簿記資格で始める副業5選|3級・2級それぞれの活かし方


この記事のポイント
- ✓簿記3級・2級の資格を活かして始められる副業を5つ紹介
- ✓経理代行・確定申告サポートなど
- ✓在宅でできる仕事の始め方と収入の目安を解説します
簿記の資格を取ったけど、本業以外には全然活かせていない。そんな方、本当に多いんですよ。
実は簿記の知識って、クラウドソーシングの副業とめちゃくちゃ相性がいいんです。特に確定申告シーズン(毎年1〜3月)は需要が爆発的に増える。本業の傍らで月5〜15万円の副収入を得ている人がたくさんいます。
私は教育系ライターとして活動する中で、簿記資格を持つフリーランスの方に何人もインタビューしてきました。その経験をもとに、3級・2級それぞれで始められる副業を5つ紹介します。
まず、Xで話題になっていたこの投稿を見てください。
「簿記2級で人生変わった」。大げさに聞こえるかもしれません。でもこれ、副業の選択肢が一気に広がるという意味では本当にそうなんです。FPや外務員と比べても、簿記は「すぐにお金になる」実務スキルに直結しているのが強み。ネコ先輩が優先順位をつけて簿記を最上位に置いているのも、そういう実体験に基づいているんだと思います。
簿記3級で始められる副業
副業1: 記帳代行
収入目安: 月3〜8万円
記帳代行は、個人事業主や小規模法人の日々の取引を会計ソフト(freee、マネーフォワード、弥生会計など)に入力する仕事です。簿記3級の知識があれば十分対応できます。
仕訳のルールさえわかっていれば、1社あたり月2〜3時間で完了。3〜4社を掛け持ちすれば、週末だけの作業で月5万円は十分狙えます。
始め方:
- クラウドソーシングで「記帳代行」「データ入力 会計」で検索
- 最初は1件5,000〜10,000円の小規模案件から
- 慣れてきたら月額契約に切り替え
ここで一つ、私がインタビューした方の失敗談をお伝えします。ミユさん(仮名、28歳・事務職)は最初の案件で「簿記3級持ってます」というだけで応募したら、クライアントから「freeeの使い方はわかりますか?」と聞かれて「独学で覚えます」と答えたところ、他の人に案件が流れてしまった。結局、freeeの無料プランで操作を事前に練習してから再応募して受注できたそうです。会計ソフトの操作は、応募前に触っておくのがポイントです。ここが試験に出ます、じゃなくて、ここで差がつきます。
副業2: レシート・領収書の仕分け入力
収入目安: 月2〜5万円
紙のレシートや領収書をスキャンして、会計ソフトに勘定科目を設定しながら入力する仕事。単純作業に見えますが、「この支出は交際費?会議費?」という判断には簿記の知識が必要です。3級を持っているだけで、単なるデータ入力よりも高い単価で受注できます。
BrushUP学び(資格・スクール情報メディア、株式会社パセリが運営)でも同様の傾向が報告されています。
簿記の資格を持っていると、記帳代行や経理コンサルタントなど、より多くの副業案件に応募することができます。特に、高単価な案件は、資格保有者が有利です。 — 出典: 簿記で副業?活かせる副業や活かしている人の事例、勉強方法(BrushUP)
資格があるだけで応募できる案件の幅が変わる。これは実感としてもその通りです。
簿記2級で始められる副業
副業3: 確定申告サポート
収入目安: 月8〜20万円(繁忙期)
確定申告シーズンの1〜3月は、フリーランスや個人事業主からの依頼が殺到します。「確定申告書の作成代行」は税理士の独占業務ですが、「書類の整理・入力・下書き作成」までならOK。ここ大事なので覚えておいてください。
1件あたり2〜5万円の報酬が相場。繁忙期に5〜10件対応すれば、3ヶ月で10〜50万円の収入に。
@SOHOのお仕事ガイドでは、経理・会計系の仕事について「未経験者は記帳代行からスタートし、実績を積んでから確定申告サポートへステップアップする」というキャリアパスが紹介されています。
副業4: 財務分析レポートの作成
収入目安: 月5〜15万円
中小企業やスタートアップから「月次の財務状況をまとめてほしい」という依頼を受ける仕事。簿記2級の工業簿記の知識(原価計算、損益分岐点分析など)が活きます。
Excelでの集計・分析スキルがあるとさらに高単価。「簿記2級+Excel VBA」の組み合わせは副業市場で非常に重宝されます。私がインタビューしたソウタさん(仮名、32歳・メーカー経理)は、この組み合わせで月12万円の副収入を安定して得ていると教えてくれました。
副業5: 会計系Webライター
収入目安: 月3〜10万円
会計・税務・経理に関するWeb記事を執筆する仕事です。「確定申告のやり方」「経費にできるもの一覧」「インボイス制度の解説」など、常に需要がある。
一般的なWebライターの文字単価は1〜3円ですが、会計・税務の専門知識がある場合は5〜10円まで上がることも。専門性がそのまま単価に反映される分野です。私自身もこのカテゴリのライターなので、身をもって実感しています。
NG例とOK例:副業の始め方
NG例:
簿記2級を取得→いきなり「確定申告サポート」に応募→経験不足で品質が低い→低評価→次の案件が取れない
OK例:
簿記2級を取得→まず記帳代行で3〜5件の実績を積む→高評価を獲得→確定申告シーズンにステップアップ→月15万円を達成
急いで高単価案件に飛びつくのは失敗のもと。実績を積み上げてから単価を上げていく。地味ですが、これが一番確実なルートです。教え子にも同じことを言ってました。
簿記の級別・副業マッチング表
| 副業 | 3級 | 2級 | 月収目安 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 記帳代行 | OK | OK | 3〜8万円 | ★★☆☆☆ |
| レシート仕分け入力 | OK | OK | 2〜5万円 | ★☆☆☆☆ |
| 確定申告サポート | △ | OK | 8〜20万円 | ★★★☆☆ |
| 財務分析レポート | △ | OK | 5〜15万円 | ★★★★☆ |
| 会計系ライター | OK | OK | 3〜10万円 | ★★★☆☆ |
副業を始める前に知っておくべき注意点
税理士法への注意
確定申告書の作成や税務相談は税理士の独占業務です。簿記の資格だけで「確定申告を代行します」と謳ってはいけません。あくまで「書類整理」「データ入力」「下書き作成の補助」として業務範囲を明確にしてください。ここを曖昧にするとトラブルのもとです。
本業の就業規則を確認
会社員の方は、勤務先の副業規定を必ず確認してください。副業OKの会社でも、「同業他社の業務は禁止」「事前届出が必要」といった条件がある場合があります。
確定申告の必要性
副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。簿記の知識があるなら自分で申告できますよね。これも簿記資格のメリットの一つ。
まだ簿記3級を持っていない方へ
簿記3級の取得は、副業への投資として非常にコスパがいいです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験料 | 2,850円 |
| テキスト代 | 約3,000円 |
| 勉強時間 | 100〜150時間 |
| 合格率 | 約40% |
合計6,000円弱の投資で、月5万円の副業が始められる。1ヶ月で元が取れる計算です。
スキルアップに費用をかけたい方は、教育訓練給付金制度も検討してみてください。@SOHOの教育訓練ガイドでは、受講費用の最大70%(上限56万円)が国から支給される専門実践教育訓練の対象講座を紹介しています。簿記関連の講座も対象になっているものがあります。
よくある質問
Q. 副業の確定申告をしないとどうなりますか?
税務署に把握された場合、延滞税(年利7.3〜14.6%)や無申告加算税(15〜20%)がかかります。クラウドソーシングの報酬は支払調書を通じて税務署に把握されているため、「申告しなくてもバレない」ということはありません。
Q. 副業で個人事業主をしている場合も確定申告は必要ですか?
本業の所得以外に、副業の所得(売上から経費を引いた金額)が年間20万円を超える場合は、原則として確定申告が必要です。20万円以下の場合は所得税の申告は不要ですが、住民税の申告が必要になる場合があります。
Q. 確定申告の相談はどこでできますか?
無料で相談できる場所として、税務署の確定申告相談コーナー(2〜3月)、自治体の税務相談会があります。有料では税理士への相談(1回5,000〜10,000円程度)が最も確実です。副業の規模が大きくなってきたら、税理士と顧問契約を結ぶことをおすすめします。
Q. 青色確定申告のやり方は初心者でも独学でできますか?
はい、十分可能です。現在はクラウド会計ソフトが非常に進化しており、指示に従って入力するだけで複式簿記の書類が完成します。不明点はソフト内のチャットサポートや国税庁のサイトで解決できることが多いです。
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この記事を書いた人
中村 美咲
教育・資格ライター
FP2級、ITパスポート、MOS Expertを自ら取得し、資格取得の体験談を活かした記事を執筆。教育・資格関連の情報を実体験ベースで発信しています。
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