営業・人事・DXコンサルティングの副業事情と案件相場


この記事のポイント
- ✓営業・人事・DXコンサルティングの副業事情を解説
- ✓人事部門出身の筆者が実際の副業経験をもとに紹介します
「うちの部署、まだ紙で勤怠管理しているんです」「営業リストをExcelで手入力しているんですが、何とかなりませんか」。こんな相談を受けることが増えてきたのが、副業DXコンサルを始めたきっかけでした。
私は大手人材企業で12年間、人事部門の業務改善とシステム導入を担当してきました。その経験を活かして、2024年から営業・人事領域のDXコンサルを副業で始めています。月に15〜20万円の安定収入になっており、本業のスキルがそのまま副収入につながることを実感しています。
営業・人事・DXコンサルとは
企業の営業部門や人事部門のデジタル化を支援する仕事です。大掛かりなシステム開発ではなく、既存のSaaSツールを組み合わせて業務を効率化する提案が中心です。
営業DXコンサル
CRM(顧客管理)やSFA(営業支援)の導入支援が主な仕事です。Salesforce、HubSpot、kintoneなどのツール選定から、運用フローの設計、社内研修まで一貫してサポートします。
中小企業では「CRMを導入したけど誰も使っていない」というケースが本当に多い。ツールを入れるだけでなく、実際に現場で定着させるところまで伴走するのがこの仕事の肝です。
人事DXコンサル
勤怠管理、給与計算、採用管理、評価制度のデジタル化を支援します。SmartHR、ジョブカン、freee人事労務などのツール導入支援に加え、人事制度そのものの設計もお手伝いすることがあります。
私の得意分野がまさにここで、人事評価制度の設計からシステムへの落とし込みまで一気通貫で対応できるのが強みです。
業務DX全般
部門を横断した業務のデジタル化を推進する仕事です。紙の申請書をワークフローシステムに移行する、社内のナレッジをNotion等で共有する、RPAで定型業務を自動化するなど、範囲は多岐にわたります。
案件相場と稼働時間
| コンサル領域 | 月額報酬 | 稼働時間/月 |
|---|---|---|
| 営業DX(CRM/SFA導入) | 10〜25万円 | 10〜20時間 |
| 人事DX(勤怠・評価) | 10〜20万円 | 10〜15時間 |
| 採用コンサル | 10〜20万円 | 10〜15時間 |
| 業務DX全般 | 15〜30万円 | 15〜25時間 |
| スポット相談 | 3〜5万円/回 | 2〜3時間 |
時間単価で見ると8,000〜15,000円程度。コンサル系の副業としては手堅い水準です。
副業DXコンサルに求められるスキル
必須スキル
業務プロセスの設計力が最も重要です。ツールの使い方を教えるだけではなく、「この業務をどう変えれば効率化できるか」を設計できる力です。
コミュニケーション力も欠かせません。現場の担当者はITに詳しくないことが多いため、専門用語を使わずにわかりやすく説明する力が求められます。
あると有利なスキル・資格
- 人事系:社労士、キャリアコンサルタント
- 営業系:営業マネジメント経験、CRM運用経験
- IT系:ITパスポート以上、SaaS導入経験
- DX系:DX検定、デジタル推進の実務経験
ただし、資格よりも実務経験が重視される世界です。「自社でSmartHRを導入して、勤怠管理の工数を半分にした」といった具体的な実績のほうが、クライアントの信頼を得やすいです。
副業DXコンサルの始め方
ステップ1:自分の専門領域を決める
「営業DX」「人事DX」「バックオフィスDX」など、自分の本業に近い領域に絞りましょう。最初から広く浅くやるより、1つの領域で実績を作るほうが効率的です。
ステップ2:プロフィールを充実させる
@SOHOなどのプラットフォームに登録し、これまでの実績を具体的に記載します。「〇〇業界で△△システムを導入し、業務時間を30%削減」のように、数字を入れると説得力が増します。
ステップ3:最初は低単価でも引き受ける
最初の1〜2件は相場より少し低めでも、実績作りと割り切って引き受けましょう。私も最初の案件は月5万円でしたが、その実績をもとに次の案件で月15万円を獲得できました。
副業DXコンサルの注意点
本業との利益相反に注意が必要です。特に人事系のコンサルでは、本業の競合企業を支援すると問題になることがあります。副業を始める前に、自社の就業規則と副業ポリシーを必ず確認してください。
また、守秘義務の管理も重要です。複数のクライアントの情報を扱うため、データ管理には細心の注意を払いましょう。
DXコンサルの需要は今後も拡大が見込まれます。企業のデジタル化が進むほど、「現場をわかっていて、ツールも使える」人材の価値は上がっていく。副業として始めるなら、今がベストなタイミングです。
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営業・人事・DXコンサルティングの仕事内容・始め方・案件相場をさらに詳しく知りたい方は、お仕事ガイドをご覧ください。

この記事を書いた人
前田 壮一
元メーカー管理職・43歳でフリーランス転身
大手電機メーカーで品質管理を20年間担当した後、42歳でフリーランスに転身。中高年のキャリアチェンジや副業の始め方を、自身の経験をもとに発信しています。















