似顔絵・SNSヘッダー制作で副収入を得るには?相場と始め方

河野 あかり
河野 あかり
似顔絵・SNSヘッダー制作で副収入を得るには?相場と始め方

この記事のポイント

  • 似顔絵やSNSヘッダー制作で副収入を得る方法を解説
  • ポートフォリオの作り方
  • クライアント獲得のコツまで実体験をもとにまとめました

「似顔絵を描くのが好き」「友達のSNSアイコンを頼まれることがある」——そんな人にとって、似顔絵やSNSヘッダー制作は副業の入り口として最適なジャンルだ。

私がこの仕事を始めたきっかけは、会社の同僚から「SNSのアイコン描いてよ」と頼まれたこと。無料で描いたら他の同僚からも次々と依頼が来て、「これ、お金もらえるのでは?」と気づいた。クラウドソーシングに登録してみたら、思った以上に需要があった。

似顔絵・SNSヘッダー制作の案件相場

まず気になるのは「いくら稼げるのか」だろう。案件の種類別に相場をまとめた。

案件タイプ 単価目安 作業時間の目安
SNSアイコン(1人) 2,000〜8,000円 1〜3時間
SNSアイコン(カップル/家族) 5,000〜15,000円 2〜5時間
SNSヘッダー画像 3,000〜15,000円 2〜4時間
ウェルカムボード用似顔絵 10,000〜30,000円 5〜10時間
名刺用似顔絵 3,000〜10,000円 1〜3時間
YouTubeチャンネルアート 5,000〜20,000円 3〜6時間

SNSアイコン1件で2,000〜8,000円。週に3件こなせば月に3〜10万円の副収入になる計算だ。作業時間が短いのもこのジャンルの魅力で、本業が終わった後の夜の時間だけでも十分に対応できる。

始め方のステップ

Step 1:自分のテイストを確定する

似顔絵と一口に言っても、テイストは千差万別だ。

  • リアル系:写真に忠実、結婚式やプレゼント向き
  • デフォルメ系:2〜3頭身、SNSアイコン向き
  • アニメ調:アニメ風に仕上げる、VTuber界隈に人気(漫画・イラスト制作のスキルが活きる)
  • ゆるかわ系:シンプルな線、幅広い層に受ける
  • おしゃれ系:ファッションイラスト風、女性に人気

最初から全テイストに対応しようとするのはNG。1つのテイストを極めて「この人に頼みたい」と思わせるのがポイントだ。

私はデフォルメ系に絞ったことで、「かわいい似顔絵ならこの人」というポジションを取れた。

Step 2:サンプル作品を用意する

最低5〜10点のサンプルを作成しよう。実際のクライアントワークがなくても、友人や有名人の似顔絵でOKだ。

サンプル作成のコツ

  • 男女両方を描く
  • 年齢層を幅広く(20代〜50代)
  • 背景あり/なし両方のバージョンを用意
  • 実際の納品サイズで作成する

Step 3:クラウドソーシングに出品する

@SOHOのようなクラウドソーシングサイトに出品する。プロフィールには以下を必ず記載しよう。

  • 対応可能なテイスト(サンプル画像付き)
  • 料金表(オプション別の明朗会計)
  • 納期の目安
  • 修正対応の条件

Step 4:SNSで集客する

XやInstagramでの発信も重要な集客チャネルだ。「描いてみた」シリーズや、制作過程のタイムラプス動画が拡散されやすい。

売上を伸ばすテクニック

セット販売で客単価を上げる

「アイコン + ヘッダー画像セット」で割引を提供すると、単品よりも受注率が上がる。

プラン 内容 価格例
ライトプラン アイコン1点 3,000円
スタンダードプラン アイコン + ヘッダー 5,000円(1,000円お得)
プレミアムプラン アイコン + ヘッダー + 名刺用 8,000円(2,000円お得)

季節イベントに合わせた販促

クリスマス、バレンタイン、年末年始——SNSのアイコンを変えたくなるタイミングは決まっている。イベントの1ヶ月前から「クリスマスver.描きます」と告知しておくと、まとまった受注が入る。

法人向けに展開する

個人向けだけでなく、法人のニーズにも目を向けよう。社員のSNSアイコンを統一テイストで制作する案件や、企業の公式SNS運用用ヘッダーの制作は単価が高い。

差別化のためのテイスト戦略

似顔絵やSNSヘッダーの案件は競合が多い。その中で選ばれるためには、明確な差別化が必要だ。

テイストに名前をつける 「ふんわり水彩風似顔絵」「ミニマルおしゃれアイコン」のように、自分のテイストにキャッチーな名前をつけると、クライアントの記憶に残りやすい。プロフィールにその名前を入れておけば、検索されたときにも有利だ。

サンプルを定期的に更新する 同じサンプルをずっと使い続けていると、鮮度が落ちる。月に1〜2回は新しいサンプルを追加しよう。季節感のあるサンプル(桜バージョン、ハロウィンバージョンなど)を用意すると、時期に合った検索で見つけてもらいやすくなる。

ビフォーアフターを見せる 「この写真がこんな似顔絵になりました」というビフォーアフターの比較は、クライアントが完成イメージを持ちやすい。SNSでも反応が良いコンテンツだ。掲載許可をもらった上で投稿しよう。

ターゲットを明確にする 「ビジネス用プロフィール写真の代わりになるスタイリッシュな似顔絵」「ママさん向けの家族似顔絵」など、ターゲットを絞って訴求すると、該当する層からの依頼が集まりやすくなる。

注意すべきポイント

肖像権への配慮 芸能人やスポーツ選手の似顔絵をサンプルに使う場合、商用利用や著作権の問題に注意が必要だ。あくまで「サンプル」として提示し、販売目的では使わないようにする。

写真の加工との線引き 写真をトレースしてイラスト風に仕上げるのか、ゼロから描くのかで手間も単価も変わる。写真のトレースは著作権的にグレーなケースもあるので、依頼主から提供された写真を参考に手描きするのが安全だ。

納品フォーマットの確認 SNSアイコンはプラットフォームごとに推奨サイズが異なる。Xは400×400px、Instagramは320×320px。クライアントが使用するSNSを事前に確認して、適切なサイズで納品しよう。

月5万円を達成したリアルな経緯

私の場合、副業開始から月5万円に到達するまで約4ヶ月かかった。

  • 1ヶ月目:サンプル作成、出品。受注ゼロ
  • 2ヶ月目:初受注3件。売上9,000円
  • 3ヶ月目:リピーター獲得。売上28,000円
  • 4ヶ月目:SNS経由の依頼も。売上52,000円

焦らず、まずは1件の受注に集中すること。1件の丁寧な仕事が、次の仕事を連れてくる。

よくある質問

Q. デジタルとアナログ、どちらがいい? A. 在宅ワークとして受けるならデジタル一択だ。修正の対応がしやすく、納品もデータで完結する。ただし、「手描き感」のあるデジタルイラストは人気がある。

Q. 顔写真の代わりにSNSアイコンを使う人は増えている? A. 確実に増えている。特にビジネスSNS(X、LinkedIn等)で、実写の代わりに似顔絵アイコンを使う人が増加中だ。「顔出しはしたくないが、親しみやすさは出したい」というニーズに応えている。

Q. 海外からの依頼は受けられる? A. 受けられる。英語でポートフォリオを公開すれば、海外からの依頼も来る。支払いはPayPal経由が一般的だ。

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河野 あかり

この記事を書いた人

河野 あかり

AIツール研究家・元UI/UXデザイナー

UI/UXデザイン会社を経て、AIとデザインの融合に注力。Figma AI、Midjourney、GitHub Copilotなど最新AIツールの実践的な活用法を発信しています。

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