キャリア相談・転職アドバイスの副業|人材業界経験者向け

榊原 隼人
榊原 隼人
キャリア相談・転職アドバイスの副業|人材業界経験者向け

この記事のポイント

  • キャリア相談・転職アドバイスの副業を人材業界の経験を活かして始める方法を解説
  • 転職エージェント歴8年の筆者が
  • 相談の進め方を具体的に紹介します

転職市場は活況を呈しているものの、「転職すべきか悩んでいる」「自分の市場価値が分からない」「面接対策をしたい」といったキャリアの悩みを抱える人は増え続けています。転職エージェントに相談すると転職を前提とした提案になりがちで、中立的な立場でキャリア相談に乗ってくれる人を求めている層は確実に存在します。

私は転職エージェントとして8年間働いた後、キャリア相談の副業を始めました。エージェント時代は「転職を成立させる」ことが仕事でしたが、副業ではお客様にとって最善の選択肢を一緒に考えることに集中できます。転職しないことが最善なら、そうアドバイスできるのがこの副業の魅力です。

キャリア相談の副業とは

キャリア相談の副業は、転職を考えている方やキャリアに悩みを持つ方に対して、客観的な視点からアドバイスを行うサービスです。

主な相談内容:

  • 転職すべきかどうかの判断
  • 自分の市場価値の把握
  • 職務経歴書・履歴書の添削
  • 面接対策とフィードバック
  • キャリアプランの設計
  • 業界・企業研究のサポート
  • 年収交渉のアドバイス

転職エージェントとの違いは、成功報酬ではなく相談料をいただくビジネスモデルであること。そのため、お客様の利益を最優先にした中立的なアドバイスができます。

収入目安

サービス内容 単価目安 月の件数 月収目安
キャリア相談(60分) 5,000〜15,000円 8〜15件 4〜22万円
職務経歴書添削 5,000〜10,000円 10〜20件 5〜20万円
模擬面接(60分) 8,000〜15,000円 5〜10件 4〜15万円
月額キャリアサポート 20,000〜40,000円 2〜5名 4〜20万円

私は平日の夜と週末で週に5〜6件の相談を受けており、月に16万円ほどの副収入です。職務経歴書の添削は空き時間にテキストで対応できるため、件数を増やしやすいサービスです。

人材業界の経験が強みになる理由

採用側の視点を知っている

転職エージェントや人事の経験があると、企業がどんな人材を求めているかを肌感覚で理解しています。「この経歴なら○○業界からのオファーが期待できる」「この転職理由は面接でマイナスに映る可能性がある」といった、現場の感覚に基づいたアドバイスができるのは大きな強みです。

面接の評価ポイントを知っている

面接官がどこを見ているか、どんな回答が評価されるかを知っているため、実践的な面接対策ができます。教科書的な対策ではなく、「この質問の裏にはこういう意図がある」という内側の視点を伝えられます。

業界の相場観がある

年収の相場、ポジションの相場、業界ごとの採用トレンドなど、市場の動向を把握していることは非常に価値があります。

副業として始めるステップ

Step 1: 自分の専門領域を決める

キャリア相談は範囲が広いため、得意分野を絞りましょう。

私の場合、IT業界でのエージェント経験が長かったため、「IT・Web業界のエンジニア・デザイナー向けキャリア相談」に特化しました。業界を絞ることで、その分野の転職事情に詳しい専門家としてポジショニングできます。

Step 2: サービスメニューを設計する

最初は以下の3つから始めるのがおすすめです。

キャリア相談(60分・8,000円):お客様の現状をヒアリングし、キャリアの選択肢を提示します。転職すべきか、現職にとどまるべきか、第三の道はないか——客観的な視点でアドバイスします。

職務経歴書添削(5,000円):現在の職務経歴書を見て、改善点をフィードバックします。テキストベースで対応できるため、隙間時間に作業できるのがメリットです。

模擬面接(60分・10,000円):志望企業の面接を想定した模擬面接を行い、回答へのフィードバックを提供します。

Step 3: 実績を作る

最初の5件は無料または割引価格で対応し、レビューを集めましょう。キャリア相談は実績と信頼が命です。「この人に相談してよかった」というレビューがあるかないかで、新規のお客様の反応が全く違います。

Step 4: クラウドソーシングで出品する

@SOHOなどのプラットフォームで出品します。プロフィールには人材業界での経験、担当した転職支援の件数、得意な業界・職種を具体的に記載しましょう。

キャリア相談の進め方

私が実践している60分のキャリア相談の流れをご紹介します。

前半20分:ヒアリング

現在の仕事内容、不満や課題、転職を考え始めたきっかけ、将来の希望をじっくり聞きます。この段階ではアドバイスをせず、状況を正確に把握することに集中します。

よく使う質問は「5年後にどうなっていたいですか?」「転職以外の選択肢は考えましたか?」「今の会社で一番不満に感じていることは何ですか?」の3つです。

中盤25分:分析とアドバイス

ヒアリング内容をもとに、客観的な分析を行います。「あなたの経歴だと市場価値はこのくらいです」「この不満は転職で解決できますが、こちらの不満は転職先でも起きる可能性があります」のように、事実と可能性を分けて伝えることを心がけています。

後半15分:行動プランの作成

「まず○○の情報を集めてみてください」「職務経歴書を書き始めてみましょう」「今の会社で○○を試してからでも遅くありません」のように、具体的な次のアクションを一緒に決めます。

注意すべきポイント

転職を煽らない:相談料をいただいている以上、お客様の利益を最優先にします。現職にとどまることが最善なら、正直にそう伝えましょう。

守秘義務を徹底する:お客様の勤務先や年収、転職先の情報は極めてセンシティブです。他の相談者に漏らすことは絶対にないよう注意しましょう。

最新情報をアップデートし続ける:転職市場は常に変化しています。業界の採用トレンドや年収相場は定期的にリサーチして、古い情報でアドバイスしないよう心がけましょう。

有料職業紹介との違いに注意:キャリア相談は「助言」であり、求人の紹介や採用のあっせんを行う場合は有料職業紹介事業の許可が必要です。相談の範囲を明確にしておきましょう。

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榊原 隼人

この記事を書いた人

榊原 隼人

フルスタックエンジニア・テックライター

SIerで8年間システム開発に携わった後、フリーランスエンジニアに転身。React/Next.js/Pythonを中心に開発案件をこなしながら、技術系の記事を執筆しています。

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