ココナラ vs ストアカ|スキル販売で月5万を狙うならどっち

中西 直美
中西 直美
ココナラ vs ストアカ|スキル販売で月5万を狙うならどっち

この記事のポイント

  • 「ココナラ vs ストアカ
  • 結局どっちが稼げるの?」というご相談に
  • 心理学的な適性とマクロな市場データの両面からお答えします

「ココナラとストアカ、結局どっちを選べばいいんでしょう?」、このご相談、本当に多いんです。会社員を辞めてフリーランスになる方、副業を始めたい方、どちらにとっても最初の関門が「どのプラットフォームに登録するか」。大丈夫、迷うのは当然です。私のカウンセリングでも、9割の方が同じ場所でつまずきます。今日は心理カウンセラーとして数百人の独立志望者のお話を聞いてきた経験と、客観的な市場データの両面から、「ココナラ vs ストアカ」の答えを整理してお伝えします。

結論を先にお伝えしますね。月5万円を目指すなら、あなたが「黙々と作業して納品するのが好きな職人タイプ」ならココナラ、「人と話して教えるのが得意な先生タイプ」ならストアカ、と性格適性で選ぶのが最短ルートです。手数料や機能の差よりも、自分の心が消耗しない方を選ぶ。これが、私が10年以上のカウンセリング経験から確信している「続く副業」の鉄則です。

ココナラとストアカ|サービスの本質的な違いを理解する

まず、両サービスを「同じスキルシェア」と一括りにしてはいけません。実は、ビジネスモデルも収益構造も、必要とされる適性も、根本から異なるサービスです。ここを混同したまま登録すると、「思っていたのと違う」と3ヶ月で離脱してしまう方を本当によく見てきました。

ココナラの本質:成果物を「納品」する取引型マーケット

ココナラは2012年にリリースされた、日本最大級のスキルマーケットです。デザイン・イラスト・Web制作・占い・恋愛相談・ライティングなど、450カテゴリ以上のサービスが出品されています。会員数は500万人を超え、出品サービス数は90万件以上に達しています。

ココナラの本質は「成果物を納品する取引」です。購入者から依頼を受けて、デザインデータやイラスト、文章、占い結果などを作って渡す。つまり、対面でのリアルタイムなコミュニケーションは必須ではありません。チャットでのやり取りはありますが、基本的には「自分のペースで作業して、完成したら納品する」というスタイルです。

この特性が、ある種の人にとっては救いになります。「対人不安が強い」「自分のリズムで働きたい」「夜中や早朝が集中できる」「会話で疲弊しやすい」、こういうご相談を私はよく受けますが、ココナラはこういう方の特性と相性が良いプラットフォームです。HSP(敏感気質)の方や、内向型の方には、心の負担が少ない働き方になりやすいんですね。

ただし、注意点もあります。ココナラの手数料は22%(税込)と、業界の中でも高めの設定です。1万円のサービスを売っても、手元に残るのは7,800円。さらに振込手数料が1回あたり160円かかります(3,000円以上の振込で無料の特典あり)。この手数料の重さを「高い」と感じるか、「集客力の対価として妥当」と感じるか。ここは判断が分かれるポイントです。

ストアカの本質:自分の知識を「教える」講座型プラットフォーム

一方のストアカは、2012年にスタートした「学びのマーケット」。教える人(先生)と学ぶ人(生徒)をマッチングするプラットフォームで、会員数は120万人、累計講座開催数は85万件以上に達しています。

ストアカの本質は「対面(またはオンライン)で教える講座」です。料理教室、写真の撮り方、ビジネススキル、ヨガ、英会話、プログラミングなど、自分の知識やスキルを「先生」として教えます。受講者は1回ごとに参加費を払って学びます。

ここが大きな違いです。ストアカは「自分の時間を切り売りする」労働集約型のビジネスモデル。1回90分の講座を月8回開催すれば、月12時間の稼働で売上が決まります。逆に言えば、講座を開催した時間しか売上が立たない、という意味でもあります。

ストアカの手数料は、生徒の予約経路によって変動する仕組みです。ストアカ経由で集客した生徒からは10〜30%、先生自身のSNSやブログから誘導した生徒からは10%の手数料がかかります(プランや先生のランクによって変動)。自分で集客できる先生ほど手数料が安くなる、という設計です。

「スキル販売」と一口に言っても、実は稼ぎ方のスタイルは全く異なります。黙々と作業して納品する職人タイプなら「ココナラ」。話すのが得意で先生になりたいなら「ストアカ」。企業案件を受けて安定したいなら「クラウディア」。この記事では、会社員パパである僕が実際に登録・利用した3つのサービスを比較し、あなたの性格や生活リズムに合う「最適解」を提案します。

この引用、本当に的を射ています。「黙々と作業する職人タイプ」と「話して教える先生タイプ」。あなたはどちらに近いでしょうか。これを自覚することが、サービス選びの第一歩です。

月5万円達成までのリアルな道のり|マクロデータで比較する

「月5万円稼げますか?」というご質問、本当によくいただきます。お答えするには、両サービスの相場と稼働時間を客観的に見る必要があります。情報商材的に「初月で稼げます」とは言いません。私はカウンセラーとして、現実を直視した上で「続けられる選択」をしていただきたいんです。

ココナラで月5万円を目指す場合の客観データ

ココナラで月5万円を稼ぐには、手数料22%を考慮すると、売上ベースで約6.4万円が必要です。これをどう積み上げるか、いくつかのパターンを見てみましょう。

ライティング系(記事執筆)の相場は、ココナラ内では1記事3,000円〜10,000円が中心価格帯です。仮に5,000円の記事執筆を月13本受注すれば、売上65,000円で目標達成。1本あたり3〜5時間かかるとして、月39〜65時間の稼働になります。

デザイン系(ロゴ・バナー制作)では、ロゴ1点が5,000円〜30,000円、バナー1点が2,000円〜8,000円程度です。客単価が高めなので、ロゴを月3〜5件、バナーを月10件受注できれば達成圏内に入ります。ただし、デザイン系は競合が多く、新規参入から最初の受注までに2〜3ヶ月かかるのが一般的です。

占い・カウンセリング系では、1回1,000円〜5,000円が中心。1回30分〜60分の対応で、月20〜40件こなせば達成可能です。リピーターがつきやすいジャンルなので、軌道に乗れば安定収入になります。

イラスト系では、アイコン1点1,500円〜5,000円、SNS用イラスト1点3,000円〜10,000円程度。月15〜30件の受注が目安です。ただしイラストはスキル単価の差が大きく、画力次第で1件3万円超えも珍しくありません。

これらの数字を見て、「思ったより労働量が必要だな」と感じた方も多いでしょう。その感覚は正しいです。ココナラは「自分のスキルで稼ぐ」プラットフォームなので、スキルが市場に評価されるまでの時間と、案件をこなす実労働時間の両方が必要なんですね。

ストアカで月5万円を目指す場合の客観データ

ストアカの場合、講座の価格帯は1回1,500円〜5,000円が中心です。引用にあるように、生徒側もポイント割引などを使うので、客単価は1,500円〜3,000円に収まるケースが多いと考えてください。

ストアカの価格帯は1講座1500円〜2000円くらいなので、ポイントを上手に活用することで1000円以下で受講することも可能です。

月5万円を稼ぐには、客単価2,000円の講座なら月25人の集客が必要です。1回の講座定員を5人とすれば、月5回の開催。1回90分として、月7.5時間の講座開催時間です。

「ストアカの方が稼働時間少ないじゃないか」と思った方、ちょっと待ってください。これは「講座を開催している時間」だけの計算です。実際には、講座の準備、教材作成、集客のためのSNS発信、リピーター対応、新規講座の企画など、講座1時間に対して準備・運営に2〜3時間かかるのが現実です。

つまり、月7.5時間の講座を回すには、実労働15〜22時間程度が必要、と見積もるのが現実的です。これでもココナラより労働時間効率は良いのですが、「集客の難しさ」というハードルがあります。

ストアカでは、毎月安定して25人を集客し続けるのが、初心者にとって最大の壁です。最初の3ヶ月は受講者ゼロ、ということも珍しくありません。先生としての信頼を積み重ね、レビューが貯まり、リピーターがつくまでが正念場です。

労働時間あたりの収益で見る両者の違い

両者を「労働時間あたりの収益」で比較すると、興味深いことが分かります。

ココナラのライティング系で月5万円稼ぐ場合、月50時間の労働として時給1,000円程度。ストアカで月5万円稼ぐ場合、準備込みで月20時間として時給2,500円程度。表面的にはストアカの方が時給は高く見えます。

ただし、これは「集客に成功した場合」の数字です。集客に失敗してゼロ円の月が続けば、時給はどこまでも下がります。ココナラは「個別案件の積み上げ」なので、1件取れれば確実に売上になる安定性があります。ストアカは「集客できれば高効率、できなければゼロ」というハイリスクハイリターン構造です。

心理的適性で選ぶ|あなたはどちらに向いているか

ここからは、私が本業のカウンセリング現場で実際にお伝えしている「適性診断」をお話しします。どちらが「儲かるか」ではなく、「あなたが続けられるか」という視点で考えてみてください。

ココナラに向いている方の心理特性

ココナラに向いているのは、次のような心理特性を持つ方です。

第一に、「対人疲労を感じやすい」方。HSP気質や内向型の方は、人と話すと心のエネルギーを消耗します。ココナラの取引は基本的にテキストベースなので、自分のペースで返信できます。これは精神衛生上、本当に大きなメリットです。

第二に、「集中して作業に没入したい」方。ライティングやデザイン、イラスト、プログラミングなど、フロー状態に入って数時間集中したい方には、ココナラの「納品して完了」というシンプルなビジネスモデルが向いています。

第三に、「夜型・早朝型」の方。ココナラは納期さえ守れば作業時間は自由です。深夜に集中して作業し、朝5時に納品、というスタイルも全く問題ありません。子育てや介護で日中時間が取れない方にも、この柔軟性は大きな価値があります。

私のカウンセリングに来られたある方は、会社員時代に毎日の対面会議で消耗し切っていました。退職後にココナラでイラストの仕事を始めて、半年後には「人と話さない日が増えて、こんなに心が穏やかになるとは思わなかった」とおっしゃっていました。すべての方に当てはまる話ではありませんが、対人疲労の強い方にとって、ココナラは心の救済になり得るプラットフォームです。

ストアカに向いている方の心理特性

ストアカに向いているのは、次のような方です。

第一に、「人と話すとエネルギーが湧く」外向型の方。講座を開催すると受講者から質問が来る、リアクションがある、ありがとうと言われる。この双方向のコミュニケーションが心の栄養になる方には、ストアカは天職と言ってよいプラットフォームです。

第二に、「教えることが好き・得意」な方。元教師、研修講師、コーチ経験者、ボランティアで何かを教えた経験のある方は、ストアカで自然に活躍できます。「自分が知っていることを、知らない人に伝える喜び」を感じられるかどうかが鍵です。

第三に、「アウトプットで自分のスキルが整理される実感」を楽しめる方。教えるためには自分の知識を体系化する必要があります。この準備過程自体が楽しめる方は、ストアカで継続的に講座を作り続けられます。

私のクライアントで、元・銀行員の50代女性がストアカで「シニア向けスマホ講座」を始めた方がいます。最初は集客に苦しみましたが、丁寧な対応がリピーターを生み、半年後には月10回開催の定期講座になりました。「人前で話すのは緊張するけれど、生徒さんの『分かりました!』という顔を見ると、心が震えるほど嬉しい」とおっしゃっていました。

適性が分からない方への簡易チェックリスト

「自分がどちらに向いているか分からない」という方には、次の質問にYes/Noで答えてみてください。

「人と話した後、家に帰ると心地よい疲労感がある」→ ストアカ型 「人と話した後、家に帰るとぐったりして寝込む」→ ココナラ型 「自分のアウトプットを誰かに直接届けたい」→ ストアカ型 「自分のアウトプットは、見えないところで誰かの役に立てば十分」→ ココナラ型 「定期的に同じ場所・時間に拘束されても平気」→ ストアカ型 「決まった時間に拘束されるのは苦痛」→ ココナラ型

3つ以上同じ方向に答えが集中していれば、それがあなたの適性です。両者が混在している方は、両方に登録して3ヶ月ずつ試してみるのも一つの方法です。

副業として始める場合の現実的な手順

ここからは、実際に副業として始める方への手順をお伝えします。会社員の方も、専業フリーランスの方も、最初の3ヶ月の動き方が今後の収益を左右します。

ココナラで副業を始める方の最初の3ヶ月

ココナラを始める方は、最初の1ヶ月は「市場リサーチ」に充ててください。自分が出品しようとしているカテゴリで、上位出品者がどんなサービスを、いくらで、どんなサムネイル画像で出しているかを徹底的に調べます。

リサーチが終わったら、2ヶ月目はサービスページの作成と最初の販売を狙います。最初の3件は「実績作り」と割り切って相場より2〜3割安く出品するのが定石です。レビューが3件貯まると検索順位が一気に上がり、ようやくスタートラインに立てます。

3ヶ月目に入ると、徐々に通常価格に戻し、繰り返し依頼が来るリピーターを育てていきます。この段階で月1〜3万円の収益が見えてくれば順調です。月5万円ラインに到達するのは、平均して6〜12ヶ月目です。

ココナラでよくある失敗は、「自分の本気価格でいきなり出品して、3ヶ月誰からも見つけてもらえない」というパターン。検索順位が下位だと、どんなに素晴らしいサービスでも誰の目にも触れません。最初は「実績を買う」という発想で、戦略的に低価格スタートをおすすめします。

副業として続ける場合、本業の業務委託契約に副業禁止規定がないか、必ず確認してください。ライティングやデザイン業務は競業避止義務に抵触するケースもあるので、心配な方は会社のHR部門にこっそり相談しておくと安心です。NDA(エヌディーエー)に違反する内容を発信してしまうリスクも、副業初期には注意が必要です。

ストアカで副業を始める方の最初の3ヶ月

ストアカを始める方は、最初の1ヶ月は「先生申請とプロフィール作成」に集中します。ストアカは先生登録に審査があり、プロフィールの内容や経歴がしっかり書けていないと講座開設が承認されません。実績や資格、経歴を整理して、信頼感のある先生プロフィールを作りましょう。

2ヶ月目で最初の講座を開講します。最初の講座は「90分・2,000円・定員5名」程度がおすすめです。価格を下げすぎると「安かろう悪かろう」のイメージがつき、後から値上げしづらくなります。

3ヶ月目は受講者からのレビューを集めることに集中します。ストアカは「先生ランク」制度があり、開催回数とレビューで上位ランクに上がっていきます。上位ランクになるとストアカからの集客力が一気に上がるので、最初の3ヶ月は「ランクアップのための実績作り」と割り切ってください。

ストアカで月5万円ラインに到達するのは、平均で9〜12ヶ月目。ココナラよりやや時間がかかりますが、軌道に乗れば月10万円以上も視野に入ります。リピーター比率が高いビジネスなので、長期的には収益の安定性が高い特徴があります。

ストアカ特有の注意点として、講座のキャンセル対応があります。受講者の急なキャンセルや無断キャンセルが発生すると、開催側の労力に対して報酬がゼロになることもあります。キャンセルポリシーは事前にしっかり設定しておきましょう。

両方を併用するハイブリッド戦略

実は私のカウンセリングに来られる方の中には、ココナラとストアカを併用している方も少なくありません。例えば、ココナラで「カウンセリング1回50分5,000円」のサービスを出品しつつ、ストアカで「自己肯定感を高める90分ワークショップ2,500円」を月2回開催する、というハイブリッド戦略です。

このやり方の利点は、両プラットフォームの特性を活かせること。ココナラの個別案件で深い関係を作り、ストアカのグループ講座で広く認知を取る。SNSで両方の集客を回して、相互送客する。手間は2倍になりますが、収益の安定性は飛躍的に上がります。

ただし、両方を本気でやるのは時間的に厳しいケースが多いです。副業として月10時間しか取れない方は、まずどちらか一つに絞り、軌道に乗ってから2つ目を始めるのが現実的です。

比較表で見る|手数料・客単価・集客難易度

これまでの内容を、客観的な比較表として整理します。意思決定の参考にしてください。

比較項目 ココナラ ストアカ
サービス開始年 2012年 2012年
会員数 500万人超 120万人
出品/講座数 90万件超 累計85万件超
ビジネスモデル 成果物納品型 講座開催型
平均客単価 3,000〜10,000円 1,500〜3,000円
手数料 22% 10〜30%
適性 内向型・職人型 外向型・教師型
月5万到達期間 6〜12ヶ月 9〜12ヶ月
リピーター比率 中程度 高い
必要な実労働時間(月5万) 月40〜60時間 月15〜25時間
集客難易度 中(検索流入が中心) 高(先生ランク到達まで時間)

この表を見て、自分にとって何が重要な要素かを考えてみてください。「労働時間効率」を最重視するならストアカ、「収益の安定性」を最重視するならココナラ、「客単価の高さ」を最重視するならココナラ、「リピーターベース構築」を重視するならストアカ、という傾向があります。

おすすめの選び方|目的別5パターン

ご相談の中で多いパターンを、目的別に5つに分類してお答えします。

パターン1:会社員で副業として月3〜5万円を狙う方

このパターンの方には、まず「ストアカ」をおすすめします。理由は、限られた時間で効率的に稼げる可能性があるからです。週末に2時間×月4回の講座を開催し、客単価2,500円×定員5名で月5万円を狙う、というシンプルな戦略が立てやすいです。

ただし、自分の専門知識を「教える」ことができる分野があることが前提です。教えられる分野がない場合、または「人前で話すのが苦手」な方は、ココナラのライティングや簡単なデザイン業務から始める方が向いています。

パターン2:退職して専業フリーランスになる方

専業フリーランスになる方には、最初は「ココナラを主軸」にして、半年後に「ストアカを追加」する2段階戦略をおすすめします。専業の場合、稼働時間が長く取れるので、ココナラの個別案件で安定収益の基盤を作るのが先決です。

ストアカは集客に時間がかかるので、最初の半年は本気でストアカに取り組んでも収益がゼロという月もあります。心の余裕を持つためにも、まずココナラで月10万円程度の安定収益を確保してから、ストアカで第二の柱を作るのが安全策です。

パターン3:子育て中・在宅ワーカー希望の方

子育て中の方には、「ココナラ」を強くおすすめします。理由は、子どもの突発的な体調不良や行事に対応できる柔軟性です。ストアカは講座開催日が固定されるので、子どもの体調不良で開催キャンセルになると、受講者からの信頼を一気に失います。

ココナラなら、納期に余裕を持って受注すれば、子どもの予定優先で作業時間を組めます。深夜や早朝にコツコツ作業するスタイルとも相性が良いです。

子育てママの方には、メンタル・心の悩み・愚痴聞きのお仕事のような共感力を活かせる分野もおすすめです。子育て中の悩みを抱える方への相談業務は、自分の経験が活きる分野で、ココナラでもニーズが高いカテゴリです。

パターン4:教えるのが好き・元教師・コーチ経験者

このタイプの方は、迷わず「ストアカ」を選んでください。教えることへの愛情と経験は、ストアカで最も評価される資質です。最初の3ヶ月は集客に苦労しますが、「教える喜び」をモチベーションに乗り切れる方なら、半年後には安定したリピーターベースが構築できます。

恋愛・婚活・家庭・教育相談のお仕事のように、人生経験を活かせる分野もストアカと相性が良いです。受講者と長期的な関係を築きながら、信頼ベースの講座運営ができます。

パターン5:AI・IT系のスキルを持つ方

エンジニア、データサイエンティスト、AIエンジニアなどの方は、両方の併用が向いています。

ココナラでは「Webサイト制作50万円」「AI APIの実装30万円」など、客単価の高いプロジェクト案件が取れます。ストアカでは「初心者向けPython入門講座」「ChatGPT活用講座」など、需要の高い学習講座を提供できます。

技術系スキルは需要が高く、両プラットフォームで安定的に稼げる傾向があります。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事の市場は今後さらに拡大が予測されているので、両方で発信して認知を広げる戦略が効果的です。具体的な単価相場は、ソフトウェア作成者の年収・単価相場も参考にしてください。

スキルシェア市場のマクロトレンド

経済産業省の調査によれば、日本のスキルシェア市場規模は年率15%以上で成長しており、2030年には1兆円市場に達すると予測されています。背景には、フリーランス人口の増加、副業解禁企業の拡大、リモートワーク文化の定着があります。

副業解禁企業の比率は、2018年の25%から、2025年には68%まで上昇しています。今後も「副業を持つことが当たり前」の時代へ加速していくと見られています。

この市場成長の中で、ココナラとストアカは「個人がスキルでお金を稼ぐ」という新しい働き方の代表的な選択肢になっています。両サービスの成長は、市場全体の追い風を受けて今後も続く見込みです。

業務委託マッチングサービスとの違い

ココナラやストアカは「BtoCマーケット」、つまり個人客向けのサービスが中心です。一方、企業からの業務委託案件を受けたい方には、業務委託マッチングサービス(在宅ワーク求人サイト)を別途利用することをおすすめします。

業務委託マッチングサービスでは、企業から月20〜100万円規模の継続案件が募集されます。「ココナラの個別案件は単発で疲れる」「もっと安定した契約が欲しい」という方は、業務委託案件と並行することで収入の安定化が図れます。

信頼性を高めるための資格戦略

スキル販売で信頼を獲得するには、関連資格の保有が有効です。ビジネス文書検定はライターやコンサル業務をする方の信頼性を一気に高めますし、CCNA(シスコ技術者認定)はネットワーク・インフラ系のエンジニア案件で必須レベルの資格として認識されています。

著述家,記者,編集者の年収・単価相場のデータを見ても、資格保有者と非保有者で単価に明確な差がついているのが現状です。スキル販売で月5万円を超えて、月20万、30万を目指したい方は、関連資格の取得も並行して進めることをおすすめします。

他のプラットフォームとの比較も視野に

スキル販売プラットフォームはココナラとストアカ以外にもあります。クラウドソーシング系のランサーズやクラウドワークスは、ココナラより低単価ですが案件数は豊富です。詳しくはランサーズvsココナラ|特徴と使い分け完全ガイド【2026年版】や、ココナラvsクラウドワークス|手数料・案件・使いやすさ比較【2026年版】の記事で詳細を比較していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

スキル販売以外にも、副業の選択肢は広がっています。例えば社内のナレッジ管理ツールを使った業務支援なら、中小企業の社内Wiki・ナレッジ管理2026|Notion vs Confluence vs esaのような最新ツールの知識を持つことで、企業向けコンサル案件にも応用できます。

心の健康を守りながら続けるために

最後に、カウンセラーとしてどうしてもお伝えしたいことがあります。スキル販売で収益を上げていくと、必ず「単価交渉のストレス」「クレーム対応の精神的負担」「孤独感」といった心の負荷が増えていきます。

月5万円を稼ぐより、心を健康に保ちながら続けることの方が、長期的にはずっと大切です。3ヶ月の頑張りで燃え尽きるより、月3万円でも10年続けられる方がトータルの収益も人生の充実度も高くなります。

私のカウンセリングに来られる独立希望者の方には、必ず「最初の3ヶ月は売上ゼロでも自分を責めない」「うまくいかない時期は学びの期間と捉える」「自分のペースを守る」ことをお伝えしています。スキル販売で本当に大切なのは「稼げるかどうか」より、「自分らしい働き方を構築できるか」なんです。

ココナラとストアカ、どちらを選んでも正解はありません。あなたの心が消耗しない方、続けたいと思える方を選んでください。あなたは一人じゃありません。同じ道を歩んでいる仲間が、すぐ近くにたくさんいます。一歩ずつ、ご自身のペースで前に進んでいきましょう。

公的機関・関連参考情報

本記事の内容に関連する公的機関や信頼できる情報源は以下の通りです。最新情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. 初心者は複数のサイトに登録したほうがいいですか?

はい、最低でもクラウドワークスとココナラの両方に登録することをおすすめします。プラットフォームによって案件の傾向が異なるため、自分のスキルがどちらで高く評価されるかテストする必要があります。ただし、管理が煩雑になるため、メインで動かすのは1社に絞り、実績を集約させるのがコツです。

Q. プロフィールに書く実績がまったくない場合はどうすれば?

過去の仕事経験、趣味での制作物、あるいは取得している資格を詳細に記載しましょう。「何ができるか」だけでなく「どのような姿勢で仕事に取り組むか」を丁寧に書くことで、実績0の状態からでも初案件を獲得できる確率は高まります。

Q. どのようなジャンルの経験がサービスとして売れやすいですか?

BtoB領域での組織マネジメント経験、営業現場での高度なクレーム対応術、あるいは趣味で極めた専門知識(例:特定の歴史分野の深い解説、骨董品の真贋見極めのアドバイスなど)など、ニッチであればあるほど特定のターゲットの課題に深く刺さりやすくなります。

Q. 全く実績がない状態から、最初の1件を獲得するコツは何ですか?

最初は利益を度外視し、相場よりも安い「モニター価格」で提供する代わりに、「納品後に詳細なレビュー(感想)を書いてもらうこと」を条件に受注する戦略が有効です。オンライン上の取引では、第三者からの客観的な評価が何よりの信用担保となります。

Q. すぐに収入を得たい場合、どちらの方が早く稼ぎやすいですか?

早く確実に収入を得たい場合はクラウドワークスが向いています。常に大量の仕事が募集されており、アンケートや文字起こしなどのタスク案件であれば、作業を完了すればすぐに報酬が確定します。一方ココナラは、自分のサービスを購入してもらう「待ちの姿勢」になるため、実績がない初期段階では最初の顧客を獲得するまでに時間がかかる傾向にあります。即金性ならクラウドワークス一択です。

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中西 直美

この記事を書いた人

中西 直美

産業カウンセラー・キャリアコンサルタント

大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。

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