未経験でも採用される70代の求人5選!年金プラス月5万円を無理なく稼ぐ


この記事のポイント
- ✓70代の求人で未経験から採用されやすい仕事5選と
- ✓年金プラス月5万円を無理なく稼ぐ働き方を解説
- ✓扶養・税金のポイントまで整理します
70代の求人は、シニア層の労働力需要の高まりと、企業側の人手不足を背景に、ここ数年で急速に増加しています。本記事では、未経験からでも採用されやすい70代の求人5選と、年金に加えて月5万円を無理なく稼ぐための働き方、体力的に無理のない業務の選び方、税金・年金への影響を整理します。結論から言うと、週3〜4日・1日4時間程度の稼働で月5万円に届く仕事は複数あります。
70代の就業者は急増中:市場の現状
総務省「労働力調査」によれば、70歳以上の就業者数は550万人を超え、過去最高水準を更新しています。65〜69歳の就業率は50%を超え、70代前半でも35%近くが働いています。少子高齢化による労働力不足を受け、企業側も70代の採用に積極的です。
70代が働く理由の内訳
日本労働政策研究・研修機構の調査では、70代就業者の就業理由は以下の傾向があります。
・経済的理由(生活費補てん、ゆとり確保):約50% ・健康・生きがい:約30% ・社会との接点維持:約15% ・その他:約5%
経済的理由と生きがいの両立が、70代の仕事選びで最も重視されるポイントです。
年金との併用:在職老齢年金のライン
厚生年金を受給しながら働く場合、給与額に応じて年金が一部カットされる「在職老齢年金」の仕組みがあります。2022年の改定で、65歳以上の支給停止基準は48万円(賃金+年金月額)に引き上げられました。つまり、月5万円の給与なら、年金受給額が月43万円以下なら年金カットなしで働けます。
詳細は日本年金機構の在職老齢年金の解説で確認してください。
所得税・住民税への影響
公的年金と給与収入の合計が一定額を超えると、所得税・住民税が課税されます。月5万円(年間60万円)の給与収入なら、給与所得控除後10万円の所得になり、基礎控除48万円内に収まれば所得税は発生しません。ただし、他の所得(年金、不動産収入など)との合算判定が必要です。
未経験から採用されやすい70代の求人5選
求人1:マンション管理人
マンションの管理員は、70代未経験者でも採用されやすい代表的な仕事です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時給相場 | 1,100〜1,500円 |
| 月収目安(週3日勤務) | 5〜8万円 |
| 業務内容 | 清掃、受付、点検記録 |
| 体力負担 | 低〜中 |
来館者対応、郵便物受取、簡単な清掃、設備異常の発見が主な業務です。重労働はほぼなく、座ったまま業務できる時間帯もあります。
求人2:シルバー人材センターの軽作業
各自治体のシルバー人材センターは、60歳以上の会員にさまざまな軽作業を紹介しています。
| 業務 | 時給・単価 | 頻度 |
|---|---|---|
| 公園清掃 | 900〜1,200円 | 週2〜3回 |
| チラシ配布 | 件数制 | 自分のペース |
| 家事援助 | 1,000〜1,500円/時 | 依頼ベース |
| 駐輪場管理 | 1,000〜1,300円 | 日勤シフト |
月5〜8万円程度の収入になることが多く、自分のペースで選べるのが魅力です。
求人3:スーパー・コンビニのパート
大手スーパーマーケット、コンビニチェーンは70代パートの採用を強化しています。
・レジ係 ・品出し・陳列 ・清掃 ・駐車場整理 ・カゴ回収
時給1,000〜1,300円で、週3〜4日、1日4時間程度のシフトで月5〜6万円が相場です。立ち仕事のため体力が必要ですが、人との接点が多く生きがいにつながります。
求人4:在宅コールセンター・カスタマーサポート
自宅でできる仕事として、在宅コールセンターは70代でも採用実績が増えています。
・顧客からの問い合わせ応対 ・商品・サービスの案内 ・アンケート調査
時給1,100〜1,500円で、パソコンの基本操作(ブラウザ、メール、CRMツール)ができれば採用されやすいです。在宅ワークのノウハウは在宅ワーク主婦の1日のタイムスケジュール公開で紹介されているテクニックがそのまま応用できます。
求人5:講師・家庭教師・シニアボランティア
元教員、元専門職などのキャリアを活かす仕事です。
・塾講師、家庭教師(算数・国語・英語) ・書道・そろばん教室講師 ・地域ボランティアリーダー ・日本語講師(外国人向け)
時給1,500〜3,000円と相対的に高単価で、週5〜10時間の稼働で月5〜12万円が現実的です。
在宅ワークの70代活用
パソコン・スマホの基本操作ができる70代なら、在宅ワークの選択肢も広がります。
軽作業系
・データ入力 ・アンケート回答 ・テープ起こし ・商品レビュー
時給換算800〜1,500円程度。集中力維持のコツは在宅ワークの集中力アップ|ポモドーロ以外に効く7つのテクニックで詳しく解説されています。
知識・経験系
元エンジニアや元営業職など、専門分野の経験者は、コンサルティングやアドバイザー業務も視野に入ります。ソフトウェア作成者の年収・単価相場、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で職種別の市場相場を確認できます。
新興分野ではAIコンサル・業務活用支援のお仕事、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事、アプリケーション開発のお仕事のように、若い世代主体のジャンルでも、経験豊富なシニアが業界知識を武器に活躍するケースが出てきています。
求人の探し方:5つのルート
70代向けの仕事を効率的に探す方法を整理します。
ルート1:ハローワーク生涯現役窓口
全国のハローワークに設置されている「生涯現役支援窓口」は、65歳以上の求職者向けの専門窓口です。地域密着の求人が豊富で、担当者による個別サポートが受けられます。
ルート2:シルバー人材センター
市区町村ごとに設置されている公的機関です。会員登録して、配分される業務を受けていく仕組みです。
ルート3:シニア専門の転職サイト
「マイナビミドルシニア」「シニアジョブ」「はた楽求人ナビ」など、中高年・シニア専門の求人サイトが増えています。
ルート4:ネット求人サイトのシニア向けフィルタ
IndeedやバイトルはA70代向けの検索フィルタを備えており、自分の地域と条件で求人を絞り込めます。
ルート5:クラウドソーシング・在宅ワーク系
詐欺・悪質案件への注意
70代を狙った詐欺的な求人・副業勧誘は後を絶ちません。典型的な詐欺パターンを警戒してください。
・「簡単作業で高収入」を謳う広告 ・LINE登録を促す副業紹介 ・教材費・登録料を先払いさせる案件 ・高齢者宅を訪問して契約を迫る副業 ・自宅購入品で「転売すると儲かる」と勧誘するビジネス
国民生活センターの調査では、副業関連の高齢者トラブル相談が年々増加しているため、警戒を怠らないことが大切です。国民生活センターの窓口で無料相談ができます。
資格取得の選択肢
70代からの資格取得は、仕事の幅を広げる強力な武器になります。時間的余裕がある方向けには以下が推奨されます。
・ビジネス文書検定:事務・文書作成の信頼性向上 ・CCNA(シスコ技術者認定):IT系の副業・コンサル業務
資格取得にかける時間は、1日1〜2時間の学習で3〜6ヶ月が目安です。脳の活性化と仕事の単価向上の両面で効果があります。
体力・健康への配慮
70代の就業では、体力・健康管理が何より重要です。以下のポイントを押さえてください。
1日の稼働時間は4時間を目安に
長時間労働は疲労の蓄積で体調不良を招きます。午前3時間+午後2時間のように、休憩を挟む設計が理想的です。
通勤時間は30分以内が望ましい
通勤が負担になると長続きしません。自宅から徒歩・自転車で通える範囲、または在宅ワークを優先しましょう。
業務内容の確認
立ち仕事・座り仕事、屋内・屋外、重量物の有無を事前に確認。自分の体力とマッチする業務を選びます。
定期健康診断の活用
就業中は、年1回の定期健康診断を必ず受け、異常があれば早めに対処してください。
社会保険・税金のポイント
70代の就業では、以下の制度理解が重要です。
健康保険
70歳以上は「後期高齢者医療制度」または「前期高齢者医療制度」に加入します。パート・アルバイトで勤務先の健康保険に加入するケースもあり、医療費負担と保険料のバランスを確認してください。
雇用保険
65歳以上でも、一定の条件を満たせば雇用保険に加入できます。65歳以上を対象とした「高年齢求職者給付金」も用意されています。
介護保険
40歳以上は介護保険料の徴収がありますが、給与から天引きされるパートの場合は、月額の手取り額に影響が出るため要確認です。
海外在住や移住を視野に入れる場合
70代で海外移住・長期滞在を検討している方は、現地での仕事の選択肢と、日本の年金との兼ね合いを考える必要があります。関連するビザ制度と生活コストの比較はリタイアメントビザからタイ・エリートまで|長期滞在のコスト比較で詳しく整理されています。
海外滞在中でもリモートで日本の仕事を続けるなら、在宅ワーク系の案件が現実的な選択肢になります。
まとめ
70代の求人は、マンション管理人・シルバー人材センター・スーパー/コンビニ・在宅コールセンター・講師/家庭教師の5ジャンルが、未経験からでも採用されやすい代表的選択肢です。週3〜4日・1日4時間程度の稼働で月5万円に到達可能で、在職老齢年金の支給停止基準(月48万円)以内に収まるよう調整すれば、年金カットなしで働けます。体力・健康管理を最優先し、詐欺的案件に警戒し、自分のペースで続けられる仕事を選ぶことが、70代の就業を成功させる最大のコツです。
高年齢者の雇用については、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」により、70歳までの就業機会確保措置が事業主の努力義務となっています。多様な働き方を可能とする環境整備が進められており、個々のライフスタイルに合わせた就業が可能になっています。
よくある質問
Q. 70代で採用される確率が高い仕事は何ですか?
マンション管理人、シルバー人材センターの軽作業、スーパーのレジ・品出しが、未経験者でも採用されやすい代表格です。地域差はありますが、いずれも人手不足の業界のため、意欲と健康状態が良ければ採用ハードルは低めです。
Q. 月5万円を超えると年金が減りますか?
在職老齢年金の仕組みにより、給与+年金月額が48万円を超えると超過分の半額が年金から減額されます。給与月5万円なら、年金受給額が43万円を超えない限り影響ありません。
Q. 体力に不安がある場合、どの仕事を選ぶべきですか?
座って作業できるマンション管理人、在宅コールセンター、データ入力がおすすめです。立ち仕事や重量物の扱いがある業務は、腰痛・関節痛のリスクが高まるため、事前に業務内容を確認してから応募してください。
Q. 在宅ワークの求人で「怪しい」と感じる詐欺案件を見分けるポイントはありますか?
「誰でも簡単に月100万円」「初期費用として高額な教材費が必要」といった過度な好条件や、仕事の前に金銭を要求する案件は避けてください。クラウドソーシングサイトなどの仲介プラットフォームを利用し、契約前にチャットツール等で直接やり取りを求める案件にも警戒が必要です。
Q. 70代でも未経験から在宅ワークを始められますか?
始められます。データ入力やアンケート回答は特別なスキルが不要で、クラウドソーシング経由なら週数時間から始められます。最初の1〜2ヶ月は環境設定と操作に慣れる期間と割り切ってください。

この記事を書いた人
中西 直美
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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