ノーコードツールで副業|Bubble・Webflowで作るWebアプリ受注の始め方


この記事のポイント
- ✓ノーコードツールを使った副業の始め方を解説
- ✓Bubble・Webflow・Glideで受注できるWebアプリ案件の種類
- ✓学習方法まで実体験を交えて紹介します
「コードが書けないとWeb系は無理でしょ」。これ、もう古い。Bubble(Bubble Group社、2012年創業のノーコードプラットフォーム、世界で400万ユーザー)やWebflow(Webflow社、2013年創業、2022年にユニコーン入り)を使えば、コードを1行も書かずにWebアプリを作ってクライアントに納品できる。
私はもともとUI/UXデザイナーですが、ノーコードツールを覚えたことで受注できる案件の幅が一気に広がりました。デザインだけでなく、デザイン + 実装をセットで提供できるようになったんです。単価は1.5〜2倍になりました。
ただ、最初からうまくいったわけじゃありません。Bubbleを覚えたてで受けた最初の案件が、美容室の予約システム。見積もり15万円、納期2週間で引き受けたんですが、データベース設計でつまずいて5週間かかりました。予約の「重複防止」ロジックがBubbleの無料チュートリアルには載っていなくて、海外のフォーラムを必死に漁る羽目に。結局、時給換算で750円。この経験から「Bubbleで何ができて何ができないか」を事前に検証してから見積もりを出すようになりました。
ノーコードで副業、何ができる?
受注できる案件の種類と単価
| 案件タイプ | 主要ツール | 単価目安 | 制作期間 |
|---|---|---|---|
| コーポレートサイト制作 | Webflow | 15〜40万円 | 2〜4週間 |
| LP(ランディングページ)制作 | Webflow / STUDIO | 5〜20万円 | 1〜2週間 |
| 業務管理アプリ(社内ツール) | Bubble / Glide | 20〜80万円 | 2〜6週間 |
| 予約システム | Bubble | 30〜60万円 | 3〜5週間 |
| ECサイト(小規模) | Shopify / Webflow | 10〜30万円 | 2〜3週間 |
| マッチングアプリ(MVP) | Bubble | 50〜150万円 | 4〜8週間 |
意外と高いと思いませんか? ポイントは、クライアントにとって「コードを書いているかどうか」は関係ないということ。欲しいのは「動くWebアプリ」であって、作り方は問われません。
主要ノーコードツールの比較
2026年のツール選び
| ツール | 得意分野 | 月額費用 | 学習難易度 |
|---|---|---|---|
| Bubble | Webアプリ全般 | $32〜349 | ★★★★ |
| Webflow | Webサイト・LP | $18〜49 | ★★★ |
| Glide | 業務アプリ(モバイル) | $0〜249 | ★★ |
| FlutterFlow | モバイルアプリ | $30〜70 | ★★★★ |
| STUDIO | 日本語サイト制作 | ¥1,580〜4,980 | ★★ |
副業で最初に学ぶなら、WebflowかBubbleのどちらかをおすすめします。
- Webflow:Webサイト・LP制作が中心。デザインの自由度が高く、案件数も多い
- Bubble:Webアプリ開発ができる。学習コストは高いが、単価も高い
両方できれば理想ですが、まず1つに絞って2〜3ヶ月で習得するのが効率的です。
Xでもノーコードを活用した副業の盛り上がりが見られます。
ノーコードとAI自動化の組み合わせは2026年のトレンド。ただ、こういう「仕組み化で月収○○万円」系の情報は、自分のスキルで受託案件をこなせるようになってから参考にするのが正解です。まずはクライアントワークで実績を作ることが先。
ノーコード副業の始め方
Step 1:ツールを選んで無料で触る(1週間)
BubbleもWebflowも無料プランがあります。まずはチュートリアルに沿って、実際にアプリやサイトを作ってみてください。YouTube上に日本語のチュートリアルが大量にあるので、困ることはありません。
Step 2:サンプルプロジェクトを3つ作る(2〜4週間)
ポートフォリオ用に、以下の3つを作ることを推奨します。
- コーポレートサイト(架空の会社でOK)
- 業務管理アプリ(タスク管理やシフト管理)
- LP(架空の商品やサービス)
この3つがあれば、案件応募時に「こういうものが作れます」と具体的に見せられます。
Step 3:案件に応募する(すぐに)
サンプルが2つ以上できたら、もう案件に応募して大丈夫です。完璧を目指して学習を続けるより、実案件で鍛えられるほうが圧倒的に成長が速い。
Step 4:得意分野を確立する(3〜6ヶ月)
数件こなすうちに、自分が得意な案件タイプが見えてきます。私の場合は「BubbleでのMVP開発」に特化しました。スタートアップからの依頼が多く、「アイデアを最速で形にする」ことに価値を感じてもらえています。
収入の目安
週10〜15時間の副業として、半年後の月収目安です。
| ツール | 月収目安(副業) | 月収目安(フリーランス) |
|---|---|---|
| Webflow | 10〜25万円 | 30〜60万円 |
| Bubble | 15〜40万円 | 40〜100万円 |
| STUDIO | 5〜15万円 | 20〜40万円 |
Bubbleの方が単価は高いですが、学習コストも高い。短期間で収入を得たいなら、WebflowかSTUDIOのLP制作から始めるのが確実です。
ノーコード副業の注意点
「ノーコードだから簡単」は幻想
ツールの操作は確かに簡単です。でも、案件として成立させるには設計力が必要。データベースの設計、ユーザーフローの設計、レスポンシブ対応。コードを書かないだけで、考えることはプログラミングと同じくらいあります。
NG例とOK例:クライアントへの説明
NG例:ノーコードの限界を隠す 「何でも作れます!」と言って受注した結果、ユーザー数が増えたときにBubbleの処理速度が落ち、クライアントから「使い物にならない」とクレーム。信頼を失って契約終了。
OK例:最初から正直に伝える 「Bubbleで作るMVPは、ユーザー数1,000人程度までは快適に動きます。それ以上になったら、コード化(フルスクラッチ開発)への移行をおすすめします。移行を見据えたデータ設計にしておきますね」 → クライアントは「この人は信頼できる」と判断し、長期契約につながる。
ノーコードツールを用いた副業では、仕事内容はLP制作から業務アプリ開発まで幅広く、報酬単価は案件の規模とツールの習熟度によって大きく異なります。特にBubbleやWebflowのスキルは市場価値が高まっています。
スケーラビリティの限界
ノーコードツールには、ユーザー数やデータ量の上限があります。大規模なシステムには向きません。クライアントに「将来的にユーザーが1万人を超えるなら、ノーコードでは対応が難しい可能性がある」と正直に伝えることも、信頼につながります。
ツールのロックイン
Bubbleで作ったアプリは、Bubbleでしか動きません。クライアントが将来的にツールを変えたい場合、ゼロからの作り直しが必要になります。この点は事前に説明しておくべきです。
ノーコード × 他スキルの掛け合わせ
ノーコードツールの操作だけなら、ぶっちゃけ参入障壁は低い。差別化するには、他のスキルとの掛け合わせが効きます。
| 掛け合わせスキル | 効果 | 単価への影響 |
|---|---|---|
| UI/UXデザイン | デザインから実装まで一気通貫 | +50〜100% |
| マーケティング | CV最適化を含むLP制作 | +30〜50% |
| ビジネス設計 | 業務フロー分析 + アプリ化 | +40〜80% |
| API連携(軽いコード) | 外部サービスとの連携 | +30〜60% |
スキルアップの費用面が気になる方は、教育訓練給付金制度の活用も検討してください。@SOHOの教育訓練ガイドでは、Webデザインやプログラミングの対象講座も紹介しており、受講費用の最大70%(上限56万円)が国から支給される制度があります。
案件獲得チャネルとポートフォリオの見せ方
ノーコード副業で意外と詰まるのが「最初の案件をどこで取るか」です。私自身は最初の半年でクラウドソーシング・直営業・SNSの3経路を全部試しましたが、結論から言うと、それぞれ役割を分けて使うのが一番効率がいい。
| チャネル | 案件単価 | 受注までの平均日数 | 向いているフェーズ |
|---|---|---|---|
| クラウドワークス・ランサーズ | 5〜15万円 | 7〜14日 | 実績ゼロ〜3件目 |
| ココナラ(パッケージ販売) | 3〜10万円 | 14〜21日 | 単発案件で稼働率を埋めたい時 |
| X(旧Twitter)からの直接DM | 15〜50万円 | 21〜45日 | 実績5件以上ある時 |
| 制作会社からの下請け | 20〜80万円 | 30〜60日 | 安定収入が欲しい時 |
| ノーコード専門エージェント | 30〜120万円 | 14〜30日 | フリーランス専業化前 |
特に効果が高かったのは、Xでノーコード案件のRT稼ぎ投稿に「弊社作例ですがXX時間で作れます」と作例URLを添えてリプライする方法。これで月に2〜3件、平均25万円の案件が安定して入るようになりました。
ポートフォリオは「Notionで作る」のが今の主流です。WebflowやBubbleで凝ったポートフォリオサイトを作る人もいますが、クライアントが見たいのは「成果物」と「工数」と「価格」だけ。NotionでURLごとに公開しておけば、修正も即時で済みます。掲載する情報は以下の5点に絞ってください。
・サムネイル画像(実際の画面キャプチャ、ぼかしなし) ・要件定義の概要(クライアントの困りごとを2〜3行) ・採用したツールと選定理由(なぜBubbleなのか、なぜWebflowなのか) ・制作期間と総工数(「2週間・実働40時間」のように具体数字) ・納品後の成果(CVR向上率、業務時間削減率など)
5点目の「成果」は、新規案件のときは「〇〇という効果が見込める設計です」と仮説で書いてOK。納品後にクライアントから数字をヒアリングして、後から差し替えていく運用で十分です。
ノーコードツールでは、HTMLやCSSなどの専門的な知識を持たない非エンジニアでも、Webサイトやアプリ、業務システムなどを構築できます。導入前に「何を作りたいか」「どのくらいの規模か」を明確にすることで、最適なツールを選定できます。 出典: nri.com
契約・見積もり・トラブル回避の実務
ノーコード案件で一番揉めるのが「追加要望の取り扱い」です。コードを書かない分、クライアントから「ここにボタン1個追加してほしい」「この色だけ変えてほしい」という小さな依頼が頻発します。これを全部無料で受けると、時給500円を切る案件になります。私が冒頭で書いた「予約システムで時給750円」事件の原因の半分は、この追加要望の管理ミスでした。
防ぐためのルールは3つです。
- 見積もり段階で「修正回数」を明記する。見積書に「デザイン修正3回・実装後修正2回まで含む。それ以降は1回あたり5,000円」と書いておく。
- 「保守契約」を別建てで提案する。納品後の小さな修正は、月額15,000〜30,000円の保守契約に巻き取る。クライアントも「いつでも頼める安心感」を買えるので意外と契約してくれます。
- 追加機能は別見積もりにする。「ボタン追加」も「機能追加」と定義して、必ず別見積もりを送る。ここで「無料でやってほしい」と言われたら、その案件は損切りラインです。
契約書は、フリーランス協会が公開している無料テンプレートで十分です。重要なのは以下の条項を必ず入れること。
| 条項名 | 必ず書く内容 |
|---|---|
| 検収期間 | 納品後14日以内に検収。期間経過で自動承認 |
| 著作権の帰属 | 報酬完済後にクライアントへ移転 |
| ツール契約の主体 | Bubble・Webflow等の月額費用は誰が負担するか明記 |
| 損害賠償の上限 | 報酬総額を上限とする旨を明記 |
| 保守の範囲外 | スパムアタック・第三者APIの仕様変更は対応外 |
特に「ツール契約の主体」は揉めやすいポイントです。Bubbleの月額$32〜349を誰が払うのかを最初に決めておかないと、納品後にクライアント側で支払いが止まり「サイトが消えた、責任を取れ」という話になりかねません。基本は「納品時にクライアントのアカウントへ譲渡し、以降の月額はクライアント負担」が安全です。
ノーコード案件で本業を超えるための稼働設計
副業として続ける場合、平日夜と週末だけで回せる稼働設計にしないと続きません。私が3年やってきて落ち着いた稼働モデルは「平日2時間×5日 + 土日各5時間 = 週20時間」です。これで月収25〜40万円のレンジに収まります。
| 曜日 | 時間帯 | 主な作業内容 |
|---|---|---|
| 月〜金 | 21:00-23:00 | 案件実装・クライアント対応 |
| 土曜 | 9:00-14:00 | 大物実装・要件定義書作成 |
| 日曜 | 9:00-12:00 | 営業・見積もり作成・ポートフォリオ更新 |
| 日曜 | 14:00-16:00 | 学習・新ツール検証 |
ポイントは、平日夜にクライアントとの打ち合わせを入れないこと。平日夜は「黙々と手を動かす時間」と決めて、打ち合わせは土曜午前に集約すると、頭の切り替えコストが激減します。
それと、ノーコード案件は「請求書発行」「経費管理」「源泉徴収の処理」などの事務作業が地味に時間を食います。週20時間のうち2〜3時間は事務に消えると見ておくべきです。会計freeeやマネーフォワードクラウドの月額1,000〜2,000円プランを最初から導入したほうが、結果的に時給は上がります。
確定申告で青色申告(控除65万円)を狙うなら、開業届と青色申告承認申請書を事前に出しておく必要があります。副業段階でも開業届は出せるので、月収が10万円を安定して超えてきたら検討してください。
よくある質問
Q. 初心者が副業で始めるなら、どのツールが一番稼ぎやすいですか?
まずはSTUDIOをおすすめします。日本語のリソースが豊富で、日本のクライアントが好むデザインを実現しやすいため、最初の実績を作るハードルが低いです。クラウドソーシングサイトでも「STUDIO制作」という指定条件の案件が急増しています。
Q. Bubbleの学習にはどれくらいの期間が必要ですか?
基礎的なCRUDアプリ(Todoリスト等)を作るレベルであれば、約40時間から50時間の学習で到達可能です。ただし、外部API連携や複雑なデータベース設計を含む実務レベルに達するには、200時間から300時間以上の実践的なアウトプットが必要になります。
Q. Webflowは英語が苦手でも習得できますか?
不可能ではありませんが、かなり苦労します。設定画面の単語一つひとつが専門的なWeb用語(Flexbox, Relative, Absoluteなど)であるため、英語アレルギーがある方にはSTUDIOやWixの方が無難です。逆に英語に抵抗がないなら、グローバルの巨大なコミュニティから最新のテンプレートやTipsを得られるため、大きな武器になります。
Q. 最初の案件はどうやって獲得すればいいですか?
クラウドソーシングサイトで「Googleスプレッドシートの自動化」や「スクレイピング (データ収集)」など、小規模な業務効率化案件から探すのがおすすめです。Cursorを 使えばこれらは短時間で実装できるため、まずは低単価でも「実績(評価)」を積むこ とに注力しましょう。
Q. Bubbleで作ったアプリの動作は遅くないですか?
データベースの設計(インデックスの活用や検索範囲の最適化)と、フロントエンドでの描画処理の工夫次第で、実用的な速度を保つことは十分に可能です。パフォーマンスの問題の9割は、ツールの限界ではなく開発者の設計不良に起因しています。
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この記事を書いた人
河野 あかり
AIツール研究家・元UI/UXデザイナー
UI/UXデザイン会社を経て、AIとデザインの融合に注力。Figma AI、Midjourney、GitHub Copilotなど最新AIツールの実践的な活用法を発信しています。
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