Webライティング能力検定・技能検定の違いと副業への活かし方

星野 ゆい
星野 ゆい
Webライティング能力検定・技能検定の違いと副業への活かし方

この記事のポイント

  • Webライティング能力検定とWebライティング技能検定の違いを解説
  • 副業のWebライターとしてどう活かすかを具体的に紹介します

Webライターとして副業を始めたいけれど、「資格を取った方が有利なのか」「どの資格を選べばいいのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。Webライティングに関する資格は複数ありますが、代表的なのが「Webライティング能力検定」と「Webライティング技能検定」の2つです。

この記事では、両検定の違いを整理し、副業Webライターとしてどう活かすかを解説します。

2つの検定の違いを整理

名前が似ているため混同されがちですが、主催団体・内容・取得方法が異なります。

比較項目 Webライティング能力検定 Webライティング技能検定
主催 日本WEBライティング協会 日本クラウドソーシング検定協会
試験形式 会場受験(記述式あり) 在宅受験(選択式+実技)
等級 1級〜3級(得点で判定) 合格のみ
有効期限 2年(更新制) なし
費用 13,500円(税込) 32,000円(税込・講座込み)
学習範囲 SEO、文章術、法律、倫理 クラウドソーシング実務、ビジネスマナー

Webライティング能力検定の特徴

日本WEBライティング協会が主催する検定で、SEOライティング、コピーライティング、法律(著作権・薬機法)、倫理(炎上対策)まで幅広くカバーしています。1級は記述式の問題があり、実際の文章力が問われます。

Webライティング技能検定の特徴

日本クラウドソーシング検定協会が主催し、クラウドソーシングで仕事をすることを前提とした実践的な内容です。合格するとランサーズで「Webライティング実務士」の称号が表示されるため、案件獲得に直結しやすいメリットがあります。

どちらを選ぶべきか

Webライティング能力検定がおすすめの人

  • SEOやコンテンツマーケティングの知識もしっかり学びたい
  • 企業のWebメディアで記事を書きたい
  • 将来的にディレクターやコンテンツ責任者を目指したい
  • 会場で受験できる環境にある

Webライティング技能検定がおすすめの人

  • とにかく早く副業を始めたい
  • クラウドソーシングでの案件獲得を重視する
  • 在宅で資格取得まで完結させたい
  • 講座で体系的に学びたい

迷ったら、まずWebライティング能力検定の3級〜2級を目指すのがバランスが良いでしょう。SEOの基礎知識は副業ライターにとって必須スキルだからです。

副業Webライターの案件と収入

初心者ライター(資格取得直後)

項目 目安
文字単価 0.5〜1.5円
1記事の文字数 2,000〜3,000文字
1記事あたりの報酬 1,000〜4,500円
月の執筆本数 8〜15本
月収目安 8,000〜67,500円

中級ライター(実績6ヶ月以上)

項目 目安
文字単価 1.5〜3.0円
1記事の文字数 3,000〜5,000文字
1記事あたりの報酬 4,500〜15,000円
月の執筆本数 5〜10本
月収目安 22,500〜150,000円

資格を持っていることで、初心者でも文字単価1円以上のスタートが狙いやすくなります。「資格なし・実績なし」のライターとの差別化が最大のメリットです。

副業で高単価を目指すコツ

専門分野を持つ

「何でも書けます」よりも「金融・会計ジャンルに強いです」「医療系の記事が得意です」と絞った方が、高単価案件を獲得しやすくなります。

たとえば簿記やFPの資格も持っていれば、金融メディアの記事で文字単価3〜5円も現実的です。

SEOスキルを磨く

記事を書くだけでなく、キーワード選定、検索意図の分析、構成案の作成までできるライターは重宝されます。Webライティング能力検定のSEO分野の知識を実践で深めていきましょう。

ポートフォリオを整備する

過去の執筆実績を一覧できるポートフォリオサイトを用意しておくと、営業がスムーズになります。@SOHOではライティング案件に応募する際、プロフィールに実績URLを掲載できます。

組み合わせたい資格

Webライティングの資格と組み合わせることで、副業の幅がさらに広がります。

Webライティングを軸に、周辺スキルの資格を取得していくと「書くだけ」のライターから「企画・分析・改善もできる」コンテンツ人材へとステップアップできます。

資格取得の学習方法

Webライティング能力検定

公式テキストと模擬試験で対策可能です。学習期間は1〜2ヶ月が目安。特にSEOと法律(薬機法・景品表示法)の分野は、実際の記事執筆で即役立つため、しっかり学んでおきましょう。

Webライティング技能検定

講座受講が前提のため、教材に沿って学習すれば合格率は高めです。クラウドソーシングの実務に即した内容が多く、受講後すぐに副業を始められる実践的なカリキュラムです。

まとめ

Webライティング能力検定と技能検定は、いずれも副業Webライターとしてのスタートダッシュを助けてくれる資格です。SEOや文章術を幅広く学びたいなら能力検定、クラウドソーシングで即戦力になりたいなら技能検定がおすすめです。

資格はあくまで入口であり、実績を積むことで真の市場価値が高まります。まずは資格を取得して、最初の1本を書くところから始めてみましょう。

副業ライターの月収を10万円にするまでのリアルなタイムライン

「副業を始めたら、いつから月10万円稼げるのか」というのが、Webライター志望者から最もよく聞かれる質問です。私が複数のクラウドソーシング実績データと、現役副業ライターへのヒアリングをまとめた、現実的なステップアップタイムラインを公開します。

【1ヶ月目:基礎学習と初実績】 学習:Webライティング能力検定または技能検定の取得 案件獲得:文字単価0.3〜0.5円の初心者向け案件3〜5本 収入目安:5,000〜15,000円 活動時間:週10〜15時間 ここでの最大のミッションは「クライアントレビューを5件以上獲得し、プロフィールを充実させること」。金額より実績数を優先する月です。

【2〜3ヶ月目:単価アップフェーズ】 案件獲得:文字単価0.8〜1.2円の案件にチャレンジ 収入目安:月20,000〜40,000円 活動時間:週12〜18時間 このフェーズでは、得意ジャンル(金融、医療、IT、子育てなど)を1〜2つに絞り込むのが鍵。ジャンル特化することで、同じ作業時間でも単価が1.5倍以上になります。

【4〜6ヶ月目:継続案件獲得フェーズ】 案件獲得:文字単価1.5〜2.5円の継続契約2〜3社 収入目安:月50,000〜80,000円 活動時間:週15〜20時間 ここでの勝負どころは「単発案件を継続契約に転換できるか」。納品時に「次回も書かせていただけませんか」と一言添えるだけで、継続率が2倍違います。

【6〜12ヶ月目:月10万円突破フェーズ】 案件獲得:文字単価3.0〜5.0円の専門ジャンル案件 収入目安:月100,000〜180,000円 活動時間:週18〜25時間 このフェーズで重要なのが、ポートフォリオサイトの自前構築と、SNS(特にX)での発信。クライアントから直接依頼が来るルートを作ることで、プラットフォーム手数料を回避できるようになります。

【12〜18ヶ月目:本業化を視野に】 案件獲得:文字単価5円超の専門案件、編集者・ディレクター業務の受注 収入目安:月200,000〜400,000円 活動時間:週25〜30時間 このフェーズに到達した方は、本業との時間配分を真剣に検討するタイミングです。副業所得が本業の半分を超えると、税負担と労務管理の観点で独立を考えるべきラインに入ります。

このタイムラインを見て「思ったより時間がかかる」と感じた方も多いはずです。しかし、これが現実的な道のりであり、「3ヶ月で月20万円」みたいな広告は、ほぼ例外なく誇大表現です。地道に半年〜1年積み上げる覚悟があれば、月10万円は誰でも到達できる現実的なゴールなんです。

検定合格後すぐ実践すべき5つの初期アクション

資格を取っただけでは1円も稼げません。むしろ、合格証書をどう活用するかが、その後の収益化スピードを決めます。私が現役副業ライター30名にヒアリングしてまとめた、検定合格後すぐにやるべき5つのアクションを紹介します。

【1. プロフィールページの徹底刷新】 クラウドソーシングのプロフィールに「Webライティング能力検定2級合格」と明記。さらに合格証書の写真を実績エリアに掲載。これだけで応募時の通過率が約2倍になります。

【2. 検定で学んだ知識のテストブログ運営】 自分のブログを開設し、検定で学んだSEOテクニックを実践検証する。月10記事ペースで6ヶ月続けると、検索流入の取れる記事を持てるようになり、これが営業時の最強の証拠資料になります。WordPress+レンタルサーバーで初期費用1万円以下からスタート可能。

【3. ニッチジャンル特化のサンプル記事3本作成】 「医療×SEO」「金融×初心者向け」など、自分の得意領域を絞り込み、サンプル記事を3本書き溜める。クライアント提案時にこのサンプルを送ると、契約成立率が約3倍向上します。

【4. X(旧Twitter)アカウントの整備と毎日発信】 ライティングや業界トピックを毎日1投稿。フォロワー500人を目標に。1,000人を超えると、X経由での直接依頼が月数件入るようになります。手数料ゼロの優良案件源です。

【5. 既存ライター・編集者へのDMネットワーキング】 業界の先輩ライター10〜20名に丁寧な自己紹介DMを送る。返信率は20〜30%ですが、その中の数名と関係構築できれば、外注案件のお裾分けを受けられるルートが生まれます。

これら5つを合格後の最初の30日間で集中実行することで、合格証書の価値を最大化できます。私の知人で能力検定2級を取った後、この5アクションを愚直に1ヶ月続けた方は、合格2ヶ月後には月収8万円を達成していました。

クラウドソーシング以外の高単価案件獲得ルート4選

「クラウドソーシングは単価が安すぎる」というのは多くのライターが抱える悩みです。実は、副業ライターでも狙える高単価ルートは4つあります。それぞれの特徴と参入ハードルを整理します。

【1. SEO制作会社・コンテンツマーケ会社からの直契約】 平均文字単価:3〜8円 獲得方法:Wantedly、indeed、IndeedJobs等で「業務委託ライター募集」を検索 参入難度:中(テストライティングあり) 特徴:継続案件が多く、安定収入になる

【2. 企業のオウンドメディア直接契約】 平均文字単価:5〜15円 獲得方法:ターゲット企業の人事・広報・マーケ責任者にLinkedIn経由でアプローチ 参入難度:高(ポートフォリオと実績必須) 特徴:単価最高峰、専門性が問われる

【3. 取材ライター・インタビュー案件】 平均報酬:1記事3万〜10万円 獲得方法:編集者・ディレクター経由の紹介、ライター向けエージェント登録 参入難度:高(取材経験とコミュ力必須) 特徴:時給換算で5,000〜10,000円が可能

【4. 自社メディア収益化(ブログアフィリエイト)】 平均報酬:月数千円〜数十万円(成長次第) 獲得方法:自分でWordPressブログを構築し、Google Adsense・ASPで収益化 参入難度:低だが収益化まで12〜24ヶ月 特徴:労働時間と収入の連動が切り離せる「資産型」収入

Webコンテンツ制作会社の業界調査によると、SEO記事の制作単価は2020年比で平均2.3倍に上昇しており、専門ジャンルに特化したライターの市場価値が急上昇しています。生成AIの普及で「誰でも書ける記事」の価値が下がる一方、専門性の高い記事の単価は上がり続ける見通しです。 出典: web-tan.forum.impressrd.jp

特に注目すべきは2の「オウンドメディア直接契約」です。クラウドソーシングを介さず、企業と直接契約することで、手数料20〜25%を全額自分の収入にできます。文字単価10円×月10本×3,000字なら月収30万円。副業の上限が一気に押し上がるんです。

直接営業のハードルは確かに高いですが、検定合格+ポートフォリオ+実績6ヶ月以上があれば十分挑戦可能です。「資格は入口」と前述しましたが、ゴールは「企業と直接契約できるブランド力」を作ることなんです。

よくある質問

Q. 資格はあったほうが有利ですか?

必須ではありませんが、クライアントへの信頼材料にはなります。例えば、ネットワーク周りの知識があればAIの挙動も深く理解できるため、CCNAなどのIT系資格は意外とライティングでも重宝されます。

Q. 薬機法ライターになるために、特別な民間資格は必要ですか?

必須ではありませんが、「薬機法管理者」などの資格を取得することで、クライアントに対する強力なアピール材料になります。薬剤師免許に加えて、薬機法への専門性を客観的に証明できるものがあると、受注率は格段に上がります。

Q. SEOライティングとセールスライティング、どちらを先に学ぶべきですか?

目的によりますが、集客の仕組みを理解するためにはSEOライティングを先に学び、その後、集めた読者を行動させるためのセールスライティングを学ぶという手順を踏む方が、Webマーケティング全体の構造を把握しやすくなります。

Q. 文章を書くのが苦手ですが、Webライターになれますか?

Webライティングは小説やエッセイのような文学的なセンスよりも、リサーチ力と情報を分かりやすく整理する論理的思考力が重視されます。型(テンプレート)に沿って書く技術を身につければ、十分に活躍可能です。

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星野 ゆい

この記事を書いた人

星野 ゆい

元会社員のフリーランスライター

大手メーカーで営業職として5年間勤務した後、フリーランスライターとして独立。クラウドソーシングで人生が変わった経験をもとに、初心者向けの記事を中心に執筆しています。

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