准看護師 オンライン健康相談 副業 始め方 2026|准看護師の知識を遠隔の健康相談で収益化

長谷川 奈津
長谷川 奈津
准看護師 オンライン健康相談 副業 始め方 2026|准看護師の知識を遠隔の健康相談で収益化

この記事のポイント

  • 准看護師がオンライン健康相談を副業として始める方法を徹底解説
  • おすすめプラットフォームまで
  • 在宅で収入を得るための実践的な情報を2026年最新版でお届けします

先日、在宅ワークに関心を持つ准看護師の方からこんな相談を受けました。「病院での夜勤が体力的につらくなってきたけれど、准看護師の資格を持ったまま在宅で何か稼げることはないですか?」と。結論から言うと、オンライン健康相談は准看護師が今すぐ始められる副業として、急速に選択肢の幅が広がっています。厚生労働省の後押しもあり、遠隔での健康相談需要は年々高まっています。この記事では、准看護師としての知識と経験を活かしてオンライン健康相談を副業として始める方法を、法律面・実務面・収益面のすべてから解説します。

オンライン健康相談市場の現状と准看護師の新たな役割

日本のオンライン健康相談市場は、2020年以降急速に拡大しています。厚生労働省が推進するオンライン診療・相談の整備に伴い、看護師・准看護師が関わることのできる「健康相談サービス」への需要が顕著に増えています。

市場背景として押さえておきたいのは、高齢化社会の加速と医療資源の偏在です。都市部に集中する医療機関に比べ、地方在住者や夜間・休日に受診できない患者が気軽に相談できる窓口として、オンライン健康相談が普及しています。調査会社の推計によると、国内の健康相談・テレヘルス関連市場は2025年以降も年率12%前後で成長し続けると見られており、需要の増加が止まらない分野です。

准看護師には、看護師としての実務経験と、患者さんとのコミュニケーション経験があります。「どのような症状のときに病院に行けばよいのか」「この薬を飲んでいるが別の薬と一緒に飲んでもよいか」といった生活に密着した疑問に答えられるのは、医療現場でキャリアを積んできた准看護師ならではの強みです。

この「強み」が副業市場でも評価されており、健康相談オペレーターやオンラインアドバイザーとしての求人・業務委託案件が増えています。

ここからは、准看護師の資格や経験を活かせる在宅副業を9つご紹介します。それぞれの特徴や収入目安も解説するので、自分に合った副業を見つけてくださいね。

この記事が示すように、准看護師を対象とした在宅副業の選択肢は現在かなり充実してきています。オンライン健康相談はそのなかでも、特に医療知識との親和性が高い分野です。

オンライン健康相談とは何か?副業として成立する仕組み

オンライン健康相談とは、インターネットを通じてテキスト・音声・ビデオなどの手段で利用者の健康に関する質問や悩みに答えるサービスです。「医療行為」ではなく「情報提供・相談支援」として設計されているため、医師でなくても参加できる仕組みになっています。

重要なポイントとして、オンライン健康相談は診断・治療・処方を行わないことが法的な前提条件です。医師法第17条は「医師でなければ医業をしてはならない」と定めており、つまり診断を下す行為は無資格者はもちろん、看護師や准看護師であっても行えません。ただし、健康に関する情報提供、症状の聞き取り、受診勧奨は資格者であれば行うことができます。これ、知らない人が本当に多いんです。

オンライン健康相談の副業が成立する流れはこうです。

  1. プラットフォームへの登録: 健康相談サービス会社または業務委託マッチングサービスに登録する
  2. 案件の受諾: 相談者からの依頼(チャット・電話・ビデオ)を受け付ける
  3. 相談の実施: 症状や悩みを聞き、一般的な健康情報を提供し、必要に応じて受診を促す
  4. 報酬の受取: 案件ごとの単価または時間給で報酬を受け取る

この仕組みは、准看護師にとって非常に親和性の高い働き方です。病院での患者対応とプロセスが似ており、専門知識をそのまま活用できます。

准看護師がオンライン健康相談副業を選ぶメリット

在宅完結・シフト調整のしやすさ

最大のメリットは、自宅から働ける点です。パソコンやスマートフォンと安定したインターネット接続環境があれば、通勤時間ゼロで副業ができます。本業の病院勤務の夜勤明けや休日に稼働できるため、本業と両立しやすい構造です。

実際に健康相談系の業務委託案件では、1日1〜3時間の稼働から始められる案件も多く存在します。朝早い時間帯や夜間帯など、需要の高い時間に合わせてシフトを組むことで、限られた時間でも一定の収入を確保できます。

資格を活かしてキャリアが広がる

准看護師として長年培ってきた医療知識は、オンライン健康相談の場では大きな差別化要因です。ただ「健康に詳しい人」ではなく、「准看護師免許を持つ相談員」として、利用者からの信頼を得やすいポジションに立てます。

また、健康相談のスキルを磨くことで、将来的には医療系ライターや健康コンテンツ監修、看護師向け教材制作といった分野にも展開できる可能性があります。一度始めた副業が、キャリアの幅を広げるきっかけになることも少なくありません。

体力的な負担が少ない

病棟勤務・夜勤・立ち仕事が多い本業と比較して、在宅でのオンライン健康相談は体への負担が格段に少ない副業です。体力面での限界を感じている准看護師にとって、「医療の知識を活かしながら体力的に楽な働き方」を実現できる選択肢です。

求められるスキルと準備するべき環境

必須スキル

1. 傾聴・コミュニケーション能力

オンライン健康相談では、相談者が何に困っているかを正確に読み取る力が求められます。対面でないため、文字や音声から不安を拾い上げ、的確なアドバイスと共感を示すコミュニケーション能力が特に重要です。病棟での患者対応経験は、まさにこのスキルの蓄積です。

2. 一般的な医療知識の正確な運用

症状に関する一般的な情報を提供する際に、正確な知識を持っていることは当然の前提です。ただし、「診断」「処方」は絶対に行ってはいけません。相談者の話を聞きながら「こういう可能性がありますが、症状が続く場合は必ず医師に相談してください」という受診勧奨のフレーズを適切に使う能力が必要です。

3. デジタルリテラシー

ZoomやGoogle Meet、専用の健康相談ツールを使いこなす基本的なIT操作スキルが必要です。また、テキストチャットでの案件では、迅速かつ正確な文字入力も求められます。特別な専門知識は不要ですが、ツールへの慣れは最初に意識的に準備しておきましょう。

4. 秘密保持・個人情報管理

相談者の健康情報は、個人情報保護法のなかでも「要配慮個人情報」として特別に厳格な管理が求められます。つまり、相談内容や相談者の氏名・連絡先を外部に漏らすことは法律違反になり、民事・刑事上のリスクを伴います。※個人情報の取り扱いについて不明な点がある場合は、弁護士または行政書士に相談することをおすすめします。

準備する環境

在宅でオンライン健康相談を行うための最低限の環境は以下の通りです。

  • 安定したインターネット接続: 光回線または安定したWi-Fi(推奨:下り50Mbps以上
  • Webカメラ付きパソコンまたはタブレット: ビデオ通話に対応できるデバイス
  • 静かな作業スペース: 相談者のプライバシーを守るために周囲の音や会話が入らない環境
  • ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン: 音声品質を確保するため

特に「静かな環境」は見落とされがちですが、相談内容は個人情報であるため、家族や第三者に聞こえない場所で対応することが求められます。

副業としての形態と単価・収入相場

形態1:健康相談コールセンター(在宅型)

健康保険組合、生命保険会社、企業の福利厚生として運営されている健康相談窓口を在宅で担当する形態です。正社員・派遣・業務委託の形態があり、在宅勤務OKの案件が増えています。

単価相場:時給1,800円〜2,800円程度(業務委託の場合は案件により異なる)

介護施設の看護師・准看護師を募集しています。主な業務は入浴者のバイタルチェック、水分量チェック、服薬管理、特変者への対応、訪問診療の立会、薬剤塗布、センサー・コール対応、医療処置です。ブランクのある方や主婦・主夫の方も歓迎します。勤務時間は8:30~17:30で、8時間または6時間勤務が可能です。休日・休暇は勤務日数応相談、月単位の変形労働制で、産前産後休業もあります。社会保険完備、交通費支給、研修制度あり、副業OKです。

このように、副業OKを明記した案件も増えており、健康相談の仕事と組み合わせることで、柔軟な働き方が実現できます。

形態2:オンライン健康相談プラットフォームの登録アドバイザー

健康相談に特化したプラットフォームに登録し、相談ごとに報酬を得る形態です。相談1件あたり1,000円〜5,000円程度が目安です。初期登録費や月会費がかかるサービスもあるため、契約内容はしっかり確認してください。

形態3:業務委託マッチングサービスを通じた単発案件

キャリア・副業・人生相談のお仕事のような、健康・キャリア相談を専門とするカテゴリの案件プラットフォームでは、医療・健康系の相談員としてプロフィールを登録し、依頼を受ける形式が可能です。「准看護師として実務経験◯年」というプロフィールが信頼の証になります。

形態4:健康コンテンツ監修・医療ライティング

直接相談対応ではなく、健康に関するWebコンテンツの監修や記事執筆を行う形態です。准看護師の肩書きを持つ執筆者・監修者として活動でき、1記事3,000円〜2万円程度の報酬が期待できます。専門知識を書くことで伝える副業として、体力的な負担もほぼありません。

月収見込みの試算

週末2日間、各日4時間のオンライン健康相談副業を行った場合を試算すると:

  • 時給換算2,000円 × 4時間 × 8日(月2回×週末)=月64,000円の副業収入

あくまで一例ですが、無理のない稼働ペースでも副業収入として一定の水準が見込めます。平日の夜間帯(20時〜23時)に健康相談コールセンター案件を2時間担当するケースでは、月の合計稼働時間次第でさらに大きくなります。副業収入の感覚として参考にしてください。

始め方ステップ:ゼロから始める准看護師のためのロードマップ

ステップ1:自分の状況と目的の整理

副業を始める前に、本業の就業規則を確認してください。多くの医療機関では、副業を原則禁止または届出制にしています。無断で副業を始めると、最悪の場合就業規則違反として懲戒の対象になることがあります。

「副業禁止」の規則があっても、あきらめることはありません。法的には、労働基準法には副業を禁止する規定は存在せず、厚生労働省も副業・兼業を推進しています。つまり、就業規則による制限は私的な契約上の問題であり、理由なく禁止することは難しい面もあります。※このあたりの判断は労使関係に関わる問題のため、専門家(社会保険労務士または弁護士)への相談をおすすめします。

また、副業収入の目標額と稼働可能時間を事前に設定しておくことで、どの形態の副業が自分に合っているかが見えてきます。

ステップ2:プラットフォームへの登録・案件検索

健康相談に関係する副業案件を探す手段は大きく3種類あります。

A. 健康相談特化型サービスへの登録

健康保険会社・生命保険会社が運営する健康相談サービスや、医療系テレヘルスプラットフォームに直接応募する方法です。「准看護師」資格があることを証明し、面接を経て登録します。このルートは単価が安定している反面、稼働時間が決まっていることが多いです。

B. フリーランス向け業務委託マッチングサービス

スキルマーケットや業務委託マッチングサービスに「健康・医療相談」のカテゴリで登録する方法です。手数料ゼロで直接取引できるサービスを活用すると、受け取る報酬を最大化できます。

C. 医療・介護系求人サイトでの在宅案件探し

医療系求人サイトでは、「在宅可」「リモートワーク可」「健康相談コールセンター」などのキーワードで絞り込むと、副業に対応した案件を探せます。正社員や常勤求人ではなく、非常勤・アルバイト・業務委託の区分で探すのがポイントです。

ステップ3:プロフィールの整備と実績構築

どのプラットフォームを使うにしても、「准看護師として何年の実務経験があるか」「得意な医療分野は何か」「どのような相談に対応できるか」を明確にしたプロフィールが重要です。

特に在宅での健康相談副業では、依頼者は相手の顔が見えない分、プロフィールの信頼性を重視します。「准看護師免許取得」「病棟勤務◯年」「◯科での経験」など、具体的な経歴を丁寧に記載しましょう。

ステップ4:トライアル稼働と改善

最初から高単価・大量案件を狙わず、まずトライアルとして小規模に稼働することをおすすめします。チャット型の相談なら文章を書く練習ができ、電話型なら話し方のフィードバックを得られます。最初の1〜3か月は実績とスキル蓄積の期間と考え、評価・レビューを積み上げましょう。

私自身、フリーランスの方々の契約周りの相談を受け始めた頃は、慣れない作業に戸惑うことも多くありました。特に、対面でないコミュニケーションでは「この人、本当に理解しているのかな?」という不安感と常に戦っていました。ただ、件数を重ねるうちに、チャットでの表現方法やテンプレートの整え方が身につき、スムーズに相談対応できるようになりました。医療分野でも同じことが起きます。最初の3か月で慣れを作ることが最重要です。

ステップ5:税務・保険の整理

副業収入が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です(給与所得者の場合)。これは所得税法上の義務であり、つまり医療機関から本業として給与をもらっている場合でも、副業収入20万円超から申告義務が発生します。国税庁のe-Taxを使えば自宅から申告できます。

また、副業収入を含む合計所得が一定額を超えると、住民税の変動が生じることがあります。本業の勤め先に副業の存在が知られないようにするためには、住民税を「自分で納付(普通徴収)」に選択する方法があります。確定申告書の記載欄で設定できます。

法人格のない個人として副業する場合は、社会保険への影響も確認が必要です。副業収入が業務委託(フリーランス)の形で得られる場合、社会保険は本業の勤め先での加入状態が継続します。ただし、副業の収入が大きくなる場合は、専門家(社会保険労務士)への相談をおすすめします。

法律と保険の注意点:知らないと怖いリスク

医師法・保健師助産師看護師法との関係

准看護師の資格に基づく行為範囲は、保健師助産師看護師法によって定められています。医療行為の補助や療養上の世話が業務の中心ですが、「診断」は含まれません。オンライン健康相談の場で、利用者から「これは何の病気ですか?」と聞かれても、診断を下すことは医師法に抵触します。

安全な対応の例としては:

  • ✅「○○のような症状は、内科または皮膚科で相談されることをおすすめします」
  • ✅「症状が◯日以上続く場合は、早めに病院を受診してください」
  • ❌「その症状は◯◯という病気だと思います」(診断行為)

相談対応の際は、常に「情報提供と受診勧奨」の範囲に留めることが法的な安全ラインです。

個人情報保護法と要配慮個人情報

健康に関する情報は「要配慮個人情報」として個人情報保護法上、一般の個人情報より厳格な取り扱いが求められます。具体的には:

  • 相談者の同意なく第三者に提供することは禁止
  • 本人以外に内容を開示することは禁止
  • データの管理に際して安全管理措置が必要

つまり、業務委託先のプラットフォームが定めるプライバシーポリシーに従うだけでなく、自分自身の作業環境(画面の覗き見対策、データの保存方法など)も管理する必要があります。

保険の加入について

フリーランスとして副業を行う場合、業務上の過失(例:提供した情報が誤りで相談者に損害が発生した)に備えて賠償責任保険への加入を検討してください。医療・相談業向けの個人賠償責任保険や、フリーランス向けの業務過誤保険が市場に存在します。一般的な年間保険料は数千円〜2万円程度です。

※保険の選び方や契約内容の確認は、保険代理店や専門家に相談されることをおすすめします。

副業規制と就業規則の関係

繰り返しになりますが、副業を始める前に本業先の就業規則を確認してください。2018年に厚生労働省が示した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、副業・兼業を原則認める方向性が示されています。医療機関の就業規則は法令よりも厳しく制限している場合があるため、曖昧な状態のまま始めるのではなく、必要であれば事前に人事部門に確認するか、専門家の助言を求めてください。

おすすめの在宅副業スタイルと組み合わせ戦略

准看護師がオンライン健康相談を副業として最大限活用するには、単独で取り組むよりも複数の副業形態を組み合わせることが効果的です。

組み合わせパターン1:健康相談 + 医療ライティング

平日夜に健康相談コールセンター案件を週3日・各2時間担当し、休日に医療系Webメディアの記事監修や執筆を行う組み合わせです。相談対応で最新のユーザーニーズを把握でき、その知識がライティングに反映される好循環が生まれます。

組み合わせパターン2:健康相談 + オンライン看護教育

准看護師として後輩育成の経験があれば、オンラインでの看護学生向けサポートや資格試験対策のオンライン指導も副業として成立します。キャリア・副業・人生相談のお仕事で紹介されているような相談支援の副業カテゴリと合わせて案件を複数持つことで、収入の安定化が図れます。

組み合わせパターン3:健康相談 + ITスキルの習得

AI技術の普及に伴い、医療・健康分野でのAI活用が急速に進んでいます。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事のカテゴリでは、AIを活用した健康管理サービスのサポート業務なども登場しています。准看護師としての専門知識にデジタルスキルを掛け合わせることで、より付加価値の高い副業が可能になります。

転職とは異なる「副業」を選ぶ意味

オンライン健康相談を本業として転職するか、副業として始めるかで迷う人もいます。准看護師の場合、いきなり転職するよりも副業として始める方が賢明です。理由は以下の3点です。

1. リスク分散

本業の収入を維持しながら副業の需要を試せるため、万が一うまくいかなかった場合のリスクが低い。

2. スキルの構築期間

オンライン特有のコミュニケーション能力やデジタルリテラシーは、副業の期間中に無理なく構築できる。

3. 転職先選定の精度向上

副業として実際に体験してから転職を判断すると、「思っていたのと違った」という失敗を防げる。

副業として始めた経験が転職の武器になるケースも多く、「オンライン健康相談の業務委託実績◯件」は転職市場でも評価されます。副業 フリーランスの始め方!本業と両立して年収を最大化する戦略でも解説しているように、副業は本業との二項対立ではなく、キャリアを豊かにするための投資です。

失敗しないための注意点と選定基準

准看護師が副業でオンライン健康相談を始める際に、よくある失敗パターンとその回避策を整理します。

注意点1:「誰でも高収入」をうたうサービスには注意

登録するだけで高収入が保証されるかのように宣伝する健康相談サービスは、実態を確認するまで慎重に。副業の収入は稼働時間と案件単価で決まりますが、プラットフォームによっては手数料が高く、実際の手取りが想定よりずっと少ないケースもあります。

確認すべき点

  • 案件ごとの手数料(プラットフォーム手数料)の割合
  • 支払いサイト(報酬の支払いまでの期間)
  • 最低稼働時間の制約の有無
  • 相談内容に関するサポート体制(クレーム時の対応など)

注意点2:医療行為との境界線を常に意識する

これは繰り返し強調したいのですが、健康相談の場で「診断」を下してしまうリスクは常にあります。特に、相談者が強く診断を求めてきた場合や、自分が知っている症状だと思い込んだ場合に境界線を超えてしまいがちです。

回答のテンプレートを事前に用意しておくことをおすすめします。「一般的な情報としてお伝えすると…」「医師に診てもらうことをおすすめしますが、その際の参考として…」といった表現です。

注意点3:複数のプラットフォームへの並行登録

一つのプラットフォームだけに依存すると、案件が減った際の収入減が大きくなります。最初の実績をもとに、2〜3つのプラットフォームに並行登録することで、収入の安定性が高まります。副業の始め方全般については副業 副業の始め方完全ガイド!未経験から安定収入を稼ぐコツも参考にしてください。

注意点4:過度な仕事量を受けない

准看護師として本業で心身を使う仕事をしている方が多い以上、副業で無理をして本業に支障が出る本末転倒は避けなければなりません。副業は「本業ありきの補完的な収入源」として位置づけ、最初は週5〜10時間程度を上限の目安にしましょう。

プロフィール作成のポイントと案件獲得戦略

副業案件を獲得するうえで、プロフィールの完成度が受注率に直結します。オンライン健康相談の副業でプロフィールに盛り込むべき要素を整理します。

プロフィールに入れるべき要素

1. 准看護師免許の取得(取得時期)

資格証明は最大の信頼担保です。取得年や都道府県の登録番号(必要に応じて)を記載し、有資格者であることを明確に示します。

2. 実務経験の詳細(科・施設種別)

「病棟看護」「外来対応」「訪問看護」「介護施設勤務」など、どのような現場でどのくらいの期間経験したかを具体的に書きます。特に在宅・訪問看護の経験は、オンライン相談の副業市場で高く評価される傾向があります。

3. 得意な健康相談領域

「生活習慣病に関する相談」「育児・妊娠期の健康管理」「高齢者の服薬管理に関する一般情報提供」など、得意領域を明示することで、相談者のミスマッチを防ぎ、満足度の高い対応につながります。

4. 対応可能な時間帯・形式

平日夜間のみ、週末のみ、チャットのみ(電話不可)など、稼働条件を明確にしておくと、本業との両立がスムーズになります。

在宅副業市場全体の動向と准看護師の優位性

副業市場全体でみると、在宅で完結できる副業への需要は2020年以降で大きく構造変化しました。場所を問わないリモートワーク環境の定着が、副業の多様化を後押しした結果です。

覆面調査(ミステリーショッパー)副業ガイド|始め方・報酬・案件の選び方【2026年版】のように、資格不要の副業も人気がある一方で、「資格を持ったプロフェッショナルとしての副業」への需要は別途高まっています。准看護師の場合、「医療の専門家」として相談に応じられる立場は、無資格者との差別化において非常に有利です。

現在の健康相談副業市場では、単に「話を聞く」だけでなく、AI技術と組み合わせたトリアージ支援や医療情報の一次提供といった新しい役割も生まれつつあります。准看護師としての知識基盤を持ちながら、デジタルツールへの適応力を持てば、今後の市場拡大の恩恵を受けやすいポジションに立てます。

独自データと考察:在宅ワーク求人サイトから見る健康相談副業の実態

在宅ワーク求人サイトに掲載される健康・医療系の業務委託案件を観察すると、准看護師や看護師を対象とした健康相談関連の案件は確実に増加傾向にあります。特に注目すべきポイントは以下の通りです。

ポイント1:「副業OK」を明記する案件の増加

医療機関の副業禁止規定が多い一方で、業務委託マッチングサービスでは「副業・掛け持ちOK」を明示した案件が増えています。業務委託は雇用契約ではないため、副業規制の対象になりにくいケースもあります。

ポイント2:資格保有者への単価プレミアム

有資格者(准看護師・看護師)と無資格者(一般ライター等)の健康情報提供案件を比較すると、有資格者の単価が1.5〜2倍程度高い傾向があります。これは医療情報の正確性と信頼性を裏付ける資格への市場評価です。

ポイント3:短時間・短期間の案件が充実

健康相談のスポット案件(相談1件から対応できる形式)や、試験的に1〜3か月だけ稼働する短期業務委託など、本業を持つ准看護師が試しやすい規模の案件が多くなっています。

ポイント4:行政書士資格との親和性

余談ながら、行政書士の資格を持つ医療職者は、医療機関設立の許認可手続きや、訪問看護ステーション開業の支援といった業際領域での副業も可能です。准看護師の知識と法律知識を組み合わせた高付加価値の副業として参考になります。

オンライン健康相談の副業は、准看護師が長年磨いてきた専門知識を形にして収益化できる、数少ない分野のひとつです。法律と保険の理解を前提として、正しい始め方で取り組めば、本業と並立しながら安定した副収入を得られます。法律はあなたの味方です。正しく活用すれば、副業の自由と安全を両立できます。

公的機関・関連参考情報

本記事の内容に関連する公的機関や信頼できる情報源は以下の通りです。最新情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. 准看護師がオンライン健康相談副業を始めるのに特別な資格や追加の研修は必要ですか?

准看護師免許があれば原則として追加資格は不要です。ただし、プラットフォームによっては独自の研修受講や実務経験年数(例:3年以上)を条件にしている場合があります。IT操作スキルや個人情報保護の基礎知識は事前に確認しておくと安心です。開始前に各サービスの登録条件を必ず確認してください。

Q. オンライン健康相談副業の単価相場と月収の目安を教えてください?

業務形態により異なりますが、健康相談コールセンター系は時給1,800〜2,800円程度、相談1件ごとの単価型は1,000〜5,000円程度が目安です。月に40〜60時間稼働すれば月5〜15万円程度の副業収入を見込めますが、稼働時間や案件単価によって大きく変動します。最初の数か月は実績構築期間と考えてください。

Q. オンライン健康相談で「診断」をしてしまうとどうなりますか?

診断を下す行為は医師法第17条に違反し、医師でない者が行うと罰則の対象となります。准看護師であっても診断は行えません。健康相談の場では「一般的な情報提供」と「受診勧奨」に留め、「◯◯の可能性がある」「受診してください」という形で対応することが法的に安全なラインです。曖昧なケースは受診を促す判断を徹底してください。

Q. 本業の病院が副業禁止の場合、オンライン健康相談副業は違法になりますか?

本業先の就業規則が副業禁止であっても、労働基準法には副業を禁止する規定は存在しません。ただし就業規則違反として懲戒対象になる可能性があります。副業を始める前に就業規則を確認し、必要な場合は届出制を利用するか、人事部門に相談してください。業務委託形式の副業は雇用ではないため、扱いが異なるケースもあります。不安な場合は社会保険労務士や弁護士への相談を検討してください。

長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津

行政書士・元企業法務

企業法務で年間200件以上のフリーランス契約を処理した経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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