クラウドワークスとココナラを徹底比較|あなたに合うのはどっち?【2026年版】


この記事のポイント
- ✓クラウドワークスとココナラの手数料・案件の質・使いやすさを実体験をもとに比較
- ✓副業・フリーランスでどちらを選ぶべきか
フリーランス歴5年、ライター&イラストレーターとして活動している私は、クラウドワークスとココナラの両方を使い続けてきました。今でこそ使い分けができていますが、始めた当初は「どっちに登録すればいいの?」と本気で悩んだ記憶があります。
結論から言うと、この2つは競合サービスのようで、実はかなり性質が違います。クラウドワークスは「仕事を探して応募するプラットフォーム」、ココナラは「自分のスキルを出品して買ってもらうマーケット」。この違いを理解しないまま登録すると、「全然仕事が来ない…」と挫折する原因になります。
この記事では、私自身の経験と周りのフリーランス仲間から聞いた話をもとに、両サービスの違いをわかりやすく整理していきます。
基本情報を比較する
まずは両サービスのスペックを表で確認しましょう。
| 項目 | クラウドワークス | ココナラ |
|---|---|---|
| サービス開始 | 2012年 | 2012年 |
| 登録者数 | 480万人以上 | 300万人以上 |
| 案件の形式 | クライアントが発注→ワーカーが応募 | ワーカーがスキルを出品→購入者が買う |
| 手数料 | 5〜20%(金額により段階制) | 22%(一律) |
| 支払い方法 | 銀行振込 | 銀行振込 |
| 振込手数料 | 楽天銀行100円 / 他行500円 | 160円 |
| 得意ジャンル | Web制作・ライティング・システム開発 | イラスト・占い・悩み相談・音楽 |
パッと見で目を引くのは手数料の差でしょう。クラウドワークスは報酬額に応じて5〜20%、ココナラは一律22%。たとえば10万円の案件を受けた場合、手取りはクラウドワークスで8万円、ココナラで7万8,000円。金額が大きくなるほど差が広がります。
ちなみに、@SOHOでは手数料0%でクライアントと直接取引ができるので、手数料を重視するなら選択肢に入れておいて損はありません。
案件の種類と質はどう違う?
クラウドワークスの案件
クラウドワークスは「プロジェクト形式」「コンペ形式」「タスク形式」の3つがあります。
私がよく使うのはプロジェクト形式です。クライアントが「こんな記事を書いてほしい」と募集をかけ、ワーカーが提案文を送って選ばれる流れ。営業が苦手な人でも、募集に合わせて応募するだけなので取り組みやすいのがメリットです。
ただし、ライティング案件では文字単価0.3〜0.5円の案件がまだ多くて、初心者がそこに引っかかると消耗します。実績を積んだ後は文字単価2〜5円の直接依頼が来るようになりますが、そこまでの道のりが長いと感じる人もいるでしょう。
ココナラの案件
ココナラは自分から「出品」するスタイル。たとえば「SNSアイコン描きます」「ロゴ作ります」「占いします」といったサービスを自分で設計し、価格を決めて公開します。
イラスト系は特に強くて、私の友人のイラストレーターは月30万円をココナラだけで稼いでいます。一方で、ライティングやWeb制作系の案件はクラウドワークスのほうが圧倒的に多い印象です。
案件ジャンルの向き不向き
| ジャンル | クラウドワークス | ココナラ |
|---|---|---|
| Webライティング | ◎ | △ |
| Web制作・コーディング | ◎ | ○ |
| イラスト・似顔絵 | ○ | ◎ |
| ロゴデザイン | ○ | ◎ |
| 動画編集 | ◎ | ○ |
| 占い・相談 | × | ◎ |
| 翻訳 | ○ | ○ |
| プログラミング | ◎ | △ |
手数料を深掘りする
手数料はフリーランスにとって死活問題です。もう少し詳しく見ていきましょう。
クラウドワークスの手数料体系
| 報酬額 | 手数料率 |
|---|---|
| 20万円超の部分 | 5% |
| 10万円超〜20万円以下の部分 | 10% |
| 10万円以下の部分 | 20% |
つまり、小さな案件ほど手数料が重い。1件5,000円のライティング案件なら手取りは4,000円。これが20件で月10万円の売上なら、手数料だけで2万円が消えます。
ココナラの手数料体系
ココナラは金額にかかわらず一律22%。シンプルではありますが、高額案件になると負担感が増します。50万円の案件を受けたら、手数料は11万円です。
手取り比較シミュレーション
月売上20万円の場合で計算してみます。
| クラウドワークス | ココナラ | @SOHO | |
|---|---|---|---|
| 月売上 | 200,000円 | 200,000円 | 200,000円 |
| 手数料 | -30,000円 | -44,000円 | 0円 |
| 手取り | 170,000円 | 156,000円 | 200,000円 |
年間に換算すると、クラウドワークスで36万円、ココナラで52.8万円の手数料。この差は正直、無視できません。
使い勝手とUI
クラウドワークスのUI
案件検索機能が充実していて、カテゴリ・報酬額・納期などで細かく絞り込めます。ただ、案件数が多い分、低品質な案件も混ざっていて選別に時間がかかることも。
メッセージ機能もシンプルで使いやすい。ファイル添付もドラッグ&ドロップでできるし、大きなストレスは感じません。
ココナラのUI
出品ページの編集画面がよくできています。サービスの説明文、価格設定、オプション設定、お届け日数など、直感的に設定できる。購入者とのやり取りはトークルーム形式で、LINEに似た感覚で使えます。
ただし、検索からの流入を増やすには「出品タイトル」と「サービス内容」のSEO対策が必要で、ここが初心者にはハードルが高く感じるかもしれません。
稼ぎやすさの違い
初月で稼ぎやすいのはクラウドワークス
クラウドワークスは「応募すれば仕事が始まる」仕組みなので、初月から収入を得やすいです。タスク形式の案件なら応募なしで即作業できるものもあります。
私が最初にやったのは、アンケート回答やデータ入力のタスク案件。1件50〜300円と単価は低いけれど、とにかく実績がつく。この実績がプロジェクト案件の採用率を上げてくれます。
長期的に稼ぎやすいのはココナラ
ココナラは最初の1〜3ヶ月がとにかく苦しい。出品しても誰の目にも止まらない期間が続きます。ここで諦める人が多い。
でも、一度レビューがついて検索上位に表示されるようになると、自分から営業しなくても注文が入る状態になります。「待っているだけで仕事が来る」というのは、営業が苦手な人にとっては理想的です。
こんな人にはクラウドワークスがおすすめ
- 今すぐ仕事を始めたい人
- ライティング・Web制作・プログラミングのスキルがある人
- 営業は苦手だけど、提案文を書くのは抵抗がない人
- 大きめの案件(10万円以上)を狙いたい人
こんな人にはココナラがおすすめ
- イラスト・デザイン・音楽系のスキルがある人
- 自分のペースで仕事をしたい人
- 「自分の得意なこと」を商品化できる人
- 占い・相談・レッスンなどの無形サービスを提供したい人
両方使うのがベスト?
結論から言うと、最初はクラウドワークスで実績を積み、並行してココナラに出品するのが賢い使い方です。
クラウドワークスで実力と実績をつけておけば、ココナラの出品ページに「実績◯件」と書けるので信頼感が増します。両方で評価が溜まってきたら、手数料の安いプラットフォームに軸足を移すのも戦略です。
@SOHOのお仕事ガイドでは、Webデザイナーやライターなどの職種別に、仕事の取り方やスキルの活かし方が詳しくまとめられています。自分の職種に合ったプラットフォーム選びの参考にしてみてください。
手数料0%という選択肢
クラウドワークスもココナラも、手数料は決して安くありません。とくに駆け出しの頃は、数千円の手数料でもかなり痛い。
その点、@SOHOは手数料0%でクライアントと直接やり取りできます。プラットフォームを介さない分、自分でクライアントとの条件交渉をする必要がありますが、慣れてしまえば手取りの差は歴然です。
「まだ自信がないからクラウドワークスで経験を積む」→「慣れたら@SOHOで直接取引に移行する」という流れが、手数料面では最も効率がいいと思います。
トラブル事例から学ぶプラットフォーム選び
クラウドワークスとココナラ、それぞれで実際に起こりやすいトラブルを知っておくと、プラットフォーム選びの判断材料になります。私自身が経験したことや、フリーランス仲間から聞いた話を整理しておきます。
クラウドワークスで多いトラブル
一番多いのは「テストライティング後の音信不通」です。文字単価0.5円の案件に応募して、1記事3,000字のテスト記事を書いた後、クライアントから連絡が途絶える。これは仮払い前のやり取りで発生するため、報酬を回収できないケースがほとんどです。
次に多いのが「契約金額外の追加作業を要求される」パターン。「ちょっとだけ修正してほしい」が積み重なって、気づけば最初の契約の倍の作業量になっていた、という話はよく聞きます。
公正取引委員会は、フリーランスとの取引について以下のような指針を出しています。
発注者は、フリーランスに対し、業務委託をした場合は、給付の内容、報酬の額、支払期日その他の事項を書面又は電磁的方法により明示しなければなりません。 出典: www.jftc.go.jp
2024年11月に施行された「フリーランス・事業者間取引適正化等法」により、業務内容と報酬の書面明示が義務化されています。クラウドワークス上の契約書もこの対象なので、契約内容と異なる追加要求はきっぱり断って大丈夫です。
ココナラで多いトラブル
ココナラ特有の問題は「購入者の要望が膨らみすぎる」こと。3,000円のロゴ作成サービスを購入した人が、「修正3回まで」のルールを無視して延々と修正を依頼してくる、という話を友人のイラストレーターから聞きました。
対策としては、出品ページの「サービス内容」と「購入にあたってのお願い」に、修正回数・対応範囲・追加料金の発生条件を明確に書いておくこと。曖昧にしておくと購入者との認識のズレが必ず発生します。
確定申告と税金面での違い
プラットフォームを使い分けると、確定申告でも注意が必要です。意外と見落とされがちなポイントを整理しておきます。
売上の集計方法
クラウドワークスとココナラでは、報酬の支払いタイミングが違います。クラウドワークスは検収完了後、ココナラは購入者の評価後にそれぞれ「報酬確定」となり、その後の出金で口座に振り込まれます。
確定申告では「報酬が確定した日」を基準に売上計上するのが原則です。12月に検収が完了して、振込が翌年1月になった場合でも、その売上は前年分として申告します。両プラットフォームの管理画面で「報酬確定日」を確認できるので、年末年始の作業はとくに注意してください。
経費にできる手数料
両プラットフォームで差し引かれる手数料は、全額「支払手数料」として経費計上できます。ココナラの22%分も、クラウドワークスの5〜20%分も、どちらも経費です。
国税庁の事業所得の必要経費に関する説明では、以下のように示されています。
事業所得の金額は、その年の総収入金額から必要経費を差し引いて計算します。必要経費とは、収入を得るために直接要した費用の額です。 出典: www.nta.go.jp
手数料控除後の振込額だけを売上にしてしまうと、本来の売上規模より小さく見えてしまい、経費の根拠も曖昧になります。売上は「手数料控除前の金額」、手数料は「経費」として別々に計上するのが正しい処理です。
インボイス対応
2023年10月から始まったインボイス制度の影響も両プラットフォームで違います。クラウドワークスは「適格請求書発行事業者番号」を登録する欄があり、課税事業者であれば取引先に通知できます。ココナラは購入者と直接やり取りする形式なので、必要な場合は自分でインボイスを発行する必要があります。
年売上が1,000万円以下のフリーランスは免税事業者を選べますが、法人クライアントとの取引では適格請求書を求められるケースが増えています。クラウドワークスのほうがインボイス対応の仕組みが整っているので、課税事業者を選んだ場合は使いやすいでしょう。
評価・実績の貯まり方の差
両プラットフォームの「評価システム」も性質が違います。これを理解しておくと、長期戦略が立てやすくなります。
クラウドワークスは「契約完了率」と「総合評価」が重視され、応募時にクライアントから見られます。一度悪い評価がついても、その後の良い評価で平均値が引き上げられる仕組みです。
ココナラは「ランク制度」があり、過去3ヶ月の販売実績と評価で「レギュラー」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」とランクアップしていきます。ランクが上がると検索結果で上位表示されやすくなるので、継続的な活動が報われやすい設計です。
両方を並行運用すると、片方で実績が止まってもリカバリーが効きます。リスク分散の意味でも、複数プラットフォームの併用は理にかなっています。
よくある質問
Q. 完全な未経験・初心者ですが、最初に始めるならどちらがおすすめですか?
「自分から仕事を探して応募したい」ならクラウドワークス、「自分の得意なことや趣味をパッケージ化して売りたい」ならココナラがおすすめです。クラウドワークスにはアンケートやデータ入力などスキル不要のタスク案件が豊富にあるため、まずはネットで稼ぐ経験を積みたいという方に適しています。一方、イラスト作成や占いなど特定の特技がある場合はココナラで出品してみると良いでしょう。
Q. 手数料は結局のところどちらが安いのでしょうか?
クラウドワークスのシステム手数料は報酬額に応じて5〜20%の変動制(多くの案件は20%)ですが、ココナラは一律22%(税込)です。表面的な数字だけを見るとクラウドワークスの方が安く見える場合がありますが、ココナラは自分で価格設定ができるため、手数料をあらかじめ加味した単価で出品しやすいという特徴があります。一概にどちらが安いとは言えず、案件の単価や性質によります。
Q. 両方のサービスに同時登録して併用しても問題ありませんか?
もちろん問題ありませんし、むしろ併用がおすすめです。クラウドワークスで企業からの継続案件を受注して安定的な収入の基盤を作りつつ、ココナラで自分のスキルや知識を販売して指名買いを狙うというスタイルが理想的です。両方使うことでそれぞれのプラットフォームの強みを生かし、収入源を分散させてリスクを減らすことができます。まずは両方登録して使い勝手を試してみてください。
Q. すぐに収入を得たい場合、どちらの方が早く稼ぎやすいですか?
早く確実に収入を得たい場合はクラウドワークスが向いています。常に大量の仕事が募集されており、アンケートや文字起こしなどのタスク案件であれば、作業を完了すればすぐに報酬が確定します。一方ココナラは、自分のサービスを購入してもらう「待ちの姿勢」になるため、実績がない初期段階では最初の顧客を獲得するまでに時間がかかる傾向にあります。即金性ならクラウドワークス一択です。
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この記事を書いた人
河野 あかり
AIツール研究家・元UI/UXデザイナー
UI/UXデザイン会社を経て、AIとデザインの融合に注力。Figma AI、Midjourney、GitHub Copilotなど最新AIツールの実践的な活用法を発信しています。
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