ITIL 資格 更新 2026|ITIL資格の更新要否と最新の仕組み

長谷川 奈津
長谷川 奈津
ITIL 資格 更新 2026|ITIL資格の更新要否と最新の仕組み

この記事のポイント

  • ITIL 資格 更新の最新ルールを徹底解説
  • 3年更新制度の対象資格
  • 放置した場合のリスクまで

先日、あるフリーランスのITエンジニアさんから相談を受けました。「数年前にITILの資格を取ったんですが、最近『資格に有効期限がついた』という話を聞いて、自分の資格がもう失効しているのか、それとも更新が必要なのか、まったく分からなくなってしまった」と。これ、知らない人が本当に多いんです。

結論から言うと、ITIL 資格 更新の要否は「いつ・どのバージョンで取得したか」で完全に分かれます。古いバージョン(ITIL v3など、すでに研修・試験が終了したもの)には更新義務はなく、一方で現行のITIL 4で取得した認定の一部には「3年ごとの更新制度」が適用されます。つまり、あなたの資格が更新対象かどうかは、取得時期と資格の種類を確認すれば一発で判定できるわけです。

この記事では、ITIL 資格 更新をめぐる最新の仕組みを、在宅ワークやフリーランスでIT業務を請け負う人の視点から整理します。更新が必要な人・不要な人の見分け方、具体的な更新方法、CPD(継続的専門能力開発)という新しい制度、費用の相場、そして「放置するとどうなるのか」まで、契約・実務の現場で見てきた話を交えながら噛み砕いていきます。

ITIL資格に「更新制度」が導入された背景とマクロな現状

ITIL(アイティル)は、ITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめたフレームワークで、世界中の企業のIT運用部門で標準的に使われています。日本でもITサービス部門の求人要件に「ITIL有資格者歓迎」と書かれることが多く、在宅・常駐を問わずIT運用案件を狙うフリーランスにとっては、保有しておくと信頼の裏付けになる資格です。

長らくITILの認定資格は「一度取れば一生有効」という前提で運用されていました。ところが、認定試験を運営するPeopleCert社が方針を変更し、現行のITIL 4認定に対して有効期限と更新制度を段階的に導入しました。これが、いま多くの有資格者が「自分の資格は更新が必要なのか?」と戸惑っている根本的な原因です。

なぜ「期限切れ」という概念が生まれたのか

背景にあるのは、IT分野の知識の陳腐化スピードです。ITサービスマネジメントの世界では、クラウド、DevOps、アジャイル、AIによる運用自動化など、数年単位で前提が大きく変わります。つまり、5年前・10年前の知識のままでは「現役の専門家」とは言いにくくなってきた、という現実があります。

そこで国際的な資格運営の流れとして、医療や会計の専門資格と同じく「継続的に学び続けていることを証明する仕組み」、すなわち継続的専門能力開発(CPD)の考え方がIT資格にも持ち込まれました。ITILの更新制度も、この大きな流れの一部です。これ、IT資格全般に広がっている動きでして、私が相談を受ける範囲でも、AWS認定やPMPなど主要なIT資格の多くが、ここ数年で「定期的な更新」を必須化しています。

IT資格全体の有効期限と維持コストの全体像については、IT資格の有効期限と更新制度まとめ|AWS・Google・PMP・CCNAの維持コストで横断的に整理されています。ITILだけでなく主要IT資格の更新ルールをまとめて確認したい人は、あわせて読むと自分の保有資格の「維持の手間」が見通せます。

在宅・フリーランス案件における資格更新の市場的な意味

クライアントワークの現場では、提案書や職務経歴書に「ITIL 4 Foundation 取得」と書く場面がよくあります。このとき、もし資格が失効していると、相手の管理画面上では「期限切れ」と表示されてしまう可能性があります。つまり、書類上は有資格者でも、第三者が照会したときに「あれ、これ切れていますね」となるリスクがあるわけです。

特に、IT運用の業務委託は単価が比較的安定しており、年収データベースで見てもソフトウェア作成者の年収・単価相場は他の在宅職種と比べて高めの水準にあります。こうした単価の高い案件ほど、発注側がスキルや資格の実在性を丁寧に確認する傾向があります。だからこそ、資格の「更新状態」をきちんと管理しておくことが、案件獲得の地味だけれど確実な土台になるのです。

ITIL 資格 更新が必要な人・不要な人の見分け方

ここが、この記事でいちばん多くの人がつまずくポイントです。「ITILの資格は更新が必要」という情報だけが独り歩きして、本来は更新不要な人まで不安になっているケースをよく見ます。落ち着いて、自分がどちらに当てはまるかを確認しましょう。

更新が「不要」なケース:すでに終了した旧バージョン

まず大前提として、すでに研修と試験の提供が終了している「リタイア済み」の資格には、3年更新制度は適用されません。代表例がITIL v3です。

PeopleCert社の案内では、この点が明確にされています。

一度、認定が更新されない状態になりますと、Successful Candidate Registryでの認定状況とPeopleCertの資格保有者ポータルで期限切れの表記となり、デジタルバッジは消失いたします。 但し、3年更新制度は、既に研修と試験の実施をしていないリタイヤした研修プログラム(Retired Certificate)、例、ITIL v3、は適用されません。

つまり、過去にITIL v3 Foundationなどを取得した人は、その資格に対して「更新しなければ失効する」という義務は課されていません。ここは安心していい部分です。ただし注意点として、v3はあくまで過去のバージョンであり、現行のITIL 4とは体系が異なります。案件で「最新のITIL知識を持っているか」を問われる場面では、v3資格だけでは弱いと見られることがある点は頭に入れておきましょう。

更新が「必要」なケース:現行のITIL 4認定

一方、現行のITIL 4で取得した認定の一部には、有効期限と更新制度が適用されます。具体的には、取得から一定期間(おおむね3年)が経過すると、その認定を維持するために更新手続きが求められる、という仕組みです。

ここで重要なのは、「どの認定が・いつから・どのルールで」更新対象になるかが、PeopleCert社の発表によって何度か調整されてきたという事実です。資格更新制度の運用変更は、業界向けにも繰り返しアナウンスされてきました。

ITIL®・PRINCE2に関する資格更新制度について変更事項のお知らせです。 資格更新制について先般より情報提供してまいりましたが、以下の変更(赤字部分)が発生したと2023年5月29日にPeopleCertより連絡がございました。

このように、制度自体が「動いている」のがITIL更新の難しさです。だからこそ、ネット上の古い記事の情報をうのみにせず、必ず公式(PeopleCert社)の最新情報で自分の資格の状態を確認することが大切です。※特に取得時期が制度変更の境目に近い人は、自己判断せず公式ポータルでの確認を強くおすすめします。

自分の状態を確認する3つのステップ

実務的には、次の順で確認すれば確実です。

1つ目は、自分が取得したのが「ITIL v3」か「ITIL 4」かを確認することです。合格通知や認定証、デジタルバッジの記載を見れば判別できます。2つ目は、ITIL 4だった場合、取得日を確認することです。取得からどれくらい経過しているかで、更新の緊急度が変わります。3つ目は、PeopleCertの資格保有者ポータル(MyAchievementsなどの公式管理画面)にログインし、認定状況の表示を直接確認することです。ここで「Active(有効)」なのか「Expired(期限切れ)」なのかが一目で分かります。

この3ステップを踏めば、「自分は更新が必要なのか」という最初の疑問は、ほぼ確実に解消できます。

ITIL資格の更新方法:具体的な手続きの流れ

更新が必要だと分かったら、次は「どうやって更新するか」です。ITILの更新には大きく分けて2つのルートがあります。それぞれの仕組みと向き不向きを整理します。

更新方法その1:CPD(継続的専門能力開発)による更新

CPD(シーピーディー、Continuing Professional Development)は、日本語にすると「継続的専門能力開発」です。つまり、学習・実務・研修などの活動を通じて専門性を維持・向上させていることを記録・証明し、その実績で資格を更新する仕組みです。

CPDでは、対象期間内に一定の「CPDポイント(クレジット)」を積み上げることが求められます。ポイントの対象になる活動は、関連するセミナーや研修への参加、書籍や教材での学習、実務での経験、ボランティアや講師活動など、多岐にわたります。つまり、新しい試験を受け直さなくても、「学び続けている事実」を積み上げることで資格を維持できる、というのがCPDの大きなメリットです。

国内のトレーニングプロバイダもこの制度移行について案内を出しています。

詳細は「【変更】ITIL® 4、PRINCE2® 認定資格の更新制への移行について」をご覧ください。

CPDによる更新が向いているのは、日常的にIT運用やサービスマネジメントの実務に携わっている人です。普段の業務や学習がそのままポイントになるため、「わざわざ更新のために何かをやる」という負担感が比較的少なく済みます。一方で、ポイントの記録・申請という事務作業が発生するため、活動の証拠(受講証明やメモ)をこまめに残しておく習慣が必要です。

更新方法その2:上位資格の取得や再受験

もう1つのルートが、上位資格を取得したり、関連する試験を受験したりすることで、保有資格全体の有効期間を更新・延長する方法です。ITIL 4は、Foundationを起点に、その上に複数の専門・上級認定が積み上がる体系になっています。

ITIL® 4の認定資格体系 / ITIL® 4 推奨コース

上位の認定を新たに取得すると、その実績が更新としてカウントされ、保有している認定の有効期限が延びる、という運用になっています。つまり、「資格を更新するために勉強する」のではなく、「キャリアアップのために次の資格を取ったら、結果的に下位資格の更新も済んでいた」という形になるわけです。

この方法は、ITサービスマネジメントの専門性をさらに深めたい人、より上流の設計や戦略まで担いたい人に向いています。ただし、上位試験の受験には別途試験料や学習コストがかかるため、「更新だけが目的」であればCPDのほうが軽いケースもあります。自分のキャリアの方向性とあわせて選ぶのが賢明です。

更新手続きの実際の流れ

どちらのルートを選ぶにしても、最終的な手続きはPeopleCertの公式ポータル上で行います。一般的な流れは、ポータルにログインし、自分の認定状況を確認し、CPDポイントの登録または上位試験の合格実績を反映させ、必要に応じて更新料を支払う、という順序です。

ここで一つ、現場でよく見るつまずきをお伝えします。アカウント情報の管理です。資格を取得したときに使ったメールアドレスやアカウントが分からなくなってしまい、ポータルにログインできずに更新手続きが進められない、というケースが意外と多いんです。在宅・フリーランスで複数のメールアドレスを使い分けている人は特に注意してください。取得時のアカウント情報は、認定証や合格通知メールとセットで、必ず分かる場所に保管しておくことをおすすめします。

ITIL資格を更新しないとどうなるか:失効のリスクを正しく理解する

「更新しないと、具体的に何が困るのか?」これも非常によく聞かれる質問です。結論から言うと、「すぐに罰則がある」わけではありませんが、「専門家としての信用を示す手段を一つ失う」という、じわじわ効いてくる影響があります。

失効すると起きる具体的な変化

更新されないまま期限を過ぎると、前述のとおり、Successful Candidate Registry(合格者登録簿)やPeopleCertの保有者ポータル上の表記が「期限切れ(Expired)」に変わります。さらに、SNSのプロフィールや職務経歴書に貼っていたデジタルバッジが消失します。

つまり、これまで「ITIL 4 Foundation 有資格者です」と第三者に証明できていたものが、客観的には証明できない状態になるわけです。資格の知識自体があなたの頭から消えるわけではありませんが、「公的に認定された有資格者である」という外形的な裏付けが失われる、ということです。

クライアントワークの観点で言えば、これは地味に痛い変化です。発注者が応募者のスキルを確認するとき、自己申告だけでなく、こうした認定状況や保有資格の照会を行うことがあります。在宅ワークの案件では、対面で人柄を確認できない分、こうした客観的な裏付けの比重が相対的に高くなる傾向があります。

「再取得」と「更新」のコスト差を知っておく

ここが見落とされがちなのですが、一度失効させてしまうと、復活させるには更新ではなく「再取得(試験の再受験)」が必要になるケースがあります。そして、再受験の費用は、更新にかかる費用より高くつくことが多いんです。

ITIL 4 Foundationの受験料は、試験単体でおおむね4万円前後(為替や提供事業者により変動)が一つの目安です。研修付きのコースになると、さらに10万円を超えることも珍しくありません。一方、CPDなどによる更新であれば、それより軽い負担で済むことが多いわけです。つまり、「うっかり失効させて再取得」になると、本来払わなくてよかった数万円を払い直すことになりかねない、ということです。

私の体験でも、契約書の期限管理を怠ったことで余計なコストを払ってしまった相談者を何人も見てきました。資格の更新期限も、契約更新日と同じく「期限管理の対象」だと捉えるのが正解です。スマホのカレンダーに「ITIL更新確認」のリマインダーを入れておくだけで、この種の損失はかなり防げます。

それでも「更新しない」という選択もある

一方で、すべての人が必ず更新すべきかというと、そうとも限りません。たとえば、すでにITサービスマネジメントの実務から離れ、別の分野(たとえばライティングやデザイン)に軸足を移している場合、ITILを維持するコストとメリットが見合わないこともあります。

実際、職種を転換する在宅ワーカーは少なくありません。文章を書く仕事に軸を移す人も多く、その場合の単価水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確認できます。自分の今後のキャリアがITサービス運用から離れていくのであれば、ITILの更新に費用と手間をかけ続ける意味は薄くなります。更新の要否は「義務だから」ではなく「自分のキャリアにとって必要か」で判断するのが、もっとも納得感のある選び方です。

ITIL更新と並行して考えたい:資格全体のメンテナンス戦略

ITILの更新を機に、ぜひ一度棚卸ししてほしいのが「自分が持っている資格全体の維持戦略」です。資格は取って終わりではなく、維持するコスト(お金・時間・手続き)がかかります。ここを戦略的に管理できると、無駄な出費を抑えつつ、案件で武器になる資格だけを効率よく維持できます。

「維持する資格」と「手放す資格」を仕分ける

まず、自分が保有する資格を「現在の仕事に直結しているか」で仕分けます。直結している資格は、多少コストがかかっても維持する価値があります。逆に、取得したものの一度も案件で使っていない資格は、更新コストをかける優先度が下がります。

ITILで言えば、IT運用・サービスマネジメントの案件を継続的に受けている人にとっては「維持する資格」、すでにその分野から離れた人にとっては「手放してもよい資格」の候補になります。このとき判断材料になるのが、その分野の案件がどれくらいあるか、単価がどうかという情報です。たとえばAI・マーケティング・セキュリティのお仕事のように、IT系のスキルを活かせる在宅案件のジャンルを眺めてみると、自分のITスキルがどの方向で需要があるかが見えてきます。

更新コストを「学び直しの機会」に変える

CPDによる更新の良いところは、「やらされる更新」を「自分のための学び直し」に変えられる点です。どうせポイントを積むなら、いま現場で求められている最新トピック(クラウド運用、AIによる障害検知、セキュリティ運用など)を学ぶ機会にしてしまうのが賢いやり方です。

こうした「働きながら学び直す」スキルアップの進め方については、最速で合格する資格勉強法|働きながら3ヶ月で取得した5つの方法が参考になります。忙しい中で効率よく知識をアップデートする方法を知っておくと、更新を負担ではなくキャリアの投資として活かせます。

IT資格は「掛け合わせ」で価値が上がる

ITIL単体でも価値はありますが、他の資格やスキルと掛け合わせると、案件での説得力が一段と増します。たとえば、ITサービスマネジメントの知識(ITIL)に、データ分析やAIのスキルを足すと、「運用を回せるだけでなく、データドリブンに改善提案までできる人材」として差別化できます。

データ分析やAI分野の資格としては、Googleアナリティクス認定資格E資格(JDLA ディープラーニング エンジニア)が代表的です。前者はWeb解析の基礎を証明する資格、後者はディープラーニングの専門知識を問う資格で、いずれもIT運用の経験と組み合わせると相乗効果があります。データ系の職種の広がりについてはデータサイエンティスト AI機械学習の違いと年収・資格・成功ロードマップも参考になります。

在宅ワーク・フリーランス視点での独自データ考察

最後に、在宅ワーク仲介サイトに蓄積されたデータの観点から、ITIL更新をどう位置づけるべきかを考えてみます。客観的なマクロの数字で見ると、いくつかはっきりした傾向が浮かび上がります。

資格は「案件獲得」より「単価維持」に効く

在宅・フリーランスの案件マッチングを観察していると、資格そのものが「案件を獲得する直接の決め手」になるケースは、実はそれほど多くありません。発注者が最終的に重視するのは、実績やポートフォリオ、コミュニケーションの取りやすさといった要素です。

では資格は意味がないのかというと、そんなことはありません。資格が効くのは「単価の維持・交渉」の局面です。同じ実績でも、関連資格を保有している人のほうが、提示単価への納得感を得やすく、値下げ交渉を受けにくい傾向があります。ITサービス運用案件は単価が比較的安定しているジャンルですが、その安定単価を「正当に保つ盾」として資格が機能する、というのが現場感覚に近い説明です。だからこそ、案件で使い続けている資格は、コストをかけてでも有効状態を保つ価値があります。

更新の手間は「年単位の小さな投資」と捉える

ITILの更新は3年に一度のサイクルです。仮に更新に数万円かかったとしても、3年で割れば年あたりの負担は小さく、案件単価を1件分維持できれば十分に回収できる水準です。つまり、更新を「出費」と捉えるか「単価を守るための小さな投資」と捉えるかで、心理的な負担はまったく変わってきます。

特に在宅ワークでは、業務委託マッチングサービスを通じて複数のクライアントと並行して取引するスタイルが一般的です。手数料0%で直接やり取りできる在宅ワーク求人サイトを使えば、仲介コストを抑えつつ単価を確保しやすくなります。資格で単価の「下限」を守り、低コストなプラットフォームで「手取り」を最大化する。この2つを組み合わせるのが、IT系フリーランスの堅実な戦略です。

スキルの掛け合わせで「IT以外」の入口も持つ

ITIL更新を考えるこの機会に、ぜひ視野を広げてほしいことがあります。それは、ITスキルを別ジャンルの在宅ワークにも転用できる、という事実です。たとえば、論理的に手順を整理する力は教育系の仕事にも活きますし、家庭教師・受験・資格サポートのお仕事のように、自分が学んできた知識を他者に教える形で収益化する道もあります。また、IT知識とクリエイティブを掛け合わせれば、作曲・編曲・効果音・ジングルのお仕事のような制作系の在宅案件で、デジタルツールを使いこなす強みを発揮することもできます。

ITILという一つの資格の更新を入口に、自分のスキルがどこまで広がるかを考えてみる。これが、変化の速いIT業界で長く働き続けるための、地に足のついた考え方だと私は思います。資格は、あなたのキャリアの選択肢を狭めるものではなく、広げるための土台です。法律も資格も、正しく使えばあなたの味方になります。

公的機関・関連参考情報

本記事の内容に関連する公的機関や信頼できる情報源は以下の通りです。最新情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. 古いITIL v3の資格も更新が必要ですか?

いいえ、不要です。すでに研修と試験の提供が終了したITIL v3などの「リタイア済み資格」には3年更新制度は適用されません。ただしv3は現行のITIL 4とは体系が異なるため、最新知識を問われる案件ではv3単独だと弱く見られる点には注意が必要です。

Q. ITIL資格を更新しないと具体的にどうなりますか?

更新されないと公式ポータルや合格者登録簿の表記が「期限切れ」となり、デジタルバッジが消失します。客観的に有資格者だと証明できなくなり、失効後の復活には更新より高額な再受験が必要になる場合があります。案件での単価維持に影響するため、期限管理をおすすめします。

Q. ITIL資格の更新にはいくらかかりますか?

更新方法によって異なります。CPD(継続的専門能力開発)でポイントを積む方法は比較的軽い負担で済みます。一方、失効後に再取得する場合、ITIL 4 Foundationの受験料は試験単体で4万円前後、研修付きだと10万円超になることもあり、更新より割高です。

Q. CPDによる更新とはどういう仕組みですか?

CPDは研修参加・学習・実務経験などの活動を記録し、規定のポイントを積み上げることで資格を維持する仕組みです。試験を受け直さなくても「学び続けている事実」で更新できるのが利点です。日常業務がそのままポイントになるため、実務に携わる人に向いています。

長谷川 奈津

この記事を書いた人

長谷川 奈津

行政書士・元企業法務

企業法務で年間200件以上のフリーランス契約を処理した経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。

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