SNS運用 研修 助成金


この記事のポイント
- ✓SNS運用研修に活用できる助成金には
- ✓主に厚生労働省が管轄する「人材開発支援助成金」があります
- ✓この助成金にはいくつかのコースがありますが
SNS運用研修に活用できる助成金には、主に厚生労働省が管轄する「人材開発支援助成金」があります。この助成金にはいくつかのコースがありますが、SNS研修で特によく使われるのは以下の2つです。
| 助成金コース名 | 主な対象となる研修内容 | 経費助成率(中小企業の場合) |
|---|---|---|
| 事業展開等リスキリング支援コース | 新規事業の立ち上げや、全く新しい販路開拓(初めて本格的なSNSマーケティングを行う等)のための研修 | 経費の75%(※賃金要件等クリア時) |
| 人材育成支援コース(職務関連) | 現在の業務効率化や、より高度なSNS運用スキル(データ分析や広告運用など)を身につけるための研修 | 経費の45%(※特定要件で最大60%) |
※上記に加え、研修を受けている時間の人件費の一部を補填する「賃金助成」がプラスされる場合があります。
例えば、事業展開等リスキリング支援コースを活用して、外部の専門家による「30万円のSNSマーケティング集中講座」を受講させた場合、最大で22.5万円が助成され、実質7.5万円の負担でプロのノウハウを社内に取り込むことができるのです。
厚生労働省が公表した調査によれば、能力開発に取り組んだ事業所のうち、正社員に対して教育訓練を実施した事業所は75.3%に達しており、多くの企業が従業員のスキルアップを経営上の重要課題と位置づけています。
SNS運用 研修を助成金で行う「費用対効果」のリアル
「そもそもSNSなんて無料でできるのに、わざわざお金を払って研修を受ける必要があるのか?」と思われる経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私がコンサルティング現場で見てきた「費用対効果」は圧倒的です。
「なんとなく運用」からの脱却が生む利益
ある地方の住宅メーカーの事例です。事務の若手社員が「なんとなく」Instagramに施工事例の写真をアップしていましたが、フォロワーは増えず、問い合わせもゼロでした。 そこで助成金を活用し、社員2名に「SNS集客特化型研修(写真の撮り方、ハッシュタグ戦略、アルゴリズムの理解)」を受講させました。
- 研修前: 月間のInstagram経由の問い合わせ 0件
- 研修後(半年後): 月間のInstagram経由の問い合わせ 平均5件 → うち月1件が成約(粗利数百万円)に直結
研修費用数十万円に対して、このリターンです。プロのノウハウ(勝つためのルール)を知らずに自己流で時間を浪費するくらいなら、助成金を使ってでも外部から正しい知識をインストールする方が、経営戦略として圧倒的に正しいと言えます。 → SNS運用の仕事内容・スキル・将来性を詳しく見る
「外注(運用代行)」と「内製化(研修)」の比較
SNSの運用をすべて外部の代行業者に丸投げすると、安くても月額10万円〜30万円、年間で120万円〜360万円程度のランニングコストがかかり続けます。 一方、助成金を使って社内スタッフを育成(内製化)すれば、かかるのは最初の一時的な研修費用(しかも助成金で最大75%引き)と社内の人件費のみです。さらに、自社のサービスを一番愛している社員の「熱量」がSNSに乗るため、結果的に外注よりも濃いファン(顧客)を獲得しやすいという大きなメリットがあります。 → Webマーケターの年収データを見る
人材開発支援助成金の申請から受給までの全手順(5ステップ)
厚生労働省の助成金は、申請手続きが厳格です。手順を一つでも間違えると、「研修は受けたのに助成金が1円ももらえない」という事態になります。以下の5つのステップを必ず守ってください。
ステップ1:現状の労務環境のチェック(超重要)
助成金をもらうための大前提として、「労働基準法などの法律をきちんと守っている会社」であることが求められます。 申請前には、就業規則が最新の法律にアップデートされているか、タイムカード(出勤簿)と賃金台帳に矛盾はないか、未払い残業代はないかなどを厳しくチェックされます。まずは顧問の社会保険労務士(社労士)に相談し、自社の労務環境をクリーンにしておくことがすべての出発点です。
ステップ2:研修機関の選定とカリキュラムの決定
自社の課題を解決できる「SNS運用研修」を探します。この際、助成金の対象となる要件(研修時間が10時間以上であること等、コースによって異なります)を満たすカリキュラムを選ぶ必要があります。 「助成金対応可能」と謳っている研修会社を選ぶと、カリキュラムの証明書発行などがスムーズに進むためお勧めです。
ステップ3:【研修開始の1ヶ月前】職業訓練計画届の提出
ここが最大の落とし穴です。 厚労省の助成金は、必ず「研修を開始する1ヶ月前まで」に、労働局へ「職業訓練計画届」という書類を提出し、受理されていなければなりません。 「すでに研修に申し込んで料金も払ったから、後から申請しよう」は絶対に通用しません。「まず計画を出し、国からOKをもらってから研修を始める」という順番を肝に銘じてください。最新の様式や手続きの詳細は、厚生労働省の人材開発支援助成金ページで確認できます。
ステップ4:SNS運用研修の実施と証拠の保存
計画通りに研修を受講させます。受講期間中は、受講した社員の出勤簿(研修を受けていた記録)や、研修機関への支払い領収書などを確実に保管しておいてください。また、eラーニングなどの場合は、システムの受講ログ(学習履歴)が証拠となります。
ステップ5:【研修終了後】支給申請と受給
研修が無事に終了した日の翌日から起算して2ヶ月以内に、労働局へ「支給申請書」を提出します。ここで初めて、かかった経費や賃金の証明書類を提出します。 労働局での審査(数ヶ月かかる場合もあります)を経て、問題がなければ「支給決定通知書」が届き、指定の口座に助成金が振り込まれます。
また、助成金や補助金の制度は定期的に見直しが行われます。例えば、中小企業の生産性向上を支援する他の補助金でも、以下のように制度改定のアナウンスがなされることがあります。常に最新の情報をチェックしておくことが重要です。
SNS運用 研修の助成金申請で「やってはいけない」失敗例
私がコンサルタントとして様々な企業の助成金申請を見てきた中で、特に多い失敗事例とその対策を共有します。
失敗1:事業と無関係な「個人の趣味」レベルの研修を選んでしまう
助成金の対象となるのは、あくまで「企業の生産性向上に直結する職務関連の研修」です。 例えば、自社がBtoBの部品メーカーなのに、「インフルエンサーになって個人的に稼ぐためのTikTokダンス講座」のような研修を受講させても、労働局の審査で「事業との関連性が薄い」と判断され、不支給となる可能性が高いです。自社のビジネスモデルに合った、実務直結型のSNSマーケティング研修を選んでください。
失敗2:申請手続きを社内で抱え込んで自滅する
人材開発支援助成金の申請書類は非常に多く、また「どう書けば審査に通りやすいか」という特有のお作法があります。 担当の社員が通常の業務と並行してマニュアルを読み解きながら申請しようとすると、途中で挫折したり、致命的な書類の不備で不支給になったりするケースが後を絶ちません。厚労省管轄の助成金申請の代行は「社会保険労務士(社労士)」の独占業務です。「小さく始めて、専門家に頼るべきところは頼る」のが、確実な資金調達の鉄則です。
※副業を始めたい人必見
— 奥山幸生@即戦力AI人材を派遣する『AI顧問』 (@okuyama_ai_) 2024年6月1日
【今すぐ始めるべき副業3選】
1. 物販
2. SNS運用
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それぞれの副業について解説していきます。
具体的なマネタイズ方法は…
よくある質問(FAQ)
SNS運用研修の助成金について、経営者様からよく聞かれる質問をまとめました。
Q1. 社長や役員(取締役)がSNS研修を受ける場合も助成金の対象になりますか?
いいえ、対象になりません. 人材開発支援助成金は「雇用保険の被保険者(労働者)」に対する職業訓練を支援するものです。したがって、雇用保険に加入していない代表取締役や役員、あるいは個人事業主本人が受講した場合は、助成の対象外となります。必ず「従業員」に受講させてください。
Q2. 自社でSNS運用を教えてくれるコンサルタントを招いて行う「社内研修」でも対象になりますか?
要件を満たせば対象になります。外部の研修機関に通うだけでなく、外部から専門の講師(SNSコンサルタントなど)を自社に招いて行う「事業内訓練」も助成対象です。ただし、その講師が社内の人間ではなく外部の専門家であることの証明や、カリキュラムの明確化などが必要になります。詳細は中小企業庁の公式ページなどで、中小企業のデジタル化支援に関する施策と合わせて確認することをお勧めします。
Q3. 研修費用以外に、SNSの広告費やツール代も助成金で出ますか?
出ません。人材開発支援助成金は、あくまで「人への投資(教育訓練費・賃金)」を支援するものです。Instagramの広告費や、SNS分析ツールの月額利用料などは対象外です。もしそういったITツールや広告宣伝費の補助を受けたい場合は、経産省管轄の「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」との併用を検討する必要があります。
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- 助成金申請のプロ(社会保険労務士): 人材開発支援助成金の申請実績が豊富で、労務環境のチェックから職業訓練計画届の作成・提出までを伴走支援できる頼れる社労士が見つかります。
- 実務直結型のSNSマーケター・研修講師: 自社の業界に特化したSNS集客のノウハウを持ち、助成金の要件に合わせた実践的なカリキュラムを提供できるプロフェッショナルを探すことができます。
- 費用対効果の高いマッチング: 予算や自社のレベルに合わせて、必要な時に必要なだけ、最適な専門家を手間なく探すことが可能です。
SNS運用は、今や企業にとって避けては通れない重要スキルです。面倒な助成金の手続きや研修選びはプロの力を借りて、あなたは「社員が成長し、売上が伸びる仕組み作り」に集中しませんか?
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この記事を書いた人
高橋 慎太郎
公認会計士→独立コンサルタント
大手監査法人で12年間勤務した後、フリーランスの経営コンサルタントとして独立。簿記・FP・税理士の資格を活かし、フリーランスの会計・税務・資金管理に関する記事を執筆しています。
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