AIアノテーションの副業とは?在宅でできる教師データ作成の仕事


この記事のポイント
- ✓AIアノテーション(教師データ作成)の副業を徹底解説
- ✓未経験から始められる在宅ワークとして注目のAIアノテーションの仕事内容・報酬相場・始め方を
- ✓実際に半年間携わった経験をもとに紹介します
「AIの教師データを作る仕事がある」と友人から聞いたとき、正直ピンとこなかった。でも調べてみると、特別なプログラミングスキルがなくても在宅でできる仕事だとわかり、試しにやってみることにした。それが半年前の話で、今では安定した副収入源になっている。
AIアノテーションは、AI・機械学習の急速な発展にともなって需要が爆発的に増えている仕事だ。この記事では、私が実際に経験した内容をもとに、AIアノテーション副業のリアルをお伝えする。
AIアノテーションとは
AIアノテーションとは、AIが学習するための「教師データ」を作成する作業のこと。たとえば、画像に写っている物体に「車」「歩行者」「信号」などのラベルを付けたり、テキストの感情を「ポジティブ」「ネガティブ」に分類したりする。
人間がこの作業を行うことで、AIは「これが車である」「この文章は怒りの感情を含む」ということを学習できるようになる。つまり、AIを賢くするための下地を作る仕事だ。
アノテーション作業の種類
私がこれまでに経験した作業を含め、主な種類を紹介する。
画像アノテーション
写真や動画のフレームに対して、バウンディングボックス(四角い枠)やセグメンテーション(領域の塗り分け)を行う。自動運転や医療画像の分野で多い。1枚あたり10〜50円、慣れると1時間に100枚以上処理できる。
テキストアノテーション
文章の感情分析、固有表現の抽出(人名・地名・組織名の特定)、文章の分類などを行う。チャットボットやカスタマーサポートAIの学習データとして使われることが多い。1件あたり5〜30円。
音声アノテーション
音声データを聞いて文字起こしをしたり、話者の感情や意図をラベル付けしたりする。音声認識AIの精度向上に使われる。1分の音声に対して50〜200円。
LLM評価・フィードバック
大規模言語モデル(ChatGPTのようなAI)の出力を評価する仕事。2つの回答を比較してどちらが良いかを判定したり、回答の正確性や有用性を採点したりする。これは比較的新しい種類の仕事で、単価も時給1,500〜3,000円と高めだ。
報酬相場と月収の目安
アノテーションの報酬体系は案件によって異なるが、大まかな目安を表にまとめた。
| 作業タイプ | 単価 | 時給換算 | 月収目安(週10時間) |
|---|---|---|---|
| 画像ラベル付け | 10〜50円/枚 | 1,000〜2,500円 | 4〜10万円 |
| テキスト分類 | 5〜30円/件 | 800〜2,000円 | 3〜8万円 |
| 音声文字起こし | 50〜200円/分 | 1,500〜3,000円 | 6〜12万円 |
| LLM評価 | 時給1,500〜3,000円 | — | 6〜12万円 |
私の場合、テキストアノテーションとLLM評価を中心に月7〜10万円ほど稼いでいる。慣れてくるとスピードが上がるので、時給換算も徐々に上がっていく。
始め方のステップ
ステップ1:プラットフォームに登録する
アノテーションの案件は、クラウドソーシングサイトで募集されていることが多い。「アノテーション」「データラベリング」「教師データ」などのキーワードで検索してみよう。
ステップ2:テストタスクに挑戦する
多くの案件では、本採用の前にテストタスクが用意されている。ガイドラインをよく読み、指示通りに作業することが大切だ。私は最初のテストで不合格になったが、2回目で合格できた。ガイドラインの理解度が合否を分ける。
ステップ3:品質を意識して作業する
アノテーションでは品質が最も重要だ。スピードを上げようとして雑な作業をすると、品質チェックで弾かれてしまう。最初はゆっくりでも丁寧に作業し、品質が安定してからスピードアップしよう。
未経験から始めるためのコツ
プログラミングや機械学習の知識がなくても始められるが、以下の知識があるとスムーズだ。
基本的なPC操作。ブラウザ上の専用ツールで作業することが多いので、PCの基本操作ができれば十分。
英語の基礎力。海外企業の案件では、ガイドラインが英語で書かれていることがある。翻訳ツールを使えば対応できるが、英語が読めると案件の幅が広がる。
集中力と根気。同じような作業を繰り返す場面が多い。私は音楽を聴きながら作業するのが合っていたが、集中できる環境を自分で見つけることが大事だ。
注意点とデメリット
正直に言うと、デメリットもある。
単純作業になりがち。特に画像のラベル付けは、慣れると単調に感じることがある。スキルアップにつながりにくい面もある。
報酬が安い案件も多い。時給換算で800円を下回るような案件もあるので、受ける前に時給換算してみることをおすすめする。
案件の波がある。プロジェクトベースの仕事が多いため、案件が途切れる時期もある。複数のプラットフォームに登録しておくと安心だ。
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この記事を書いた人
河野 あかり
AIツール研究家・元UI/UXデザイナー
UI/UXデザイン会社を経て、AIとデザインの融合に注力。Figma AI、Midjourney、GitHub Copilotなど最新AIツールの実践的な活用法を発信しています。















