副業始めやすい仕事9選 初期費用ゼロで試せる在宅案件

長谷川 奈津
長谷川 奈津
副業始めやすい仕事9選 初期費用ゼロで試せる在宅案件

この記事のポイント

  • 副業始めやすい仕事を厳選し9つ紹介
  • 初期費用ゼロで在宅で試せる案件
  • 確定申告や会社バレ対策

「副業を始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない」。先日、相談に来られた30代会社員の方が、開口一番にそう仰いました。これ、知らない人が本当に多いんですが、副業始めやすいかどうかは「スキルの高さ」ではなく「初期費用」「拘束時間」「契約リスク」の3点で決まります。本記事では、行政書士として副業・フリーランス向けの法務相談を年間数百件受けている私の視点で、初期費用ゼロで試せる在宅案件を中心に、副業始めやすい仕事を9つ厳選してご紹介します。確定申告や会社バレ対策、トラブル時の対処法まで、法律はあなたの味方になりますので、安心して読み進めてください。

副業始めやすい時代の市場背景|2024年フリーランス保護新法と副業解禁の波

副業を取り巻く環境は、ここ数年で大きく様変わりしました。厚生労働省は2018年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を改定し、原則として副業を認める方向へ大きく舵を切っています。その後も改定が重ねられ、現在では多くの大企業が副業を就業規則で容認しています。

そして2024年11月に施行された「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」、いわゆるフリーランス保護新法によって、副業として業務委託を受ける個人の立場が法的に大きく強化されました。つまり、発注者は契約条件の明示や60日以内の報酬支払いといった義務を負うことになり、副業を始める個人が一方的に不利益を被りにくい仕組みが整ったんです。

この流れと並行して、クラウドソーシングや副業マッチングサービスも成熟期に入りました。@SOHOのような手数料0%のプラットフォームを含め、副業者が直接案件を選び、自分のペースで仕事を受注できる環境が整っています。

地味に儲かる副業は、「誰でも簡単に月100万円」といった派手な広告を打つ副業とは根本的に異なります。後者は、高額な情報商材の購入が目的であったり、実際にはほとんど稼げない詐欺的な案件であったりするケースが少なくありません。

この引用にもある通り、副業始めやすいことと「楽に大金が稼げる」は同義ではありません。むしろ、地に足のついた現実的な選択肢こそが、長く続けられる副業の入口になります。

副業始めやすいの定義|「始めやすさ」を測る5つの基準

「副業始めやすい仕事」と検索するとき、読者が本当に知りたいのは「初期投資が要らず」「失敗してもリスクが低く」「自分のペースで続けられる」案件です。以下の5つの基準で見極めれば、情報商材や怪しい案件を避けつつ、自分に合う副業を選びやすくなります。

1. 初期費用がゼロまたは1万円以内

副業始めやすいかどうかの最大のポイントは、初期費用です。教材費、登録料、機材購入などで10万円以上請求される案件は、ほぼ確実に避けた方がよいです。実際、私のところに持ち込まれる副業トラブルの約4割が、最初に高額な情報商材や講座を購入させられたケースです。

つまり、自宅にあるパソコンやスマホで完結できる仕事こそが、副業始めやすいの本質です。

2. 業務委託契約が明示されている

フリーランス保護新法の施行により、業務委託契約では契約条件を書面または電磁的方法で明示する義務が発注者側に課されました。逆に言えば、契約条件を曖昧にしたまま「とりあえずやってみて」と言ってくる発注者は、法律違反の可能性が高い相手です。

副業始めやすい案件かどうかを判断する際は、「契約書または発注書が出るか」「報酬額・納期・成果物の範囲が明記されているか」を必ず確認してください。

3. 拘束時間が柔軟で本業と両立できる

会社員が副業を選ぶ際、見落としがちなのが拘束時間です。週末に固定のシフトが入る副業や、平日深夜に対応が必須の案件は、本業のパフォーマンスを大きく削ります。

副業始めやすい仕事の条件として、「自分の都合で作業時間を決められる」ことは極めて重要です。クラウドソーシングのライティング案件や、データ入力、文字起こしなどは、その点で非常に取り組みやすいジャンルです。

4. 成果物の権利関係がクリア

これも実は本当に多いトラブルなんですが、副業で作った成果物の著作権が「すべて発注者に譲渡」と契約で書かれていて、後から作品を自分のポートフォリオに使えなくなるケースがあります。

副業始めやすい仕事を選ぶときは、成果物の著作権譲渡の範囲と、ポートフォリオ掲載の可否を必ず契約段階で確認してください。これ、口頭での確認だけだと後で揉めるので、メールやチャットの文面で残しておくことが大切です。

5. 確定申告の対象になるか把握できる

副業の所得が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要になります。逆に、最初から「年間20万円以下に抑える」と決めて始めるのも、副業始めやすい選択肢の一つです。確定申告の制度は国税庁のWebサイトでも分かりやすく解説されています。詳しくは国税庁の公式情報をご確認ください。

副業始めやすい仕事9選|初期費用ゼロで試せる在宅案件

ここからは、実際に副業始めやすいと言える在宅・スマホ完結型の案件を9つ厳選してご紹介します。すべて初期費用が原則ゼロまたは1万円以内で、契約面のリスクも比較的低い分野です。

1. Webライティング(記事執筆)

副業始めやすい仕事の代表格が、Webライティングです。クラウドソーシング経由で記事執筆案件を受注し、自宅のパソコンで原稿を書いて納品するという流れになります。初期費用はパソコンとネット環境のみ、つまり実質ゼロ円で始められます。

単価相場は文字単価0.5〜3円程度で、SEOやインタビュー、専門領域の知見が加わると5円以上に伸びるケースもあります。月3〜5万円程度であれば、週末作業だけでも十分到達可能な水準です。

文章を書くことに苦手意識がない方であれば、最も再現性の高い副業始めやすい選択肢と言えます。執筆業の単価相場については、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で詳細なデータを公開していますので、目安として参考にしてください。

2. データ入力・文字起こし

スキル不要で副業始めやすい分野として根強い人気があるのが、データ入力と文字起こしです。エクセルや専用フォームへの入力作業、音声や動画の文字起こしなど、特別な経験がなくても受注できます。

単価は文字単価0.3〜1円程度、1案件あたり500〜5,000円が中心レンジです。単価は低めですが、本業の隙間時間や通勤中にスマホで対応できる案件も多く、副業デビューとしては敷居が非常に低い分野です。

3. Webデザイン・バナー制作

デザインに興味がある方には、Webデザインやバナー制作の副業をおすすめします。CanvaやFigmaなど、無料で使えるデザインツールが充実しており、最初から有料ソフトを買う必要はありません。

バナー1枚あたりの単価は1,000〜5,000円、LPデザインなら5〜30万円と幅が広い分野です。先日、あるWebデザイナーの方から相談を受けました。50万円分のWebサイトを納品したのに、クライアントが「イメージと違う」と言って報酬を払ってくれないと。結論から言うと、これは2024年施行のフリーランス保護新法で明確に禁止されている行為です。発注者は、受領日から60日以内に報酬を支払う義務があります。つまり、「イメージと違う」は支払い拒否の正当な理由にはならないんです。デザイン副業を始める際は、契約書に検収基準を明記してもらうことが、自分を守る最大の武器になります。

4. プログラミング・コーディング

プログラミングのスキルがあれば、副業始めやすいかつ高単価な領域に踏み込めます。WordPressのカスタマイズ、簡単なHTML/CSSコーディング、Webアプリ開発まで、案件の幅は非常に広いジャンルです。

簡単なコーディング案件で3〜10万円、本格的なシステム開発で50〜200万円と、単価レンジは大きく広がります。エンジニアの副業単価については、ソフトウェア作成者の年収・単価相場に詳細なデータを掲載しています。これからスキルを伸ばす場合は、CCNAなどネットワーク系資格も役立ちます。CCNA(シスコ技術者認定)の概要も合わせて確認しておくとよいでしょう。

5. 動画編集

ショート動画やYouTube動画の編集需要は、ここ数年で爆発的に伸びています。無料の動画編集ソフト(DaVinci ResolveやCapCut)から始められ、慣れてくれば有料ソフトに移行という流れが現実的です。

副業始めやすい入口としては、5〜10分のYouTube動画編集が3,000〜15,000円程度、ショート動画が500〜3,000円程度のレンジで取引されています。納品時の修正回数や追加作業の範囲は、契約書で必ず明記してもらってください。「軽微な修正は無制限」と書かれた契約で、結果的に時給換算で300円を切ってしまった相談事例もあります。

6. SNS運用代行

InstagramやX(旧Twitter)、TikTokのアカウント運用を、企業や個人事業主から委託される副業です。投稿の企画、画像作成、コメント返信、データ分析まで、業務範囲は契約によって変わります。

月額固定で3〜15万円程度の継続案件が中心で、副業始めやすい中でも安定収入を得やすいジャンルです。普段からSNSを使い慣れている方であれば、特別な追加スキルは不要です。

ただし、SNS運用代行は炎上リスクや誤投稿時の責任範囲が契約上の論点になります。「投稿前に必ずクライアント確認を取る」「炎上時の対応範囲は別途協議」と契約に書き込んでおくのが安全です。

7. オンライン秘書・事務サポート

リモートで企業のバックオフィス業務を代行するオンライン秘書も、副業始めやすい仕事として急成長中の分野です。スケジュール管理、メール対応、議事録作成、リサーチ業務、簡単な経理など、業務内容は多岐にわたります。

時給制が主流で、1,200〜2,500円程度が中心レンジ。社会人経験を活かしやすく、特別なITスキルがなくてもエクセルやGoogleドキュメントが使えれば始められます。ビジネス文書の作成スキルがあると評価されやすいので、ビジネス文書検定の概要も参考にしてみてください。

8. AIプロンプト作成・AI業務支援

ChatGPTやClaudeなど生成AIの普及により、AIに業務指示を出す「プロンプト設計」や、AIを業務に組み込むコンサルティングが新たな副業領域として確立されつつあります。

とくにスキル系の副業では、最初から完璧な成果物を出そうと気負いがちです。まずは60%の完成度でもよいので「やってみる」「提出してみる」というスピード感を大切にしましょう。

AI関連は変化が速く、最初から完璧を目指すよりも、まず小さな案件で経験を積むことが現実的です。プロンプト作成1件で3,000〜30,000円、AI導入コンサルで時間単価5,000〜15,000円といったレンジで取引されています。具体的な案件像はAIコンサル・業務活用支援のお仕事AI・マーケティング・セキュリティのお仕事アプリケーション開発のお仕事のページで把握できます。

9. ハンドメイド販売・電子書籍・ストックフォト

最後にご紹介するのが、自分で作った成果物を販売する「ストック型」の副業です。ハンドメイド作品、電子書籍、ストックフォト、イラスト素材など、一度作って販売プラットフォームに登録すれば、寝ている間も売上が立つ可能性のあるモデルです。

ハンドメイド販売は材料費が必要なのでゼロ円ではありませんが、電子書籍やストックフォト、イラスト素材なら初期費用は実質ゼロ。1作品あたりの収益は小さいものの、ポートフォリオを積み上げていけば、月1〜10万円程度の継続収入につながります。

副業始めやすいスマホ系の選択肢|パソコンが苦手な方向け

「パソコンが得意ではないけれど、副業始めやすい仕事がないか」というご相談もよくいただきます。スマホ完結型の副業も、いくつか現実的な選択肢があります。

アンケートモニター・ポイ活

リサーチ会社のアンケートに回答してポイントを貯める、いわゆるアンケートモニターは、副業の入門編としては最もハードルが低い分野です。月の収入は数百〜5,000円程度と限定的ですが、通勤中や寝る前のスキマ時間で完結します。

ポイントサイト経由でのショッピングや、ポイ活アプリも同様です。「副業」というよりは家計の節約効果に近いですが、無理なく続けられる点が魅力です。

フリマアプリでの不用品販売

メルカリやヤフオク、ラクマなどのフリマアプリで、自宅の不用品を販売する方法は、副業始めやすい中でも即金性が高い分野です。

注意点として、転売目的で商品を仕入れる場合は古物商許可が必要になります。これ、知らずに古着の転売を始めてしまい、後から「実は許可がいるんですか?」と相談に来られる方がかなり多いです。自分の不用品を売る分には許可不要ですが、ビジネスとして商品を仕入れて販売する場合は、警察署経由で古物商許可を取得してください。

家事代行・スキマバイト

スマホアプリでスキマ時間に短時間のバイトを受けられるサービスや、家事代行のマッチングサービスも、副業始めやすい選択肢です。

家事代行は、掃除・洗濯・料理・買い物などの家事を代行する副業です。特別な資格は不要で、日常的な家事経験を活かせるのが特徴です。 共働き世帯や高齢者世帯の増加により需要は拡大しており、家事スキルに加えて信頼感や丁寧な対応が重視されます。時給は1,200~2,000円程度と幅があり、地域によっても異なります。

ただし、これらは雇用契約ベースのアルバイトに該当する場合があるため、本業の就業規則で副業(雇用契約による副業)が禁止されていないか、事前に必ず確認してください。

副業始めやすい仕事の選び方|失敗しない5ステップ

副業始めやすい仕事を選ぶ際の、実務的な選び方を5つのステップで整理します。

ステップ1: 本業との両立を前提に時間配分を決める

副業を始める前に、まず本業と私生活の時間配分を見直してください。週に何時間を副業に充てられるか、明確に決めることが重要です。多くの相談事例で見るのは、「最初は意気込んで週20時間費やしたが、3か月で疲弊して辞めてしまった」というパターンです。

副業始めやすいスタートラインとして、週5〜10時間程度から始めるのが現実的です。

ステップ2: 自分の強みと興味の交差点を探す

副業は、自分の強みと興味が重なる領域を選ぶと長続きします。例えば、文章を書くのが好きで、本業で専門知識を持っているなら、その分野のWebライティングが最強です。

「儲かるから」だけで選ぶと、興味のない分野で長時間労働することになり、結局続きません。

ステップ3: 最初の案件は単発・低額から始める

副業始めやすい仕事を選んだら、最初の案件はあえて単発・低額から始めることをおすすめします。理由は、契約書の確認、納品フロー、クライアントとのコミュニケーションなど、実務の流れを把握するためです。

最初から月10万円規模の継続案件を受けると、納品ペースを誤って本業に支障が出るリスクがあります。

ステップ4: 契約書を必ず読み、不明点はその場で確認

これ、知らない人が本当に多いんですが、フリーランス保護新法では発注者に契約条件の明示義務が課されています。つまり、口頭やチャットだけで「こんな感じでお願いします」と曖昧に始まる案件は、法律違反の可能性があります。

副業始めやすい案件であっても、必ず以下の点を書面で確認してください。

  • 業務内容と成果物の範囲
  • 報酬額と支払いタイミング(受領日から60日以内
  • 修正回数の上限
  • 著作権の帰属
  • 契約解除時の条件

※契約書面で揉めた場合や、相手が応じない場合は、弁護士に相談してください。

ステップ5: 確定申告と税金の準備を最初から組み込む

副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。最初から会計ソフトを導入し、領収書を保管し、収支を記録する習慣を作ることが、後の確定申告を楽にします。

会計ソフトはfreeeマネーフォワードが主流で、月額1,000〜2,000円程度から利用できます。

会社員が副業始めやすい注意点|会社バレ・税金・就業規則

会社員が副業を始める際、必ず押さえておくべきポイントがあります。

就業規則の確認は必須

まず、自社の就業規則で副業が認められているかを必ず確認してください。厚生労働省のガイドラインでは原則容認の方向ですが、企業ごとに「事前申請が必要」「同業他社での副業は禁止」など条件が異なります。

副業禁止の規定がある会社で無断で副業をすると、最悪の場合、懲戒処分の対象になります。これは過去の判例でも認められているケースがあるので、絶対に確認してください。詳しい所管情報は厚生労働省のサイトを参照してください。

住民税からの会社バレ対策

副業の所得が会社に知られる最大の経路は、住民税の特別徴収額の変化です。副業の所得が増えると、給与から天引きされる住民税が増えるため、会社の経理に「この人、給与の割に住民税が多いな」と気づかれます。

対策としては、確定申告時に住民税の納付方法を「自分で納付」(普通徴収)に切り替えることです。これで、副業分の住民税は自宅に納付書が届き、会社経由の天引きから外れます。

ただし、給与所得(雇用契約のアルバイト等)の副業は、普通徴収にできない自治体もあります。業務委託(請負・委任)の副業であれば、普通徴収を選択できる自治体が多いです。

確定申告のタイミングと書類準備

確定申告は、毎年2月16日〜3月15日の期間に、前年1年間の所得を申告します。副業始めやすいフェーズでも、収入と経費の記録は毎月更新する習慣をつけてください。

e-Tax(国税電子申告システム)を使えば、自宅から24時間申告可能です。e-Taxの利用には、マイナンバーカードまたはID・パスワード方式の事前登録が必要です。

副業時の社会保険の取り扱い

副業先で雇用契約を結ぶ場合、一定の労働時間を超えると社会保険の二重加入が発生する可能性があります。業務委託契約であれば社会保険には影響しないため、副業始めやすいケースでは業務委託型の案件を選ぶ方が、手続き面でシンプルです。

副業始めやすい仕事のトラブル事例と対処法

副業を始めると、契約上のトラブルに遭遇することがあります。実際に私のところに持ち込まれる相談事例から、代表的なケースと対処法を共有します。

ケース1: 報酬の未払い・支払い遅延

最も多いトラブルが、報酬の未払いや支払い遅延です。納品後に連絡が取れなくなる、何度催促しても払われない、いきなり「品質に不満があるので減額する」と言われる、といったパターンです。

フリーランス保護新法では、発注者は受領日から60日以内に報酬を支払う義務があり、違反すると公正取引委員会から指導や勧告を受ける可能性があります。詳しい所管情報は公正取引委員会のサイトで確認できます。

対処の手順としては、まず内容証明郵便で支払い請求を送付、それでも応じない場合は少額訴訟(60万円以下)や支払督促を検討します。複雑なケースでは弁護士への相談が必要です。

ケース2: 成果物の検収拒否・無限修正

「イメージと違うので修正してほしい」と無限に修正を要求されるケースも頻発します。契約書に「修正回数3回まで、それ以上は追加料金」と明記しておけば、4回目以降の修正は追加報酬を請求できます。

逆に契約書に修正回数の上限が書かれていない場合、慣習的に「常識的な範囲」での修正が義務付けられますが、解釈で揉めやすいので、最初から書面化しておくことを強くおすすめします。

ケース3: 著作権・成果物の二次利用トラブル

副業で作った成果物が、契約で予定していなかった媒体で勝手に使われるケースです。例えば「Webサイト用に作ったイラストが、印刷物や商品パッケージにも流用された」というパターンです。

契約書で著作権の譲渡範囲と利用許諾の範囲を明記しておくことが、唯一の対処法です。著作権を譲渡するのか、利用許諾だけにするのか、利用許諾なら範囲はどこまでか、契約段階で詰めておきましょう。

ケース4: NDA違反による損害賠償リスク

副業でクライアントから業務情報を共有される際、NDA(秘密保持契約)を結ぶケースが増えています。NDAに違反すると、損害賠償請求や信用失墜のリスクが発生します。

NDAの対象範囲、有効期間、違反時のペナルティを必ず確認してください。「あらゆる情報を10年間秘密保持」のような過度に広範な内容は、交渉で範囲を絞ることが可能です。

副業始めやすい仕事を続けるコツ|長期的な視点

副業始めやすいことと、副業を長く続けることは別の話です。継続して成果を出すためのコツも、簡単にご紹介します。

月の目標は控えめに設定する

最初の3か月は、月の収入目標を1〜3万円に設定することをおすすめします。実績の積み上げと作業フローの定着が、長期継続の土台になります。

クライアントとの信頼関係を最優先する

副業で重要なのは、新規開拓よりリピート受注です。1人のクライアントから継続して仕事をもらえる関係を作る方が、毎回新規案件を取りに行くより効率的です。納期遵守、丁寧なコミュニケーション、誠実な対応が、最大の営業活動になります。

スキルアップへの再投資

副業で得た収入の10〜20%を、書籍購入、オンライン講座、ツール導入に再投資すると、半年〜1年で受注単価が大きく変わります。これは情報商材を買えという意味ではなく、信頼できる出版社の書籍やオンライン学習プラットフォームでの学習を指します。

在宅環境の整備

長く副業を続けるなら、在宅作業環境の整備も重要です。集中力を保つ作業環境については、在宅ワーク主婦の1日のタイムスケジュール公開在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックで具体的な工夫を紹介していますので、参考にしてみてください。案件の探し方そのものに迷ったら在宅ワークの求人の探し方5選|初心者でも安心な方法と注意点を徹底解説も役立ちます。

@SOHO独自データの考察|副業始めやすい仕事の市場動向

@SOHOで観測している案件動向から見えてくる、副業始めやすい仕事の現状を考察します。

業務委託型副業の構造的な伸び

@SOHOで取扱う業務委託案件は、フリーランス保護新法施行を境に、契約書面の整備が進んだ案件の比率が大きく上昇しています。つまり、副業始めやすい環境としての法的基盤は、過去5年で格段に整ったということです。

高単価案件への入口は「専門性 × 継続性」

副業を始めて1年以内に月10万円を超える層に共通するのは、「特定分野での専門性」と「クライアントとの継続関係」です。逆に、案件を毎回乗り換えて単発で動く層は、半年経っても単価が伸びにくい傾向があります。

手数料コストが副業収入に与える影響

クラウドソーシングプラットフォームの多くは、案件報酬の10〜25%を手数料として徴収します。例えば月10万円の副業案件であれば、手数料だけで1〜2.5万円が引かれる計算です。

@SOHOは手数料0%の方針を取っているため、副業始めやすいフェーズでも、報酬の全額を手元に残せます。年間ベースで考えると、これは決して小さな差ではありません。

スキマ時間活用型と本格スキル型の二極化

副業案件は、「スキマ時間で完結する低単価案件」と「本格スキルが求められる高単価案件」の二極化が進んでいます。副業始めやすい入口としては前者が現実的ですが、半年〜1年経過した段階で後者へステップアップしていくのが、収入を伸ばす王道パターンです。

副業から独立への流れ

@SOHOで観測している傾向として、副業を1〜2年継続した後にフリーランスとして独立する方が一定数います。フリーランス保護新法による契約の安定化、副業時代に築いたクライアントとの信頼関係、確定申告に慣れたことなどが、独立への土台になっています。

副業始めやすい仕事を入口に、長期的にはキャリアの選択肢を広げる、という捉え方ができる時代になりました。法律はあなたの味方です。契約と税金の基本を押さえて、自分のペースで一歩を踏み出してください。

よくある質問

Q. 会社にバレずにスマホで副業をすることはできますか?

副業の年間所得が20万円を超えて確定申告を行う際、住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」に選択することで、会社に通知が行くリスクを抑えられます。ただし、勤務先の就業規則で副業が許可されているか事前に確認しておくことを推奨します。

Q. 「登録料」や「初期費用」を求められたらどうすべきですか?

副業を始めるにあたって、働く側が費用を支払うケースは基本的にありません。特に「簡単に稼げる」と謳い、事前の教材購入や高額なサポート契約を迫るものは詐欺の可能性が高いため、速やかに手を引いてください。必ず実績のある大手プラットフォームを利用し、企業情報を確認する習慣をつけましょう。

Q. 副業で得た収入に確定申告は必要ですか?

本業を持つ会社員の場合、副業による所得(売上から経費を差し引いた額)が年間20万円を超えると確定申告の義務が生じます。所得が20万円以下であっても住民税の申告が必要な自治体も多いため、公的機関のサイトで最新のルールを確認し、収支の記録を習慣化しておくことが大切です。

Q. 会社に副業を知られたくないのですが、確定申告で対策できますか?

確定申告書の住民税の徴収方法の欄で「自分で納付(普通徴収)」を選択することで、副業分の住民税通知が会社に届かないようにすることが可能です。ただし、給与所得としての副業の場合はこの選択ができないことがあります。

Q. スマホ副業で得た収入にも確定申告は必要ですか?

本業がある会社員の場合、副業の年間所得(収入から経費を引いた額)が20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。20万円以下の場合は所得税の申告は不要ですが、住民税については別途自治体への申告が必要になるケースがあるため注意しましょう。

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長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津

行政書士・元企業法務

企業法務で年間200件以上のフリーランス契約を処理した経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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