要になる場面が出てきます。単価戦略を考える際、税務上の扱いも視野に入れておくと、後々の手間を減らせます。

国税庁の案内でも、副業による所得が一定額を超える場合は申告が必要とされています。

給与所得者が、給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額が20万円を超える場合には、確定申告が必要です。 出典: nta.go.jp

この基準を踏まえると、単価設定の段階から、売上と経費(材料費、送料、資材代など)を分けて記録しておくことが重要になります。経費を正確に記録していないと、実際の所得額が把握できず、申告の際に慌てることになります。単価計算のために作った「材料費+作業時間」の記録は、そのまま確定申告の経費資料としても活用できるため、日頃から記録を残しておく習慣が二重に役立ちます。

案件が増えてくると、領収書や購入履歴の管理も煩雑になりがちです。案件ごとにフォルダを分けて材料の購入記録を残す、家計簿アプリや簡単な表計算ソフトで売上と経費を月次で集計するといった、無理のない範囲での記録習慣を早い段階から作っておくと、確定申告の時期に慌てずに済みます。

具体的な申告額や税率については個々の状況によって異なるため、正確な取り扱いは所轄の税務署や税理士に確認することをおすすめします。単価戦略の話と税務の話は別軸ですが、両方を並行して整えておくことで、副業を安定的に継続できる土台ができあがります。単価を根拠を持って決められる人ほど、こうした事務作業への抵抗感も少ない傾向があるというのが、編集の現場で個人事業主の方々と接してきた実感です。

実際の制作依頼サービスに見る料金相場の考え方

制作の依頼を仲介するサービスでは、料金相場と依頼のコツが利用者向けに整理されていることが多く、値付けの参考になります。共通しているのは、依頼内容の複雑さに応じて段階的に料金が設定されている点です。シンプルなカスタムであれば低価格帯、オーダーメイドでゼロから設計する場合は高価格帯、というように、作業の複雑さと価格が連動する構造は、個人が単価を決める際にも参考になる考え方です。

自分の制作を段階別にメニュー化しておくと、発注者にとっても選びやすくなり、こちらとしても採算ラインを維持しやすくなります。例えば「既製品の丈直しは3,000円から」「オーダーメイドのフルカスタムは8,000円から」というように、明確な区分を作っておくことをおすすめします。この段階分けを作る際は、材料費と送料を差し引いた後に実際にいくら手元に残るかを、メニューごとにあらかじめ計算しておくことが重要です。送料は特に見落とされやすく、梱包資材代とあわせて1点あたり数百円単位で採算ラインを押し下げていることも珍しくありません。

独自データ考察: 直接取引だからこそ細かい値付けが機能する

私自身、複数のメディアで編集の仕事に携わる中で、単価交渉の場面を数多く見てきました。データから言えることは、単価の根拠を明確に持っている受注者ほど、価格交渉で不利な立場に立たされにくいということです。逆に「なんとなくこのくらい」で値付けしている人は、値下げ交渉に押し切られやすい傾向があります。

20年この市場を見てきた立場から言えば、長く続く受注者ほど、値付けの根拠を発注者にも説明できる状態にしています。「材料費がこれくらいで、作業時間がこれくらいだから、この金額です」という説明ができると、発注者側も納得しやすく、値下げ交渉自体が起きにくくなります。

もう一点、運営者として見てきた限りでは、仲介手数料が単価計算をわかりにくくしている実態があります。クラウドソーシングサイトを利用する場合、手数料が16.5%から20%程度差し引かれることが一般的で、これは受注者が設定した単価から機械的に引かれてしまいます。個人的には、まずどこかの仲介サービスで実績を作り、本命の継続案件は手数料が発生しない直接取引に移行するのが最も合理的だと考えています。中間マージンが乗らない直接取引であれば、同じ受注金額でも受け手の手取りは厚くなり、発注者側も同じ予算でより高品質な制作を依頼できます。この双方が得をする構造は、額面の金額の大小ではなく、同じ仕事量に対して残る手取りの質の違いとして体感されるものです。手数料0%で直接やり取りできる環境は、この意味で単価計算をシンプルに保つうえでも有利に働きます。

単価を上げるために必要な差別化のポイント

同じ材料費・同じ作業時間でも、単価を引き上げられる余地はあります。差別化のポイントとしては、独自デザインの提案力、対応可能なサイズレンジの広さ、納期の柔軟さなどが挙げられます。特にペット用品では、犬種や猫種ごとの体型に合わせた細かい採寸対応ができると、既製品にはない価値として単価に反映しやすくなります。

また、複数の案件を並行して受けられる体制を整えることも、時給換算での収入向上につながります。1日に確保できる作業時間が限られている場合、月に受けられる件数の上限を先に決めておき、そこから逆算して単価を設定する方法が有効です。例えば1日の作業時間が2時間しか確保できない場合、月間の稼働時間はおよそ60時間になります。この60時間で目標収入を割ると、1時間あたりに必要な単価が見えてきます。時間あたりの生産性を意識した値付けは、副業として無理なく続けるための重要な要素になります。

制作の副業を始めたばかりの人は、まずキッズ・ペット用品・修理・カスタムのお仕事で実際の案件相場を確認し、自分の作業時間と照らし合わせて最低受注単価を計算してみることをおすすめします。数字で裏付けられた値付けは、価格交渉の場でも自分を守る武器になります。

単価表を作って発注者との交渉を減らす

最後に、実務的な工夫として単価表の作成をおすすめします。難易度別、サイズ別、素材別に価格を一覧化しておくと、毎回ゼロから見積もりを計算する手間が省けるだけでなく、発注者にとっても事前に予算感をつかみやすくなります。

単価表を作る際は、次の項目を最低限含めておくとよいでしょう。基本料金(型紙起こしの有無で分ける)、サイズ別の追加料金(大型犬・特大サイズなど、通常より材料を多く使う場合の加算)、特殊素材の追加料金(防水生地、リバーシブル仕様など)、急ぎ対応の割増料金、送料の扱い(込みか別か)です。これらをあらかじめ整理しておくことで、問い合わせの都度、値付けに迷う時間を減らせます。

単価表を運用し始めると、実際の受注データが蓄積されていきます。この記事で紹介した計算式や表を土台にしながら、自分の作業スピードや得意なデザインの傾向に合わせて、定期的に単価表を見直していくことが、長く赤字を出さずに続けるための最も確実な方法です。

半年に一度など、定期的な頻度で単価表を見直すタイミングを決めておくと、材料費の値上がりや自分自身のスキル向上を単価に反映しやすくなります。値付けは一度決めたら終わりではなく、状況の変化に合わせて更新し続けるものだと捉えておくことが、結果的に長く続けられる副業にするための鍵になります。

よくある質問

Q. ペット用品のオーダー制作は1点いくらから受ければ赤字にならないですか?

材料費に作業時間×目標時給を足した金額が最低ラインです。材料費800円、作業時間2時間、目標時給1,500円なら最低3,800円が目安になります。

Q. 材料費にはどこまで含めるべきですか?

生地やパーツだけでなく、端材や失敗分の余裕、パッケージング資材まで含めて計算するのが安全です。必要量の1〜2割程度を上乗せしておくとズレが少なくなります。

Q. リピーターへの値引きはどこまでしていいですか?

値引きの上限をあらかじめ決めておくことが大切です。感覚で対応すると、気づかないうちに採算ラインを割り込んでしまうことがあります。

Q. クラウドソーシングと直接取引ではどちらが単価計算しやすいですか?

直接取引は仲介手数料が発生しない分、単価計算がシンプルになります。クラウドソーシングは16.5〜20%程度の手数料が引かれるため、その分を織り込んだ値付けが必要です。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年2月24日最終更新:2026年8月20日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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