クラウドソーシングでECサイト構築案件を受注|Shopify×フリーランスの稼ぎ方


この記事のポイント
- ✓クラウドソーシングでShopifyのECサイト構築案件を受注する方法を解説
- ✓収入アップの戦略まで網羅します
ECサイト構築は、クラウドソーシングで最も「高単価で安定する」ジャンルの一つだ。
2026年現在、日本のEC市場は25兆円を超え、依然として成長を続けています。その中でShopifyは国内シェアを急速に拡大しており、Shopify案件の需要は供給を大きく上回っている状態です。
つまり、Shopifyのスキルを持つフリーランスにとっては「売り手市場」。クラウドソーシングでの受注も比較的しやすい環境にあります。
この記事では、Shopify案件をクラウドソーシングで受注するための具体的な方法を、相場データとともに解説します。
Shopify案件の相場
まず、クラウドソーシングにおけるShopify案件の相場を整理します。
| 案件タイプ | 相場 | 難易度 |
|---|---|---|
| テーマカスタマイズ | 5〜20万円 | ★★☆☆☆ |
| ECサイト新規構築(テーマベース) | 15〜50万円 | ★★★☆☆ |
| ECサイト新規構築(フルカスタム) | 50〜150万円 | ★★★★☆ |
| アプリ開発 | 30〜100万円 | ★★★★★ |
| 運用保守・改善 | 月額5〜20万円 | ★★☆☆☆ |
| データ移行(他社ECから) | 10〜30万円 | ★★★☆☆ |
注目すべきは運用保守・改善案件です。月額契約で安定収入になるうえ、一度信頼を獲得すれば長期継続が見込めます。
Shopify案件に必要なスキル
必須スキル
| スキル | レベル | 学習期間の目安 |
|---|---|---|
| HTML/CSS | 中級 | 1〜2ヶ月 |
| Shopify管理画面の操作 | 中級 | 2〜4週間 |
| Liquidテンプレート | 初級〜中級 | 1〜2ヶ月 |
| 基本的なJavaScript | 初級 | 1ヶ月 |
あると単価が上がるスキル
| スキル | 単価への影響 |
|---|---|
| Shopify API | +30〜50% |
| React/Next.js(Hydrogen) | +50〜80% |
| SEO対策の知識 | +10〜20% |
| GA4/GTM設定 | +10〜20% |
| マーケティング知識 | +20〜30% |
Shopifyのテーマカスタマイズだけなら比較的ハードルは低いですが、APIを使ったカスタム開発やHeadless Commerce(Hydrogen)の経験があると、単価は一気に跳ね上がります。
Shopify案件の種類と特徴
種類1:テーマカスタマイズ
最も案件数が多く、初心者でも参入しやすいジャンルです。
具体的な作業内容:
- 既存テーマの色・フォント変更
- セクションの追加・並べ替え
- 商品ページのレイアウト調整
- ヘッダー・フッターのカスタマイズ
Shopifyの管理画面とLiquidの基礎がわかれば対応できます。まず最初の案件としておすすめです。
種類2:新規ECサイト構築
テーマ選定からセットアップ、決済設定、送料設定まで、ECサイトの立ち上げを丸ごと請け負う案件です。
チェックすべき要件:
- 商品数(10点と1000点では工数が全く違う)
- 決済方法(Shopify Payments以外の決済代行が必要か)
- 送料設定(地域別、重量別等の複雑さ)
- 多言語対応の有無
- 既存サイトからの移行の有無
種類3:アプリ連携・カスタム機能
Shopifyの標準機能では対応できないニーズに応えるための、アプリの導入設定やカスタム開発です。
よくある依頼例:
- 定期購入(サブスクリプション)の導入
- ポイントシステムの実装
- 在庫管理システムとの連携
- 独自の配送ルール設定
種類4:運用保守
構築後の継続的なサポートです。安定収入になるため、積極的に提案すべきジャンルです。
月額保守の一般的なサービス内容:
- 商品の追加・更新作業(月10〜20点)
- セール時のバナー差し替え
- テーマのアップデート対応
- 軽微な修正・改善
- 月次レポート作成
提案で差をつける3つのポイント
ポイント1:Shopifyの実績を見せる
当たり前ですが、Shopify案件の実績があると圧倒的に有利です。実績がない場合は、デモサイトを作って見せましょう。
Shopifyの開発者アカウント(パートナーアカウント)を作れば、無料で開発用ストアを作成できます。そこで架空のECサイトを構築し、ポートフォリオとして提示すれば、実務経験がなくても「このレベルのことはできます」というアピールになります。
ポイント2:ビジネス視点の提案を入れる
Shopifyの技術的な話だけでなく、「売上にどう貢献するか」の視点を入れると、クライアントの心に刺さります。
技術だけの提案(弱い):
「Shopifyテーマをカスタマイズし、ご要望通りのデザインに仕上げます。」
ビジネス視点を含む提案(強い):
「商品ページのCTAボタンの配置最適化とページ読み込み速度の改善により、カート投入率の向上を目指します。過去の類似案件ではコンバージョン率が15%改善した実績があります。」
ポイント3:構築後の運用もセットで提案する
新規構築案件に応募する際、構築だけでなく「構築後の月額保守プラン」もセットで提案しましょう。
構築完了後は、月額○万円の保守プランもご用意しています。商品の追加更新やバナー差し替えなど、日常的な運用をサポートいたします。
クライアントにとっても「作って終わり」より「作った後も面倒を見てくれる」方が安心です。あなたにとっても継続収入になるので、Win-Winです。
Shopifyフリーランスの収入モデル
実際にShopify案件をメインにしているフリーランスの収入モデルを3パターン示します。
モデルA:テーマカスタマイズ特化(月収15〜30万円)
| 案件 | 月間件数 | 単価 | 月収 |
|---|---|---|---|
| テーマカスタマイズ | 3〜4件 | 5〜8万円 | 15〜32万円 |
モデルB:新規構築+保守(月収30〜60万円)
| 案件 | 件数 | 単価 | 月収 |
|---|---|---|---|
| 新規構築 | 月1件 | 30〜40万円 | 30〜40万円 |
| 保守クライアント | 2〜3社 | 5〜10万円/社 | 10〜30万円 |
| 合計 | 40〜70万円 |
モデルC:フルカスタム+コンサル(月収60〜100万円)
| 案件 | 件数 | 単価 | 月収 |
|---|---|---|---|
| フルカスタム構築 | 1〜2件(並行) | 80〜150万円(2〜3ヶ月案件) | 40〜70万円/月 |
| ECコンサルティング | 1〜2社 | 10〜20万円/月 | 10〜40万円 |
| 合計 | 50〜110万円 |
モデルBが最も再現性が高く、多くのShopifyフリーランスが目指すべきラインだと考えています。
Shopifyスキルの効率的な学び方
Shopifyのスキルを最短で身につけるための学習ロードマップです。
Week 1〜2: Shopify管理画面の操作を習得
- 公式ドキュメント(日本語対応)
- YouTube(Shopify公式チャンネル)
Week 3〜4: Liquidテンプレートの基礎
- 公式のLiquidリファレンス
- 実際にテーマファイルを編集してみる
Week 5〜6: デモサイトを構築
- 開発者アカウントで無料ストアを作成
- 架空のブランドでECサイトを一通り構築
Week 7〜8: ポートフォリオ整備と案件応募開始
- デモサイトをポートフォリオに追加
- 小規模なテーマカスタマイズ案件に応募
約2ヶ月で最初の案件に応募できるレベルになれます。もちろん、HTMLとCSSの基礎がある前提ですが。
まとめ:Shopifyは「稼げる専門性」になる
EC市場の成長とShopifyの普及により、Shopify案件の需要は今後も増え続けるでしょう。一方で、Shopifyをちゃんと扱えるフリーランスはまだまだ不足しています。
このギャップは、今からスキルを身につける人にとっては大きなチャンスです。2ヶ月の学習投資で、高単価案件が安定して受注できる専門性が手に入るなら、やらない理由がありません。
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この記事を書いた人
朝比奈 蒼
ITメディア編集者
IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。











